JPS6239845Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6239845Y2 JPS6239845Y2 JP1981018350U JP1835081U JPS6239845Y2 JP S6239845 Y2 JPS6239845 Y2 JP S6239845Y2 JP 1981018350 U JP1981018350 U JP 1981018350U JP 1835081 U JP1835081 U JP 1835081U JP S6239845 Y2 JPS6239845 Y2 JP S6239845Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- hole
- main
- rolling
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
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Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
本考案は、高能率な高速冷間圧延を可能にする
ためのテンシヨン・メータ・ロール兼用のオイリ
ング・ロールに関する。 冷間圧延は所定量の圧延油を鋼板表面へ供給し
て行うものであるが、圧延速度が増大するにした
がつて圧延油も多く供給する必要がある。そのた
めの従来の圧延油の供給手段はノズル噴射手段に
よるものであるため、もつぱらクーラント・ノズ
ルやクーラント・ヘツダの改良に重点が置かれて
いた。しかしながら、ノズル噴射式は油が四方に
飛散することが多く、通常油分の付着量は400〜
500mg/m2程度にとどまつていた。特に、鋼帯の
下表面側は落下飛散が多く油分の付着が少なくな
り、このため、0.4mm程度の薄物鋼板においては
600〜800mpm程度の圧延が限界であつて圧延能
率が大幅に低下する欠点があつた。 本考案の目的は、このような従来の圧延油供給
手段における欠点に対処することにあり、高速冷
間圧延を促進させる手段としてのオイリング・ロ
ールをテンシヨン・メータ・ロールで兼用させる
ことにある。 本考案の主眼は、高速圧延に必要な油分付着量
を確保させることであり、そのための手段として
噴射ノズル方式を用いずに既設ロールによる供給
方式を採用したことに特徴がある。 冷間タンデム・ミルにおいては、第1図に示す
ように、スタンドS間にテンシヨン・メータ・ロ
ールTを設置してあり、これによつて各スタンド
間のストリツプ張力を測定するようにしている。
本考案においては、このテンシヨン・メータ・ロ
ールTを圧延油供給用のオイリング・ロールとし
て利用するものであつて、中実剛体ロールを使用
する。 以下、本考案のオイリング・ロール(以下単に
ロールという。)の構成を第2図および第3図に
よつて説明する。ロール1は、これの外周面に、
軸線方向にそつた多数のスリツト11を等間隔で
刻設しておく。ロール1の軸心位置には圧延油供
給用の主通孔12を設け、一端を供給口13と
し、他端は封塞してある。主通孔12には多数の
分岐通孔14が放射状に設けてあり、各分岐通孔
14の他端はスリツト11の底部に連通されてい
る。 このように構成したロール1の供給口13に圧
延油供給系2を接続し、10%程度の高濃度圧延油
を4Kg/cm2以下の低圧で供給する。主通孔12に
供給された圧延油は、分岐通孔14を通つて各ス
リツト11に供給され、ロール周面から滲み出る
ような状態で鋼板上へ供給される。 本考案のロールによる圧延油の供給は低圧力に
よる強制供給とは別に、ロールの回転によつて生
ずる遠心力を利用した自然供給による方法も可能
であり、材料上に均一量の油が供給されて付着す
る。なお、スリツト11の幅は3mm程度が望まし
い。 本考案のロールを用い、幅1000mmのストリツプ
を圧下率83%で2.3mmから0.4mmに圧延した場合の
従来法との比較を第1表に示す。
ためのテンシヨン・メータ・ロール兼用のオイリ
ング・ロールに関する。 冷間圧延は所定量の圧延油を鋼板表面へ供給し
て行うものであるが、圧延速度が増大するにした
がつて圧延油も多く供給する必要がある。そのた
めの従来の圧延油の供給手段はノズル噴射手段に
よるものであるため、もつぱらクーラント・ノズ
ルやクーラント・ヘツダの改良に重点が置かれて
いた。しかしながら、ノズル噴射式は油が四方に
飛散することが多く、通常油分の付着量は400〜
500mg/m2程度にとどまつていた。特に、鋼帯の
下表面側は落下飛散が多く油分の付着が少なくな
り、このため、0.4mm程度の薄物鋼板においては
600〜800mpm程度の圧延が限界であつて圧延能
率が大幅に低下する欠点があつた。 本考案の目的は、このような従来の圧延油供給
手段における欠点に対処することにあり、高速冷
間圧延を促進させる手段としてのオイリング・ロ
ールをテンシヨン・メータ・ロールで兼用させる
ことにある。 本考案の主眼は、高速圧延に必要な油分付着量
を確保させることであり、そのための手段として
噴射ノズル方式を用いずに既設ロールによる供給
方式を採用したことに特徴がある。 冷間タンデム・ミルにおいては、第1図に示す
ように、スタンドS間にテンシヨン・メータ・ロ
ールTを設置してあり、これによつて各スタンド
間のストリツプ張力を測定するようにしている。
本考案においては、このテンシヨン・メータ・ロ
ールTを圧延油供給用のオイリング・ロールとし
て利用するものであつて、中実剛体ロールを使用
する。 以下、本考案のオイリング・ロール(以下単に
ロールという。)の構成を第2図および第3図に
よつて説明する。ロール1は、これの外周面に、
軸線方向にそつた多数のスリツト11を等間隔で
