JPS6237276A - 全油圧式動力舵取装置用制御バルブ - Google Patents

全油圧式動力舵取装置用制御バルブ

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Publication number
JPS6237276A
JPS6237276A JP17612185A JP17612185A JPS6237276A JP S6237276 A JPS6237276 A JP S6237276A JP 17612185 A JP17612185 A JP 17612185A JP 17612185 A JP17612185 A JP 17612185A JP S6237276 A JPS6237276 A JP S6237276A
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JP
Japan
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valve body
valve
land
input shaft
metering pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP17612185A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Yamagishi
山岸 啓彦
Dan Miyajima
宮島 壇
Tsunefumi Arita
恒文 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフォーク、ホイルローダ、トラクタ等の車両に
用いられる全油圧式動力舵取装置(以下HP8という)
における制御バルブに係り、特にバルブハウジング内の
ポート切換えをなす弁体構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来のHPSは、ハンドルの操舵方向に応じて制御バル
ブを切換えて外部のポンプから送られた圧油をメータリ
ングポンプに供給し、該メータリングポンプから操舵量
に等しい油量の圧油が吐出され、該圧油を前記制御バル
ブによって切換えられ/ζパワーシリンダの例えば一方
の油圧室に供給する一方、他方の油圧至からの油を切換
バルブを介してタンクVこ戻し、パワー/リングのピス
トンロッドを左右いずれか一方に作tnさせて車輪つ操
舵に必要な出力を得る構造シてなっている。
この種のHPSの一例として、特開昭49−94028
号に開示されたものがあるが、このHPSの制御パルプ
部はパルプハウジングの内周面に形成された複数の環状
油路およびポートと、該バルブハウジングの内周面に摺
接され、多数の穴および溝が形成されたスリーブと、該
スリーブの内面に摺接され、多数の穴および溝が形成さ
れ、その一端にハンドル軸との連結部を設けたスプール
とからなり、前6ピスブールをハンドルの操作によって
回転させ、該スプールとスリーブ間に回転角偏差を生じ
させて油路の切換を行ない、パワーシリンダへの圧油の
送帰方向を切換えるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、一般に、メータリングポンプの吐出流憧
を操舵角に等しくするためには、バルブハウジングの内
周面とスリーブの外周面およびスリーブの内周面とスプ
ールの外周面が接触する弁重合部からの油の流出又は流
入を防失しなければならない。さもないと操舵角量に対
し過不足の多いシリンダストローク(=タイヤ転向角)
となってしまう。またメータリングポンプ側には多数の
吸入・吐出ポートが形成される関係上、これらのポート
に対応して弁体側にも多数の穴および溝を設けなければ
ならない。このように、弁重合部からの油の流出又は流
入を防止するには弁重合部の許容公差を極端に小さくす
る必要があり、前記構成部品の円筒精度、真円精度をし
て直径寸法精度を高めなければならず、精密な機械加工
が要求される。更に、多数の穴および溝を精度良く加工
しなければならないので、作業能率が悪くなるという問
題があった。
コノようなことから、弁体としてディスク形弁体を用い
ることが考えられるが、ディスク形弁体は、ポート切換
面に油圧推力が作用し、こ九が摩擦抵抗となってハンド
ルを重くするという欠点がある。%に、パルプ内部を高
圧通路としているものにおいて、ハンドルを操作してパ
ルプを作動させ、ポンプ側圧力が高圧となった状態では
、ディスク形弁体のポート切換面に異った圧力分布が生
じ、部分的にアンバランスの油圧推力が作用するので、
ポート切換面の摩擦力が大きくなってパル10作動が鈍
くなり、ハンドルが重く操作性が悪くなるという問題が
ある。
本発明は、上記問題点に着目し、高い加工種度が要求さ
れるパルプ構成部品を少なくして加工能率を向上させる
とともに、組付性を良好にし、弁重合部に作用する油圧
推力を簡易な構成で確実に均衡させることにより操舵力
を小さくできるようにした全油圧式動力舵取装置用制御
