JPS6245478A - 二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法 - Google Patents
二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法Info
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- JPS6245478A JPS6245478A JP18310485A JP18310485A JPS6245478A JP S6245478 A JPS6245478 A JP S6245478A JP 18310485 A JP18310485 A JP 18310485A JP 18310485 A JP18310485 A JP 18310485A JP S6245478 A JPS6245478 A JP S6245478A
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- welding
- heat input
- stainless steel
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- pipe
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はパイプの造管溶接に係り、特に溶接部の耐食性
の劣化を低減することを目的とした二相ステンレス鋼の
パイプ溶接方法に関するものである。
の劣化を低減することを目的とした二相ステンレス鋼の
パイプ溶接方法に関するものである。
(従来の技術)
近年、海水による熱交換全初めとする海水利用あるいは
石油、天然ガスの掘削環境の苛酷化に伴って、油井管、
ギャザリングパイプ等に、塩化物環境下で使用に耐える
新たな高耐食・高強度材料として、二相ステンレス鋼の
適用が検討されている。
石油、天然ガスの掘削環境の苛酷化に伴って、油井管、
ギャザリングパイプ等に、塩化物環境下で使用に耐える
新たな高耐食・高強度材料として、二相ステンレス鋼の
適用が検討されている。
二相ステンレス鋼はフェライト・オーステナイトが通常
的1:1の比で微細・層状に混在した組織で、オーステ
ナイト系ステンレス鋼における欠点である塩化物環境で
の応力腐食割れや、フェライト系ステンレス鋼の欠点で
あるサワー環境での水素誘起割れ等にも抵抗力があり、
耐粒界腐食性にも優れた材料である。
的1:1の比で微細・層状に混在した組織で、オーステ
ナイト系ステンレス鋼における欠点である塩化物環境で
の応力腐食割れや、フェライト系ステンレス鋼の欠点で
あるサワー環境での水素誘起割れ等にも抵抗力があり、
耐粒界腐食性にも優れた材料である。
第2図はFe−Cr−Ni三元系におけるFe l)ソ
チサイドの模式的な凝二元系状態図(Fe濃度一定)で
あり、点線は二相ステンレス鋼の成分位置である。
チサイドの模式的な凝二元系状態図(Fe濃度一定)で
あり、点線は二相ステンレス鋼の成分位置である。
二相ステンレス鋼は、融点直下の高温に加熱されるとフ
ェライト単相となり、温度が低下するに従い、フェライ
ト粒界にオーステナイト相を析出する。従って母材では
固溶化熱処理を施すことにより、フェライト量とオース
テナイト量が、はソl:コ−の相バランス比になるよう
に成分設計されている。
ェライト単相となり、温度が低下するに従い、フェライ
ト粒界にオーステナイト相を析出する。従って母材では
固溶化熱処理を施すことにより、フェライト量とオース
テナイト量が、はソl:コ−の相バランス比になるよう
に成分設計されている。
一方溶接部では、溶接材料によって溶製された溶接金属
は、溶融状態からフェライトを晶出して、フェライト単
相で凝固を完了し、常温まで冷却される過程でオーステ
ナイトを析出する。このオーステナイトは、非常に粗大
化したフェライト粒とその粒界から、針状あるいはウィ
ドマンステッテン状に発達した組織となる。
は、溶融状態からフェライトを晶出して、フェライト単
相で凝固を完了し、常温まで冷却される過程でオーステ
ナイトを析出する。このオーステナイトは、非常に粗大
化したフェライト粒とその粒界から、針状あるいはウィ
ドマンステッテン状に発達した組織となる。
