JPS6245008A

JPS6245008A - 環状樹脂磁石

Info

Publication number: JPS6245008A
Application number: JP60183015A
Authority: JP
Inventors: Yoichi Yoshida; 洋一吉田
Original assignee: Tohoku Metal Industries Ltd
Current assignee: Tokin Corp
Priority date: 1985-08-22
Filing date: 1985-08-22
Publication date: 1987-02-27
Also published as: JPH0257323B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はフロッピー磁気ディスク装置（ＦＤＤ）等に用
いられるスピンドルモータ（ブラシレスモータ）用の永
久磁石に関するものである。

（従来の技術）従来、磁気ディスク装置等に用いられているブラシレス
モータは第３図に示すような構成が一般的である。第３
図を参照して、ロータ組立体１は。

回転軸２と９回転軸２に固定されたターンテーブル３と
１回転軸２に固定されたロータヨーク取付ポス４と、ロ
ータヨーク取付ポス４に固定されたロータヨーク５と、
ロータヨーク５の内周面に固着されたマグネット６とか
ら構成される。また。

ステータ組立体７は、マグネット６と径方向に所定空隙
を保って対向配置されたステータヨーク８とステータ巻
線９とから構成され、ノ・ウジング組立体１０に固定さ
れている。このハウジング組立体１０は９回転軸２を回
転自在に軸支するベアリング１１．１２と、ベアリング
１１．１２が組み込まれたハウジング１３とから構成さ
れている。

一方、ハウジング組立体１０にはプリント基板１４が固
定されており、プリント基板１４は回転数検出９位置検
出素子の取付、及びステータ巻線の結線を行う。プリン
ト基板１４上にはマグネット６と対向して回転数検出用
コイル（周波数発電機コイル）１４ａが取り付けられて
おり、一般に。

この回転数検出用コイル１４ａは第５図に示すようにプ
リント基板１４上にジグザグコイル状に形成されている
。

第４図は従来例の周波数発電機部を示したもので、マグ
ネット６の内周面６ａは駆動及び位置検出のために回転
軸２に対し垂直方向（ラジアル方向）に磁化されている
。マグネット６の端面６ｂは周波数発電機として用いる
ために回転軸２に平行（アキシャル方向）に磁化されて
いる。

ロータ組立体１が回転する（即ちブラシレスモータが回
転する）と、マグネット端面６ｂから出る磁束が周波数
発電機コイル１４ａを切ることにより９周波数発電機コ
イル１４ａの端子Ａ、Ｂにブラシレスモータの回転数に
比例した周波数の交流電圧が発生し、その交流電圧の周
波数を利用してブラシレスモータの回転数検出を行なう
。

上述のブラシレスモータに用いられるマグネットは軽量
化の点から、樹脂マグネットが採用されており、この樹
脂マグネットについては例えば特願昭６０−３４４６０
号明細書に記載されている。また、このような樹脂マグ
ネットの製造方法として例えば特願昭６０−３４４６１
号明細書に記載されている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで一般にマグネット内周面６ａはマグネット端面
６ｂにきわめて近いところまで磁化されている。従って
、マグネット端面６ｂから周波数発電機コイル１４ａま
での距離と、マグネット内周面６ａと周波数発電機コイ
ル１４ａとの最短距離がほぼ等しいため、マグネット内
周面６ａのシリンド基板１４方向へのもれ磁束が周波数
発電機コイル１４ａに作用して周波数発電機コイル１４
ａの端子Ａ、Ｂ間に交流電圧が発生する。一般にマグネ
ット端面６ｂの磁束によって周波数発電機コイル１４ａ
の端子Ａ、Ｂ間に発生する交流電圧とマグネット内周面
６ａの磁束によって発生する交流電圧とは周波数が異な
っておシ１周波数発電機コイル１４ａの端子Ａ、Ｂ間の
交流電圧は２種類の周波数の混在したものとなシ、正確
な回転数検出が行えないという問題点がある。

