JPS6237993B2 - - Google Patents
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- JPS6237993B2 JPS6237993B2 JP57168407A JP16840782A JPS6237993B2 JP S6237993 B2 JPS6237993 B2 JP S6237993B2 JP 57168407 A JP57168407 A JP 57168407A JP 16840782 A JP16840782 A JP 16840782A JP S6237993 B2 JPS6237993 B2 JP S6237993B2
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Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
技術分野
本発明は、体外血液循環において、血液中の二
酸化炭素を除去し、血液中に酸素を添加する中空
糸型人工肺に関する。
酸化炭素を除去し、血液中に酸素を添加する中空
糸型人工肺に関する。
先行技術
従来、人工肺は、大別して、気泡型と膜型に分
類される。積層型、コイル型、中空糸型等の膜型
人工肺は、気泡型人工肺に比較して、溶血、蛋白
変性、血液凝固、血球付着等の血液損傷が少な
く、機構上生体肺に非常に近いものとして広く認
識されている。
類される。積層型、コイル型、中空糸型等の膜型
人工肺は、気泡型人工肺に比較して、溶血、蛋白
変性、血液凝固、血球付着等の血液損傷が少な
く、機構上生体肺に非常に近いものとして広く認
識されている。
しかしながら、上記膜型人工肺の気泡型人工肺
に対する優位性にもかかわらず、膜型人工肺のも
つ以下の欠点により、現在の開心術に用いられる
人工肺としては気泡型人工肺が主流となつてい
る。
に対する優位性にもかかわらず、膜型人工肺のも
つ以下の欠点により、現在の開心術に用いられる
人工肺としては気泡型人工肺が主流となつてい
る。
すなわち、従来の膜型人工肺は、平坦膜もしく
は中空糸膜の内部に画成される血液の流路内を、
血液が層流で流れるようになつている。したがつ
て、血液が乱流状態下でガス交換せしめられる場
合に比して、膜面積当りの酸素添加能が低く、一
定のガス交換性能を得るためには用いる膜面積を
大とする必要がある。
は中空糸膜の内部に画成される血液の流路内を、
血液が層流で流れるようになつている。したがつ
て、血液が乱流状態下でガス交換せしめられる場
合に比して、膜面積当りの酸素添加能が低く、一
定のガス交換性能を得るためには用いる膜面積を
大とする必要がある。
また、現在の膜型人工肺において、十分な酸素
添加能を得るためには、血流層を薄くする必要が
あることから、血液の流路が狭く、大きな流路抵
抗を生ずることから、患者と人工肺との落差によ
つて人工肺における血液の潅流を達成可能とする
いわゆる落差潅流を行なうことができない。した
がつて、膜型人工肺を用いる血液回路は、第1図
に示すように、人工肺1の入側すなわち静脈側に
ポンプ2を配置する必要がある。なお、第1図に
おいて3は貯血槽、4は熱交換器である。しかし
ながら、上記第1図の血液回路においては、ポン
プ2の出口付近の圧力が送血カテーテル部分の圧
力損失と人工肺の圧力損失との和を超える大きさ
となつて、送血側回路内圧が上昇するという問題
があつた。
添加能を得るためには、血流層を薄くする必要が
あることから、血液の流路が狭く、大きな流路抵
抗を生ずることから、患者と人工肺との落差によ
つて人工肺における血液の潅流を達成可能とする
いわゆる落差潅流を行なうことができない。した
がつて、膜型人工肺を用いる血液回路は、第1図
に示すように、人工肺1の入側すなわち静脈側に
ポンプ2を配置する必要がある。なお、第1図に
おいて3は貯血槽、4は熱交換器である。しかし
ながら、上記第1図の血液回路においては、ポン
プ2の出口付近の圧力が送血カテーテル部分の圧
力損失と人工肺の圧力損失との和を超える大きさ
となつて、送血側回路内圧が上昇するという問題
があつた。
また、人工肺を用いる場合には、第1図に示し
たように、貯血槽3を用いて、体外循環中血液を
備蓄し、気泡が流入した場合に除去したり、万一
チユーブ折れなどにより静脈脱血が不十分な場合
または血液漏出があつたような時にも、ある程度
の血流を保てるようにする必要がある。しかしな
がら、従来の膜型人工肺にあつては、人工肺1と
独立に貯血槽3を血液回路内に設けていることか
ら、回路構成が複雑化し、回路のセツトアツプお
よびプライミング時の泡抜きに手間を要する。ま
た、プライミング量および血液充填量が多量とな
ることから、生体内の血液の希釈化を軽減化すべ
く予め人工肺に充填されるプライミング液中に予
備輪血を行なうことが必要となる。特に、体重の
小さな幼児、小児に用いるべき人工肺の許容血液
充填量は低い値となることから、上記のように回
路全体の血液充填量が多量となる膜型人工肺を幼
児、小児等の場合、血液総量が少ないことから問
題となつていた。
たように、貯血槽3を用いて、体外循環中血液を
備蓄し、気泡が流入した場合に除去したり、万一
チユーブ折れなどにより静脈脱血が不十分な場合
または血液漏出があつたような時にも、ある程度
の血流を保てるようにする必要がある。しかしな
がら、従来の膜型人工肺にあつては、人工肺1と
独立に貯血槽3を血液回路内に設けていることか
ら、回路構成が複雑化し、回路のセツトアツプお
よびプライミング時の泡抜きに手間を要する。ま
た、プライミング量および血液充填量が多量とな
ることから、生体内の血液の希釈化を軽減化すべ
く予め人工肺に充填されるプライミング液中に予
備輪血を行なうことが必要となる。特に、体重の
小さな幼児、小児に用いるべき人工肺の許容血液
充填量は低い値となることから、上記のように回
路全体の血液充填量が多量となる膜型人工肺を幼
児、小児等の場合、血液総量が少ないことから問
題となつていた。
発明の目的
本発明は、単位膜面積当りのガス交換効率を向
上可能とするとともに、患者と人工肺との落差に
よる血液の潅流すなわち落差潅流を可能とし、か
つ用いられる血液回路の血液充填量を小とする中
空糸型人工肺を提供することを目的とする。
上可能とするとともに、患者と人工肺との落差に
よる血液の潅流すなわち落差潅流を可能とし、か
つ用いられる血液回路の血液充填量を小とする中
空糸型人工肺を提供することを目的とする。
発明の構成
上記目的を達成するものは、ハウジングと該ハ
ウジング内に収納されたガス交換用の中空糸膜の
集合体と、該中空糸膜の両端部を開口させた状態
で上記ハウジングに液密に支持する一対の隔壁
と、該隔壁の一方の外側に上記中空糸膜の内部空
間に連通する酸素を含むガスのガス流入ポートを
設け、該ガス流入ポートから流入した酸素を含む