溶接のような短時間冷却による非平衡プロセスでは、析
出オーステナイト量は平衡量に達しなく、その割合いは
母材に比べて少く、このオーステナイト相の減少はC,
Nをフェライト相に炭・窒化物として析出しやすくする
。
出オーステナイト量は平衡量に達しなく、その割合いは
母材に比べて少く、このオーステナイト相の減少はC,
Nをフェライト相に炭・窒化物として析出しやすくする
。
このような二相ステンレス鋼を溶接するため、従来の技
術として、たとえば特開昭58−93593号公報には
、二相ステンレス鋼溶接材料に関し、オーステナイト生
成元素であるN1当量から、溶接金属組成を検討したこ
とが記載しであるが、溶接方法の観点から、溶接部の耐
食性の劣化の低減についてアプローチしたものはない。
術として、たとえば特開昭58−93593号公報には
、二相ステンレス鋼溶接材料に関し、オーステナイト生
成元素であるN1当量から、溶接金属組成を検討したこ
とが記載しであるが、溶接方法の観点から、溶接部の耐
食性の劣化の低減についてアプローチしたものはない。
このように二相ステンレス鋼の溶接部で生ずる相バラン
スの崩れ、組織形態、炭・窒化物の析出等は、溶接部の
耐食性の劣化をきたすという問題点があった。
スの崩れ、組織形態、炭・窒化物の析出等は、溶接部の
耐食性の劣化をきたすという問題点があった。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は、これらの問題点を解決した二相ステンレス鋼
の新しいパイプ溶接技術を提供することを目的とするも
のである。
の新しいパイプ溶接技術を提供することを目的とするも
のである。
即ち本発明者らは、種々の研究を重ねた結果、以下の知
見を得た。まず急冷の非平衡プロセスでライト量は増加
するが、炭・窒化物の析出領域に停滞する時間も短かい
ことから析出量は少い。また溶込量も少ないため、母材
希釈率が小さく、溶接金属成分の調整がしやすいことが
わかった。
見を得た。まず急冷の非平衡プロセスでライト量は増加
するが、炭・窒化物の析出領域に停滞する時間も短かい
ことから析出量は少い。また溶込量も少ないため、母材
希釈率が小さく、溶接金属成分の調整がしやすいことが
わかった。
一方冷却速度が遅い場合、非平衡度が小さくなることが
らオーステナイト量は増す。すなわち、小入熱溶接より
、大入熱溶接の方がオーステナイト量が多くなる。また
適当な温度に再熱されると、未変態部分の変態が促進さ
れ、平衡の相バランスに近づこうとするため、オーステ
ナイト量が改善されるという知見を得た。
らオーステナイト量は増す。すなわち、小入熱溶接より
、大入熱溶接の方がオーステナイト量が多くなる。また
適当な温度に再熱されると、未変態部分の変態が促進さ
れ、平衡の相バランスに近づこうとするため、オーステ
ナイト量が改善されるという知見を得た。
この場合オーステナイト量の改善は、再熱温度が900
℃〜1300℃間でオーステナイト量が増加することが
判った。さらに再熱温度が、900℃〜1300℃間で
は昇温過程中、炭・窒化物等析出物の再固溶が起り、そ
の后の昇温・冷却過程で、オーステナイトが生成して平
衡に近づこうとし、捷た再熱によって生成するオーステ
ナイトが、フェライト中非常に微細に多数分布するので
、との再熱組織中には、析出物が殆んどないという知見
も得た。
℃〜1300℃間でオーステナイト量が増加することが
判った。さらに再熱温度が、900℃〜1300℃間で
は昇温過程中、炭・窒化物等析出物の再固溶が起り、そ
の后の昇温・冷却過程で、オーステナイトが生成して平
衡に近づこうとし、捷た再熱によって生成するオーステ
ナイトが、フェライト中非常に微細に多数分布するので
、との再熱組織中には、析出物が殆んどないという知見
も得た。
(問題点を解決するための手段、作用)本発明の要旨は
、フェライト・オーステナイトからなる二相ステンレス
鋼のアーク溶接において、初層を800℃〜500℃の
冷却時間が、10秒以内の小入熱溶接で行い、次に開先
内盛上げを、同冷却時間が45秒以上となる大入熱溶接
で実施し、しかるのち、非消耗電極アークを用いて、ビ
ード表面’1900℃〜1300℃に再熱することを特
徴とする二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法にある。