パルプを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するだめの手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る全油圧式動力
舵取装置用制御バルブは、パワーシリンダ、外部ポンプ
、およびタンクに接続される各ポートが設けられたハウ
ジングシて対し、ハンドルに連継される入力軸と、該入
力軸に連結されて回転し得る第1弁体と、該第1弁体に
位相差をもって連動回転可能に連結される第2弁体と、
および第2弁体に駆動軸を介して連結され操舵量に応じ
た油量を計量してパワー7リングに供給するメータリン
グポンプとを装着してなり、前記第1、第2弁体はディ
スクパルプとして両者の接合面にポート切換面を形成す
るとともに、前記第2弁体には第1弁体を反対面から挾
着する補助弁体を一体重Vこ取付けし、該補助弁体と第
1弁体の接合面には前記第11第2弁体間に設けられた
ポート切換面と同一のポート切換面を形成し、両切換面
の各ランド相互を連通させた構成とした。
〔作用〕
上記構成により、入力軸に連結された第1弁体の両面に
は同一パターンのポート切換面が設けられ、対面する第
2弁体および補助弁体との間で切換えが行われるように
したので、いずれの操舵位置でも第1弁体両面の受圧面
績は全く同一となり、軸方向推力が発生せず、滑らかで
軽快なハンドル操作を行わせることができる。また、第
1弁体は第2弁体と補助弁体との寸法の取合いで決定さ
れる間隙部に配置されるため、軸方向のパルプクリアラ
ンス管理が容易となる上、パルプパターンの同一化によ
り組付性、加工性ともに高い精度を確保できる。
〔実施例〕
以下に、本発明に係るH P S用制御バルブの実施例
を図面を参照して詳細に説明する。
第2図はHPSの構成図でるQ、HPSはハンドル10
の操作で切換動作をなt ft1lJ御バルブ12を具
備し、外部ポンプ14からの圧油を切換え方向に応じて
車輪操舵部に設けられたパワーシリンダ16の油圧室1
6A、16Bに供給し、戻り油タンク18に還流させる
ものとしている。外部ポンプ14からの供給油量をハン
ドル10の操舵債rこ対応させるために、ハンドル1(
1(より作動されるメータリングポンプ20を制御バル
ブ12に付加しており、外部ポンプ14からの圧油が計
量されてパワーシリンダ16に通流し得るようになって
いる。
このようなHPSK用いられる前記制御バルブ12の具
体的構造を第1図に示す。この制御バルブ12は両端開
放の円筒孔が設けられたバルブノ・ウノング22を有し
、その一端にはハンドル10に連継される入力軸(スタ
ブンヤフト)24を回転支持するとともに、ハウジング
の内蔵低圧作動油を封じるために、トップカバー26が
スナップリング28によって内接固定されている。また
、バルブハウジング22の円筒孔内周面には互いに隔絶
された複数の環状溝30.32,34.36が形成され
、これらはハウジング外面に開口するタンクポート30
A、パワーシリンダポート32A。
34A1およびポンプボー)36A(第3図参服)に各
々連通されている。各ポー)30A、32A。
34A、36Aはタンク18、パワーシリンダ16の油
圧室16A、16B、外部ポンプ14に配管で接続され
る、。
次に、バルブハウジング22の内部にはポート切換えを
なすためのディスク型弁体が装着されている。このディ
スク型弁体は入力軸24vC一体重に連結されて入力@
24とともに回転する第1弁体38と、この第1弁体3
8の一端面に接触し入力軸24に取付けられるとともに
該第1弁体38に対しある位相差をもって追随回転する
第2弁体40と、前記第1弁体38の他端面に接触し第
2弁体40と一体的に結合された補助弁体42とから構
成されている。まず、第1弁体38はノ1ウジング円筒
孔より小径の円盤体であり、その中心部に入力軸24を
貫通挿入させ、挿入部にて軸心と直交するように圧入さ
れたビン44により回転方向に遊びが生じないように結
合されている。この第1弁体38は両端面に第2弁体4
0と補助弁体42が摺動可能に接触して挾持されている
が、第2弁体40と補助弁体42とは第1弁体38の外
周面を囲繞するように配置されたリングスペーサ46を
介して締付はボルト48V′cより圧着結合され、リン
グスペーサ46の軸方向厚さで第1弁体38の取付空間
隙間を決定するようにしている。
この場合、リングスペーサ46の肉厚は第1弁体38の
肉厚より僅かに厚くされ、この肉厚差をバルブクリアラ
ンスとしている。このように互いに接合状態にある第1
弁体38と第2弁体40、補助弁体42の両摺動面には
後述するように同一パターンのポート切換面を形成して
いる。
ところで、前記第2弁体40はバルブノ・ウジング22
の円筒孔に対し摺動回転し得る外径寸法とされ、パワー
シリンダポート32A、34Aおよびポンプポート36
 AK通じる各環状溝32,34゜36を閉塞するよう
に配置されている。また、リングスペーサ46と補助弁
体4211−j1.タンクポート30AVC連通する環
状溝30に対面して配置さ几る。これら第2弁体40.
