JPS6242505B2 - - Google Patents

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JPS6242505B2
JPS6242505B2 JP53047309A JP4730978A JPS6242505B2 JP S6242505 B2 JPS6242505 B2 JP S6242505B2 JP 53047309 A JP53047309 A JP 53047309A JP 4730978 A JP4730978 A JP 4730978A JP S6242505 B2 JPS6242505 B2 JP S6242505B2
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JP
Japan
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cutting
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copy paper
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Application number
JP53047309A
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English (en)
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JPS54138450A (en
Inventor
Koichi Sasaki
Yasushi Tsunoda
Hiroshi Ishida
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP4730978A priority Critical patent/JPS54138450A/ja
Priority to US06/029,053 priority patent/US4295731A/en
Priority to DE19792915441 priority patent/DE2915441C2/de
Priority to DE19792953936 priority patent/DE2953936C2/de
Priority to DE2953935A priority patent/DE2953935C2/de
Priority to DE19792953084 priority patent/DE2953084C2/de
Publication of JPS54138450A publication Critical patent/JPS54138450A/ja
Priority to US06/171,536 priority patent/US4357101A/en
Priority to US06/171,541 priority patent/US4362076A/en
Publication of JPS6242505B2 publication Critical patent/JPS6242505B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は静電式複写機に関し、特に複写操作の
制御タイミングを機械的に行なうようにした構造
に関する。
従来からの静電式複写機における給紙、露光、
および複写紙の裁断などの各動作を行なうため
に、光学装置の一部または原稿載置台の運動によ
つてマイクロスイツチを作動させて制御タイミン
グをとつているけれども、このような電気的構造
によれば、各部材の動作を目で追つて制御タイミ
ングを確めることがむずしかしく、したがつて調
整および保守にすぐれたものとは言い難い。
たとえば特開昭48―72786に示された複写機
は、上述の問題を有している。またこの先行技術
および他の先行技術、たとえば特開昭48―25538
では、感光体の露光を行なう光学装置が機械的に
移動可能に構成されているけれども、上述の問題
を解決するための対策が施されていない。
本発明の目的は、制御を確実に、かつ制御タイ
ミングの調整および保守にすぐれた静電式複写機
を提供することである。
本発明は、原稿保持手段4と、 露光ランプ42を含む光学装置38と、 第1および第2ホイール130,132のまわ
りを移動するように設けられ、前記原稿保持手段
4と前記光学装置38とのうちどちらかの一部分
に連結された無端状索条134と、 前記一部分に固着されそれによつて露光移動方
向88に移動する移動部材136と、 ロール状複写紙を裁断するための裁断装置24
を含む裁断帯域と、帯電装置26を含む帯電帯域
と、露光装置28を含む露光帯域dと、現象装置
30を含む現象帯域と、定着装置32を含む定着
帯域とを順次的に通る経路に沿つて複写紙が移動
可能であるようなロール状複写紙の供給装置10
0,100′,104,104′と、 ロール状複写紙供給源22から、前記裁断装置
24が前記複写紙を予め定めた長さに裁断する前
記裁断帯域まで複写紙を給紙するための給紙手段
92,92′と、 前記移動部材136の経路に沿つて前記露光移
動方向88に順次的に配置され、順次的に前記移
動部材136に当接されるような位置にばね付勢
され、それによつて個別的な駆動位置に移動され
るような、角変位可能に設けられた給紙検出部材
146、露光検出部材242、裁断検出部材21
8および消勢検出部材222と、 前記移動部材136が、前記給紙検出部材14
6を前記駆動位置まで移動させると同時に、その
結果、前記給紙手段を駆動して、前記複写紙の給
紙を開始させるために、前記給紙検出部材146
と前記給紙手段92,92′とに連結された給紙
リンク機構158,176,192,198と、 前記移動部材136が前記露光検出部材242
を前記駆動位置まで移動させると同時に前記露光
ランプ42を駆動させるために、および前記移動
部材136が前記消勢検出部材222を前記駆動
位置まで移動させると同時に前記露光ランプ42
を消勢させるために、前記露光検出部材242と
消勢検出部材222と前記露光ランプ42とに連
結されるリンク機構230,232,234,2
46と、 前記裁断検出部材218と裁断装置24とに連
