JPS6238888A - スクロ−ル型圧縮機 - Google Patents

スクロ−ル型圧縮機

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Publication number
JPS6238888A
JPS6238888A JP17864185A JP17864185A JPS6238888A JP S6238888 A JPS6238888 A JP S6238888A JP 17864185 A JP17864185 A JP 17864185A JP 17864185 A JP17864185 A JP 17864185A JP S6238888 A JPS6238888 A JP S6238888A
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JP
Japan
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suction chamber
scroll member
fixed
suction
spiral portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP17864185A
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English (en)
Inventor
Hideo Asano
秀夫 浅野
Kazuhisa Makita
和久 牧田
Kenichi Fujiwara
健一 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 H発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明はスクロール型圧縮機に関し、冷房・冷凍装置又
は冷蔵・冷凍装置等におけるごとく流体が圧力の異なる
2つの流れとなって圧縮機にもどるようになっている流
体回路に接続して用いるのに適している。
B 発明の概要 本発明は、吸入室を有するハウジング内に配置された固
定スクロール部材と旋回スクロール部材とを有するスク
ロール型圧縮機において、固定スクロール部材のうずま
き部の最外周面まで延びる固定仕切壁と、旋回スクロー
ル部材のうずまき部の最外周面に当接する半径方向可動
仕切壁と、両スクロール部材とにより吸入室を2つの吸
入室部分に分割し、一方の吸入室部分に他方の吸入室部
分に導入される被圧縮流体の圧力と異なる圧力の被圧縮
流体用の吸入口を該一方の吸入室部分に常時連通させて
設けることにより、異なる圧力の被圧縮流体を効率よく
圧縮できるようにしたものである。
C従来の技術 特開昭60−48463号公報には冷房用蒸発器と冷蔵
冷凍用蒸発器とに単一の冷媒圧縮機により冷媒を供給循
環させるようになっている冷房冷凍装置が開示されてい
る。その一実施例においては、圧縮機は10気筒の斜板
型圧縮機であり、10気筒のうちの9気筒が冷房用蒸発
器に接続された主吸入口を有する主圧縮部を構成し、残
りの1気筒が冷蔵冷凍用蒸発器の出口側に接続された副
吸入口を有する副圧縮部を構成している。副圧縮部の気
筒はその吸入行程の最終段階において連通機構により主
吸入口に連通され、圧力の高い冷房用冷媒が冷蔵冷凍用
蒸発器からの低圧の冷媒との圧力差により副圧縮部に流
入し、これにより、副圧縮部の圧縮行程も高い方の圧力
である冷房用冷媒の圧力から開始され、これにより、第
2の圧縮部の吐出量不足の問題が生じることが防止され
ている。
第2の実施例においては圧縮機はベーン型圧縮機であり
、この場合には、吸入行程の初期に冷蔵冷凍用蒸発器か
らの冷媒を吸入した後に冷房用蒸発器からの冷媒が吸入
されるように、主及び副吸入口が順次圧縮機の内部と連
通ずるよう構成されている。
また、特開昭57−76290号公報には、固定スクロ
ール部材と旋回スクロール部材との間に閉塞された空間
が旋回スクロール部材の旋回運動によって中心方向に移
動しながらその容積を減少させることにより流体の圧縮
が行われるスクロール型圧縮機が開示されている。
