JPS6245718Y2 - - Google Patents

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JPS6245718Y2
JPS6245718Y2 JP565881U JP565881U JPS6245718Y2 JP S6245718 Y2 JPS6245718 Y2 JP S6245718Y2 JP 565881 U JP565881 U JP 565881U JP 565881 U JP565881 U JP 565881U JP S6245718 Y2 JPS6245718 Y2 JP S6245718Y2
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container
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water
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、送水源からの水に消火薬剤を混合し
て供給するようにした消火薬剤供給装置に関し、
特に、消火薬剤の貯蔵を簡便にすると共に、消火
活動において消火薬剤の運搬と供給装置へのセツ
トを容易に行なえるようにした消火薬剤供給装置
に関する。
一般に、火災時における延焼面積1m2当りの放
水量は1.5トンと云われており、このため、延焼
をまぬがれたにもかかわらず、中・高層住宅、マ
ンシヨン等の建築物では階下に位置する世帯が著
しい水損被害を被るという事態が生じている。
そこで、水損被害を極力抑えるために、現在、
小型消火器等に用いられている強化薬剤を混合し
て放水することが考られ、実験的には今迄の放水
量の約10分の1以下で済むということが確認され
ている。
しかしながら、このような消火薬剤(強化薬
剤)の供給装置は、消防車等により火災現場に持
ち運びのできる消防隊用の放射器具としては実用
化されておらず。消火活動に適した装置構成とす
ること、及び消火薬剤の貯蔵及びその取扱い等に
ついては今後の課題として残されている。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、消防隊
用の放射機具として好適な構造を有し、且つ、消
火薬剤の貯蔵と消火活動に際しての供給装置への
セツト、及び消火中に使い終つたときの交換を簡
単且つ容易にして放水による水損を極力抑えると
共に、少ない放水量で速やかに消火を行なうこと
のできる消火薬剤供給装置を提供することを目的
とする。
すなわち、本考案によれば、送水源からの水
と、容器に貯蔵した消火薬剤とを混合器により混
合して供給するようにした装置に於いて、消火薬
剤を貯蔵した変形自在な隔膜部位を有する袋状の
内容器と、この内容器の隔膜部位を保護するよう
に装着された保護筒と、上記内容器及び保護筒を
容器本体に出し入れできるように開かれる容器蓋
を有すると共に、容器本体及び容器蓋に備えたフ
ランジ部をバンドカツプリングにより締付けて上
記内容器と保護筒とを収納する外容器とを設け、
外容器内に加圧水を供給することで内容器の隔膜
部位を押圧して消火薬剤を混合器に送り出せるよ
うにしたことを特徴とする消火薬剤供給装置が提
供されるものである。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を平面図に示したも
ので、第2図にその正面図を示す。
まず、第1,2図を参照して全体の装置構成を
説明すると、1は本考案の装置を塔載した台車で
あり、右側に索引接手2を有し、索引接手2の下
部に転動方向が自在となる前輪3を取付け、左側
には一対の後輪(固定輪)4を取付けている。従
つて台車1は、消防車等により火災現場に運んで
から消防隊により所望の箇所に移動させることが
できる。
台車1のうえには、後の説明で明らかにする特
有の構造を有する薬剤タンク5、及び放射ノズル
6を装着したホース7を巻回したホースリール8
が設けられ、ホースリール8のホース7に対して
は、加圧水受口9、止弁10と定流量弁11を備
えた2系統の管路、及び薬剤を混合する混合器1
2を介して加圧水が供給されるように配管接続が
行なわれており、一方、薬剤タンク5に対して
は、混合器12の1次側から強化ゴムホース13
によつて加圧水が導入され、薬剤タンク5から強
化ゴムホース14によつて混合器12に消火薬剤
を供給するようにしている。このようにして混合
器12に対して供給される消火薬剤の量は、加圧
水の量の約1〜3パーセント程度の量となる。
尚、15は、補助放水ホース用の接続口であ
る。
第3図は第1,2図の実施例における薬剤タン
ク5を取り出して軸方向の半断面図にて示したも
のであり、まず、その外容器16は、容器本体1
6aと容器蓋16bとからなり、そのフランジ部
17a,17bに、ワンタツチ操作で締付けを行
なうことのできるバンドカツプリング18を備え
ており、バンドカツプリング18を外すことで容
器蓋16bを開けることができるようにしてい
る。
また、容器本体16aの底部には、加圧水を導
