JPS624366B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS624366B2 JPS624366B2 JP22193183A JP22193183A JPS624366B2 JP S624366 B2 JPS624366 B2 JP S624366B2 JP 22193183 A JP22193183 A JP 22193183A JP 22193183 A JP22193183 A JP 22193183A JP S624366 B2 JPS624366 B2 JP S624366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- compound
- compounds
- combination
- inhibitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は特公昭60−36409号公報記載の発明の
改良に関する。さらに詳しくは、本発明は有効な
相乗効果を供する量の式(): 〔式中、Rはホルミル基、又は炭素数1〜4のア
ルキル基又はハロゲンがパラ位に置換したフエノ
キシメチルであり、R1及びR2同一もしくは異な
つて炭素数1−4のアルキル基である〕の化合物
と有効量の、テトラヒドロ葉酸の微生物生合成に
おける4−アミノ安息香酸に対する拮抗剤として
作用しうるスルホンアミド系化合物又は有効量
の、ジヒドロフオレートリダクターゼの阻害剤で
あるベンジルピリミジン系化合物とを、又は有効
量の両者とを併用してなる動物の微生物感染症治
療用組成物に関する。 本明細書に使用の「低級アルキル基」の用語
は、1から4炭素原子数の直鎖又は分枝鎖アルキ
ル基を表わす。 Rは置換フエノキシアルキル基又はもつとも有
利な例として、ホルミル基を表わし、そして、そ
れらの化合物で、R1及びR2は同じとするのが有
利であり、共に低級アルキル基、特にメチル基又
はエチル基とする。特に、Rが置換フエノキシメ
チル基の時には、R1及びR2はメチル基とし、R
がホルミル基の時にはエチル基とする。なるべく
はフエノキシメチル基であるフエノキシアルキル
基のパラ置換基はメトキシ基、塩素又はメチル基
とする。 上記の化合物は、ジヒドロ葉酸の生合成に含ま
れる酵素のひとつつまり微生物たとえば細菌の発
育に不可欠であるヒドロキシメチルジヒドロプテ
リジンピロホスホキナーゼの生合成を阻止する。
それで、それらを、多くの細菌たとえばスタフイ
ロコツカス アウレウス(Staphylococcus
aureus)、ストレプトコツカス ピオゲネス
(Streptococcus pyogenes)、ストレプトコツカ
ス フエカリス(Streptococcus faecalis)、エシ
エリチア コリ(Escherichia coli)、サルモネラ
タイフイ(Salmonella typhi)、プロテウス
ブルガリス(Proteus vulgaris)、シユードモナ
ス エルギノーザ(Pseudomonas
aerugenosa)、及びパストレーラ マルトシーダ
(Pasteurella multocida)のような多くの細菌に
対し用いることが考えられる。 更に、こうした化合物のパラアミノ安息香酸拮
抗剤及び(又は)ジヒドロフオレートリダクター
ゼの阻害剤との組合わせは、必要とするテトラヒ
ドロ葉酸補因子の少なくとも一部を合成している
微生物によつておこされる、原虫又は細菌による
感染に対して有効である(上記関連特許出願の明
細書参照)。 更に具体的には、これらの感染性微生物は上記
の薬剤の組合わせを適切に吸収し、その中で組合
せ薬剤が、必要とするテトラヒドロフオレート補
因子の新規合成を紡げる相乗効果を発揮し得る微
生物である。たとえば上記組成物は、
staphylococcus aureus、Pseudomonas
aeruginosa及びPasteurella multocidaによりひき
おこされる感染の治療に有用なことが分つた。 特に、式()の化合物を、それだけでは抗微
生物剤として効果を発揮するに普通は不十分の量
の拮抗剤及び(又は)阻害剤と組合わせると、式
()の化合物と、そのように普通は無効である
量の拮抗剤及び(又は)阻害剤の組合わせが、全
体として有効な抗微生物剤として作用する組成物
を与えるのである。式()の化合物の量が非常
に低く、ある水準で実質的になんら微生物効果を
有しないのに、組合わせると、相乗効果が著し
く、場合によりはなはだ著しいことには、特に注
目すべきである。それで、式()の化合物の相
乗剤として有効な量と阻害剤及び(又は)拮抗剤
を組合わせて用いることにより、それらの細菌の
発育を阻止するに必要な阻害剤及び(又は)拮抗
剤の量を著しく減少させうる。 ジヒドロフオレートリダクターゼ「阻害剤」及
びパラアミノ安息香酸「拮抗剤」に関して使用す
る「有効量」の用語は、(a)それ自体で抗微生物剤
としてある程度有効であるが式()の化合物の
使用で効果が増大されるレベルの、「阻害剤」又
は「拮抗剤」の量であるか又は(b)抗微生物剤とし
て無効であるが式()の化合物と組合わされる
と抗微生物剤として有効な組成物を与える量を意
味する。「相乗効果を示す量」とは、組合わせ全
体として改良された又は十分な効果を発揮するよ
うに、阻害剤及び(又は)拮抗剤の活性を増加さ
せる、式()の化合物の量を意味する。 こうした手段で生合成プロセスを阻害すること
は、それら3つの例のすべてにおいて競合的拮抗
と称せらるべきもので、これら3つの型の試剤の
あいだには効果を強め合う現象がありうる。「阻
害剤」、「拮抗剤」及び式()の化合物による
「相乗剤」の用語は任意的なもので、上記引用特
許出願明細書に記載され特許請求されている組合
わせ組成物中の成分のうちの適当な型に対する便
宜的名称にすぎない。 式()で表わされる、選択された化合物のヒ
ドロキシメチルジヒドロプテリジンピロホスホキ
ナーゼ(HMPPS)阻害活性は、たとえば、上記
引用関連特許出願にも記載のように、アデノシン
トリホスフエートATP−γ−P32の末端ホスフエ
ートの「ジヒドロプテリジン」への転位をモニタ
ーすることで試験しうる。これらの試験でPt形成
を50%阻害するに必要な濃度(IC50)は誤差範囲
内で、HMPt及びDPtAの形成にあづかる2個の
酵素のいずれかの阻害を測定するところの、別の
試験で得られる結果と一致する。上記阻害は
Escherichia coliの抽出液を、p−アミノ安息香
酸−7−C14、ATP、Mg及び「ジヒドロプテリ
ジン」と共にインキユベートすることで容易に且
簡単に実現しうる。ジヒドロプテロエート−C14
の形成は、たとえばクロマトグラフイーで、未反
応p−アミノ安息香酸基質を分けたあと定量的に
分析しうる。この試験で約100マイクロモル以下
の、普通は50マイクロモルより少ないIC50値を有
する化合物が、毒性が対象とする哺乳動物におい
て適当であるならば、有用な相乗効果を示す化合
物であるとみなしうる。なるべくはその値は25マ
イクロモル以下、たとえば2から12マイクロモル
の間にあるのがよい。一般的に、7マイクロモル
より低いのが望ましい。IC50の点で、2−アミノ
−4−ヒドロキシ−7・7−ジエチル−7・8−
ジヒドロプテリジン−6−カルボキサルアルデヒ
ドが特に有利である。 上記のように、ここに記載の目的では、式
()の化合物は、哺乳動物宿主又は鳥宿主の心
循環系に対する阻害的毒性を有すべきではない。
それで低毒性が不可欠な必要条件であるが、治療
係数は本明細書の開示と関連する活性及び毒性値
の両方の概念を包含しており、相乗作用を与える
式()の化合物の選択のために有利に用いるこ
とができる。 最大の耐えられる投与量と最小有効投与量との
比率として定義され大部分の場合になるべくは10
より大きいのが有利である治療係数は、少なくと
も5であるべきであるが、例外的には、ヒトに対
して少なくとも約3そして、動物には2程度に低
下する場合もありうる。 パラアミノ安息香酸の拮抗剤である既知の化合
物のうちで以下のスルホンアミド化合物(又はそ
れらの医薬として許容される付加塩)が本発明の
目的に有利である。列挙してみると次のようなも
のがある。 スルフアニルアミド、スルフアダイアジン、ス
ルフアメチサゾール、スルフアメチゾール、スル
フアピリジン、スルフアチアゾール、スルフアメ
ラジン、スルフアメサジン、スルフイソキサゾー
ル、スルフアドキシン、スルフアソミジン、スル
フアクロルピリダジン、2−(p−アミノベンゼ
ン)スルホンアミド−3−メトキシピラジン
(Kelfizina)、α−アミノ−p−トルエンスルホ
ンアミド、5−スルフアニルアミド−2・4−ジ
