JPS6242271B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポータブルなデイスプレイ装置に関
し、特に、大きく広げてデイスプレイするのに役
立ち且つ組立てが比較的容易なデイスプレイ装置
に係かる。

本発明の目的は、複数のパネルが枢着され、そ
れを開閉して種々の異るデイスプレイ形態にする
ことができるようにしたデイスプレイ装置を提供
することにある。

本発明の他の目的は、種々のサイズ及び形態の
デイスプレイを形成でき、しかも、比較的にポー
タブルな多用途のデイスプレイ装置を提供するこ
とにある。

更に他の目的は、改善された構造の境界接続手
段を提供することにある。

また、本発明は、隣接するパネルを相互接続す
るための比較的簡単な構造の手段を有するポータ
ブルなデイスプレイ装置を提供することを目的と
している。

更にまた、本発明は改善されヒンジ（枢着）手
段を有する改良されたポータブルデイスプレイ装
置を提供することを目的としている。

本発明に関係のある先行技術としては、米国特
許第4147198号がある。この米国特許に於いて
は、本発明の分野に関する他の先行技術について
も言及されている。

本発明に係るポータブル型デイスプレイ装置
は、それぞれ前後の取り外し可能なボードを有す
る複数のパネルと、境界ストリツプ手段とを有
し、境界ストリツプ手段は好ましくはパネルの前
後のボードを実質的に平行で対向した関係にして
支持し位置決めするための第１及び第２の２つの
基本的な型式のものとなつている。第１の境界ス
トリツプ手段は、固定部材と、パネルボードを取
り外すために取外し可能とされた外側部材とを有
している。第１の境界ストリツプ手段は前後のパ
ネルボードの少なくとも１つの外側縁に沿つて位
置決めされる。第２の境界ストリツプ手段はパネ
ルボードの他の縁に沿つて位置決めされる。本発
明に係るデイスプレイ装置はパネルを上部列及び
下部列に分けながら、パネルを相互接続するため
のヒンジ手段を有する。後述する図示の実施例に
於いては、各列は４枚のパネルを有しているが、
より小さいデイスプレイ装置では２若しくは３枚
のパネルとすることもできる。各列は主パネルと
このパネルに接続された少なくとも１つのパネル
を有している。ヒンジ手段は少なくとも第１及び
第２の対の側部ヒンジと一対のコーナヒンジを有
する。第１の側部ヒンジ対を、１つのパネル列の
隣接するパネルの側部に設けられた境界ストリツ
プ手段に取り付けるための手段が設けられる。同
様に、第２の対の側部ヒンジを他のパネル列の隣
接するパネルの側部に設けられた第２境界ストリ
ツプ手段に取り付けるための手段が設けられる。
１方のコーナヒンジを第１及び第２のパネル列の
主パネルの側部に設けられた第２境界ストリツプ
手段に沿つて配置し、他方のコーナヒンジを第１
及び第２のパネル列の主パネルの他方の側部に設
けられた境界ストリツプ手段に沿つて配置するよ
うにして、当該一対のコーナヒンジを第１及び第
２パネル列の主パネル間に取り付けるための手段
が設けられる。

本発明に係るデイスプレイ装置に於いては、複
数のパネルと、固定部材及び該固定部材に係合可
能な取り外し可能な外側部材とを有する第１の境
界ストリツプ手段と、パネルの他の縁に沿つて位
置決めされる第２の境界ストリツプ手段とを有し
ている。上記取外し可能な部材には、パネルを平
面関係に維持するための突起と溝とを有する整合
手段を有している。更に、突起と溝との適正な整
合を行うため、取外し可能な部材には、対応する
固定部材と一つの位置でだけ係合するためのキー
手段が設けられる。

本発明によれば、デイスプレイ装置は以下に述
べる実施例に示した形態を含む種々の形態になる
ように開閉されるようパネルが枢着される。完全
に閉じた位置では、全デイスプレイ装置はスーツ
ケースの外観に似ており、非常にポータブルなも
のとなる。