補助弁体42は8g1弁体38に対しある位相差をもっ
て一体的に回転されるが、位相差を付与するために、第
2弁体40と入力軸24との連結構造は第8図の如く構
成されている。すなわち、入力軸24における第1弁体
38の連結位置より先端の軸部は偏平断面軸部24Aと
され、偏平面をθのイ4きをもり山形面24Bとしてい
る。そして、この偏平41111部24Aが買入される
第2弁体40の取付穴40Aは長穴とされるが、前記山
形面24Bとの対面部を平担に形成しており、入力軸2
4が中立位置からθだけ回転すると入力4IiI24は
第2弁体40の取付穴40Aに回転方向に突き当り、す
なわちバルブストッパが形成され、第1弁体38と々3
2弁体40の最大位相差がθとなる。第2弁体40には
締付はボルト48によりリングスペーサ46、補助弁体
42が一体に取付けられているので、これらも第1弁体
38に対し位相差θで回転される。また、入力軸24が
入力トルクを受けていない時には第1弁体38と第2弁
体40、補助弁体42が中立位置(θ=O)K復帰δせ
る必要があるため、復帰手段が入力軸24と締付はボル
ト48の間に設けられている。これは、第1,4〜7図
に示すように、トップカバー26と補助弁体42の間に
て半径方向に延在する突起板24Cを周方向に涜って等
間隔に3箇所設け、この突起板24Cと締付はボルト4
8との間に異形板はね50を装着したものである。突起
板24Cには中央に締付はボルト480頭部との干渉を
防ぐ凹部24Dが設けられており、両側の脚部先端には
ばね保合溝24gを形成している。ばね50は締付はボ
ルト48の頭部への巻回部50Aと、凹部24Dの底面
から斜め上方に立ち上げられるとともに先端を保合溝2
4gに係止させるように折曲させたアーム部50Bを有
している。したがって、入力軸24と補助弁体42間に
回転方向の偏位が生じた場合、第5図に示すように一方
のアーム部50Bが撓み、撓み蓋に応じた反力を生じさ
せて入力軸240回転停止時における中立位置までの復
帰作用を行わせるようにしている。
いま、ある入力トルクが入力軸24から入力されると、
メータリングポンプ20に遊びなく保合されている第2
弁体40は回転しないので、第5図に示すように、入力
トルクによるばね500たわみθ′という相対変位角が
、入力軸24に一体である第1弁体38と、第2弁体4
0との間に生じる。すると、両弁体面は所定角度θ′だ
け弁の切換動作を行う。この切換動作による圧力上昇に
より、メータリングポンプ20は回転する。この回転に
より第2弁体40も回転する。
一方、トップカバー26の取付部と反対に位置するパル
プハウジング22の他端には、ジェロータ型のメータリ
ングポンプ20が取付けられている。このメータリング
ポンプ20はパルプハウジング22側に位置するスペー
サ54、ポンプ部56、およびポンプ部56の外端面を
塞ぐ端板58とによって、構成され、ボルト60によっ
てハウジング22に締め付けて固定されている。ポンプ
部56は外周部のステータ56Aと、該ステータ56A
の内歯より一歯少ない外歯を有して偏心回転する星形ロ
ータ56Bで構成され、更に屋形ロータ56Bにはその
中心部に′スプライン結合しハウジング22内方に延長
する駆動軸56Cが連結されている。駆動軸56Cはそ
の軸心が入力軸240軸心と斜交し、端Sを前記第2弁
体40の中心穴40BIC延ばし、第9図に示すように
、延長端にて直径方向に貫通させたビン56Dをもって
中心穴40Bに形成した係合溝400に嵌め込んで相互
に連結している。これにより、第2弁体40の回転に伴
なって駆動軸56Cが偏心回転し、ロータ56Bを自公
転させながらメータリング作用を行うことができる。
次に、第10図および第11図に基づいて、第1弁体3
