JPS6243988B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6243988B2
JPS6243988B2 JP105280A JP105280A JPS6243988B2 JP S6243988 B2 JPS6243988 B2 JP S6243988B2 JP 105280 A JP105280 A JP 105280A JP 105280 A JP105280 A JP 105280A JP S6243988 B2 JPS6243988 B2 JP S6243988B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
parts
naphthol
amino
reaction
Prior art date
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Expired
Application number
JP105280A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5697262A (en
Inventor
Takashi Omura
Shigeki Yamauchi
Yasuo Tezuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP105280A priority Critical patent/JPS5697262A/ja
Publication of JPS5697262A publication Critical patent/JPS5697262A/ja
Publication of JPS6243988B2 publication Critical patent/JPS6243988B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は1−アミノ−2−(スルホフエニルア
ゾ)−8−ナフトール−3・6−ジスルホン酸の
工業的に改良された製法に関する。 更に詳しくは、本発明は、ジアゾ化したアニリ
ンスルホン酸と1−アミノ−8−ナフトール−
3・6−ジスルホン酸(H酸)を、H酸に対し
0.1〜5モル比のチオ尿素の存在下、PH0〜3
で、30℃以下でカツプリング反応させることを特
徴とする1−アミノ−2−(スルホフエニルア
ゾ)−8−ナフトール−3・6−ジスルホン酸の
製法である。 1−アミノ−2−(スルホフエニルアゾ)−8−
ナフトール−3・6−ジスルホン酸は水溶性染
料、特に反応性染料の重要な中間体であり、従来
はピリジンもしくはその誘導体、または尿素のよ
うなカツプリング促進剤の存在下、あるいは不存
在下に製造されている。 しかしながら、カツプリング促進剤を使用しな
いときは反応に長時間を必要とし、またピリジン
類を使用する方法は、それ自体高価でかつ悪臭を
発生する欠点があり、尿素を使用する方法は多量
に使用しなければならない欠点を有する。その
上、このようにして得られた1−アミノ−2−
(スルホフエニルアゾ)−8−ナフトール−3・6
−ジスルホン酸(以下単にアゾ化合物という)
は、未反応のH酸および7位にカツプリングした
1−アミノ−7−(スルホフエニルアゾ)−8−ナ
フトール−3・6−ジスルホン酸を必ず含んでい
て、これらが収率を低くさせるのみならず、最終
染料の品質を低下させるという問題があつた。 本発明者らは、未反応H酸や副生物を含まない
アゾ化合物を得るべく種々検討した結果、カツプ
リング反応の際にきわめて少量のチオ尿素を存在
させPH0〜3で30℃以下で反応させることにより
目的が達成されることを見い出し本発明を完成し
た。 本発明方法によれば最も収率よく、選択率よ
く、しかも短時間でアゾ化合物を得ることができ
る。 本発明において、チオ尿素の使用量はH酸に対
して0.1〜5モル比、特に0.5〜1モル比が好まし
い。多量に使用することは収率が悪化する傾向が
あるので好ましくない。 本発明においては、界面活性剤を併用すると更
にすぐれた結果を得ることができる。その使用量
はカツプリング液量に対して0.1〜5重量%程度
で充分であり、好ましいものはノニオン系、カチ
オン系またはノニオン・カチオン系の界面活性剤
である。例としては、高級アルコールのエチレン
オキシド付加物、アルキルフエノールのエチレン
オキシド付加物、テトラアルキルアンモニウム
塩、高級アルキルアミンのエチレンオキシド付加
物を挙げることができる。 アニリンスルホン酸としては、スルフアニル
酸、オルタニル酸、メタニル酸を挙げることがで
きる。 本発明方法は具体的にはたとえば次のようにし
て実施することができる。 チオ尿素と場合により界面活性剤を、H酸ある
いはそのアルカリ金属塩(リチウム塩、ナトリウ
ム塩、カリウム塩など)またはアルカリ土類金属
塩(マグネシウム塩、カルシウム塩)の水溶液ま
たは分散液中に加え、ついで無機酸、有機酸、無
機塩基、有機塩基の存在下もしくは不存在下、ア
ニリンスルホン酸のジアゾ化合物と混合すること
により行なう。あるいは、チオ尿素と必要により
界面活性剤をジアゾ化合物中に添加しておき、つ
いでH酸またはその塩の水溶液または分散液を混
合することによつて行なう。あるいは、チオ尿素
と界面活性剤をH酸とジアゾ化合物に各々別々に
添加してもよい。カツプリング反応はPH0〜3、
好ましくはPH0.5〜2、温度30℃以下、好ましく
は−5〜20℃の範囲で行なう。これらの条件を外
れるときは目的物を収率良く得ることは難しくな
る。 反応終了後は反応液をアルカリ水溶液、たとえ
ば水酸化ナトリウム水溶液で中和してトリナトリ
ウム塩とし、次いで単離するか、あるいはそのま
ま次の反応に供することもできる。 このようにして得たアゾ化合物は未反応のH酸
と7位にカツプリングした副生アゾ化合物をわず
かしか含まないので、たとえばひき続いて別のジ
アゾ化合物とカツプリングさせてジスアゾ染料を
得ようとするとき、不純な色素成分の生成が最少
限に押さえられて価値ある染料を得ることができ
