JPS6236317A - 経皮吸収製剤 - Google Patents

経皮吸収製剤

Info

Publication number
JPS6236317A
JPS6236317A JP17657785A JP17657785A JPS6236317A JP S6236317 A JPS6236317 A JP S6236317A JP 17657785 A JP17657785 A JP 17657785A JP 17657785 A JP17657785 A JP 17657785A JP S6236317 A JPS6236317 A JP S6236317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drug
sensitive adhesive
preparation
adhesive composition
silicone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17657785A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kamiyama
文男 神山
Takashi Kishi
岸 高司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP17657785A priority Critical patent/JPS6236317A/ja
Publication of JPS6236317A publication Critical patent/JPS6236317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、経皮吸収製剤、特に、狭心症に有効な薬剤で
あるN−(2−ハイドロオキシエチル)ニコチン酸アミ
ド硝酸エステルおよび/またはその塩類を含有する経皮
吸収製剤に関する。
(従来の技術) 狭心症に有効な薬剤としては冠血管拡張作用を有するニ
トログリセリンが知られている。ニトログリセリンは舌
下錠として利用されるほか、経皮吸収による投与も行わ
れる。特に、血中濃度を長時間にわたって所定のレヘル
に維持するためには。
経皮吸収による投与法が好適である。経皮吸収製剤には
、軟膏剤、ニトログリセリンを含有する粘着剤の層をフ
ィルムの基材表面に設けた貼付剤などがある。しかし、
ニトログリセリンは揮発性が高いため、上記形態の製剤
を長期保存することが難しい。ニトログリセリン自体の
副作用も強く。
そのために、血圧降下を伴う心拍数の増加をひきおこす
おそれもある。
これに対して、副作用が少なくかつ不揮発性の冠血管拡
張剤として、N−(2−ハイドロオキシエチル)ニコチ
ン酸アミド硝酸エステルおよび/またはその塩類が特公
昭58−17463号公報に開示されている。発明者ら
は2通常用いられる各種粘着剤の層にこの薬剤を通常採
用きれる割合(1〜20%)で含有する種にの経皮吸収
製剤(貼付剤)を調製し家兎を用いて薬剤の経皮吸収性
の評価を行なったところ、以下の結果から、この薬剤は
通常の処方では経皮吸収製剤として不通であると判断せ
ざるを得なかった。すなわち、ポリアクリレート、ポリ
アルキルエーテルなどの極性の高い粘着剤を用いると薬
剤の皮膚への移行量が少なく、薬剤が充分に放出されな
い;および、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤などの
極性の低い粘着剤を用いると薬剤の溶解性が低く、かつ
薬剤が短時間のうらに放出されてしまい、長時間にわた
る有効血中濃度が得られないからである。
特開昭59−10513号公報には、上記薬剤を粘着剤
中に含有する経皮吸収製剤(貼付剤)が開示されている
。この製剤の粘着剤としては、薬剤を長時間にわ【り徐
々に放出することを目的として所定のガラス転移温If
(−70℃〜−10℃)の粘着剤が使用される。しかし
、これを貼付しても薬剤が皮膚を通して吸収されるのは
全体の約lθ〜30%という少量であり、薬剤の大部分
は放出されずに粘着剤中に残留する。そのため高い血中
濃度を得にくい。
(発明がM″決しようとする問題点) 本発明は一上記従来の欠点を解決するものであり、その
l]的とするところは、狭心症に有効なN−(2−ハイ
ドロオキシエチル)ニコチン酸アミドGi’i f9エ
ステルおよび/またはその塩類を含有し。
