JPS6238175A - 体外循環肺補助装置 - Google Patents

体外循環肺補助装置

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JPS6238175A
JPS6238175A JP60178929A JP17892985A JPS6238175A JP S6238175 A JPS6238175 A JP S6238175A JP 60178929 A JP60178929 A JP 60178929A JP 17892985 A JP17892985 A JP 17892985A JP S6238175 A JPS6238175 A JP S6238175A
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JP
Japan
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blood
reservoir
circuit
liquid
extracorporeal circulation
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Withdrawn
Application number
JP60178929A
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English (en)
Inventor
森岡 亨
寺崎 秀則
弘幸 赤須
仲野 彰能
高瀬 公一
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は血液リザーバを液体圧により膨張・収縮させて
血液の吸引および送血を自動制御するよう構成した、膜
型人工肺を用いた体外循環肺補助装置(Extraeo
rporeal Lung All5ist )に関す
るものである。本発明装置は肺機能を短時間代行する人
工心肺装置とは異なシ呼吸補助を長期間(数日から数週
間)安全に実施することができるため急性呼吸不全の治
療に用いられる。
(従来の技術とその問題点) 重症呼吸不全の治療に用いられる膜型人工肺はその構造
上の特長から次の3種類、すなわちコイル型、積層型お
よび中空糸型に分けることができる。上記人工肺は通常
ダブルポンプシ7テムあるいはシングルポンプシステム
により使用される。
シングルポンプシステムは、ダブ〜ボンフ”システムよ
シも回路の全体の長さが短かぐなシ、プライミングボリ
ュームが少なく、また操作が簡単で誤動作による危険が
少ないなどの利点がある。しかし、シン、グルポンプシ
ステムにおいてもさらにプライミングボリュームの少な
い装置が特に新生児や小児用には強く求められている。
また体外循環中の生体側の条件は一定ではなく、脱血の
状態は刻々変化するが、回路に使うチューブ類は血管と
異なり内容量の調節性がない。したがってこの種の装置
においてfよ、人工肺の流入側に脱血回路とポンプの間
の容積変化に対応する緩衝のための血液リザーバを介し
て送血ポンプを介在させた脱血回路と、その流出側に送
血回路とを接続して、ポンプにて体外循環を行わせる方
式が一般に採用されている。
ところがかかる装置では脱血により増加する体外循環血
液の余剰分を貯える血液リザーバへの血液捕集は患者と
血液リザーバとの落差による脱血で行われるが、この落
差は通常1rrL以上とられているため患者を高い位置
にあげて脱血を行う必要がある。そのため、血液捕集に
必要な回路が必然的に長くなシプフィミングボリューム
が大キくなるという事4頷を回避できない。また送血ポ
ンプとして通常用いられるローフ式またはフィンガ一式
のポンプはローフまたはフィンガーによるチューブのし
ごき、押しつぶしが血液損傷、特に血小板数の減少や溶
血現象に大きな影響を与えるという問題がある。このた
めローラまたはフィンガ一式のポンプに代えて剛性ハウ