D 発明が解決しようとする問題点 スクロール型圧縮機は(イ)部品点数が少ない、(ロ)
圧縮効率が高い、(ハ)作動中のトルク変動が小さく、
従って、振動及び騒音が少ない、等の利点を備えている
が、当業者に周知のように、この形式の圧縮機は、旋回
スクロール部材の旋回運動によって、固定スクロール部
材のうずまき部の外端部内面と旋回スクロール部材のう
ずまき部゛の外周面との間、及び旋回スクロール部材の
うずまき部の外端部内面と固定スクロール部材のうずま
き部の外周面との間に、それぞれ圧縮機ハウジング内の
単一の吸入室に対して開口する空間が生じた時に該空間
内へ吸入室から流体が流入することによって流体のとり
込み(吸入)が行われるも     :のであるので、
前述の冷房・冷蔵装置におりるごとく圧力の異なる2以
上の流体を吸入して圧縮する圧縮機として従来のスクロ
ール型圧縮機を用いることは出来ない。
本発明はこの点を解決して、圧力の異なる2以上の流体
回路からの流体を吸入、圧縮することの−〇 − 可能なスクロール型圧縮機を提供せんとするものである
E 問題点を解決するための手段 本発明によれば、吸入室を有するハウジングと、第1の
端板、及び該第1の端板の一面上に凸設された第1のう
ずまき部を有し上記ハウジング内に固定配置された固定
スクロール部材と、該固定スクロール部材と向き合って
配置された第2の端板、及び該第2の端板上に凸設され
て前記第1のうずまき部と角度をずらされて噛み合い該
第1のうずまき部との間に複数の空間を形成づ−る第2
のうずまき部を有する旋回スクロール部材と、該旋回ス
クロール部材に自転を阻止しながら、固定スクロール部
材の中心部りに旋回運動を行わせる駆動機構とを具備し
、前記旋回スクロール部材の旋回運動により被圧縮流体
を前記吸入室から前記空間にとり込んで圧縮するスクロ
ール型圧縮機において、前記ハウジングの内壁から前記
固定スクロール部材の第1うずまき部の最外周面まで延
びている回外周面まで伸びている固定仕切壁と、前記ハ
ウジングの内壁から半径方向運動自在に突出し前記旋回
スクロール部材の第2うずまき部の最外周面に当接して
いる可動仕切壁と、前記両スクロール部□材とにより前
記吸入室を2つの吸入室部分に分割し、該両吸入室部分
の一方には第1の圧力の被圧縮流体用第1吸入口を該一
方の吸入室部分と常時連通させて設け、他方の吸入室部
分には前記第1の圧力と異なる第2の圧力の被圧縮流体
用第2吸入口を該他方の吸入室部分と常時連通させて設
けるという手段を用いている。
F 作用 まず、両スクロール部材間に形成された複数の空間の隣
接する空間にそれぞれ異なる圧力の被圧縮流体がとり込
まれる。そして、この流体の圧縮段階の後期には隣接す
る空間同士が互いに連通するので、空間内部の圧力の異
なる流体同士がまざり圧力が平衡した後、更に圧縮され
吐出される。
G 実施例 第1図に示される本発明を実施したスクロール型圧縮機
1を用いた自動車用冷房・冷凍装置が第2図に示されて
いる。第2図において、圧縮機1は電磁クラッチを介し
て自動車エンジンにより駆動されるものであって、その
中心部にある吐出口2は吐出弁(図示せず)及び高圧配
管3を介して凝縮器40入口側に接続され、凝縮器4の
出口側はレシーバ5の入口側に接続されている。レシー
バ5の液冷媒出口には冷房用冷媒回路ACと冷凍用冷媒
回路Reとが互に並列な関係をもって接続されている。
冷凍用冷媒回路Reは冷凍用蒸発器6を有し、その上流
側には例えば0,5Kfl/criゲージ圧に設定され
た開弁設定圧を有する定圧膨張弁12から成る膨張装置
が設けられ、下流側には逆止弁17が設けられている。
この逆止弁17の下流側が低圧配管8を介して圧縮機1
の第1吸入口9に接続されている。
冷房用冷媒回路ACは冷房用蒸発器7を有し、その上流
側には蒸発器出口の冷媒過熱度を所定値に制御するよう
に冷媒流量を調節する8!度作動式膨張弁13から成る
膨張装置が設けられ、冷房用蒸発器7の出口側は低圧配
管10及び逆止弁10aを介して圧縮機1の第2吸入口
11に接続されている。冷房用蒸発器7の空気出口側に
は、サーミスタからなる温度センサ7aが配置されてお
り、この温度センサ7aの検出温度が設定温度(例えば
3℃)以下に低下すると、図示しない制御回路を介して