一方、マグネット端面６ｂをマグネット内周面６ａと同
じ磁極分布にしておけば、マグネット端面５ｂの磁束に
よる周波数発電機コイル１４ａの端子Ａ、Ｂ間の交流電
圧と、マグネット内周面６ａの磁束による周波数発電機
コイル１４ａの端子Ａ、Ｂ間の交流電圧の周波数は全く
同じで正確な回転数検出が行えるが、一般にマグネット
内周面６ａの磁極数は一般に多いものでも２４極と少な
く、マグネット端面６ｂをマグネット内周面６ａと同じ
磁極数にした場合において２回転数制御をかけた時、制
御系に十分な利得を得ることができず、不安定な回転数
制御となってしまう。そ波数を高くシ、制御系の利得を
十分に上げて安定な回転数制御を行なう。したがって、
マグネット端面６ｂとマグネット内周面６ａの磁極分布
は同じにできない。

また、ブラシレスモータでは１位置検出をブラシレスモ
ータ駆動用磁束のもれ磁束を用いて行なうことが一般的
であるが、従来構成の場合、マグネット端面６ｂは周波
数発電機用に磁化されているので９位置検出素子１５は
第１図のようにマグネット内周面６ａの駆動用磁束を受
けるような配置にしなければならない。このため、マグ
ネット６は位置検出の分だけ長くなる。ところが、マグ
ネット６の位置検出部は位置検出素子１５が小さくなら
ない限り短かくできないので、ブラシレスモータを薄型
化することが困難であるという問題点がある。

ところで、樹脂マグネットの成型について、前述のよう
に特願昭６０−３４４６１号明細書に記載されているが
、この樹脂マグネットではラジアル方向の磁場配向とア
キシャル方向の磁場配向とが極めて近接しているので、
おのおのの磁場配向の分離、即ち、ラジアル方向とアキ
シャル方向との磁気的配向が混在した部分の領域の厚さ
のパラッキ題点かあり、また、モータの生産性において
も問題点がある。

本発明の目的は上記の問題点を解決しようとするもので
、正確に回転数を検出できる周波数発電４ル機を備え、しかも薄型化の可能なブラシレスモータを実
現できる樹脂マグネットを提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明は径方向（ラジアル方向）に磁気配向された第１
のマグネット部と軸方向（アキシャル方向）に磁気配向
された第２のマグネット部とが一体に成型された環状樹
脂磁石であって、前記第２のマグネット部は前記第１の
マグネット部の外周面よりも径方向に突出しておシ、シ
かも前記第２のマグネット部は前記第１のマグネット部
と実質的に分離され、しかも前記第１のマグネット部の
一端部に位置するように構成されていることを特徴とす
る環状樹脂磁石である。

（実施例）以下本発明について実施例によって説明する。

第１図（、）及び（ｂ）はそれぞれ本発明による環状樹
脂マグネットの一実施例を示す平面図及び断面図であり
、第１図（Ｃ）は第１図（ｂ）　を一部分を拡大して示
す図である。

第１図（、）　、　（ｂ）　、及び（Ｃ）を参照して、
環状樹脂マグネット６はラジアル方向に磁気配向され２
着磁された第１のマグネット部６１と、アキシャル方向
に磁気配向され１着磁された第２のマグネット部６２と
を備えておシ、これら第１及び第２のマグネット部６１
及び６２が一体に成型されている第２のマグネット部６
゛２は接合部（境界部）６３を介して第１のマグネット
部６１の上端部に配置されておシ１図示のように第２の
マグネット部６２は第１のマグネット部６１の外周面よ
り径方向に突出している。

図示のように第１のマグネット部６１の上端面６１ａと
第２のマグネット部６２の上端面６２ａとは同一平面上
になく、即ち一致しておらず、上端面６１ａは上端面６
２ｍの下方に位置している。

一平面上となるように成型される。

このように、第１のマグネット部６１と第２のマグネッ
へ２とは接合部６３を介しており９図示のように第２の
マグネット部６２は第１のマグネット部６１から実質的
に分離されているから第１及び第２のマグネット部６１
及び６２からの磁気漏洩によるトラブルを解消すること
ができる。