ジング内に可撓性バッグを収容し、これを空気圧により
膨張、収縮させる方式のポンプが種々開発されている。
しかしこれらはいずれも単に従来のポンプと置換する脈
動ポンプにすぎず、ブフィミングポリームの減少に大き
く寄与するものではなかった。
しかも従来の回路は複雑なため多数のコネクタが用いら
れているが、長期間の体外循環においてはコネクタ部で
凝血する恐れがあるため、コネクタの数は可能な限シ少
くする必要がある。
(問題点を解決するための手段) したがって本発明の目的は体外循環回路助に不可欠なリ
ザーバで血液の送出を行うことによりボンプを使用しな
いで、血液の損傷を招かず、しかも回路を短くしてプラ
イミングボリュームを減少させた体外循環肺補助装置を
提供することにある。
本発明の他の目的は血液リザーバと患者との間の落差に
よる脱血を必要としない体外循環肺補助装置を提供する
ことにある。
さらに本発明の目的は高いベットが不要で患者の監視に
便利な体外循環肺補助装置を提供することにある。
本発明の他の目的は単純な体外循環回路によってコネク
タの数を減少させて血液の滞溜ケ所をなくし凝血等のな
い安全な体外循環肺補助装置を提供することにある。
本発明は剛性ハウジング内に可撓性の血液リザーバを収
容し、該ハウジング内に液体を出し入れて血液リザーバ
を膨張収縮させることにより脱血と送血を繰9返すポン
プ装置を膜型人工肺の流入側に介在させた脱血回路と、
該膜型人工肺の流出側に接続した送血回路で体外循環回
路を形成し、該ポンプ装置のハウジングに該ポンプ装置
とヘッド差を設けて配置された可撓性の液体リザーバを
介在させた液体循環回路を接続し、かつ該液体リザーバ
の膨張収縮を検出する手段を備えるとともに、該検出手
段で血液リザーバの収縮時にはハウジング空間の減圧に
より血液リザーバに血液を吸引し、血液リザーバの膨張
時にはハウジング空間の加圧により血液リザーバから血
液を排出するように流路を切替るよう構成したことを特
徴とする体外循環肺補助装置である。
(実施例) 次に本発明装置の一実施例を図面にて説明する。
第1図は脱血と送血にそれぞれカテーテ/L/を用いた
2力テーテル方式の装置の系統図でちゃ、血液は患者(
図示せず)の静脈または動脈に挿入されたカテーテA/
11から脱血回路L+に設けられた交互に膨張収縮して
脱血と送血を行う血液リザーバ4からなるポンプ装置1
を経て膜型人工肺2に供給される。膜型人工肺にてガス
交換された浄化血液は送血回路L2から静脈または動脈
に挿入されたカテーテル12より患者に戻される。上記
2つツカチーチルの代りに二重管方式のカテーテルを刈
り、一方から脱血、他方から送血するようにしてもよい
。十分な脱血量を得るにはカテーテルの先端を内腔の広
い中心静脈近くに挿入することが好ましい。そのためな
るべく壁の薄いカテーテlしを用いることが好ましい。
ポンプ装置flflは剛性ハウジング5内に脱血回路L
lの一部を構成する膨張収縮可能な可焼は材料からなる
血液リザーバ4を収容して血液リザーバ4とハウジング
5との間に密閉空間9を形成している。該密閉空間内に
液体を供給または排出することにより密閉空間を加圧ま
たは減圧して血液リザーバの膨張収縮を行わせ送血と脱
血を行う。上記血液リザーバ4は柔軟性の良好なンリコ
ンゴム、ポリウレタン、軟質塩ビ、ポリエーテル、天然
または合成ゴムから造られた袋状体あるいは管状体の形
状を有している。中でも扁平状の袋状体が好ましく用い
られる。この血液リザーバの膨張時の容積は治療目的あ
るいは患者の状態により適宜決定することができるが通
常−回心拍出量相当の大きさ、例えば小児用で10〜1
6 ml 1大人用で50〜80−のものが好適に用い
られる。また血液リザーバを収容する剛性ハウジングの
材料としては圧力によりハウジング内の容積が変化しな
い伸縮性の小さい材料が選ばれる。例えばポリプロピレ
ン、ポリエチレン、硬質塩ビ、ポリカーボネート、アク
リル、ポリスチレンなどのプラスチックまたは金属を用
