JPS6242745Y2 - - Google Patents

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JPS6242745Y2
JPS6242745Y2 JP1983086598U JP8659883U JPS6242745Y2 JP S6242745 Y2 JPS6242745 Y2 JP S6242745Y2 JP 1983086598 U JP1983086598 U JP 1983086598U JP 8659883 U JP8659883 U JP 8659883U JP S6242745 Y2 JPS6242745 Y2 JP S6242745Y2
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JP
Japan
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impeller
liquid
stirring
liquid surface
container
Prior art date
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JP1983086598U
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English (en)
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JPS59193525U (ja
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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、効率的で短絡(シヨートパス)のな
い簡易な撹拌装置に関するものである。
従来の撹拌装置は第1図に示す如く通常円筒形
容器1内中央の底部に近いところにインペラー2
を配置して、該インペラー2の回転により撹拌を
行なつているが、これによると容器1中心部の液
面4にはインペラー2の回転による遠心力で渦が
発生し、液面中央部が著しく低下して撹拌有効容
積が小さくなつてしまう。
また、インペラー2の形状を種々変えてみても
液4はやはりインペラー2の回転軸3を中心とす
る水平円運動を行ない、上下対流運動は比較的小
さいので、固体と液体を撹拌混合する場合や撹拌
混合により固体が発生する場合には、固体が沈殿
堆積してトラブルが起きやすくなる。
そこで、これを解決するためにインペラー2の
回転数をあげて固体の沈積を防止しようとすると
動力費が増大するばかりでなく、容器1内の液面
は更に低下して撹拌有効容積は一層減少し、しか
もインペラー等各部の摩耗も増加する等種々の問
題があり、また容器1内周壁に邪魔板を取付けて
撹拌混合を促進させる場合もあるが、液流の抵抗
が増してこれまた動力費が著しく増大し、各部の
摩耗も増大する欠点があつた。
さらにまた、撹拌装置に被撹拌物質を連続的に
供給し撹拌混合して連続的に排出する場合、従来
の撹拌装置では短絡現象が起きて、充分な撹拌混
合効果が得られない場合がある。これを防止する
ため、第2図に示すように撹拌容器1内中心部に
円筒体5を浮設して該円筒体5内に被撹拌物質を
供給し、該円筒体5内で撹拌混合して系外へ排出
することもある。この装置によれば円筒体5やそ
の支持材6が流体の抵抗となつて動力消費量が増
大するばかりか、被撹拌混合流体が腐食性や摩耗
性、スケール付着性などを有する場合には、トラ
ブルを惹起することになる。
本考案は従来法のこれら各種の欠点を解消する
簡便な撹拌装置に関するもので、撹拌用容器内の
片側に偏心してインペラーを配設し、これにより
生じる該容器の液上昇域側に設けた液排出口に仕
切板を囲設したことを特徴とするものである。
一般に撹拌容器内の中心で回転しているインペ
ラーを次第に該容器内壁の一方側へ近付けて行く
と、液面にできる渦流の中心はインペラーの移動
方向とはほぼ反対の方向に移動して行き、しかも
その渦流は次第に小さくなつて行く性質があり、
同時にこのインペラーの偏心により第3図に示す
ように液面にある渦流中心から液面下で回転する
インペラー2に向つてほぼ直線的な斜め下方向へ
の渦流Aが発生する。
そこで、液面上にある渦流の中心付近に撹拌混
合されるべき物質を供給すると、該物質は渦流A
によつて液面下のインペラー2まで搬送されるこ
ととなり、効果的に撹拌混合することが可能とな
る。
しかも、このとき第4図に示す如く容器1に対
し偏心したインペラー2が配設された側の液面の
約半分は上昇流帯、液面に渦流の中心が生じる上
記と反対側の約半分は下降流帯となつて対流が生
じるので、上昇流帯から液を排出すれば短絡が防
止できることになる。
本考案は上記の点を利用したものであつて、第
4図において7は仕切板であり、インペラー2を
配置した側に設けた液排出口8を囲繞するように
取付けられており、これにより溢流する排出液を
容器1内の他の液と画別するようになつている。
なお、実験によればインペラー2が容器1内壁
近くに配置されてしかも該インペラー2が液面か
ら30〜80%の深さに位置したとき、渦流が強力と
なつて撹拌混合が促進され、下降流、上昇流とも
強力となつて、固体が撹拌中に沈殿することもな
く一層効果的であることが分つた。
本考案の撹拌装置は以上のように構成されてい
るので、供給された撹拌混合されるべき物質は液
面下のインペラー2に向つて流送されるため撹拌
が効果的に行なわれて短絡が生じることもなく、
上昇流帯から被撹拌混合液を排出するので、固体
が沈積しにくい利点がある。
また、従来の撹拌装置よりインペラーの回転数
を低下させても良好な撹拌が可能となるので、動
力費を低減させることができ、かつ粘性の高い液
体をも撹拌でき、摩耗性のある物質が懸濁するス
ラリーを撹拌する場合でも装置各部の摩耗を小さ
く押えることができる。
さらに、本考案によれば第2図のような円筒体
5や邪魔板等を必要としないため、製造コストや
動力費も安くて済みスケール付着等によるトラブ
ルも少ない等種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の撹拌装置の説明図、
第3図はインペラーを撹拌容器内の一方側へ寄せ
た場合にできる渦流の位置及びその方向を示す説
明図、第4図は本考案装置の説明図である。 符号説明、1……撹拌用容器、2……インペラ
ー、3……回転軸、4……液、5……円筒体、6
……支持材、7……仕切板、8……液排出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 撹拌容器内の片側に寄せてインペラーをそのシ
    ヤフト周囲に液上昇流が形成されるような回転方
    向に配設し、該インペラーと反対側液面に形成さ
    れる渦流中心付近に被撹拌混合物を供給するよう
    にし、該容器の上記液上昇域側に設けた溢流液排
    出口を囲繞するように短絡防止用の仕切板をその
    下端が液面下に多少浸漬するようにして設けたこ
    とを特徴とする撹拌装置。
JP1983086598U 1983-06-07 1983-06-07 撹拌装置 Granted JPS59193525U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983086598U JPS59193525U (ja) 1983-06-07 1983-06-07 撹拌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983086598U JPS59193525U (ja) 1983-06-07 1983-06-07 撹拌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59193525U JPS59193525U (ja) 1984-12-22
JPS6242745Y2 true JPS6242745Y2 (ja) 1987-11-02

Family

ID=30216527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983086598U Granted JPS59193525U (ja) 1983-06-07 1983-06-07 撹拌装置

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JP (1) JPS59193525U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59193525U (ja) 1984-12-22

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