JPS6244777Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6244777Y2 JPS6244777Y2 JP16893483U JP16893483U JPS6244777Y2 JP S6244777 Y2 JPS6244777 Y2 JP S6244777Y2 JP 16893483 U JP16893483 U JP 16893483U JP 16893483 U JP16893483 U JP 16893483U JP S6244777 Y2 JPS6244777 Y2 JP S6244777Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- paint
- paper
- roll
- coater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
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- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 2
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
製紙機械の中の仕上機械であるコータにおい
て、転写膜厚制御にブレードを使用する方式とし
ては、第1図〜第3図に示す様な形式がある。第
1図はバツキングロール1、アプリケータロール
2、コータパン3及びブレード4等で構成される
FNコータである。アプリケータロール2は粘性
を有する塗料5の入つたコータパン3中に浸つて
いる。またバツキングロール1により支えられて
いる紙6の表面とアプリケータロール2の表面と
の間には、0.2〜0.5mm程度の間隙があり、アプリ
ケータロール2は通常紙6の1〜2割程度の表面
速度で回転している。
て、転写膜厚制御にブレードを使用する方式とし
ては、第1図〜第3図に示す様な形式がある。第
1図はバツキングロール1、アプリケータロール
2、コータパン3及びブレード4等で構成される
FNコータである。アプリケータロール2は粘性
を有する塗料5の入つたコータパン3中に浸つて
いる。またバツキングロール1により支えられて
いる紙6の表面とアプリケータロール2の表面と
の間には、0.2〜0.5mm程度の間隙があり、アプリ
ケータロール2は通常紙6の1〜2割程度の表面
速度で回転している。
アプリケータロール2の回転により持ち上げら
れた塗料5は、バツキングロール1とアプリケー
タロール2との間隙を通過する際に発生するニツ
プ圧力により紙6に転写される。紙6に転写され
た塗料5は、2つのロールの出側で紙6側とアプ
リケータロール2側へと分裂し、紙6側へ転写さ
れた塗料5は、チユーブ9により加圧されたブレ
ード4により目標の塗布量になる様掻き落とさ
れ、余剰塗料はリターンの配管系7へ戻される。
なお、塗料5は配管8より供給される。そして紙
6へ転写される塗料5の膜厚は、従来200〜300μ
m程度である。一方チユーブ9により加圧された
ブレード4により最終的に紙6に塗布される塗料
5の膜厚は、20μm程度である。
れた塗料5は、バツキングロール1とアプリケー
タロール2との間隙を通過する際に発生するニツ
プ圧力により紙6に転写される。紙6に転写され
た塗料5は、2つのロールの出側で紙6側とアプ
リケータロール2側へと分裂し、紙6側へ転写さ
れた塗料5は、チユーブ9により加圧されたブレ
ード4により目標の塗布量になる様掻き落とさ
れ、余剰塗料はリターンの配管系7へ戻される。
なお、塗料5は配管8より供給される。そして紙
6へ転写される塗料5の膜厚は、従来200〜300μ
m程度である。一方チユーブ9により加圧された
ブレード4により最終的に紙6に塗布される塗料
5の膜厚は、20μm程度である。
次に第2図は第1図に示したアプリケータロー
ル2を使用せず、供給した塗料5を塗布と同時に
掻き落とすS,D,C方式である。即ち、塗料5
は掻落しブレード4のセツトされた給液ヘツダ1
0に供給管11より押し込まれ、給液チヤンバー
12より内圧数百mmAqで塗布され、ただちにチ
ユーブ9により加圧されたブレード4により仕上
膜厚20μm程度に制御される。余剰塗料は第2図
中オリフイス板13と、バツキングロール1の間
隙より外部へ排除される。
ル2を使用せず、供給した塗料5を塗布と同時に