いることができる。ハウジング内に収容した血液リザー
バの作動状態を観察するためには透明な7°フヌチツク
を用いることが好ましい。またこのハウジングは2つ割
部構造とじてても、血液リザーバと一体化した宿造とし
てもよい。上記ハウジングの上部にはエア抜き10が設
けられている。
膜型人工肺2としてはコイル型、積層型あるいは中空糸
型を用りることができる。特に中空糸型は作製が容易で
、かつ小型化しりる点で好ましく用いられる。かかる人
工肺に収容する分離膜としてはシリコーン系ポリマーよ
シなる均質膜およびポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リテトラフロロエチレン、ポリヌルホンなどからなる多
孔質膜を用いることができる。中でも最近開発されたポ
リスルホンなどの多孔質膜の一表面にシリコンの薄膜を
被覆または多孔内にシリコンオイルを充填した換は血漿
成分の演出がないため人工肺用として好適である。15
は酸素の供給口であり、16は排出口である。
体外循環処理中に人工肺を交換するためには複数の人工
肺を並列に接続しておくことが好ましい。
その際膜面積の異なる人工肺を接続しておくと患央め汁
能t7を才て滴賞陳而俵ル請ルシ訃イ赫瑚外治療を行う
ことができる。
液体リザーバ6は血液リザーバ4と同様に膨張収縮可能
な可撓性材料で造られておυ、この膨張時の容積は任意
の大きさのものが用いられる。通常血液リザーバ4と同
一の容積のものを用いることが好ましい。本発明におい
ては液体リザーバをポンプ装置1との間に落差を設ける
ようにポンプ装置よシ低位置に配置することが重要であ
る。かかる落差によりハウジングの密閉空間内に加圧充
満された液体が排出されて液体リザーバへ供給される。
その際密閉空間が陽圧となって血液が血液リザーバ内に
吸引されるのである。この落差は通常90〜100c1
1である。
液体リザーバ6内の液体をハウジングの密閉空間へ送液
するボングアとしては作動停止時に加圧状頷を維持でき
るローラポンプやプランジャポンプなどの容積形のポン
プを用いることが好ましい。
特に加圧時の脈動の少ない多ローラ型のローラポンプが
実用的である。液体循環回路内′に封入される液体は血
液側に洩出しても危険のない液体、例えば脱気された滅
菌水、生理食塩水、ブドウ糖液などを使用することが好
ましい。この液体は液体循環回路に設けられた注入口(
図示せず)よシ回路内に入れられる。
上記血液リザーバ4の膨張収縮は次のように行う。すな
わち血液リザーバを収容した剛性ハウジング5と可撓性
の液体リザーバ6を送液ポンプ7を介在させて接続した
液体回路L4と、該液体回路に取着した分岐管3と液体
リザーバを接続した液体回路L3で液体循環回路を形成
し、この循環回路に封入した液体を密閉空間9に供給、
または密閉空間から排出することにより血液リザーバを
液体圧により膨張・収縮させる。このため脱血回路L+
のポンプ装置の少くとも入口側に血液の人体への逆流を
防止する逆止弁v2と液体回路L3の液体リザーバの入
口側に回路を開閉するバルブV3を設けておく。脱血時
に人工肺2から血液リザーバ4への血液の逆流を防止す
るためポンプ”装置の出口側にも逆止弁vlを設けるこ
とが好ましい。第1図では脱血回路L+に逆止弁V2を
設けた例を示している。
中空糸型や積層型の人工肺では圧力による血液側の容積
変化が極めて小さいため脱血時に人工肺に陽圧が加わっ
たとしても血液の血液リザーバへの逆流が全くないか、
例え逆流したとしても少量である。そのため中空糸型や
積層型の人工肺では逆流防止用の逆止弁■を送血回路に
設けてもよい。
コイル型の人工肺では血液側の容積が圧力により大きく
変化するため脱血時の血液リザーバへの逆流を防止する
逆止弁V1は脱血回路に設ける必要がある。
また第1図では液体回路L3を、ハウジング5と液体リ
ザーバ6を連結する回路L4に設けた分岐管3に接続し
て液体循環回路を形成したが、上記液体回路L3を直接
