JPS6244637Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6244637Y2 JPS6244637Y2 JP1980122755U JP12275580U JPS6244637Y2 JP S6244637 Y2 JPS6244637 Y2 JP S6244637Y2 JP 1980122755 U JP1980122755 U JP 1980122755U JP 12275580 U JP12275580 U JP 12275580U JP S6244637 Y2 JPS6244637 Y2 JP S6244637Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hearing aid
- case
- cover
- behind
- aid case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000004243 sweat Anatomy 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、耳かけ式補聴器の改良に関し、その
主たる目的はマイクロホンに及ぼす風雑音の低減
にあり、他の目的としては補聴器内部への汗、雨
等の水分の侵入防止にある。
主たる目的はマイクロホンに及ぼす風雑音の低減
にあり、他の目的としては補聴器内部への汗、雨
等の水分の侵入防止にある。
耳かけ式補聴器に関しては一般に補聴器装用者
の耳介との干渉による音響特性の影響の少ない部
分に、マイクロホンへ通じる音孔を設けることが
好ましいとされている。このため第1図に示すご
とくフツク1の上部の補聴器ケース2に開口部を
設け音孔3とした補聴器が種々使われている。
の耳介との干渉による音響特性の影響の少ない部
分に、マイクロホンへ通じる音孔を設けることが
好ましいとされている。このため第1図に示すご
とくフツク1の上部の補聴器ケース2に開口部を
設け音孔3とした補聴器が種々使われている。
しかしながら、この種の耳かけ式補聴器の場
合、音孔が補聴器の前方に位置しているため風の
影響を受け易く、また補聴器ケースの角部に風が
衝突して生ずる渦に起因する風による音響変換出
力、すなわち風雑音の発生により補聴器装用者に
不快音を与えてしまう問題点を有していた。さら
にその音孔の位置からして、主に補聴器上方より
流れ落ちる補聴器装用者の汗や、雨等の外部から
の水分が音孔を介して補聴器内部に侵入し易くマ
イクロホンに悪影響を及ぼすことが多く不都合を
生じていた。
合、音孔が補聴器の前方に位置しているため風の
影響を受け易く、また補聴器ケースの角部に風が
衝突して生ずる渦に起因する風による音響変換出
力、すなわち風雑音の発生により補聴器装用者に
不快音を与えてしまう問題点を有していた。さら
にその音孔の位置からして、主に補聴器上方より
流れ落ちる補聴器装用者の汗や、雨等の外部から
の水分が音孔を介して補聴器内部に侵入し易くマ
イクロホンに悪影響を及ぼすことが多く不都合を
生じていた。
本考案は以上述べたごとく汗や風雑音に無防備
な耳かけ式補聴器の音孔部にカバーを設けること
により上記問題点を解消せんとするものである。
な耳かけ式補聴器の音孔部にカバーを設けること
により上記問題点を解消せんとするものである。
即ち、本考案によれば、やや湾曲した形状を有
する補聴器ケースと、一端をこの補聴器ケースに
結合されたフツクと、この補聴器ケースのフツク
結合部付近に形成された音孔とを備え補聴器ケー
スを耳介の後方に位置させフツクを耳介の付根に
沿つて装着するようにした耳かけ式補聴器におい
て、下部両側面に切欠き開口部を形成し、しかも
一端がこの切欠き開口部につながり、他端が補聴
器ケースに設けられた音孔につながる音道を内部
に有し、さらに上面がなだらかな曲面で構成され
たカバーを備えるようにする。
する補聴器ケースと、一端をこの補聴器ケースに
結合されたフツクと、この補聴器ケースのフツク
結合部付近に形成された音孔とを備え補聴器ケー
スを耳介の後方に位置させフツクを耳介の付根に
沿つて装着するようにした耳かけ式補聴器におい
て、下部両側面に切欠き開口部を形成し、しかも
一端がこの切欠き開口部につながり、他端が補聴
器ケースに設けられた音孔につながる音道を内部
に有し、さらに上面がなだらかな曲面で構成され
たカバーを備えるようにする。
以下本考案の一実施例を図に沿つて説明する。
第2、第3、第4図において11は補聴器ケース
であり、このケース11は2分割構成となつてお
り突合せ接合によつて組み立てられている。この
接合部に開口が設けられ、ケース11の音孔12
とされている。この音孔11はチユーブ13を介
してマイクロホン14に通じている。15は補聴