メチルピリミジン、4−(N′−アセチルスルフア
ニルアミド)−5・6−ジメトキシピリミジン、
スルフアメトピラジン、スルフアジメトキサイ
ド、2−メチル−4−スルフアニルアミド−6−
メトキシ−3(2H)−ピリダジノン、4−スルフ
アニルアミド−5−メトキシ−6−クロルピリミ
ジン、4−スルフアニルアミド−5−ブトキシ−
6−クロルピリミジン、クロルスルフアナミド−
ジヒドロベンゾチアダイアジンジオキサイド、3
−スルフアニルアミド−4・5−ジメチルイソキ
サゾール、4−スルフアニルアミド−5−メトキ
シ−6−デシロキシピリミジン、スルフアモノメ
トキシン、4−p−(8−ヒドロキシ−キニリニ
ル−4−アゾ)−フエニルスルフアニルアミド−
5・6−ジメトキシピリミジン、スルフアジメト
キシン、スルフアメトキサゾール、スルフアキノ
キザリン及びp−(2−メチル−8−ヒドロキシ
−キノリニル−(5)−アゾ)フエニルスルフアニル
アミド−5・6−ジメトキシピリミジン。非スル
ホンアミド型拮抗剤の例としては、p−アミノサ
リチル酸及びp・p′−ジアミノジフエニルスルホ
ンがある。 以下に示すジヒドロフオレートリダクターゼ阻
害剤(又はそれらの医薬として許容されうる酸付
加塩)が本発明の目的に有利である。 2・4−ジアミノ−6−エチル−5−p−クロ
ルフエニルピリミジン(ピリメタミン)、2・4
−ジアミノ−5−(3′・4′・5′−トリメトキシベン
ジル)ピリミジン(トリメトプリム)、2・4−
ジアミノ−5−(3′・4′−ジメトキシベンジル)
ピリミジン(ジアベンジン)、2・4−ジアミノ
−5−(2′−イソプロピル−4′−クロルフエノキ
シ)ピリミジン、2・4−ジアミノ−5−メチル
−6−2級−ブチルピリド(2・3−d)ピリミ
ジン、2・4−ジアミノ−5−メチル−6−ベン
ジルピリド(2・3−d)ピリミジン、2・4−
ジアミノ−6−ベンジルピリド(2・3−d)ピ
リミジン、2・4−ジアミノ−5・6−トリメチ
レンキナゾリン、2・4−ジアミノ−5・6−テ
トラメチレンキナゾリン、2・4−ジアミノ−5
−(2′・4′・5′−トリメトキシベンジル)ピリミジ
ン、2・4−ジアミノ−5−(2′−エチル−4′−
5−ジメトキシベンジル)ピリミジン、2・4−
ジアミノ−5−(2′−メチル−4′・5′−ジメトキシ
ベンジル)ピリミジン。 然し、もつとも有利な組合わせは、Rがホルミ
ル基であるが置換フエノキシアルキル基でR1及
びR2が同じで共に低級アルキル基である式
()の化合物と、拮抗剤としてのスルフアダイ
アジン、スルフアメトキサゾール、スルフアドキ
シン又はスルフアキノキザリンとの、又は、阻害
剤としての、トリメトプリン、ジアベンジン又は
ピリメタミンとの組合わせである。特定の病気に
対して、一定の拮抗剤と阻害剤とを組合わせて用
いることの相乗的利点及びこれらの型の抗菌性化
合物の両方に対する式()の化合物の相乗作用
を利用することの可能な利点にかんがみ、式
()の化合物にあわせて上記の有利な拮抗剤の
うちのひとつと、阻害剤のうちのひとつを含有す
る3成分の組合わせを処方するのが有利である。
たとえば、スルフアダイアジンとトリメトプリム
との、スルフアメトキサゾールとトリメトプリム
との、スルフアドキシンとトリメトプリムとの、
又はスルフアキノキザリンとジアベリジンとの組
合わせに合わせて用いるのが、それらの1方の成
分だけか、又はそれらの対だけを用いる場合に比
して改良された有効性を示す。 式()の化合物は、拮抗剤そして(又は)阻
害剤とあわせて、担体と組合わせて、注射用、局
所用、直腸用又は経口用として適当な医薬用処方
物となしうる。経口又は直腸用の処方物は、別個
の単位体例えば所定量の各化合物を含有する錠
剤、カプセル、カシエー、アンプル又は坐薬の形
で使用しうる。然し、粉末状、顆粒状、溶液又は
水性又は非水性液体中に懸濁液として用いてもよ
いし、又は、局所投与のための軟膏又はペースト
としても用いうる。注射用には、水性又は非水性
担体を含有する処方物は無菌でなければならず、
閉じた容器中に入れておく。処方物は既知の方法
のいずれによつても製造でき、次に示す助剤の1
種又は1種より多くを含有しうる。それらには、
稀釈剤、溶液を血液に対し等張とするための溶
質、緩衝剤、風味剤、結合剤、分散剤、界面活性
剤、シツクナー、潤滑剤、及び被覆材料、保存
剤、静菌剤、抗酸化剤、坐薬及び軟膏ベース及び
他の任意の許容されうる助剤がある。 拮抗剤又は阻害剤とあわせて相乗剤を含有する
処方物はキツトの形となしうる。それらは、別々
に包装されたそれらの成分を、合併した形で使用
するための指示とあわせて含有する。この指示に
は、投与の方法及びその処方を用いるに適当な利
用例を示しうる。 上記化合物のいずれも、鉱酸又は有機酸との、
医薬として許容されうる塩、たとえば塩酸塩、硫
酸塩、酢酸塩、くえん酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、
マレイン酸塩又はサリチル酸塩となしうる。又
は、特にスルホンアミド拮抗剤の場合には、塩基
との医薬として許容されうる塩、たとえば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、テトラメチルアン
モニウムヒドロキサイド又はアンモニヤとの塩と
なしうる。 治療に活性を有する式(1)の化合物を、本発明の
組成物中で使用する割合は、広い範囲に変動しう
る。使用上の性質及び事情に応じて、本発明の組
成物は、式()の化合物を、適当な割合及び投
与量で、阻害剤そして(又は)拮抗剤と組合わせ
て用いる。たとえば、生体内での使用では、なる
べくは長期間、血清又は組織液中に一定割合の成
分を持続さすことがしばしば望ましい。成分の吸
収、排泄又は分解速度の変化に応じて、処方物中
の成分の最初の量及び割合は、生体内に組織中に
具現しようとするものと異なる場合もありうる。
特定のヒト又は動物の病気の一般的治療に望まし
い処方物及び投与量は、病気に応じての具体的な
必要性、病原生物に対する拮抗又は阻害成分の既
知の活性、生体内での成分の半減期及び毒性及び
他の実際的必要性に応じて変化する。 たとえば、組成物又は薬用処方物として、約1
から30重量部、なるべくは5から15重量部の式
()の化合物又はそれに相当する量の塩、そし
て1から30部、なるべくは5から15部の拮抗剤又
は相当する量の塩、そして(又は)1部の阻害剤
又は相当する量の塩を含有しうる。 投与量は感染微生物により変動しうるが、普通
の条件では式()の及び拮抗化合物について各
60mg/Kg、そして阻害剤約7.5mg/Kgを組合わせ
て使用する。それらの量は、1日量で、数回に分
けて投与しうる。組成物乃至は薬用処方物を、
750mgまでの式()の化合物と、750mgまでの拮
抗剤と、そして(又は)25mgまでの阻害剤とを含
有する単位投与形態の形で、ヒトの患者に投与し
うる。成人に投与するには、式()の化合物の
量は約200mgとし、拮抗剤の量は約200mgとし、そ
して(又は)阻害剤の量は約25mgとするのが好ま
しい。 式()の化合物を、拮抗剤そして(又は)阻
害剤と組合わせて含有する薬用処方物は、又、た
とえば手術のあと細菌の発育を阻害するために、
傷を潅流するための溶液としても使用しうる。た
とえば、次に示す有利な成分濃度を有する抗菌剤
溶液を使用しうる。 式()の化合物の1−30mg/c.c.、拮抗剤の1
から30mg/c.c.そして(又は)阻害剤の0.03から1
mg/c.c.を、外科的用途のために適当である、医薬
として許容されうる溶媒中に含有するものであ
る。 式()の化合物の相乗効果は研究及び実用的
目的のために試験管内で比較的容易に例証しまた
利用することができる。例えば、各個体の菌相の
診断と同定、ひいては臨床的治療スケジユールの
選択に利用しうる。 種種の組合わせを、多孔性デイスクたとえば濾
紙デイスクに添加しうるし又は細菌発育用の寒天
培地又は他の培地に添加して、感受性を検定しう
るし、式()の化合物を、拮抗剤及び(又は)
阻害剤化合物と組合わせて含有するこれらの物品
を、医者、病院及び診療所に、上記の目的で販売
しうる。代表的な試験用デイスクは、5から50マ
イクログラム/c.c.のパラアミノ安息香酸と、0.5
から5マイクログラム/c.c.のジヒドロ葉酸還元酵
素阻害剤と、約10から100マイクログラム/c.c.の
式()の化合物とを、馬の筋肉の水浸出液と馬
の筋肉のパパイン消化物との混合物を含有する培
地中に含有する溶液を含浸したものである。さら
に、拮抗剤又は阻害剤の相乗化を含む薬理学的テ
ストは感受性や特定の抵抗性例えば単独で用いら
れる場合の拮抗剤に対する抵抗性の観点か細菌を
