JPS6240636Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240636Y2 JPS6240636Y2 JP6768483U JP6768483U JPS6240636Y2 JP S6240636 Y2 JPS6240636 Y2 JP S6240636Y2 JP 6768483 U JP6768483 U JP 6768483U JP 6768483 U JP6768483 U JP 6768483U JP S6240636 Y2 JPS6240636 Y2 JP S6240636Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- mainspring
- running
- rear wheel
- axle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
- 244000208734 Pisonia aculeata Species 0.000 description 7
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- Toys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、四輪駆動を行なうプルバツク方式の
走行玩具におけるぜんまい動力装置に関する。
走行玩具におけるぜんまい動力装置に関する。
自動車等の走行玩具において四輪駆動を行なわ
せると、走行玩具が大きな駆動力を得て力強い走
行を行なうことから、モータを動力源とする走行
玩具、あるいはフリクシヨンを動力源とする走行
玩具等では四輪駆動用の動力装置が従来から使用
されている。しかし、ぜんまいを動力源とし、プ
ルバツクによる巻上機構を備えた所謂プルバツク
方式のぜんまい動力装置においては、機構の複雑
化及びこれに伴なう装置全体の大型化等の観点か
ら未だ四輪駆動は採用されていなかつた。
せると、走行玩具が大きな駆動力を得て力強い走
行を行なうことから、モータを動力源とする走行
玩具、あるいはフリクシヨンを動力源とする走行
玩具等では四輪駆動用の動力装置が従来から使用
されている。しかし、ぜんまいを動力源とし、プ
ルバツクによる巻上機構を備えた所謂プルバツク
方式のぜんまい動力装置においては、機構の複雑
化及びこれに伴なう装置全体の大型化等の観点か
ら未だ四輪駆動は採用されていなかつた。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
プルバツク方式のぜんまい動力装置において、簡
単な機構により四輪駆動を可能ならしめたぜんま
い動力装置の提供を目的とする。
プルバツク方式のぜんまい動力装置において、簡
単な機構により四輪駆動を可能ならしめたぜんま
い動力装置の提供を目的とする。
以下、図面に示す本考案の一実施例について説
明する。
明する。
第1図は本考案実施例の要部截断平面図、第2
図は概略側面図、第3図は分解斜視図を示す。図
面において、1は自動車玩具におけるシヤーシ等
の車体で、2は車体1に載設されたケースであ
る。3及び4はケース2に回転自在に支承された
前輪軸及び後輪軸で、それぞれの軸3,4には前
車輪5と後車輪6が装着してある。7はケース2
に回転自在に支承されたぜんまい軸で、ぜんまい
8の中心を固着している。又、ぜんまい8はケー
ス2に形成されたドラム9に収納されている。
図は概略側面図、第3図は分解斜視図を示す。図
面において、1は自動車玩具におけるシヤーシ等
の車体で、2は車体1に載設されたケースであ
る。3及び4はケース2に回転自在に支承された
前輪軸及び後輪軸で、それぞれの軸3,4には前
車輪5と後車輪6が装着してある。7はケース2
に回転自在に支承されたぜんまい軸で、ぜんまい
8の中心を固着している。又、ぜんまい8はケー
ス2に形成されたドラム9に収納されている。
10はぜんまい軸7に固着された中心歯車で、
大径歯車10aと小径歯車10bとによつて形成
されている。11は前輪軸3に固着された前輪歯
車で、第1の中間歯車12と第2の中間歯車13
を介して中心歯車10の大径歯車10aと噛合し
ている。この場合、第1の中間歯車12は遊び歯
車となつており、その軸12aは、歯車13の回
転軸を中心とした円弧状の長孔からなる軸受14
に移動自在に支承されている。したがつて、中心
歯車10が右回転すると第2の中間歯車13によ
つて浮動され前輪歯車11との噛合が外れるよう
に構成されている。なお、中心歯車10と前輪歯
車11と第1及び第2の中間歯車12,13によ
つて前輪の走行用歯車群を形成し、前輪軸3は走
行用車軸を形成する。
大径歯車10aと小径歯車10bとによつて形成
されている。11は前輪軸3に固着された前輪歯
車で、第1の中間歯車12と第2の中間歯車13
を介して中心歯車10の大径歯車10aと噛合し
ている。この場合、第1の中間歯車12は遊び歯
車となつており、その軸12aは、歯車13の回
転軸を中心とした円弧状の長孔からなる軸受14
に移動自在に支承されている。したがつて、中心
歯車10が右回転すると第2の中間歯車13によ