8と第2弁体40との摺動面部に形成されたポート切換
面につき説明する。第10図は第1弁体38をメータリ
ングポンプ20側から見た端面図であり、第11図は第
2弁体40を入力軸24側から見た端面図でちる。各弁
体3B、40には3組(1〜I)のランドおよび油路が
形成されている。以下、1組のランドおよび油路につい
て説明し、他は説明を省略する。
まず、第2弁体40には、ポンプ油路60およびポンプ
ランド62が形成されている。ポンプ油路60はポンプ
ボー)36AK通じる環状@36と常時連通状態とさオ
ニ1外部ポンプ14からの圧油が供給される。このポン
プ油路60およびランド62の右回り方向(第11因)
に隣接してメータリングポンプ20の吸排口に通じる第
1メータリングポンプ油路64およびランド66が形成
てれ、ハンドル右切り時に外部ポンプ14からの圧油の
受入口とし、ハンドル圧切時に計量した作動油のパワー
7リング左油圧室への供給口としている。この第1メー
タリングポンプ油路64およびランド66の右隣りには
パワー7リンダ16の左油圧室16Aに至るポー)30
Aと連通してなる環状溝30に常時接続されるパワーシ
リンダ左室連通油路68が開口している。この油路68
はハンドル布切り時にタンク18への作動油戻り通路と
なり、左切り時にはメータリングポンプ20からの計量
油の供給通路とされる。また、このパワーシリンダ左室
連通油路68の右隣りに位置して、第1弁体3B側つタ
ンク通路と常時通じるタンク接続ランド70が設けられ
、ハンドル布切り時にパワーシリンダ左室の作動油戻り
通路を、ハンドル左切り時にパワーシリンダ右室に作動
油戻り通路を構成するようにしている。このタンク接続
ランド70の更に右隣りにはパワーシリンダ16の右油
圧室16Bに至るポート34Aと連通してなる環状溝3
4に常時接続されるパワーシリンダ右室連通油路72が
開口している。この油路72はハンドル布切り時にメー
タリングポンプ20からの計量油の供給通路となり、左
切り時にはタンク18への作動油戻り通路とされる。そ
して、上記パワーシリンダ右室連通油路72の右側に隣
接して、メータリングポンプ20の吸排口に通じる第2
メータリングポンプ油路74およびランド76が形成さ
れ、ハンドル布切り時にメータリングポンプ20にて計
量された作動油の上記パワーシリンダ右室連通油路72
への供給口とし、左切り時には外部ポンプ14からの圧
油受入口とされる。
一方、第1弁体38には上述した第2弁体40のランド
および油路の作動油の流れ方向をハンドル中立位置、左
右操舵時に互いに協働して切換えるためのポート切換面
が形成されている。まず、第10図に示されるように、
第1弁体38には前記第2弁体40のポンプ油路60と
常にラップするるポンプ通路切換ランド78が設けられ
、ハンドル布切り時には第1メータリングポンプランド
66に、左切り時には第2メータリングポンプランド7
6にラップして操舵時にメータリングポンプ20に対し
て圧油を送る機能を持っている。この切換ランド78の
外方に位置する第1弁体38の縁部にはU字状に切欠か
れた第1タンクランド80が形成され、この第1タンク
ランド80はハンドル中立時においてのみ第2弁体40
のポンプランド62とラップし、外部ポンプ14からの
圧油をタンク18に直接戻す機能をなす。第1タンクラ
ンド80は2g1弁体38の外周に位置するリングスペ
ーサ46と補助弁体42の間に形成された隙間通路82
(第1図参照)からタンクポート30Aに通じる環状溝
30に連通されており、タンク18への戻り通路となる
。また、前記ポンプ通路切換ランド78および第1タン
クランド80に隣接して(第10図において左隣り)、