圧縮機1の電磁クラッチ20(第2図に示す)への通電
を遮断し、圧縮機1を停止する。これにより、冷房用蒸
発器7における蒸発圧力が2.5Kg/cm2ゲージ圧
以下に低下するのを防止して、冷房用蒸発器7のフロス
トを防止する。低圧配管8と低圧配管10とは途中に電
磁弁16を有する連結配管16aで接続されている。
電磁弁16が開かれると冷房用蒸発器7からの冷房用冷
媒が低圧配管10から連結配管16aを経て低圧配管8
に流入し、圧縮機1内へその第1吸入口9を介して吸入
される。電磁弁16が閉じられている時には冷凍用冷媒
と冷房用冷媒とは圧縮111内へ第1吸入口9と第2吸
入口11を介して、それぞれ罰則に、吸入される。
冷凍用冷媒回路Reと冷房用冷媒回路Acとは、それら
の上流端付近に設けられた電磁弁18゜19をそれぞれ
有する。これらの電磁弁18゜19はそれぞれ選択的に
開、閉操作可能である。
次に、第1図と第3図と第4図とを参照してスクロール
型圧縮li1の構造を説朗する。
圧縮I11はフロントエンドプレート28により開口端
を閉じられたカップ形のハウジング29を有する。この
ハウジング29の周壁には第1吸入口9と第2吸入口1
1とが直径方向に対向して設けられている。ハウジング
29の傾斜壁には吐出口2が設けられている。ハウジン
グ29内には固定スクロール部材14と旋回スクロール
部材15とが収容されている。固定スクロール部材14
はハウジング29に対してねじで固定された第1の端板
14aとこの端板14aの一面上に凸設された第1のう
ずまき部14bとから成る。旋回スクロール部材15は
固定スクロール部材14と向き合って配置された第2の
端板15aと、この第2の端板15a上に凸設され第1
のうずまき部14bと角度をずらされて噛み合わされ第
1のうずまき部との間にほぼ三日月形の空間30.31
を形成する第2のうずまき部15aとから成る。
ハウジング290周壁の内面と、互いに噛み合う第1及
び第2のうずまき部の最外周面との間には吸入室24が
形成される。また、ハウジング29の端壁と前記第1の
端板14aとの間には吐出口2と常時連通する吐出室2
7が形成されている。第1の端板14aの中心部には吐
出室27と常時連通する吐出ボート27aが貫通形成さ
れている。
第1図に詳細に示されるように、ハウジング29の内周
壁から半径方向内方に固定スクロール部材14のうずま
き部14bまで固定仕切壁32が延びており、この仕切
壁32とうずまき部14bとの間は適当なシール材(図
示せず)を介して確実にシールされている。また、吐出
ポート27aを挟んだ反対側にはハウジング29の内周
壁から突出して旋回スクロール部材15のうずまき部1
5bの最外周面に当接している可動仕切壁33が設けら
れている。可動仕切壁33はハウジング29の周壁に形
成された凹所34内にその一端部分が気密的にかつ摺動
可能に収容された仕切壁部材35と、凹所34の底部と
可動仕切壁部材35との間に介在するスプリング36を
有する(第4図参照)。スプリング36の押圧力により
仕切壁部材35は旋回スクロール部材15が旋回運動し
ても常に旋回スクロール部材15のうずまき部15bの
最外周面と当接している。両スクロール部材14.15
及び両仕切壁32.33により吸入室24は第1の吸入
室部分24aと第2の吸入室部分24bとに分割される
。第1吸入口9は第1吸入室部分24aと常時連通して
おり、第2吸入口11は第2吸入室部分24bと常時連
通している。
第3図に示されるように、フロントエンドプレート28
の外側端面に固着された中空のプーリ支持アクスル2O
a上に、自動車エンジンによりべルト駆動される電磁ク
ラッチ20のプーリ20dが軸受20bによって回転自
在に取付けられている。プーリ支持アクスル20a及び
フロントエンドプレート28を回転自在に貫通して延び
るシャフト22の外端にはプーリ20の回転をシャフト
22に伝達する電磁クラッチのクラッチ板21が固着さ
れていて、励磁コイル20cの電磁力によってプーリ2
0dに対し接続及び非接続状態にされる。シャフト22
の内端はクランク機構23を介して旋回スクロール部材
15の端板である前記第2の端板15aに連結されてお
り、シャフト22が回転すると、旋回スクロール部材1
