JPS6238932Y2 - - Google Patents

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JPS6238932Y2
JPS6238932Y2 JP3337580U JP3337580U JPS6238932Y2 JP S6238932 Y2 JPS6238932 Y2 JP S6238932Y2 JP 3337580 U JP3337580 U JP 3337580U JP 3337580 U JP3337580 U JP 3337580U JP S6238932 Y2 JPS6238932 Y2 JP S6238932Y2
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JP
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coating material
liquid
coating
container
sponge
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JP3337580U
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JPS56135451U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、各種液体を人体等に塗布するために
用いる塗布容器に関するものである。
従来からあるこの種の塗布容器としては、ボー
ルを回転させるロールオンタイプ、スポンジ体に
染み込ませるスポンジタイプ及び刷毛タイプ等が
ある。ロールオンタイプのものは、容器本体にく
びれ部分がついていてこのくびれ部分の中にボー
ルを回転可能に収める構造であるため、液体が少
しづつ流れ出るようにボールをくびれ部分にゆる
く嵌め込まなければならず、そのために間隙の精
度が問題となるが、大量生産時の寸法公差が大き
いので液量調整が困難であるという欠点を有し、
また、スポンジタイプのものは、スポンジ体が液
体の種類によつては短期間で使用に耐えなくなつ
たり、さらにはスポンジ体を固定する際にスポン
ジ体の周囲に中栓を圧着させて固定することによ
つて生ずる間隙からの液もれ発生が起り易い上に
スポンジ体の取付けでは部品数工程数が嵩みコス
ト高となる等の問題があるとともに、耐摩擦強度
の面でも問題があつた。スポンジ体を用いたもの
の従来例としては、例えば、実公昭35−3380号公
報に記載のものが知られている。これは容器の口
部にポリエチレンのチユーブから切断した環状短
管を取付け、上部の環状短管の表面を加熱して半
溶融状に軟化したところに直接接着したポリエチ
レンのスポンジ体を冠装したものである。この従
来例では、環状短管とスポンジ体とが一体的な溶
着となり、このスポンジ体の押圧作用による変位
或るいは剥脱が防止されるようになつている。し
かしながら、スポンジ体が有する気泡の大きさは
まちまちであり、液量コントロールがしにくいも
のであつた。さらには、スポンジ体では、耐摩擦
強度の面で問題があつた。また、環状短管とスポ
ンジ体との一体的な溶着であつても、繰り返し使
用により当該溶着個所近傍においてスポンジ体の
剥がれが問題となるものであつた。このような従
来例では、液量コントロールが困難でありかつス
ポンジ体を繰り返し使用によつても剥離しないよ
うに確実に取付けることは難しく使用中にスポン
ジ体が脱落するおそれがあつた。それら欠点を解
決するため、実公昭51−47562号公報に記載のも
のが開発された。この従来例は、液量コントロー
ルを図るために容器本体の口部に栓体を取付けス
ポンジ体を確実に栓体に装着しかつ使用中にスポ
ンジ体が脱落する欠点をなくすために、波状凹凸
部でスポンジ体の周縁を挾持するようにしたもの
である。このような構成にすると、液量コントロ
ールが可能となるとともに、スポンジ体を確実に
栓体に装着でき、使用中にスポンジ体が脱落する
おそれもなくなるが、スポンジ体の取付けにおい
て部品数や工程数が嵩みコスト高となるなどの問
題が生じた。さらに、刷毛タイプのものは、人体
へ塗布する場合に肌ざわりが悪い上に刷毛上での
内容液の固化等の使用感に問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みて考案されたもので
あり、きわめて安価に生産することができ、しか
も耐内容液性・耐摩擦強度や液量コントロールさ
らには液もれ等の面で問題がなく、かつ肌ざわり
も良い塗布容器を提供することを目的とするもの
である。
上記目的を達成するため、本考案者は、従来の
塗布容器に使用されていなかつた各種材料を塗布