ハンドル中立時に第2弁体40のパワーシリンダ左室連
通油路68と対面する位置に左室切換ランド84が形成
されている1、この左室切換ランド84はハンドル布切
り時に第2弁体40の左室連通油路68をタンク接続ラ
ンド70へ、左切り時には第1メータリングポンプラン
ド66へ各々接続する機能を有している。更に、左室切
換ランド84の左側には弁体外縁から切欠かれた細溝状
の第2タンクランド86が形成され、これは第2弁体4
0のタンク接続ランド70と中立時、操舵時のいずれに
おいても常時接続状態(あるように対面して設けられて
いる。この第2タンクランド86も第1タンクランド8
0と同様に隙間通路82を経てタンク18と連通されて
いる。次に、上記第2タンクランド86の左隣りには、
ハンドル中立時に第2弁体40のパワーシリンダ左室連
通油路72と対面する位置に右室切換ランド88が形成
されている。この右室切換ランド8Bはハンドル布切り
時に第2弁体40の右室連通油路72を第2メータリン
グポンプランド76へ、左切り時にはタンク接続ランド
70へ各々接続する機能を有している。
このように、第1弁体38と第2弁体40との摺動面に
ポート切換面が形成されているが、第1弁体38と補助
弁体42との摺動面にも同一のポート切換面が形成され
ている。第1弁体38には第10図に示すポート切換面
と同一のポート切換面が裏面にも付されており、各ラン
ドは連絡孔90によって互いに連通されている。また、
第1弁体38に接する補助弁体42には、第12図に示
すように、第2弁体40の各ランドと同一形状のうンド
が一定深さで形成されてお秒、第2弁体400ランドに
対応するランドを同一番号に付記号Aを付けて示す。し
たがって、第1弁体3Bと第2弁体40のポート切換動
作と同一の切換動作が第1弁体38と補助弁体42との
間でも行われる構造となっている。第2弁体40と補助
弁体42のバルブパターンは同一とされ、一体となって
回転するが、その回転方向の位相を合わせるために、両
者にまたがるダウェルピン92をリングスペーサ46に
貫通させて設けている。
ここで、前記第2弁体40内に形成されたポンプ油路6
0、パワーシリンダ左室連通油路68、およびパワーシ
リンダ右室連通油路72の各々はバルブハウジング22
の内周面Vこ形成された塊状溝36,32、および34
に連通され、外部ポンプ14、パワーシリンダ16の左
室16A、右室16Bに接続されているが、第1メータ
リングボア”油路64と第2メータリングポンプ油路7
4は輪方向に延長穿孔され、メータリングポンプ20と
の間に配置され、第2弁体40と一体的に結合されたコ
ミュテータ部94の結合端面に開口されている。このコ
ミュテータ部94には上記第1、第2メータリングポン
プ油路j4.74をメータリングポンプ20の吸排口に
接続する油路が形成されている。すなわち、コミュテー
タ部94の外周面には第1メータリングポンプ油路64
に連通する第1放射穴96と、第2メータリングポンプ
油路74に連通ずる第2放射穴98とが交互に合計12
箇所、等配位置に開口されている。一対の第1放射穴9
6は外周寄りの横穴96Aと内周寄りの楕円状横穴96
Bに各々通じ、当該コミュテータ部94の第2弁体40
への結合端面に設けた第1異形溝100に開口されてい
る。また、一対の第2放射穴98は外周寄りの横穴98
A、98Bに通じ、前記絹1異形溝100と独立した第
2異形溝102に開口されている。これら第1異形溝1
001第2異形溝102には各々第2弁体40の第1メ
ータリングポンプ油路64、第2メータリングポンプ油
路74が開口されている。このようなコミュテータ部9
4の外周面に対面摺接するバルブハウジング22には、
第14図に示すように、その内周面に前記放射穴96.
