JPS6237363Y2 - - Google Patents

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JPS6237363Y2
JPS6237363Y2 JP1981146924U JP14692481U JPS6237363Y2 JP S6237363 Y2 JPS6237363 Y2 JP S6237363Y2 JP 1981146924 U JP1981146924 U JP 1981146924U JP 14692481 U JP14692481 U JP 14692481U JP S6237363 Y2 JPS6237363 Y2 JP S6237363Y2
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trolley wire
rigid
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rigid trolley
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高速走行システムにおける車体側集電
装置の取付構造に関するものである。
一般に高速走行システムにおける重要な解決課
題の一つとして、地上側トロリー線(給電レー
ル)から車体側の集電装置への良好な集電状態の
維持の問題があり、このためにカテリナ張架式に
比べて離線対策上有利な剛体トロリー線の挾持方
式が提供されている。これは架線側において弾性
を大きくとつている周知のカテリナ方式に対し、
架線は剛体とし、他方集電側に弾性を得るように
したものであり、剛体の左右から圧接する接触子
が相反バランスする弾性力の作用にて夫々の圧接
反力を相互に吸収できる構成とすることによつ
て、地上側と車体側の相対的横方向の変位に対し
ての追随性が得やすいという好適構造をなすもの
と言える。
ところでこのような集電システム、即ち剛体ト
ロリー線を車体側集電装置の左右一対の集電接触
子(以下単に接触子と称する)により挾圧する形
式において、前記相対的横方向の変位に際しての
左右夫々の接触子の圧接力変化を良好に吸収させ
るための構成としては、例えば、剛体トロリー線
を左右から挾圧する一対の接触子をそれぞれ左右
対をなす板バネの先端に組付け、この板バネの後
端側に空気袋を付設して、この空気袋の圧力によ
り板バネ先端が剛体トロリー線を挾むように作用
させると共に、左右の空気袋を連通させることに
より、片側の圧接反力の増大時には反対側の圧接
反力が減少する関係を利用するようにしたものな
どがある。
しかし、このような構成では、接触子の組付け
られた板バネが、走行体と剛体トロリー線の横方
向のずれ発生時においては、圧接反力と空気袋に
よる圧接力のバランスのための力の伝達部材をな
すことになり、接触子を剛体トロリー線に軽く圧
接させることがよいという条件と、前記バランス
のためには力の伝達を速かに行なわせねばならな
いという条件を共に満足させる必要から、一つの
部材についての設計条件が加重されるという問題
が生じ、また板バネを前記ずれ吸収のために所定
の支承点に対し揺動可能な構成のものとするにし
ても、大きなずれに対してはその追随性をあまり
大きくとれないという制約もある。
本考案はこのような種々の点に鑑み接触子およ
びこれが組付けられる支持板バネが、部分的な揺
動でなくこれらの構成部分全体として剛体トロリ
ー線の横方向に滑らかに動き得るように設けると
共に、この動きを行なわせるためのガイド機構を
設けるものとし、このことによつて左右対をなす
接触子が板バネによる比較的小さな一定の圧接力
をもつて常に安定して剛体トロリー線を狭圧でき
るようにしたものである。
而してかかる目的を達成するためになされた本
考案よりなる集電装置の特徴とするところは、前
後方向に連なる鉛直形の突状部を有する地上側剛
体トロリー線の該突状部両側面に対し、走行体側
の左右対をなす集電接触子の組を狭圧させる形式
の走行体の集電装置において、走行体側に所属し
て、上記前後方向に離隔した2位置夫々に剛体ト
ロリー線の突状部を抱持する案内フレームを設け
ると共に、該案内フレームは上記抱持姿勢のまま
走行体に対し上記左右方向に移動自在に設け、こ
れら前後一対の案内フレームに渡りこれらを捩れ
不能に剛に連結する剛性支板を架設連結し、更に
該剛性支板上に上記集電接触子の複数組を支持さ
せた構成をなすところにある。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図及び第2図において、1は吸引式磁気浮
上走行体の本体であり、この本体1の下部左右に
は、前後方向に連なつて5個のモジユル2が配設
されている。
このモジユル2,2……は走行体の足回り部分
(所謂バネ下構造)をなすものであり、本出願人
が既に提案している特開昭51−79407号公報等で
示された構成をなし、図示しない姿勢制御機構、
緩衝機構を介して走行体の本体に支持されてい
る。そしてこのモジユル2は、地上側の軌道台5
に枕木部材4を介して敷設された略断面逆U字状
のレール3に対し、その下面に対向して浮上力を
生ずる浮上用電磁石6を備えると共に、レール3
