JPS6244129Y2 - - Google Patents

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JPS6244129Y2
JPS6244129Y2 JP964082U JP964082U JPS6244129Y2 JP S6244129 Y2 JPS6244129 Y2 JP S6244129Y2 JP 964082 U JP964082 U JP 964082U JP 964082 U JP964082 U JP 964082U JP S6244129 Y2 JPS6244129 Y2 JP S6244129Y2
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pinion gear
starting motor
output shaft
gear
shift lever
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばエンジンの始動時にそのリン
グギヤ等の被動ギヤを駆動するのに用いられる始
動装置、特に、始動モータ、ピニオンギヤを同軸
上で駆動する出力軸、前記始動モータの駆動力を
前記出力軸に伝達する一方向伝動装置、前記ピニ
オンギヤを作動位置にシフトするためのシフトレ
バー及び電磁作動装置より構成され、始動時には
電磁作動装置を作動しシフトレバーを介してピニ
オンギヤを被動ギヤとの噛合位置に移動させると
共に始動モータを起動してピニオンより被動ギヤ
を駆動するようにした始動装置に関する。
従来のこの種の始動装置では、始動モータと電
磁作動装置とを互いに平行に隣接配置し、出力軸
を始動モータまたは電磁作動装置の軸線上に配置
しているので、出力軸は始動装置の一側に偏り、
比較的大きな設置スペースを要する欠点がある。
そこで、本考案は、出力軸を始動モータまたは
電磁作動装置のいずれの側にも偏らせることな
く、それらの軸線間に配置するようにして、比較
的小さい設置スペースにも収められるようなコン
パクトな前記始動装置を提供することを目的とす
る。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第1図において、全体を符号Hで示す
伝動ハウジングは分離可能に接合される前部ハウ
ジング1と後部ハウジング2とよりなり、その後
部ハウジング2に始動モータMと、後述するシフ
トレバー47を作動すると共に始動モータを起動
するための電磁作動装置としての電磁スイツチS
とが互いに隣接して装着される。
即ち、後部ハウジング2の背面には始動モータ
Mのステータ3および後部軸受ブラケツト4が順
次重ねられ、それらは後部ハウジング2と共にボ
ルト5により前部ハウジング1に固着される。始
動モータMのロータ軸6は後部ハウジング2およ
び軸受ブラケツト4にボールベアリング7および
ベアリングブツシユ8を介してそれぞれ支承さ
れ、このロータ軸6の出力端部、即ち前端部は伝
動ハウジングH内に突入している。
電磁スイツチSにおいては、ソレノイド9を保
持するスイツチ筒10が後部ハウジング2にねじ
11により固着される。ソレノイド9の内側に
は、継鉄12を介してスイツチ筒10に連結した
固定鉄心13と、その前面に対して進退する可動
鉄心14とが配設され、両鉄心13,14間には
可動鉄心14を固定鉄心13の前面から離間する
方向に付勢する戻しばね15が縮設される。可動
鉄心14には、固定鉄心13を貫通するスイツチ
作動棒16が一体に形成されており、その先端に
可動接点17が摺動自在に付設され、この可動接
点17は、通常、圧接ばね18の弾発力によりス
イツチ作動棒16の先端位置に保持される。スイ
ツチ筒10の後端には絶縁材製の端子キヤツプ1
9が固着されており、このキヤツプ19には、そ
の端壁を貫通する一対の端子ボルト20が固着さ
れ、それらボルト20の内端に、前記可動接点1
7と対向する一対の固定接点21が形成されてい
る。一対の端子ボルト20のうち、一方には電源
に連なる導線が、また他方には始動モータMに連
なる導線(いずれも図示せず)がそれぞれ接続さ