98と連通可能なメータリングポンプ吸排日104が開
口されている。この吸排口104は円周7等配の位置に
設けられ、これはバルブハウジング22の端面からメー
タリングポンプ20側のスペーサ54を貫通する通路1
06を経て、ポンプ部56のステータ56Aにおける内
歯の各歯間に接続されている。
このような構成に係る制御パルプ120作用は次のよう
になる。ハンドルを操作して入力軸24を回転させると
、第1弁体38はこれと一体に回転する。一方、第2弁
体40はメータリングポンプ駆動軸56Cに連結される
とともに、入力軸24と第2弁体40に一体とされたボ
ルト48側に介在されたばね50からなる弾性伝導部材
を介して回転されるために第1弁体38との間に所定の
位相差が生ずる。すなわち、ハンドルを右または左に回
転させる両弁体の弁切換面は所定角度だけ弁の切換動作
を行い、その状態を維持しながら回動する。そして、第
2弁体40の回転に伴ない、駆動軸56Cが偏心回転し
、メータリングポンプ20が作動し、外部ポンプ14か
らの圧油を操舵tに等しい油量に変換して、パワーシリ
ンダ16の左または右油圧室16A、16Bに供給する
まず、ハンドルが操舵されていない状態では、第151
図に示すようなランド配置となり、第2弁体40のポン
プランド62およびタンク接続ランド70が第1弁体3
8の第1タンクランド80および第2タンクランド86
に接続されているのみで、外部ポンプ14からの圧油は
タンク18に直接戻され、メータリングポンプ20には
供給されず、パワーシリンダ16は定位置を保持する。
次に、ハンドルを右操舵すると、第16図の如きランド
配置となり、第1弁体38のポンプ通路切換ランド78
が第2弁体40のポンプ油路60と第1メータリングポ
ンプ油路64とにラップし、右室切換ランド88が第2
メータリングポンプ油路74とパワーシリンダ右室連通
油路72とにラップし、かつ、左室切換ランド84がパ
ワーシリンダ左室連通油路68とタンク接続ランド70
とにラップする。この結果、外部ポンプ14からの圧油
はメータリングポンプ20に供給され、ここで操舵量に
換算計量されてパワーシリンダ16の右室16Bに送給
される。他方のパワーシリンダ左室16A内の作動油は
タンク18に戻される。
逆に、ハンドルを左操舵すると、第17図の如きランド
配置となり、第1弁体38のポンプ通路切換ランド78
が第2弁体40のポンプ油路60を第2メータリングポ
ンプ油路74に切換え、右室切換ランド88が右室連通
油路72をタンク接続ランド70に、左室切換ランド6
8が左室連通油路68を第1メータリングポンプ油路6
4に切換える。これにより、外部ポンプ14からの圧油
がメータリングポンプ20にて計量され、計量油がパワ
ーシリンダ16の左室16Aに供給されるとともに右室
16B内の作動油がタンク18に戻されるのである。
このような制御パルプ12の作動時において、入力軸2
4と一体に回転される第1弁体38にはその両端面に同
一パターンのポート切換面が形成されるとともに、表裏
両面のランド相互を連絡孔90によって作動油が流通で
きるようにされ、一方、こり第1弁体38に摺動する第
2弁体40および補助弁体42にも同一パターンのポー
ト切換面を形成し、第1弁体38の両面で同一のポート
切換動作を行う。この丸め、連絡孔90を通じて第2弁
体40からの圧油を補助弁体42との接触面にそのまま
伝達でき、第1弁体38自身に生じる軸方向の油圧力は
常にバランスした状態となり、第1弁体38の片圧接状
態が生じることを防止できる。
また、第1弁体38はリングスペーサ46を介して一体
化された第2弁体40および補助弁体42間に内挿され
、パルプハウジング22との接触をなしているため、第
1弁体38の回転ひいては入力軸240回転抵抗が極め
て小さくなり、かつ第2弁体40およびメータリングポ
ンプ20側Ki圧をノールする構成としているので(・
具体的にはコミュテータ部94とハウジング22間にス
リッパシール108を配置している)、入力軸24側に
高圧力が加わらず、シールフリク7ヨンを74%さく抑
え、入力トルク0ヒステリンスを減少させることができ
る。更に、第1弁体38の/くルプクリアランスをリン
グスペーサ46の厚み寸法のみで管理できるので、パル
プ組立や構成部品の加工が極めて容易となり、かつ各弁
体に設けるランドも同一パターンを採用しているので、
加工上のメリットも多い。また、第1弁体38と第2弁