長時間有効に作用しうる経皮吸収製剤を提供することに
ある。本発明の他の目的は、上記薬剤を含有する粘着性
3■成物の層が基材表面に設けられ。
皮膚に貼付したときに該薬剤の放出性が高く、かつ徐放
性を有するため、長時間にわたり有効皿中濃度を維持し
うる経皮吸収製剤を提供することにある。
(問題を解決するための手段) 発明者らは、高い粘着性を持ち、化学的に安定で、かつ
上記薬剤の放出性の高いシリコーン系粘着剤に該薬剤の
徐放効果を与える助剤を付与すれば、長時間にわたり有
効血中濃度を維持しうる経皮吸収製剤が得られることを
見い出した。それゆえ1本発明の経皮吸収製剤は、シリ
コーン系粘着剤と、N−(2−ハイドロオキシエチル)
ニコチン酸アミド硝酸エステルおよび/またはその塩類
と、?8解度パラメーターが7.5〜8.4の範囲にあ
り常温で不揮発性の溶解補助剤とを含有する粘着性組成
物の層を柔軟な基材表面に設けてなり、′そのことによ
り上記目的が達成される。
本発明の経皮吸収製剤に用いられるシリコーン系粘着剤
は、医療用粘着剤などに用いられる既知のシリコーン系
粘着剤であり、シリコーン樹脂と低分子量シリコーン油
との混合物である。シリコーン樹脂としては、ジメチル
ポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、メチルビニ
ルポリシロキサンなどがある。低分子量シリコーン油と
しては。
上記と同様の組成の低分子量物などがある。これらのシ
リコーン系粘着剤は、従来の技術の項に記載したように
、上記薬剤を短時間のうちに放出する。例えば、この薬
剤を1%の割合で含有するシリコーン系粘着剤の層を0
.05龍の厚みで基村上番こ形成した製剤を25℃の水
中に浸漬すると2時間後には杓50%の薬剤が溶出する
のが確認された。
シリコーン系粘着剤に上記薬剤の徐放性を付与するため
に助剤(溶解補助剤)として溶・解度パラメーター(s
p値)が765〜8.4の範囲にある常温で不揮発性の
化合物が用いられる。そのような化合物には1例えば、
ブチルステアレート(SP 7.5)。
ジオクチルフタレート(SP 7.9)、ラウリルアル
コール(SP 8.1)、 )リクレジルホスフェート
(SP 8.4)がある。これらの化合物が添加される
と上記薬剤のシリコーン系粘着剤への溶解度が増大し、
安定に粘着剤中に存在するようになる。そのため、薬剤
の徐放効果が得られる。sp値が7.5を下まわる化合
物1例えば、デカン(SP 6.6) 、ジイソデシル
ツクレート(SP 7.2) 、 は極性が低いため、
これらを添加しても溶解補助剤としては機能しない。
sp値が8.4を上まわる化合物1例えばジオクチルア
ジペート(SP 8.7) 、デカヒドロナフタレン(
SP 8.8)はシリコーン系粘着剤への溶解度が小さ
い。上記sp値が7.5〜8.°4の溶解補助剤は、シ
リコーン系粘着剤9上記蘂剤および溶解補助剤を含有す
る粘着性’r、Il成物中に0.1〜10重H1%、好
ましくは0.5〜5重量%の割合で含有される。過少で
あると薬剤の徐放効果が得られず、過剰であると溶11
¥補助剤自体が粘着性組成物から析出する。
含有される薬剤はN−(2−ハイドロオキシエチル)ニ
コチン酸アミド硝酸エステルおよび/またはその塩類で
あり、塩としては塩酸塩などの無a酸塩;およびシュウ
酸塩、p−)ルエンスルホン酸塩7マレイン塩酸など有
機酸塩が用いられる。
このような薬剤の粘着性組成物中の含有量は2通常0.
1〜10重景%である。過剰であると薬剤が組成物から
析出する。
本発明製剤に用いられる基材としては1通常の貼付剤に
用いられる柔軟性を有するフィルムもしくはシートや、
天然または合成の繊維からなる織布、不識布1紙などが
利用されうる。フィルムやシートの素材としてはポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリビニルア
ルコール、塩化ビニリデン1 ポリアミドなどが用いら
れる。このような基材表面に上記粘着性組成物の層が形
成されて本発明の経皮吸収製剤が得られる。粘着剤層の
厚みは薬剤の含有量などにより異なり、特Qこ制即され
ないが1通常20〜200μm、好ましくは40〜10
0μmである。
(作用) このようるこして得られる本発明の?イ皮吸収製剤は粘
着性組成物の主成分がシリコーン系粘着剤であるため、
皮1・uに貼(=t したときに含有される上記薬剤の
放出性が良好である。さらに、特定のsp値を有する?