5は、自転を阻止されながら、固定スクロール部材14
の中心軸線に対しである半径の円軌道上を旋回運動する
。この旋回運動により固定及び旋回スクロール部材14
.15間の空間30.31が次第に両スクロール部材の
中心部へ移動しながらその容積を減少し、これにより、
両段入口からの冷媒の吸入、圧縮及び吐出の行程が行わ
れる。
これらの行程をまず第1吸入口9からとり込まれる冷凍
用冷媒に関して第6図を参照して以下に説明す・る。固
定スクロール部材14の中心軸線周りの旋回スクロール
部材15の旋回角度θ=0゜の位置(第6図(a))で
は固定スクロール部材14のうずまき部14bの外端部
内面が旋回スクロール部材15のうずまき部15bの外
周面に接し、同時に、旋回スクロール部材15のうずま
き部15bの外端部内面が固定スクロール部材14のう
ずまき部14bの外周面に接している。この位置から旋
回スクロール部材15は時計回り方向に旋回し、うずま
き部14bと15bの外周面はそれぞれうずまぎ部15
bと14bの外端部内面から離れ、第6図(b)に示す
ように両者間に吸入室部分24b、24aに対してそれ
ぞれ開口する空間30’、31’が形成される。これら
の空間の大きさ、すなわち容積、は第6図(C)。
(d)に示すように旋回が進行するにつれて大きくなり
、第1吸入口9を介して第1吸入室部分24a内へ流入
する冷凍用冷媒は第1吸入室部分24aがら空間31′
内へ吸入される。旋回角度が第6図(a)に示すように
ほぼ360°になった時、うずまき部14b、15bの
外周面がそれぞれうずまき部15b、14bの外端部内
面に接して空間31′と第1吸入室部分24aとの連通
は遮断され、この時点で冷凍用冷媒の吸入行程は終了し
、それ以後は空間31′は閉塞された圧縮空間31とな
る。旋回スクロール部材15の旋回運動は更に継続し、
圧縮空間31は時計回り方向に移動しながら中心部の方
へ変位し、これに伴ないその容積が次第に小さくなり、
冷凍用冷媒の圧縮が行われる。第2吸入口11からとり
込まれる冷房用冷媒に関しても同様の行程が行われる。
すなわち、冷房用冷媒は、まず空間30’内に吸入され
、旋回角度がほぼ360°になった時、空間30′と第
2吸入室部分24bとの連通が遮断される。この時点で
冷房用冷媒の吸入行程も終了し、以後は空間30′は閉
塞された圧縮空間30となる。旋回スクロール部材15
の継続した旋回運動により、圧縮空間30は時計回り方
向に移動しながら中心部の方へ変位し、これに伴ないそ
の容積が次第に小さくなり冷房用冷媒の圧縮が行われる
そして、この圧縮行程の後期に再圧縮空間30゜31は
互に連通ずると共に吐出ポー1−278にも連通ずる。
この時の2つの隣接する圧縮空間30.31内の圧力の
変化は第5図に示すようになる。2つの圧縮空間30.
31の圧縮行程の開始時点では空間31の圧力は圧縮機
1内への冷凍用冷媒の吸入圧力PSReであり、これは
冷凍用冷媒の蒸発圧力(0,5Kg/cdゲージ圧)に
実質上等しい。また、空間30内には冷房用冷媒が流入
するから、空間30内の圧力は圧縮機1内への冷房用冷
媒の吸入圧力PSAo(これは冷房用冷媒の蒸発圧力(
2,5Kg/cmゲージ圧)に実質上等しい)である。
次に、旋回スクロール部材15の旋回に伴なって、両圧
縮空間30.31内の圧力が上昇する。
旋回スクロール部材15が圧縮行程後期の01(rad
>まで旋回すると、両圧縮空間30.31内の圧力は各
々PA、PBまで上昇し互いに連通ずる。これにより両
圧縮空間30.31内の圧力ある平衡圧力PC(PA>
PC>PB)になる。
その後も、旋回スクロール部材15の旋回運動により更
に圧縮される。しかし、吐出ボー1−278には吐出圧
力P (〉PC)に設定された吐出弁(図示せず)が設
けられている。よって圧縮空間30.31内に圧力がP
Dより高くなると吐出弁が開いて吐出室27及び吐出1
]2を介して高圧配管3に冷媒を供給する。これにより
圧縮空間30゜31内の冷媒の圧力はPDより上昇する
ことはなく、また一定した圧力PDで高圧配管3に供給
されることになる。
スクロール型圧縮器10I造と作動は以上の説明から明
らかであるので、圧縮機1から吐出された冷媒の流れに