ガスが一方の隔壁より中空糸膜内部に流入した後
他方の隔壁より流出するようにし、さらに上記一
対の隔壁と上記ハウジング内壁および上記中空糸
膜外壁とで形成される血液室と、上記ハウジング
側壁の一方の隔壁近傍に設けられ、該血液室と連
通する血液流入ポートと、他方の隔壁近傍にて上
記血液室と連通し、該血液室より流出した血液が
流下して貯留するように構成された血液貯留室
と、該血液貯留室と連通する血液流出ポートとを
有する中空糸型人工肺である。
ウジング内に収納されたガス交換用の中空糸膜の
集合体と、該中空糸膜の両端部を開口させた状態
で上記ハウジングに液密に支持する一対の隔壁
と、該隔壁の一方の外側に上記中空糸膜の内部空
間に連通する酸素を含むガスのガス流入ポートを
設け、該ガス流入ポートから流入した酸素を含む
ガスが一方の隔壁より中空糸膜内部に流入した後
他方の隔壁より流出するようにし、さらに上記一
対の隔壁と上記ハウジング内壁および上記中空糸
膜外壁とで形成される血液室と、上記ハウジング
側壁の一方の隔壁近傍に設けられ、該血液室と連
通する血液流入ポートと、他方の隔壁近傍にて上
記血液室と連通し、該血液室より流出した血液が
流下して貯留するように構成された血液貯留室
と、該血液貯留室と連通する血液流出ポートとを
有する中空糸型人工肺である。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記血
液貯留室が、外部と連通するガスベントをもつよ
うにしたものである。
液貯留室が、外部と連通するガスベントをもつよ
うにしたものである。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記血
液貯留室の外壁が剛性材質からなり側面に目盛を
有するようにしたものである。
液貯留室の外壁が剛性材質からなり側面に目盛を
有するようにしたものである。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ハ
ウジングの血液流入ポートが設けられている部分
の内面が、ハウジングの中間部分の内面より外方
に拡張した内面であつて、中空糸膜の集合体外周
部との間に環状の血液流路を形成するようにした
ものである。
ウジングの血液流入ポートが設けられている部分
の内面が、ハウジングの中間部分の内面より外方
に拡張した内面であつて、中空糸膜の集合体外周
部との間に環状の血液流路を形成するようにした
ものである。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ハ
ウジングの拡張された内面が、中空糸膜の集合体
に対して、血液流入ポートを含む方向に偏心配置
され、血液流入ポートを臨む血液流路の流路面積
がより大とされているようにしたものである。
ウジングの拡張された内面が、中空糸膜の集合体
に対して、血液流入ポートを含む方向に偏心配置
され、血液流入ポートを臨む血液流路の流路面積
がより大とされているようにしたものである。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ハ
ウジングが、血液室を形成する内筒部と、内筒部
の一部を包囲して内筒部との間に血液貯留室を形
成する外筒部とからなり、隔壁の一方を内筒部に
保持し、隔壁の他方を外筒部に保持するようにし
たものである。
ウジングが、血液室を形成する内筒部と、内筒部
の一部を包囲して内筒部との間に血液貯留室を形
成する外筒部とからなり、隔壁の一方を内筒部に
保持し、隔壁の他方を外筒部に保持するようにし
たものである。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ハ
ウジングが、血液室を形成する内筒部と、内筒部
の一部を包囲して、内筒部との間に血液貯留室を
形成する外筒部とからなり、両隔壁を内筒部に保
持するようにしたものである。
ウジングが、血液室を形成する内筒部と、内筒部
の一部を包囲して、内筒部との間に血液貯留室を
形成する外筒部とからなり、両隔壁を内筒部に保
持するようにしたものである。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記中
空糸膜が、マイクロポーラス膜であるようにした
ものである。
空糸膜が、マイクロポーラス膜であるようにした
ものである。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ガ
スベントが、通気性かつ菌不透過性のフイルター
を有するようにしたものである。
スベントが、通気性かつ菌不透過性のフイルター
を有するようにしたものである。
発明の具体的説明
第2図は本発明に係る中空糸型人工肺が適用さ
れてなる血液回路を示す回路図、第3図は本発明
に係る中空糸型人工肺の一実施例を示す斜視図、
第4図は同中空糸型人工肺を示す断面図、第5図
は第4図の−線に沿う断面図、第6図は第4
図の−線に沿う断面図である。
れてなる血液回路を示す回路図、第3図は本発明
に係る中空糸型人工肺の一実施例を示す斜視図、
第4図は同中空糸型人工肺を示す断面図、第5図
は第4図の−線に沿う断面図、第6図は第4
図の−線に沿う断面図である。
第2図に示すように、本発明が適用される血液
回路には、静脈側から動脈側に向けて、人工肺1
1、ポンプ12、熱交換器13が順次介装され
る。
回路には、静脈側から動脈側に向けて、人工肺1
1、ポンプ12、熱交換器13が順次介装され
る。
人工肺11は、第3図ないし第6図に示すよう
に構成される。すなわち、人工肺11のハウジン
グ14の内部空間には、中空糸膜15の集合体1
6が収納されている。ここで、ハウジング14
は、集合体16の略全体を収容する内筒部17
と、内筒部17の上部を略同軸的に収容する外筒
部18とからなり、内筒部17および外筒部18
は、アクリル−スチレン共重合体、ポリカーボネ
イト、ポリスチレン等の剛性材質から形成されて
いる。中空糸膜15の下端部は、該下端部を開口
させた状態で、内筒部17の下端部に保持されて
いる隔壁19を介して内筒部17に液密に支持さ
れている。また、中空糸膜15の上端部は、該上
端部を開口させた状態で、外筒部18の上端部に
保持されている隔壁20を介して、外筒部18に
液密に支持されている。ここで、内筒部17の上
端縁部と隔壁20との間には、周方向において環
状に連続する連絡路21が形成されている。
に構成される。すなわち、人工肺11のハウジン
グ14の内部空間には、中空糸膜15の集合体1
6が収納されている。ここで、ハウジング14
は、集合体16の略全体を収容する内筒部17
と、内筒部17の上部を略同軸的に収容する外筒
部18とからなり、内筒部17および外筒部18
は、アクリル−スチレン共重合体、ポリカーボネ
イト、ポリスチレン等の剛性材質から形成されて
いる。中空糸膜15の下端部は、該下端部を開口