特徴づけるのに有用であり、又、本発明による
種々の処方を含む研究は一般的な個々の治療目的
のためにふさわしい処方物の組成を決定する基礎
となる。式()の化合物の毒性は、一般的に、
普通に用いられる拮抗剤又は阻害剤のそれに比し
て著しく低く、それで、臨床家は、医薬の毒性又
は副作用を減少させ治療係数を増加させながら、
処方物の抗菌活性の効果を維持し又は増加させう
るのである。 ヒト及び試験管内での上記した拮抗剤及び阻害
剤の抗菌作用に加えて、これらの薬剤は、にわと
りを含めた家畜における微生物の感染、たとえば
Pastearella multocidaに対して、然し特に原虫で
あるコクシジウム症に対しすでに用いられてき
た。化合物()はコクシジウムに有効な拮抗剤
及び阻害剤とあわせて、有効な3成分の組合わせ
とするのが有利でありうる。そして、式()の
化合物はある場合には単独で有効でありうる。関
連特許出願第36774/71及び35817/72号に記載の
式(A)化合物の与える相乗効果のコクシジウム及び
それの治療のための利用についての詳細な記載を
参照されたい。 然し、特に、スルフアメタジン、スルフアダイ
アジン、スルフアジメトキシン又は特にスルフア
キノキザリンと、ジアベリジンと、式()の化
合物との組合わせは、スルホンアミド又はピリミ
ジン単独よりは低濃度で有効3成分処方物を与え
そして感染防禦も増大する。 コクシジウムに対する処方物の化合物は、単独
であるか又は組合わせたものを、添加剤として、
鳥の餌又は飲料水中に混合するのが好ましい。飲
料水に混合する際には酸付加塩の形で使用しう
る。 20から180ppm程度の相乗剤を、それに対し10
から60ppmのジアベンジン又はスルフアキノキ
ザリンとあわせて、餌中に用いると、改良された
効果を与えうる。然し、3成分混合物が有利で、
濃度は広く変動しうるが、5から250ppmなるべ
くは20から180ppmの相乗剤と、各10から
100ppmなるべくは15から60ppmのジアベルジン
及びスルフアキノキザリンとを用いるのが有利で
ある。 かかる組成物中では2−アミノ−4−ヒドロキ
シ−7・7−ジメチル−7・8−ジヒドロキシプ
テリジン−6−カルボキサルデヒドから20ppm
程度の低濃度においてすら、特に有効なことが分
つた。更に、2−アミノ−4−ヒドロキシ−7・
7−ジメチル−7・8−ジヒドロプテリジンの6
−p−クロルフエノキシメチル、6−p−メトキ
シフエノキシメチル及び6−p−メチルフエノキ
シメチル誘導体も又相乗剤として非常に有効であ
る。後者は驚くべきことに20ppmの濃度で有効
である。 式()の化合物の合成は、特許出願第
05186/73、05189/73及び05190/73号に記載さ
れている。つまり、Rが置換されたフエノキシア
ルキル基である化合物では、鎖中のケト基が適当
に保護された、末端がRに終る鎖をピリミジン環
の4位に有するピリミジン誘導体を還元的に成環
させて5位の窒素原子と結合させ第2の環を生成
さすことを本質としており、これはPfleiderer及
びZondler(Chem.Ber.99、3008(1966))及び英
国特許第1303171号及び英国特許出願第36289/70
号(ベルギー特許第770577号)の記載に準じてい
る。 Rがホルミル基である化合物の合成は、本質的
に、一旦生成したアルデヒドを分解してしまうか
も知れぬ副生成物と反応さすための抗酸化剤をな
るべくは存在させて、相当する6−ヒドロキシア
ルキル誘導体を選択的に酸化することを本質とし
ている。別様には、添加する還元剤の量を調整し
て、ヒドロキシアルキル誘導体を最終の還元的成
環により製造の際の副生成物として製造しうる。 6−ハロアルキル誘導体の合成においては、適
当なアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はアル
ケニル基で6位の置換された相当する化合物とハ
ロゲン化剤とを反応させそして生成化合物を単離
する。 本発明によれば次のような組成物、処方物、方
法が提供される: (a) 前記定義のような拮抗剤又は阻害剤又は両者
の有効量と組合わせて式()の化合物の相乗
剤としての有効量を含有する、微生物系又は感
染を試験するか又は治療するための組成物。 (b) Rが置換フエノキシアルキル基である式
()の化合物を含有する、(a)に記載の組成
物。 (c) Rがホルミル基である式()の化合物を含
有する、(a)に記載の組成物。 (d) R1及びR2が同じでそれぞれ低級アルキル基
である式()の化合物を含有する、(a)、(b)又
は(c)に記載の組成物。 (e) 拮抗剤及び阻害剤の双方の有効量と組合わせ
て式()の化合物の相乗剤として有効な量を
含有する。前記定義のような組成物。 (f) 薬剤として許容されうる担体と組合わせて上
記定義の組成物のいずれかを含有する薬剤処方
物。 (g) 試験管内又は生体内の条件で、微生物による
ジヒドロ葉酸の生産阻害に使用するための、液
体の形の、(f)に定義のような医薬用処方物。 (h) 協力剤と阻害剤又は拮抗剤を別別に包装し、
それらを医薬又は獣医用の治療の目的で組合わ
せ使用することの指示書とあわせて含有する、
キツトの形の、前記定義のような薬剤処方法。 (i) 前記定義のような薬剤処方物を含有する、試
験管内試験用デイスク。 (j) 適当な成分の有効量を混合し組合わせた形と
する、前記定義のような薬剤処方物又は組成物
の製造方法。 (k) 前記定義の組成物又は医薬用処方物のうちの
ひとつを宿主に投与することを包含する微生物
感染の治療及び防禦方法。 (l) 前記定義の組成物又は薬剤処方物に微生物を
接触さすことを包含する微生物によるジヒドロ
葉酸生産を阻害する方法。 (m) 拮抗剤又は阻害剤の有効量又は双方と組合
わせて式()の化合物の相乗剤として有効な
量を含有する、コクシジウム感染の試験又は処
理のための薬剤処方物。 次に本発明を実施例を用いて説明するが、これ
らは決して本発明の範囲を限定するものでない。 例 1 拮抗剤そして(又は)阻害剤と組合わせて式
()の化合物の効果を決定するために「スクリ
ーニング試験」を実施し、コクシジウム症に対抗
しそして抑制するための各化合物の相対濃度のも
つとも有用なレベルを定める。 1群5頭として、7日令ひなを、床が針金で出
来ている小型の加温ケージに入れ、環境の調整さ
れた隔離室に入れ、Eimeria tenella胞子形成卵
包のう100000個を経口感染させる。式()の化
合物は餌中に180、60又は20ppmの濃度で加え、
ジアベリジン及びスルフアキノキザリンをそれぞ
れ20ppm当て組合わせて使用する。これらは、
ビタミンK不含の特別に処方された実験室用の餌
(「LD5」チツク マツシユ)の少量に1/10の割合
で予め加えておく。これは次に水平式ローラード
ラム上で餌に混和する。ひなへの投与は感染1日
前より開始し、8日間続ける。いくらかのひなは
対照として残しておく、更に別の対照としては、
ジアベリジン及びスルフアキノキザリンの各
20ppmを相乗剤なしに投与する。 投与の最終日に、盲腸部の罹患によつて特徴づ
けられる感染の程度を、実験中死亡したもの及び
最終日に殺されたものについて調べる。未処理対
照と比較して治療活性を判断する。更に、それぞ
れの群について死亡率及び体重増加パーセントを
求める。死亡したものがあつたとしても、投与薬
剤の効果は、体重増加及び罹患部分の拡がりの減
少を罹患スコアで表わして判断する。 これらスクリーニング試験の結果は表1に示
す。ここで、各成分の濃度はひなの餌中のppm
で表わし、コクシジウム症による死亡率、体重増
加パーセント、罹患スコア及び活性が示されてい
る。盲腸罹患の指標は次のスコアにより計算す
る。 0=罹患なし 1=わずかな出血、盲腸壁の肥厚なし 2=中程度の出血、盲腸壁はいくらか肥厚する 3=多数の出血、盲腸にしんを生ずる 4=多数の出血、盲腸は大きなしんを伴なつて肥
大しそして(又は)実験中に死亡する 盲腸罹患指数=(生存ひなの罹患スコアの合計)+(4×死亡率)/最初のひなの数 活性を示す欄の+++、++、+、±及び−はそ
れぞれ感染に対する薬剤の効果が非常に高い、高
い、軽微、疑わしい、そして存在しないことを示
す。式()の試験化合物は、表2に説明するよ
うに、AからGまでの文字を用いて表わす。 表1の結果は試験化合物のすべてがスルフアキ
ノキザリン及びジアベリジンの組合わせの活性を
強化していることを示している。場合によつては
3から4倍に達している。感染はよりよく防禦さ
れ、盲腸罹患は著しく減少し、鳥の体重は感染前
のレベルに戻るが、すべての例について死亡をま
ぬかれたわけではない。興味深いこととして、罹
患スコアが高いと体重増加パーセントも減少する