結され、前記移動部材136が前記裁断検出部材
218を前記駆動位置へ移動すると同時に、前記
給紙手段92,92′によつて給紙される複写紙
を前記裁断装置24によつて裁断させるための裁
断リンク機構228,252,262,268,
270,282と、 前記移動部材136の前記経路に沿つた前記裁
断検出部材218と前記消勢検出部材222との
位置を調節、設定するための位置調整手段210
とを含み、 前記裁断検出部材218と前記消勢検出部材2
22間との距離は、少なくとも、前記裁断装置2
4の裁断位置と前記露光帯域dの前記複写機の給
紙方向上流側端部との間の距離の大きさであるこ
とを特徴とする静電式複写機である。
第1図は本発明の一実施例の静電式複写機の斜
視図である。機体2の上部には原稿を水平に載置
する透明板4が設けられる。機体2には原稿を透
明板4上へ圧接させるための原稿抑え板6が設け
られる。後で詳述されるロール状に巻回された感
光性複写紙20を供給するための給紙装置8は、
第1図の如く機体2に装着されている。この給紙
装置8は機体2から第1図における右側方に引出
すことができる。複写完了後に機体2から排出さ
れる複写紙の長さは、機体2の手前上部に突出し
たつまみ10を手動によつて機体2の左右方向に
位置させて、そのつまみ10の左右位置に対応し
た長さに選ぶことができる。複写紙の複写枚数は
機体2の手前上部に設けられた2桁の表示部1
2,14によつて設定される。複写操作にあつた
ては、表示部12,14で複写枚数を設定し、次
にプリントボタン16を押圧する。複写紙上に現
われる画像の濃淡の程度は回動可能なつまみ18
によつて設定することができる。複写紙が機体2
内で詰つたときには、ジヤム表示ランプ19が点
灯する。
第2図は第1図示の複写紙の手前からみた簡略
化した縦断面図である。ロール状の複写紙20を
保持するホルダ22を収納した給紙装置8と、複
写紙裁断装置24と、帯電装置26と、露光装置
28と、磁気ブラシ現像装置30と、圧力定着装
置32とがこの順序で備えられ、複写紙搬送路3
6が形成される。
露光装置28で複写紙上に原稿の像を結像させ
るための光学装置38において、透明板4を介し
て原稿に投光するため投光装置40は露光ランプ
42と反射壁44とを含み、この投光装置40か
ら原稿に投光されて反射された光は反射鏡46か
ら可動反射鏡48、インミラーを有するレンズ5
0、反射鏡52,53を介して露光帯域dに原稿
の像を結像する。複写操作時においては投光装置
40および反射鏡46は第2図の左方から右方に
向つて矢符88の方向にモータ54によつて駆動
されて走行し、このとき可動反射鏡48は第2図
の左方から右方に投光装置40の1/2の速度で同
時に走行する。投光装置40と可動反射鏡48と
は第2図において走行路の最右端で仮想線56,
58の各位置にある。
第3図は、複写機の背後から見た投光装置40
および反射鏡46、ならびに可動反射鏡48の移
動装置を示す簡略化した斜視図である。機体2の
左右両端に、水平方向に距離を隔てて水平軸線を
有するプーリ60,62が設けられる。投光装置
40および反射鏡46は、支持体64に固着され
ており、この支持体64はガイド部材66,68
に沿つて水平移動自在に案内される。可動反射鏡
48を支持する支持体70は、ガイド72,74
に沿つて水平移動自在に案内される。支持体70
には、水平軸線を有するプーリ76が枢支され
る。ワイヤ78は、その一端が支持体64に固着
され、プーリ60,62,76を約半周ずつ巻掛
けられ、その他端80は機体2に固着される。も
う1つのワイヤ82は、その一端が支持体64に
固着され、プーリ76を約半周だけ巻掛けられ、
その他端84は機体2に固着される。したがつ
て、支持体64が第3図の左方への移動方向88
に移動するとき、プーリ60が矢符86の方向に
回転し、可動反射鏡48は、投光装置40および
反射鏡46と同一の移動方向88に、かつ1/2の
速度で、平行移動する。
再び第2図を参照して、給紙装置8においてホ
ルダ22からのロール状複写紙20はガイドロー
ラ90によつてカールがとられ、一対の給紙ロー
ラ92,92′を経て、複写紙裁断装置24に導
かれる。複写紙裁断装置24は回転刃96と固定
刃98とを含み、回転刃96の回転によつて複写
紙20の裁断が行なわれる。
機体2内において複写紙搬送路36の帯電装置
26よりも上手にはモータ54によつて常時駆動
されている一対の複写紙搬送用ローラ100,1
00′が設けられる。帯電装置26は細線状コロ
ナ放電電極を含み、複写紙20の光導電層上に一
様な静電荷を付与する。複写紙搬送路36の露光
帯域dよりも下手には一対の複写紙搬送用ローラ
104,104′が設けられる。この一対の複写
紙搬送用ローラ104,104′は常時モータ5
4によつて駆動されている。投光装置40の複写
操作時における移動と、露光帯域dにおける複写
紙搬送路36上の複写紙の移動とは同期して行な
われる。帯電装置26によつて帯電された複写紙
20の光導電層上に原稿の像が結像され、原稿の
像に対応した静電荷潜像が複写紙20上に形成さ
れる。複写紙搬送用ローラ104,104′の排
出側に設けられた磁気ブラシ現像装置30は、複
写紙搬送路36上に設けられ粉末トナーを表面に
磁気的に保持した円筒状の現像剤保持部材108
を有する。現像剤保持部材108の周面と静電荷
潜像を保持している複写紙20とは、等しい速度
で移動されながら、粉末トナーによつて顕像化さ
れる。現像剤保持部材108の上方には補給用粉
末トナーを収容し、現像剤保持部材108に補給
するトナー補給器110が設けられる。現像剤保
持部材108の下方位置には、複写紙を案内する
ための案内ローラ112が設けられる。磁気ブラ
シ現像装置30の排出側には圧力定着装置32が
設けられる。この圧力定着装置32は、所定の圧
力が加えられた一対の圧力ローラ114,11
4′を有する。現像装置30において現像された
複写紙が一対の圧力ローラ114,114′間を
通過することによつて、複写紙上の未定着トナー
像が定着される。この定着装置32の排出側には
一対の排出ローラ118,118′が設けられ、
定着された複写紙をコピー受板122上に排出す
る。排出ローラ118,118′間に複写紙20
があるとき、複写紙20によつて排出検出スイツ
チ124のアクチユエータ126が揺動され、そ
