JPS6237981Y2 - - Google Patents

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JPS6237981Y2
JPS6237981Y2 JP1983205178U JP20517883U JPS6237981Y2 JP S6237981 Y2 JPS6237981 Y2 JP S6237981Y2 JP 1983205178 U JP1983205178 U JP 1983205178U JP 20517883 U JP20517883 U JP 20517883U JP S6237981 Y2 JPS6237981 Y2 JP S6237981Y2
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JP
Japan
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valve
fuel
return
diaphragm
valve plate
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JP1983205178U
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JPS60108783U (ja
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  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車等のエンジンに燃料として
のガソリンを定量づつ送り出して供給するのに利
用される燃料ポンプのベーパロツク防止装置に関
する。
従来の技術 自動車の燃料供給系統におけるベーパーロツク
現象は、特に夏季において機関室が高温にさらさ
れることによつて燃料が気化されると気泡状態に
なつて燃料の流通を阻害させるものであるが、こ
のベーパーロツクを防止する為に従来から種々の
方法が実施されている。例えば特開昭51−29624
号に示すリターン方式は燃料ポンプにリターン回
路を設けてそのリターン回路の開閉を圧力感弁に
て作動させるものであるが、構造の複雑な圧力感
弁を別途に設けて燃料ポンプに配管接続する必要
があるため高価となり、実用的でないという問題
がある。又燃料ポンプの吐出室に異常高圧時に燃
料の一部を燃料タンクに戻すようにリタン弁を設
けた装置(実開昭57−67157号)においては通常
の逆止弁からなるものであるから異常高圧時にの
み作動するだけで高温度に対しては対応できない
という問題がある。
技術的課題 従つて本考案においては、異常高圧時に燃料の
一部を戻すように作動するリタン弁を利用して異
常高温時に燃料ポンプ内に発生する蒸気の一部を
導出させ、ベーパロツクを生じないようにするこ
とを技術的課題とする。
問題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために本考案は、
ダイヤフラムに直結した押棒を回転カムにより押
動させることによりダイヤフラムの往復運動で吸
入弁と吐出弁を交互に開閉して燃料を定量送出さ
せるようにした燃料ポンプの吐出室に、異常高圧
時に弁を押開いて燃料の一部を燃料タンクへ戻す
ようにしたリタン弁を設けた装置において、前記
リタン弁を弁口に対設した弁板とその弁板を弁座
に押圧する弁ばねとにより構成すると共に、前記
弁板を常温時には平衡を保つて弁口に対するシー
ル性を維持するが、異常高温時には歪力で全体が
彎曲して弁座に対するシール性が小さく変化する
ように2枚の異質金属を一体に密着したバイメタ
ル弁にて構成してなるものである。
実施例 ダイヤフラム1はポンプ本体を構成する上部ケ
ース2と下部ケース3との間に挾着されるよう一
体に取付けられ、上部ケース2側に吐出室4を形
成する。
吸入弁5と吐出弁6はダイヤフラム1に対向す
るように空間を存して設けられた分離板7に設け
られ、前記空間をダイヤフラム室8となす。
リタン弁9は吐出室4に溜る蒸気を燃料タンク
に帰すもので、弁口9aにバイメタルを利用した
弁板10を対設し、それに弁ばね11を附勢す
る。このリタン弁9は通常圧力のときは弁ばね1
1の附勢で弁口9aが閉止されているが、吐出室
内の圧力が設定値より高くなるとその内圧力によ
つて弁板10を押し開くように弁ばね11の弾力
を規定させている。12はリタン出口である。又
このリタン弁9の弁板10は通常温度のときは弁
口9aに対し密着してシール性を具有するが、異
常高温になるとバイメタルの特性で歪みを生じ彎
曲変形することで弁口に対するシール性がなくな
り、弁口9aは開いた状態になつてこれより吐出
室4内に溜る蒸気を自動的に排出させるものであ
る。
下部ケース3にはダイヤフラム1の駆動部を収
容する。13はダイヤフラム1に直結した押棒、
14は枢軸15を支点に揺動するように設けられ
たロツカアームであり、ばね16の附勢で押動後
に自動復帰する。回転カム17とロツカアーム1
4との間に連動棒18を設けてこれによりカムの
回転をロツカアーム14に伝達させるようにして
いる。
作 用 回転カム17の駆動でロツカアーム14が揺動
して押棒13を下方(矢印イ)へ曵行したときは
ダイヤフラム1が下方へ引張られるためダイヤフ
ラム室8は負圧となつて吸入弁5が開くと同時に
吐出弁6は閉まる。そのとき吸入口19より燃料
を吸い込む。次に押棒13が上方(矢印ロ)へ押
動されると、ダイヤフラム1を介してダイヤフラ
ム室8が圧縮されるので吸入弁5は閉じて吐出弁