入する加圧口19が設けられ、容器蓋16bの中
央には消火薬剤を送り出すための送液口20が設
けられており、加圧口19及び送液口20のそれ
ぞれには、第1,2図に示したように、強化ゴム
ホース13,14が接続されている。
一方、外容器16の内部には、消火薬剤を貯蔵
した内容器21と保護筒22が収納されており、
その詳細は、第4,5図に取り出して示される。
第4,5図において、まず内容器21は、その
容器本体部分が変形自在な隔膜部位23により袋
状に形成されており、この隔膜部位23として
は、軟質膜材である合成ゴム、合成繊維、塩化ビ
ニール、ポリプロピレン等のシートを用いてい
る。
また、内容器21の蓋部分24は本体部分と一
体に形成されているが、その肉厚を厚くすること
により硬質部位とされており、中央に、破口用の
すり割り溝を備えた薄肉の破口25を有すると共
に、キヤツプにて閉止された消火薬剤の充てん口
26を備えている。
一方、内容器21の隔膜部位23の外側には、
内部に補強鋼線27を埋設した発泡スチロールで
形成した保護筒22が設けられ、内容器21を保
護筒22の中に入れることによつて、内容器21
の隔膜部位23が充てんしている消火薬剤の重み
で破れたり、物にぶつかつて破れたりしないよう
に保護している。
勿論、保護筒22の底部には、内容器21の隔
膜部位23を押圧する加圧水を導入するための加
圧水流入口28を設けている。尚、保護筒22と
しては、更に強度を増すために、第6図Aに示す
ように、補強鋼線27に加えて補強ネツト30を
埋設するようにしても良いし、また、同図Bに示
すように、内側を発泡スチロールの保護筒22と
すると共に、その外側に強化プラスチツク、
FRPなどの補強材33を外層として形成するよ
うにしても良い。
また、内容器21に充てんする消火薬剤として
は、小型消火器用の薬剤として用いられる高濃度
の炭酸カリウム溶液、あるいは、投てき用消火弾
に用いられているアンモニウム、アルカリ金属類
の塩化物、硫酸塩類、炭酸塩類又はリン酸塩類等
の高濃度溶液とする。
次に作用を説明する。
まず、第1,2図の供給装置の薬剤タンク5に
対する消火薬剤のセツトは、第4,5図に示した
消火薬剤を貯蔵した内容器21を、第3図に示す
ように、外容器16のバンドカツプリング18を
外して容器蓋16bを開いた状態で、外容器16
の容器本体16a内に納め、容器蓋16bを閉じ
てそのフランジ部17a,17bを締付けると、
容器蓋16bの送液口20の内側に装着している
カツター29が内容器21の破口25を破り、消
火薬剤を送液可能にする。
このような状態で、加圧口19より加圧水が導
入されると、加圧水は保護筒22内に収納してい
る内容器21の隔膜部位23を23′のように押
し上げ、消火薬剤を送液口20から混合器12
(第1,2図参照)に供給し、送出源からの水に
約1〜3パーセントの割合で混合して消火水とし
て放水させるようになる。
このような消火薬剤の混合による消火作用は、
水による冷却効果に加えて、アンモニウムを主成
分とする消火薬剤を例にとると、消火薬剤に含ま
れる尿素の分解による二酸化炭素ガスの生成とア
ンモニアの分解による窒素ガスの発生、すなわ
ち、 CO(NH22+H2O→CO2+2NH3 4NH3+3O2→2N2+6H2O の反応をもつて窒息消火が行なわれ、更に、アン
モニアガスが生成された後の熱分解による窒素ガ
スをもつて燃焼の抑制が行なわれ、加えて、水の
粘性が高められることで、燃焼面へ付着し易くな
つて消火後の防火作用が得られるようになる。
また、放水中に消火薬剤を使い切つたときに
は、バンドカツプリング18を外して容器蓋16
bを開け、使い終つた内容器21を新しい内容器
21と入れ替えることで、継続した消火薬剤の混
合によ放水を行なうことができる。
第7図は第1,2図の実施例で用いる薬剤タン
ク5の他の実施例を軸方向の半断面図にて示した
もので、外容器16の容器蓋16bの頭頂部に瓶
口34を形成し、この瓶口34にキヤツプ35に
よつて送液口20を螺着することで、内容器31
の消火薬剤を送液できるようにしたものである。
このような構造の外容器16に用いる内容器3
1及び保護筒32を、第8,9図に取り出して示
す。
第8図は内容器31を示したもので、フランジ
パツキン36の下側の部分は変形自在な隔膜部位
37であり、加圧水により押されると、37′の
ように変形して充てんしている消火薬剤を押し出
し、一方、フランジパツキン36の上側は、硬質
に成形されると共に、外容器16と同様に瓶口3
8が形成され、貯蔵又は運搬時にはキヤツプ39
により閉鎖されるようにしている。
また、第9図は、内容器31に装着される保護
筒32を示したもので、内容器31の上側と同様
な硬質のプラスチツク材料等で成形され、底部中
央の凹陥部40にパンチング孔を多数あけること
で、加圧水を導入できるようにしている。
このような構造でなる薬剤タンク5の特徴は、
消火薬剤を充てんしている内容器31を再使用す
ることができるという点である。すなわち、第3
図の実施例における内容器21は、カツター29