、フェライト・オーステナイトからなる二相ステンレス
鋼のアーク溶接において、初層を800℃〜500℃の
冷却時間が、10秒以内の小入熱溶接で行い、次に開先
内盛上げを、同冷却時間が45秒以上となる大入熱溶接
で実施し、しかるのち、非消耗電極アークを用いて、ビ
ード表面’1900℃〜1300℃に再熱することを特
徴とする二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法にある。
以下本発明の詳細な説明する。
まず最初に本発明において、二相ステンレス鋼とは、D
INI −4462相当のCr21%/23%(以下同
じ)、Ni 4.5/ 6.5 、 Mo 2.5/
3.5 、 Mn<2.0 、 c<o、o 3 、
Si <1.0 、 N O,0870,2の成分範囲
のものを指す。
INI −4462相当のCr21%/23%(以下同
じ)、Ni 4.5/ 6.5 、 Mo 2.5/
3.5 、 Mn<2.0 、 c<o、o 3 、
Si <1.0 、 N O,0870,2の成分範囲
のものを指す。
次に第1図に、本発明によるパイプ溶接の実施態様につ
いて示す。同図において、パイプ1のシーム溶接をする
のに初層溶接として、小入熱アーク溶接2を行う。
いて示す。同図において、パイプ1のシーム溶接をする
のに初層溶接として、小入熱アーク溶接2を行う。
この小入熱溶接とは消耗電極アーク、非消耗電極アーク
のいずれによってもよく、MIG 、 TIG。
のいずれによってもよく、MIG 、 TIG。
プラズマアーク等が適当である。次に開先内を盛上げる
溶接は、大入熱アーク溶接3、例えば単電極又は多電極
のサブマージアーク溶接によって行なわれる、。
溶接は、大入熱アーク溶接3、例えば単電極又は多電極
のサブマージアーク溶接によって行なわれる、。
しかるのち非消耗電極アーク4によるアーク熱によって
、ビード表面の再加熱を行うものである。
、ビード表面の再加熱を行うものである。
この非消耗によるアーク熱源としては、揺動TIC)ア
ーク、広riJプラズマアーク等のような、電極が消耗
しないものをいい、熱量だけを追加するものであって、
溶加材を添加するためのものではない。
ーク、広riJプラズマアーク等のような、電極が消耗
しないものをいい、熱量だけを追加するものであって、
溶加材を添加するためのものではない。
次に本発明による溶接ビードの生成状況を、第3図の概
念図に示す。
念図に示す。
初層溶接5を、800℃〜500℃の冷却時間が10秒
以内とする小入熱アーク溶接で行うのは、(′、Nの析
出を少く、母材の希釈率を小さくするとともに、のど厚
aを小さくすることによって、次層浴接で充分な前記の
再熱効果を受けるようにするためである。
以内とする小入熱アーク溶接で行うのは、(′、Nの析
出を少く、母材の希釈率を小さくするとともに、のど厚
aを小さくすることによって、次層浴接で充分な前記の
再熱効果を受けるようにするためである。
なお冷却時間が10秒超では、C,Hの析出抑制効果が
充分でない。開先内の盛上げを大入熱アーク溶接7で行
うのは、初層溶接部に充分な再熱部6を与えるためと、
溶接能率を向上し、さらに80 (1℃〜500℃の冷
却時間を45秒以上とするのは、大入熱アーク溶接3に
よって冷却速度金運くすることにより、だ1、冷による
相バランスの非平衡度を小さくするためである。
充分でない。開先内の盛上げを大入熱アーク溶接7で行
うのは、初層溶接部に充分な再熱部6を与えるためと、
溶接能率を向上し、さらに80 (1℃〜500℃の冷
却時間を45秒以上とするのは、大入熱アーク溶接3に
よって冷却速度金運くすることにより、だ1、冷による
相バランスの非平衡度を小さくするためである。
なお、冷却時間が45秒未満では相バランスの非平衡度
を小さくする効果が充分でない。これらの場合、冷却時
間を制御する温度範囲を、800℃〜500℃としたの
は、通常一般に溶接の冷却速度は、800℃〜500℃
の冷却時間で整理されることに基いている。
を小さくする効果が充分でない。これらの場合、冷却時
間を制御する温度範囲を、800℃〜500℃としたの
は、通常一般に溶接の冷却速度は、800℃〜500℃
の冷却時間で整理されることに基いている。
次に非消耗電極アーク4を用いてビード表面を、約90
0℃〜]300℃の間に加熱するのは、大入熱溶接部の