つて浮動され前輪歯車11との噛合が外れるよう
に構成されている。なお、中心歯車10と前輪歯
車11と第1及び第2の中間歯車12,13によ
つて前輪の走行用歯車群を形成し、前輪軸3は走
行用車軸を形成する。
一方、21は後輪軸4に固着された後輪歯車
で、第3の中間歯車22と第4の中間歯車23を
介して中心歯車10の小径歯車10bと噛合して
いる。第4の中間歯車23は遊び歯車となつてお
り、その軸23aは、軸受板24に形成された、
歯車22の回転軸を中心とした円弧状の長孔から
なる軸受25に移動自在に支承されている。した
がつて、中心歯車10が左回転すると小径歯車1
0bによつて浮動され、第3の中間歯車22との
噛合が外れるように構成されている。なお、中心
歯車10と後輪歯車21と第3及び第4の中間歯
車22,23によつて後輪の巻上用歯車群を形成
している。又、中心歯車10の大径歯車10a
と、後輪歯車21と噛合する第3の中間歯車22
の間には第5の中間歯車26が介設してある。こ
の第5の中間歯車26も遊び歯車となつており、
その軸26aは、軸受板24に形成された、ぜん
まい軸7を中心とした円弧状の長孔からなる軸受
27に移動自在に支承されており、中心歯車10
が右回転すると大径歯車10aに浮動され、第3
の中間歯車22との噛合が外れるように構成され
ている。なお、中心歯車10と後輪歯車21と第
3及び第5の中間歯車22,26によつて後輪の
走行用歯車群を形成し、後輪軸4は巻上用兼走行
用車軸を形成する。
で、第3の中間歯車22と第4の中間歯車23を
介して中心歯車10の小径歯車10bと噛合して
いる。第4の中間歯車23は遊び歯車となつてお
り、その軸23aは、軸受板24に形成された、
歯車22の回転軸を中心とした円弧状の長孔から
なる軸受25に移動自在に支承されている。した
がつて、中心歯車10が左回転すると小径歯車1
0bによつて浮動され、第3の中間歯車22との
噛合が外れるように構成されている。なお、中心
歯車10と後輪歯車21と第3及び第4の中間歯
車22,23によつて後輪の巻上用歯車群を形成
している。又、中心歯車10の大径歯車10a
と、後輪歯車21と噛合する第3の中間歯車22
の間には第5の中間歯車26が介設してある。こ
の第5の中間歯車26も遊び歯車となつており、
その軸26aは、軸受板24に形成された、ぜん
まい軸7を中心とした円弧状の長孔からなる軸受
27に移動自在に支承されており、中心歯車10
が右回転すると大径歯車10aに浮動され、第3
の中間歯車22との噛合が外れるように構成され
ている。なお、中心歯車10と後輪歯車21と第
3及び第5の中間歯車22,26によつて後輪の
走行用歯車群を形成し、後輪軸4は巻上用兼走行
用車軸を形成する。
次に、本実施例の作動について説明する。
走行玩具を指で把持し、後車輪6を走行面に軽
く押圧した状態で後方に引くと、後輪歯車21が
左回転し、第3の中間歯車22と第4の中間歯車
23及び小径歯車10bを介してぜんまい軸7を
右回転させ、ぜんまい8を巻込んで駆動力を蓄勢
する。このとき、中心歯車10は右回転するの
で、第1及び第5の遊び歯車からなる中間歯車1
2及び26を浮動させ、それぞれ第2の中間歯車
13と第3の中間歯車22との噛合を外す。すな
わち、後輪の巻上用歯車群のみが連係して機能
し、前輪及び後輪の走行用歯車群は連係が断たれ
機能しない。
く押圧した状態で後方に引くと、後輪歯車21が
左回転し、第3の中間歯車22と第4の中間歯車
23及び小径歯車10bを介してぜんまい軸7を
右回転させ、ぜんまい8を巻込んで駆動力を蓄勢
する。このとき、中心歯車10は右回転するの
で、第1及び第5の遊び歯車からなる中間歯車1
2及び26を浮動させ、それぞれ第2の中間歯車
13と第3の中間歯車22との噛合を外す。すな
わち、後輪の巻上用歯車群のみが連係して機能
し、前輪及び後輪の走行用歯車群は連係が断たれ
機能しない。
このようにして、駆動力が蓄勢された後走行玩
具を走行面に置くと、今度はぜんまい8の巻戻し
によつて駆動力が開放され、ぜんまい軸7を左回
転させる。ぜんまい軸7の左回転は、中心歯車1
0の左回転となり、大径歯車10aと第2及び第
1の中間歯車13及び12を介して前輪歯車1
1、すなわち前車輪5を右回転させると共に、大
径歯車10aと第5及び第3の中間歯車26及び
22を介して後輪歯車21、すなわち後車輪6を
右回転させる。このとき、中心歯車10は、その
左回転によつて第4の遊び歯車からなる中間歯車
23を浮動させ、小径歯車10bとの噛合を外
す。これにより、前輪及び後輪の走行用歯車群が
それぞれ機能して、走行玩具を四輪駆動による前
進を行なわせると共に、後輪の巻上用歯車群は連
係が断たれ機能しなくなる。
具を走行面に置くと、今度はぜんまい8の巻戻し
によつて駆動力が開放され、ぜんまい軸7を左回
転させる。ぜんまい軸7の左回転は、中心歯車1
0の左回転となり、大径歯車10aと第2及び第
1の中間歯車13及び12を介して前輪歯車1
1、すなわち前車輪5を右回転させると共に、大
径歯車10aと第5及び第3の中間歯車26及び
22を介して後輪歯車21、すなわち後車輪6を
右回転させる。このとき、中心歯車10は、その