が、これら2組の数字の間には単純な数学的関係
はないようで、これら2つの要素は完全に相伴な
つているわけではないようである。 予想されるごとく、大多数の例において試験化
合物の濃度が減少すると活性は減少するが、
20ppm程度に低くして組合わせの中に使用する
としても大多数の例で顕著な改良を示す。2−ア
ミノ−4−ヒドロキシ−6−p−メチルフエノキ
シメチル−7・7−ジメチル−7・8−ジヒドロ
プテリジンは、驚くべきことは、このレベルで
も、180ppmのレベルにおけると同様の活性を示
す。然し、高レベルで試験した化合物のうちでは
6−ホルミル及び6−p−クロルフエノキシメチ
ル類縁体はもつとも活性を有する。それぞれの例
で、R1及びR2が同じで共にメチル基である時
に、活性度の高いことが分るであろう。 例 2 式()のいくつかの化合物がプテリジン競合
剤として作用する活性を試験するのに、ジヒドロ
プテロン酸(DPtA)の合成に関わる酵素、すな
わちヒドロキシメチルジヒドロプテリジンピロホ
スホキナーゼ(HMPPS)及び以降「シンセター
ゼ」と称するジヒドロプテロエートシンセターゼ
にそれらの化合物が与える阻害効果を試験してみ
る。 (1) HMPPS 2−アミノ−4−ヒドロキシ−6−ヒドロキ
シメチル−7・8−ジヒドロプテリジン+アデ
ノシントリホスフエート(ATP)〓〓〓2−
アミノ−4−ヒドロキシ−6−ピロホスホメチ
ル−7・8−ジヒドロプテリジン(Pt)+アデ
ノシンモノホスフエート(AMP) (2) シンセターゼ Pt+p−アミノ安息香酸(pAB)〓〓〓
DPtA+ピロホスフエート HMPPSの効力検定はPtへのATP−γ−P32
の末端ホスフエートの転移を追跡し、試験化合
物によるHMPPSの阻害量と相関させることに
より行つた。この検定の方法は上記関連特許出
願明細書の例1に詳しく記載されている。ま
た、そこにはシンセターゼに対する試験化合物
の活性をジヒドロプテロエートC14の生成を追
跡することによつて定量する方法も併せ記載さ
れている。 これらの試験の結果、100マイクロモル又は
それ以下で50%阻害する化合物は、有用な相乗
効果を発揮する化合物でそれゆえに本発明組成
物に用いて有利である。 2−アミノ−4−ヒドロキシ−7・7−ジエ
チル−7・8−ジヒドロキシプテリジン−6−
カルボキサルデヒドは、これらの試験のIC50値
5.5μMで有利な相乗剤であることが分る。然
るに、7・7−ジメチル類縁体のIC50は17μM
である。 例 3 2−アミノ−4−ヒドロキシ−7・7−ジエチ
ル−7・8−ジヒドロキシプテリジン−6−カル
ボキサルデヒドの、トリメトプリム(TMP)及
び(又は)スルフアメトキサゾール(SMX)と
組合わせる場合の協力効果を、Staphylococcus
aureus及びPseudomonas aeruginosaに対する阻
止帯を定量することにより評価した。 ペトリ皿中のチミジン含量の低い大豆ペプトン
培地(Wellcotest Sensitivity Test Agar)にプ
テリジンを加え、培地より小型の栓を抜きとつた
窪みに他の成分を加える。試験菌を培地の表面に
接種し次にインキユベートする。 阻止帯の大きさを表3に示す。ここで数字は完
全阻止成帯を表わす。つまり、6倍拡大後の、く
ぼみのふちよりのセンチメートル数である。かつ
こ内の数は、部分阻止帯をも含めたものである。 例 4 錠剤処方物 化合物()(R=CHBrCH3:R1=R2=n−プ
ロピル)純粋 100mg トリメトプリム(純粋) 25mg スルフアグアニジン(B.P.C) 100mg +コーンスターチ、乳糖、ゼラチン、タルク、
及びステアリン酸マグネシウム 調 製 上記成分を既知方法で混合して粒状体とし圧縮
して錠剤とする。 例 5 錠剤処方物 化合物()(R=CHO:R1=R2=エチル)純粋
150mg 「ピレマチミン」(ピリメタミン)B.P. 15mg 例1と同様に錠剤とする。 例 6 錠剤処方物 化合物()(R=CH2OC6H4Me:R1=R2=
Me)純粋 175mg スルフアニルアミドB.P.C 150mg 次に例1のようにして錠剤とする。 例 7 カプセル処方物 式()の化合物(R=CH2Cl:R1=R2=メチ
ル)純粋 100mg トリメトプリム(純粋) 20mg 製 造 粒状の上記化合物を乳糖、コーンスターチ及び
ステアリン酸マグネシウムと混合する。粉末を、
カプセル封入機を用いて、2個の、硬シエルゲラ
チンカプセルに詰める。 例 8 潅流溶液 化合物()(RはCH2OC6H4Cl:R1及びR2はエ
チル)純粋 1mg/c.c. トリメトプリム(純粋) 0.2mg/c.c. 溶 液 水 例 9 溶 液 化合物()(R=CH2OC6H4OMe:R1=R2=
Me)純粋 1.5mg/ml ジアベリジンB.Vet.C 0.5mg/ml ケルフイジナ(Kelfizina) 1.0mg/ml 液 媒 水 例 10 潅流溶液 化合物()(R=CHO:R1=R2=メチル)純粋
2mg/c.c. α−アミノ−p−トルエンスルホンアミド(純
粋) 2mg/c.c. 液 液 水
改良に関する。さらに詳しくは、本発明は有効な
相乗効果を供する量の式(): 〔式中、Rはホルミル基、又は炭素数1〜4のア
ルキル基又はハロゲンがパラ位に置換したフエノ
キシメチルであり、R1及びR2同一もしくは異な
つて炭素数1−4のアルキル基である〕の化合物
と有効量の、テトラヒドロ葉酸の微生物生合成に
おける4−アミノ安息香酸に対する拮抗剤として
作用しうるスルホンアミド系化合物又は有効量
の、ジヒドロフオレートリダクターゼの阻害剤で
あるベンジルピリミジン系化合物とを、又は有効
量の両者とを併用してなる動物の微生物感染症治
療用組成物に関する。 本明細書に使用の「低級アルキル基」の用語
は、1から4炭素原子数の直鎖又は分枝鎖アルキ
ル基を表わす。 Rは置換フエノキシアルキル基又はもつとも有
利な例として、ホルミル基を表わし、そして、そ
れらの化合物で、R1及びR2は同じとするのが有
利であり、共に低級アルキル基、特にメチル基又
はエチル基とする。特に、Rが置換フエノキシメ
チル基の時には、R1及びR2はメチル基とし、R
がホルミル基の時にはエチル基とする。なるべく
はフエノキシメチル基であるフエノキシアルキル
基のパラ置換基はメトキシ基、塩素又はメチル基
とする。 上記の化合物は、ジヒドロ葉酸の生合成に含ま
れる酵素のひとつつまり微生物たとえば細菌の発
育に不可欠であるヒドロキシメチルジヒドロプテ
リジンピロホスホキナーゼの生合成を阻止する。
それで、それらを、多くの細菌たとえばスタフイ
ロコツカス アウレウス(Staphylococcus
aureus)、ストレプトコツカス ピオゲネス
(Streptococcus pyogenes)、ストレプトコツカ
ス フエカリス(Streptococcus faecalis)、エシ
エリチア コリ(Escherichia coli)、サルモネラ
タイフイ(Salmonella typhi)、プロテウス
ブルガリス(Proteus vulgaris)、シユードモナ
ス エルギノーザ(Pseudomonas
aerugenosa)、及びパストレーラ マルトシーダ
(Pasteurella multocida)のような多くの細菌に
対し用いることが考えられる。 更に、こうした化合物のパラアミノ安息香酸拮
抗剤及び(又は)ジヒドロフオレートリダクター
ゼの阻害剤との組合わせは、必要とするテトラヒ
ドロ葉酸補因子の少なくとも一部を合成している
微生物によつておこされる、原虫又は細菌による
感染に対して有効である(上記関連特許出願の明
細書参照)。 更に具体的には、これらの感染性微生物は上記
の薬剤の組合わせを適切に吸収し、その中で組合
せ薬剤が、必要とするテトラヒドロフオレート補
因子の新規合成を紡げる相乗効果を発揮し得る微
生物である。たとえば上記組成物は、
staphylococcus aureus、Pseudomonas
aeruginosa及びPasteurella multocidaによりひき
おこされる感染の治療に有用なことが分つた。 特に、式()の化合物を、それだけでは抗微
生物剤として効果を発揮するに普通は不十分の量
の拮抗剤及び(又は)阻害剤と組合わせると、式
()の化合物と、そのように普通は無効である
量の拮抗剤及び(又は)阻害剤の組合わせが、全
体として有効な抗微生物剤として作用する組成物
を与えるのである。式()の化合物の量が非常
に低く、ある水準で実質的になんら微生物効果を
有しないのに、組合わせると、相乗効果が著し
く、場合によりはなはだ著しいことには、特に注
目すべきである。それで、式()の化合物の相
乗剤として有効な量と阻害剤及び(又は)拮抗剤
