JPS6239916Y2 - - Google Patents

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JPS6239916Y2
JPS6239916Y2 JP1983078555U JP7855583U JPS6239916Y2 JP S6239916 Y2 JPS6239916 Y2 JP S6239916Y2 JP 1983078555 U JP1983078555 U JP 1983078555U JP 7855583 U JP7855583 U JP 7855583U JP S6239916 Y2 JPS6239916 Y2 JP S6239916Y2
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filter cloths
cake
pressing
filter cloth
filter
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JP1983078555U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、回動する一対の無端帯状ろ布間に被
処理物を供給し、この無端帯状ろ布間に挟持され
た被処理物のケーキを脱水するために、前記両ろ
布を挟圧する圧搾部材を設けた脱水装置に関す
る。
従来、上記脱水装置において、第5図に示すよ
うに、両ろ布6,7を挟圧する平板状の圧搾部材
14,15を、互に平行に保たれた状態で接近離
間するように駆動していたが、圧搾部材14,1
5による挟圧力を極めて大にすると、ろ布6,7
の両端部6a,7aからケーキSが流出し、実際
には、大きな駆動力を必要とする割には脱水率が
余り向上しない欠点があつた。
本考案の目的は、上記実情に鑑みて、圧搾部材
及びその駆動構成に改良を加えて、圧搾部材によ
る挟圧力を強大にしても、ろ布両端部からのケー
キ流出を効果的に抑制できるようにする点にあ
る。
本考案による脱水装置の特徴構成は、前記圧搾
部材のうちの可動のものを、高圧流体の注入に伴
つてろ布側に膨出する可撓性のバツグで構成する
とともに、ろ布に対するバツクの押圧面を、中央
部分よりも周縁部が薄肉で且つ自由状態で周縁部
がろ布側に出張る形状としたことにある。
本考案の特徴構成による作用効果は次の通りで
ある。すなわち、圧搾部材の押圧面を、ケーキを
加圧する中央部分よりも周縁部を薄肉とし且つ自
由状態でその周縁部がろ布側に出張る形状とした
ので、バツク内への高圧流体の注入に伴い、膨出
の初期段階ではまず前記周縁部がろ布側に膨出し
て両ろ布の両端側部分どうしを強く密接し、ろ布
両端部からのケーキ流出を阻止した後に前記中央
部分がケーキを加圧する。従つて、圧搾のために
ケーキに強大な加圧力を付与してもケーキの流出
を確実に防止でき、脱水性能を効果的に向上でき
るとともに、一つのバツグでケーキの流出防止と
ケーキの圧搾とを同時に達成できるので構成が簡
単であるのは勿論、前記の流出防止と圧搾とが連
続して行われるので操作も極めて容易である。
その上、高圧流体によつて加圧するから、簡単
な構成でもつて、ろ布のケーキ相当部分及び両端
側部分のいずれに対しても、夫々が必要とする加
圧力で均等にかつ確実に加圧でき、設備面でも運
転面でも簡単な状態で均一な脱水処理を信頼性高
く行え、全体として、良好な脱水を容易かつ確実
に行えるようになつた。
次に、第1図ないし第3図により実施例を示
す。
第1図に示すように、第1貯留槽1から供給さ
れる被処理物と、第2貯留槽2から供給される凝
集剤を混和するロータリー式混和機3を設け、側
壁4及び後壁5との協働で混和機3からの被処理
物に対する重力脱水部Aを形成する無端帯状の第
1回動ろ布6を、駆動回動自在に設け、第1回動
ろ布6との協働によつて、除々にケーキを圧縮す
る輾圧脱水ゾーンB、反転経路から成る圧縮脱水
ゾーンC、及び、多数のロール13で案内される
蛇行状経路から成る剪断脱水ゾーンDを有する強
制脱水部B,C,Dを形成する無端帯状の第2回
動ろ布7を、駆動回動自在に設け、剪断脱水ゾー
ンDからの両ろ布6,7を挟圧する3個の圧搾部
材14,14,15を、ロール16によつてほぼ
平行に配置された2箇所のろ布部分に作用するよ
うに配置し、もつて、し尿や都市下水あるいは産
業廃水等、各種の水処理に伴つて発生する汚泥等
の被処理物を、第1回動ろ布6と共に重力脱水部
Aから強制脱水部B,C,Dに送つて脱水処理
し、さらに、圧搾部材14,14,15である可
撓性のバツグによる強力加圧で最終的に脱水処理
し、脱水ケーキをスクレーパ8でコンベヤ9に回
収するための脱水装置を構成してある。尚、10
a,10bは、脱水処理で得られる排水を回収す
る容器であり、10cは、ノズル11からのろ布
6洗浄水を回収する容器である。重力脱水部Aか
ら強制脱水部B,C,Dに送り出されるケーキの
厚みを調節するローラ12を、スプリング等の下
降付勢力に抗して上昇自在に設けて、強制脱水部
B,C,Dでのケーキ厚み変化に起因する脱水不
良やケーキ流出を防止すべく構成してある。
第2図及び第3図に示すように、中央の圧搾部
材を構成するに、ゴム等の弾性材15aによつ
て、互に逆向きの押圧面15bを形成すると共
に、押圧面15bの背面に臨む加圧室17を形成
し、押圧面15bのうち中央部分15b−Cより
も周縁部15b−Eが薄肉でろ布6,7側に出張
るように弾性材15aを形成してある。また、両
側の圧搾部材14を構成するに、金属等の硬質板
14aにゴム等の弾性材14bを焼付けや接着等
により連結して、中央の圧搾部材15の一方の押
圧面15bに対向する押圧面14cを形成すると
共に、押圧面14cの背面に臨む加圧室17を形
成し、押圧面14cのうち中央部分14c−Cよ
りも周縁部14c−Eが薄肉でろ布6,7側に出
張するように、かつ、中央の圧搾部材15に対し
周縁部15b−E,14c−Eどうしが全長にわ
たつて対向するように、弾性材14bを形成して
ある。
第1図に示すように、スイツチ18操作による
モータ19の間歇的作動で両ろ布6,7を同時的
にかつ間歇的に回動させる第1駆動装置20、切
換弁21の操作による高圧流体供給装置22又は
大気空間への択一連通によつて加圧室17に対し
て高圧流体を給排する第2駆動装置23、並び
に、第1及び第2駆動装置20,23を自動的に