れる。
また、前記可動鉄心14には、伝動ハウジング
H内に突入する、フツク22a付作動杆22も一
体に形成されている。
伝動ハウジングHには、始動モータMと電磁ス
イツチSとの軸線間、即ちロータ軸6と上記作動
杆22との中間位置でそれらと平行する出力軸2
3と、ロータ軸6からその出力軸23への一方向
に駆動力を伝達する一方向伝動装置Tとが配設さ
れ、出力軸23は前、後部ハウジング1,2にそ
れぞれボールベアリング24,25を介して回転
自在に支承され、軸方向には移動できないように
なつている。
一方向伝動装置Tは、ロータ軸6の出力端部に
形成した小径の駆動ギヤ26と、出力軸23と同
心上で駆動ギヤ26と噛合する大径の被動ギヤ2
7と、この被動ギヤ27と出力軸23間に介装し
た一方向クラツチCとよりなり、またその一方向
クラツチCは、上記被動ギヤ27を外周に一体に
備えていて一対のベアリングブツシユ28,29
を介して出力軸23に回動自在に支承されるクラ
ツチアウタ30と、出力軸23の外周部に一体的
に形成されてクラツチアウタ30内に配設される
クラツチインナ31と、それらクラツチアウタお
よびインナ30,31間に介装したクラツチロー
ラ32とより構成される。而して、一方向クラツ
チCは、通常のように、クラツチアウタ30即ち
被動ギヤ27からクラツチインナ31即ち出力軸
23へのトルク伝達は行うが、逆負荷の伝達は遮
断する一方向伝動機能を持つ。
出力軸23の出力端部は前部ハウジング1の前
面に突出し、その出力端部の外周にピニオンギヤ
33の筒状ボス33aがスプライン34を介して
前後摺動自在に嵌合される。このピニオンギヤ3
3の所定の前進位置には、それと噛合するエンジ
ンのリングギヤ35が待機させてある。
出力軸23の出力端は、リングギヤ35の軸方
向中央線Lを越えて前方へ延びており、これによ
りピニオンギヤ33がリングギヤ35を駆動する
とき、その駆動反力によるピニオンギヤ33の傾
きを防止し、両ギヤ33,35の適正な噛合状態
が保持される。
ピニオンギヤ33の筒状ボス33aの開放前面
は、それにかしめて固着した防塵板37により閉
鎖され、これによりボス33a内部への塵埃等の
侵入が防止される。
ピニオンギヤ33は、前記電磁スイツチSの作
動時にリングギヤ35との噛合位置まで移動され
るもので、そのためのピニオン移動装置Dが伝動
ハウジングHに次のように設けられる。
ピニオン移動装置Dは、出力軸23の軸心部を
摺動自在に貫通する移動棒38を有し、その移動
棒38の前端には、前記筒状ボス33aの防塵板
37と、そのボス33aの内壁に係止した止環3
6との間において進退し得る押圧フランジ38a
が形成されており、そのフランジ38aと防塵板
37間に樽形の緩衝コイルばね39が縮設され
る。
出力軸23の中空部の後部は拡大されて案内孔
40とされ、この案内孔40に摺合するばね受筒
41が移動棒38上に止環42により固定され、
このばね受筒41の後端外周に形成したフランジ
41aを介して移動棒38を後退方向に付勢する
戻しコイルばね43が案内孔40に縮設される。
第2図に示すように、ばね受筒41のフランジ
41aの外周面には切欠44が設けられ、これが
案内孔40と伝動ハウジングHの各内部を連通す
る通気孔となる。したがつて、ばね受筒41は案
内孔40においてその内部の空気に抵抗されるこ
となく摺動することができる。
また、ピニオン移動装置Dは、特に第4図に示
すように、伝動ハウジングHに固定されるレバー
ホルダ45と、それにピボツトピン46を介して
枢支されるシフトレバー47と、ピボツトピン4
6の外周に巻装した捩りコイルばねよりなる過負
荷ばね48を有する。そしてシフトレバー47は
移動棒38の後端に係合する第1腕47aと、ピ
ボツトピン46を挾んでそれと反対方向に延びる
二叉の第2腕47bとを備えており、この両腕4
7a,47bの後面に過負荷ばね48の第1およ
び第2係止腕48a,48bがそれぞれ係止され
る。その際、ばね48のコイル部にはセツト荷重
として所定の捩りトルクが付与され、また第2係
止腕48bはシフトレバー47の二叉の第2腕4
