JPS6245377A - 塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は支持体上に少くとも一層の塗膜を形成する塗布
装置に関し、更に具体的には塗布液をスリットから押出
しスライド面を流下させスライド面終縁に於てビードを
形成して支持体に塗膜を形成するスライドビード塗布装
置に関する。

（発明の背景） スライｌ、”ビード塗布法については、米国特許２．６
８１．２９４号、同２，７６１．・１１９号、同２゜７
６１．７９１号及び英国特許８３７，０９５号に開示さ
れている。

スライドビード塗布法は前記特許に記１１ν冗Ｈく、１
液以上の塗布液を塗布液スライドホッパーのスライド面
に設けられたスリットから連続した幅広リボンとして押
出し、スライド面の終端（す、プ部）に近接して走行す
るウェブ面に前記塗布液の単層もしくは債ｆ”ｔ　’）
ボンを差渡してビードを了゛りし、塗布液の流下速度と
該リボンをビードより持去るウェブの走行速度とを整合
させてウェブ」−ｒ、Ｈ単層もしくは積層の塗膜を塗設
するものである。

なお一般に走行するウェブはリップ部に近ｍして設けら
れた塗布ローラに張架される。

また塗布液の流下するスライド面終縁の両側には、塗布
液のスライド面幅手方向への横溢を防Ｉｉ：するために
塗布液案内堤が一般に設けられる。

・二ねら案内堤について各種の技術提案があり、案内堤
を設けることで発生する支障、具体的：こ（−７スライ
ド面を流下する塗布液膜の両端に生ずる厚膜部分、従っ
て塗布液膜を差渡されたウェブの両端（耳と称される）
に生ずる連続した敵状の厚薄相離った膜厚不均一部分の
排除に努めている（ソ連特許５Ｕ−１０６３４７４Ａ、
特開昭５７−１１．０３６４号及び同５９−２０３６６
６号等）。

これらの膜厚不均一部分は製品化に不適合なロス部分で
あり製品収率の面で問題となる。しかも該厚膜部分は一
般に製品設計上の正規の厚みの１．５〜３倍に及び乾燥
に於て余分の乾燥エネルギーと時間を要し大きく生産性
を低下させる。

面も該７膜部分の充分な乾燥を怠ると、ウェブを巻取っ
た場合、正常製品部分とくっつきを起し該正常製品部分
を損傷しロスを拡げる。一方に於て該ｌ膜部分に充分な
乾燥を施す場合には前記生産性の低下、或いは乾燥装置
の長大化による設備投資の増大を招き、且つ正常製品部
分に対し乾・喫過度となりウェブのカーリング、その他
の好マシからざる障害を生ずる。

これら不都合に対処する前記技術提案は実作業に於ては
積層数（総液厚）、流下液■、粘度或いは表面張力等の
塗布条件の変化によって、該条件毎に適合する案内堤に
交換する必要があって汎用性に欠け、或いは厚膜は防止
されても薄膜端部が広くなることにより収率が落ちる等
の問題を、蔵している。

（発明の目的） 本発明の目的は、塗布操作性が良好で、塗布条件に対し
汎用性があり、しかもスライド°面を流下する塗布液の
両端、従ってウェブの耳部分の膜厚不均一幅が殆んどな
く、収率のよいスライドビード塗布装置を提供すること
にある。

更に該目的に添うスライド面に於ける案内堤を提供する
ことにある。

（発明の構成及び作用） 前記した本発明の目的は、流下する塗布液の流れの両側
に案内堤を有するスライドビード塗布装置に於て、該案
内堤が塗布液の流下するスライｉ−”面側にスライド面
に接続し、且つ塗布液に対して撥液性である面を有する
ことを特徴とする塗布装置によって達成される。

なお該撥液性面には塗布液の流下方向に沿って溝を設Ｕ
ると塗布条件の変動に対する対応範囲が拡がり好都合で
ある。

次（、二本発明の態様を図面を用いて詳しく説明する。

本発明に於ては、塗布液の流下するスライド面に接続す
る前記案内堤の撥液面は、該流下方向に平行な平面或い
は曲率が凸もしくは凹の曲面であり、撥液面がスライド
面と交る面角或いは交線に於ける曲面に対する切線のな
す角は任意である。

但し撥液面の形状は、その撥液性の故に塗布液の流下幅
に影響するところがあるので、ウェブ上の塗布指定幅が
保証されるように塗布流量、流れ厚み或いはスライド面
から離れてビードを形成する際の縮流幅を勘案し、必要
流下幅となるように撥液面とスライド面の接続位置が定
められる。