を組合わせて用いることにより、それらの細菌の
発育を阻止するに必要な阻害剤及び(又は)拮抗
剤の量を著しく減少させうる。 ジヒドロフオレートリダクターゼ「阻害剤」及
びパラアミノ安息香酸「拮抗剤」に関して使用す
る「有効量」の用語は、(a)それ自体で抗微生物剤
としてある程度有効であるが式()の化合物の
使用で効果が増大されるレベルの、「阻害剤」又
は「拮抗剤」の量であるか又は(b)抗微生物剤とし
て無効であるが式()の化合物と組合わされる
と抗微生物剤として有効な組成物を与える量を意
味する。「相乗効果を示す量」とは、組合わせ全
体として改良された又は十分な効果を発揮するよ
うに、阻害剤及び(又は)拮抗剤の活性を増加さ
せる、式()の化合物の量を意味する。 こうした手段で生合成プロセスを阻害すること
は、それら3つの例のすべてにおいて競合的拮抗
と称せらるべきもので、これら3つの型の試剤の
あいだには効果を強め合う現象がありうる。「阻
害剤」、「拮抗剤」及び式()の化合物による
「相乗剤」の用語は任意的なもので、上記引用特
許出願明細書に記載され特許請求されている組合
わせ組成物中の成分のうちの適当な型に対する便
宜的名称にすぎない。 式()で表わされる、選択された化合物のヒ
ドロキシメチルジヒドロプテリジンピロホスホキ
ナーゼ(HMPPS)阻害活性は、たとえば、上記
引用関連特許出願にも記載のように、アデノシン
トリホスフエートATP−γ−P32の末端ホスフエ
ートの「ジヒドロプテリジン」への転位をモニタ
ーすることで試験しうる。これらの試験でPt形成
を50%阻害するに必要な濃度(IC50)は誤差範囲
内で、HMPt及びDPtAの形成にあづかる2個の
酵素のいずれかの阻害を測定するところの、別の
試験で得られる結果と一致する。上記阻害は
Escherichia coliの抽出液を、p−アミノ安息香
酸−7−C14、ATP、Mg及び「ジヒドロプテリ
ジン」と共にインキユベートすることで容易に且
簡単に実現しうる。ジヒドロプテロエート−C14
の形成は、たとえばクロマトグラフイーで、未反
応p−アミノ安息香酸基質を分けたあと定量的に
分析しうる。この試験で約100マイクロモル以下
の、普通は50マイクロモルより少ないIC50値を有
する化合物が、毒性が対象とする哺乳動物におい
て適当であるならば、有用な相乗効果を示す化合
物であるとみなしうる。なるべくはその値は25マ
イクロモル以下、たとえば2から12マイクロモル
の間にあるのがよい。一般的に、7マイクロモル
より低いのが望ましい。IC50の点で、2−アミノ
−4−ヒドロキシ−7・7−ジエチル−7・8−
ジヒドロプテリジン−6−カルボキサルアルデヒ
ドが特に有利である。 上記のように、ここに記載の目的では、式
()の化合物は、哺乳動物宿主又は鳥宿主の心
循環系に対する阻害的毒性を有すべきではない。
それで低毒性が不可欠な必要条件であるが、治療
係数は本明細書の開示と関連する活性及び毒性値
の両方の概念を包含しており、相乗作用を与える
式()の化合物の選択のために有利に用いるこ
とができる。 最大の耐えられる投与量と最小有効投与量との
比率として定義され大部分の場合になるべくは10
より大きいのが有利である治療係数は、少なくと
も5であるべきであるが、例外的には、ヒトに対
して少なくとも約3そして、動物には2程度に低
下する場合もありうる。 パラアミノ安息香酸の拮抗剤である既知の化合
物のうちで以下のスルホンアミド化合物(又はそ
れらの医薬として許容される付加塩)が本発明の
目的に有利である。列挙してみると次のようなも
のがある。 スルフアニルアミド、スルフアダイアジン、ス
ルフアメチサゾール、スルフアメチゾール、スル
フアピリジン、スルフアチアゾール、スルフアメ
ラジン、スルフアメサジン、スルフイソキサゾー
ル、スルフアドキシン、スルフアソミジン、スル
フアクロルピリダジン、2−(p−アミノベンゼ
ン)スルホンアミド−3−メトキシピラジン
(Kelfizina)、α−アミノ−p−トルエンスルホ
ンアミド、5−スルフアニルアミド−2・4−ジ
メチルピリミジン、4−(N′−アセチルスルフア
ニルアミド)−5・6−ジメトキシピリミジン、
スルフアメトピラジン、スルフアジメトキサイ
ド、2−メチル−4−スルフアニルアミド−6−
メトキシ−3(2H)−ピリダジノン、4−スルフ
アニルアミド−5−メトキシ−6−クロルピリミ
ジン、4−スルフアニルアミド−5−ブトキシ−
6−クロルピリミジン、クロルスルフアナミド−
ジヒドロベンゾチアダイアジンジオキサイド、3
−スルフアニルアミド−4・5−ジメチルイソキ
サゾール、4−スルフアニルアミド−5−メトキ
シ−6−デシロキシピリミジン、スルフアモノメ
トキシン、4−p−(8−ヒドロキシ−キニリニ
ル−4−アゾ)−フエニルスルフアニルアミド−
5・6−ジメトキシピリミジン、スルフアジメト
キシン、スルフアメトキサゾール、スルフアキノ
キザリン及びp−(2−メチル−8−ヒドロキシ
−キノリニル−(5)−アゾ)フエニルスルフアニル
アミド−5・6−ジメトキシピリミジン。非スル
ホンアミド型拮抗剤の例としては、p−アミノサ
リチル酸及びp・p′−ジアミノジフエニルスルホ
ンがある。 以下に示すジヒドロフオレートリダクターゼ阻
害剤(又はそれらの医薬として許容されうる酸付
加塩)が本発明の目的に有利である。 2・4−ジアミノ−6−エチル−5−p−クロ
ルフエニルピリミジン(ピリメタミン)、2・4
−ジアミノ−5−(3′・4′・5′−トリメトキシベン
ジル)ピリミジン(トリメトプリム)、2・4−
ジアミノ−5−(3′・4′−ジメトキシベンジル)
ピリミジン(ジアベンジン)、2・4−ジアミノ
−5−(2′−イソプロピル−4′−クロルフエノキ
シ)ピリミジン、2・4−ジアミノ−5−メチル
−6−2級−ブチルピリド(2・3−d)ピリミ
ジン、2・4−ジアミノ−5−メチル−6−ベン
ジルピリド(2・3−d)ピリミジン、2・4−
ジアミノ−6−ベンジルピリド(2・3−d)ピ
リミジン、2・4−ジアミノ−5・6−トリメチ
レンキナゾリン、2・4−ジアミノ−5・6−テ
トラメチレンキナゾリン、2・4−ジアミノ−5
−(2′・4′・5′−トリメトキシベンジル)ピリミジ
ン、2・4−ジアミノ−5−(2′−エチル−4′−
5−ジメトキシベンジル)ピリミジン、2・4−
ジアミノ−5−(2′−メチル−4′・5′−ジメトキシ
ベンジル)ピリミジン。 然し、もつとも有利な組合わせは、Rがホルミ
ル基であるが置換フエノキシアルキル基でR1及
びR2が同じで共に低級アルキル基である式
()の化合物と、拮抗剤としてのスルフアダイ
アジン、スルフアメトキサゾール、スルフアドキ
シン又はスルフアキノキザリンとの、又は、阻害
剤としての、トリメトプリン、ジアベンジン又は
ピリメタミンとの組合わせである。特定の病気に
対して、一定の拮抗剤と阻害剤とを組合わせて用
いることの相乗的利点及びこれらの型の抗菌性化
合物の両方に対する式()の化合物の相乗作用
を利用することの可能な利点にかんがみ、式
()の化合物にあわせて上記の有利な拮抗剤の
うちのひとつと、阻害剤のうちのひとつを含有す
る3成分の組合わせを処方するのが有利である。
たとえば、スルフアダイアジンとトリメトプリム
との、スルフアメトキサゾールとトリメトプリム
との、スルフアドキシンとトリメトプリムとの、
又はスルフアキノキザリンとジアベリジンとの組
合わせに合わせて用いるのが、それらの1方の成
分だけか、又はそれらの対だけを用いる場合に比
して改良された有効性を示す。 式()の化合物は、拮抗剤そして(又は)阻
害剤とあわせて、担体と組合わせて、注射用、局
所用、直腸用又は経口用として適当な医薬用処方
物となしうる。経口又は直腸用の処方物は、別個
の単位体例えば所定量の各化合物を含有する錠
剤、カプセル、カシエー、アンプル又は坐薬の形
で使用しうる。然し、粉末状、顆粒状、溶液又は
水性又は非水性液体中に懸濁液として用いてもよ
いし、又は、局所投与のための軟膏又はペースト
としても用いうる。注射用には、水性又は非水性
担体を含有する処方物は無菌でなければならず、
閉じた容器中に入れておく。処方物は既知の方法
のいずれによつても製造でき、次に示す助剤の1
種又は1種より多くを含有しうる。それらには、
稀釈剤、溶液を血液に対し等張とするための溶
質、緩衝剤、風味剤、結合剤、分散剤、界面活性
剤、シツクナー、潤滑剤、及び被覆材料、保存
剤、静菌剤、抗酸化剤、坐薬及び軟膏ベース及び
他の任意の許容されうる助剤がある。 拮抗剤又は阻害剤とあわせて相乗剤を含有する
処方物はキツトの形となしうる。それらは、別々
に包装されたそれらの成分を、合併した形で使用
するための指示とあわせて含有する。この指示に