の揺動時に排出検出スイツチ124のスイツチン
グ態様が変わる。
第4図は、複写機の背後から見た簡略化した背
面図である。機体2に枢支された回転軸128に
は、スプロケツトホイール130が固着されてい
る。機体2には、そのスプロケツトホイール13
0と水平方向に間隔をあけて、もう1つのスプロ
ケツトホイール132が軸支される。これらのス
プロケツトホイール130,132間にはチエン
134が無端状に巻掛けられる。支持体64に固
着された移動部材136は、縦長孔138を有す
る。縦長孔138には、チエン134に固着され
た突子140が緩やかに嵌込まれる。したがつて
スプロケツトホイール130が矢符86の方向に
回転してチエン134が走行するとき、突子14
0は移動部材136を水平に往復移動させる。移
動部材136は、複写休止時には、仮想線142
で示される休止位置で静止している。
プリントボタン16(第1図参照)を押圧する
と、後述の駆動装置によつてスプロケツトホイー
ル130が矢符86の方向に回転駆動される。そ
のため休止位置142にある移動部材136は、
矢符144の方向に移動する。そこで移動部材1
36は先ず給紙検出部材146によつて検出され
る。給紙検出部材146は、その長手方向の途中
で、揺動軸148によつて機体2に揺動自在に枢
支されており、揺動軸148に嵌挿されたねじり
ばね(図示せず)によつて揺動軸148のまわり
に第4図の反時計方向の弾発力が与えられてい
る。機体2に固着されているストツパ149は揺
動軸148の反時計方向の回動変位を制限する。
第5図を参照して、給紙検出部材146は、ピ
ン150によつて回動自在に枢支された当接片1
52と、その当接片152が移動部材136の移
動方向144の前方にピン150のまわりに回動
するのを阻止するストツパ片154と、ピン15
0に嵌挿されて当接片152をピン150のまわ
りにストツパ片154側へ弾発的に付勢するねじ
りばね156とを備える。したがつて移動部材1
36は移動方向144に移動するときに当接片1
52に当接し、給紙検出部材146を揺動軸14
8のまわりにその揺動軸148に嵌挿されている
前記ねじりばねのばね力に抗して第4図の時計方
向に揺動させる。突子140がスプロケツトホイ
ール130の外周を半円弧まわつて移動部材13
6を移動方向88に移動させるとき、その移動部
材136が当接片152に再び当接するが、この
ときには当接片152はピン150のまわりにね
じりばね156のばね力に抗して第4図および第
5図の反時計方向に回動するだけであつて、給紙
検出部材146は揺動軸148のまわりに揺動す
ることはない。
給紙検出部材146の揺動軸148に関して当
接片152とは反対側の端部は、リンク158の
一端部159に当接する。リンク158は長手方
向に沿う長孔160,162を有する。この長孔
160,162には、機体2に設けられた案内突
起164,166がそれぞれ緩挿される。こうし
てリンク158は、水平変位自在にして、機体2
に支持される。
第6図は、複写機の背後から見た給紙装置8と
その付近の拡大背面図である。リンク158は、
ばね168によつて給紙検出部材146側(第4
図および第6図の右方)に弾発力が与えられる。
それによつてリンク158の一端部159が給紙
検出部材146に当接している。給紙開始時点を
調整することができるようにするために、リンク
158はその長さが調節設定可能であり、この目
的でリンク158の一端部159と他端部170
とは長手方向に沿う突出長さを取付けねじ17
2,174によつて調節することができるように
なつている。
給紙装置8の側壁には、リンク158の他端部
170に一端が当接する揺動爪部材176が、そ
の揺動軸178のまわりに揺動自在に枢支され
る。揺動爪部材176は、揺動軸178に嵌挿さ
れたねじりばね(図示せず)によつて第4図およ
び第6図の時計方向に弾発的に付勢されている。
揺動爪部材176の他端には爪180が形成され
る。この爪180は、給紙ローラ92′(第2図
参照)と一体的な回転軸182に装着されている
爪車184の歯に噛合う。爪車184の歯は、複
写紙20の給紙回転方向186の回転を阻止する
向きに形成されている。
第7図は給紙ローラ92′付近の水平断面図で
ある。回転軸182にはスプロケツトホイール1
88が遊嵌されており、そのスプロケツトホイー
ル188のボス190は回転軸182に沿つて延
びる。回転軸182には、ボス190と突合わせ
態様で一方向クラツチ192が装着される。一方
向クラツチ192は、その入力端194からの矢
符186(第4図参照)の方向の回転動力を回転
軸182に伝達し、それとは逆回転方向の回転動
力の伝達を行なわない。このような一方向クラツ
チ192は、たとえば第18図に示されるように
周方向に配置された多数のローラ1372と、各
ローラ1372を回転軸182の外周面との間に
介在させて矢符186の逆方向に狭く傾斜した多
数の凹所1370が形成された入力端194とを
備える。参照符1374は、ばねを示す。第18
図aのように入力端194が矢符186の方向に
回転したときにばね1374のばね力に抗してロ
ーラ1372を回転軸182の外周面と凹所13
70との間にかみ込んでトルクを伝達する。第1
8図bは入力端194の停止時または矢符186
の逆方向の回転時の状態を示す。スプロケツトホ
イール188はモータ54によつて常時回転駆動
されている。このような一方向クラツチ192
は、後述のように回転つまみ202を給紙回転方
向186にまわすときに、給紙ローラ92′は遊
び勝手となり、これによつて複写紙を裁断装置2
4まで搬送することが、次のパラグラフで述べる
ラツプスプリングクラツチ198などの存在にか
かわりなく、可能にする。4によつて常時回転駆
動されている。
一方向クラツチ192の入力端194には、ス
プロケツトホイール188のボス190の外径と
同一の外径を有する部分が形成されている。その
入力端194の一部分とボス190との外周は、
ばね196によつて囲まれる。ばね196は、給
紙回転方向186にボス190と入力端194と
を締付ける向きにコイル状に巻回されており、一
端は爪車184に、他端は入力端194に連結さ
れる。このようにして、爪車184とばね196
とは、いわゆるラツプスプリングクラツチ198