左回転によつて第4の遊び歯車からなる中間歯車
23を浮動させ、小径歯車10bとの噛合を外
す。これにより、前輪及び後輪の走行用歯車群が
それぞれ機能して、走行玩具を四輪駆動による前
進を行なわせると共に、後輪の巻上用歯車群は連
係が断たれ機能しなくなる。
上記のようにして、実施例のプルバツク方式の
ぜんまい動力装置は作用するが、本考案のぜんま
い動力装置は上記実施例のものに限られるもので
はなく、例えば巻上用歯車群あるいは各走行用歯
車群を形成する歯車の数、配列、回転比等は適宜
設計変更して使用することが可能である。
ぜんまい動力装置は作用するが、本考案のぜんま
い動力装置は上記実施例のものに限られるもので
はなく、例えば巻上用歯車群あるいは各走行用歯
車群を形成する歯車の数、配列、回転比等は適宜
設計変更して使用することが可能である。
以上の如く本考案によれば、ぜんまいを動力源
としたプルバツク方式の動力装置において四輪駆
動を可能としたことにより、プルバツク方式の走
行玩具に大きな駆動力を与えることができ、プル
バツク方式の走行玩具による遊びにより一層変化
をもたせることができる。又、四輪駆動を可能な
らしめた動力装置の機構も非常に簡潔で、故障の
発生が少ないと共に装置全体も小型化することが
でき、ミニカー等にも十分使用することができ
る。
としたプルバツク方式の動力装置において四輪駆
動を可能としたことにより、プルバツク方式の走
行玩具に大きな駆動力を与えることができ、プル
バツク方式の走行玩具による遊びにより一層変化
をもたせることができる。又、四輪駆動を可能な
らしめた動力装置の機構も非常に簡潔で、故障の
発生が少ないと共に装置全体も小型化することが
でき、ミニカー等にも十分使用することができ
る。
第1図は本考案ぜんまい動力装置の一実施例の
要部截断平面図、第2図は概略側面図、第3図は
分解斜視図を示す。 3……走行用車軸(前輪軸)4……巻上用兼走
行用車軸(後輪軸)5……前車輪、6……後車
輪、7……ぜんまい軸、8……ぜんまい、10,
11,12,13……前輪走行用歯車群、10,
21,22,23……後輪巻上用歯車群、10,
21,22,26……後輪走行用歯車群。
要部截断平面図、第2図は概略側面図、第3図は
分解斜視図を示す。 3……走行用車軸(前輪軸)4……巻上用兼走
行用車軸(後輪軸)5……前車輪、6……後車
輪、7……ぜんまい軸、8……ぜんまい、10,
11,12,13……前輪走行用歯車群、10,
21,22,23……後輪巻上用歯車群、10,
21,22,26……後輪走行用歯車群。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ぜんまいを動力源とする下記要件を備えたこと
を特徴とするぜんまい動力装置。 (イ) ぜんまいを中心として一方に巻上用兼走行用
車軸を設けると共に、他方に走行用車軸を設け
ること。 (ロ) ぜんまいと一方の巻上用兼走行用車軸の間
に、ぜんまいと巻上用兼走行用車軸を選択的に
連係する巻上用歯車群と走行用歯車群を設ける
こと。 (ハ) ぜんまいと他方の走行用車軸の間に、ぜんま
いと走行用車軸を連係する他の走行用歯車群を
設けること。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6768483U JPS59174890U (ja) | 1983-05-09 | 1983-05-09 | ぜんまい動力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6768483U JPS59174890U (ja) | 1983-05-09 | 1983-05-09 | ぜんまい動力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59174890U JPS59174890U (ja) | 1984-11-22 |
JPS6240636Y2 true JPS6240636Y2 (ja) | 1987-10-17 |
Family
ID=30197872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6768483U Granted JPS59174890U (ja) | 1983-05-09 | 1983-05-09 | ぜんまい動力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59174890U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4834532B2 (ja) * | 2006-12-12 | 2011-12-14 | 有限会社 石井商事 | ゼンマイ駆動ユニット |
-
1983
- 1983-05-09 JP JP6768483U patent/JPS59174890U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59174890U (ja) | 1984-11-22 |
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