7b間に架橋され、その架橋部に前記作動杆22
のフツク22aが係止連結される。以上におい
て、ばね48の第2係止腕48bの有効長はレバ
ー47の第1腕47aのそれより短い。したがつ
て、それらの腕長さの比により作動杆22の動き
を移動棒38に増速して伝えることができる。
戻しばね43の作用による、ピニオンギヤ3
3、移動棒38およびシフトレバー47の後退位
置は、シフトレバー47の第1腕47a背面が後
部ハウジング2の内壁に形成したストツパ部2a
に当接することにより規制される。
また、このシフトレバー47の第1腕47a
は、始動モータMのステータ3に近接させて、ス
テータ3の相隣る2個の界磁コイル3a,3a間
に所定の絶縁間隔を存して配置され、望ましくは
第5図のように界磁コイル3a,3a間に介入さ
せる。
伝動ハウジングHの前端には、リングギヤ35
より後退したピニオンギヤ33の後半部を受容す
るピニオンハウジング49が連設されており、こ
のピニオンハウジング49の入口49aは外方に
向つて広げられ、ピニオンギヤ33のピニオンハ
ウジング49への格納を案内するようになつてい
る。入口49aに侵入した雨水や洗滌水等は入口
49aのテーパー面に誘導されて下部外方へ速や
かに排出される。
また、ピニオンハウジング49は、その入口4
9aの下方において、その内部を外部に連通させ
る排水孔50を持つており、この排水孔50には
出口に向つて下り勾配が付してある。したがつ
て、万一、ピニオンハウジング49内に水が浸入
しても、この排水孔50より直ちに排水すること
ができる。
一方、ピニオンギヤ33の後端には、その各歯
間を一体に連結する閉塞壁33bが形成されてお
り、この閉塞壁33bは、ピニオンギヤ33の歯
間を通してピニオンハウジング49内部へ浸水す
ることを防止し、またピニオンギヤ33の歯の補
強にも役立つ。
次にこの実施例の作用を説明すると、いまエン
ジンの始動スイツチを操作して電磁スイツチSの
ソレノイド9に通電すれば、可動鉄心14が固定
鉄心13に引き寄せられ、これに伴い作動杆22
が過負荷ばね48を介してシフトレバー47をピ
ボツトピン46周りに第1図で反時計方向に回動
し、その第1腕47aにより移動棒38を前方に
(第1図では左方に)押動する。この移動棒38
の前進によれば、押圧フランジ38aが緩衝ばね
39を介してピニオンギヤ33をリングギヤ35
との噛合位置まで前進させる。このとき、若し両
ギヤ33,35の歯筋が合致しておらず、それら
の歯部側面が衝突すれば、移動棒38は、ピニオ
ンギヤ33をその衝突位置に残して、緩衝ばね3
9を圧縮しながら防塵板37との当接位置まで前
進し、その後は可動鉄心14が過負荷ばね48を
捩りながら固定鉄心13との密着位置まで後退
し、上記両ばね39,48の弾性変形により両ギ
ヤ33,35の衝突時のシヨツクが吸収される。
一方、可動接点17は、可動鉄心14が固定鉄
心13に吸着されるのと殆んど同時に一対の固定
接点21に接触して始動モータMに通電し、それ
を起動する。
そして、ロータ軸6の回転によれば、駆動ギヤ
26および被動ギヤ27を介し、さらに一方向ク
ラツチCを介して出力軸23が減速駆動されるの
で、その出力軸23が大なる駆動トルクを以て、
ピニオンギヤ33を回転させる。
このピニオンギヤ33の回転初期においてリン
グギヤ35との歯筋が合致すれば、ピニオンギヤ
33は、前記緩衝ばね39および過負荷捩りコイ
ルばね48に蓄えられた弾発力により前進してリ
ングギヤ35との完全な噛合状態に入り、そして
リングギヤ35を駆動するので、エンジンはクラ
ンキングされて始動する。
エンジンの始動により、リングギヤ35が高速
回転して、被動ギヤ27の回転より速い速度でピ
ニオンギヤ33を駆動するようになれば、一方向
クラツチCが解離状態となつてリングギヤ35の
逆負荷は始動モータM側へ伝達されず、そのオー
バーランを防止することができる。
始動後、始動スイツチを切ると、電磁スイツチ
Sの可動鉄心14は戻しばね15の弾発力により
当初の位置に戻されると共に可動接点17が固定
接点21から離間されて始動モータMを不作動に