以下、本発明を添付図面に示された実施例に基
づき、詳細に説明する。

第１図には、本発明に係るポータブルなデイス
プレイ装置が示されている。第２図乃至第４図に
は、本発明に於いて用いた境界スリツプ手段に関
する詳細な構造が示されている。このデイスプレ
イ装置は上部列１０及び下部列１２に分かれる複
数のパネルを有している。各列は４枚のパネルを
備えている。上部列１０は主パネル１４と他の３
枚の接続されたパネル１５とを有している。同様
に、下部列は主パネル１６と他の３枚の接続され
たパネル１７を有している。各パネルは境界スリ
ツプ手段として述べる矩形状の縁部支持フレーム
１８と、一対の平行なボード２０，２１とを有し
ている。

主パネル１４は二重ヒンジ２５によつてそれに
枢着されたパネル１５を有している。他の同様な
ヒンジが他のパネル１５を枢着するのに用いられ
る。この二重ヒンジの詳細は第２図乃至第４図に
示されている。同様に、主パネル１６には上記ヒ
ンジ２５と同じヒンジによつて隣接するパネルが
枢着されている。また、他のパネルも二重ヒンジ
によつて連続して接続されている。この二重ヒン
ジは、第１図の各列１０，１２の２つのパネル間
に表わしたように主に２つの枢動形態を可能とす
る。各パネルには２つのヒンジが用いられている
が、それ以上用いるようにすることもできる。

各列のパネル間に使われる二重ヒンジ２５の外
に、２つのコーナヒンジ２６が設けられる。これ
らのコーナヒンジ２６は主パネル１４，１６の両
側に設けられる。１つのヒンジ２６はパネル１
４，１６の境界スリツプ１８Ａ間に、また他のヒ
ンジ２６はパネル１４，１６の境界ストリツプ１
８Ｂ間に設けられる。第２図は主パネル間の一側
にあるコーナヒンジ２６を示す。

上部列１０全体は、２つのコーナヒンジ２６に
よつて下部列１２に関し枢動できるようになつて
いる。他のパネルは上部列及び下部列間では枢着
されていないが、以下に述べる相互鎖錠または整
合技術によつて所定の位置に固定される。

第２図及び第４図は、外側ヒンジプレート２５
Ａ，２５Ｂ及び中間ヒンジプレート２５Ｃを有す
る二重ヒンジ２５を示している。このヒンジは米
国特許第4147198号に示された型式のものとする
ことができる。図示のように、このヒンジはそれ
を貫通して境界ストリツプ手段１８に入るねじ２
８によつて取り付けられている。同様に、コーナ
ヒンジ２６は米国特許第4147198に記載されてい
る型式のものとすることができ、ねじ３０によつ
て境界ストリツプ手段に取り付けられている。

図示のように、基本的にそれぞれ第３図及び第
４図に示される２つの異る境界ストリツプ手段が
ある。第３図に示されるものは、好ましくは中空
にされる固定部材３４と、この部材に嵌め込み係
止される取り外し可能な部材３６とを有してい
る。固定部材３４及び取付部材３６は、固定部材
の一つの角のスロツト３５及び該スロツトと協働
する取付部材３６の肩部３７からなるキー手段に
よつて２つの可能な位置のうちの１つに於いての
み相互鎖錠されるようになつている。各取外部材
３６は突起３９及び溝４０を有している。スロツ
ト３５及び肩部３７を有するキー手段は隣接する
部材３６と相互鎖錠される１つの部材３６の突起
及び溝間の不整合を防止する。第３図は正しい整
合位置を示している。しかし、部材３６の一方が
逆向に取り付けられると、突起と溝とは揃わず、
突起が突起とまた溝が溝と合うようになる。

取付部材３６が固定部材３４から外されるとき
は、パネル全体はそのまま維持される。これは固
定部材３４内にコーナ固定装置を挿入するなどし
て、上記米国特許のものと同様の方法で達成でき
る。

固定部材３４及び取外部材３６の壁４２間に
は、パネルのボード２０，２１を受け入れる溝が
形成される。しかし、取外部材３６が固定部材３
４から外されると、ボード２０，２１は当該デイ
スプレイ装置から自由に引き抜かれる。第１図に
示した実施例に於いては、取外部材を含む第１の
境界ストリツプ手段は上部列及び下部列間にのみ
設けられる。従つて、突起及び溝からなる相互鎖
錠装置は各パネル１５，１７間及びパネル１４，
１６間に生ずる。他の境界ストリツプ手段の全て
は、第４図に示した型式のものとすることがで
き、その境界ストリツプ手段は全体が固定式のも
ので、特に、ヒンジ２５が取り付けられるような
ものとなつている。第４図に示す如き境界ストリ
ツプ手段が使われる。