掻き落とすS,D,C方式である。即ち、塗料5
は掻落しブレード4のセツトされた給液ヘツダ1
0に供給管11より押し込まれ、給液チヤンバー
12より内圧数百mmAqで塗布され、ただちにチ
ユーブ9により加圧されたブレード4により仕上
膜厚20μm程度に制御される。余剰塗料は第2図
中オリフイス板13と、バツキングロール1の間
隙より外部へ排除される。
更に第3図はロールコータを改良したB,M,
S方式と呼ばれるもので、比較的濃度、粘度の低
い塗料5を紙に塗布する以前に、均一にゴムロー
ルに転写させるものである。装置はトツプロール
14、ボトムロール15、給液ヘツダ16より成
つている。塗料5は配管17より供給され、給液
ヘツダ16先端のチユーブ9により加圧されたブ
レード4aにより各ロールに1〜5μmのオーダ
で塗布される。塗布された塗料5はロールニツプ
部で発生するニツプ圧力により紙に塗布される。
紙6に塗布される塗料5の膜厚は1〜5μm程度
である。
S方式と呼ばれるもので、比較的濃度、粘度の低
い塗料5を紙に塗布する以前に、均一にゴムロー
ルに転写させるものである。装置はトツプロール
14、ボトムロール15、給液ヘツダ16より成
つている。塗料5は配管17より供給され、給液
ヘツダ16先端のチユーブ9により加圧されたブ
レード4aにより各ロールに1〜5μmのオーダ
で塗布される。塗布された塗料5はロールニツプ
部で発生するニツプ圧力により紙に塗布される。
紙6に塗布される塗料5の膜厚は1〜5μm程度
である。
ところで第1〜3図に示したコータにおいて、
膜厚の制御に大きな役割を果たしているブレード
について、現在は工具鋼を使用しており、寸法形
状は第4図イ,ロの通りである。なお、イ,ロと
も夫々面長は2000〜6000mmである。
膜厚の制御に大きな役割を果たしているブレード
について、現在は工具鋼を使用しており、寸法形
状は第4図イ,ロの通りである。なお、イ,ロと
も夫々面長は2000〜6000mmである。
しかしながら、塗料中に含まれるAl2O3やSiO2
の様な物質が摩耗剤としてブレードに作用するた
め、ブレードは消耗する。従つて製紙各社では平
均して8〜12時間を目安にブレード交換を実施し
ているのが現状である。さらに今後は省エネの一
環で塗料の高濃度化が指向されているため、現有
ブレードでは摩耗に一層の拍車がかかり、その対
応が急務となつている。なお、ブレードが摩耗す
ると、刃当りが悪くなり、塗布量制御が困難とな
る。その結果、幅方向での転写プロフアイルが崩
れ、塗工紙品質に悪影響を及ぼすことになる。
の様な物質が摩耗剤としてブレードに作用するた
め、ブレードは消耗する。従つて製紙各社では平
均して8〜12時間を目安にブレード交換を実施し
ているのが現状である。さらに今後は省エネの一
環で塗料の高濃度化が指向されているため、現有
ブレードでは摩耗に一層の拍車がかかり、その対
応が急務となつている。なお、ブレードが摩耗す
ると、刃当りが悪くなり、塗布量制御が困難とな
る。その結果、幅方向での転写プロフアイルが崩
れ、塗工紙品質に悪影響を及ぼすことになる。
本考案は前記従来の欠点を除去し、ブレードの
寿命を延ばすことを目的とするものである。
寿命を延ばすことを目的とするものである。
この目的を達成するために本考案は、紙コータ
機械において、雰囲気温度400〜450℃、雰囲気ガ
スN2中内で約10時間程グロー放電させ、表面か
ら厚さの40%程度までをイオン窒化処理したブレ
ードを備えてなることにより、摩耗の減少を図る
ことができるコータブレード装置を提供せんとす
るものである。
機械において、雰囲気温度400〜450℃、雰囲気ガ
スN2中内で約10時間程グロー放電させ、表面か
ら厚さの40%程度までをイオン窒化処理したブレ
ードを備えてなることにより、摩耗の減少を図る
ことができるコータブレード装置を提供せんとす
るものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、本考案は第1図〜第3図において従来使用し
ているブレード4,4aにイオン窒化処理を施し
てなるものである。
と、本考案は第1図〜第3図において従来使用し
ているブレード4,4aにイオン窒化処理を施し
てなるものである。
本考案では従来使用しているブレードを、雰囲
気温度400〜450℃、雰囲気ガスN2内に置き、約
10時間程グロー放電させ、ブレードの表面から板
