JPS6236122B2 - - Google Patents

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JPS6236122B2
JPS6236122B2 JP54052327A JP5232779A JPS6236122B2 JP S6236122 B2 JPS6236122 B2 JP S6236122B2 JP 54052327 A JP54052327 A JP 54052327A JP 5232779 A JP5232779 A JP 5232779A JP S6236122 B2 JPS6236122 B2 JP S6236122B2
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JP
Japan
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valve
intercept
turbine
steam
bypass
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JP54052327A
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Inventor
Osamu Ninomya
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP5232779A priority Critical patent/JPS55146203A/ja
Publication of JPS55146203A publication Critical patent/JPS55146203A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタービンバイパス装置付のタービンプ
ラントにおけるインターセプト弁、インターセプ
ト弁バイパス弁、加減弁、主蒸気止メ弁バイパス
弁の制御装置に関するものである。
2段タービンバイパス装置を持つ再熱蒸気ター
ビンでは、タービン起動前に再熱部に蒸気圧力が
確立しており、起動時のタービンへの流入蒸気量
の制御は蒸気加減弁とインターセプト弁又はイン
ターセプト弁バイパス弁で行なう必要がある。
このような系統において、全周噴射による起動
(タービン蒸気通路部の熱応力緩和のため、蒸気
加減弁を全開にしその上流側の主蒸気止メ弁バイ
パス弁により蒸気流量制御を行ないタービンのノ
ズル全周から均一に蒸気を流入させて起動しある
程度の負荷をとる運転方法をいう)をする場合
は、蒸気加減弁を全開にするため調速機を全開さ
せると、これにより制御させるインターセプト弁
が全開となりボイラ再熱器の蒸気がタービンに流
入してタービンの制御(回転数及び負荷)や再熱
器圧力制御が不可能となる。
以下この点について図面を用いて説明する。第
1図は2段タービンバイパス装置付の部分噴射運
転(加減弁による起動のみ可能な系統でタービン
ノズルの一部からのみ蒸気流入する運転)のみが
可能なタービンプラントの系統図である。ボイラ
1からの雑気は主蒸気止メ弁2、蒸気加減弁3と
経て高圧タービン4に入つて膨張し、この後ボイ
ラ1の再熱器15により再熱された後再熱蒸気止
メ弁5、インタセプト弁6を経て中圧タービン7
に入り、更に低圧タービン8にて膨張して仕事を
し復水器10に流れる。
2段タービンバイパス系統では、タービン起動
前にボイラ1で発生した蒸気は高圧タービンバイ
パス弁13により再熱器15にバイパスされ、次
に低圧タービンバイパス弁12により復水器10
に流入することにより主蒸気圧力及び再熱蒸気圧
力がこれらの弁13,12により制御されてい
る。
第2図は第1図のタービン制御系統メインライ
ンをブロツクで示したものである。即ち、調速機
14の信号は速度リレー18により増幅され、蒸
気加減弁油筒19及びダツシユポツト20を介し
てセコンダリーリレーピストン21を作動させて
いる。そして加減弁油筒19の動作はカム22を
駆動して加減弁3とインターセプト弁バイパス弁
11を制御している。一方セコンダリーリレーピ
ストン21の動作はインターセプト弁油筒23を
制御してインターセプト弁6を駆動している。
このような系統でタービンを起動する場合は第
3図に示すような開弁順序で各弁を制御して運転
する。第3図で横軸X方向は調速機の信号量、縦
軸Y方向は各弁の開度を示す。また実線3は加減
弁3の弁開度(又は加減弁蒸気量)、点線11は
インターセプト弁バイパス弁11の弁開度(又は
インタセプト弁バイパス弁蒸気量)、一点鎖線6
はインタセプト弁6開度(又はインターセプト弁
蒸気量)の特性を示す。
さて、タービンを起動する場合は、調速機14
信号を増してX1の位置まで来ると加減弁3及び
加減弁3と同一のカム軸に取付けた専用カムによ
りインターセプト弁バイパス弁11が開き、ター
ビン内に蒸気が流入する。このときインターセプ
ト弁6を開けないのは、再熱器15の圧力がある
程度高い状態で大口径のインターセプト弁6を開
けると多量の蒸気が流入して加減弁3によるター
ビン回転数制御及び負荷制御が不可能となるため
である。このため小口径のインターセプト弁バイ
パス弁11のみ開いてタービンの制御は常に加減
弁3にあるようにしている。これでタービンは回
転上昇するが、運転者はタービン回転数を見なが
ら徐々に回転上昇させる。走路回転数になれば発
電機9を電力系統に併入し、その後の開弁操作は
タービン出力(発電機9出力)上昇となる。更に
調速機出力を増加させX2の位置まで来るとイン
ターセプト弁6が開き始める。このときには中圧
タービン7の入口圧力(インターセプト弁後圧
力)はある程度高くなつているので、大口径のイ
ンターセプト弁6が開いても急激な蒸気流入は少
なく、又発電機9が電力系統に併入されているの
で回転数の変化は殆んどない。又インターセプト
弁6の開動作に従つて中圧タービンバイパス弁1
2が閉じて再熱器圧力を制御している。続いて調