材として採り上げ、種々の実験を繰り返した結
果、ロールオンタイプや刷毛タイプのものは上記
目的達成のためには適さず、液体を含浸させる塗
布材が最適であることを知見し、この含浸させる
塗布材としては、多孔質体中のある種のものが優
れていることを発見した。
以下、本考案の好適な実施例につき図面を参照
しつつ説明する。
本考案に係る塗布容器の構成の大略を説明する
と、所望の形状に形成され所定の内容液Lを収容
する容器本体1の口部2に塗布材3が取付けら
れ、口部2に蓋4が嵌合されている。前記塗布材
3としては、耐内容液的に安定でかつ通液性を有
する合成樹脂製硬質多孔質体が使用される。すな
わち合成樹脂粉末を焼結して得られた硬質の通液
性を有する多孔質体が使用する。合成樹脂粉末と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチロ
ール、ポリエステル、ナイロン等の耐内容液的に
安定な樹脂の中から選択された1種又は数種のも
のが使用され、これら粉末粒子を融点以下または
部分的溶融の程度に加熱して強固な結合体にする
(すなわち焼結する)。例えば、ポリエチレンの粉
末粒子を焼結し、平均空孔径を10〜15ミクロン、
多孔率を35〜38%とした塗布材3は、硬質で表面
が非常に滑らかであり、耐熱性(110℃)及び耐
薬品性に優れ、しかも機械的強度も優れていた。
また、ポリプロピレンの粉末粒子を焼結し、平均
空孔径を略30ミクロン、多孔率を35〜38%とした
塗布材3も、硬質で表面滑らかであり、耐熱性
(110℃)及び耐薬品性に優れ、しかも機械的強度
も優れていた。なお、空孔径をあまり大きくする
と(例えば平均空孔径400ミクロン)肌ざわりが
悪くなり、機械的強度も劣化するという欠点が生
ずるので、空孔径1〜15ミクロンの範囲のものが
好適である。なおまた、多孔率は40%以下が望ま
しく、40%を超えると通液性が良好となりすぎボ
タ落ちのおそれが生ずるので、20〜40%の範囲内
が好適である。
第1図に示す第1実施例においては、容器が倒
れたまま放置された場合に、内容液Lが塗布材3
を通過して蓋4と塗布材3との間に溜り、この溜
つた内容液Lが蓋4と口部2との嵌合隙間から外
部に漏れる等の不都合を防止せんと工夫されたも
のであり、特に塗布材3として空孔径、多孔率が
大きく通液性のきわめて良好な多孔質体を使用し
たものにおいて効果的である。すなわち、第1図
では、蓋4の内底面5の外周寄りにリング状の突
条6が1条又は2条以上形成され、蓋4を締めた
ときに内底面5と塗布材3とが非常に軽く接触す
るか、もしくは非常に近接した状態に構成されて
いる。また、第1図において、塗布材3が硬質材
質であるために口部2に嵌合される中栓7の内面
円周上に凹条溝8を形成し、この凹条溝8に塗布
材3を嵌着させるだけで固定できるので、部品数
が小なく作業工程も簡略化でき、安価に生産でき
る。なお、この凹条溝8は口部2の内面に形成
し、口部2に塗布材3を嵌着すればさらに部品数
を減らし安価に生産できる。
第2図は本考案の第2実施例を示し、第1実施
例との相違点は、塗布材3の表面に凹凸部9が形
成され、かつ蓋4の内底面5にもこの凹凸部9に
対応した嵌合凹凸部10が形成されていることで
あり、その他は第1実施例と同一構成である。
上述した第1・第2実施例における塗布材3
は、一定の硬度を有することが望ましく、塗布材
3の表面に形成された凹凸部9が人体への塗布に
際してマツサージ用突起の機能を有するように硬
度及び凹凸の配列等を考慮する。凹凸部9の配列
としては、塗布材3の表面に半球上の突起を複数
個設けたり、あるいは同心円状や格子状等の配列
が考えられ、蓋4の内底面5と塗布材3との間に
スペースを少なくするために蓋4の内底面5に塗
布材3上面の凹凸に合わせて凹凸を設けると、倒
立状態で保管されても閉蓋時に液だれが防止でき
る。また、塗布材3の厚みは、その通液性(空孔
径及び多孔率に左右される)に応じてボタ落ちの
ない程度に設定され、かつ多孔質体中に内容液L
を適量含み液切れを防ぎ得るように設定される。
以上説明したように、本考案によれば、容器本
体の口部に取付けられる塗布材が、合成樹脂製の
通液性を有する硬質の多孔質体から成り、しかも
合成樹脂粉末を焼結した硬質多孔質体から成るの
で、液の流出量を確実に一定にすることができ、
しかも従来のスポンジタイプのものの大半が液量
コントロールのための弁機構を必要とするのに対
して本考案では不要となり、(特に合成樹脂粉末
を焼結したものでは液量コントロールがきわめて
容易となり)、構造の簡易化及び大幅なコストダ
ウンを図ることが可能となつた。本考案における
塗布材が液量コントロールの問題を生じないの
は、合成樹脂の種類や大きさ及び合成樹脂粉末を