により内容器21の破口25を破つて使用するこ
とから、一度使い終つた内容器21は再使用でき
なかつたが、この実施例では、内容器31に充て
んした消火薬剤をキヤツプ39により封止して貯
蔵しておき、使用するときには、キヤツプ39を
取り外して、第7図に示すように外容器16に収
納し、使い終つたら再び消火薬剤を充てんしてキ
ヤツプ39を閉めることで、再使用できる。
更に、この実施例における内容器31と保護筒
32は、消火薬剤の貯蔵および火災現場等への運
搬を容易にするため、第10,11図に示すよう
に、保護筒32を装着した内容器31を収納でき
るように成形した発泡スチロール41を緩衝材と
してダンンボール箱42に箱詰めすることが望ま
しく、これによつて、消火薬剤の貯蔵および運搬
が更に容易なものとできる。
以上説明してきたように、本考案によれば、送
水源からの水と容器に貯蔵した消火薬剤とを混合
器によつて混合して供給するようにした消火薬剤
供給装置において、消火薬剤を可搬可能な内容器
に充てんして用いると共に、内容器の変形自在な
隔膜部位に保護筒を装着して保護するようにした
ため、消火薬剤の貯蔵および消火活動における取
扱いが簡単且つ容易となり、このような消火薬剤
を充てんした内容器を消火薬剤供給装置の外容器
に収納するだけで、消火薬剤の加圧水への混合が
でき、外容器に対する内容器のセツトも、外容器
がバンドカツプリングによる蓋の締付け構造とし
ていることから、極く簡単に行なうことができ、
このため、複数個の内容器を準備しておくこと
で、放水中に消火薬剤を使い切つても内容器を交
換するだけで、継続して消火薬剤を加圧水に混合
することができ、消火薬剤の混合で消火効果が飛
躍的に高められ、延焼の防止と、放水量の低減を
もつて水損被害を最小限に抑えることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した平面図、第
2図は第1図の正面図、第3図は第1図の実施例
で用いる薬剤タンクの一実施例を示した半断面
図、第4図は第3図の薬剤タンクの保護筒及び内
容器を取り出して示した半断面図、第5図は第4
図の平面図、第6図は保護筒の強化構造の他の実
施例を示した部分断面図、第7図は第1図の実施
例で用いる薬剤タンクの他の実施例を示した半断
面図、第8図は第7図の内容器を取り出して示し
た半断面図、第9図は第7図の保護筒を取り出し
て示した半断面図、第10図は第7図の保護筒を
装着した内容器の梱包状態を示した断面図、第1
1図は第10図の平面図である。 1……台車、2……索引接手、3……前輪、4
……後輪、5……薬剤タンク、6……放射ノズ
ル、7……ホース、8……ホースリール、9……
加圧水受口、10……止弁、11……定流量弁、
12……混合器、13,14……強化ゴムホー
ス、15……補助放水用のホース接続口、16…
…外容器、16a……容器本体、16b……容器
蓋、17a,17b……フランジ部、18……バ
ンドカツプリング、19……加圧口、20……送
液口、21,31……内容器、22,32……保
護筒、23,37……隔膜部位、24……蓋部
分、25……破口、26……充てん口、27……
補強鋼線、28……加圧水流入口、29……カツ
ター、30……補強ネツト、33……補強材、3
4,38……瓶口、35,39……キヤツプ、4
0……凹陥部、41……発泡スチロール、42…
…ダンボール箱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 送水源からの水と、容器に貯蔵した消火薬剤と
    を混合器によつて混合して供給するようにした消
    火薬剤供給装置に於いて、 上記消火薬剤を貯蔵した変形自在な隔膜部位を
    有する袋状の内容器と、該内容器の隔膜部位に装
    着された保護筒と、上記内容器と保護筒を容器本
    体に出し入れできるように開かれる容器蓋を有す
    ると共に、容器本体及び容器蓋に備えたフランジ
    部をバンドカツプリングにより締付けて上記内容
    器と保護筒とを収納する外容器とを設けたことを
    特徴とする消火薬剤供給装置。
JP565881U 1981-01-19 1981-01-19 Expired JPS6245718Y2 (ja)

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JP565881U JPS6245718Y2 (ja) 1981-01-19 1981-01-19

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JP565881U JPS6245718Y2 (ja) 1981-01-19 1981-01-19

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JPS57120048U JPS57120048U (ja) 1982-07-26
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