JPS6240810B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6240810B2
JPS6240810B2 JP5979080A JP5979080A JPS6240810B2 JP S6240810 B2 JPS6240810 B2 JP S6240810B2 JP 5979080 A JP5979080 A JP 5979080A JP 5979080 A JP5979080 A JP 5979080A JP S6240810 B2 JPS6240810 B2 JP S6240810B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
wire
slit
lead wire
fusible metal
Prior art date
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Expired
Application number
JP5979080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56156629A (en
Inventor
Norio Yamamoto
Tomihiko Noda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP5979080A priority Critical patent/JPS56156629A/ja
Publication of JPS56156629A publication Critical patent/JPS56156629A/ja
Publication of JPS6240810B2 publication Critical patent/JPS6240810B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は内燃機関の排気ガス浄化用装置など
の高温装置の内部の適当位置に配置され、該装置
内温度が異常に昇温したとき、一定温度でリード
線の可溶金属線部分が溶断することによつて警報
若しくは保護装置に接続された電気的閉回路を開
路して電気信号を発するために用いられるヒユー
ズ栓の改良に関し特に一芯線形温度ヒユーズに係
る。
この種のヒユーズ栓は従来取替えを要するとい
う心配からあまり利用されていなかつたが、排気
ガス浄化用装置の使用実積の結果該装置内が異常
温度に昇温するということは、当初考えられてい
たほど頻繁に起らず、まれに昇温現象が起るとい
うことが知られてきた。従つて繰返し使用できな
いヒユーズ栓の低価格が見直されて近時その利用
度が急速に拡大される気配にある。しかしながら
ヒユーズ栓の耐久性と溶断温度の安全性が今一つ
直ちに普及しない原因となつていた。このため
一・二の提案がなされ、一つには金属保護管理内
に絶縁充填材で封入されたリード線端に可溶金属
を接合し、可溶金属の周囲を絶縁管で覆つて可溶
金属のまわりを空隙となしたものが提案されてい
る。又一つには出願人が先に提案した特開昭51−
143857号では金属管内部にリード線を介して先端
に可溶金属を接続し、可溶金属部分に例えば高温
ろう付け作業用のペースト状のフラツクスなどの
絶縁性の溶剤を可溶金属線に塗布乾燥させ、管内
の空隙を絶縁性粉末で充填していたものである。
前者においては高温度で振動が大きい内燃機関な
どの装置内に装備した場合、可溶金属線の周囲が
空隙となつているため可溶金属線が折損断線する
などの不具合が起り易い欠点がある。又後者にお
いても可溶金属線に塗布された溶剤が乾燥後リー
ド線を金属管に挿入する作業時並びに絶縁性粉末
を振動機を用いて金属保護管の先端迄一様に充填
させる途中で振動により前記乾燥した溶剤が脱落
したり欠損する恐れがあつて酸化防止効果をなく
し、ヒユーズ性能を不安定なものとする原因とみ
なされていた。
従つてこの発明は前記に鑑みなされたものであ
つて製作工程或いは高温での振動に対する可溶金
属線の保護を全うし、溶断温度が安定化され且温
度の応答性のよい小管のヒユーズ栓を提供しよう
とするものである。
即ち保護金属管内にリード線の回りに直接絶縁
材を充填せずリード線を絶縁管中央の細穴に挿通
して保護し、可溶金属線の位置する先端部位の絶
縁管に該金属が溶断したとき溶けた金属が球状と
なるに十分な溶積をもつスリツト又は深穴を形成
し、該スリツト又は深穴に電気絶縁性の溶剤を充
填して可溶金属線の被覆と固定をし、さらに前記
絶縁管と前記金属管との隙間を不活性耐熱絶縁性
物質で充填した一芯線形温度ヒユーズ栓である。
以下この発明の実施態様を図面にもとづき説明
する。電気回路に通じるリード線1は高温となる
前記浄化装置に装備されて十分に耐熱性を有する
例えばニツケル合金線からなり、その先端を可溶
金属線2に接続されている。この可溶金属線は
700〜1000℃内の所定雰囲気温度で溶断する合
金、例えば銀と銅、銀とパラジウムなどの共晶合
金からなつている。リード線1並びにこのリード
線端に接続された可溶金属線2の一部はセラミツ
クス材の素焼の絶縁管3の中央軸方向に貫通して
穿設された細穴4に挿通されている。この絶縁管
3は先端部を細穴を含む面にスリツト5が形成せ
られており、このスリツトに前記可溶金属線が突
出している。そしてこのスリツト巾は可溶金属線
径の2〜3倍程度の巾を有し、スリツトの容積は
可溶金属線が溶断して表面張力により球状化する
に十分な大きさを有する。従つて可溶金属線の径
と長さによつてこのスリツトの巾および深さは決
定されている。可溶金属線の露出部はペースト状
の溶剤6例えば硼酸と硼酸塩とを含むフラツクス