させた状態で、内筒部17の下端部に保持されて
いる隔壁19を介して内筒部17に液密に支持さ
れている。また、中空糸膜15の上端部は、該上
端部を開口させた状態で、外筒部18の上端部に
保持されている隔壁20を介して、外筒部18に
液密に支持されている。ここで、内筒部17の上
端縁部と隔壁20との間には、周方向において環
状に連続する連絡路21が形成されている。
上記内筒部17の下端部にはヘツダー22が接
合され、外筒部18の上端部にはヘツダー23が
接合されている。ヘツダー23の内面と隔壁20
とは、中空糸膜15の内部空間に連通するガス流
入室24を画成し、ヘツダー23には酸素を含む
ガスのガス流入ポート25が形成されている。ヘ
ツダー22の内面と隔壁19とは、中空糸膜15
の内部空間に連通するガス流出室26を画成し、
ヘツダー22には酸素を含んでいたガスの流出ポ
ート27が形成されている。すなわち、人工肺1
1にあつては、ガス流入ポート25から供給され
る酸素、空気等のガスを中空糸膜15内に流通可
能としている。なお、上記ヘツダー22は特に設
けず、ガス流出室26およびガス流出ポート27
を形成することなく、中空糸膜15から流出する
ガスを大気中に直接的に放出せしめても良い。
合され、外筒部18の上端部にはヘツダー23が
接合されている。ヘツダー23の内面と隔壁20
とは、中空糸膜15の内部空間に連通するガス流
入室24を画成し、ヘツダー23には酸素を含む
ガスのガス流入ポート25が形成されている。ヘ
ツダー22の内面と隔壁19とは、中空糸膜15
の内部空間に連通するガス流出室26を画成し、
ヘツダー22には酸素を含んでいたガスの流出ポ
ート27が形成されている。すなわち、人工肺1
1にあつては、ガス流入ポート25から供給され
る酸素、空気等のガスを中空糸膜15内に流通可
能としている。なお、上記ヘツダー22は特に設
けず、ガス流出室26およびガス流出ポート27
を形成することなく、中空糸膜15から流出する
ガスを大気中に直接的に放出せしめても良い。
また、隔壁19、内筒部17の内面および中空
糸膜15の外面とは、血液室28を画成し、内筒
部17の下端側には、血液室28に連通する血液
流入ポート29が形成されている。すなわち、人
工肺11にあつては、血液流入ポート29から供
給される血液を血液室28において中空糸膜15
の周囲を乱流状態で流通させ、ガス交換を行なう
ことを可能としている。
糸膜15の外面とは、血液室28を画成し、内筒
部17の下端側には、血液室28に連通する血液
流入ポート29が形成されている。すなわち、人
工肺11にあつては、血液流入ポート29から供
給される血液を血液室28において中空糸膜15
の周囲を乱流状態で流通させ、ガス交換を行なう
ことを可能としている。
ここで、上記内筒部17の血液流入ポート29
が設けられている部分の内面は、内筒部17の中
間部分の内面より外方に拡張した内面であつて、
中空糸膜15の集合体16との間に、第6図に示
すような環状の血液流路30を形成し、血液流路
30が臨む集合体16の全周囲から各中空糸膜1
5に血液を円滑に分配可能としている。また、上
記内筒部17の拡張された内面は、集合体16に
対して、血液流入ポート29を含む方向に偏心配
置され、血液流入ポート29を臨む血液流路30
の流路面積がより大とされている。すなわち、上
記血液流路30の流路面積を血液流入ポート29
から遠ざかるに従がつて漸減し、血液流路30か
らの血液の分配量を集合体16の周方向において
均一化し、血液室28において上向する血液の流
量を、集合体16の周方向に関して均一化可能と
している。
が設けられている部分の内面は、内筒部17の中
間部分の内面より外方に拡張した内面であつて、
中空糸膜15の集合体16との間に、第6図に示
すような環状の血液流路30を形成し、血液流路
30が臨む集合体16の全周囲から各中空糸膜1
5に血液を円滑に分配可能としている。また、上
記内筒部17の拡張された内面は、集合体16に
対して、血液流入ポート29を含む方向に偏心配
置され、血液流入ポート29を臨む血液流路30
の流路面積がより大とされている。すなわち、上
記血液流路30の流路面積を血液流入ポート29
から遠ざかるに従がつて漸減し、血液流路30か
らの血液の分配量を集合体16の周方向において
均一化し、血液室28において上向する血液の流
量を、集合体16の周方向に関して均一化可能と
している。
更に、上記内筒部17と外筒部18との間には
血液貯留室31が画成され、血液貯留室31は前
記連絡路21を介して血液室28に連通せしめら
れている。外筒部18の最下位置には、血液貯留
室31に連通する血液流出ポート32が形成され
ている。ここで、血液貯留室31の側面には血液
の貯留量を表示する目盛33が刻設されている。
血液貯留室31の容積は、万一チユーブ折れなど
によつて静脈脱血が不十分となつたり、血液漏出
を生ずる場合にも、ある程度の血液を保てるよう
な容積、すなわち安全性確保の意味から予定して
いる体外循環血液量(ml/min)の半分程度の血
液を貯留しても、その貯留血液の上面が内筒部1
7の上端縁部のより下方に位置するような大きさ
に設定されている。すなわち、血液貯留室31の
容積が上記のように設定されることにより、血液
流入ポート29から血液室28を上向するように
血液を流す時、血液は血液室28から内筒部17
の上端縁部をオーバーフローして血液貯留室31
に流下して貯留し、したがつて、血液貯留室31
内の貯留血液が血液室28内を上向する血液に圧
力を加えることのないようになつている。また、
外筒部18の上部には、血液貯留室31を外部に
連通可能とするガスベント34が設けられ、ガス
ベント34には通気性かつ菌不透過性のフイルタ
ー35が装着され、使用時の細菌による人工肺1
1の汚染を防止可能としている。
血液貯留室31が画成され、血液貯留室31は前
記連絡路21を介して血液室28に連通せしめら
れている。外筒部18の最下位置には、血液貯留
室31に連通する血液流出ポート32が形成され
ている。ここで、血液貯留室31の側面には血液
の貯留量を表示する目盛33が刻設されている。
血液貯留室31の容積は、万一チユーブ折れなど
によつて静脈脱血が不十分となつたり、血液漏出
を生ずる場合にも、ある程度の血液を保てるよう
な容積、すなわち安全性確保の意味から予定して
いる体外循環血液量(ml/min)の半分程度の血
液を貯留しても、その貯留血液の上面が内筒部1
7の上端縁部のより下方に位置するような大きさ
に設定されている。すなわち、血液貯留室31の
容積が上記のように設定されることにより、血液
流入ポート29から血液室28を上向するように
血液を流す時、血液は血液室28から内筒部17
の上端縁部をオーバーフローして血液貯留室31
に流下して貯留し、したがつて、血液貯留室31