を構成する。
移動部材136が休止位置142にあつて、揺
動爪部材176の爪180が爪車184の歯に噛
合しているとき、ラツプスプリングクラツチ19
8のばね196は、回転しているスプロケツトホ
イール188のボス190の締付けをゆるめてい
る。したがつてスプロケツトホイール188の回
転動力は給紙ローラ92′に伝達されない。
複写時に移動部材136が矢符144の方向に
移動して給紙検出部材146を揺動軸148のま
わりに第4図の時計方向に揺動させると、リンク
158は第4図の左方へ変位され、応じて揺動爪
部材176は揺動軸178のまわりに第4図およ
び第6図の反時計方向に揺動する。そのため爪1
80は爪車184の歯との噛合い状態を脱する。
したがつてラツプスプリングクラツチ198のば
ね196は、回転しているスプロケツトホイール
188のボス190と、一方向クラツチ192の
入力端194とを一体的に締付ける。そのためス
プロケツトホイール188からの回転動力は、ラ
ツプスプリングクラツチ198および一方向クラ
ツチ192を経て回転軸182に伝達される。こ
うして給紙ローラ92′は爪180と爪車184
とが係合を脱している期間だけ、回転自在のもう
1つの給紙ローラ92との間に複写紙20を挾ん
で搬送路36に沿つて供給する。
この実施例では、リンク158の長さを予め調
節設定しておき、移動部材136が矢符144の
方向に移動中に給紙検出部材146を第4図の時
計方向に揺動している期間、すなわち移動部材1
36が当接片152に当接している長さa(第4
図参照)だけ移動する時間において、給紙ローラ
92′が2回転するように選ぶ。給紙ローラ9
2′が2回転することによつて、裁断装置24の
位置にあつた複写紙20の先端は、少なくとも一
対の複写紙搬送用ローラ100,100′まで搬
送される。これらの一対の複写紙搬送用ローラ1
00,100′はモータ54によつて常時回転さ
れているので、複写紙20が一対の複写紙搬送用
ローラ100,100′によつて一旦挾まれる
と、それ以後は爪180と爪車184とが係合し
ても複写紙20は引張られており、応じて一方向
クラツチ192の働きによつて給紙ローラ92′
はもう1つの給紙ローラ92とともに自由回転す
る。
リンク158の長さを適宜に調節設定すること
によつて、爪180と爪車184との離脱時点す
なわち給紙開始時点を選ぶことができる。たとえ
ば一端部159と他端部170とをそれらの軸線
方向外方に伸ばしてリンク158の全長を長く設
定することによつて、給紙開始時点を早めること
ができる。また、このような給紙開始時点は目視
作業によつて正確に調節設定することができる。
したがつて給紙タイミングを正確にかつ容易に達
成することができ、またメインテナンスが容易で
あるという利点がある。
第8図は給紙装置8を機体2から伸縮自在の案
内レール200によつて引出した状態を示す。揺
動爪部材176は、揺動軸178に嵌挿されてい
るねじりばね(図示せず)によつて、爪180と
爪車184との係合を維持するように弾発的に付
勢されているので、給紙ローラ92′が不所望に
回転することはない。第8図示の状態で新たな複
写紙20を給紙装置8内に収納する場合には、給
紙ローラ92′の回転軸182に固着された回転
つまみ202(第7図参照)を回して給紙ローラ
92,92′間に複写紙20を挾んで裁断装置2
4まで供給すればよい。回転つまみ202を給紙
回転方向186に回すときには、一方向クラツチ
192の働きによつて給紙ローラ92′は遊び勝
手となる。そのため爪車184と揺動爪部材17
6の爪180との係合が常に保たれたまま、複写
紙を裁断装置24まで搬送することができる。
この実施例では、複写動作が完了して移動部材
136が休止位置142に再び戻つたとき、複写
紙は排出ローラ118,118′によつてコピー
受板122に排出され終つているように、複写紙
搬送路36の長さを選ぶ。
第9図は、複写機の手前から見た正面図であ
り、複写機の手前のカバー442(第1図参照)
を外した状態を示す。つまみ10はガイド棒20
1に沿つて水平変位自在である。つまみ10はプ
ーリ203,205間に張架されたワイヤ213
に連結される。
第10図は複写機の正面から透視して見た背部
の一部の斜視図である。第9図および第19図を
も参照して、機体2には、その幅方向に貫通して
回転軸211が枢支される。この回転軸211に
は、複写機の手前側においてプーリ217が固着
されており、プーリ217とプーリ205との間
にはワイヤ215が無端状に巻掛けられる。回転
軸211には、複写機の背後において第10図示
のようにプーリ214が固着される。機体2には
支持壁204が固着されており、この支持壁20
4には移動部材136の水平移動方向に沿つてガ
イド206,208が固着される。可動支持部材
210は、ガイド206,208に沿つて、水平
移動自在に取付けられる。可動支持部材210
は、その移動方向の両端に設けられたプーリ21
2,214間に張架されたワイヤ216の両端に
固着される。プーリ212の回転軸235は、支
持壁204に枢支される。したがつて第9図示の
つまみ10を水平移動することによつて、ワイヤ
213が移動し、そのためプーリ205が回転す
る。したがつてワイヤ215が移動してプーリ2
17とその回転軸211が回転する。そのため、
第10図示のように回転軸211と一体的なプー
リ214が回転し、ワイヤ216が移動する。そ
のためワイヤ216の移動に伴つて可動支持部材
210を移動することができる。
可動支持部材210には、回動軸219によつ
て裁断検出部材218が枢支され、また回動軸2
20によつて消勢検出部材222が枢支される。
裁断検出部材218は、移動部材136の露光移
動方向88に沿つて相対的に後方に設けられてお
り、これに対して消勢検出部材222はその露光
移動方向88の相対的に前方に設けられている。
裁断検出部材218および消勢検出部材222
は、移動部材136が露光移動方向88に移動す
るときにのみ第10図の時計方向に回動し、その
逆の方向144の移動時には、それらの上部22
3,225がピン224,226の回りに第10
図の反時計方向に回るだけであつて、そのような
構造は第5図に関連して述べた構造に類似する。
支持壁204には、ワイヤ216の張架方向に平