ハウジング5に接続してハウジングと液体リザーバを循
環する回路を形成してもよい。この場合第1図の液体循
環回路にくらべて回路が長くなるという不利がある。
液体回路L3に設けられたバルブV3は通常ピンチバル
ブが用いられ、このバルブはエアーシリンダ、’hbo
:J/I+−、n’竺1−)−シ111cm−J−21
−i−r、−a++、−−wr−<液体リザーバよ)も
高い位置に設けた場合には該バルブを閉じた時に液体リ
ザーバとバルブの間で陽圧が生じるため、液体内に気泡
が生じ、ハウジングの密閉空間内の圧力が変化する恐れ
がある。
そのためバルブ■は液体リザーバと水平な位置に設ける
ことが好ましい。
血液リザーバ4が膨張収縮したことを検出する手段とし
ては血液リザーバが膨張したときに膨張し、血液リザー
バが収縮したときに収縮する液体リザーバ6の膨張収縮
を検出する方法、ハウジング内の密閉空間の圧力変化を
検出する方法、血液リザーバの膨張・収縮を光学式の近
接スイッチで検出する方法、液体リザーバまたはポンプ
装置の重量を重量計で検出する方法、あるいは血液リザ
ーバの膨張または収縮のどちらか一方を上記方法で検出
し、タイマにより次の作動を制御する方法などがある。
中でも血液リザーバの膨張・収縮に対応して膨張・収縮
する液体リザーノ(の膨張、収縮を#電容量式、光学式
などの近接スイッチで検出する方法は簡便でM肴が1M
−め好適で木ス−第1図では液体リザーバの膨張と収縮
を検出する2つの近接スイッチ8m、8bを用いた例を
示している。
上記血液リザーバの膨張と収縮を検出する手段、バルブ
V3、送液ボングアは電気的に制御可能なもので構成さ
れており、これにより装置全体をシーケンサ−、マイク
ロコンピュータ等の制御装置13により自動的に制御す
ることができる。
第2図は1本のカテーテル14により脱血と送血を交互
に行うto −and−fro方式の装置の例であり、
脱血回路Llと送血回路L2は1本のカテーテIし14
に接続している。この場合送血時に、浄化された血液の
脱血回路LIへの逆流、または脱血時の血液の送血回路
L2への流入を防止するため送血回路L2には脱血時に
閉止し、送血時に開放するノ(ルプv4が設けられる。
上記バルブv4の代シに第3図に示すように逆止弁■′
を設けてもよい。このバルブv4は上述の血液リザーバ
の膨張・収縮を検出する手段と連動制御される。中空糸
型や積層型の人工肺では血液側の容積の圧力による変化
が極めて小さいためバルブV4は設けなくてもよい。な
お第2図及び第3図では第1図と同一部所に同一番号を
付してその説明を省略する。かかる逆止弁は安価でしか
も長期間の体外循環においても凝血を起さないものでな
ければならない。第4図は本発明装置に好適に用いられ
る逆止弁の斜視図であシ、この逆止弁は脱血回路L!ま
たは送血回路Lxに月いられるチューブと同一の内径を
有するプラスチックチューブ20の内部に、先端部が該
プラスチックチューブの内径よυ小さく、しかも該チュ
ーブの内周とほぼ等しい外周を有するように他端部が拡
大された薄肉扁平チューブ21が挿入されている。
この薄肉扁平チューブの他端部はプラスチックチューブ
の内周壁に接着剤でg!密に固定されている。
上記薄肉扁平チューブ21は丈夫で、しかも生体適合性
に優れた材料でなければならない。通常厚す0.05〜
0.4閣のポリ塩化ビニル、シリコン、セグメント−ポ
リウレタンなどが用いられる。中でもセグメント−ポリ
ウレタンは生体適合性が優れておシ好ましく用いられる
。また薄肉扁平チューブの長さは3〜20mmが適当で
ある。
第5図は本発明の体外循環肺補助装置の斜視図であシ、
装置本体25の上部に密閉ボックス22が取シ付けられ
ている。該ボックスには開閉可能な蓋24が取シ付けら
れている。このボックス内には換型人工肺2の取付具2
6及び脱血回路のポンプ装置]の前後を固定する固定具
27が取シ付けられておシ、人工肺及び循環回路に接続
されたポンプ装置がボックス内に着脱可能である。また