厚の40%程度の深さ迄窒化処理を行なつた。な
お、板厚の40%以上を処理すると、ブレードの割
れを生ずるため、40%程度が限度である。
気温度400〜450℃、雰囲気ガスN2内に置き、約
10時間程グロー放電させ、ブレードの表面から板
厚の40%程度の深さ迄窒化処理を行なつた。な
お、板厚の40%以上を処理すると、ブレードの割
れを生ずるため、40%程度が限度である。
以上詳細に説明した如く本考案は構成されてい
るので、ブレードの長寿命化が可能である。第5
図にブレードにイオン窒化処理を施したものと、
従来のブレードとの硬さ分布の実測結果を示す。
第5図の表面においては、本考案の場合は従来品
に比べHV硬さで約2倍となつていることが分
る。さらに第6図に塗料の濃度に対する2種のブ
レードの摩耗量の違いを示す。第6図から分るよ
うに、本考案品によると摩耗量は、従来のブレー
ドの約1/5になつている。また逆にブレードコス
トは約2倍程度と考えられるが、総合的には経済
的に安価となる。
るので、ブレードの長寿命化が可能である。第5
図にブレードにイオン窒化処理を施したものと、
従来のブレードとの硬さ分布の実測結果を示す。
第5図の表面においては、本考案の場合は従来品
に比べHV硬さで約2倍となつていることが分
る。さらに第6図に塗料の濃度に対する2種のブ
レードの摩耗量の違いを示す。第6図から分るよ
うに、本考案品によると摩耗量は、従来のブレー
ドの約1/5になつている。また逆にブレードコス
トは約2倍程度と考えられるが、総合的には経済
的に安価となる。
第1図、第2図及び第3図は夫々従来のコータ
を示す側断面図、第4図イ,ロは夫々従来のブレ
ードの例を示す側断面図、第5図は本考案及び従
来のブレードの表面、断面部と硬さとの関係を示
す説明図、第6図は本考案と従来における塗料濃
度と摩耗量との関係を示す説明図である。 図の主要部分の説明、1……バツキングロー
ル、4,4a……ブレード。
を示す側断面図、第4図イ,ロは夫々従来のブレ
ードの例を示す側断面図、第5図は本考案及び従
来のブレードの表面、断面部と硬さとの関係を示
す説明図、第6図は本考案と従来における塗料濃
度と摩耗量との関係を示す説明図である。 図の主要部分の説明、1……バツキングロー
ル、4,4a……ブレード。
Claims (1)
- 紙コータ機械において、雰囲気温度400〜450
℃、雰囲気ガスN2中内で約10時間程グロー放電
させ、表面から厚さの40%程度までをイオン窒化
処理したブレードを備えてなることを特徴とする
コータブレード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16893483U JPS6074769U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | コ−タブレ−ド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16893483U JPS6074769U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | コ−タブレ−ド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6074769U JPS6074769U (ja) | 1985-05-25 |
JPS6244777Y2 true JPS6244777Y2 (ja) | 1987-11-27 |
Family
ID=30369188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16893483U Granted JPS6074769U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | コ−タブレ−ド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6074769U (ja) |
-
1983
- 1983-10-31 JP JP16893483U patent/JPS6074769U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6074769U (ja) | 1985-05-25 |
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