JPS624431Y2 - - Google Patents

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JPS624431Y2
JPS624431Y2 JP6485083U JP6485083U JPS624431Y2 JP S624431 Y2 JPS624431 Y2 JP S624431Y2 JP 6485083 U JP6485083 U JP 6485083U JP 6485083 U JP6485083 U JP 6485083U JP S624431 Y2 JPS624431 Y2 JP S624431Y2
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JP
Japan
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column
sleeve
cross rail
circumferential surface
fluid pressure
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JP6485083U
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JPS59171040U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、工作機械のクロスレールクランプ装
置に関する。
<従来技術> 中・小形の門形工作機械では、クロスレールお
よび主軸頭の重量は、基本的にはクロスレール昇
降用ネジに支えられているため、昇降ネジの弾性
変形によつてクロスレールの上下方向位置誤差
が、特に主軸頭が側方へ偏移した場合には、クロ
スレールの傾きが生ずる。
このためにある範囲内での主軸の上下運動は主
軸のクイル方式または主軸頭ラム方式によるもの
とし、昇降ネジによるクロスレールの上下運動を
抑制するとともに、クロスレールの停止時にはこ
れをコラムにクランプして加工精度の向上、昇降
ネジの負担軽減を図る方法も多用されている。
そして第4図a,bの如くコラム1が丸形の場
合のクロスレールクランプ装置は、クロスレール
2のコラム穴部3にスリ割り部4を設け、このス
リ割り部4を締付けてクランプする方法が一般的
に行なわれている。
<考案が解決しようとする問題点> しかし、上記方法では、特に精度の高度化が要
求される場合、クロスレール2のコラム穴3aと
コラム1の中心の同心精度、クランプ解放状態に
おけるクロスレール昇降時の摺動の円滑性、摺動
面のすきま、又は潤滑の適正維持の諸点から不充
分であつた。
本考案は、クロスレールのコラム穴のコラム案
内摺動部とクロスレールクランプ部を機能的に分
離し、かつ夫々両部を完全な全円周形状とするこ
とにより、クロスレールのクランプ固定時もクラ
ンプ解放かつクロスレール昇降運動時も、クロス
レールのコラム摺動穴とコラム相互の優れた同心
性が得られ、さらに確実強固で均一的なクランプ
性能と良好な摺動機能が維持できるクロスレール
クランプ装置の提供を目的としている。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上記問題点を解決するために、第
1,2図の如く、主軸頭が装架されたクロスレー
ル12の両端部13にコラム摺動穴13aを形成
し、該コラム摺動穴13aを丸形コラム11に外
嵌することによりクロスロール12をコラム11
に昇降可能とした工作機械において、前記コラム
摺動穴13aの周壁にスリーブ取付凹部13cを
形成し、該取付凹部13cに内周面14aが前記
コラム11に摺動自在に外嵌する円筒形スリーブ
14の軸方向一端部を固定し、該スリーブ14の
外周面の中央部に円環溝15を形成することによ
り該中央部をスリーブ14の内径方向に弾性変形
可能な薄肉部16とし、前記取付凹部13cと円
環溝15で囲まれた部分に流体圧室17を形成
し、クロスレールクランプ時に前記薄肉部16の
内周面14aが前記コラム11の外周面に圧接す
るよう前記流体圧室17に加圧流体を供給する流
体圧供給装置23Aを設けたものである。
<作 用> 本考案においては、流体圧室17に送られた加
圧流体により、スリーブ14の円筒状の薄肉部1
6が内径方向に径が縮小するように弾性変形を起
こして薄肉部16の内周面14aがコラム11の
外周面に圧接し、縮小緊締するので、クロスレー
ル12を強固にクランプできる。
またスリーブ14の弾性変形は、薄肉部16の
全周にわたつて均等な流体圧によつて行われるた
め、コラム11の中心とクロスレール12の摺動
穴13aの同心性を損うことはなく、さらに摺動
穴13aの摺動面はスリ割りのない完全円筒で、
コラム11の外周面との良好な摺動条件が、クロ
スレール12の上下運動時もクランプによる停止
時も変りなく維持される。したがつて、クロスレ
ール12の運動ならびに位置決め精度の高度化が
達成できる。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を第1,2,3図に基
き説明すると、本考案装置は、ベツド上に摺動可
能にテーブルを載置し、該ベツドの両側に丸形コ
ラム11を立設し、両コラム11の上部間にクロ
スビームを横架し、クロスレール12の両端部1
3にコラム摺動穴13aを形成し、該コラム摺動
穴13aを丸形コラム11に外嵌することにより
クロスレール12をコラム11に昇降可能とした
工作機械において、主軸頭が装架されたクロスレ
ール12の両端部13のコラム摺動穴13aに円
筒形スリーブ14の軸方向一端部を固定し、該ス
リーブ14の外周中央部に円環溝15を形成する
ことにより該中央部を弾性変形可能な薄肉部16
とし、かつ前記円環溝15で囲まれた部分を流体
圧室17とし、前記スリーブ14の内周面14a
を円筒状丸形コラム11に摺動自在に外嵌したも
のである。
なお、前記スリーブ14は金属製、例えばリン
青銅製であり、摺動穴13aの上下端部に接して
設置し、スリーブ内周面14aはコラム11の外
周面にほぼ接するようにし、フランジ部14bは
クロスレール両端部13に形成した段部13bに
ネジ17で固定している。そして、本実施例で
は、前記薄肉部16は外径が456mm、内径450mmで
あり、前記流体圧室17には50Kg/cm2が作成する
ように構成している。
スリーブ14の円筒外周部とクロスレール両端
部13の取付凹部13cとの間には間隙を形成
し、該間隙の上下部にシール18,19を装入
し、シール18とシール19との間には、シール