焼結する場合は焼結条件等を使用する液体の種類
に応じて選択することにより穴の大きさ等を容易
にコントロールすることができるからである。ま
た、従来使用されていた塗布材は、発泡成形品、
例えば軟質ポリウレタンフオーム等から成るスポ
ンジ体であるので、完全な連続気泡構造を得るこ
とが難しく独立気泡の部分ができやすく、しかも
液の通路に大小のバラつきがあるので通液性が一
定になりにくいという欠点があるのに対し、本考
案における塗布材は、合成樹脂粉末を焼結して形
成してあるので連続多孔構造を確実に得ることが
できるとともに孔径を容易に均一にすることがで
きるので、液の流出量が一定となる利点を有す
る。さらに本考案における塗布材は、機械的強度
に優れ、従来のスポンジ体のように繰り返し摩擦
することによりあるいは強く摩擦することにより
破れてしまうおそれがないばかりか、表面が滑ら
かで肌ざわりも良く、その上機械的強度に優れ、
かつ加工し易く、例えば簡単なアンダーカツト機
構等により口部や中栓の凹条溝に嵌着することが
でき、アツセンブリが容易となり、ひいてはきわ
めて安価な塗布容器を提供することができる。な
おまた、塗布材の表面に凹凸部を形成したもので
は、硬い凸部を人体に強く押し付けながら内容液
(消炎鎮痛剤等)を塗布することによりマツサー
ジ効果を期待することができる。このようなマツ
サージ効果は、従来のロールオンタイプのもので
は強く押し付けてしまつたのではボールの回転が
スムーズにいかず液が出にくくなり、スポンジ体
では強く押し付けてこすると破れてしまう等の不
都合があり全く期待することはできなかつた効果
である。本考案の塗布材の凹凸部は、硬く形成
し、これを人体に強く押し付けても、塗布材その
ものが通液性を有する多孔質体であるため液の流
出を損うおそれがなくスムーズに流出しながら人
体の所望の部位をマツサージすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の一部断面図、第2図は第
2実施例の一部断面図である。 1……容器本体、2……口部、3……塗布材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 容器本体の口部に耐内溶液的に安定でかつ通
    液性を有する塗布材が取付けられた塗布容器に
    おいて、 塗布材が合成樹脂粉末を焼結した硬質多孔質
    体から成ることを特徴とする塗布容器。 2 前記塗布材がポリエチレン、ポリプロピレ
    ン、スチロール、ポリエステル、ナイロンの群
    の中より選択された1種又は数種の合成樹脂材
    料から形成した硬質多孔質体から成ることを特
    徴する実用新案登録請求の範囲第1項記載の塗
    布容器。 3 塗布材の表面が凹凸部に形成されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項に記載の塗布容器。
JP3337580U 1980-03-14 1980-03-14 Expired JPS6238932Y2 (ja)

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JP3337580U JPS6238932Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14

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JP3337580U JPS6238932Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14

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JPS56135451U JPS56135451U (ja) 1981-10-14
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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6097143U (ja) * 1983-12-07 1985-07-02 小林製薬株式会社 薬液の塗布ヘツド
JPH0446864Y2 (ja) * 1985-02-28 1992-11-05
CN104755127B (zh) * 2012-09-19 2019-01-15 创新概念药物(Ipc)公司 药物涂抹器
JP6427335B2 (ja) * 2014-04-24 2018-11-21 三菱鉛筆株式会社 育毛・発毛剤容器

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