し、同時に移動棒38が戻しばね43の弾発力に
より後退してピニオンギヤ33をリングギヤ35
から離脱させ、ピニオンハウジング49に格納す
る。
以上のように本考案によれば、伝動ハウジング
の一側壁に始動モータ及び電磁作動装置を互いに
隣接させて取付けると共に、その他側壁より突出
する出力軸を前記始動モータ及び電磁作動装置の
軸線間に配置し、前記伝動ハウジングに前記始動
モータから前記出力軸への一方向に駆動力を伝達
する一方向伝動装置を収容し、前記出力軸の出力
端部にピニオンギヤをリングギヤ等の被動ギヤに
噛脱し得るように摺動自在にスプライン嵌合し、
このピニオンギヤをシフトレバーを介して前記電
磁作動装置により作動させるようにしたので、出
力軸の、始動モータ及び電磁作動装置の軸線間へ
の配置が可能となつて全体をコンパクトに構成す
ることができる。
さらに、前記ピニオンギヤの後退限を規定する
ように前記シフトレバーを前記伝動ハウジングの
一側壁に設けたストツパ部に当接させると共に該
シフトレバーの端部を前記始動モータの相隣る2
個の界磁コイル間に配置したので、シフトレバー
を始動モータに充分に近接させることができて装
置のコンパクトを一層図ることができるのみなら
ず、シフトレバーの後退衝撃によりストツパ部に
多少の変形があつても、シフトレバーと界磁コイ
ル間の絶縁間隙は充分に確保することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案始動モータ装置の実施例を示すも
ので、第1図は装置全体の要部縦断平面図、第2
および第3図は第1図の−および−矢視
図、第4図はその要部の分解斜視図、第5図は第
1図の−線断面図である。 H……伝動ハウジング、M……始動モータ、S
……電磁作動装置としての電磁スイツチ、T……
一方向伝動装置、1,2……前、後部ハウジン
グ、2a……ストツパ部、3a……界磁コイル、
23……出力軸、33……ピニオンギヤ、38…
…移動棒、47……シフトレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伝動ハウジングの一側壁に始動モータ及び電磁
    作動装置を互いに隣接させて取付けると共に、そ
    の他側壁より突出する出力軸を前記始動モータ及
    び電磁作動装置の軸線間に配置し、前記伝動ハウ
    ジングに前記始動モータから前記出力軸への一方
    向に駆動力を伝達する一方向伝動装置を収容し、
    前記出力軸の出力端部にピニオンギヤを、これが
    リングギヤ等の被動ギヤと噛合する前進位置と該
    被動ギヤから離脱した後退位置との間を移動し得
    るように、摺動自在にスプライン嵌合し、このピ
    ニオンギヤをその摺動方向に移動させるシフトレ
    バーに、これを作動する前記電磁作動装置を連結
    し、前記ピニオンギヤの後退限を規定するように
    前記シフトレバーを前記伝動ハウジングの一側壁
    に設けたストツパ部に当接させると共に該シフト
    レバーの端部を前記始動モータの相隣る2個の界
    磁コイル間に配置してなる、始動モータ装置。
JP964082U 1982-01-27 1982-01-27 始動モ−タ装置 Granted JPS58113873U (ja)

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JP964082U JPS58113873U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 始動モ−タ装置

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JPS58113873U JPS58113873U (ja) 1983-08-03
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ID=30022266

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