JPS6241581Y2 - - Google Patents

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JPS6241581Y2
JPS6241581Y2 JP10871882U JP10871882U JPS6241581Y2 JP S6241581 Y2 JPS6241581 Y2 JP S6241581Y2 JP 10871882 U JP10871882 U JP 10871882U JP 10871882 U JP10871882 U JP 10871882U JP S6241581 Y2 JPS6241581 Y2 JP S6241581Y2
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JP
Japan
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core
poles
rotor
pole
motor
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JP10871882U
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JPS5913079U (ja
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、インダクター型の小型同期モータに
関するものである。
従来、AC電源を使用するインダクター型小型
同期モータは種々生産されているが、それらモー
タの性能を左右する起動性の良し悪しが、ステー
タコア極の形状および位置関係に影響されること
がわかつている。
例えば、第4図の(1)の状態では、コア極I′がN
極に励磁されるとロータは矢印の方向に回転し問
題は生じないが、第4図の(2)の状態にコア極とロ
ータ極とが位置した場合ロータは回転トルクを発
生しない。すなわち、モータの起動時において無
励磁の状態ではコア極′とロータ極′とは磁気
バランスが必ず第4図の(1)の状態に保たれるので
コイル組に直入的に電圧が印加された場合に問題
なくロータは回転するのであるが、電圧を昇圧的
に印加した場合には第4図の(2)のようにコア極
′とロータ極′とが位置する場合が生じ、その
際ロータの回転が停止してしまうとともにその状
態ではロータが起動しなくなる。このため、第5
図に示すようにコア極′を不等角極に複数個設
け、昇圧時における起動性の向上を図つたものが
でてきているが、前記不等角極を多数設けるとモ
ータの回転性が悪くなり、トルクダウンするとい
う欠点がある。また、第5図のロータ極′とコ
ア極′との位置関係において、ギヤツプδ′が変
化するとそのδ′の2乗に反比例してコア不等角
極(ロータ極)′とロータ極′の吸引反発力が
ダウンし、かつ、ロータの起動性も悪くなる他昇
圧起動がばらつく原因ともなる。また、その時の
不等角コア極の励磁トルクとの関係は第6図のイ
で示すようになり、ギヤツプが大きくなると励磁
トルクが低下する。更に、ロータ極とコア極とを
コイル組を介して接続する場合、正確にロータ極
とコア極とが配設される必要があり、モータの組
付作業に手間どるという問題もあつた。
このように、過去種々の極配置が試みられ、開
発されてきているが、起動性を良くした場合、回
転性(脱調等による)が悪くなるのが一般的であ
る。
なお、起動性を良くする為に、シエージング
(遮蔽)板を設けて起動性を改善することも可能
ではあるが、その場合はコストが高くなるととも
にモータそのものが大型になる。更に、開放型の
インダクター型の同期モータでは、シエージング
板を用いることが構造面からみて非常に難しく、
結局起動性、回転性の向上を図るにはステータコ
ア極の配置および形状を変えて対処しているのが
現状で、この場合も、組立上および部品のばらつ
き等が生じると起動電圧、特に昇圧起動のばらつ
きを押えることは難しい。
本考案は、上述した諸問題を勘案してなされた
もので、小型同期モータのコア組付時のコアずれ
による昇圧起動のばらつきを押え、かつ、モータ
の回転特性の悪化を防止し、総じてモータの歩溜
り、昇圧起動の信頼性の確保および作業性の向上
を図つた小型同期モータを提供することを目的と
するものである。
かかる本考案モータの構成は、周面にN・S極
が等間隔で交互に配列されたロータと、前記ロー
タを囲むように対向配設された複数のコア極を有
して互いに異極に励磁される一対のコアと、を有
する小型同期モータにおいて、前記コアの中心部
のコア極間は等間隔にし、かつ、前記両コアのう
ち少なくとも一方のコアの両端部近傍のコア極
を、前記中心部のコア極間の間隔と異ならしめた
ことを特徴とするものである。
以下、本考案モータの実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図乃至第3図において、はインダクター
型小型同期モータのコア部で、このコア部は、
積層されたコア3と積層されたコア2とを一対と
してコイル組1を介してPの部分で接続されて形
成されている。それらコア3とコア2には各々コ
ア極22〜28および15〜21が後述するロー
タを囲むように対向配設され、互いに対向する異
極に励磁されるように形成されている。
は、周面にN・S極が等間隔で交互に配列さ
れたロータで、ロータはロータ板4,5間にマ
グネツト6が挿入されロータピニオン11と組合
わされ、それにロータ軸7が圧入されて形成され
ている。
このロータ組は、コイル組1に電流が流れる
と1番車12に取付けられた逆転防止レバー10
により一方向へ向け回転し、その回転力は1番車
12から輪列、ギヤ13を介して出力歯車14に
伝えられる構成になつている。
また、コイル組1に電流が流れると、コア2に
配設されたコア極15〜21およびコア3に配設
されたコア極22〜28は、異極つまりコア2側
のコア極15〜21が仮にN極ならばコア3側の
コア極22〜28はS極になるようになつてい
る。
前記コア2および3のうち、第3図に示すよう
に、コア2側の上・下端部側のコア極15,16
が夫々不等角β,γに形成され、その中央部31
に配設されたコア極17〜21は等角αに形成さ
れている。これ等不等角β,γと等角αとの関係
は、β=α±θ、γ=α〓θの関係にあり、
これら夫々の不等角コア極15,16はX軸を中
心としてほぼ線対称の位置に配設されている。こ
こでθ,θは、等間隔コア極の等角度αに対
するずらし角度である。
すなわち、不等角コア極15を不等角コア極1
6と同極の仮にN極として設けたとすると、コア
2の組付の際ずれがあつたとして不等角コア極1
5のギヤツプδが大きくなつた場合、不等角コ
ア極16の部分のギヤツプδが相対的に小さく