第４図に示す境界ストリツプ手段は、外側部分
４８と一体の内側部分４６を有している。内側部
分４６は固定部材３４と類似しており、中空で、
境界ストリツプ手段の異る直線部分が図示しない
コーナ鎖錠手段によつて相互鎖錠される手段を形
成している。この鎖錠手段は米国特許第4147198
号に示された型式のものとすることができる。外
側部分４８は壁４９を有し、パネルボード２０，
２１のための溝を構成する。第４図に示された境
界ストリツプ手段は第１図に示された実施例に於
いて、パネルのフレームの全垂直部分に用いられ
ている。また、境界ストリツプ手段のこの形式
は、下部列のフレームの底部にまた、上部列１０
のフレームの頂部に使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る全体で八枚
のパネルを有するデイスプレイ装置の代表的なデ
イスプレイ形態を示す斜視図；第２図は、デイス
プレイ装置に於いて用いられるコーナヒンジ及び
二重ヒンジを示す、デイスプレイ装置の一部拡大
斜視図；第３図は、第１図の３−３線断面図で境
界ストリツプ手段の一形態を示している図；第４
図は、第１図の４−４線断面図で他の形態の境界
ストリツプ手段を示している図；である。 １０……（上部）列；１２……（下部）列；１
４，１５，１６，１７……パネル、１８……縁部
支持部材；２５，２６……ヒンジ；３０……取付
手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 取外し可能な前側パネルボード２０及び後側
   パネルボード２１と、これらパネルボードをほぼ
   平行にして対向した関係に支持するための少なく
   とも第１及び第２の縁部支持部材を含む境界スト
   リツプ手段１８で、第１の縁部支持部材が前側及
   び後側パネルボードの少なくとも１つの縁部に沿
   つて少なくとも部分的に取外し可能に位置決めさ
   れ、第２の縁部支持部材が前側及び後側パネルボ
   ードの他の縁部に沿つて位置決めされるようにな
   された境界ストリツプ手段１８とを備える複数の
   パネル１４，１５，１６，１７と； 隣接するパネルの隣接する境界ストリツプ手段
   の間をヒンジ結合する少なくとも第１及び第２の
   対の側部ヒンジ２５と１対のコーナヒンジ２６と
   を有し、上記複数のパネルをそれぞれ主パネル１
   ４，１６と該パネルに接続された少なくとも１つ
   の他のパネル１５，１７を含む第１及び第２の列
   １０，１２に分けながら相互に接続するヒンジ手
   段と； 側部ヒンジ２５の第１の対を上記第１の列１０
   の隣接するパネルの側部に沿つて第２縁部支持部
   材に取り付ける手段と； 側部ヒンジ２５の第２の対を上記第２列１２の
   隣接するパネルの側部に沿つて第２の縁部支持部
   材に取り付ける手段と； 第１及び第２列の主パネル１４，１６間で上記
   対のコーナヒンジ２６を取り付ける手段であつ
   て、一方のコーナヒンジを第１及び第２の列の主
   パネル１４，１６の一方の側部に沿つて第２縁部
   支持部材間に取り付け、他の１つのコーナヒンジ
   ２６を第１及び第２の列の主パネルの反対側の側
   部に沿つて第２縁部支持部材間に取り付ける手段
   ３０と；を備えてなるポータブル型デイスプレイ
   装置。 ２ 上記第１縁部支持部材が固定部材３４と外側
   の取り外し可能な部材３６とを有し、第１及び第
   ２の列の相互に向かい合う境界ストリツプ手段を
   第１の縁部支持部材により構成した特許請求の範
   囲第１項に記載のデイスプレイ装置。 ３ 上記向かい合う境界ストリツプ手段の取り外
   し可能な部材３６は相互鎖錠する手段３９，４０
   を有している特許請求の範囲第２項に記載のデイ
   スプレイ装置。 ４ 上記相互鎖錠手段が突起３９と溝４０とから
   構成されている特許請求の範囲第３項に記載のデ
   イスプレイ装置。 ５ 上記固定部材及び取り外し可能な部材３６は
   一つの方向で相互接続されるように形状付けられ
   ている特許請求の範囲第３項に記載のデイスプレ
   イ装置。