内の貯留血液が血液室28内を上向する血液に圧
力を加えることのないようになつている。また、
外筒部18の上部には、血液貯留室31を外部に
連通可能とするガスベント34が設けられ、ガス
ベント34には通気性かつ菌不透過性のフイルタ
ー35が装着され、使用時の細菌による人工肺1
1の汚染を防止可能としている。
ここで、中空糸膜15としては、マイクロポー
ラス膜が用いられている。すなわち、中空糸膜1
5は、多孔性ポリオレフイン系樹脂、例えばポリ
プロピレン、ポリエチレンといつたものからな
り、特にポリプロピレンが好適である。この中空
糸膜15は、壁の内部と外部を連通する多数の細
孔を有している。細孔の内径は100〜1000μ、肉
厚は10〜50μ、平均孔径は約200〜2000Å、かつ
空孔率は20〜80%である。このマイクロポーラス
膜からなる中空糸膜15を用いる場合には、気体
の移動が体積流として行なわれるため、気体の移
動における膜抵抗が少なくなり、高いガス交換性
能を得ることが可能となる。なお、中空糸膜15
は、必ずしもマイクロポーラス膜によらず、気体
の移動を溶解、拡散によつて行なうシリコーン製
膜等を用いるものであつてもよい。
ラス膜が用いられている。すなわち、中空糸膜1
5は、多孔性ポリオレフイン系樹脂、例えばポリ
プロピレン、ポリエチレンといつたものからな
り、特にポリプロピレンが好適である。この中空
糸膜15は、壁の内部と外部を連通する多数の細
孔を有している。細孔の内径は100〜1000μ、肉
厚は10〜50μ、平均孔径は約200〜2000Å、かつ
空孔率は20〜80%である。このマイクロポーラス
膜からなる中空糸膜15を用いる場合には、気体
の移動が体積流として行なわれるため、気体の移
動における膜抵抗が少なくなり、高いガス交換性
能を得ることが可能となる。なお、中空糸膜15
は、必ずしもマイクロポーラス膜によらず、気体
の移動を溶解、拡散によつて行なうシリコーン製
膜等を用いるものであつてもよい。
ところで、隔壁19,20は、以下のような遠
心注入法によつて形成されている。すなわち、ま
ず、ハウジング14の長さより長い多数の中空糸
膜15を用意し、この両開口端を粘度の高い樹脂
によつて目止めをした後、ハウジング14の内筒
部17および外筒部18内に並べて位置せしめ
る。この後、中空糸膜15の各両端を完全に覆つ
て、ハウジング14の長手方向に定めた回転中心
回りに、ハウジング14の中心軸を回転の半径方
向に置く状態下でハウジング14を回転させなが
ら血液流入ポート29、血液流出ポート32から
高分子ポツテイング材を流入する。流し終つて樹
脂が内筒部17の下端部および外筒部18の上端
部においてそれぞれ硬化すれば、樹脂の外端面部
を鋭利な刃物で切断して中空糸膜15の両開口端
を表面に露出させることによつて、隔壁19,2
0を形成している。したがつて、隔壁19,20
の血液室28を臨む表面は、第4図および第5図
に示すような円筒状凹面となる。
心注入法によつて形成されている。すなわち、ま
ず、ハウジング14の長さより長い多数の中空糸
膜15を用意し、この両開口端を粘度の高い樹脂
によつて目止めをした後、ハウジング14の内筒
部17および外筒部18内に並べて位置せしめ
る。この後、中空糸膜15の各両端を完全に覆つ
て、ハウジング14の長手方向に定めた回転中心
回りに、ハウジング14の中心軸を回転の半径方
向に置く状態下でハウジング14を回転させなが
ら血液流入ポート29、血液流出ポート32から
高分子ポツテイング材を流入する。流し終つて樹
脂が内筒部17の下端部および外筒部18の上端
部においてそれぞれ硬化すれば、樹脂の外端面部
を鋭利な刃物で切断して中空糸膜15の両開口端
を表面に露出させることによつて、隔壁19,2
0を形成している。したがつて、隔壁19,20
の血液室28を臨む表面は、第4図および第5図
に示すような円筒状凹面となる。
上記人工肺11によれば、中空糸膜15の内径
部をガス流路とするとともに、中空糸膜15の周
囲に血液室28を形成したので、血液は血液室2
8内において乱流状態下でガス交換を行なうこと
となり、また、中空糸膜15の内外径の差分だけ
血液と接する膜面積が増加することになり、人工
肺11における膜面積当りの酸素添加能が向上
し、一定性能を得るために必要な膜面積を小とす
ることが可能となる。
部をガス流路とするとともに、中空糸膜15の周
囲に血液室28を形成したので、血液は血液室2
8内において乱流状態下でガス交換を行なうこと
となり、また、中空糸膜15の内外径の差分だけ
血液と接する膜面積が増加することになり、人工
肺11における膜面積当りの酸素添加能が向上
し、一定性能を得るために必要な膜面積を小とす
ることが可能となる。
また、血液室28が形成する血液の流路が狭小
化されていないことから、血液室28内における
血液の流路抵抗が小となり、第2図の血液回路に
示したように、患者と人工肺11の落差によつて
血液を人工肺11内で潅流することが可能とな
る。したがつて、送血側回路内圧は、送血カテー
テル部分の圧力のみとなり、溶血の亢進、回路接
続部の破損等の可能性が排除される。
化されていないことから、血液室28内における
血液の流路抵抗が小となり、第2図の血液回路に
示したように、患者と人工肺11の落差によつて
血液を人工肺11内で潅流することが可能とな
る。したがつて、送血側回路内圧は、送血カテー
テル部分の圧力のみとなり、溶血の亢進、回路接
続部の破損等の可能性が排除される。
また、血液室28における血液の流路が、前述
のように狭小化されていないことから、プライミ
ング時における泡抜きを迅速かつ容易に行なうこ
とが可能となる。
のように狭小化されていないことから、プライミ
ング時における泡抜きを迅速かつ容易に行なうこ
とが可能となる。
また、中空糸膜15としてマイクロポーラス膜
を用い、血液中の水蒸気が中空糸膜15内に透過
しても、中空糸膜15の周囲を37℃程度の血液が
流れていることから、中空糸膜15内に透過した
水蒸気が装置内で結露を生ずることなく、中空糸
膜15の有効膜面積が低下してガス交換性能を低
下させることがない。
を用い、血液中の水蒸気が中空糸膜15内に透過
しても、中空糸膜15の周囲を37℃程度の血液が
流れていることから、中空糸膜15内に透過した
水蒸気が装置内で結露を生ずることなく、中空糸
膜15の有効膜面積が低下してガス交換性能を低
下させることがない。
更に、人工肺11内に、血液室28と連通する
血液貯留室31を設けたので、回路構成が第2図
に示したように単純化され、回路のセツトアツ
プ、プライミング時の泡抜きを迅速容易に行なう
ことが可能となる。また、人工肺11が用いられ
る血液回路のプライミング量、血液充填量が小と
なり、予備輪血を行なう必要もなくなる。特に、
体重が小で、用いるべき人工肺の許容血液充填量
が低い値である幼児、小児等に対しても、無輪血