ついてのみ以下において説明する。
圧縮機1から出たガス冷媒は高圧配管3を通って凝縮器
4に流入し、ここで凝縮された後レシーバ5に入る。レ
シーバから出た液冷媒は冷房用冷媒回路AC及び冷凍用
冷媒回路Reに向う。ここで、電磁弁16が゛閉″、電
磁弁18及び19が共に゛開゛′、になっているものと
仮定すると、レシーバ5からの液冷媒は電磁弁18.1
9を通って両方の回路AC及びReに流入する。
冷凍用冷媒回路Reに流入した液冷媒は定圧膨張弁12
の作用で膨張して冷凍用蒸発器6に入り、ここで例えば
0.5に9/cdゲージ圧に設定された圧力で蒸発して
周囲の熱を奪う。そして、蒸発したガス冷媒は逆止弁1
7を経て低圧配管8を通り、圧縮機1の第1吸入口9に
流れる。冷房用冷媒回路ACに流入した液冷媒は温度作
動式膨張弁13の作用で膨張して冷房用蒸発器7に入り
、ここで例えば2.5kg/cdゲージ圧程度の圧力で
蒸発して周囲の温度を奪い、蒸発したガス冷媒は低圧配
管10を通り圧縮機1の第2吸入口11に流れる。
そして、このように第1吸入口9及び第2吸入口11ま
でもどって来たガス冷媒は上述の態様で圧縮機1内で圧
縮された後、再び吐出口2から吐出される。
冷凍不要時には電磁弁18を゛閉゛′、電磁弁16を゛
′開″にすれば、冷媒は冷房用冷媒回路ACのみを流れ
、低圧配管8.10から第1及び第2吸入口9.11を
通って圧縮機1内に吸入される。この場合、逆止弁17
は冷房用冷媒が低圧配管8を逆流して冷凍用蒸発器6に
流入するのを阻止する。
冷房不要時には電磁弁19を゛閉′°にし、電磁弁16
及び18を“開”にすれば、冷媒は冷凍用冷媒回路Re
のみを通って第1及び第2吸入口9゜11から圧縮機1
に吸入される。
上述の実施例のスクロール型圧縮機では、固定仕切壁3
2と可動仕切壁33とが直径方向に対向させて(180
’ずらして)配設されており、第1及び第2吸入室部分
24a、24bの容積はほぼ等しくなっている。すなわ
ち、両仕切壁32゜33により吸入室24はほぼ2等分
されている。
しかし、この型式のスクロール型圧縮機が冷凍車用冷凍
・冷房装置に用いられる場合には、第1吸入室部分24
aの容積の方を第2吸入室部分24bのそれより大きく
すると特に有効である。
理由は、冷凍車用冷凍・冷房装置にあっては、冷房用冷
媒よりも冷凍用冷媒の方がより多量に必要となる。よっ
て、冷凍用冷媒が吸入される第1吸入室部分24aの容
積を冷房用冷媒が吸入される第2吸入室部分24bの容
積より大きくすることにより、冷房能力に比して冷凍能
力を高めることができる。逆に、第2吸入室部分24b
の容積が第1吸入室部分24aのそれより大きくなるよ
うに両仕切壁32.33の位置を設定すれば、冷凍能力
に比して冷房能力を高めることができる。従って、この
場合は自動車用冷房冷蔵装置のごとく吸入圧力の高い第
2吸入室部分側の冷媒流量を多く必要する場合に有効で
ある。
日 発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明のスクロール型
圧縮機は、スクロール型圧縮機本来の利点に加えて、圧
力の異なる2つの流体を吸入、圧縮することができると
いう利点を有する。
また、必要に応じて固定及び可動仕切壁の位置を適宜に
設定することにより、第1吸入室部分又は第2吸入室部
分への冷媒の吸入流量を容易に増滅することができる。
更に、第5図から明らかなように、圧縮行程の後期(旋
回スクロール部材の回転角θ1)において、隣接する2
つの圧縮空間は連通し低圧力(PB)流体(前述の実施
例の場合では圧縮空間31内の冷凍用冷媒)は平衡圧力
PCまで上昇する。よって、単に圧縮空間31内の冷媒
を吐出圧PDまで圧縮する(第5図の一点鎖線)のに比
べて斜線域の仕事を節約することができ、効率よく圧縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したスクロール型圧縮機の固定及
び旋回スクロール部材のうずまき部の噛み合い状態及び
圧縮空間を示した図、 第2図は第1図に示したスクロール型圧縮機を用いた冷
房・冷凍装置を図解的に示した図、第3図は第1図に示
したスクロール型圧縮機の詳細構造を示した軸方向断面
