JPS6245391Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6245391Y2
JPS6245391Y2 JP1979072222U JP7222279U JPS6245391Y2 JP S6245391 Y2 JPS6245391 Y2 JP S6245391Y2 JP 1979072222 U JP1979072222 U JP 1979072222U JP 7222279 U JP7222279 U JP 7222279U JP S6245391 Y2 JPS6245391 Y2 JP S6245391Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
elastic member
blind hole
switch
outer case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979072222U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55171918U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979072222U priority Critical patent/JPS6245391Y2/ja
Publication of JPS55171918U publication Critical patent/JPS55171918U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6245391Y2 publication Critical patent/JPS6245391Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子機器のスイツチ構造の水密性向
上、小型化、構造の単純化および加工工数の低減
化に関するものである。最近の電子機器の小型化
は目覚しいものがあり、これに伴ない携帯される
頻度も高まり、より多くの、また過酷な使用条件
を充すことが求められ、中でも日常携帯されるも
のは耐外乱、耐湿度および耐水等が強く求められ
ている。本考案は前述の条件をより充たそうとす
るものであり、電子時計についてその実施例に沿
つて説明する。
第1図は従来の電子時計のスイツチ部周辺を示
す部分組立断面図であり、第2図は時計体の部分
組立平面図である。回路ケース1に固定されたス
イツチピン2は回路基板3に導通可能なようにカ
シメられ、反射板4、液晶セル5を装着させるた
めのパネル枠6と前記回路ケース1に挟持された
弾性を有する導電部材から成るスイツチバネ7と
適量のスキ間をあけて配置させる。前記のように
構成された内装体(以後時計体と呼ぶ)は外装体
であるケース8と機械固定バネ9を介して裏ブタ
10によつて保持され、ガラス11と見切板12
は防水リング13を介して前記ケース8に固定さ
れて前記液晶セル5の表示文字等を透視できるよ
うにしており、前記ケース8に固定されたボタン
パイプ14の筒内に外部操作部材であるボタン1
5をパツキング部材16を介して装着し、前記ボ
タン15の先端の凹部15aに弾着させたボタン
抜け防止部材17を前記ボタンパイプ14の先端
に当てて前記ボタン15の抜け防止をさせ、また
該ボタン15を押し込むと該ボタン15の先端1
5bが前記スイツチバネ7に当つて更に押込んで
前記スイツチピン2に圧接させることによつてス
イツチ作用を行なわせている。
上述のスイツチ構造では多くのスペースを必要
として小型化、薄型化を阻害する点が多くある。
一般的にボタン15は4個必要であり、スイツチ
ング動作を行なわせる前記スイツチバネ7は左右
に二個配置させ、前記ボタン15(複数)を復元
させるために前記パツキン部材16の摩擦力以上
の反力を有する剛性を与える必要があり、従つて
前記スイツチバネ7を挟持する部分はこれに充分
耐え得る頑強な構造を必要とし、また前述のスイ
ツチング動作が可能なように前記スイツチバネ7
のストローク分のスペースを要し、更に前記スイ
ツチピン2も4本必要で、しかも前記ボタン15
に掛る衝撃力にも充分耐えるような構造とする等
スペースを多く必要として小型化を指向する中に
あつてより多機能化も図ろうとするときに大きな
障害となつていた。
また、前記液晶セル5の表示部分を小さくせず
に時計の小型化を図ろうとするためには該セル5
の下側に前記スイツチバネ7、スイツチピン2お
よび作動後の前記ボタン15の先端15bを配置
しなければならないが断面的には相互に干渉しな
いようにスキ間を設ける必要があつて薄型化に対
する障害となり、薄型化を優先させる場合は外形
の大きな時計となり、両者を満たそうとすれば前
記液晶セル5の下側のコーナーカツトをするか、
表示部分を小さくする等の経済的、デザイン的な
不利益をもたらし、より薄型化を図ろうとする場
合は構造上、自ずと厚みが制限されてしまつた。
更にスイツチ部の導通の確保を図るために金メ
ツキを施し、機械的な固定と併せてハンダ付けや
溶接等も必要とし、更に上述のような多くの部品
を要し、それ等の信頼性を保証するために多くの
加工工数を必要とし、コストアツプの要因となつ
ていた。また前記パツキン部材16で完全に水気
を遮断することは前記ボタン15を操作する上で
難しく、水中では殆んど不可能に近く、ダイバー
ウオツチ等の商品化は考えられなかつた。
本考案は上述の欠陥を補なううとするもので第
3図,第4図にその実施例を示して説明する。第
3図は回路ケース1の案内部1aに案内、保護さ
れたジヨセフソン素子またはホール素子等の磁気
