JPS6243543A - ウインドガラスの水滴検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はウィンドワイパ、デフロスタ等を必要に応じて
自動的に始動させるためにウィンドガラスに付着した水
滴を検出するウィンドガラスの水滴検出装置に関する。

（従来の技術） 車両の走行中、ウィンドガラスの内表面に水滴が付着し
てウィンドガラスが曇った場合、雨滴、霧等によりウィ
ンドガラス外表面に水滴が付着した場合等においては、
車両に装備されたデフロスタ、ウィンドワイパ等を駆動
させて視界確保を行っている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで従来、このデフロスタ、あるいはウィンドワイ
パ等の装置を始動させるか否かの判断、あるいは停止さ
せるか否かの判断は運転者等がウィンドガラスの状態を
見て行い、各装置の始動あるいは停止は、斯かる判断に
基いて手動操作にて行われている。

しかしながら車両の走行中等にあっては、このような操
作は煩わしく、自動的に行われることが好ましい、この
ため、デフロスタ、あるいはウィンドワイパ等の始動あ
るいは停止の判断を装置により行い、この判断結果に基
いてデフロスタ、あるいはウィンドワイパ等の駆動を自
動的に行わしめることが望まれている。

そこで本発明は斯かる要望に応するべく成されたもので
あり、その目的とする処はデフロスタ、ウィンドワイパ
等の各装置の始動、停止の判断を自動的に行うことがで
き、もって各装置の駆動を自動的に行うことができるウ
ィンドガラスの水滴検出装置を提供するにある。

（問題点を解決するための手段及び作用）上記問題点を
解決するため本発明に係るウィンドガラスの水滴検出装
置は、一つの発光素子（２）の光を所定間隔離間した第
１、第２の光線Ａ、Ｂとし、この光線Ａ、Ｂを夫々異な
るフィルタ特性を有する第１．第２のフィルタ（４）、
（５）を介して照射させる投光器（１）を車室内よりウ
ィンドガラス（３）方向に向けて配設し、前記ウィンド
ガラス（３）の内部又は外表面に前記第１の光Ａが入射
せしめられる反射板（９）を設け、前記第１の光Ａがウ
ィンドガラス（３）の車室内表面に付着した水滴（１４
）・・・により反射された反射光を前記第１のフィルタ
（４）と同一のフィルタ特性を有する第３のフィルタ（
１２）を介して受光する第１の受光器（８）と、前記第
２の光Ｂがウィンドガラス（３）の車室内表面あるいは
外表面に付着した水滴（１４）、（１５）・・・により
反射された反射光を前記第２のフィルタ（５）と同一特
性を有する第４のフィルタ（１３）を介して受光する第
２の受光器（７）を車室内に設けて成り、第１の受光器
（６）が第１の光Ａを検出したときにはウィンドガラス
（３）の内面に、第２の受光器（７）が第２の光Ｂを検
出したときに第１の受光器（６）が第１の光Ａを検出し
なければウィンドガラス（３）の外表面のみに水滴が付
着していることがわかる。

（実施例） 以下に本発明の好適実施例を添付図面に基いて説明する
。

第１図は水滴検出装置の構成を示すとともに水滴の検出
原理を示す概略図である。

図において符号（１）はウィンドガラス（３）方向に向
けて車室内に設けられる投光器である。

この投光器（１）は１個の発光素子（２）の光を不図示
の鏡、レンズ等により所定間隔離間位置より２本の平行
光線としてウィンドガラス（３）方向に照射するための
光学系を備え、その投光口（ｌａ）　。

（ｌｂ）には、第１、第２のフィルタ（４）、（５）が
設けられてなる。

この第１、第２のフィルタ（４）、（５）は夫々異なる
波長成分の光を通過させるフィルタ特性を有する。

そして第１のフィルタ（４）を通過した第１の光Ａはウ
ィンドガラス（３）の外表面に貼着された反射板（９）
に向けて照射され、第２のフィルタ（５）を通過した第
２の光Ｂはウィンドガラス（３）の反射板（９）が設け
られていない部分に対して照射される。

一方、符号（８）、（７）は第１、第２の受光器であり
、各受光器（ｉｌｌ）、（７）は受光素子（１Ｇ）　、
（１１）とこれら受光素子（１０）　、（１１）の前面
夫々に設けられた第３のフィルタ（１２）及び第４のフ
ィルタ（１３）とからなる、そして第３のフィルタ（１
２）は前記第１のフィルタ（４）と同一の特性を有し、
！８４のフィルタ（１３）は前記第２のフィルタ（５）
と同一の特性を有する。従って第１の受光器（８）は第
１の光Ａのみを検出し、第２の受光器（７）は第２の光
Ｂのみを検出し得る光検出器となる。

今、斯かる投光器（１）と受光器（８）、（７）をウィ
ンドガラス（３）近傍の車室内にウィンドガラス（３）
に対向すべく設け、投光器（１）より第１、第２の光の
Ａ、Ｂをウィンドガラス（３）に向けて照射する。

このとき工で示すようにウィンドガラス（３）の車室内
、車室外の両表面ともに水滴が付着していない場合、第
１の光Ａはその一部がウィンドガラス（３）の内表面（
３ａ）で、ガラス（３）を透過した残りは反射板（８）
で夫々第１の受光器（６）とは異なる所定方向に反射さ
れ、又第２の光Ｂは同じくその一部がウィンドガラス（
３）の内表面（３ａ）で、所定方向に反射されるととも
に残りはウィンドガラス（３）を透過して進行し、第１
．第２の受光器（８）、（７）には共にこれらの光が検
出されない。