で上記人工肺11を用い開心術を施すことが可能
となる。
血液貯留室31を設けたので、回路構成が第2図
に示したように単純化され、回路のセツトアツ
プ、プライミング時の泡抜きを迅速容易に行なう
ことが可能となる。また、人工肺11が用いられ
る血液回路のプライミング量、血液充填量が小と
なり、予備輪血を行なう必要もなくなる。特に、
体重が小で、用いるべき人工肺の許容血液充填量
が低い値である幼児、小児等に対しても、無輪血
で上記人工肺11を用い開心術を施すことが可能
となる。
次に、第7図は、本発明の他の実施例に係る中
空糸型人工肺41を示す断面図である。
空糸型人工肺41を示す断面図である。
人工肺41のハウジング42は、内筒部43と
外筒部44とからなつている。内筒部43には、
中空糸膜45の集合体46が収納されている。中
空糸膜45の両端部は、内筒部43の上下両端部
に保持されている隔壁47,48を介して内筒部
43に液密に支持されている。内筒部43の両端
部にはヘツダー49,50が接合されている。ヘ
ツダー50の内面と隔壁48とは、中空糸膜45
の内部空間に連通するガス流入室51を画成し、
ヘツダー50にはガス流入ポート52が形成され
ている。ヘツダー49の内面と隔壁47とは、中
空糸膜45の内部空間に連通するガス流出室53
を画成し、ヘツダー49にはガス流出ポート54
が形成されている。すなわち、人工肺41にあつ
ては、ガス流入ポート52から供給される酸素、
空気等のガスを中空糸膜45内に流通可能として
いる。
外筒部44とからなつている。内筒部43には、
中空糸膜45の集合体46が収納されている。中
空糸膜45の両端部は、内筒部43の上下両端部
に保持されている隔壁47,48を介して内筒部
43に液密に支持されている。内筒部43の両端
部にはヘツダー49,50が接合されている。ヘ
ツダー50の内面と隔壁48とは、中空糸膜45
の内部空間に連通するガス流入室51を画成し、
ヘツダー50にはガス流入ポート52が形成され
ている。ヘツダー49の内面と隔壁47とは、中
空糸膜45の内部空間に連通するガス流出室53
を画成し、ヘツダー49にはガス流出ポート54
が形成されている。すなわち、人工肺41にあつ
ては、ガス流入ポート52から供給される酸素、
空気等のガスを中空糸膜45内に流通可能として
いる。
また、隔壁47,48、内筒部43の内面およ
び中空糸膜45の外面とは、血液室55を画成
し、内筒部43の下端側には血液流入ポート5
6、前記実施例に係る人工肺11における血液流
路30と同様の血液流路57が形成されている。
すなわち、人工肺41にあつては、血液流入ポー
ト56から供給される血液を血液室55において
中空糸膜45の周囲を乱流状態で流通させ、ガス
交換を行なうことを可能としている。
び中空糸膜45の外面とは、血液室55を画成
し、内筒部43の下端側には血液流入ポート5
6、前記実施例に係る人工肺11における血液流
路30と同様の血液流路57が形成されている。
すなわち、人工肺41にあつては、血液流入ポー
ト56から供給される血液を血液室55において
中空糸膜45の周囲を乱流状態で流通させ、ガス
交換を行なうことを可能としている。
更に、上記人工肺41においては、外筒部44
が内筒部43の上方部から装着され、内筒部43
の上端側部分およびヘツダー50を内包してい
る。内筒部43と外筒部45との間には血液貯留
室58が形成されている。外筒部44に内包され
る内筒部43の側壁には、周方向に間隔をおいて
窓状の連絡路59が開口され、血液貯留室と血液
室55とを連通可能としている。外筒部44の最
下位置には、血液貯留室58に連通する血液流出
ポート60が設けられている。外筒部44の上部
には、フイルター61を備えるガスベント62が
形成され、血液貯留室58を外部に連通可能とし
ている。なお、血液貯留室58は、貯留血液の上
面が常に連絡路59の下方に位置するような貯留
容積を与えられ、上記人工肺11におけると同様
に血液が血液室55から血液貯留室58に連絡路
59の下辺をオーバーフローして流下するように
構成せしめられている。
が内筒部43の上方部から装着され、内筒部43
の上端側部分およびヘツダー50を内包してい
る。内筒部43と外筒部45との間には血液貯留
室58が形成されている。外筒部44に内包され
る内筒部43の側壁には、周方向に間隔をおいて
窓状の連絡路59が開口され、血液貯留室と血液
室55とを連通可能としている。外筒部44の最
下位置には、血液貯留室58に連通する血液流出
ポート60が設けられている。外筒部44の上部
には、フイルター61を備えるガスベント62が
形成され、血液貯留室58を外部に連通可能とし
ている。なお、血液貯留室58は、貯留血液の上
面が常に連絡路59の下方に位置するような貯留
容積を与えられ、上記人工肺11におけると同様
に血液が血液室55から血液貯留室58に連絡路
59の下辺をオーバーフローして流下するように
構成せしめられている。
すなわち、上記実施例に係る人工肺41によれ
ば、前記人工肺11におけると同様に、中空糸膜
45の単位膜面積当りのガス交換効率を向上可能
とするとともに、患者と人工肺41との落差によ
る血液の潅流すなわち落差潅流を可能とし、かつ
用いられる血液回路の血液充填量を小とすること
が可能となる。更に、この人工肺41にあつて
は、一対の隔壁47,48を保持するとともに、
中空糸膜45の集合体46を収容する内筒部43
の上部から、外筒部44を装着することによつて
その全体を形成していことから、構造が単純化
し、その製作が容易となる。
ば、前記人工肺11におけると同様に、中空糸膜
45の単位膜面積当りのガス交換効率を向上可能
とするとともに、患者と人工肺41との落差によ
る血液の潅流すなわち落差潅流を可能とし、かつ
用いられる血液回路の血液充填量を小とすること
が可能となる。更に、この人工肺41にあつて
は、一対の隔壁47,48を保持するとともに、
中空糸膜45の集合体46を収容する内筒部43
の上部から、外筒部44を装着することによつて
その全体を形成していことから、構造が単純化
し、その製作が容易となる。
発明の具体的作用
人工肺は、開心術などにおいて使用されるもの
で血液循環回路(第2図)中に設置される。
で血液循環回路(第2図)中に設置される。
まず人工肺11内に血液を流入する前にヘパリ
ンを混入した生塩食塩水を血液流出ポート29か
ら流入させ血液室28内の空気を除去する。この
際血液流出ポート29には熱交換器と連通するチ
ユーブを接続し、ガス抜きポート34を封止する
か逆に、ガス抜きポート(フイルター35を着脱
自在としそれをはずす)に上記チユーブを接続
し、血液流出ポートを封止するか又、上記チユー
ブを二又のものとし両者ともに接続するかいずれ
かを選ぶ。そして血液室内の空気抜きが完了した
後に、ガス抜きポートよりフイルターを取りはず