また撥液面の表面張力による抑止力を超えて塗布液が横
溢することを防止するために撥液面は塗布条件範囲に合
せてスライド面から立上った而としておくことが好まし
い。

第１図に本発明に係る案内堤の撥液面の例を（ａ）。

（ｂ）　、　（ｃ）及び（ｄ）として、スライド面に垂
直な断面として示した。１はスライド面、１】は塗布液
、２は案内堤、２１は撥液面である。

なお塗布液の両端はビードへ移行する際の縮流による厚
膜化を見込んで薄くなる様に立上った撥液面形状に整え
ることが好ましい。

また第２図には流下方向に沿って；笥２２を設けた撥液
面２１を有する案内堤２の例の断面を示した。

該溝２２によって液厚が大きい時にも充分に横溢を防ぐ
ことができ、本発明の汎用性を高めることができる。

次に本発明に係る案内堤を有する本発明の塗布装置の塗
布液の流下方向を含む垂直面で切った断面図を第３図に
示す。

図に於て３はバックローラ、４は支持体ウェブである。

１２はスライド面１の終端のりノブ部である。また２４
は案内堤２の終端であって、ウェブ４に接触しないよう
に、また流線が乱れぬ様に整形されている。なおウェブ
４と終端２・１の間隔は０．５聰以下であることが好ま
しい。

本発明に係る案内堤の撥液面の撥液性はテフロン、デル
リン等の撥液性物質を用いることによって与えられ、案
内堤を該物質で成形使用してもよいし、金属等で形成し
た案内堤の撥液商用素地に焼付加工或いはラミネート加
工によって形成してもよい。

また案内堤はスＩＪ　、７　）間ｐ　、ｈｔ位に作成し
、連結して本発明仕様の案内堤を組立て＼もよい。

更にスリットの両端は撥液面とスライド面の交線の内側
に収めた方がスリ・ノドの清浄及び清浄時に撥液面を傷
めることがなく好ましい。

（実施例） 次に実施例によって本発明の効果を示す。なお本発明が
例示実施例に限られることはない。

実施例　１ スライド面に対し１０°の面角をなして交わる斜面を有
する案内堤を設け、該斜面を撥液性を有するテフロン面
とし、一方比軸として液に対して濡れる塩化ビニル面と
した形態としては全く同じ案内堤を有するスライドビー
ド塗布装置をも“η戊した。

該装置を用い下層としてハロゲン化銀ゼラチン水溶液（
粘度ｔｏ　ｃｐ；　３５°Ｃ）を、また上層として界面
活性剤ゼラチン水溶液（粘度ｔｏ　Ｃｐ；　：３５°Ｃ
）を下引済ボリエ千レンチレフタレートウニブに塗布し
、未乾燥厚み下層５５μｍ、上層２０βｍならしめた。

この際本発明に於ては流下する上下２層の積層液の案内
堤斜面への乗上げ幅は、塗布液物性粘度により異なるが
斜面とスライドとの交線位置から０−２〜３．０原であ
り（第４図（ａ））、この積層液がウェブに塗設された
場合に、ウェブの前記交線位置に対応する位置までは所
定厚みを保ち、該位置からウェブの側縁に向って急速に
膜厚Ｏとなり（第４図（ｂ）　）　、乾燥後不拘−厚み
部分として切落す幅は該交線より外側の部分だけで充分
であった。

一方、比較の案内堤を用いた場合は、斜面が塗布液に濡
れ、前記と同塗布条件に於て前記交線位置から液が塗布
液物性、粘度により異なるが３〜６Ｎ引上げられ、且つ
スライド面側に前記側」二げ舟を補償する分の薄膜部が
生じ（第５図（ａ））、乾燥後不拘−厚み部分として切
落す幅は該交線よりも内側Ｇこ１．０〜１５項入った位
置からであった（第５図（ｂ））。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る案内堤の撥液面の形状の例を示す
断面図、第２図は更に溝を設けた例の断面図である。 第３図は本発明の装置例の断面図である。 第４図及び第５図夫々の（ａ）は案内堤の斜面とスライ
ド面との交線付近の塗布液端の状態を示し、更に前記図
夫々の（ｂ）はウェブ上の該部分に於ける膜厚状態を示
す断面図である。 ｌ・・・・・スライド面、　　１１・・・・・・塗布液
、２・・・・・・案内堤、　　　　２１・・・・・・撥
液面。 出願人　　小西六写真工業株式会社 第１図 （Ｃ）　　　　　　　　　　　　　（（（）第２図 第４図 第５図 （答）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）流下する塗布液の流れの両側に案内堤を有するス
   ライドビード塗布装置に於て、該案内堤が塗布液の流下
   するスライド面側にスライド面に接続し、且つ塗布液に
   対して撥液性である面を有することを特徴とする塗布装
   置。
2. （２）前記案内堤の面に塗布液の流下方向に沿って溝を
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の塗
   布装置。