ビード表面層8を、さらに相バランス、組織、析出物の
改質を行うためである。すなわち、昇温過程中で、析出
物の再固溶を起させ、その后の昇温・冷却過程でオース
テナイトを生成させて、平衡に近づけるためである。
0℃〜]300℃の間に加熱するのは、大入熱溶接部の
ビード表面層8を、さらに相バランス、組織、析出物の
改質を行うためである。すなわち、昇温過程中で、析出
物の再固溶を起させ、その后の昇温・冷却過程でオース
テナイトを生成させて、平衡に近づけるためである。
なお、1300℃より高い再熱では、フェライトリッチ
或はフェライト単相となることから、再熱の上限温度は
1300℃とした。また900℃未満では低温であるた
め、オーステナイトの生成が進みに<<、析出域である
ため、むしろオーステナイト生成元素であるC、Nが析
出物として析出する。
或はフェライト単相となることから、再熱の上限温度は
1300℃とした。また900℃未満では低温であるた
め、オーステナイトの生成が進みに<<、析出域である
ため、むしろオーステナイト生成元素であるC、Nが析
出物として析出する。
このように本発明は、溶接熱量の組合せ・配分を選定す
ることにより、二相ステンレス鋼のパイプ溶接部の相バ
ランスの崩れ、組織形態、炭・窒化物の析出によって生
じる耐食性の劣化を低減すなものである。
ることにより、二相ステンレス鋼のパイプ溶接部の相バ
ランスの崩れ、組織形態、炭・窒化物の析出によって生
じる耐食性の劣化を低減すなものである。
以−ド実施例により本発明の効果をさらに具体的に説明
する。
する。
(実施例)
第1表に示すとおりの母材成分組成を有する板厚16g
の二相ステンレス鋼板を、管径609■φのパイプに造
管溶接を行った。
の二相ステンレス鋼板を、管径609■φのパイプに造
管溶接を行った。
溶接材料は、共金成分系であり、同表下段に示す組成の
溶接材料を溶製し、これを4,0φUと1.2φ藺のワ
・イヤに線引し、MxG浴接用、サブマージアーク溶接
用のワイヤとした。
溶接材料を溶製し、これを4,0φUと1.2φ藺のワ
・イヤに線引し、MxG浴接用、サブマージアーク溶接
用のワイヤとした。
MTG溶接のシールドガスには20チCO2+Arを用
い、その流量は20 t/minである。サブマージア
ーク溶接のフラツクスば、溶融型であり、その成分組成
を第2表に示す。
い、その流量は20 t/minである。サブマージア
ーク溶接のフラツクスば、溶融型であり、その成分組成
を第2表に示す。
まず第4図の開先板厚t、:16ma、ルートフェイス
RF:4ia、開先角度θ:50°を用いて、溶接電流
500A、電圧35V、溶接速度30 m/min、入
熱i135KJ /crnでサブマージアーク溶接を行
った。フェライトスコープを用いて測定した溶接部のフ
ェライト量は、25%であった。また溶接ビード部から
孔食試、1験片を採取し、塩化第二鉄溶液中に浸漬した
后、重量減測定を行った。
RF:4ia、開先角度θ:50°を用いて、溶接電流
500A、電圧35V、溶接速度30 m/min、入
熱i135KJ /crnでサブマージアーク溶接を行
った。フェライトスコープを用いて測定した溶接部のフ
ェライト量は、25%であった。また溶接ビード部から
孔食試、1験片を採取し、塩化第二鉄溶液中に浸漬した
后、重量減測定を行った。
塩化第二鉄溶液は、0.05 N −HC1水溶液12
.50y / l の塩化第二鉄を加えたもので、pH
は液温20℃ではソ0.9である。試験片は11gXl
1maで厚さが3Uとし、400番のエメリー紙にて表
面を研磨した后、シリコーン樹脂コーティングして使用
した。
.50y / l の塩化第二鉄を加えたもので、pH
は液温20℃ではソ0.9である。試験片は11gXl
1maで厚さが3Uとし、400番のエメリー紙にて表
面を研磨した后、シリコーン樹脂コーティングして使用
した。
液温50℃において4B時1mの浸漬を行い、浸漬試験
前后の重量変化の測定から、孔食による単位面積当りの
腐食速度を求めた結果、3.26y/m”・面であった
。
前后の重量変化の測定から、孔食による単位面積当りの
腐食速度を求めた結果、3.26y/m”・面であった
。
一方これに対して、第4図の開先板厚t:16TnA
、ルートフェイスRF :1 ru 、開先角度θ:5