は、投与の方法及びその処方を用いるに適当な利
用例を示しうる。 上記化合物のいずれも、鉱酸又は有機酸との、
医薬として許容されうる塩、たとえば塩酸塩、硫
酸塩、酢酸塩、くえん酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、
マレイン酸塩又はサリチル酸塩となしうる。又
は、特にスルホンアミド拮抗剤の場合には、塩基
との医薬として許容されうる塩、たとえば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、テトラメチルアン
モニウムヒドロキサイド又はアンモニヤとの塩と
なしうる。 治療に活性を有する式(1)の化合物を、本発明の
組成物中で使用する割合は、広い範囲に変動しう
る。使用上の性質及び事情に応じて、本発明の組
成物は、式()の化合物を、適当な割合及び投
与量で、阻害剤そして(又は)拮抗剤と組合わせ
て用いる。たとえば、生体内での使用では、なる
べくは長期間、血清又は組織液中に一定割合の成
分を持続さすことがしばしば望ましい。成分の吸
収、排泄又は分解速度の変化に応じて、処方物中
の成分の最初の量及び割合は、生体内に組織中に
具現しようとするものと異なる場合もありうる。
特定のヒト又は動物の病気の一般的治療に望まし
い処方物及び投与量は、病気に応じての具体的な
必要性、病原生物に対する拮抗又は阻害成分の既
知の活性、生体内での成分の半減期及び毒性及び
他の実際的必要性に応じて変化する。 たとえば、組成物又は薬用処方物として、約1
から30重量部、なるべくは5から15重量部の式
()の化合物又はそれに相当する量の塩、そし
て1から30部、なるべくは5から15部の拮抗剤又
は相当する量の塩、そして(又は)1部の阻害剤
又は相当する量の塩を含有しうる。 投与量は感染微生物により変動しうるが、普通
の条件では式()の及び拮抗化合物について各
60mg/Kg、そして阻害剤約7.5mg/Kgを組合わせ
て使用する。それらの量は、1日量で、数回に分
けて投与しうる。組成物乃至は薬用処方物を、
750mgまでの式()の化合物と、750mgまでの拮
抗剤と、そして(又は)25mgまでの阻害剤とを含
有する単位投与形態の形で、ヒトの患者に投与し
うる。成人に投与するには、式()の化合物の
量は約200mgとし、拮抗剤の量は約200mgとし、そ
して(又は)阻害剤の量は約25mgとするのが好ま
しい。 式()の化合物を、拮抗剤そして(又は)阻
害剤と組合わせて含有する薬用処方物は、又、た
とえば手術のあと細菌の発育を阻害するために、
傷を潅流するための溶液としても使用しうる。た
とえば、次に示す有利な成分濃度を有する抗菌剤
溶液を使用しうる。 式()の化合物の1−30mg/c.c.、拮抗剤の1
から30mg/c.c.そして(又は)阻害剤の0.03から1
mg/c.c.を、外科的用途のために適当である、医薬
として許容されうる溶媒中に含有するものであ
る。 式()の化合物の相乗効果は研究及び実用的
目的のために試験管内で比較的容易に例証しまた
利用することができる。例えば、各個体の菌相の
診断と同定、ひいては臨床的治療スケジユールの
選択に利用しうる。 種種の組合わせを、多孔性デイスクたとえば濾
紙デイスクに添加しうるし又は細菌発育用の寒天
培地又は他の培地に添加して、感受性を検定しう
るし、式()の化合物を、拮抗剤及び(又は)
阻害剤化合物と組合わせて含有するこれらの物品
を、医者、病院及び診療所に、上記の目的で販売
しうる。代表的な試験用デイスクは、5から50マ
イクログラム/c.c.のパラアミノ安息香酸と、0.5
から5マイクログラム/c.c.のジヒドロ葉酸還元酵
素阻害剤と、約10から100マイクログラム/c.c.の
式()の化合物とを、馬の筋肉の水浸出液と馬
の筋肉のパパイン消化物との混合物を含有する培
地中に含有する溶液を含浸したものである。さら
に、拮抗剤又は阻害剤の相乗化を含む薬理学的テ
ストは感受性や特定の抵抗性例えば単独で用いら
れる場合の拮抗剤に対する抵抗性の観点か細菌を
特徴づけるのに有用であり、又、本発明による
種々の処方を含む研究は一般的な個々の治療目的
のためにふさわしい処方物の組成を決定する基礎
となる。式()の化合物の毒性は、一般的に、
普通に用いられる拮抗剤又は阻害剤のそれに比し
て著しく低く、それで、臨床家は、医薬の毒性又
は副作用を減少させ治療係数を増加させながら、
処方物の抗菌活性の効果を維持し又は増加させう
るのである。 ヒト及び試験管内での上記した拮抗剤及び阻害
剤の抗菌作用に加えて、これらの薬剤は、にわと
りを含めた家畜における微生物の感染、たとえば
Pastearella multocidaに対して、然し特に原虫で
あるコクシジウム症に対しすでに用いられてき
た。化合物()はコクシジウムに有効な拮抗剤
及び阻害剤とあわせて、有効な3成分の組合わせ
とするのが有利でありうる。そして、式()の
化合物はある場合には単独で有効でありうる。関
連特許出願第36774/71及び35817/72号に記載の
式(A)化合物の与える相乗効果のコクシジウム及び
それの治療のための利用についての詳細な記載を
参照されたい。 然し、特に、スルフアメタジン、スルフアダイ
アジン、スルフアジメトキシン又は特にスルフア
キノキザリンと、ジアベリジンと、式()の化
合物との組合わせは、スルホンアミド又はピリミ
ジン単独よりは低濃度で有効3成分処方物を与え
そして感染防禦も増大する。 コクシジウムに対する処方物の化合物は、単独
であるか又は組合わせたものを、添加剤として、
鳥の餌又は飲料水中に混合するのが好ましい。飲
料水に混合する際には酸付加塩の形で使用しう
る。 20から180ppm程度の相乗剤を、それに対し10
から60ppmのジアベンジン又はスルフアキノキ
ザリンとあわせて、餌中に用いると、改良された
効果を与えうる。然し、3成分混合物が有利で、
濃度は広く変動しうるが、5から250ppmなるべ
くは20から180ppmの相乗剤と、各10から
100ppmなるべくは15から60ppmのジアベルジン
及びスルフアキノキザリンとを用いるのが有利で
ある。 かかる組成物中では2−アミノ−4−ヒドロキ
シ−7・7−ジメチル−7・8−ジヒドロキシプ
テリジン−6−カルボキサルデヒドから20ppm
程度の低濃度においてすら、特に有効なことが分
つた。更に、2−アミノ−4−ヒドロキシ−7・
7−ジメチル−7・8−ジヒドロプテリジンの6
−p−クロルフエノキシメチル、6−p−メトキ
シフエノキシメチル及び6−p−メチルフエノキ
シメチル誘導体も又相乗剤として非常に有効であ
る。後者は驚くべきことに20ppmの濃度で有効
である。 式()の化合物の合成は、特許出願第
05186/73、05189/73及び05190/73号に記載さ
れている。つまり、Rが置換されたフエノキシア
ルキル基である化合物では、鎖中のケト基が適当
に保護された、末端がRに終る鎖をピリミジン環
の4位に有するピリミジン誘導体を還元的に成環
させて5位の窒素原子と結合させ第2の環を生成
さすことを本質としており、これはPfleiderer及
びZondler(Chem.Ber.99、3008(1966))及び英
国特許第1303171号及び英国特許出願第36289/70
号(ベルギー特許第770577号)の記載に準じてい
る。 Rがホルミル基である化合物の合成は、本質的
に、一旦生成したアルデヒドを分解してしまうか
も知れぬ副生成物と反応さすための抗酸化剤をな
るべくは存在させて、相当する6−ヒドロキシア
ルキル誘導体を選択的に酸化することを本質とし
ている。別様には、添加する還元剤の量を調整し
て、ヒドロキシアルキル誘導体を最終の還元的成
環により製造の際の副生成物として製造しうる。 6−ハロアルキル誘導体の合成においては、適
当なアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はアル
ケニル基で6位の置換された相当する化合物とハ
ロゲン化剤とを反応させそして生成化合物を単離
する。 本発明によれば次のような組成物、処方物、方
法が提供される: (a) 前記定義のような拮抗剤又は阻害剤又は両者
の有効量と組合わせて式()の化合物の相乗
剤としての有効量を含有する、微生物系又は感
染を試験するか又は治療するための組成物。 (b) Rが置換フエノキシアルキル基である式
()の化合物を含有する、(a)に記載の組成
物。 (c) Rがホルミル基である式()の化合物を含
有する、(a)に記載の組成物。 (d) R1及びR2が同じでそれぞれ低級アルキル基
である式()の化合物を含有する、(a)、(b)又
は(c)に記載の組成物。 (e) 拮抗剤及び阻害剤の双方の有効量と組合わせ