接合部（境界部）６３は磁気的な関与を行わない部分で
あるが、環状樹脂マグネットの一体成型においては、第
１のマグネット部６１と第２のマグネット部６２との磁
気的干渉を防ぐために是非とも必要な部分であシ、この
接合部（境界部）６３によって第１のマグネット部６１
及び第２のマグネット部６２の磁石特性のバラツキを極
めて小さくすることができる。

第２図に上述の環状樹脂マグネット６が組み込まれたブ
ラシレスモータの周波数発電機部の要部を拡大して示す
。第２図を参照して、環状樹脂マグネット６は第１のマ
グネット部６１の外周面及び下端面をそれぞれロータヨ
ーク５の内壁面及び底面に接着剤で固着され、一方第２
のマグネット部６２の下端面をロータヨーク５の上端面
に接着剤により固着されて、ロータヨーク５に配設され
ている。プリント基板１４には第２のマグネット部６２
と対向して周波数発電コイル１４ａが配設され、また第
１のマグネット部６１の上端面６１ａと対向して位置検
出素子１５が配設されている。

本発明による環状樹脂マグネットをブラシレスモータに
用いた場合、プリント基板上に位置検出素子１５を配置
することができ、第１のマグネット部６１の上端面と対
向するプリント基板１４の部位に位置検出素子１５を配
設すれば、プリント基板１４と樹脂マグネットとの間隔
を小さくできるから、ブラシレスモータを薄型化するこ
とができる。

また、第２図に示すように１本発明による環状樹脂マグ
ネットをブラシレスモータに用いた場合。

第２のマグネット部６２がロータヨーク５の上端面に位
置するように配設することが可能となるから、ロータヨ
ーク５が磁気回路的に第２のマグネット部６２に有効に
寄与するから、実質的に第２のマグネット部６２の磁石
特性の改善ができ、第２のマグネット部６２の厚みを薄
くすることが可能となる。その結果ブラシレスモータ自
体を薄型化することができる。

（発明の効果）以上説明したように本発明による環状樹脂磁石によれば
、ラジアル方向に磁気配向された第１のマグネット部と
アキシャル方向に磁気配向された第２のマグネット部と
が実質的に分離されているから、第１のマグネット部と
第２のマグネット部との磁気的干渉が極めて少なく、第
１及び第２のマグネット部の磁石特性のバラツキを極め
て小さくすることができる。

また１本発明による環状樹脂磁石をブラシレスモータに
用いた場合、第１のマグネット部の漏れ磁束が周波数発
電機コイルに作用することがないから、正確な回転数検
出ができる。さらに９本発明による環状樹脂磁石を用い
れば１位置検出素子をプリント基板上に配設することが
できるから。

ブラシレスモータを薄型化することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図（、）及び（ｂ）はそれぞれ本発明による環状相
図は本発明による環状樹脂磁石が組み込まれたブラシレ
スモータの周波数発電機部の要部を拡大して示す図、第
３図はブラシレスモータの構成を示す図、第４図は第３
図に示すブラシレスモータの周波数発電機部を拡大して
示す図、第５図は′回転数検出用コイル（周波数発電機
コイル）を示す図である。１・・・ロータ組立体、２・・・回転軸、３・・・ター
ンチー　フ／Ｉ／　、　４・・・ロータヨーク取付ボス
、５・・パロータヨーク、６・・・樹脂マグネット、７
・・・ステータ組立体、８・・・ステータヨーク、９・
・・ステータ巻線。１０・・・ハウジング組立体、１１．１２・・・ベアリ
ング、１３・・・ハウジング、１４・・・プリント基板
。１５・・・位置検出素子。第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

１、径方向に磁気配向された第１のマグネット部と軸方
向に磁気配向された第２のマグネット部とが一体に成型
された環状樹脂磁石であって、前記第２のマグネット部
は前記第１のマグネット部の外周面よりも径方向に突出
しており、しかも前記第２のマグネット部は前記第１の
マグネット部と実質的に分離され、しかも前記第１のマ
グネット部の一端部に位置するように構成されているこ
とを特徴とする環状樹脂磁石。