次にＩＩで示すようにウィンドガラス（３）の内表面に
水滴（１４）・・・が付着した場合、第１、第２の光Ａ
、Ｂは共に水滴（１４）・・・により乱反射され、夫々
の一部が各受光器（８）、（７）により検出される。

モして■で示すようにウィンドガラス（３）の外表面（
３ｂ）にのみ水滴（１５）・・・が付着した場合、この
ときは第１の光ＡはＩの場合と同様にその一部がウィン
ドガラス（３）の内表面（３ａ）で反射され、反射板（
９）により所定方向に反射される。一方、これに対し第
２の光Ｂはウィンドガラス（３）を透過した光が水滴（
１５）・・・により乱反射され、その一部が第２の受光
器（７）により検出される。

従って第１の光Ａが第１の受光器（６）により検出され
た場合（このときは第２の光Ｂも第２の受光器（７）に
より検出される）にはウィンドガラス（３）の内表面（
車室内側）に、Ｗ４２の光Ｂのみが検出された場合には
ウィンドガラス（３）の外表面（車室外側）のみに水滴
が付着していることが検知される。

第２図は装置の実装例を示す図であり、本装置は運転席
前方上部に設けられるルームミラー（１７）の支持アー
ム部（１８）に、第２図に示すように投光器（１）と反
射光を検出する第１、第２の受光器（８）、（？）をフ
ロントウィンドガラス（３）に対向させて装着される。

ｗ４３図は本装置を利用した水滴除去装置の構成を示す
ブロック図である。

符号（２０）は発光素子（２）の駆動回路であり、符号
（２１）は前記第１、第２の受光器（８）、（７）の出
力信号に基づき、ウィンドガラス（３）の内表面に水滴
が付着した場合（第１の検出器（８）により光Ａが検出
された場合）、ウィンドガラス（３）の外表面のみに水
滴が付着した場合（第２の検出器（７）により第２の光
Ｂのみが検出された場合）を検出し、外検出信号に基づ
き夫々デフロスタ駆動装置（２２）、ワイパ駆動装置（
２３）を必要に応じて駆動する検出回路である。ところ
でウィンドガラスの両面に同時に水滴が付着する場合等
が考えられるが、この場合には先ず第１の光Ａを検出す
ることでデフロスタ（２２）が駆動されてガラス内表面
側の水滴を除去し、次いで第２の光Ｂのみの検出によリ
ワイバ（２３）が駆動されて水滴を除去することができ
る。

このように本実施例によれば、フロントウィンドガラス
の内、外表面に付着した水滴を自動的に検出することが
でき、従ってこの検出信号に基づいてデフロスタ、ワイ
パ等の各装置をも自動的に駆動、停止させることができ
、操作の煩しさを軽減することができる。

尚、本発明は実施例に限定されることはなく、例えば反
射板（９）は第４図に示すようにウィンドガラス内部に
設けるようにしてもよい、そして受光素子としてはフォ
トダイオード、フォトトランジスタ、ＣｄＳ等が使用で
き、一方発光素子としては発光ダイオード、レーザダイ
オード等が使用可ｆＥである。又、本実施例ではフロン
トウィンドガラスの水滴検出に例をとったが、リヤウィ
ンドガラス、サイドウィンドガラス等に使用してもよい
。

（発明の効果） 以上の説明より明らかな如く、本発明によれば、ウィン
ドガラスに付着した水滴を検出することでデフ０スタ、
ウィンドワイパ等の各装置の始動、停止の判断を自動的
に行うことができ、もって各装置の駆動を自動的に行う
ことができる小型で簡易なウィンドガラスの水滴検出装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は水滴検出装置を示すとともに水滴の検出原理を
示す概略図、第２図は本装置の実施例を示す図、第３図
は本装置を利用した水滴除去装置を示すブロック図、第
４図は別実流側を示す図である。 そして図面中、 （１）・・・投光器 （２）・・・発光素子 （３）・・・ウィンドガラス （４）・・・第１のフィルタ （５）・・・第２のフィルタ （６）・・・第１の受光器 （７）・・・第２の受光器 （９）・・・反射板 （１２）・・・第３のフィルタ （１３）・・・第４のフィルタ （１４）、（１５）・・・水滴 Ａ　・・・第１の光 Ｂ　・・・第２の光 である。 特　許　出　願　人　　　　本田技研工業株式会社代理
人　　弁理士　　　　　下　　１）　容−即問　　　　
　弁理士　　　　　　　大　　橋　　邦　　金回　　　
弁理士　　　　　小　　山　　　　有量　　　弁理士　
　　　　野　　１）　　　茂第２図 目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一つの発光素子の光を所定間隔離間した第１、第２の光
   線とし、この光線を夫々異なるフィルタ特性を有する第
   １、第２のフィルタを介して照射させる投光器を車室内
   よりウインドガラス方向に向けて配設し、前記ウインド
   ガラスの内部又は外表面に前記第１の光が入射せしめら
   れる反射板を設け、前記第１の光がウインドガラスの車
   室内表面に付着した水滴により反射された反射光を前記
   第１のフィルタと同一のフィルタ特性を有する第３のフ
   ィルタを介して受光する第１の受光器と、前記第２の光
   がウインドガラスの車室内表面あるいは外表面に付着し
   た水滴により反射された反射光を前記第２のフィルタと
   同一特性を有する第４のフィルタを介して受光する第２
   の受光器を車室内に設けてなるウインドガラスの水滴検
   出装置。