て式()の化合物の相乗剤として有効な量を
含有する。前記定義のような組成物。 (f) 薬剤として許容されうる担体と組合わせて上
記定義の組成物のいずれかを含有する薬剤処方
物。 (g) 試験管内又は生体内の条件で、微生物による
ジヒドロ葉酸の生産阻害に使用するための、液
体の形の、(f)に定義のような医薬用処方物。 (h) 協力剤と阻害剤又は拮抗剤を別別に包装し、
それらを医薬又は獣医用の治療の目的で組合わ
せ使用することの指示書とあわせて含有する、
キツトの形の、前記定義のような薬剤処方法。 (i) 前記定義のような薬剤処方物を含有する、試
験管内試験用デイスク。 (j) 適当な成分の有効量を混合し組合わせた形と
する、前記定義のような薬剤処方物又は組成物
の製造方法。 (k) 前記定義の組成物又は医薬用処方物のうちの
ひとつを宿主に投与することを包含する微生物
感染の治療及び防禦方法。 (l) 前記定義の組成物又は薬剤処方物に微生物を
接触さすことを包含する微生物によるジヒドロ
葉酸生産を阻害する方法。 (m) 拮抗剤又は阻害剤の有効量又は双方と組合
わせて式()の化合物の相乗剤として有効な
量を含有する、コクシジウム感染の試験又は処
理のための薬剤処方物。 次に本発明を実施例を用いて説明するが、これ
らは決して本発明の範囲を限定するものでない。 例 1 拮抗剤そして(又は)阻害剤と組合わせて式
()の化合物の効果を決定するために「スクリ
ーニング試験」を実施し、コクシジウム症に対抗
しそして抑制するための各化合物の相対濃度のも
つとも有用なレベルを定める。 1群5頭として、7日令ひなを、床が針金で出
来ている小型の加温ケージに入れ、環境の調整さ
れた隔離室に入れ、Eimeria tenella胞子形成卵
包のう100000個を経口感染させる。式()の化
合物は餌中に180、60又は20ppmの濃度で加え、
ジアベリジン及びスルフアキノキザリンをそれぞ
れ20ppm当て組合わせて使用する。これらは、
ビタミンK不含の特別に処方された実験室用の餌
(「LD5」チツク マツシユ)の少量に1/10の割合
で予め加えておく。これは次に水平式ローラード
ラム上で餌に混和する。ひなへの投与は感染1日
前より開始し、8日間続ける。いくらかのひなは
対照として残しておく、更に別の対照としては、
ジアベリジン及びスルフアキノキザリンの各
20ppmを相乗剤なしに投与する。 投与の最終日に、盲腸部の罹患によつて特徴づ
けられる感染の程度を、実験中死亡したもの及び
最終日に殺されたものについて調べる。未処理対
照と比較して治療活性を判断する。更に、それぞ
れの群について死亡率及び体重増加パーセントを
求める。死亡したものがあつたとしても、投与薬
剤の効果は、体重増加及び罹患部分の拡がりの減
少を罹患スコアで表わして判断する。 これらスクリーニング試験の結果は表1に示
す。ここで、各成分の濃度はひなの餌中のppm
で表わし、コクシジウム症による死亡率、体重増
加パーセント、罹患スコア及び活性が示されてい
る。盲腸罹患の指標は次のスコアにより計算す
る。 0=罹患なし 1=わずかな出血、盲腸壁の肥厚なし 2=中程度の出血、盲腸壁はいくらか肥厚する 3=多数の出血、盲腸にしんを生ずる 4=多数の出血、盲腸は大きなしんを伴なつて肥
大しそして(又は)実験中に死亡する 盲腸罹患指数=(生存ひなの罹患スコアの合計)+(4×死亡率)/最初のひなの数 活性を示す欄の+++、++、+、±及び−はそ
れぞれ感染に対する薬剤の効果が非常に高い、高
い、軽微、疑わしい、そして存在しないことを示
す。式()の試験化合物は、表2に説明するよ
うに、AからGまでの文字を用いて表わす。 表1の結果は試験化合物のすべてがスルフアキ
ノキザリン及びジアベリジンの組合わせの活性を
強化していることを示している。場合によつては
3から4倍に達している。感染はよりよく防禦さ
れ、盲腸罹患は著しく減少し、鳥の体重は感染前
のレベルに戻るが、すべての例について死亡をま
ぬかれたわけではない。興味深いこととして、罹
患スコアが高いと体重増加パーセントも減少する
が、これら2組の数字の間には単純な数学的関係
はないようで、これら2つの要素は完全に相伴な
つているわけではないようである。 予想されるごとく、大多数の例において試験化
合物の濃度が減少すると活性は減少するが、
20ppm程度に低くして組合わせの中に使用する
としても大多数の例で顕著な改良を示す。2−ア
ミノ−4−ヒドロキシ−6−p−メチルフエノキ
シメチル−7・7−ジメチル−7・8−ジヒドロ
プテリジンは、驚くべきことは、このレベルで
も、180ppmのレベルにおけると同様の活性を示
す。然し、高レベルで試験した化合物のうちでは
6−ホルミル及び6−p−クロルフエノキシメチ
ル類縁体はもつとも活性を有する。それぞれの例
で、R1及びR2が同じで共にメチル基である時
に、活性度の高いことが分るであろう。 例 2 式()のいくつかの化合物がプテリジン競合
剤として作用する活性を試験するのに、ジヒドロ
プテロン酸(DPtA)の合成に関わる酵素、すな
わちヒドロキシメチルジヒドロプテリジンピロホ
スホキナーゼ(HMPPS)及び以降「シンセター
ゼ」と称するジヒドロプテロエートシンセターゼ
にそれらの化合物が与える阻害効果を試験してみ
る。 (1) HMPPS 2−アミノ−4−ヒドロキシ−6−ヒドロキ
シメチル−7・8−ジヒドロプテリジン+アデ
ノシントリホスフエート(ATP)〓〓〓2−
アミノ−4−ヒドロキシ−6−ピロホスホメチ
ル−7・8−ジヒドロプテリジン(Pt)+アデ
ノシンモノホスフエート(AMP) (2) シンセターゼ Pt+p−アミノ安息香酸(pAB)〓〓〓
DPtA+ピロホスフエート HMPPSの効力検定はPtへのATP−γ−P32
の末端ホスフエートの転移を追跡し、試験化合
物によるHMPPSの阻害量と相関させることに
より行つた。この検定の方法は上記関連特許出
願明細書の例1に詳しく記載されている。ま
た、そこにはシンセターゼに対する試験化合物
の活性をジヒドロプテロエートC14の生成を追
跡することによつて定量する方法も併せ記載さ
れている。 これらの試験の結果、100マイクロモル又は
それ以下で50%阻害する化合物は、有用な相乗
効果を発揮する化合物でそれゆえに本発明組成
物に用いて有利である。 2−アミノ−4−ヒドロキシ−7・7−ジエ
チル−7・8−ジヒドロキシプテリジン−6−
カルボキサルデヒドは、これらの試験のIC50値
5.5μMで有利な相乗剤であることが分る。然
るに、7・7−ジメチル類縁体のIC50は17μM
である。 例 3 2−アミノ−4−ヒドロキシ−7・7−ジエチ
ル−7・8−ジヒドロキシプテリジン−6−カル
ボキサルデヒドの、トリメトプリム(TMP)及
び(又は)スルフアメトキサゾール(SMX)と
組合わせる場合の協力効果を、Staphylococcus
aureus及びPseudomonas aeruginosaに対する阻
止帯を定量することにより評価した。 ペトリ皿中のチミジン含量の低い大豆ペプトン
培地(Wellcotest Sensitivity Test Agar)にプ
テリジンを加え、培地より小型の栓を抜きとつた
窪みに他の成分を加える。試験菌を培地の表面に
接種し次にインキユベートする。 阻止帯の大きさを表3に示す。ここで数字は完
全阻止成帯を表わす。つまり、6倍拡大後の、く
ぼみのふちよりのセンチメートル数である。かつ
こ内の数は、部分阻止帯をも含めたものである。 例 4 錠剤処方物 化合物()(R=CHBrCH3:R1=R2=n−プ
ロピル)純粋 100mg トリメトプリム(純粋) 25mg スルフアグアニジン(B.P.C) 100mg +コーンスターチ、乳糖、ゼラチン、タルク、
及びステアリン酸マグネシウム 調 製 上記成分を既知方法で混合して粒状体とし圧縮
して錠剤とする。 例 5 錠剤処方物 化合物()(R=CHO:R1=R2=エチル)純粋
150mg 「ピレマチミン」(ピリメタミン)B.P. 15mg 例1と同様に錠剤とする。 例 6 錠剤処方物 化合物()(R=CH2OC6H4Me:R1=R2=
Me)純粋 175mg スルフアニルアミドB.P.C 150mg 次に例1のようにして錠剤とする。 例 7 カプセル処方物 式()の化合物(R=CH2Cl:R1=R2=メチ
ル)純粋 100mg トリメトプリム(純粋) 20mg 製 造 粒状の上記化合物を乳糖、コーンスターチ及び
ステアリン酸マグネシウムと混合する。粉末を、
カプセル封入機を用いて、2個の、硬シエルゲラ
チンカプセルに詰める。 例 8 潅流溶液 化合物()(RはCH2OC6H4Cl:R1及びR2はエ