逆止弁Vl 、V2がボックス内に取シ付けられている
このボックス22は温風器(図示せず)とダクト23で
接続され、ボックス内にセットされた温度センサー(図
示せず)と連動してボックス内を、例えば39〜42℃
の温度に保つための温風が供給されるようにしている。
本発明装置は患者の脱送血部位と人工肺のレベルを一致
させて回路を短くしてプフイミングボリュームを減少さ
せ、同時に患者の脱・送血部位と人工肺との間のヘッド
差に起因して発生する回路中の血液の異常な圧力変を装
置本体25の上部に回動自在に取シ付けている。本発明
装置では密閉ボックスの取付角度を伸縮部材28で調整
することにより人工肺の高さを患者の脱送血部位の高さ
と一致させることができる。ポンプ装置lとヘッド差を
設けて配置される液体リザーバ6は装置本体の最下部の
取付台30に設けた2つの取付具29の間に取付けられ
る。
2つの取付具の間に取付けられた液体リザーバ6は両側
に設けた近接スイッチga 18bによりその膨張、収
縮が検出される。装置本体25の上部には液体循環回路
(図示せず)に設けたローフポンプ7が取シ付けられて
いる。33は血流計である。
また装置本体の下部には制御装置13が取シ付けられて
いる。34はボックス間の温度を表示する温度計である
。31は人工肺に一定濃度の酸素を供給するため酸素と
空気を一定の比率で混合する酸素ブレンダーである。3
5はプレンダーからの酸素の加温加湿器であシ、加温加
湿された酸素が人工肺へ供給される。32はスイッチを
操作するナーkh /7’l m#al −ys 本ス
−’J g l+而面山(7’l nM  v=(’n
−pα及び温度を測定するガスモニタである。37は排
出エアの水分を除去する除湿器である。
次に第2図に示す本発明の体外循環肺補助装置の作動に
つき第6図〜第8図を参照にしつつ説明する。電気制御
回路は第6図のシーケンヌ制御回路のフローチャートを
実現できるものであればいかなる形式のものを用いても
構わない。
〔脱血工程〕
スタートスイッチを入れると第7図に示すようにバルブ
v4が閉止しバルブv3が開放する。このときローフポ
ンプ7は停止したままでおる。上記各バルブが作動する
と密閉空間9内に充満された加圧液体が血液リザーバ4
よシ低位置に設置した液体リザーバ6へ急激に落下する
ため密閉室内が陽圧となって血液リザーバが膨張して血
液が血液リザーバ4に吸引される。血液リザーバに吸引
された血液と液体リザーバに供給された液体は等量であ
るため液体リザーバは血液リザーバと同じ割合で膨張す
る。液体リザーバが予め設定された位置まで膨張したこ
とを検出する近接スイッチ8&を液体リザーバに近接し
て設け、このスイッチが作動すると脱血工程が終了して
、次の送血工程に移行するよう各バルブとローラポンプ
が制御される。
脱血工程では血液リザーバに吸引された血液と液体リザ
ーバに供給された液体は等量であるため液体リザーバは
血液リザーバと同じ割合で膨張するが、所定時間経過し
ても近接スイッチ81が作動しない場合には体外循環回
路のいずこにか閉塞が生じた等の事故が発生している可
能性があるので、そのときには警報を発するようにして
いる。上記近接スイッチ8aが作動すると次あ送血工程
に移る。
〔送血工程〕
この工程では第8図に示すようにバルブv4は開放し、
バルブv3は閉止する。またローフポンプ7が作動する
。そして血液を捕集して膨張した血液リザーバ4はロー
フポン17の作動により液体リザーバ6内の液体が密閉
空間9へ加圧供給されるのに伴なって収縮するため血液
リザーバ内の血液は人工肺へ押し出される。密閉空間に
液体が供給されると血液リザーバと液体リザーバ間の血
液と液体は等量ずつ各リザーバから送出されるため各リ
ザーバは同じ割合で収縮する。そのため液体リザーバが
予め設定された位置まで収縮したことを検出する近接ス
イッチ8bを液体リザーバに近接して設けている。そし
てこのスイッチが作動すると送血工程が終了し、次の脱
