JPS623850Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスイツチ取付装置に関し、スイツチ本
体をねじを用いることなく、本体ケースに確実に
取付できるように構成したものである。

一般に電気機器において、たとえば電源周波切
換用等の小型のスイツチは、本体のシヤーシある
いはケースにねじ止めされており、またつまみは
裏蓋の孔より導出されている。一方裏蓋は本体ケ
ースにねじ止めされており、組立時にねじ止め作
業が面倒である。

本考案はこのような欠点を解消するものであ
り、以下一実施例を示す図面を参照して説明す
る。図において１は合成樹脂で成形してなる機器
のケースであり、一端縁にスイツチ嵌合用の凹欠
２を有している。前記凹欠２部にはケース１の下
面に対し段差をもつ受片３を設けてあり、この受
片３の後端はケース１に連接し、両側と凹欠２の
両側部との間にスリツト４を構成している。５は
スライド式のスイツチでであり、つまみ６を端面
に突出させており、前記凹欠２に適合する横巾に
形成され、側面を両側に延長した耳片７を有して
いる。このスイツチ５は前記凹欠２にはめられて
側面が受片３で支えられ、耳片７をスリツト４よ
り導出してケース１の下面に当接させて取付けら
れる。８は裏板等の取付板であり、ねじ９をもつ
てケース１の端縁のボス１０にねじ止めされ、ケ
ース１の開口部を覆つている。この取付板８の内
面には前記スイツチ５の両側に当接する２つの挾
持片１１を有している。またスイツチ５のつまみ
６を導出するためのつまみ孔１２を有している。
なお、取付板８が金属板よりなるときは、挾持片
１１を切り起すことにより前記つまみ孔１２を形
成する。

本考案のスイツチ取付装置は上記のように構成
され、スイツチ５はケース１の凹欠２にはめ合せ
かつ耳片７をスリツト４より導出させることによ
り、すなわち耳片７がケース１に対して、受片３
によつてはさみ止められて仮固定され、さらに裏
板等の取付板８をケース１に取りつけることによ
り取付板８でスイツチ５を抑えて、このスイツチ
５をねじなしで固定できるものである。したがつ
てスイツチの取付作業が簡単になるとともに、ス
イツチにはねじ孔等の取付部が不要となつてその
形状を小さくすることができるものであり、実用
的価値の大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例のスイツチ取付装置
の分解斜視図、第２図は同横断面図、第３図は同
側断面図である。 １……ケース、２……凹欠、３……受片、４…
…スリツト、５……スイツチ、６……つまみ、７
……耳片、８……取付板、９……ねじ、１０……
ボス、１１……挾持片、１２……つまみ孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケースの一端縁にスイツチ嵌合用の凹欠を形
   成し、この凹欠部にケースに対し段差をもち、
   かつ後端がケースに連接するとともに両側と凹
   欠の両側間にスリツトを形成する受片を設け、
   スイツチを凹欠にはめ合わせるとともにスイツ
   チの側面を両側に延長した耳片をスリツトより
   導出してケースに当接させ、取付板をケースに
   取付けることにより、この取付板でスイツチを
   抑えたことを特徴とするスイツチ取付装置。 (2) 取付板に挾持片を有し、挾持片でスイツチを
   挾持したことを特徴とする実用新案登録請求の
   範囲第１項に記載のスイツチ取付装置。