JPS6237466A - コンクリ−トの打設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）、産業上の利用分野 本発明は柱、梁及び床から構成される建造物におけるコ
ンクリートの打設方法に係り、特に高層建造物に適用す
るに好適なコンクリートの打設方法に関する。

（ｂ）、従来の技術 第２図及び第３図は従来のコンクリートの打設方法を示
す図である。

従来、この種の建造物におけるコンクリートの打設は、
第２図に示すように、柱１、及び該柱１の上層の床２及
び梁３部分を一度に打設する方法か、又は、第３図に示
すように、まず柱１部分を、次の層の梁下面１ｂまで打
設し、次いで梁下面１ｂから上層の柱１の打ち継ぎ面１
ａまでを、床２及び梁３部分と共に打設する方法が用い
られている。

（Ｃ）０発明が解決しようとする問題点しかし、鉄筋コ
ンクリート造で高層の建造物を構築せんとした場合、柱
を構成するコンクリートとして、圧縮強度の高い（超）
高強度コンクリ−１・を使用する必要が有る。ところが
、上記１−たコンクリートの打設方法で（、ｔ１１重部
分が他の床２及び梁３部分と同時に打設されるので（第
２図に示す場合は、柱１と梁３及び床２は同時打設、第
３図に示す場合は、柱１の梁３と交差するパネルゾーン
１ｃと梁３及び床２部分は同時打設となる。）、実際に
強度の必要な柱１部分にのみ、高強度のコンクリートを
用いることが出来ず、強度のそれほど必要で無い床２や
梁３部分にも、高強度のコンクリートが打設される不合
理が生じる。

このことは、剛性の必要が無い部位は、軽量コンクリー
トを打設し、建造物の軽量化を計る必要の有る高層の建
造物において設計上の自由度を失わせることになる。

本発明は、前述の欠点を解消すべく、柱部分と、床及び
梁部分に打設するコンクリートの種類を区別することの
出来るコンクリ−１−の打設方法を提供するどとを目的
とずろものである。

（ｄｌ。問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、まず、柱（１）を下層の柱（］）の打
ち継さ面（１ａ）から上層の粱（３）の梁下面（１ｂ）
まで打設し、その後、前記打設された柱（１）に接続ず
ろ上層の床（２）及び梁（３）を同時に打設し、次いて
、前記柱（１）のパネルゾーン（１ｃ）部分を上層の柱
（１゛）の打ち継ぎ面（１ａ）に達するよて打設するよ
うにして構成される。

なお、括弧内の番号は、図面における対応する要素を示
す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記
載に限定拘束されろものではない。以下のｒ　（ｅ）　
、作用」の欄についても同様である。

（ｅ）１作用 上記した構成により、本発明は、まず柱（１）部分のコ
ンクリートを、上層の梁（３）の梁下面（１ｂ）まで打
設し、次いで床（２）及び梁（３）についてコンクリー
トを打設し、最後に柱（１）のパネルゾーン（ＩＣ）部
分を上層の柱（１′）の打ち継ぎ面（１ａ）まで打設す
ることにより、柱（１）部分は、床（２）及び梁（３）
のコンクリートとは全（別個にコンクリートの打設が出
来るようになり、しかも、柱（１）部分自体も、最も応
力の作用するパネルゾーン（１ｃ）部分とその他の部分
を分けた形でのコンクリートの打設が可能となるように
作用する。

（ｆ）、実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明によるコンクリートの打設方法の一実施
例を示す建造物の柱・梁部分を示す図である。

即ち、第１図に示すように、高層の建造物の構築に際し
て、下層の床２′上に、柱１及び上層の梁３及び床２を
構築する場合には、まず、柱１を、上層の梁３の梁下面
１ｂまで打設する。この際、打設に使用されろコンクリ
ートは、高強度コンクリートである。次に、柱１に接続
する上層の梁３及び床２を、打設する。この際、梁３及
び床２の打設に使用されるコンクリートは、当該梁３・
床２部分が柱１部分に比してそれ程の強度を必要としな
いので、普通強度コンクリートである。

こうして、梁３・床２部分のコンクリ−１・が打設され
ると、次；よ、梁３・床２部分と柱１が交差するパネル
ゾーン１ｃ部分のコンクリートを、上層の柱１′の打ち
継ぎ面１ａに達するまで打設する。ここで打設されるコ
ンクリートは、柱１のパネルゾーン１ｃ部分が一番強度
を必要とするので、超高強度コンクリートを打設する。

次に、打設されたパネルゾーンＩＣ上に、より上層の柱
１′を、より上層の梁３の梁下面１ｂまで打設し、以後
、同様の手順でコンクリートを打設してゆく。

（ｇ）８発明の効果 以上、説明したように、本発明によ１ば、柱１を上層の
梁３の梁下面１ｂまで打設し、その後、前記打設された
柱１に接続する上層の床２及び粱３を同時に打設し、次
いて、前記柱１のパネルゾーン１ｃ部分を上層の柱１′
の打ち継ぎ面１ａに達するまで打設するようにして構成
しｔ二ので、強度の必要な柱１部分を、下層の柱１の打
ち継ぎ面１ａから上層の梁下面１ｂまでと、パネルゾー
ン１ｃ部分とに分けた形で、しかも柱１部分を梁３及び
床２とは分離した形で打設することが出来、そλ１ぞれ
打設するコンクリートの種類を区別することが可能とな
る。また、剛性を必要としない部分についての軽量コン
クリートの使用も可能となるので、設計上の自由度を高
めることが出来る。

更に、柱１部分の、上層の梁下面１ｂまでを高強度のコ
〉クリートで、最も強度を必要とするバネルブーンＩＣ
部分を超高強度コンクリートで、更にそれ程強度を必要
としない床２及び梁３部分を普通コンクリートで打設ず
ろことにより、作用する力に応した建造物の合理的な構
築が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第】図は本発明によるコンクリートの打設方法の一実施
例を示す建造物の柱・梁部分を示す図、第２図及び第３
図は従来のコンク’Ｊ　−１−の打設方法を示す図であ
る。 １、ビ柱 １ａ　　打ち継ぎ面 １ｂ　　梁下面 ＩＣパネル・ブーン ２床 ３梁 ５　・　建造物

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、柱、梁及び床からなる建造物のコンクリートを
   打設する際に、 まず、柱を下層の柱の打ち継ぎ面から上層 の梁の梁下面まで打設し、 その後、前記打設された柱に接続する上層 の床及び梁を同時に打設し、 次いで、前記柱のパネルゾーン部分を上層 の柱の打ち継ぎ面に達するまで打設するようにして構成
   したコンクリートの打設方法。
2. （２）、柱の、下層の柱の打ち継ぎ面から上層の梁の梁
   下面までを高強度コンクリートにより打設し、 柱のパネルゾーン部分を、超高強度コンク リートで打設し、 更に床及び梁部分を柱に打設したコンクリ ートよりも低強度のコンクリートを打設して構成した特
   許請求の範囲第１項記載のコンクリートの打設方法。