血工程に移行するように各バルブの開閉とローラポンプ
の駆動を制御する。この工程においても所定時間経過し
ても近接スイッチ8bが作動しない場合には事故が発生
している可能性があるので、そのときにはローフポンプ
7の駆動を停止すると同時に警報を発するようにしてい
る。
上記送血工程と脱血工程のサイクルを繰り返し行うこと
により連続的に、しかも自動的に血液の体外循環を行わ
せることができる。
以上の説明になる電気制御方式は、自動制御によるのが
一般的であるが、プライミング時、あるいは手術時に手
動制御が好ましい場合には手動制御できるよう、手動、
自動の切替が必要なところ実施例1 内径320μ、外径480μの多孔性のポリスルホン中
空糸の内面に厚さ0.5μの実質的に孔のないシリカを
含有しないシリコンゴムMIを設ケター3800本の中
空糸を直径36+w+、有効長さ22cIIの円筒状ハ
ウジングに収容して膜面積O,Sイの中空糸型人工肺を
作製した。またポンプ装置としては厚さ5111IIの
透明アクリル板で形成された内容積125C(!のハウ
ジング内に100z水柱で15CCの充填型を有する、
シリコン製の扁平状の血液リザーバを収容した。上記人
工肺及びポンプ装置を内径5間、外径7mmのシリコン
チューブに接続した。そしてこのチューブ両端を金属ス
パイラルをセグメントポリウレタンで被覆した壁厚0.
25+mnの12 frのカテーテルが連結された7字
コネクタに接続して第2図に示すto−and−fro
方式のECLA用装置を作製した。この装置の体外循環
回路は約2rrLで、人工肺を含めた充填意は160c
cであった。
液体循環回路としては内径10劃、外径14trmバは
、上記血液リザーバと同一のものを用い該ポンプ装置と
1100Cのヘッド差を設けて配置した。
この液体リザーバの膨張・収縮は静電容量式の近接スイ
ッチによって検出し、その信号から液体循環用のローラ
ポンプの作動及び血液及び液体が循環回路に血液及び液
体が一方向へ流れるように配置してエアシリンダ一式の
ピンチ弁の開閉を制御した。
上記体外循環回路及び人工肺に脱気した乳酸リンゲル液
を充填し、しかる後実験に使用する仔豚と同腹の仔豚の
血液と置換した後実験を開始した。
実験には生後10日、体重3.5kgの雌の仔豚を用い
た。この仔豚の在外頚静脈よυカテーテルを挿入し、先
端が右心房入口付近にくるように固定した後、カテーテ
ルを体外循環回路に接続した。
血液の活性凝固時間を200秒に保ちながら、血液リザ
ーバを約31回/minの割合で膨張・収縮させること
により平均血流J1260 cc/minで脱血と送血
を行った。また人工肺には酸素濃度60%の酸素をIl
/minの流量で供給した。上記条件で7日間の体外循
環回路助を行ったところ、体外循環中人工肺のガス交換
能は安定で、実用上十分なレベルに維持された。また、
人工肺、血液回路、カテーテルとも血栓形成は殆んど認
められず、溶血も少なかった。血小板数も一過性の減少
は認められたが、その後回復し、最低時でもlO万個/
−以上で、十分な凝固能を有していた。
体外循環から脱離した仔豚は元気で、脱離後−週間目に
おける解剖所見は異常なかった。
(発明の効果) 以上のように本発明装置は体外循環回路に従来のローラ
式あるいはフィンガ一式のポンプを全く使用せず、しか
も人工肺に不可欠な血液リザーバによりボンプ作用を行
わせる新規な構成により次のような優れた効果を有して
いる。
(1)体外循環回路にローラ式あるいはフィンガ一式の
ポンプを設けないためにポンプによる血液損傷を回避す
ることができ長期間の使用が可能である。
(b)  血液リザーバへの血液の捕集は従来のように
落差による重力脱血に頼る必要がないため、血液リザー
バの位置は例え患者よシ高い位置にあってもさしつかえ
なく、従来のような落差を得るための高いベッドを必要
としない。
(0)  落差による重力脱血の必要がないため血液回
路を短くしてプフイミングボリュームを大巾に減少させ