体40、補助弁体42の位相復帰機構をトツブカ、<−
26と補助弁体42間に設けた突起板24Cを含む構成
しこよって行い、第2弁体40とメータリングポンプ2
0との直接駆動軸56Cで継ぐ構造として、各弁体38
,40.42間のポート切換面積を大きくしている。こ
の結果、バルブノくターンを大きくでき、通路を広くと
ることができるので、油温上昇、圧力損失等の油圧式動
力舵取装置の性能に悪影響を与える通路抵抗を低くでき
る利点もある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、入力軸に直結さ
れる第1弁体を第2弁体および補助弁体で挾持し、各摺
動面部に設けたポート切換面のランドパターンを同一と
して連絡孔を通流を図った構成としているので、第1弁
体の軸方向圧力差が生じることがなく、かつ、回転抵抗
を生じる高圧力も作用しないので、操作性が良く、加工
、組付性を著しく向上させることが可能な制御パルプ構
造をできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の制御パルプ縦断面図、第2図は全油圧
式動力操舵装置の構成図、第3図は制御パルプの平面図
、第4図は第1図のIV−■線断面図、第5図は左操舵
時のはね変形状態図、第6図は異形はねの斜視図、第7
図は入力軸突起板の斜視図、第8図は第1図の■−■線
断面図、第9図は第1図のlX−1)C線断面図、第1
0図は第1弁体のメータリングポンプ側から見た端面図
、第11図は第2弁体の入力軸側から見た端面図、第1
2図は補助弁体のメータリングポンプ側から見た端面図
、第13図は第1図の■−■線断面図、第14図は第1
図の京−■線断面図、第15図は中立時の弁体ランド配
置図、第16図は左操舵時の弁体ランド配置図、第17
図は左操舵時の弁体ランド配置図である。 10・・・ハンドル   12・・・制御パルプ、14
・・・外部ポンプ、  16・・・パワーシリンダ、1
8・・・タンク、 20・・・メータリングポンプ、 22・・・パルプハウジング、 24・・・入力軸、 30.32,34,36・・・環状溝、38・・・第1
弁体、  40・・・第2弁体、42・・・補助弁体、
   46・・・リングスペーサ、S6・・・メータリ
ングポンプ部、 56C・・・駆動軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パワーシリンダ、外部ポンプ、およびタンクに接
    続される各ポートが設けられたハウジングに対し、ハン
    ドルに連継される入力軸と、該入力軸に連結されて回転
    し得る第1弁体と、該第1弁体に位相差をもつて連動回
    転可能に連結される第2弁体と、および第2弁体に駆動
    軸を介して連結され操舵量に応じた油量を計量してパワ
    ーシリンダに供給するメータリングポンプとを装着して
    なり、前記第1、第2弁体はディスクバルブとして両者
    の接合面にポート切換面を形成するとともに、前記第2
    弁体には第1弁体を反対面から挾着する補助弁体を一体
    的に取付けし、該補助弁体と第1弁体の接合面には前記
    第1、第2弁体間に設けられたポート切換面と同一のポ
    ート切換面を形成し、両切換面の各ランド相互を連通さ
    せたことを特徴とする全油圧式動力舵取装置用制御バル
    ブ。
JP17612185A 1985-08-09 1985-08-09 全油圧式動力舵取装置用制御バルブ Pending JPS6237276A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01247275A (ja) * 1988-03-28 1989-10-03 Sumitomo Eaton Kiki Kk 流体作動装置用制御器

Citations (2)

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JPS54132934A (en) * 1978-02-23 1979-10-16 Ferodo Sa Auxiliary steering gear for vehicle
JPS59134063A (ja) * 1982-12-30 1984-08-01 ダンフオス・エ−・エス サ−ボモ−タ用の油圧式制御装置

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