JPS6245463A

JPS6245463A - 鋳造機への給湯装置

Info

Publication number: JPS6245463A
Application number: JP18373285A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Tsukamoto; 塚本　敏之
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-08-21
Filing date: 1985-08-21
Publication date: 1987-02-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、特に溶融した金属を高品質に維持して連続杓
にかつ安全に鋳型に給湯する鋳造機への給湯装置に関す
るものである。

（従来の技術）従来の技術として、特開昭５８−１５７５６８号公報が
あった。

即ち第３図に示すように密閉された溶湯保持炉ａの上方
に鋳型すを配置し、この鋳型すの湯口Ｃと溶湯保持炉ａ
の場内とを給湯管ｄにより連通させ、この状態でボンベ
ｅにより溶湯保持炉ａの上部にアルゴンガスを圧入する
ことにより、溶湯保持炉ａ内の湯を大気から遮断した状
態で鋳型すに給湯するものがあった。

（発明が解決しようとする問題点）このものは、溶湯保持炉ａが単独で密閉された構造とな
っているため、この溶湯保持炉ａ内の湯が消費した場合
には、該溶湯保持炉ａの天板ａ−１を取外すか、あるい
は天板ａ−１に設けた注湯蓋を開くかしてこの部から湯
を補給する必要がある。

このため、溶湯保持炉ａに湯を補給する際に、時間を要
するとともに危険を伴う欠点があった。

また、上記補給時には補給湯が大気に触れて酸化し易く
なるとともに、この酸化した不純物が補給時に溶湯保持
炉ａ内で撹拌され、品質が安定し難くなる欠点があった
。

本発明は上記欠点を解消した新規な給湯装置を得ること
を目的とする。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記目的を達成すめために以下の如く構成し
たものである。

即ち、材料を溶解する溶解炉と、溶解炉に接続されかつ
鋳込み材料を溶融状態に保持する貯湯槽と密閉した給湯
槽とを設け、貯湯槽内の湯面を給湯槽内の基準湯面に対
して少なくとも略同ｌノベルに設定し、貯湯槽と給湯槽
とを両者の湯面下にて弁を介して連通させ、給湯槽の湯
面下から鋳型の湯口に向かって延出する給湯管を設け、
前記弁の閉作動時に給湯槽内上部に気体を圧入する気体
供給装置を設ける構成にしたものである。

（作用）本発明は上記構成にしたものであるから、弁を閉じた状
態で気体供給装置を作動すれば、給湯槽内の上部から気
体が流入して該給湯槽内の湯を加圧することになる。

これにより給湯槽内の湯が給湯管を経て鋳型内に流入し
て行くことになる。

この場合、上記鋳型内への湯の流入は、給湯槽内に収容
された湯の湯面下から行なわれることになり、大気から
遮断された状態で行なわれることになる。

また、弁を閉作動すると給湯槽内が貯湯槽内と連通状態
となり、貯湯槽内の湯が給湯槽内に流入し、補給される
ことになる。

この場合、上記給湯槽内への湯の流入は、貯湯槽の湯面
下から給湯槽の湯面下に向かって流入することになり、
大気から遮断された状態で行なわれることになる。

そして、上記貯湯槽への湯の補給は、溶解炉を稼働する
ことにより随時補給されることになる。

（実施例）以下、本発明の実施例を第１図に基づいて説明する。

１は鋳型８の直下に配置した給湯槽であり、セラミック
資材により断熱かつ密閉した湯室２を有する。

この湯室２の上部にはヒータ３を、また湯室２に収容し
た湯５内に温度センサ３ａをそれぞれ取付け、温度セン
サ３ａによりヒータ３を制御することにより、上記湯５
の凝固を防止する。

また給湯槽１の土壁には、給湯管４を垂下支持してその
下端４ｂを給湯槽１内に収容した湯５０基準湯面５ａよ
りも下方に位置させて開口し、その上端４ａを鋳型８の
下部に開口形成した湯口８ｂに着脱可能に接続する。

上記給湯槽１および給湯管４は第２図に示すようにして
もよい。

即ち、給湯槽１′の上壁１ｂを本体１ａに対し開閉可能
に載置し、給湯管４′を右方に向けて斜め上方に傾斜配
置するとともに、その下端４’　ｂを湯５′内に配置し
、その上端４’　　ａを給湯槽１′の右端上部から外方
に露出させ、鋳型８′の湯口８’　　ｂの上方に位置さ
せるようにしてもよい。