器ケース11より突出する固定部材16に螺着結
合されたフツクであり、その先端部には耳せん
(図示せず)が取り付けられる。このフツクは補
聴器の耳からの脱落を防止し、かつ増幅された音
をイヤホンに伝達する機能を有する。17はカバ
ーであり、内部には音道18が形成されている。
音道18の一端はケース11の音孔12と通じ、
他端はカバー17の下部両側面に形成された切欠
き開口部19につながつている。従つて補聴器の
動作時には、この一対の切欠き開口部19から外
部の音が入り、音道18を通つて音孔12へ導か
れることとなる。尚、音の入口として透孔ではな
く切欠き開口部19としたのは、カバー側壁を伝
い落ちる汗、雨をそのまま落下可能にするためで
ある。透孔であれば汗等が落下せずに音道18内
に侵入していく虞れが多分にあるからである。カ
バー17の上面はなだらかな曲面に形成され、角
部がないため風の衝突による渦の発生は少ない。
20はカバー17の補聴器ケース11と接する側
面に設けられた一対の突条であり、21は補聴器
ケース11に設けられた突条であり、補聴器ケー
ス11とカバー17との結合に資する。すなわ
ち、カバー17をケース11の上方からその突条
20を、ケース11の溝22に、ケース11の突
条21をカバー17の溝23に嵌合せしめ、カバ
ー17を下方に摺動することにより結合を果た
す。さらにカバー17に設けられた凹部24と、
ケース11に設けられた凸部25とが弾着結合し
カバー17が上方に脱け落ちるのを防いでいる。
第2、第3、第4図において11は補聴器ケース
であり、このケース11は2分割構成となつてお
り突合せ接合によつて組み立てられている。この
接合部に開口が設けられ、ケース11の音孔12
とされている。この音孔11はチユーブ13を介
してマイクロホン14に通じている。15は補聴
器ケース11より突出する固定部材16に螺着結
合されたフツクであり、その先端部には耳せん
(図示せず)が取り付けられる。このフツクは補
聴器の耳からの脱落を防止し、かつ増幅された音
をイヤホンに伝達する機能を有する。17はカバ
ーであり、内部には音道18が形成されている。
音道18の一端はケース11の音孔12と通じ、
他端はカバー17の下部両側面に形成された切欠
き開口部19につながつている。従つて補聴器の
動作時には、この一対の切欠き開口部19から外
部の音が入り、音道18を通つて音孔12へ導か
れることとなる。尚、音の入口として透孔ではな
く切欠き開口部19としたのは、カバー側壁を伝
い落ちる汗、雨をそのまま落下可能にするためで
ある。透孔であれば汗等が落下せずに音道18内
に侵入していく虞れが多分にあるからである。カ
バー17の上面はなだらかな曲面に形成され、角
部がないため風の衝突による渦の発生は少ない。
20はカバー17の補聴器ケース11と接する側
面に設けられた一対の突条であり、21は補聴器
ケース11に設けられた突条であり、補聴器ケー
ス11とカバー17との結合に資する。すなわ
ち、カバー17をケース11の上方からその突条
20を、ケース11の溝22に、ケース11の突
条21をカバー17の溝23に嵌合せしめ、カバ
ー17を下方に摺動することにより結合を果た
す。さらにカバー17に設けられた凹部24と、
ケース11に設けられた凸部25とが弾着結合し
カバー17が上方に脱け落ちるのを防いでいる。
尚、この実施例ではカバー17をケース11と
は別体に構成して説明したが、ケース11と一体
に構成しても差し支えない。
は別体に構成して説明したが、ケース11と一体
に構成しても差し支えない。
以上述べてきたごとく、本考案によれば汗、雨
の音孔への侵入を容易に許さず、しかも角部がな
く音の入口が側方に位置する等の理由で著しく風
雑音の影響をまぬがれるものである。第5図に示
すごとく従来の補聴器であれば特に補聴器装用者
の前方30度付近の方向からの風の影響を大きく受
けていたが、本考案に係る補聴器によれば右前方
30度方向からの風に関し、約26dBの風雑音の低
減効果を示している。尚、第5図に於て実験は、
風洞の風速毎秒3m、本考案に係る供試補聴器は
音響実験用人頭模型の右耳に装着し、音響利得
40dBにした時の風雑音の電気音響出力を測定し
たもので、Aは従来の補聴器の特性を、Bは本考
案に係る補聴器の特性を示す。
の音孔への侵入を容易に許さず、しかも角部がな
く音の入口が側方に位置する等の理由で著しく風
雑音の影響をまぬがれるものである。第5図に示
すごとく従来の補聴器であれば特に補聴器装用者
の前方30度付近の方向からの風の影響を大きく受
けていたが、本考案に係る補聴器によれば右前方
30度方向からの風に関し、約26dBの風雑音の低
減効果を示している。尚、第5図に於て実験は、
風洞の風速毎秒3m、本考案に係る供試補聴器は
音響実験用人頭模型の右耳に装着し、音響利得