した場合はそれを装着する。一定の落差(1m程
度)をもつて脱血された血液はヘパリンを混入さ
れ血液流入ポート29から人工肺11に流入され
る。通常流入量は4/min程度である。血液は
血液流入ポート付近の中空糸16の外壁に当たる
とともに血液流路29を流れ、そして落差により
与えられた重力で血液室28を上昇する。この際
血液は中空糸16を介して、ガス流入ポート25
から流入した酸素と血液中の二酸化炭素とを交換
する。そして、酸素化された血液は内筒部17の
上端縁部をオーバーフローして血液貯留室31内
に貯留する。ガス抜きポート34は通常フイルタ
ー35を装着しただけの解放状態とされている。
血液貯留室には血液が貯留しその量の増減により
人工肺の血液の流出量を調整する。そして血液流
出ポートから流出した血液は、送血ポンプを介し
熱交換器を通つて適応温度に加温又は冷却され送
血される。
ンを混入した生塩食塩水を血液流出ポート29か
ら流入させ血液室28内の空気を除去する。この
際血液流出ポート29には熱交換器と連通するチ
ユーブを接続し、ガス抜きポート34を封止する
か逆に、ガス抜きポート(フイルター35を着脱
自在としそれをはずす)に上記チユーブを接続
し、血液流出ポートを封止するか又、上記チユー
ブを二又のものとし両者ともに接続するかいずれ
かを選ぶ。そして血液室内の空気抜きが完了した
後に、ガス抜きポートよりフイルターを取りはず
した場合はそれを装着する。一定の落差(1m程
度)をもつて脱血された血液はヘパリンを混入さ
れ血液流入ポート29から人工肺11に流入され
る。通常流入量は4/min程度である。血液は
血液流入ポート付近の中空糸16の外壁に当たる
とともに血液流路29を流れ、そして落差により
与えられた重力で血液室28を上昇する。この際
血液は中空糸16を介して、ガス流入ポート25
から流入した酸素と血液中の二酸化炭素とを交換
する。そして、酸素化された血液は内筒部17の
上端縁部をオーバーフローして血液貯留室31内
に貯留する。ガス抜きポート34は通常フイルタ
ー35を装着しただけの解放状態とされている。
血液貯留室には血液が貯留しその量の増減により
人工肺の血液の流出量を調整する。そして血液流
出ポートから流出した血液は、送血ポンプを介し
熱交換器を通つて適応温度に加温又は冷却され送
血される。
そして、人工肺内に送血時に発生した空気(主
に血液回路のチユーブ接続部に残存していたも
の)は、血液同様に血液流入ポート27から流入
し、血液室26を上昇し、血液貯留室を通つてガ
ス抜きポート34からフイルター35を介して外
部に排出される。
に血液回路のチユーブ接続部に残存していたも
の)は、血液同様に血液流入ポート27から流入
し、血液室26を上昇し、血液貯留室を通つてガ
ス抜きポート34からフイルター35を介して外
部に排出される。
発明の具体的効果
以上のように、本発明に係る中空糸型人工肺
は、ハウジングと該ハウジング内に収納されたガ
ス交換用の中空糸膜の集合体と、該中空糸膜の両
端部を開口させた状態で上記ハウジングに液密に
支持する一対の隔壁と、該隔壁の一方の外側に上
記中空糸膜の内部空間に連通する酸素を含むガス
のガス流入ポートを設け、該ガス流入ポートから
流入した酸素を含むガスが一方の隔壁より中空糸
膜内部に流入した後他方の隔壁より流出するよう
にし、さらに上記一対の隔壁と上記ハウジング内
壁および上記中空糸膜外壁とで形成される血液室
と、上記ハウジング側壁の一方の隔壁近傍に設け
られ、該血液室と連通する血液流入ポートと、他
方の隔壁近傍にて上記血液室と連通し、該血液室
より流出した血液が流下して貯留するように構成
された血液貯留室と、該血液貯留室と連通する血
液流出ポートとを有するものとしたので血液の乱
流状態下でガス交換を行ない、単位膜面積当りの
ガス交換効率を向上可能とするとともに、血液室
内における血液の流路抵抗を小とし、患者と人工
肺との落差による血液の潅流すなわち落差潅流を
可能とし、更に血液室とともに血液貯留室を備え
ることによつて血液回路の血液充填量を小とする
ことが可能となる。
は、ハウジングと該ハウジング内に収納されたガ
ス交換用の中空糸膜の集合体と、該中空糸膜の両
端部を開口させた状態で上記ハウジングに液密に
支持する一対の隔壁と、該隔壁の一方の外側に上
記中空糸膜の内部空間に連通する酸素を含むガス
のガス流入ポートを設け、該ガス流入ポートから
流入した酸素を含むガスが一方の隔壁より中空糸
膜内部に流入した後他方の隔壁より流出するよう
にし、さらに上記一対の隔壁と上記ハウジング内
壁および上記中空糸膜外壁とで形成される血液室
と、上記ハウジング側壁の一方の隔壁近傍に設け
られ、該血液室と連通する血液流入ポートと、他
方の隔壁近傍にて上記血液室と連通し、該血液室
より流出した血液が流下して貯留するように構成
された血液貯留室と、該血液貯留室と連通する血
液流出ポートとを有するものとしたので血液の乱
流状態下でガス交換を行ない、単位膜面積当りの
ガス交換効率を向上可能とするとともに、血液室
内における血液の流路抵抗を小とし、患者と人工
肺との落差による血液の潅流すなわち落差潅流を
可能とし、更に血液室とともに血液貯留室を備え
ることによつて血液回路の血液充填量を小とする
ことが可能となる。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記血
液貯留室が、外部と連通するガスベントをもつよ
うにすることにより、体外循環中の血液量の調整
が可能となる。
液貯留室が、外部と連通するガスベントをもつよ
うにすることにより、体外循環中の血液量の調整
が可能となる。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記血
液貯留室の外壁が剛性材質からなるようにし、さ
らに容量表示目盛を設けることにより、体外循環
中の血液量の把握が容易となる。
液貯留室の外壁が剛性材質からなるようにし、さ
らに容量表示目盛を設けることにより、体外循環
中の血液量の把握が容易となる。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ハ
ウジングの血液流入ポートが設けられている部分
の内面が、ハウジングの中間部分の内面より外方
に拡張した内面であつて、中空糸膜の集合体外周
部との間に環状の血液流路を形成することによ
り、血液流路が臨む集合体の全周囲から各中空糸
膜に血液を円滑に分配することが可能となる。
ウジングの血液流入ポートが設けられている部分
の内面が、ハウジングの中間部分の内面より外方
に拡張した内面であつて、中空糸膜の集合体外周
部との間に環状の血液流路を形成することによ
り、血液流路が臨む集合体の全周囲から各中空糸
膜に血液を円滑に分配することが可能となる。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ハ