−電気変換素子18を導電可能なように回路基板
3に固定し、反射板4、液晶セル5をパネル枠6
によつて装着し、第1図と同様に外装付けする。
ケース8に固定したボタンパイプ14の盲穴14
c内にボタン15と弾性部材20を配設する。弾
性部材はパイプ14の盲穴14c内周に装着され
る外周部20eと、永久磁石材19をモールド等
により封入被覆した中心部20f、及びボタン1
5を抜け方向に向けて付勢する弾性利用部分20
aとを備え、ボタン15には先端部に先端穴15
cが備えられ、その先端穴に弾性部材20により
気密的に封入被覆された永久磁石材19が挿入保
持されている。該弾性部材20の弾性利用部分2
0aの弾性力によつてボタン15の1部が常時ボ
タン抜け防止部材17を適量な力で押圧するよう
に配置し、該ボタン抜け防止部材17を前記ボタ
ンパイプ14の凹部14a固着する。前記弾性部
材20に開孔部20bを少なくとも一つ以上設
け、前記ボタン15を押し込んだときの圧縮空気
を逃がし、前記弾性部分20aの復元力により押
し戻されたときの吸気を行なわせ、また水等が入
つた場合も前述の動作によつて排出させる。前記
磁気−電気変換素子18は前記ボタンパイプ14
の底部14bの直近に配置させ、前記ボタン15
を押し込んだときに前記磁石19の磁気の変化を
感知し、それを電気信号として回路に伝えてスイ
ツチング動作を行なつている。尚、前記ボタン1
5への押込み力を解除したときは前記弾性部材2
0の弾性力で該ボタン15は復元される。前記液
晶セル5の下面は前記ボタンパイプ14より低
く、端面は該パイプ14の底部14bの近くに位
置させている。
第4図は第3図のボタンパイプ14をケース8
と一体化したもので変わつた部分について説明す
る。ケース8に設けた盲穴8a内にボタン15、
永久磁石19、弾性部材20をボタン抜け防止部
材17によつて前記ケース8に設けた凹部8bに
第3図と同様に装着している。上述のように本考
案によれば機械的なスイツチ構造を不要とするた
め多くのスペースを要するスイツチバネ、スイツ
チピンを削減でき、時計体の内部での部品の作動
をなくし、頑強な構造にするためのスペースを不
要としてスペース効率を高めてより小型化および
多機能化へのスペースを確保することが可能とな
り、また液晶セルとボタン収納部とを断面方向に
重ねることができるのでより薄型化が図れる利点
を有し、部品削減および導通確保を図るために金
メツキや機械的結合に併せたハンダ付け、溶接等
の安全処理、更にこれ等の信頼性を保証するため
の工数低減によつてコストダウンを可能とし、更
に、ともすれば耐久面でバネ折れを生じ易いスイ
ツチバネを着脱可能な構造とし、サービス用パー
ツの確保等を不要としてアフターサービス性を向
上させることができる。前述の通りスイツチ構造
の機械的動作部分を電子的動作に切り換えて構造
の単純化と、それによる組立性向上等電子時計化
へ対応した量産性の向上を可能とする。特にボタ
ン収納部を完全に水密性をもたすことができ、耐
湿性、耐水性の向上と水中でのボタン操作も可能
となりダイバーウオツチなど高い防水性をもたら
すことができ、ワンピースケース構造を採用して
ガラス部を金属パツキンを用いれば秀れたダイバ
ーウオツチも可能となる。中でも本考案によれば
前記ボタン15に前記弾性部材20に設けた開孔
部20bと第5図,第6図に示すような前記ボタ
ン抜け防止部材17に設けたノツチ17aまたは
切断部17b等を通じて外圧が内側からも掛り、
水中で水圧より前記ボタン15が押込まれつぱな
しになることを非常に簡単な構造で解消してい
る。
また第7図のように前記ボタン15に開孔部1
5dを設けてもよく、第8図のように前記弾性部
分20aに囲まれた内部20dに入り込んだ水を
前記弾性部分20aに設けた凹部20cから水を
ケース8に設けた開孔部8cを通して自然に排出
できるようにして後の前記ボタン15の操作によ
つてジワジワと排出される不快感と不潔さをなく
し、また残留水分による腐蝕防止をも兼ねさせて
いる。尚、前記磁石19は前記弾性部材20によ
つて湿気から確実に保護されている。
以上デジタル電子時計を中心に述べてきたが、
アナログ電子時計にも、また電子時計と同じ様な
電子機器にも同様な効果をもたらすことが可能で
ある。
本考案の構成によれば、外装ケースに設けた盲
穴を設け、その盲穴に外周部が盲穴内周に固定さ
れ中心部に永久磁石材を被覆して保持する弾性部
材を設け、外装ケースに装着される操作ボタンの
内端面にその弾性部材の永久磁石を含む中心部を
収納保持する先端穴を設け、更に外装ケース内側
で盲穴の底部に対向させて磁気−電気変換素子を
設けるとともに、その弾性部材には盲穴の底部か
ら開口部の方向に貫抜く開孔部を形成したもので
あり、次のような効果をもたらす。
a 外装ケースの盲穴に配置される弾性部材の中
の永久磁石材が操作ボタンの内端面に設けられ
た先端穴15cに収納保持されることにより、
操作ボタン部の径方向の寸法を減じて小型化に
寄与する。又操作ボタンと永久磁石材の相互の
位置関係が固定しているので、確実なスイツチ
動作が期待できるものである。
b 盲穴内の弾性部材が貫通穴としての開孔部を
もつことにより、気圧差により生じる誤動作を
防ぐことができ、その結果大気中でも水中でも
使用できるスイツチ構造を提供できる。
c スイツチが外装ケースの盲穴によつて内外で
気密状に遮断されるので、防水性に優れ、また
介在するメカ部品が不要なことから電子機器の
小型化に貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のデジタル電子時計のスイツチ部
を表す部分組立断面図であり、第2図は第1図の