8解補助剤が含有されるためこの薬剤の溶解性が高まり
、該薬剤の徐放効果が得られる。
使用される薬剤は、従来のニトログリセリンに比較して
副作用が少ない。さらに2不揮発性であるため、製剤の
保存が容易であるなどの利点を有する。そのため3本発
明の製剤は狭心症治療用に好適に利用されうる。
(実施例) 以下に本発明を実施例につき説明する。
実施例1 (八)経皮吸収製剤の調装:ジメチルポリシロキザンを
主成分とするシリコーン樹脂がフレオン溶媒に溶解した
シリコーン系粘着剤溶液(355MedicalAcl
l+esive ;ダウコーニング社製)300mf(
シリコーン粘着剤56g) 、薬剤としてN−(2−ハ
イドロオキシエチル)ニコチン酸アミド硝酸エステル2
.5g、そしてブチルステアレート2.5gでなる混合
物を室温で5時間攪拌した。これを厚さ50Atmのポ
リエチレンシート表面に乾燥後の膜厚が70μmとなる
ように流延した。60℃で30分間加温して乾燥させ、
経皮吸収製剤を得た。
(B)経皮吸収製剤の性能評価二体重2.5〜3.5k
gの正常家兎3羽を準備し、その背部の毛を剃り皮膚を
露出させた。この皮膚表面に(A)項で得られた製剤(
3cmX3cm)を貼付した。製剤中に含有される薬剤
の量は2.2mgである。貼付1時間後。
3時間後、5時間後、12時間後および24時間後に家
兎の血液を一定量づつ採取し、ガスクロマトグラフィ法
により薬剤の血中濃度を測定した。その結果を表1に示
す。24時間後に製剤を剥離し下記の方法により粘着性
組成物中の薬剤の残存量を測定した。その値から家兎体
内への薬剤の移行率(%)を算出した。その結果を表2
に示す。
薬剤残存量の測定法:剥離した製剤を試験管に入れ、2
0m1のアセトンを加えて密栓し、室温で24時間振の
して薬剤を抽出する。24時間後にアセトンの一定量を
採取し、ガスクロマトグラフィ法により薬剤濃度を測定
し5薬剤残存量を算出する。なお、上記アセトン抽出操
作により薬剤が100%アセトン中に抽出されることは
・既に確認法である。
製剤の皮膚表面への密着性を貼付直後および貼付24時
間後に調べた。その結果もあわせて表2に示す。表1お
よび表2に示す数値は3羽の家兎を用いて測定を行なっ
た値の平均値である。
大施拠主 (八)経皮吸収製剤の調製ニブデルステアレートの代わ
りにラウリルアルコールを用いたこと以外は実施例1(
八)項と同様である。
(8)経皮吸収製剤の性能評価二本実施例(A)項で得
られた製剤を用い、実施例1(B)項の方法により行な
った。本実施例において製剤(3CIllX3cm)中
に含有される薬剤の量は2.3mgである。各々の試験
結果を表1および表2に示す。
実施例1および2で得られる製剤はいずれも皮膚に対す
る密着性が良好であり、薬剤の体内への移行率(薬剤放
出率)も高い。薬剤血中濃度は24時間にわたりほぼ一
定である。
此漱」ロー (A)経皮吸収製剤の調製二組成物中にブチルステアレ
ートを含有しないこと以外は実施例1(A)項と同様で
ある。
(B)経皮吸収製剤の性能評価:本比較例(A)項で得
られた製剤を用い、実施例1(B)項と同様の方法で行
なった。本実施例において製剤(3ca+ x3cm)
中に含有される薬剤の量は2.1mgである。
各々の試験結果を表1および表2に示す。
太較炎l (八)径皮吸収製剤の調製ニブチルステアレートの代わ
りにデカンを用いたこ゛と以外は実施例1(^)項と同
様である。
CB)経皮吸収製剤の性能評価二本比較例(A)項で得
られた製剤を用い、実施例1(B)項と同様の方法で行
なった。本実施例において製剤(3cm x3an)中
に含有される薬剤の量は2.0■である。
各々の試験結果を表1および表2に示す。
九較七し− (八)経皮吸収製剤の調製ニブチルステアレートの代わ
りにジオクチルアジペートを用いたこと以外は実施例1
(^)項と同様である。
(B)経皮吸収製剤の性能評価:本比較例(八)項で得
られた製剤は、粘着性組成物層表面にジオクチルアジペ
ートのブリーディングが認められ、皮膚表面への密着性
が悪い。得られた製剤を用い。
実施例1 (B)項の方法で性能を評価した。本実施例
において製剤(3cmX3cm)中に含有される薬剤の
量は2.3■である。各々の試験結果を表1および表2
に°示す。
(以下余白) 表2 (発明の効果) 本発明によれば、このように、狭心症に有効なN−(2
−ハイドロオキシエチル)ニコチン酸アミド硝酸エステ
ルおよび/またはその塩類を薬剤として含有する経皮吸
収製剤が得られる。この製剤は、薬剤の放出性が高くか
つ徐放性を有するため、長時間にわたり有効な治療効果
が得られる。
従来の製剤のように粘着剤中に多量の薬剤が残留して無
駄になることもない。使用される薬剤は従来のニトログ
リセリンに比較して副作用が少ない。
薬剤は不揮発性であるため、製剤の保存が容易であるな
どの利点を有する。そのため1本発明の製剤は狭心症治