る。 次に実施例でもつて本発明を更に具体的に説明
する。文中、部は重量部である。 実施例 1 スルフアニル酸8.68部を水46部、水酸化ナトリ
ウム水溶液7.1部で中和溶解し、塩酸11.7部、氷
50部を加え、亜硝酸ナトリウム水溶液10.1部を加
えてジアゾ化を行う。ついでスルフアミン酸で余
剰の亜硝酸を消去した後、ノニオン・カチオン系
界面活性剤DS−79(丸菱油化製、ステアリルア
ミンのエチレンオキシド付加物)1.05部およびチ
オ尿素1.86部を加える。 得られたジアゾ液中へ水酸化ナトリウム水溶液
で中和したH酸(フリー酸として)15.62部を含
む水溶液70部を5〜10℃、PH0.5〜1.5に調製しな
がら1時間で滴下し、5〜10℃で5時間撹拌す
る。反応終了後、水酸化ナトリウム水溶液で中和
して1−アミノ−2−(p−スルホフエニルア
ゾ)−8−ナフトール−3・6−ジスルホン酸の
トリナトリウム塩を収率92.6%で得た。 実施例 2 実施例1において、ノニオン・カチオン系界面
活性剤を添加しない以外は同様にジアゾ化反応、
ついでカツプリング反応を行なつた。1−アミノ
−2−(p−スルホフエニルアゾ)−8−ナフトー
ル−3・6−ジスルホン酸のトリナトリウム塩を
収率87.0%で得た。 比較例 1 チオ尿素とノニオン・カチオン系界面活性剤を
添加しない以外は実施例1と同様に反応を行なつ
たところ、反応に長時間を要し、副生物が多く、
目的物の収率は67.4%と低かつた。 比較例 2 チオ尿素の代わりに尿素を添加した以外は実施
例1と同様に反応を行なつたところ、収率、反応
時間は比較例1に比べて若干改善されたものの、
副生物が多かつた。
【表】 実施例 3 オルタニル酸8.68部に水50部、塩酸10.4部およ
び氷50部を加えてから亜硝酸ナトリウム水溶液
10.1部を注入しジアゾ化を行なう。ついでスルフ
アミン酸で余剰の亜硝酸を消去した後、ノニオ
ン・カチオン系界面活性剤アミート308(花王ア
トラス社製:ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン)1.1部を加える。 得られたジアゾ液へ、水酸化ナトリウム水溶液
で中和したH酸(フリー酸として)15.62部とチ
オ尿素3.72部を含む溶液70部を5〜10℃、PH0.5
〜1.5に調製しながら1時間で滴下し、5〜10℃
で5時間撹拌する。 反応終了後、水酸化ナトリウム水溶液で中和し
て1−アミノ−2−(o−スルホフエニルアゾ)−
8−ナフトール−3・6−ジスルホン酸のトリナ
トリウム塩を収率91%で得た。 実施例 4 実施例3において、オルタニル酸の代わりにメ
タニル酸を使用する以外は実施例3と同様にジア
ゾ化を行ない、ついでカツプリング反応させた。
実施例3と同様の結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ジアゾ化したアニリンスルホン酸と1−アミ
    ノ−8−ナフトール−3・6−ジスルホン酸を、
    1−アミノ−8−ナフトール−3・6−ジスルホ
    ン酸に対し0.1〜5モル比のチオ尿素の存在下、
    PH0〜3で30℃以下でカツプリング反応させるこ
    とを特徴とする1−アミノ−2−(スルホフエニ
    ルアゾ)−8−ナフトール−3・6−ジスルホン
    酸の製法。 2 界面活性剤を更に添加する特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3 界面活性剤がノニオン系、カチオン系または
    ノニオン・カチオン系である特許請求の範囲第2
    項記載の方法。
JP105280A 1980-01-08 1980-01-08 Preparation of 1-amino-2- sulfophenylazo -8-naphthol-3,6- disulfonic acid Granted JPS5697262A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP105280A JPS5697262A (en) 1980-01-08 1980-01-08 Preparation of 1-amino-2- sulfophenylazo -8-naphthol-3,6- disulfonic acid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP105280A JPS5697262A (en) 1980-01-08 1980-01-08 Preparation of 1-amino-2- sulfophenylazo -8-naphthol-3,6- disulfonic acid

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5697262A JPS5697262A (en) 1981-08-05
JPS6243988B2 true JPS6243988B2 (ja) 1987-09-17

Family

ID=11490768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP105280A Granted JPS5697262A (en) 1980-01-08 1980-01-08 Preparation of 1-amino-2- sulfophenylazo -8-naphthol-3,6- disulfonic acid

Country Status (1)

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JP (1) JPS5697262A (ja)

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Publication number Publication date
JPS5697262A (en) 1981-08-05

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