JPS6241488A - 導電性流体用配管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、導電性流体に流れ方向とは逆方向の制動力が
作用しないようにした配管に関するものである。

［従来の技術］ 例えば核融合炉の冷却系統では、配管にはコイルにより
第３図に示すように＠楊Ｂが作用している。この磁場Ｂ
が作用している状態で配管内にリチウム等の導電性流体
で必る液体金属を流通させると起電力が生じ、配管と液
体金属との間に導体によるループが生じると前記起電力
により液体金属の流れ方向Ｕと直交する方向に密度Ｊの
電流ｉが生じ、該電流ｉは液体金泥内を流れる。而して
、この電流ｉにより、液体金属はその流れ方向Ｕと逆の
方向に単位体積当りＦ＝ＪＸＢの制動力を受ける。

［発明が解決しようとする問題点］ しかるに、上述のように液体金属にその流れ方向Ｕとは
逆の方向に制動力Ｆが作用すると、流路の圧損が高くな
り、従って液体金属送給用のポンプ吐出圧を大きくする
必要が生じ、余分の動力を消費することになる。

本発明は上述の実情に鑑み、液体金属のような導電性流
体に流れ方向と逆方向の制動力が作用しないようにする
ことを目的としてなしたものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、金属配管の内部に絶縁配管を挿通せしめ、金
属配管と絶縁配管との間に、絶縁配管内を流通する導電
性流体の一部が流出して滞留する空隙を設けた構成を有
している。

［作　　用］ 従って、上記配管にｖｉｉ場が作用しても、内側の絶縁
配管内には電流ループは形成されず、従って導電性流体
の流れ方向と逆方向の制動力が生じることはない。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する
。

第１図及び第２図は本発明の一実施例で、外周を断熱材
１により被覆した金属配管２内部には略同心状にセラミ
ックス製等の絶縁配管３が挿通され、絶縁配管３内には
導電性流体４が流通し得るようになっている。又金属配
管２内周と絶縁配管３外周との間には、所用の空隙６が
あり、該空隙６内には配管２，３相互を支持するための
サポート部材５が嵌め込まれている。更に絶縁配管３外
周には、円周方向及び長手方向へ所要の間隔で導電性流
体４が絶縁配管３から前記空隙６内に流入し、導電性流
体のスタグネーションを形成し１ｑるよう孔７が設けら
れている。

上記二重構造の配管に外部から磁場が作用しても、導電
性流体４が流通する内側の配管３は絶縁材料により形成
されているため導電性流体４内をその流れ方向と直交す
る方向へ流れる電流ループが形成されず、従って導電性
流体４の流れ方向に対して逆向きの制動力は生じない。

又絶縁配管３からは導電性流体４の一部が孔７を通って
空隙６内に満たされ滞留しているため、導電性流体４の
圧力は金属配管２によって支持される。

なお、本発明の実施例においては、内側の絶縁配管に該
配管外部の空隙と連通する孔を設ける場合について説明
したが、孔は設けず、所要長さに切断した絶縁配管同志
を端部を接触させず所要の間隔をへだでて配設するよう
にしても実施できること、その他、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論であ
る。

°　　［発明の効果］ 本発明の導電性流体用配管によれば、導電性流体に該導
電性流体の流れ方向とは逆向きの制動力が作用すること
がないため流路の圧損が増大することがなく、従ってポ
ンプ吐出圧力を高くする必要がないため、ポンプ駆動用
の動力が少なくてすみ、省エネルギーに貢献できる、等
種々の優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図は第１図の
■−■方向矢視図、第３図は導電性流体に作用する制動
力の説明図でおる。 図中１は断熱材、２は金属配管、３は絶縁配管、４は導
電性流体を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）金属配管の内部に絶縁配管を挿通せしめ、金属配管
   と絶縁配管との間に、絶縁配管内を流通する導電性流体
   の一部が流出して滞留する空隙を設けたことを特徴とす
   る導電性流体用配管。