同調作動させる同調操作装置24を設け、もつ
て、第3図に示すように、両ろ布6,7の停止状
態で加圧室17への高圧流体供給による3個の圧
搾部材14,14,15の膨張で両ろ布6,7間
のケーキSが加圧脱水されるように、かつ、押圧
面周縁部14c−E,15b−Eの押圧面中央部
分14c−C,15b−Cより強力な挟持作用で
ろ布両端部6a,7aからのケーキ流出を防止す
るように構成すると共に、圧搾部材14,15の
非加圧状態で両ろ布6,7が間歇的に回動される
ように、かつ、両ろ布6,7が、その1回の回動
によつて対向押圧面14c,15bのろ布回動方
向寸法1よりわずかに短い距離だけ移動されるよ
うに構成してある。
第2図に示すように、圧搾部材14,15の
夫々に対して、その周端面全周にわたり接近対向
させた筒状体25を設けて、加圧室17への高圧
流体供給に伴う押圧面14c,15bどうしの接
近が十分に行われるように構成し、また、第1図
に示すように、第2駆動装置23に設定圧変更自
在な調圧弁26を付設して、ケーキSの性状に見
合つた適度の加圧力で圧搾部材14,15による
挟圧を行えるように構成してある。
次に、別の実施例を示す。
脱水部A,B,C,Dの脱水形態は、1種ある
いは適当な複数種の組合せ等、適当に変更でき、
また、脱水部A,B,C,Dの全てを省略して、
予備脱水を別の装置で行つたケーキSをろ布6,
7に供給するように構成してもよい。
両ろ布6,7を間歇的回動させる第1駆動装置
20、及び、圧搾部材14,15を膨張収縮させ
る第2駆動装置23は、いずれもその具体的構成
において自由に変更でき、また、加圧室17に供
給する高圧流体は、コンプレツサーからの空気、
ポンプからの水や油等、その他適宜選択できる。
圧搾部材14,15は少くとも一対設けてあれ
ばよく、また、その一対の圧搾部材14,15の
うち一方が弾性板等の膨張収縮させないものであ
つてもよい。3個以上の圧搾部材14,14,1
5を設ける場合、第4図に示すように、1板の硬
質板15cの両面に弾性材15dを連結した圧搾
部材15を利用してもよい。弾性材14b,15
a,15dに代えて可撓性の材料を用いてもよ
く、それらを可撓板状体14b,15a,15d
と総称する。
押圧面中央部分14c−C,15b−Cに溝や
凹部を形成して、水抜きが行われやすいように構
成してもよい。
脱水処理対象や処理目的はいかなるものでもよ
い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示し、
第1図は装置全体の概略縦断面図、第2図は第1
図の要部拡大図、第3図は第2図の−線断面
に相当する加圧状態の断面図であり、第4図は別
の実施例を示す要部断面図である。第5図は従来
例の要部断面図である。 6,7……ろ布、6a,6b……ろ布端部、1
4,15……圧搾部材、14b,15a,15d
……可撓板状体、14c,15b……押圧面、1
7……加圧室、20……第1駆動装置、23……
第2駆動装置、24……同調操作装置、S……ケ
ーキ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動する一対の無端帯状ろ布6,7間に被処理
    物を供給し、この無端帯状ろ布6,7間に挟持さ
    れた被処理物のケーキを脱水するために、前記両
    ろ布6,7を挟圧する圧搾部材14,15を設け
    た脱水装置において、前記圧搾部材14,15の
    うちの可動のものを、高圧流体の注入に伴つてろ
    布6,7側に膨出する可撓性のバツグで構成する
    とともに、ろ布6,7に対するバツグの押圧面1
    4c,15bを、中央部分14c−C,15b−
    Cよりも周縁部14c−E,15b−Eが薄肉で
    且つ自由状態で周縁部14c−E,15b−Eが
    ろ布6,7側に出張る形状としたことを特徴とす
    る脱水装置。
JP7855583U 1983-05-24 1983-05-24 脱水装置 Granted JPS59185097U (ja)

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JP7855583U JPS59185097U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 脱水装置

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JP7855583U JPS59185097U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 脱水装置

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Publication Number Publication Date
JPS59185097U JPS59185097U (ja) 1984-12-08
JPS6239916Y2 true JPS6239916Y2 (ja) 1987-10-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0438955Y2 (ja) * 1985-12-03 1992-09-11

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS566799A (en) * 1979-06-30 1981-01-23 Yoshio Suetsugu Continuous type filtering and pressing dehydrator
JPS579598A (en) * 1980-06-20 1982-01-19 Toho Kako Kensetsu Kk Pressure filtration and dehydration device

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JPS579598A (en) * 1980-06-20 1982-01-19 Toho Kako Kensetsu Kk Pressure filtration and dehydration device

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