の上面に対向してリニヤモータ7を備えている。
なお、これらの構成作用は本考案の要旨とは直
接関係なく、他の構成のものでもよいことは当然
であり、その詳細説明は省略する。
8はモジユル2の一部に形成された集電装置支
持用の下方延出腕であり、第2図に模式的に示し
た地上側の剛体トロリー線9,9に対し、その下
方に回り込んで対向するように延設されている。
剛体トロリー線9,9は、図示しない支持構
造、絶縁構造によつて軌道台5に支持され、軌道
方向に連続するよう配設されると共に、所要の給
電装置に接続されている。そして剛体トロリー線
の構造は後記する集電装置の接触子が圧接される
突状部を下方に向つて吊持する形式に設けられて
いる。
次に集電装置の構成を第3図および第4図イ,
ロ,ハにより説明すると剛体トロリー線9の下方
対向位置に延出された下方延出腕であり、この下
方延出腕8の上面(剛体トロリー線9との対向
面)には軌道方向(前後方向)に離隔した位置で
前後一対をなして、ブラケツト10,10を介
し、それぞれ左右対をなす揺動支持腕11,11
がピン12,12にて枢着支持されている。そし
てこれら揺動支持腕11,11は、その上方の先
端部において、略U字状をなす案内フレーム13
を吊り下げる形式でその両腕先端部を枢着支持し
ている。またこのU字状の案内フレーム13に
は、両腕の先端対向面に、剛体トロリー線9の左
右側面を挾むように案内シユー14,14が組付
けられている。
この案内シユー14,14は後述する集電用接
触子の剛体トロリー線9に対する軌道横方向の位
置関係をガイドするためのものであり、電気的な
集電機能を持つものではなく、前記ガイドを迅
速・円滑に行なわせるために略U字状の案内フレ
ーム13は剛性の高い部材によつて構成すればよ
い。
また揺動支持腕11,11によりU字状の腕先
端で吊り下げられている形式の案内フレーム13
の姿勢安定化のために、左右一対をなす揺動支持
腕11,11の間に、案内フレーム13の略U字
状の下方側を左右方向に貫通する軸15を架設連
結すると共に、本例では更にこの軸15に案内フ
レーム13の両腕間の間でのみ若干の遊度をもつ
スリーブ16を嵌装し、かつこのスリーブ16の
両端と揺動支持腕11,11の対向面間に左右対
をなすように対向的にバネ力を付勢するコイルス
プリング17,17を軸15に嵌装している。而
して第4図イに示す如く、剛体トロリー線9と、
走行体の間で軌道横方向(図の左右方向)につい
てのずれがない正規の中立位置にある場合には、
案内フレーム13は左右の揺動支持腕11,11
の中間位置にあり(第4図イ参照)、したがつて
これら揺動支持腕11,11は図示の如く略垂直
に直立した状態となつている。次いで剛体トロリ
ー線9と走行体の間で第4図ロに示す如く図の左
右方向に距離のずれ(図ではトロリー線に対し
走行体が右方向にずれている)が生じた場合に
は、図の左側案内シユー14が剛体トロリー線9
に押され、したがつて案内フレーム13は全体と
して図の左側に偏倚されることになり、これに応
じて揺動支持腕11,11はそれぞれ上方先端側
を左に傾け、またスリーブ16は左右コイルスプ
リング17,17の伸縮により案内フレーム13
を中立位置方向に戻させるバネ力を作用すること
になる。
このような構成により、案内フレーム13は剛
体トロリー線9に対する姿勢を常に安定した状態
に保ちながら、左右方向に位置変移することがで
きることになるのである。
第5図は、この案内フレーム13の姿勢・位置
の安定のための構造部分を拡大して示しており、
案内フレーム13のU字型下方部分には、左右の
揺動支持腕11,11の間に架設連結された軸が
一定の遊隙をもつて貫通遊嵌され、この軸15に
は案内フレーム13のU字型両腕間で遊嵌するス
リーブ16が外装されると共に、このスリーブ両
端と揺動支持腕11,11間には、互に対向する
コイルスプリング17,17が張設されている。
したがつていま仮りに揺動支持腕11,11を静
止していると考えると、これに対して案内フレー
ム13が図の左右方向に相対移動し、この移動が
前記スリーブ16の遊嵌量を越えると、該スリー
ブ16は左右一方のコイルスプリング17を圧縮
しながら案内フレーム13に押されて片側に偏倚
されることになり、その分コイルスプリング17
のバネ力による中立位置への復帰バネ力が作用す
ることになるのである。
また、このような案内フレーム13の位置安定
のためのバネ力付力の構成は、省略することも可
能であり、例えば第6図に示す如く案内フレーム
13の姿勢が傾くことを防止するように単に軸1
5を貫通遊嵌させてもよく、あるいはバネ力付与
を第7図に示す如く揺動支持腕11,11と案内
フレーム13間に直接張設するようにしてもよ
い。
なお、前述した案内フレーム13に組付けられ
た案内シユー14,14はこの案内フレーム13
の剛体トロリー線9に対する左右方向の位置関係
を、剛体トロリー線9と走行体の左右方向ずれ発
生に拘わらず略安定的に保持させればよいもので
あり、また剛体トロリー線9あるいは案内フレー
ム13等の製作上の加工公差を考慮すれば対をな
す案内シユー14,14の左右間隔は剛体トロリ
ー線9の幅長よりも若干広めに設定することが実
用的であると言える。