5゜を用いて、初層溶接としで、溶接電流22OA、屯
lf25 V、 浴接速度40crn/min、人熱量
8.25KJ/LMで、MIG溶接を行った。このとき
の8001〕〜500℃の冷却時間は約7秒で、のど厚
aは4.5ゴ1であった。
、ルートフェイスRF :1 ru 、開先角度θ:5
5゜を用いて、初層溶接としで、溶接電流22OA、屯
lf25 V、 浴接速度40crn/min、人熱量
8.25KJ/LMで、MIG溶接を行った。このとき
の8001〕〜500℃の冷却時間は約7秒で、のど厚
aは4.5ゴ1であった。
次に開先内盛上げ溶接として、溶接電流480A、電圧
34V、溶接速度35 CTn/ min、入熱量28
KJ/crnで、サブマージアーク溶接を行った。
34V、溶接速度35 CTn/ min、入熱量28
KJ/crnで、サブマージアーク溶接を行った。
このときの800℃〜500℃の冷却時間は48秒であ
った。しかるのちアーク電流20OA、アーク電圧45
V、移動速度は20α/min、 入熱i 27 KJ
/副で、プラズマアークによるビード表面の加熱を行っ
た。
った。しかるのちアーク電流20OA、アーク電圧45
V、移動速度は20α/min、 入熱i 27 KJ
/副で、プラズマアークによるビード表面の加熱を行っ
た。
これに先たち、ビード表面直下211J位置に熱電対を
埋込み、加熱温度の測定を併せて行ったところ、最高温
度は1050℃であった。フェライトスコープを用いて
測定した溶接部のフェライト量は、42チであった。ま
た前記と同様にして求めた塩化第二鉄浴液中での浸漬に
よる腐食重量減は1、22 f /rr? ・hrであ
った。
埋込み、加熱温度の測定を併せて行ったところ、最高温
度は1050℃であった。フェライトスコープを用いて
測定した溶接部のフェライト量は、42チであった。ま
た前記と同様にして求めた塩化第二鉄浴液中での浸漬に
よる腐食重量減は1、22 f /rr? ・hrであ
った。
(発明の効果)
本発明は二相ステンレス鋼の溶融溶接において、溶接熱
量の組合せ・配分を選定することにより、耐食性の劣化
を低減させるパイプ造管溶接の新しい溶接技術を可能に
したものであり、産業の発展に貢献する所、極めて大き
なものがある。
量の組合せ・配分を選定することにより、耐食性の劣化
を低減させるパイプ造管溶接の新しい溶接技術を可能に
したものであり、産業の発展に貢献する所、極めて大き
なものがある。
第1図は本発明によるペイプ溶接の実施態様を示す説明
図、第2図は二相ステンレス鋼の成分位置と、凝固変態
関係を示したFe −Cr −Ni三元系の模式的な擬
二元系状態図、第3図は本発明における溶接ビード生成
状況概念説明図、第4図は実施例(/ζ用いられた開先
形状を示す説明図である。 〕・・バ、イブ 2・・・小入熱アーク溶接
3・・・大入熱アーク溶接 トーチトーチ
4・・・非消耗電極アーク5・・・初層溶接ビード
トーチa・・・初層溶接ビードのの6・・・初
層溶接ビード再ど厚 熱部 2・・・大入熱溶接ビード 8・・・ビード表面改質層
t・・・板If EF・・・開先ルート
フエイθ・・・開先角度 ス 第1図 第2図 Nt、−m−2,−−−−−−C1 手続ネili ]E ルー (自9−.)昭和60
年9月2011 特許庁L(官 宇賀 首部 殿 1、・IG件の表示 昭和60年特許願第183104叶 2、発明の名称 二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法 3、補正をする者 事件との関係 出願人 住所 東京都千代田区大王町−丁[16番3号名称(6
65)新日本製鐵株式会社 代表者 武 [T] さ 4、代 理 人 住所 東京都中央区[1木橘3丁113番3号加藤ビル
4階 置 (271) 139595′−゛ 氏名 (8193) 弁理士 茶野木 立夫′5、補
正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 及び図面 6、補正の内容 (1)明細書2頁14行「凝」ヲ「擬」に訂正する。 (2)同6頁8行「DINl」を「DINl」に訂正す
る。 (3)同10頁第2表rZr203J k [Zr02
Jに訂正する。 (4)同11頁1行「水溶液12゜50」を「水溶液に
50」に訂正する。 (5)第1図を別紙のように訂正する。 以上 手続補正書(自発) 昭和60年11月28日