40dBにした時の風雑音の電気音響出力を測定し
たもので、Aは従来の補聴器の特性を、Bは本考
案に係る補聴器の特性を示す。
またカバーを補聴器ケースとは別体に構成した
場合には、カバーの取付により、2分割構成のケ
ースをより強固に緊締することとなり有益であ
る。
場合には、カバーの取付により、2分割構成のケ
ースをより強固に緊締することとなり有益であ
る。
第1図は従来の補聴器を示す側面図。第2図は
本考案の一実施例を示す補聴器の一部側断面。第
3図は第2図記載の実施例のB−B′断面図。第4
図は第2図記載の実施例のA−A′断面図。第5
図は本考案に係る補聴器と従来のそれとに関し、
風雑音による影響を比較する特性線図。 11:補聴器ケース、12:音孔、17:カバ
ー、18:音道、19:切欠き開口部。
本考案の一実施例を示す補聴器の一部側断面。第
3図は第2図記載の実施例のB−B′断面図。第4
図は第2図記載の実施例のA−A′断面図。第5
図は本考案に係る補聴器と従来のそれとに関し、
風雑音による影響を比較する特性線図。 11:補聴器ケース、12:音孔、17:カバ
ー、18:音道、19:切欠き開口部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 やや湾曲した形状を有する補聴器ケース11
と、一端をこの補聴器ケース11に結合された
フツク15と、前記補聴器ケース11の前記フ
ツク15結合部付近に形成され、前記補聴器ケ
ース11に内蔵されたマイクロホン14へ通じ
る音孔12とを備え、前記補聴器ケース11を
耳介の後方に位置させ前記フツク15を耳介の
付根に沿つて装着するようにした耳かけ式補聴
器において、 下部両側面に切欠き開口部19を形成し、し
かも一端がこの切欠き開口部19につながり、
他端が前記補聴器ケース11に設けられた音孔
12につながる音道18を内部に有し、さらに
上面がなだらかな曲面で構成されたカバー17
を備えてなる耳かけ式補聴器。 2 カバー17を補聴器ケース11と別体に構成
してなる実用新案登録請求の範囲(1)記載の耳か
け式補聴器。 3 カバー17と補聴器ケース11とを一体に構
成してなる実用新案登録請求の範囲(1)記載の耳
かけ式補聴器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980122755U JPS6244637Y2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980122755U JPS6244637Y2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5746400U JPS5746400U (ja) | 1982-03-15 |
JPS6244637Y2 true JPS6244637Y2 (ja) | 1987-11-26 |
Family
ID=29483355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980122755U Expired JPS6244637Y2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6244637Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4513923B1 (ja) * | 2009-06-09 | 2010-07-28 | パナソニック株式会社 | 補聴器 |
AU2010350522B2 (en) * | 2010-04-06 | 2013-10-03 | Widex A/S | A hearing aid adapted for suppression of wind noise |
CN102918871A (zh) * | 2010-10-11 | 2013-02-06 | 唯听助听器公司 | 适于风噪声抑制的助听器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028707A (ja) * | 1973-05-01 | 1975-03-24 |
-
1980
- 1980-08-29 JP JP1980122755U patent/JPS6244637Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028707A (ja) * | 1973-05-01 | 1975-03-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5746400U (ja) | 1982-03-15 |
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