そして以上説明した案内フレーム13が第3図
に示す如くモジユルからの下方延出腕8に、軌道
方向に沿つて前後に対をなすように隔設されると
共に、これら案内フレーム13,13の前後対の
略U字状の下方基部は前後に渡つて剛性支板18
にて連結され、この支板18の前後中間部には、
集電接触子支持腕19,19が第3図に示す如く
複数植設されている。
この接触子支持腕19,19は、下部の剛性支
板18から第4図ハに示す如く左右対をなして上
方に延出されてその先端部に対向的に集電接触子
20,20が組付けられているものであり、薄板
の板バネ材にて形成されると共に、上下方向の中
間位置で左右の接触子支持腕19,19を若干内
側にたわめるように架設された軸21によつて、
上方先端の接触子20,20が剛体トロリー線9
の左右側面を所定の押圧力で挾圧するように設け
られている。なお接触子は走行体に装備されてい
る電気系統に電気的に接続されている。
以上のような構成によれば、前後対をなす案内
フレーム13,13の剛体トロリー線9に対する
左右方向の安定した追随性によつて、この案内フ
レーム13,13と下部において一体化されてい
る各接触子支持腕19,19も良好に剛体トロリ
ー線に追随できることになり、集電接触子20,
20の剛体トロリー線9に対する圧接力の変化も
充分小なる程度に軽減できることにもなるため集
電特性の安定の上で極めて有益であり、しかも構
成が簡単で、左右方向の位置ずれに追随すべき可
動部分の軽量化設計も行なえることから追随の迅
速・円滑性も一層良好に得られ、集電接触子の耐
久性も向上するなどその実用上の利益は極めて大
なるものである。
また以上の構成をなす集電装置は、集電システ
ムを用いないヤードハンガー内等から、集電シス
テムのある本線等に走行体を進入移行させるよう
な場合に、集電線である剛体トロリーの端末部分
に狭幅となるテーパー処理を施しておけば、案内
フレーム13の存在によつて集電装置の正規状態
への移動は自動的かつ円滑に得られることにもな
るという利益がある。
以上述べた如く本考案よりなる集電装置は、比
較的簡単なる構成によつて、この種の走行体の集
電に際して特に問題となる安定集電に極めて有効
に機能することができ、特に高速走行システムに
用いる場合の利益は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は本考案を適用する吸引式磁気浮上
走行体の概略側面図、第2図は集電装置配設部分
の構成概略を示す一部縦断正面図、第3図は集電
装置の側面図、第4図イおよびロはそれぞれ第3
図A−A線の断面における案内フレームの構成・
姿勢を説明する図、第4図ハは第3図B−B線の
断面を示す図、第5図は案内フレームの姿勢・位
置を安定化させるための構成を示す図、第6図お
よび第7図は同構成部分の他の実施例を示す図で
ある。 1……走行体、2……モジユル、3……レー
ル、4……枕木部材、5……軌道台、6……浮上
用電磁石、7……リニヤモータ、8……下方延出
腕、9……剛体トロリー線、10……ブラケツ
ト、11……揺動支持腕、12……ピン、13…
…案内フレーム、14……案内シユー、15……
軸、16……スリーブ、17……コイルスプリン
グ、18……剛性支板、19……接触子支持腕、
20……集電接触子、21……軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後方向に連なる鉛直形の突状部を有する地上
    側剛体トロリー線の該突状部両側面に対し、走行
    体側の左右対をなす集電接触子の組を狭圧させる
    形式の走行体の集電装置において、走行体側に所
    属して、上記前後方向に離隔した2位置夫々に剛
    体トロリー線の突状部を抱持する案内フレームを
    設けると共に、該案内フレームは上記抱持姿勢の
    まま走行体に対し上記左右方向に移動自在に設
    け、これら前後一対の案内フレームに渡りこれら
    を捩れ不能に剛に連結する剛性支板を架設連結
    し、更に該剛性支板上に上記集電接触子の複数組
    を支持させたことを特徴とする走行体の集電装
    置。
JP14692481U 1981-10-02 1981-10-02 走行体の集電装置 Granted JPS5851601U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62194906A (ja) * 1986-02-20 1987-08-27 Bridgestone Corp 荒地走行用空気入りバイアスタイヤ
CN110962641B (zh) * 2018-09-30 2021-09-21 比亚迪股份有限公司 充电槽组件及轨道车辆的充电装置及其控制方法

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JPS53107011A (en) * 1977-02-28 1978-09-18 Japan Airlines Co Current collecting apparatus for mobile body

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