療用に好適に利用されうる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シリコーン系粘着剤と、N−(2−ハイドロオキシ
    エチル)ニコチン酸アミド硝酸エステルおよび/または
    その塩類と、溶解度パラメーターが7.5〜8.4の範
    囲にあり常温で不揮発性の溶解補助剤とを含有する粘着
    性組成物の層を柔軟な基材表面に設けてなる経皮吸収製
    剤。 2、前記溶解補助剤が粘着性組成物層中に0.1〜10
    重量%の割合で含有される特許請求の範囲第1項に記載
    の製剤。
JP17657785A 1985-08-09 1985-08-09 経皮吸収製剤 Pending JPS6236317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17657785A JPS6236317A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 経皮吸収製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17657785A JPS6236317A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 経皮吸収製剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6236317A true JPS6236317A (ja) 1987-02-17

Family

ID=16015991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17657785A Pending JPS6236317A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 経皮吸収製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6236317A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950015058B1 (ko) 활성 성분으로 피소스티그민을 함유하는 경피 치료 시스템 및 그 제조방법
US5380760A (en) Transdermal prostaglandin composition
US5834010A (en) Triacetin as a penetration enhancer for transdermal delivery of a basic drug
US5683710A (en) Percutaneous absorption preparation
US6791003B1 (en) Dual adhesive transdermal drug delivery system
TW492880B (en) Pressure-sensitive adhesive transdermal drug delivery system containing low molecular weight drugs which are liquid at room temperatures, and method of providing the same
KR950015057B1 (ko) 활성 성분으로서 피소스티그민을 포함하는 경피 치료계 및 이의 제조방법
JP2970772B2 (ja) 経皮吸収ゲル製剤
JP2849950B2 (ja) 経皮吸収製剤
JPH06104623B2 (ja) 経皮貼剤及びその製造方法
US20090285877A1 (en) Percutaneous absorption preparation containing palonosetron
JP2002363070A (ja) 経皮吸収貼付剤
JP5224163B2 (ja) 経皮吸収テープ製剤
WO1992008449A1 (fr) Platre contenant du procaterol
CA1309661C (en) Transdermal delivery system
JPS59196817A (ja) 貼付剤
JP2001512465A (ja) 物理的特性の改善されたポリアクリレートマトリックスを有する経皮吸収または局所プラスターシステム
KR20010023647A (ko) 활성물질 스코폴라민 베이스를 함유하는 경피 치료 시스템
JPS6236317A (ja) 経皮吸収製剤
JP3554573B2 (ja) アスピリン含有経皮吸収製剤
JP3980634B2 (ja) 活性物質モルフィン−6−グルクロニドを含む全身的経皮投与用医薬組成物
JP2869167B2 (ja) 徐放性貼付製剤
JPH01233212A (ja) 貼付剤
JPH02149514A (ja) 医薬部材
JPS63185920A (ja) テ−プ製剤