ウジングの拡張された内面が、中空糸膜の集合体
に対して、血液流入ポートを含む方向に偏心配置
され、血液流入ポートを臨む血液流路の流路面積
がより大とされてなるようにすることにより、血
液流路からの血液の分配量を集合体の周方向にお
いて均一化し、血液室においてハウジングの軸方
向に向かう血液の流量を集合体の周方向に関して
均一化することが可能となる。
ウジングの拡張された内面が、中空糸膜の集合体
に対して、血液流入ポートを含む方向に偏心配置
され、血液流入ポートを臨む血液流路の流路面積
がより大とされてなるようにすることにより、血
液流路からの血液の分配量を集合体の周方向にお
いて均一化し、血液室においてハウジングの軸方
向に向かう血液の流量を集合体の周方向に関して
均一化することが可能となる。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ハ
ウジングが、血液室を形成する内筒部と、内筒部
の一部を包囲して内筒部との間に血液貯留室を形
成する外筒部とからなり、隔壁の一方を内筒部に
保持し、隔壁の他方を外筒部に保持するようにす
ることにより、比較的単純な構造とすることが可
能となる。
ウジングが、血液室を形成する内筒部と、内筒部
の一部を包囲して内筒部との間に血液貯留室を形
成する外筒部とからなり、隔壁の一方を内筒部に
保持し、隔壁の他方を外筒部に保持するようにす
ることにより、比較的単純な構造とすることが可
能となる。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ハ
ウジングが、血液室を形成する内筒部と、内筒部
の一部を包囲して内筒部との間に血液貯留室を形
成する外筒部とからなり、両隔壁を内筒部に保持
するようにすることにより、より単純な構造と
し、製作容易とすることが可能となる。
ウジングが、血液室を形成する内筒部と、内筒部
の一部を包囲して内筒部との間に血液貯留室を形
成する外筒部とからなり、両隔壁を内筒部に保持
するようにすることにより、より単純な構造と
し、製作容易とすることが可能となる。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記中
空糸膜がマイクロポーラス膜からなるようにする
ことにより、気体の移動における膜抵抗を小と
し、ガス交換性能を向上することが可能となる。
空糸膜がマイクロポーラス膜からなるようにする
ことにより、気体の移動における膜抵抗を小と
し、ガス交換性能を向上することが可能となる。
また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記ガ
スベントが、通気性かつ菌不透過性のフイルター
を有するものとすることにより、人工肺の使用時
に細菌による汚染を防止することが可能となる。
スベントが、通気性かつ菌不透過性のフイルター
を有するものとすることにより、人工肺の使用時
に細菌による汚染を防止することが可能となる。
第1図は従来例に係る膜型人工肺が適用されて
なる血液回路を示す回路図、第2図は本発明に係
る中空糸型人工肺が適用されてなる血液回路を示
す回路図、第3図は本発明に係る中空糸型人工肺
の一実施例を示す斜視図、第4図は同中空糸型人
工肺を示す断面図、第5図は第4図の−線に
沿う断面図、第6図は第4図の−線に沿う断
面図、第7図は本発明に係る中空糸型人工肺の他
の実施例を示す断面図である。 11,41……人工肺、14,42……ハウジ
ング、15,45……中空糸膜、16,46……
集合体、17,43……内筒部、18,44……
外筒部、19,20,47,48……隔壁、2
5,52……ガス流入ポート、28,55……血
液室、29,56……血液流入ポート、30,5
7……血液流路、31,58……血液貯留室、3
2,60……血液流出ポート、34,62……ガ
スベント、35,61……フイルター。
なる血液回路を示す回路図、第2図は本発明に係
る中空糸型人工肺が適用されてなる血液回路を示
す回路図、第3図は本発明に係る中空糸型人工肺
の一実施例を示す斜視図、第4図は同中空糸型人
工肺を示す断面図、第5図は第4図の−線に
沿う断面図、第6図は第4図の−線に沿う断
面図、第7図は本発明に係る中空糸型人工肺の他
の実施例を示す断面図である。 11,41……人工肺、14,42……ハウジ
ング、15,45……中空糸膜、16,46……
集合体、17,43……内筒部、18,44……
外筒部、19,20,47,48……隔壁、2
5,52……ガス流入ポート、28,55……血
液室、29,56……血液流入ポート、30,5
7……血液流路、31,58……血液貯留室、3
2,60……血液流出ポート、34,62……ガ
スベント、35,61……フイルター。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ハウジングと該ハウジング内に収納されたガ
ス交換用の中空糸膜の集合体と、該中空糸膜の両
端部を開口させた状態で上記ハウジングに液密に
支持する一対の隔壁と、該隔壁の一方の外側に上
記中空糸膜の内部空間に連通する酸素を含むガス
のガス流入ポートを設け、該ガス流入ポートから
流入した酸素を含むガスが一方の隔壁より中空糸
膜内部に流入した後他方の隔壁より流出するよう
にし、さらに上記一対の隔壁と上記ハウジング内
壁および上記中空糸膜外壁とで形成される血液室
と、上記ハウジング側壁の一方の隔壁近傍に設け
られ、該血液室と連通する血液流入ポートと、他
方の隔壁近傍にて上記血液室と連通し、該血液室
より流出した血液が流下して貯留するように構成
された血液貯留室と、該血液貯留室と連通する血
液流出ポートとを有することを特徴とする中空糸
型人工肺。 2 前記血液貯留室が、外部と連通するガスベン
トをもつ特許請求の範囲第1項に記載の中空糸型
人工肺。 3 前記血液貯留室の外壁が剛性材質からなりそ
の側面に目盛を有する特許請求の範囲第1項また
は第2項に記載の中空糸型人工肺。 4 前記ハウジングの血液流入ポートが設けられ
ている部分の内面は、ハウジングの中間部分の内
面より外方に拡張した内面であつて、中空糸膜の
集合体外周部との間に環状の血液流路を形成する
特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに
記載の中空糸型人工肺。 5 前記ハウジングの拡張した内面が、中空糸膜
の集合体に対して、血液流入ポートを含む方向に
偏心配置され、血液流入ポートを臨む血液流路の
流路面積がより大とされている特許請求の範囲第
4項記載の中空糸型人工肺。 6 前記ハウジングは、血液室を形成する内筒部
と、内筒部の一部を包囲して内筒部との間に血液
貯留室を形成する外筒部とからなり、隔壁の一方
を内筒部に保持し、隔壁の他方を外筒部に保持す