図、第2図は二相ステンレス鋼の成分位置と、凝固変態
関係を示したFe −Cr −Ni三元系の模式的な擬
二元系状態図、第3図は本発明における溶接ビード生成
状況概念説明図、第4図は実施例(/ζ用いられた開先
形状を示す説明図である。 〕・・バ、イブ 2・・・小入熱アーク溶接
3・・・大入熱アーク溶接 トーチトーチ
4・・・非消耗電極アーク5・・・初層溶接ビード
トーチa・・・初層溶接ビードのの6・・・初
層溶接ビード再ど厚 熱部 2・・・大入熱溶接ビード 8・・・ビード表面改質層
t・・・板If EF・・・開先ルート
フエイθ・・・開先角度 ス 第1図 第2図 Nt、−m−2,−−−−−−C1 手続ネili ]E ルー (自9−.)昭和60
年9月2011 特許庁L(官 宇賀 首部 殿 1、・IG件の表示 昭和60年特許願第183104叶 2、発明の名称 二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法 3、補正をする者 事件との関係 出願人 住所 東京都千代田区大王町−丁[16番3号名称(6
65)新日本製鐵株式会社 代表者 武 [T] さ 4、代 理 人 住所 東京都中央区[1木橘3丁113番3号加藤ビル
4階 置 (271) 139595′−゛ 氏名 (8193) 弁理士 茶野木 立夫′5、補
正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 及び図面 6、補正の内容 (1)明細書2頁14行「凝」ヲ「擬」に訂正する。 (2)同6頁8行「DINl」を「DINl」に訂正す
る。 (3)同10頁第2表rZr203J k [Zr02
Jに訂正する。 (4)同11頁1行「水溶液12゜50」を「水溶液に
50」に訂正する。 (5)第1図を別紙のように訂正する。 以上 手続補正書(自発) 昭和60年11月28日
Claims (1)
- フェライト・オーステナイトからなる二相ステンレス鋼
のアーク溶接において、初層を800℃〜500℃の冷
却時間が10秒以内の小入熱溶接で行い、次に開先内盛
上げを、同冷却時間が45秒以上となる大入熱溶接で実
施し、しかるのち、非消耗電極アークを用いて、ビード
表面を900℃〜1300℃に再熱することを特徴とす
る二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18310485A JPS6245478A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18310485A JPS6245478A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6245478A true JPS6245478A (ja) | 1987-02-27 |
Family
ID=16129841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18310485A Pending JPS6245478A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 二相ステンレス鋼のパイプ溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6245478A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6006430A (en) * | 1993-09-16 | 1999-12-28 | Nippondenso Co., Ltd. | Aluminum heat exchanger |
CN110756952A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-02-07 | 安吉美源家具有限公司 | 一种椅架钢管环焊工艺 |
-
1985
- 1985-08-22 JP JP18310485A patent/JPS6245478A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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