6は押開かれる。そのためダイヤフラム室8内の
燃料は吐出弁6を通つて吐出室4に入り、これに
より吐出口20へ圧送される。
ポンプ室4内が通常の温度及び圧力のときは、
リタン弁9はばね11の弾圧力で閉じた状態が維
持されるが、通常よりポンプ圧力が高くなると弁
ばね11の設定値を超えるため弁ばねの附勢に打
ち勝つて自動的に弁板10を押開き、過剰分の燃
料をリタン出口12から逃出して燃料タンク内へ
環流させる。又異常高温になつた場合はバイメタ
ルを利用した弁板10が第2図に示すように歪力
の影響を受けて彎曲するので、今まで密閉してい
た弁口9aに対する弁板のシール性が失われる結
果、その隙間から吐出室4内に溜つた蒸気の一部
をリタン弁9を通して燃料タンクへ戻すことがで
きるので、ベーパーロツクが解消されるものであ
る。
考案の考果 本考案は上述のように、燃料の一部を戻すよう
に設けられたリタン弁を利用してそのリタン弁の
弁板を、常温時には平衡を保つて弁口に対するシ
ール性を維持するが、異常高温時には歪力で全体
が彎曲して弁座に対するシール性が小さく変化す
るように2枚の異質金属を一体に密着したバイメ
タル弁にて構成したので、吐出室4内が通常の温
度及び圧力のときは、リタン弁9はばね11の弾
圧力で閉じた状態が維持されるが、通常よりポン
プ圧力が高くなると弁ばね11の設定値を超える
ため弁ばねの附勢に打ち勝つて自動的に弁板10
を押開き、過剰分の燃料をリタン出口12から逃
出して燃料タンク内へ戻すことができると共に、
異受高温時にはバイメタルを利用した弁板10が
歪力の影響で彎曲して今まで密閉していた弁口9
aに対する弁板のシール性が失われ、その隙間か
ら吐出室4内に溜つた蒸気の一部を高温度の度合
いに応じて導出させることができるため、ベーパ
ロツクを効果的に防ぎ円滑且つ安全に運転を継続
できるものである。而も温度の検出は燃料ポンプ
の吐出室内において直接行なわれる為応答動作が
迅速で且つ正確であり、構造簡単、安価に実施で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る燃料ポンプの縦断側面
図、第2図はリタン弁部の作用を示す拡大断面図
である。 1……ダイヤフラム弁、4……吐出室、5……
吸入弁、6……吐出弁、8……ダイヤフラム室、
9……リタン弁、10……弁板、11……弁ば
ね、9a……弁口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイヤフラムに直結した押棒を回転カムにより
    押動させることによりダイヤフラムの往復運動で
    吸入弁と吐出弁を交互に開閉して燃料を定量送出
    させるようにした燃料ポンプの吐出室に、異常高
    圧時に弁を押開いて燃料の一部を燃料タンクへ戻
    すようにしたリタン弁を設けた装置において、前
    記リタン弁を弁口に対設した弁板とその弁板を弁
    座に押圧する弁ばねとにより構成すると共に、前
    記弁板を常温時には平衡を保つて弁口に対するシ
    ール性を維持するが、異常高温時には歪力で全体
    が彎曲して弁座に対するシール性が小さく変化す
    るように2枚の異質金属を一体に密着したバイメ
    タル弁にて構成してなることを特徴とする燃料ポ
    ンプのベーパロツク防止装置。
JP20517883U 1983-12-26 1983-12-26 燃料ポンプのベ−パロック防止装置 Granted JPS60108783U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20517883U JPS60108783U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 燃料ポンプのベ−パロック防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20517883U JPS60108783U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 燃料ポンプのベ−パロック防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60108783U JPS60108783U (ja) 1985-07-24
JPS6237981Y2 true JPS6237981Y2 (ja) 1987-09-28

Family

ID=30767551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20517883U Granted JPS60108783U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 燃料ポンプのベ−パロック防止装置

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Country Link
JP (1) JPS60108783U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52104129U (ja) * 1976-02-05 1977-08-08
JPS6120359Y2 (ja) * 1980-10-08 1986-06-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60108783U (ja) 1985-07-24

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