JPS624464Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、糸ノコ機械等振動を生ずる機械類
の載置作業台に関するものであつて、支持脚及び
床面に機械の振動を伝達しないようにしたもので
ある。

工作機械或は種々な加工機は振動の発生を伴な
うのが普通であるが従来これらの機械類を載置す
る特別の作業台はなく、第１図示の如き通常の机
又は作業台を使用していた。このような作業台は
通常支持脚が４本であり且つそれらが別々に天板
に取付られているため機械が発生する振動は、天
板１を介して夫々の支持脚２，３，４，５に別々
に伝達され、支持脚端部即ち床面に接する足
２′，３′，４′，５′は独立に振動して騒音を発
し、甚しい場合は台全体が機械以上に激しく振動
して機械の運転ができなくなることもある。

本案は、このような振動を吸収して支持脚自体
及び床面にを伝達しないようにした無振動載置台
とも謂うべき作業台を提供することを目的とする
ものである。

第２図は本案実施例品の斜視図であつて振動発
生機械（図示せず）を載置す天板１０の下面に、
一対のＵ字フレーム１１，１２が対向して夫々そ
の端部１３，１４，１５，１６を直接固着されて
取付けられて支持脚とされている。

更に前記一対のＵ字フレーム間は横桟１７，１
８によつて連結されている。この横桟は必ずしも
２本である必要はなくＵ字フレームの水平部２
０，２１間に１９のように１本だけ取付けてもよ
い。

Ｕ字フレーム１１，１２の各隅角部２２の曲率
が大きい場合は、台の安定性を増すためにアング
ル２３を取付け、更に移動可能にするためにキヤ
スター２４を取付ける等は任意である。

上記本案作業台は天板上に振動性機械を載置し
てこれを運転しても支持脚であるＵ字フレーム及
びキヤスター等に振動を生ぜず静粛な運転ができ
るのである。

この理由の詳細は詳らかでないが、天板の振動
は一対のＵ字フレーム及び連結横桟によつて形成
された四つの並列回路を循環して打消され又は吸
収されるものと考えられる。

本案には従来の支持脚の如く謂所脚端即ち足が
存在しないから各端部が区々に振動を伝達するこ
とがなく振動性機械を無振動に支持できるのであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来品の斜視図第２図は本案実施例品
の斜視図、第３図は断面図である。 １１，１２……Ｕ字フレーム、１７，１８，１
９……連結横桟。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 天板の下面に複数の支持脚が固設されてなる
   振動性機械の作業台において支持脚が一対のＵ
   字フレームで構成され、天板の下面に、前記一
   対のＵ字フレームの各端部を、該Ｕ字フレーム
   同志が対向する如く配設して固着すると共にＵ
   字フレーム間を少なくとも一個の横桟で連結し
   てなる無振動作業台。 (2) Ｕ字フレームの下面隅角部にキヤスターが設
   けられてなる実用新案登録請求の範囲第１項の
   無振動作業台。