が塗布され、スリツト内に充填されたフラツクス
によつて可溶金属線は被覆され酸化が防止される
とともに固定されて振動等による折損から保護さ
れる。このフラツクスは可溶金属線の溶断温度に
対して約50℃から300℃低い温度で溶融して可溶
金属線の酸化を防止するとともに溶融状態におい
て電気絶縁性を保持し、他の電気絶縁性粉末状の
充填物に対し濡れ性のよい流動体となるものが選
ばれる。絶縁管3のスリツトより突出した可溶金
属線2の先端にはリード線7が接続されており、
このリード線7はステンレス製の金属保護管8の
底の穴より引き出され底とリード線の先端とをア
ルゴン溶接等によつて閉鎖されている。金属保護
管8と絶縁管3の間には不活性の耐熱絶縁性物質
例えばマグネシヤ粉末9が振動充填装置によつて
隙間なく充填される。そして絶縁管3より突出し
ているリード線は金属保護管8との間を絶縁性ガ
ラス粉末層10が充填され金属保護管8の口をゴ
ム栓11によつて閉鎖される。次にこの金属保護
管8は公知の方法で径方向に圧縮加工を施して該
保護管の強度を増大させ、しかる後ガラスの軟化
温度で加熱処理を行なつてガラス層10を封着す
る。リード線1はターミナルによつて電気回路に
接続される。一連の物質を充填された金属保護管
8が先端を下方を向けて例えば自動車用排気ガス
浄化装置に取付金具を介して取付けられたとき、
浄化装置内が可溶金属線の溶断温度下300℃以内
に昇温するとフラツクス6は流動性を呈して溶融
し、可溶金属線のまわりのスリツト5内に空隙が
形成される。可溶金属線が所定の溶断温度に達し
て溶断すると溶融金属はスリツト5内に溜り表面
張力により球状をなす。従つてリード線1と金属
保護管8とは完全に開放され電気回路に信号が送
られる。他の実施態様である第3図はスリツト5
に替えて可溶金属線の数倍の直径の深穴5となし
たものである。
以上詳述したようにリード線は絶縁管中央の細
穴に挿通し可溶金属線は絶縁管端のスリツト又は
深穴に収容し、フラツクスをスリツト等に充填し
て固定させたから絶縁管の金属保護管への挿入
時、或いは又絶縁性の粉末を隙間に振動充填する
ときの振動によつて脱落することなく、又高温時
の車体の振動においても折損、断線は皆無となつ
た。又製作工程も容易となり金属保護管の強度を
増すとともに耐久性、品質の安定性は一段と向上
できる。又一芯線形の絶縁管を使用したのでリー
ド線を中央に確実に保持でき金属保護管を細管と
することができるため温度に対する応答性をより
向上させうる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のヒユーズ栓の縦断面図、第
2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図
のB−B線相当位置における他の実施態様の拡大
断面図である。 1……リード線、2……可溶金属線、3……絶
縁管、4……細穴、5……スリツト、5′……深
穴、6……溶剤、8……金属保護管、9……不活
性の耐熱絶縁性物質。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 先端閉鎖の保護被覆用の金属管内に一本のリ
    ード線を該金属管と絶縁して挿入しその先端側に
    一端が前記金属管底に接続される可溶金属線を接
    続した一芯線形温度ヒユーズ栓において、中央に
    前記リード線を挿通するに足る細穴を穿設し先端
    部に可溶金属線が溶けたとき球状となる十分な容
    積をもつ前記細穴を含む直径方向のスリツト又は
    前記細穴と同心で大径の深穴部を有するセラミツ
    ク材の素焼からなる絶縁管を前記金属管に遊挿
    し、前記細穴には前記リード線又はリード線と前
    記可溶金属線の一部を挿通し、前記先端のスリツ
    ト又は深穴部には前記可溶金属線を挿通し、前記
    可溶金属線を電気絶縁性の溶剤で被覆するととも
    に該溶剤によつて前記スリツト又は深穴部に固定
    し、前記絶縁管と前記金属管との隙間を不活性耐
    熱絶縁性物質で充填したことを特徴とする一芯線
    形温度ヒユーズ栓。
JP5979080A 1980-05-06 1980-05-06 1-core wire temperature fuse plug Granted JPS56156629A (en)

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JP5979080A JPS56156629A (en) 1980-05-06 1980-05-06 1-core wire temperature fuse plug

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Publication Number Publication Date
JPS56156629A JPS56156629A (en) 1981-12-03
JPS6240810B2 true JPS6240810B2 (ja) 1987-08-31

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JP5979080A Granted JPS56156629A (en) 1980-05-06 1980-05-06 1-core wire temperature fuse plug

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JPS56156629A (en) 1981-12-03

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