行な枢軸によつて傾動部材228が枢支されてお
り、この傾動部材228の外側には、もう1つの
傾動部材230が同様に枢支される。傾動部材2
28の角変位する軸線は、第10図において、参
照符400で示されており、もう1つの傾動部材2
30の角変位する軸線は、参照符402で示され
ている。傾動部材228,230は、裁断検出部
材218および消勢検出部材222の時計方向の
回動にそれぞれ応動して、前記露光移動方向88
に沿う回動軸線まわりに傾動する。傾動部材23
0には、支持壁204にピン233によつて枢支
された揺動杆232の一端が当接し、この揺動杆
232の他端は第4図に示すごとく揺動爪部材2
34の一端に当接する。
揺動爪部材234は揺動軸236によつて機体
2に枢支されており、この揺動爪部材234の他
端には爪238が形成される。爪238に係合す
る爪240を有する作動杆242は、揺動軸24
4によつて機体2に枢支される。揺動爪部材23
4には、揺動軸236に嵌挿されたねじりばね
(図示せず)によつて、第4図の反時計回りの弾
発力が与えられている。作動杆242はスイツチ
246のアクチユエータ248を作動させるため
のものである。この作動杆242には、アクチユ
エータ248のばね力によつて、揺動軸244の
まわりに第4図の時計方向の弾発力が与えられ
る。
移動部材136が休止位置142にあるときに
爪238,240は、係合していない。複写時に
は、移動部材136がその休止位置142から移
動方向144に移動して作動杆242を押下げ
る。そうすると爪240は、第4図示のごとく爪
238に噛合い、その噛合状態が保持される。作
動杆242が、移動部材136によつて押下げら
れることにより、スイツチ246のアクチユエー
タ248が押下げられ、スイツチ246が導通さ
れる。
第12図は、本件静電式複写機の電気回路図で
ある。スイツチ246は、並列接続された露光ラ
ンプ42と帯電装置26とに、直列に共通接続さ
れている。スイツチ246の導通により、露光ラ
ンプ42が点灯し、かつ帯電装置26が複写紙2
0の帯電をすることができる作動状態となる。
移動部材136が、スプロケツトホイール13
0の位置から露光移動方向88に移動するとき、
裁断検出部材218を第4図および第11図の反
時計方向に回動して複写紙を裁断装置24によつ
て裁断させる。さらに移動部材136は、消勢検
出部材222を回動させる。
第11図を参照すると、移動部材136が消勢
検出部材222を反時計方向に回動させた状態が
示される。消勢検出部材222は傾動部材230
を押下げ、それによつて揺動杆232は揺動爪部
材234の爪238を作動杆242の爪240か
ら離脱させる。応じてスイツチ246が遮断され
る。そのため露光ランプ42および帯電装置26
が消勢される。
裁断検出部材218と消勢検出部材222との
露光移送方向88に沿う距離b(第4図参照)
は、裁断装置24の裁断位置から、露光装置28
の露光帯域dの複写紙搬送方向前端250までの
距離cに等しいかまたはわずかに長く選ばれる。
したがつて、複写紙20が切断されて露光帯域d
の前端250を通過してしまうと同時に、または
通過してしまつた後に、露光ランプ42が消勢さ
れることが可能になる。
第13図は、複写機の背後から見た裁断装置2
4の拡大図である。傾動部材228に上端が当接
しているリンク252は、縦長孔254,256
を有する。これらの縦長孔254,256には、
機体2に固着されたピン258,260が嵌合さ
れており、これによつてリンク252は昇降自在
である。リンク252は、複爪部材262の当接
部264に当接している。複爪部材262は、回
動軸266によつて機体2に枢支される。複爪部
材262は、その回動軸266のまわりの周方向
位置を異にした制御爪268と回転制止爪270
とを有する。
第14図は裁断装置24の縦断面図である。複
爪部材262は、揺動軸266に嵌挿されたねじ
りばね272によつて第13図の時計方向の弾発
力が与えられる。回転刃96と一体的な回転軸2
74には歯車276が遊嵌される。その歯車27
6は、回転軸274に沿つて延びるボス278を
有する。歯車276は、歯車280に噛合う。歯
車280に一体的なスプロケツトホイール281
と、爪車184に関連するスプロケツトホイール
188とは、チエン283を介して連結される。
歯車280は、機体2側に枢支されてモータ54
によつて常時回転駆動されている歯車(図示せ
ず)に噛合つており、給紙装置8が機体2から引
出されるときには、歯車280に噛合つている機
体2側の歯車との噛合いが脱せられる。複爪車2
82は、回転軸274に遊嵌されている。この複
爪車282は、軸線方向にかつ円周方向に異なる
位置に、回転刃96の回転を阻止する制御歯28
4と回転制止歯286とを有する。この実施例で
は、これらの歯284,286は、複爪車282
の一直径線上に形成されている。回転軸274に
は、ボス部材288が固着されており、このボス
部材288は歯車276のボス278に軸線方向
に突合わされている。ボス278とボス部材28
8とを外囲してばね290が設けられる。このば
ね290は、回転刃96の回転方向298に沿つ
て、ボス278とボス部材288とを締付けるよ
うな巻き方向を有し、その一端がボス部材288
に、他端が複爪車282に連結される。複爪車2
82とばね290とはいわゆるラツプスプリング
クラツチ292を構成する。
第15図は、第14図の―から見た端
面図である。回転刃96は、その回転軸線のまわ
りに、たとえば28度だけ、らせん状にねじれた切
刃294を有する。固定刃98は、回転刃96の
回転軸線に平行な一直線状の切刃296を有す
る。第15図の状態において、切刃294,29
6の間に複写紙搬送路36を形成する間隙が設け
られており、この間隙を複写紙が通過し、回転刃
96が回転方向298に回転することによつて複
写紙が裁断される。この裁断時において、複写紙
は搬送路36を矢符299の方向に搬送されてゆ
きつつ、その複写紙の幅方向一端から他端に連続
的に切刃294,296によつて切断されてゆ
く。したがつて複写紙は、全幅にわたつて切断さ
れてしまうまでに、或る時間が必要であり、この
時間中にも複写紙が搬送されている。上述の回転
刃96によれば、切断された後続の複写紙の前端
が切刃294に当接してその搬送が阻止されるこ