刻設しておく。ロール1の軸心位置には圧延油供
給用の主通孔12を設け、一端を供給口13と
し、他端は封塞してある。主通孔12には多数の
分岐通孔14が放射状に設けてあり、各分岐通孔
14の他端はスリツト11の底部に連通されてい
る。 このように構成したロール1の供給口13に圧
延油供給系2を接続し、10%程度の高濃度圧延油
を4Kg/cm2以下の低圧で供給する。主通孔12に
供給された圧延油は、分岐通孔14を通つて各ス
リツト11に供給され、ロール周面から滲み出る
ような状態で鋼板上へ供給される。 本考案のロールによる圧延油の供給は低圧力に
よる強制供給とは別に、ロールの回転によつて生
ずる遠心力を利用した自然供給による方法も可能
であり、材料上に均一量の油が供給されて付着す
る。なお、スリツト11の幅は3mm程度が望まし
い。 本考案のロールを用い、幅1000mmのストリツプ
を圧下率83%で2.3mmから0.4mmに圧延した場合の
従来法との比較を第1表に示す。
【表】
このように、本考案のロールを使用することに
よつて、鋼板裏面の油分付着量を増大させること
ができるので、圧延速度は大幅に向上し、高速の
冷間圧延を可能にし、生産能率を向上させること
ができる。油の供給効率が良いので、圧延油の原
単位も向上し、経済性を高めることができる。
よつて、鋼板裏面の油分付着量を増大させること
ができるので、圧延速度は大幅に向上し、高速の
冷間圧延を可能にし、生産能率を向上させること
ができる。油の供給効率が良いので、圧延油の原
単位も向上し、経済性を高めることができる。
第1図はテンシヨン・メータ・ロールの設置位
置を示す説明図。第2図は本考案に係るオイリン
グ・ロールの一部断面による側面図。第3図は第
2図の−線による断面図。 1:オイリング・ロール、11:スリツト、1
2:主通孔、14:分岐通油孔。
置を示す説明図。第2図は本考案に係るオイリン
グ・ロールの一部断面による側面図。第3図は第
2図の−線による断面図。 1:オイリング・ロール、11:スリツト、1
2:主通孔、14:分岐通油孔。
Claims (1)
- 中実剛体のテンシヨン・メータ・ロールの円周
面に軸線方向にそつて多数のスリツトを設け、該
ロールの軸心部に主通孔を設け、該主通孔とスリ
ツトとを連結する多数の分岐通孔を放射状に設
け、圧延油を前記主通孔から低圧力で供給してロ
ール周面に滲出させる構成を特徴とする冷間タン
デム・ミルにおけるテンシヨン・メータ・ロー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981018350U JPS6239845Y2 (ja) | 1981-02-12 | 1981-02-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981018350U JPS6239845Y2 (ja) | 1981-02-12 | 1981-02-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57132704U JPS57132704U (ja) | 1982-08-18 |
JPS6239845Y2 true JPS6239845Y2 (ja) | 1987-10-12 |
Family
ID=29816317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981018350U Expired JPS6239845Y2 (ja) | 1981-02-12 | 1981-02-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6239845Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921031A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-25 | ||
JPS5237984A (en) * | 1975-09-19 | 1977-03-24 | Furukawa Electric Co Ltd | Method of joining polyolefinic resin pipe body |
JPS53149155A (en) * | 1977-06-01 | 1978-12-26 | Nippon Steel Corp | Lubricating oil feeder in hot rolling |
-
1981
- 1981-02-12 JP JP1981018350U patent/JPS6239845Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921031A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-25 | ||
JPS5237984A (en) * | 1975-09-19 | 1977-03-24 | Furukawa Electric Co Ltd | Method of joining polyolefinic resin pipe body |
JPS53149155A (en) * | 1977-06-01 | 1978-12-26 | Nippon Steel Corp | Lubricating oil feeder in hot rolling |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57132704U (ja) | 1982-08-18 |
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