JPS6245164Y2 - - Google Patents

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JPS6245164Y2
JPS6245164Y2 JP2758281U JP2758281U JPS6245164Y2 JP S6245164 Y2 JPS6245164 Y2 JP S6245164Y2 JP 2758281 U JP2758281 U JP 2758281U JP 2758281 U JP2758281 U JP 2758281U JP S6245164 Y2 JPS6245164 Y2 JP S6245164Y2
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JP
Japan
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electrophoresis
detector
data
tube
sample
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JP2758281U
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JPS57142354U (ja
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は等速電気泳動分析装置に関し、さら
に詳しくは、検出器を泳動管に沿つて相対的に移
動させながら測定を行いうる等速電気泳動分析装
置に関する。
従来の等速電気泳動分析装置においては、検出
器と泳動管の相対的位置が固定式であつた。この
ため複数の成分を含む試料を電気泳動に付したと
きに、成分の種類に無関係にすべてに同じ泳動距
離が適用されていた。そこで長い泳動距離を必要
とする成分が含まれている場合には、他の短い泳
動距離で足る成分に対しても長い泳動距離が適用
され、無用に長い分析時間がかかる欠点があつ
た。また、未知試料を分析する場合に、適切な泳
動距離が分らないために、必要以上に泳動距離を
長くしすぎたり、逆に短くしすぎたりする欠点が
あつた。さらに、泳動管における或るポイントの
データは得られるが、或る程度の長さをもつた領
域における試料の分布状態を知ることができない
欠点があつた。
この考案は上記欠点を解消した等速電気泳動分
析装置を提供することを目的とする。
この考案の等速電気泳動分析装置の主たる構成
上の特徴は、まず検出器を泳動管に光を透過させ
てその透過光を測定する方式のものにするととも
にその検出器を泳動管に沿つて相対移動させうる
機構を備えたことにある。
これにより検出器を泳動管に沿つて移動させな
がら測定が行えるようになる結果、泳動管におけ
る試料の分布状態を知ることができるようにな
る。また、その分布状態の時間的変化を知ること
もできるようになる。
しかしながら、泳動管は普通位置により内径、
外径、表面状態等にばらつきがあるから、それら
によりデータにバツクグウランド誤差を生じるお
それがある。このためにこの考案の電気泳動分析
装置ではそれを補正する手段を備えた。
すなわちこの考案の装置の他の主たる構成上の
特徴は、前記移動により得られたデータを泳動管
に対する検出器の位置と関連づけて検索可能に記
憶しうる手段および或る位置において得られたデ
ータからその位置における前記記憶したデータを
引算しうる手段を備えたことにある。
試料の分析に先立ち、まずはじめに泳動管にリ
ーデイング液を満たした状態で検出器を移動して
スキヤンを行い、そのときのデータを前記記憶手
段に記憶する。このデータは泳動管の内径のばら
つき等によるバツクグラウンド信号である。次に
試料を電気泳動に付し、そのときのデータから前
記記憶したデータを前記引算手段により差引く。
得られたデータは、バツクグラウンド信号がキヤ
ンセルされた、試料成分にのみ基づく正しいデー
タである。
以上のように、この考案の等速電気泳動分析装
置によれば、泳動管における試料の分布状態を精
度高く測定することができる。検出器によるスキ
ヤンを所定時間毎に行えば時間的な分布状態の変
化を知ることもできる。そしてその時間的な変化
が試料ゾーンの分析所望部分もしくは全体におい
て認められなくなつたら、その所望部分もしくは
全体の分離が完了したことになるから、分析を終
了すればよい。従つてどのような成分を含む試料
に対しても過不足のない的確な泳動距離を与える
ことができ、時間的な無駄を全く無くすことがで
きる。
以下図に示す実施例に基づいてこの考案をさら
に詳説する。なお、以下の実施例によつてこの考
案が限定されるものではない。
第1図に示す1はこの考案の等速電気泳動分析
装置の一実施例である。この構成のうち、高電圧
電源2、ターミナル液電極槽3、試料導入部4お
よびリーデング液電極槽5は通常のものである。
泳動管56は、測定光の透過しうる、テフロ
ン、ガラスなどの素材でできた内径0.1mm〜0.3mm
程度のチユーブであり、周壁の所定位置にアルミ
ニウムリングのごとき基準位置検出用マーク7を
有している。
検出器8は、泳動管6の外部より光を照射し泳
動管内部を透過して出てくる透過光を測定する方
式の検出器であり、光源Kと、受光部Jと、ホル
ダHとからなる。ホルダHはコの字形をしてお
り、両端間に泳動管6が位置し、これをはさんで
対向して光源Kと受光部Jとが取り付けられてい
る。検出器8はホルダHを介してブロツク9に固
着されている。
移動機構10は、モータ11によりギヤ12,
13を介してスクリユーロツド14を回転させる
ことにより、これと螺合するブロツク9を約10cm
の範囲で移動させる。前述のごとく、検出器8は
ブロツク9に取り付けられているので、結局、検
出器8が泳動管6に沿つて約10cmの範囲で移動し
うる。
15はマイクロコンピユータのごとき制御手段
であつて、モータ11を制御して検出器8の位置