る特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか
に記載の中空糸型人工肺。 7 前記ハウジングは、血液室を形成する内筒部
と、内筒部の一部を包囲して内筒部との間に血液
貯留室を形成する外筒部とからなり、両隔壁を内
筒部に保持する特許請求の範囲第1項ないし第5
項のいずれかに記載の中空糸型人工肺。 8 前記中空糸膜が、マイクロポーラス膜である
特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに
記載の中空糸型人工肺。 9 前記ガスベントが、通気性かつ菌不透過性の
フイルターを有するガスベントである特許請求の
範囲第2項ないし第8項のいずれかに記載の中空
糸型人工肺。
Priority Applications (13)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16840782A JPS5957661A (ja) | 1982-09-29 | 1982-09-29 | 中空糸型人工肺 |
US06/533,496 US4620965A (en) | 1982-09-22 | 1983-09-16 | Hollow fiber-type artificial lung |
DE8787105566T DE3382591T2 (de) | 1982-09-22 | 1983-09-21 | Kuenstliche lunge vom hohlfasertyp. |
EP87105566A EP0243796B1 (en) | 1982-09-22 | 1983-09-21 | Hollow fiber-type artificial lung |
EP88106609A EP0306613B1 (en) | 1982-09-22 | 1983-09-21 | Hollow fiber-type artificial lung |
DE8888106609T DE3382483D1 (de) | 1982-09-22 | 1983-09-21 | Kuenstliche lunge vom hohlfasertyp. |
DE8787105567T DE3382435D1 (de) | 1982-09-22 | 1983-09-21 | Kuenstliche lunge vom hohlfasertyp. |
DE8383109405T DE3381625D1 (de) | 1982-09-22 | 1983-09-21 | Kuenstliche lunge vom hohlfasertyp. |
EP83109405A EP0103899B1 (en) | 1982-09-22 | 1983-09-21 | Hollow fiber-type artificial lung |
EP87105567A EP0240035B1 (en) | 1982-09-22 | 1983-09-21 | Hollow fiber-type artificial lung |
CA000437308A CA1216207A (en) | 1982-09-22 | 1983-09-22 | Hollow fiber-type artificial lung |
CA000499066A CA1238831A (en) | 1982-09-22 | 1986-01-06 | Hollow fiber-type artificial lung |
US07/481,807 USRE33932E (en) | 1982-09-22 | 1990-02-20 | Hollow fiber-type artificial lung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16840782A JPS5957661A (ja) | 1982-09-29 | 1982-09-29 | 中空糸型人工肺 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5957661A JPS5957661A (ja) | 1984-04-03 |
JPS6237993B2 true JPS6237993B2 (ja) | 1987-08-14 |
Family
ID=15867544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16840782A Granted JPS5957661A (ja) | 1982-09-22 | 1982-09-29 | 中空糸型人工肺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5957661A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5967963A (ja) * | 1982-10-12 | 1984-04-17 | テルモ株式会社 | 中空糸型人工肺 |
US4583969A (en) * | 1984-06-26 | 1986-04-22 | Mortensen J D | Apparatus and method for in vivo extrapulmonary blood gas exchange |
JPS6411561A (en) * | 1987-07-07 | 1989-01-17 | Terumo Corp | Blood storage tank |
JPS6411560A (en) * | 1987-07-07 | 1989-01-17 | Terumo Corp | Blood storage tank |
JPH0657252B2 (ja) * | 1988-08-26 | 1994-08-03 | テルモ株式会社 | 貯血槽 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5955256A (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-30 | テルモ株式会社 | 中空糸型人工肺 |
-
1982
- 1982-09-29 JP JP16840782A patent/JPS5957661A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5955256A (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-30 | テルモ株式会社 | 中空糸型人工肺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5957661A (ja) | 1984-04-03 |
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