そして、給湯槽１の上部に気体供給装置をなす圧縮ポン
プ６の吐出管６ａを接続し、該圧縮ポンプ６の作動によ
り湯室２の上部に不活性ガスを圧入して湯５を加圧する
。

また、吐出管６ａの中途を分岐してこの部に大気に開口
する排出管７を取付け、この排出管７に該排出管を開閉
する電磁弁７ａを取付ける。

上記給湯槽１の左方に貯湯槽１０を並列配置する。

この貯湯槽１０は給湯槽１の湯室２よりも大容積の一次
湯室１１を有し、その側壁はセラミック資材により形成
する。

また貯湯槽１０の上部は蓋１２により密閉状に閉塞し、
該上部に不活性ガスを充満させる。

そして、上記貯湯槽１ｏの下流側底部と前述した給湯槽
１の底部とを連通させる通湯路１３を設け、貯湯槽１０
側にこの通湯路１３をシリンダ機構（図示省略）により
開閉する弁１４を取付ける。

また、上記貯湯槽１０には湯面検知針１５を取付けると
ともに、貯湯槽１０の上流端に溶解炉１６を接続し、上
記湯面検知針１５の検知信号に基づいて溶解炉１６のバ
ーナをオン・オフ作動して地金溶解量を制御し、これに
より貯湯槽１０内の湯量を一定に保持する。

また、上記−次湯室１１は、複数個の堤壁１０ａ〜１．
　Ｏｃによりその上流側から下流側に向かって複数個の
処理室１１　ａ・ｌｌｂ・ｌｌｃを形成し、これらに脱
ガス用ガス発生器１７・セラミック製のフィルタ１８お
よび添加剤供給装置１９をそれぞれ取付け、溶湯の清浄
化および微細化を図る。

ここで、−次湯室１１内に収容した湯２０の湯面２０ａ
の高さは、給湯槽］側の基準湯面５ａ、つまり鋳型８に
供給する前の湯面高さと略同−になる如く設定しておく
。

また、弁１４・圧縮ポンプ６および電磁弁７ａは、以下
の如く回路構成しておく。

即ち、圧縮ポンプ６が作動する際には、弁１４および″
Ｉｉｉ磁弁７磁製７ａ動させた状態で、所定時間、つま
り湯室２内の湯５が鋳型８のキャビティ８ａに充満し、
かつ所定の力凸圧を生起する時間作動させる。

次いでキャビティ８ａの湯が凝固した時点で電磁弁７；
１を所定時間開作動、つまり湯室２内の圧縮ガスが大気
に排出して該湯室２内が常圧になる時間開作動させる。

次いで弁１４を所定時間開作動、つまり貯湯槽１０内の
湯２０が給？ｊ！槽］−内に流入し、該給湯槽１内の湯
５が貯湯槽１０内の湯２０と同レベルになる時間開作動
させる。

（発明の効果）以−ヒの説明から明らかな如く、本発明によれば、弁を
開作動するのみで給湯槽内に所定量の湯が大気に触れる
ことなく随時補給されることになる。

また弁を閉作動すれば給湯槽内が密閉され、この状態で
気体供給装置、つまり圧縮ポンプ６を作動すれば、給湯
槽内の湯がその底部から鋳型８に給湯されることになる
。

また、溶解炉１６を稼働することにより、貯湯槽１０に
湯を随時補給し、該貯湯槽１０内の湯面２０ａが常時所
定値に維持されることになる。

従って本発明は給湯槽への湯の補給が迅速かつ安全に行
なえるとともに、給湯槽ならびに鋳型に給湯された湯は
不純物の混入が少ない高品質なものとなり、かつ連続的
に給湯することができる効果を奏する。

なお、本発明は貯湯槽側の湯面を給湯槽側の基準湯面よ
りも十分に高くし、弁の開作動時間を給湯槽側に設けた
レベルゲージにより制御するようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す概略的構成図、第２図は
他の実施例を示す概略的要部構成図、第３図は従来例を
示す概略的構成図である。１：給湯槽、２：湯室、３：ヒータ、３ａ：温度センサ
、４：給湯管、４ａ：上端、４ｂ：下端、５：湯、５ａ
：基準湯面、６：圧縮ポンプ、（気体供給装置）、７：
排気管、７ａ：電磁弁８：鋳型、８ａ：キャビティ、８
ｂ＝湯口、１０：貯湯槽、１１ニ一次湯室、１２：蓋、
１３：通湯路、１４：弁、１５：湯面検知計、１６：溶
解炉、１７：脱ガス用ガス発生器、１８：フィルタ、１
９：添加剤供給装置、２０：湯、２０ａ：湯面。出願代理人　　　松　本　　久手続補正書（方式）昭和６０年１２月９日

Claims

【特許請求の範囲】

１、材料を溶解する溶解炉と、溶解炉に接続されかつ鋳
込み材料を溶融状態に保持する貯湯槽と密閉した給湯槽
とを設け、貯湯槽内の湯面を給湯槽内の基準湯面に対し
て少なくとも略同レベルに設定し、貯湯槽と給湯槽とを
両者の湯面下にて弁を介して連通させ、給湯槽の湯面下
から鋳型の湯口に向かって延出する給湯管を設け、前記
弁の閉作動時に給湯槽内上部に気体を圧入する気体供給
装置を設けたことを特徴とする鋳造機への給湯装置。