を定めながらそのときのデータをメモリー16に
記憶したり、あるいは或る位置での検出器8のデ
ータからその位置に対応して記憶しているデータ
を引算して結果をレコーダ17へ出力したりする
役割を行う。モータ11の回転と検出器8の位置
の対応のズレは、前記マーク7を検知するごとに
校正される。
制御手段15は、さらに好ましくは、前記引算
した結果を別途メモリー16に記憶し、所定時間
後に得られる同様な引算した結果のデータと比較
し、両データのパターンの変化を検知する働きを
行う。これについては後に詳述する。
上記装置1において、まず泳動管6にリーデイ
ング液が満たされている状態で検出器8により泳
動管6のスキヤンを行えば、例えば第2図のごと
きデータが得られるが、これはもつぱら泳動管8
の肉厚のばらつきや表面状態の相違によるバツク
グラウンド信号である。このデータはメモリー1
6に泳動管6の位置と対応づけて記憶される。
次に試料を電気泳動に付し、適当な時間例えば
10分後に再び検出器8でスキヤンを行う。このと
き検出器8から得られるデータは、例えば第3図
Aに示すごとく、試料成分に基づく信号とバツク
グラウンド信号の和である。そこで前記メモリー
16に記憶したバツクグラウンド信号によるデー
タを差引けば、第3図Bに示すような試料にのみ
基づくデータが得られ、このデータは電気泳動を
開始して10分後の泳動管における分布状態を表わ
している。ここでaはリーデング液、b〜eは試
料ゾーン、fはターミナル液である。
その後、例えば2分毎に同様にしてデータをと
つていくと、例えば第4図A,B,Cのようなデ
ータが得られる。
第4図Aのデータを得た時点で、その前の第3
図Bのデータと比較すれば、試料ゾーンのうちb
〜dに変化があり、eには変化がみられない。
(なお、泳動による全体の移動については変化と
みなさず、高さの異なる各ゾーンの幅のみをここ
では問題としている。)これより、eのゾーンを
形成している成分については、すでに泳動時間10
分で分離が完了していることが分る。
同様にして、第4図Cのデータを得た時点でそ
の前の第4図Bのデータと比較し、試料全体につ
いて泳動時間14分で分離が完了していたことが分
る。
こうして、この試料に対しては16分間の電気泳
動により分析が完了し、所望のデータが得られ
る。
ところで、そしこの試料を従来の検出器固定式
の等速電気泳動装置で分析すれば、所望のデータ
を得るためには少なくとも22分間を要する。なぜ
ならば、検出器は全体の電気泳動が完了する位置
に設けられるので、その位置は第4図Bから判断
して約6.5cmの泳動距離の位置であり、試料ゾー
ンの幅が4cmであり、泳動速度が0.5cm/分であ
るから、試料ゾーンの最後部が検出器を通過しお
わるまでに22分間を要するからである。泳動距離
に余裕をもたせて6.5cm以上とすることが多いか
ら、結局22分間以上かかることになる。
以上のように、この等速電気泳動分析装置1を
用いれば、泳動管6における任意の時刻の分布状
態を知ることができるとともに、従来よりも分析
時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の等速電気泳動分析装置の一
実施例の構成説明図、第2図〜第4図は第1図に
示す装置により得られるデータの説明図である。 1……等速電気泳動分析装置、6……泳動管、
7……マーク、8……検出器、10……移動機
構、15……制御手段、16……メモリー、17
……レコーダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リーデイング液とターミナル液の間部分に導入
    した試料を泳動管の一方から他方へ電気泳動して
    その成分を分離・検出する等速電気泳動分析装置
    において、 泳動管に光を透過させてその透過光を測定する
    方式の検出器、その検出器を泳動管に沿つて相対
    移動させうる機構、泳動管にリーデイング液が満
    たされているときに前記移動を行つて得られるバ
    ツクグラウンド信号としてのデータを泳動管に対
    する検出器の位置と関連づけて検索可能に記憶し
    うる手段および電気泳動時に泳動管の或る位置に
    おいて得られるデータからその位置における前記
    記憶したデータを引算しバツクグラウンド信号を
    キヤンセルしうる手段を備えたことを特徴とする
    等速電気泳動分析装置。
JP2758281U 1981-02-28 1981-02-28 Expired JPS6245164Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2758281U JPS6245164Y2 (ja) 1981-02-28 1981-02-28

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JP2758281U JPS6245164Y2 (ja) 1981-02-28 1981-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57142354U JPS57142354U (ja) 1982-09-07
JPS6245164Y2 true JPS6245164Y2 (ja) 1987-12-02

Family

ID=29825274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2758281U Expired JPS6245164Y2 (ja) 1981-02-28 1981-02-28

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JPS57142354U (ja) 1982-09-07

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