図、 第4図は第1図のIV−IV線からみた拡大された破断
断面図、 第5図は圧縮空間内の圧力の変化を示した作動特性図、 第6図(a)、(b)、(c)、(d)は固定スクロー
ル部材に対する旋回スクロール部材の旋回に伴う圧縮空
間の位置及び容積の変化を図解した作動説明図である。 1・・・・・・スクロール型圧縮機、2・・・・・・吐
出口、9・・・・・・第1吸入口、11・・・・・・第
2吸入口、14・・・・・・固定スクロール部材、14
a・・・・・・端板、14b・・・・・・うずまき部、
15・・・・・・旋回スクロール部材、15a・・・・
・・端板、15b・・・・・・うずまき部、20・・・
・・・プーリ、21・・・・・・クラッチ板、22・・
・・・・シャフト、23・・・・・・クランク機構、2
4・・・・・・吸入室、24a・・・・・・第1吸入室
部分、24b・・・・・・第2吸入室部分、27・・・
・・・吐出室、27a・・・・・・吐出ボート、29・
・・・・・ハウジング、30’、31’・・・・・・空
間、30.31・・・・・・圧縮空間、32・・・・・
・固定仕切壁、33・・・・・・可動仕切壁。 第3図 第4図 θ“0°         θ・90・θ=360’

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸入室を有するハウジングと、第1の端板、及び
    該第1の端板の一面上に凸設された第1のうずまき部を
    有し上記ハウジング内に固定配置された固定スクロール
    部材と、該固定スクロール部材と向き合つて配置された
    第2の端板、及び該第2の端板上に凸設されて前記第1
    のうずまき部と角度をずらされて噛み合い該第1のうず
    まき部との間に複数の空間を形成する第2のうずまき部
    を有する旋回スクロール部材と、該旋回スクロール部材
    に自転を阻止しながら、固定スクロール部材の中心周り
    に旋回運動を行わせる駆動機構とを具備し、前記旋回ス
    クロール部材の旋回運動により被圧縮流体を前記吸入室
    から前記空間にとり込んで圧縮するスクロール型圧縮機
    において、前記ハウジングの内壁から前記固定スクロー
    ル部材の第1うずまき部の最外周面まで延びている固定
    仕切壁と、前記ハウジングの内壁から半径方向運動自在
    に突出し前記旋回スクロール部材の第2うずまき部の最
    外周面に当接している可動仕切壁と、前記両スクロール
    部材とにより前記吸入室が2つの吸入室部分に分割され
    ており、該両吸入室部分の一方には第1の圧力を有する
    被圧縮流体用の第1吸入口が該一方の吸入室部分と常時
    連通して設けられており、他方の吸入室部分には前記第
    1の圧力と異なる第2の圧力を有する被圧縮流体用の第
    2の吸入口が該他方の吸入室部分と常時連通して設けら
    れていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のスクロール型圧縮機
    において、前記両吸入室部分の容積がそれぞれ異なるこ
    とを特徴とするスクロール型圧縮機。
JP17864185A 1985-08-15 1985-08-15 スクロ−ル型圧縮機 Pending JPS6238888A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170268513A1 (en) * 2016-03-15 2017-09-21 Emerson Climate Technologies, Inc. Suction line arrangement for multiple compressor system
US11421681B2 (en) 2018-04-19 2022-08-23 Emerson Climate Technologies, Inc. Multiple-compressor system with suction valve and method of controlling suction valve

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