なり、その時の不等角コア極15,16の励磁ト
ルクが第6図のロのような曲線となり、不等角コ
ア極15の部分の励磁トルクのマイナス分を不等
角コア極16の部分の励磁トルクでカバーできる
ように形成されている。
なお、ギヤツプδを補償させるためだけであれ
ば、コア極19,25付近を不等角コア極とすれ
ば安定したギヤツプが得られるのであるが、磁束
の強さはコア2,3の上・下端部29,30が最
も強く、効率のよい起動トルクを与えるため、そ
の部分に両不等角コア極15,16が設けられて
いる。しかしこれに限定されるものではなくその
上・下端部29,30近傍に不等角コア極を設け
てもよい。
図中、8はロータ軸7を支持する軸受、9はモ
ータ本体Aに取付けられる蓋体、32はコア3側
の中央部、33,34はコア3の両端部である上
端部分、下端部分を夫々示している。
また、第3図に示すように、等角コア極27と
28との間に形成された深溝35は、伝達輪1
2,13等を支持する軸36の倒れを防止するよ
うに形成されている。
上述した構成の本考案モータは、次のように作
用する。
まず、コア2,3をコイル組1を介して接続し
コア部を組付作業する場合、不等角コア極15
のコアずれにより前記コア極15とロータとの
間にギヤツプδが生ずるようなことがあつて
も、不等角コア極16のロータとの間のギヤツ
プδでカバーすることができるので、その組付
作業に際し、従来のようにギヤツプを気にせず迅
速かつ、容易に作業が行なえることとなり、作業
性が向上する。
次に、小型同期モータの始動の際においては、
コアずれがあつた場合も、不等角コア極15、及
び16により励磁トルクが大きく、ロータの確
実な起動がなされることとなる。
更に、昇圧起動に際した場合、コア極15,1
6とロータ極の位置および磁束(励磁)との関係
は、第9図に示すようにロータに良好な回転ト
ルクを与え得ることになる。図中、イはコアが最
励磁の時、ロはコアが無励磁の時、ハはコアが反
対極に最励磁の時を示している。すなわち、コア
極とロータ極との関係は、コア極16が無励磁の
の状態においても、コア極16とロータ極とは
磁気的に安定点にないため、ロータは矢印方向
に回転しようとし、良好な回転トルクが与えられ
ることになる。
また、コア極16が図で左側の鎖線に示す位置
(即ちθ=θ)にあつた場合、コア極16は
無励磁状態では上記のような作用をしないが、無
励磁状態から励磁状態に入つた場合に、ロータ
には矢印方向に回転トルクが与えられるのでロー
タが回転しはじめることになり、十分不等角極
の役目を果たすこととなる。
また、コア極16が第9図で右側の鎖線に示す
位置(即ち不等角極がともに広げられている場
合)にあつても同様にの状態で回転トルクが与
えられる。
そして、ロータの回転がはじまると、不等角
コア極は15,16のみで、他は多数の等角コア
極17〜21、22〜28に形成されているの
で、ロータの回転特性には殆んど影響を与える
ことなく、ロータが円滑に回転することにな
り、総じてロータの歩溜り等が防止されること
となる。
なお、従来のコアの中央部に単に不等角コア極
を設けたものと本考案モータとの昇圧起動につい
て比較すると、第7図および第8図の昇圧起動分
布に示すように昇圧起動が著しく改善されるとい
う実験結果が得られた。
上述してきた構成より明らかな如く、本考案モ
ータによれば、コア組付が迅速かつ容易になさ
れ、コア組付時のコアずれが多少生じたとしても
昇圧起動のばらつきが押えられ、かつ、モータの
回転特性の悪化をも防止でき、総じてモータの歩
溜り、昇圧起動の信頼性の確保および作業性の向
上が図られる等の効果を奏することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案モータの実施例を示す一部透視
図の平面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断
面図、第3図は本考案のロータおよびコアとの関
係を示す部分拡大背面図、第4図1,2はコア極
とロータ極の展開図、第5図は従来例における不
等角コア極を付設した場合の展開図、第6図は不
等角コア極のギヤツプと励磁トルクとの関係を示
すグラフ、第7図は従来モータの昇圧起動状態を
示すグラフ、第8図は本考案モータの昇圧起動分
布を示すグラフ、第9図は本考案モータのコアと
ロータの位置および磁束との関係を示す展開図で
ある。 ……ロータ、2,3……コア、15,16…
…不等角コア極、17〜28……等角コア極、3
1……中心部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周面にN・S極が等間隔で交互に配列されたロ
    ータと、前記ロータを囲むように対向配設された
    複数のコア極を有して互いに異極に励磁される一
    対のコアと、を有する小型同期モータにおいて、
    前記コアの中心部のコア極間は等間隔にし、か
    つ、前記両コアのうち少なくとも一方のコアの両
    端部近傍のコア極を、前記中心部のコア極間の間
    隔と異ならしめたことを特徴とする小型同期モー
    タ。
JP10871882U 1982-07-17 1982-07-17 小型同期モ−タ Granted JPS5913079U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10871882U JPS5913079U (ja) 1982-07-17 1982-07-17 小型同期モ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10871882U JPS5913079U (ja) 1982-07-17 1982-07-17 小型同期モ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5913079U JPS5913079U (ja) 1984-01-26
JPS6241581Y2 true JPS6241581Y2 (ja) 1987-10-24

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ID=30253535

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JP10871882U Granted JPS5913079U (ja) 1982-07-17 1982-07-17 小型同期モ−タ

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JPS5913079U (ja) 1984-01-26

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