とはない。そのため切刃294によつて複写紙が
折曲つたりして紙詰りを生じることがないという
優れた利点が発揮される。
再び第4図、第13図および第14図を参照し
て、移動部材136が裁断検出部材218に当接
していないときには、複爪車282の制御歯28
4に複爪部材262の制御爪268が噛合つてお
り、したがつて複爪車282はその回転が阻止さ
れる。歯車280および歯車276は回転駆動さ
れており、歯車276の回転方向は矢符298で
示されている。ラツプスプリングクラツチ292
は、歯車276のボス278とボス部材288と
をゆるめており、歯車276からの回転動力は回
転軸274に伝達されない。
移動部材136が、露光移動方向88に移動し
て、裁断検出部材218を回動軸219のまわり
に第4図の反時計方向に回動させると、傾動部材
228はリンク252を押下げる。そのため複爪
部材262は、揺動軸266に嵌挿されたねじり
ばね272の弾発力に抗して、第4図および第1
3図の反時計方向に回動する。そのため複爪車2
82の制御歯284と複爪部材262の制御爪2
68との噛合いが脱せられる。したがつて、複爪
車282は矢符298の方向への回転が許容され
る。応じてラツプスプリングクラツチ292のば
ね290はボス278およびボス部材288を締
付け、したがつて歯車276からの回転動力はラ
ツプスプリングクラツチ292を介して回転軸2
74および回転刃96に伝達される。複爪車28
2したがつて回転刃96が、360度よりも小さく
て360度に近い角度だけ回転方向298に回転す
る時間t1は、回転刃96が高速度で回転するの
で、比較的短く、移動部材136が距離aだけ矢
符88の方向に移動して裁断検出部材218を第
4図の反時計方向に回動したままにする時間t2
よりも短い(t1<t2)。そのため回転制止歯
286は360度弱だけ回転した後、回転制止爪2
70に係合し、複爪車282はそれ以上の角度回
転することが防がれる。したがつて、ラツプスプ
リングクラツチ292の働きにより、回転刃96
のそれ以上の回転が阻止される。制御歯284と
制御爪268との噛合いが脱せられたあとで、複
爪車282が回転して、回転制止歯286と回転
制止爪270とが噛合うことを確実にするため
に、両歯284,286の歯丈g,hはg<hの
関係に定められる。
回転制止歯286が回転制止爪270に係合し
ているとき、次に、移動部材136が矢符88の
方向にさらに移動して裁断検出部材218との接
触が断たれると、複爪部材262は、ねじりばね
272の弾発力によつて揺動軸266のまわりに
第13図の時計方向に回動復帰する。そのため回
転制止歯286と回転制止爪270との係合が外
れて複爪車282が矢符298の方向に回動し、
制御歯284と制御爪268とが係合する。こう
して元の状態に戻る。
回転刃96が360度以上回転しないことによつ
て、複写紙の切りくずが生じることが防がれ、そ
のことに起因した紙詰りの発生がなくなる。
第9図および第14図を参照して、回転刃96
の回転軸274の他方の端部には一方向クラツチ
302を介して手切りレバー304が装着され
る。一方向クラツチ302は、手切りレバー30
4を回転方向298に回動したときにのみ、その
トルクを回転軸274に伝える働きをする。手切
りレバー304の揺動角は機体2に立設されたス
トツパ303,305によつて制限される。一方
向クラツチ302は、在来のものであつてもよ
く、たとえば、周方向に配置された多数のローラ
と、各ローラを回転軸274の外周面との間に介
在させて回転方向298に狭く傾斜した多数の凹
所が形成された入力端部材とを備え、手切りレバ
ー304が回転方向298に回動したときに、ロ
ーラを回転軸274の外周面と凹所との間にかみ
込んでトルクを伝達するようにしたものであつて
もよい。
第6図を参照して、機体2には、複爪部材26
2側に向けて上方に傾斜した傾斜面を有する押下
げ片300が固着されている。押下げ片300
は、給紙装置8を第8図のごとく機体2から引出
したとき、複爪部材262の当接部264を下方
に押下げ、それによつて制御歯284と制御爪2
68との噛合いを解く。したがつて給紙装置8を
機体2から第8図のように引出して複写紙20を
保持したホルダ22を新たに供給する場合には、
給紙ローラ92,92′の間に複写紙をはさんで
つまみ202を回して切刃294,296の間に
複写紙をもたらす。この状態で、手切りレバー3
04を揺動して回転刃96を回転方向298の方
向にストツパ303からストツパ305まで回転
させ、複写紙を裁断して、複写動作の準備状態と
することができる。一方向クラツチ302を手切
りレバー304と回転刃96との間に設けること
により、手切りレバー304を揺動するだけで回
転刃96を回転することができ、逆に回転刃96
からのトルクは手切りレバー304に伝達されな
い。したがつて、手切りレバー304の比較的小
さな揺動角変位によつて回転刃96を回転するこ
とができるとともに、回転刃96のトルクは手切
りレバー304につながらないので回転刃96の
複写動作中の回転時における慣性力は小さく抑え
られ、したがつて回転制止歯286と回転制止爪
270との噛合いによる回転刃96の停止を確実
に達成することができ、しかも停止時の衝撃力が
小さい。
第16図は本発明の駆動装置の簡略化した水平
断面図である。スプロケツトホイール130と一
体的な回転軸128は、軸受310によつて複写
機の側板312に支持される。回転軸128はま
た、軸受314によつて、側板312に固着され
た取付け板316に支持される。もう1つのスプ
ロケツトホイール132と一体的な回転軸318
は側板312に軸受320によつて支持される。
回転軸318はまた、この側板312に固着され
ている取付け板322に軸受324によつて支持
される。回転軸128には、第1一方向クラツチ
326を介して、第1駆動スプロケツトホイール
328が取付けられる。このスプロケツトホイー
ル328はモータ54との間に張設されたチエン
によつて回転駆動される。第1一方向クラツチ3
26は、第1駆動スプロケツトホイール328が
第4図の回転方向86に回転するとき、その回転
動力を回転軸128に伝える。第1駆動スプロケ
ツトホイール328の回転方向86の速度より