チル)純粋 1mg/c.c. トリメトプリム(純粋) 0.2mg/c.c. 溶 液 水 例 9 溶 液 化合物()(R=CH2OC6H4OMe:R1=R2=
Me)純粋 1.5mg/ml ジアベリジンB.Vet.C 0.5mg/ml ケルフイジナ(Kelfizina) 1.0mg/ml 液 媒 水 例 10 潅流溶液 化合物()(R=CHO:R1=R2=メチル)純粋
2mg/c.c. α−アミノ−p−トルエンスルホンアミド(純
粋) 2mg/c.c. 液 液 水
【表】
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有効な相乗効果を供する量の一般式(): (式中、Rはホルミル基、又は炭素数1−4のア
ルキル基又はハロゲンがパラ位に置換したフエノ
キシメチルであり、R1及びR2は同一もしくは異
なつて低級アルキルである)を有する化合物と有
効量の、テトラヒドロ葉酸の微生物生合成におけ
る4−アミノ安息香酸に対する拮抗剤として作用
しうるスルフアキノキザリン又はスルフアメトキ
サゾール、有効量の、ジヒドロフオレートリダク
ターゼの阻害剤であるジアベリジン又はトリメト
プリム、又は有効量の該拮抗剤及び阻害剤とを併
用してなる、動物の微生物感染症治療用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22193183A JPS59108718A (ja) | 1973-02-01 | 1983-11-25 | 動物の微生物感染症治療用組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB5188/73 | 1973-02-01 | ||
| GB5187/73 | 1973-02-01 | ||
| JP22193183A JPS59108718A (ja) | 1973-02-01 | 1983-11-25 | 動物の微生物感染症治療用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59108718A JPS59108718A (ja) | 1984-06-23 |
| JPS624366B2 true JPS624366B2 (ja) | 1987-01-30 |
Family
ID=16774398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22193183A Granted JPS59108718A (ja) | 1973-02-01 | 1983-11-25 | 動物の微生物感染症治療用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59108718A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102559748B1 (ko) * | 2021-04-27 | 2023-07-26 | 농업회사법인주식회사 네이처팜 | 과일 크기 판별유닛 및 이를 이용한 자동분할 절단 장치 및 과일 자동선별 장치 |
-
1983
- 1983-11-25 JP JP22193183A patent/JPS59108718A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59108718A (ja) | 1984-06-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CS273153B2 (en) | Method of new 2,4-diamino-5-substituted pyrimidine derivatives production | |
| EP2425857B1 (en) | Antiparasitic compositions for controlling the proliferation of fish parasites | |
| HU199440B (en) | Process for producing morpholine derivatives and pharmaceutical compositions comprising the compounds | |
| US4996198A (en) | Anticoccidial composition | |
| US12545643B2 (en) | 3,5-diaminobenzoic acid compound, and Pin1 inhibitor and therapeutic agent for inflammatory diseases using same | |
| DE2238536C2 (de) | Zubereitungen zur Behandlung von Mikrobeninfektionen | |
| JPS624366B2 (ja) | ||
| JP4553569B2 (ja) | フェノール系誘導体を有効成分とするクリプトスポリジウム症の予防・治療剤 | |
| GB1574105A (en) | Antimalarial compositions containing quinoline methanol derivatives | |
| IL44124A (en) | Compositions containing 2-amino-4-hydroxy-7,8-dihydro pteridine derivatives for treating microbial infections | |
| JP2001089379A (ja) | コクシジウム症の治療又は予防 | |
| US5258373A (en) | Anticoccidial compositions | |
| US3983238A (en) | Substituted pyridinol-containing compositions and methods for the treatment of coccidiosis | |
| WO2020221894A1 (en) | Antiviral compounds | |
| US4053602A (en) | Compositions for treating coccidiosis containing 5-deazariboflavin and its derivatives | |
| JP2020115853A (ja) | ホスホジエステラーゼ3阻害用組成物及び血小板凝集抑制用組成物 | |
| US12221450B1 (en) | 5-(substitutedphenyl)-7-thioxo-7,8-dihydropyrimido[4,5-d]pyrimidine-2,4(1H,3H)-dione analogues as antibacterial agents | |
| RU2846707C1 (ru) | Противомикробное средство для животного, не являющегося человеком | |
| US11987563B1 (en) | 3-cyano 4,5-diphenyl furan-2-carboxamides as antitubercular agents | |
| US20100292472A1 (en) | Prophylactic and therapeutic medicine for malaria | |
| US11970476B1 (en) | 6′-(4-chlorophenyl)-2′-alkoxy-3,4′-bipyridine-3′-carbonitriles as antimicrobial compounds | |
| EP0006987A1 (en) | 2,4-Diamino-5-benzylpyrimidines, especially for the treatment of microbial infections, pharmaceutical compositions containing these compounds and processes for preparing these compounds | |
| RU2834322C1 (ru) | Соли бензотиопиранонового соединения, способ их получения и применения | |
| US3716641A (en) | Coccidiostat compositions and methods using aminobenzonitriles | |
| JPWO2006041120A1 (ja) | 医薬組成物 |