を押さえるための数個所に通孔20を有する環状
のシール押え21を装入している。
前記流体圧供給装置23Aは、前記流体圧室1
7に通じる流体孔22をクロスレール両端部13
に設け、該流体孔22の出入口22aは配管23
により、切換弁24、減圧弁25を介して外部の
流体圧供給源に接続している。なお、上記のクロ
スレールクランプ部はクロスレールの左右両端部
の摺動穴13aの上下二個所づつ、計四個所に設
置している。
上記において、外部の流体圧供給源より供給さ
れた加圧流体は、クロスレール両端部13内の流
体孔22を通り、スリーブ14とクロスレール1
2との間に設けられた流体圧室17に送られる。
流体圧室17に送られた加圧流体により、スリー
ブ14の円筒状の薄肉部16が内径方向に径が縮
小するように弾性変形を起こして薄肉部16の内
周面14aがコラム11の外周面に圧接し、これ
らの計四個所のスリーブ14の縮小緊締によりク
ロスレール12を強固にクランプする。
またスリーブ14の弾性変形は、薄肉部16の
全周にわたつて均等な流体圧によつて行われるた
め、コラム11の中心とクロスレール12の摺動
穴13aの同心性を損うことはなく、さらに摺動
穴13aの摺動面はスリ割りのない完全円筒で、
コラム11の外周面との良好な摺動条件が、クロ
スレール12の上下運動時もクランプによる停止
時も変りなく維持され、クロスレール12の運動
ならびに位置決め精度の高度化が達成される。
<考案の効果> 以上の説明から明らかな通り、本考案において
は、流体圧室に送られた加圧流体により、スリー
ブの円筒状の薄肉部が内径方向に径が縮小するよ
うに弾性変形を起こして薄肉部の内周面がコラム
の外周面に圧接し、縮小緊締するので、クロスレ
ールを強固にクランプできる。またスリーブの弾
性変形は、薄肉部の全周にわたつて均等な流体圧
によつて行われるため、コラムの中心とクロスレ
ールの摺動穴の同心性を損うことはなく、さらに
摺動穴の摺動面はスリ割りのない完全円筒で、コ
ラムの外周面との良好な摺動条件が、クロスレー
ルの上下運動時もクランプによる停止時も変りな
く維持されるので、クロスレールの運動ならびに
位置決め精度の高度化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の縦断面図、第2図はその
要部の拡大縦断面図、第3図は第2図の−線
断面図、第4図a,bは従来装置の横断面図であ
る。 11:丸形コラム、12:クロスレール、1
3:両端部、13a:コラム摺動穴、13b:段
部、13c:取付凹部、14:円筒形スリーブ、
14a:その内周面、15:円環溝、16:薄肉
部、17:流体圧室、18,19:シール、2
0:通孔、21:シール押え、22:流体孔、2
3:配管、23A:流体圧供給装置、24:切換
弁、25:減圧弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸頭が装架されたクロスレール12の両端部
    13にコラム摺動穴13aを形成し、該コラム摺
    動穴13aを丸形コラム11に外嵌することによ
    りクロスレール12をコラム11に昇降可能とし
    た工作機械において、前記コラム摺動穴13aの
    周壁にスリーブ取付凹部13cを形成し、該取付
    凹部13cに内周面14aが前記コラム11に摺
    動自在に外嵌する円筒形スリーブ14の軸方向一
    端部を固定し、該スリーブ14の外周面の中央部
    に円環溝15を形成することにより該中央部をス
    リーブ14の内径方向に弾性変形可能な薄肉部1
    6とし、前記取付凹部13cと円環溝15で囲ま
    れた部分に流体圧室17を形成し、クロスレール
    クランプ時に前記薄肉部16の内周面14aが前
    記コラム11の外周面に圧接するよう前記流体圧
    室17に加圧流体を供給する流体圧供給装置23
    Aを設けたことを特徴とするクロスレールクラン
    プ装置。
JP6485083U 1983-04-27 1983-04-27 クロスレ−ルクランプ装置 Granted JPS59171040U (ja)

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JP6485083U JPS59171040U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 クロスレ−ルクランプ装置

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JP6485083U JPS59171040U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 クロスレ−ルクランプ装置

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JPS59171040U JPS59171040U (ja) 1984-11-15
JPS624431Y2 true JPS624431Y2 (ja) 1987-01-31

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JP6485083U Granted JPS59171040U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 クロスレ−ルクランプ装置

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JPH0230188Y2 (ja) * 1985-04-30 1990-08-14
JPH0410989Y2 (ja) * 1986-09-30 1992-03-18
JP4538292B2 (ja) * 2003-10-17 2010-09-08 株式会社三共製作所 傾斜回転テーブル装置
BR112013003490A2 (pt) * 2010-08-24 2019-09-24 Fcs System Srl "dispositivo de travamento para peças mecânicas, particularmente para peça submetida a processamento mecânico, ou similar."

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JPS59171040U (ja) 1984-11-15

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