も、後述のごとく、回転軸128がその回転方向
86と同一方向に、より大きな速度で回転される
とき、第1一方向クラツチ326は、回転軸12
8から第1駆動スプロケツトホイール328への
動力の伝達を行なわない。第1駆動スプロケツト
ホイール328は第1一方向クラツチ326を介
して回転軸128を回転させる状態において、チ
エン134の走行速度は複写紙搬送速度と同一の
露光速度である。
回転軸318には、第2駆動スプロケツトホイ
ール330が遊嵌される。この第2駆動スプロケ
ツトホイール330は、回転軸318に沿つて延
びるボス332を有する。回転軸318には前述
の第1一方向クラツチ326と同一構造の第2一
方向クラツチ334が装着される。第2一方向ク
ラツチ334の入力端336は、ボス332と突
合わせ態様で回転軸318の軸線に沿つて延び
る。入力端336の外径とボス332の外径とは
等しい。
入力端336とボス332とにわたつてそれら
の外周を囲むばね338が設けられる。このばね
338の一端は入力端336に連結され、他端は
ばね338を緩やかに外囲する爪車340に連結
される。ばね338の巻方向は、第2駆動スプロ
ケツトホイール330が矢符342(第4図参
照)の方向に回転するときに、ボス332と入力
端336とを締付ける方向である。爪車340
は、その爪車340が回転方向342に回転する
ときに、その回転を阻止するための歯を有する。
ばね338と爪車340とはラツプスプリングク
ラツチ341を構成する。第2駆動スプロケツト
ホイール330は、チエン134を前記露光速度
よりも速く走行させるように相対的に高速度の復
帰速度でモータ54によつてチエンを介して駆動
される。
第10図およびその一部拡大図である第17図
において、支持壁204には回動軸344によつ
て揺動杆346が枢支される。揺動杆346は、
その一端が傾動部材230に当接するように、回
動軸344に嵌挿されたねじりばね(図示せず)
によつて第17図の反時計方向に弾発力が与えら
れる。揺動杆346の他端は、爪部材348の一
端に当接する。この爪部材348は、ピン350
によつて機体2の背後に枢支される。爪部材34
8の爪352は、爪車340の歯に係合すること
ができる。爪部材348はもう1つの爪354を
有する。この爪354は、機体2にピン356に
よつて枢支された爪358に係合することができ
る。爪358は、ピン356のまわりに爪354
と係合する方向にねじりばね(図示せず)によつ
て第17図の反時計方向の弾発力が与えられてい
る。爪358は突起360を有する。
休止状態すなわち複写準備状態においては爪車
340の歯と爪352とが噛合つている。プリン
トボタン16を押圧するとモータ54が付勢さ
れ、第1駆動スプロケツトホイール328が露光
速度に適した速度で回転される。このとき爪車3
40は爪352に係合して回転を停止されている
ので、第2駆動スプロケツトホイール330から
の動力はラツプスプリングクラツチ341の働き
により、第2一方向クラツチ334の入力端33
6には伝えられない。したがつて第1駆動スプロ
ケツトホイール328の回転動力は第1一方向ク
ラツチ326から回転軸128に伝達され、スプ
ロケツトホイール130が矢符86の方向に回転
されて、チエン134が走行される。スプロケツ
トホイール132の回転軸318からの回転動力
は第2一方向クラツチ334の働きにより、その
入力端336したがつてラツプスプリングクラツ
チ341には伝達されない。このようにして、チ
エン134に連結された移動部材136は露光速
度で走行し、露光が行なわれる。
露光終了時には矢符88の方向に走行している
移動部材136は消勢検出部材222を第10図
の時計方向に回動させ、したがつて傾動部材23
0が揺動杆346を回動軸344のまわりに第1
0図の時計方向に回動させる。そのため爪部材3
48の爪352は爪車340から離脱する。それ
と同時に爪354,358が噛合い、その噛合い
状態が保持される。そうすると第2駆動スプロケ
ツトホイール330からの回転動力はそのボス3
32からラツプスプリングクラツチ341を介し
て入力端336に伝達される。入力端336から
の回転動力は第2一方向クラツチ334を介して
回転軸318に伝達される。そのためスプロケツ
トホイール132は露光速度よりも大きい復帰速
度で回転する。それに応じてチエン134が走行
され、スプロケツトホイール130および回転軸
128は相対的に高速度の復帰速度で回転され、
この動力は第1一方向クラツチ326の働きによ
り、第1駆動スプロケツトホイール328には伝
達されない。爪車340から爪部材348の爪3
52が離脱されるとき、爪354は爪358に係
合したままとなつて爪車340と爪352との離
脱状態が維持される。そのため移動部材136は
復帰速度で休止位置142まで走行される。移動
部材136が休止位置142に達する直前に、チ
エン134に固着された突起362(第4図参
照)は爪358の突起360に当接する。そのた
め爪358が第4図および第17図の時計方向に
回動され、爪354,358が離脱し、応じて爪
352が爪車340に噛合う。したがつて移動部
材136が休止位置142に戻つたとき、爪車3
40と揺動杆348の爪352とが噛合つている
状態になつている。そのため、次の複写動作を開
始するときには、移動部材136、投光装置40
および反射鏡46は露光速度で走行することが可
能となるのである。
以上のように本発明によれば、給紙、露光、裁
断などの各動作を行なう制御タイミングが、機械
的リンク機構によつて達成されているので、各動
作を目視によつて確認することができ、したがつ
て調整および保守が容易である。すなわち修理な
どを目視で点検することができ、調整作業が容易
であり、また各制御タイミングの微調整を目視で
行なうことができる。
さらにまた本発明によれば、制御タイミングを
実現する複雑な電気的構成を有する制御回路が不
要となり、構成が簡略化され、生産性が向上され
る。
さらにまた、制御タイミングを制御するための
検出スイツチなどを必要とせず、その検出スイツ
チの接点不良に起因した誤動作を防ぐことがで
き、信頼性が向上され、寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の静電式複写機の斜