時計体の部分組立平面図であり、第3図,第4
図,第7図,第8図は本考案の実施例を示す部分
組立断面図であり、第5図,第6図は実施例に用
いるボタン抜け防止部材の平面図である。 1……回路ケース、2……スイツチピン、3…
…回路基板、7……スイツチバネ、8……ケー
ス、14……ボタンパイプ、15……ボタン、1
6……パツキング部材、17……ボタン抜け防止
部材、18……磁気−電気変換素子、19……永
久磁石部材、20……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子回路を有する電子機器と、前記電子機器を
    覆う外装ケース8と、スイツチを作動するために
    前記外装ケースに設けられたボタン15とを備え
    た電子機器のスイツチ構造において、前記外装ケ
    ースに前記ボタンが挿入配置される盲穴14cが
    設けられ、前記盲穴内に前記盲穴内周部と係合す
    る外周部20eと永久磁石材を被覆して保持する
    中心部20f及び前記ボタンをボタン抜け方向に
    付勢する弾性利用部分20aとを備えた弾性部材
    20を配設し、前記ボタンの内端面に前記永久磁
    石材を含む前記弾性部材の中心部を収納保持する
    先端穴15cを設け、前記外装ケースの内側で前
    記盲穴の底部に対向させて磁気−電気変換素子1
    8を配置してなり、且つ前記弾性部材は前記盲穴
    の底部から開口部の方向に貫抜く開孔部20bを
    備え、前記ボタンにより前記永久磁石材を移動さ
    せて前記磁気−電気変換素子に信号を発生させて
    なることを特徴とする電子機器のスイツチ構造。
JP1979072222U 1979-05-29 1979-05-29 Expired JPS6245391Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979072222U JPS6245391Y2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979072222U JPS6245391Y2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55171918U JPS55171918U (ja) 1980-12-10
JPS6245391Y2 true JPS6245391Y2 (ja) 1987-12-04

Family

ID=29305890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979072222U Expired JPS6245391Y2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6245391Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS417207Y1 (ja) * 1964-04-30 1966-04-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5517388Y2 (ja) * 1975-12-03 1980-04-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS417207Y1 (ja) * 1964-04-30 1966-04-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55171918U (ja) 1980-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070034493A1 (en) Waterproof structure of push button switch
US4072004A (en) Switching construction for a handy electronic device
JPS60228983A (ja) 機能付腕時計
US3982089A (en) Pushbutton switch
JPS6245391Y2 (ja)
US4250573A (en) Digital alarm wristwatch
GB2077506A (en) Pushbutton switch for electronic timepieces
JPH0124826Y2 (ja)
US4180970A (en) Wristwatch with sound-making device
KR101789925B1 (ko) 푸시버튼 스위치 조립체 및 그의 제작 방법
GB2423596A (en) Portable electronic timepiece
JP2007095577A (ja) 操作部の取付構造
CN217822475U (zh) 一种清洁设备
US20230418233A1 (en) Sensor device and timepiece
JP2000030562A (ja) パネルスイッチ
CN218273100U (zh) 智能穿戴设备
JP3216187B2 (ja) 多接点スイッチ装置
JPH0428076Y2 (ja)
JP2959005B2 (ja) 水深計付携帯機器
JPH0330870Y2 (ja)
JPH0452898Y2 (ja)
JPS637908Y2 (ja)
JPS6234313Y2 (ja)
JPS5935823Y2 (ja) 電子腕時計のスイッチ部の構造
JPS596475Y2 (ja) 腕時計用スイツチ部の防水構造