ることができる。そのため全血量の少い新生児、小児等
への適用が可能である。
(d)  人工肺への血流量は液体リザーバの作動回数
により正確に把握できる。
(e)  血液回路が簡略化されるため長期間の体外循
環においても回路の閉塞等の事故を防ぐことができる。
(f)脱血回路のポンプ装置の出口側回路を液体循環用
のローラポンプに取シ付け、しかも各バルブを全て開放
にすると2力テーテル方式の連続体外循環肺補助装置と
して使用でき、患者の症状によ多連続方式と脱血と送血
を間欠的に行う方式を適宜選択することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は脱血と送血を2本のカテーテμで行う2力テー
テル方式の体外循環肺補助装置の系統図であシ、第2図
及び第3図は1本のカテーテルにより脱血と送血を行う
lカテーテル方式の体外循環肺補助装置の系統図であシ
、第4図は本発明装置に用いる逆止弁の斜視図であり、
第5図は本発血工程と送血工程の説明用線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 剛性ハウジング(5)内に可撓性の血液リザーバ(
    4)を収容し、該ハウジング内に液体を出し入れて血液
    リザーバを膨張収縮させることにより脱血と送血を繰り
    返すポンプ装置(1)を膜型人工肺(2)の流入側に介
    在させた脱血回路(L_1)と、該膜型人工肺の流出側
    に送血回路(L_2)とを接続した体外循環肺補助装置
    において、該ポンプ装置(1)の入口側及び出口側に逆
    止弁(V_2)、(V_1)を設け、さらに該ポンプ装
    置(1)のハウジング(5)に該ポンプ装置とヘッド差
    を設けて配置された可撓性の液体リザーバ(6)を介在
    させた液体循環回路を接続し、かつ該血液リザーバの膨
    張収縮を検出する手段を備え、この検出手段と連動して
    切替制御されるバルブ(V_3)を液体循環回路に設け
    た液体リザーバ(6)の入口側に設け、しかも該検出手
    段により駆動制御される送液ポンプ(7)を設けるとと
    もに、血液リザーバの膨張収縮検出手段により該血液リ
    ザーバの収縮時にはハウジング空間の減圧により血液リ
    ザーバに血液を吸引し、血液リザーバの膨張時にはハウ
    ジング空間の加圧により血液リザーバから血液を排出す
    るよう構成したことを特徴とする体外循環肺補助装置。 2、膜型人工肺(2)が中空糸型または積層型の人工肺
    であつて、該ポンプ装置の出口側に設ける逆止弁(V_
    1)を脱血回路(L_1)または送血回路(L_2)に
    設けた特許請求の範囲第1項記載の体外循環肺補助装置
    。 3、脱血回路(L_1)と送血回路(L_2)を一本の
    カテーテル(14)に接続し、一本のカテーテルで脱血
    と送血を繰り返して行う特許請求の範囲第1項記載の体
    外循環肺補助装置。 4、膜型人工肺(2)がコイル型の人工肺であつて、該
    ポンプ装置の出口側に設ける逆止弁(V_1)を脱血回
    路(L_1)に設けた特許請求の範囲第1項記載の体外
    循環肺補助装置。 5、脱血回路(L_1)と送血回路(L_2)を一本の
    カテーテル(14)に接続し、しかも送血回路(L_2
    )にバルブまたは逆止弁(V_4)を設け、一本のカテ
    ーテルで脱血と送血を繰り返して行う特許請求の範囲第
    4項記載の体外循環肺補助装置。 6、血液リザーバの膨張・収縮を検出する手段が、該血
    液リザーバ(4)と同調して膨張・収縮する液体リザー
    バ(6)の膨張・収縮を検出する2ケの近接スイッチ(
    8a)(8b)からなる特許請求の範囲第1項記載の体
    外循環肺補助装置。
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