視図、第2図は第1図示の複写機の手前からみた
簡略化した縦断面図、第3図は複写機の背後から
見た投光装置40および反射鏡46、ならびに可
動反射鏡48の移動装置を示す簡略化した斜視
図、第4図は複写機の背後から見た簡略化した背
面図、第5図は給紙検出部材146の上部を示す
正面図、第6図は複写機の背後から見た給紙装置
8とその付近の拡大背面図、第7図は給紙ローラ
92′付近の水平断面図、第8図は給紙装置8を
機体2から伸縮自在の案内レール200によつて
引出した状態を示す背面図、第9図は複写機の手
前から見た正面図、第10図は複写機の正面から
透視して見た背部の一部を示す斜視図、第11図
は複写機の背後から見た一部を示す背面図、第1
2図は本件静電式複写機の電気回路図、第13図
は複写機の背後から見た裁断装置24の拡大図、
第14図は裁断装置24の縦断面図、第15図は
第14図の切断面線―から見た端面図、
第16図は本発明の駆動装置の簡略化した水平断
面図、第17図は、第10図およびその一部の拡
大図、第18図は一方向クラツチ192の一部の
断面図、第19図は第4図および第10図に関連
する構成を示す斜視図である。 4……透明板、8……給紙装置、24……裁断
装置、28……露光装置、30……現像装置、3
2……定着装置、38……光学装置、88……露
光移動方向、92,92′……ローラ、136…
…移動部材、146……給紙検出部材、210…
…可動支持部材、218……裁断検出部材、22
2……消勢検出部材、242……露光検出部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原稿保持手段4と、 露光ランプ42を含む光学装置38と、 第1および第2ホイール130,132のまわ
    りを移動するように設けられ、前記原稿保持手段
    4と前記光学装置38とのうちどちらかの一部分
    に連結された無端状索条134と、 前記一部分に固着されそれによつて露光移動方
    向88に移動する移動部材136と、 ロール状複写紙を裁断するための裁断装置24
    を含む裁断帯域と、帯電装置26を含む帯電帯域
    と、露光装置28を含む露光帯域dと、現象装置
    30を含む現象帯域と、定着装置32を含む定着
    帯域とを順次的に通る経路に沿つて複写紙が移動
    可能であるようなロール状複写紙の供給装置10
    0,100′,104,104′と、 ロール状複写紙供給源22から、前記裁断装置
    24が前記複写紙を予め定めた長さに裁断する前
    記裁断帯域まで複写紙を給紙するための給紙手段
    92,92′と、 前記移動部材136の経路に沿つて前記露光移
    動方向88に順次的に配置され、順次的に前記移
    動部材136に当接されるような位置にばね付勢
    され、それによつて個別的な駆動位置に移動され
    るような、角変位可能に設けられた給紙検出部材
    146、露光検出部材242、裁断検出部材21
    8および消勢検出部材222と、 前記移動部材136が、前記給紙検出部材14
    6を前記駆動位置まで移動させると同時に、その
    結果、前記給紙手段を駆動して、前記複写紙の給
    紙を開始させるために、前記給紙検出部材146
    と前記給紙手段92,92′とに連結された給紙
    リンク機構158,176,192,198と、 前記移動部材136が前記露光検出部材242
    を前記駆動位置まで移動させると同時に前記露光
    ランプ42を駆動させるために、および前記移動
    部材136が前記消勢検出部材222を前記駆動
    位置まで移動させると同時に前記露光ランプ42
    を消勢させるために、前記露光検出部材242と
    消勢検出部材222と前記露光ランプ42とに連
    結される露光リンク機構230,232,23
    4,246と、 前記裁断検出部材218と裁断装置24とに連
    結され、前記移動部材136が前記裁断検出部材
    218を前記駆動位置へ移動すると同時に、前記
    給紙手段92,92′によつて給紙される複写紙
    を前記裁断装置24によつて裁断させるための裁
    断リンク機構228,252,262,268,
    270,282と、 前記移動部材136の前記経路に沿つた前記裁
    断検出部材218と前記消勢検出部材222との
    位置を調節、設定するための位置調整手段210
    とを含み、 前記裁断検出部材218と前記消勢検出部材2
    22間との距離は、少なくとも、前記裁断装置2
    4の裁断位置と前記露光帯域dの前記複写機の給
    紙方向上流側端部との間の距離の大きさであるこ
    とを特徴とする静電式複写機。
JP4730978A 1978-04-17 1978-04-19 Electrostatic duplicator Granted JPS54138450A (en)

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DE19792953936 DE2953936C2 (de) 1978-04-17 1979-04-17 Papierschneidevorrichtung für einen elektrostatischen Kopierer
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US06/171,536 US4357101A (en) 1978-04-17 1980-07-23 Mechanism for supporting an original document cover lid of an electrostatic copying apparatus
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JPS4825538A (ja) * 1971-08-02 1973-04-03
JPS4872786A (ja) * 1971-12-29 1973-10-01
JPS4978557A (ja) * 1972-11-30 1974-07-29

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