速機信号を増すとインターセプト弁6は全開し低
圧タービンバイパス弁12は全閉する。その後は
調速機信号の増加は加減弁3流量のみ制御してタ
ービン出力を制御することになる。
このような系統では、タービン起動時タービン
ノズルのうちの一部分のノズルのみから蒸気が流
入するため、タービンの加熱が不気一となり熱応
力が発生し、起動回数が多い場合はクラツクが発
生する問題点がある。これを防止するためにはタ
ービンノズル全周から均一に蒸気が流入する全周
噴射運転がよいが、全周噴射運転(加減弁全開と
し主蒸気止メ弁バイパス弁により蒸気量制御す
る)を行なうため加減弁3を全開にするべく調速
機14信号を全開とすると(第3図でX5の位
置)インターセプト弁バイパス弁11及びインタ
セプト弁6も全開してしまう。これでは再熱器1
5の蒸気は中圧タービン7に流入して回転数制御
も負荷制御も不可能となる。
本発明は全周噴射運転しても主蒸気及び再熱蒸
気流量の制御ができるように主蒸気止メ弁バイパ
ス弁の制御装置でこの弁とインターセプト弁バイ
パス弁とを関連ずけると共に、低値優先装置によ
り調速機信号、加減弁開度信号と全周噴射制御信
号のいずれか低い方の信号によりインターセプト
弁及びインターセプト弁バイパス弁を制御するこ
とによりタービン起動時、負荷上昇時の制御及び
負荷しや断時の制御をも可能にしたタービン制御
装置を提供することを目的とする。
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。本発明では第4図に示すように、第1図の系
統において主蒸気止メ弁2をバイパスする主蒸気
止メ弁バイパス弁17及びその制御装置16を設
け、インターセプト弁6、インターセプト弁バイ
パス弁11をこの制御装置16により主蒸気止メ
弁バイパス弁17の動作に関連ずけて制御するよ
うにする。第5図は各蒸気弁を制御する信号の関
係を示すものである。具体的には、前記制御装置
16に主蒸気止メ弁バイパス弁17を制御する全
周噴射起動装置24とその主蒸気止メ弁油筒25
を設置し、又従来加減弁カム22により駆動され
ていたインターセプト弁バイパス弁11はこのカ
ム軸上から外し、別置きのインターセプト弁バイ
パス弁油筒26により駆動する構成とする。そし
て、この油筒26は全周噴射起動装置24により
設定される位置設定器27により制御されるイン
ターセプト弁バイパス弁操作機構28の位置信号
と加減弁油筒19の出力信号のどちらか多い方の
値を優先させる低値優先機構29からの信号によ
り制御される。
一方、インターセプト弁6を制御する信号は調
速機14の速度リレー18からの信号をダツシユ
ポツト20を介してセコンダリーリレーピストン
21を動作させる。この信号に対し低値優先機構
29の出力信号によるインターセプト弁ジヨツキ
ング装置30のどちらか低い値を優先させる低値
優先機構31からの信号でインターセプト弁油筒
23が制御され、インターセプト弁6を駆動す
る。
第4図、第5図により全周噴射運転を行なう場
合について説明する。
(1) 主蒸気止メ弁バイパス弁17の全周噴射起動
装置24を全閉にする。これによりインターセ
プト弁バイパス弁11の位置設定器27は全閉
信号を出し、この信号はインターセプト弁バイ
パス弁操作機構28、低値優先機構29、イン
ターセプト弁バイパス弁油筒26を介して伝達
されインターセプト弁バイパス弁11も全閉し
ている。
(2) この全閉信号は前記低値優先機構29により
インターセプト弁ジヤツキング装置30を働か
せ低値優先機構31、インターセプト弁油筒2
3を介してインターセプト弁6を全閉にしてい
る。
(3) 調速機14の信号を全開することにより第5
図の加減弁3は速度リレー18、加減弁油筒1
9、カム22を介し全開する。
このとき、速度リレー18が全開することに
よりダツシユポツト20、セコンダリーリレー
ピストン21も全開となるが、低値優先機構3
1によりインターセプト弁油筒23へはこの全
開信号は伝達されない。他方、インターセプト
弁ジヤツキング装置30が、前記全周噴射起動
装置24の全閉によつて、インターセプト弁バ
イパス弁位置設定器27、インターセプト弁バ
イパス弁操作機構28、さらに低値優先機構2
9を介して全閉に保持されているから、前記低
値優先機構31にはこのインターセプト弁ジヤ
ツキング装置30の全閉信号が伝わり、インタ
ーセプト弁油筒26、インターセプト弁6は全
閉に保持されることになる。
(4) タービンに蒸気を流入させるには全周噴射起
動装置24により主蒸気止メ弁バイパス弁17
を徐々に開ける。これによりインターセプト弁
バイパス弁位置設定器27はインターセプト弁
バイパス弁11を徐々に開ける。主蒸気止メ弁
バイパス弁17開度とインターセプト弁バイパ
ス弁11開度は第6図のようになつている。第
6図でX軸は主蒸気止メ弁バイパス弁17開
度、Y軸はインターセプト弁バイパス弁11開
度を示す。
以上によりタービンは回転上昇し、さらに開
度を増せば定格回転数となつて電力系統に併入
可能となり、続いて負荷をとることができる。
尚、回転上昇中の回転数制御は調速機14では
できないので、手動又はコンピユータ等の制御
装置により全周噴射起動装置24に信号を与え
るようにすればよい。
またインターセプト弁バイパス弁11とイン
ターセプト弁6は、この状態では低値優先機構
29の信号によつて制御されており、それらの
開度の関係は第3図に示すようになつている。
すなわち、インターセプト弁バイパス弁11が
全開付近でインターセプト弁6が開口し始め
る。
(5) 負荷が上昇して全周噴射運転から部分噴射運
転に切り替る場合は、調速機14の信号を減少
させ第3図でX5の位置からXTの位置に移す。
これで蒸気加減弁3は閉じ(全閉ではない)、
蒸気流量はこの蒸気加減弁3によつて制御され
るようになる。同時に主蒸気止メ弁2後の圧力
が上昇し主弁を開けることができるようにな
る。
(6) 全周噴射起動装置24を全開にすると主蒸気
止メ弁2及びそのバイパス弁17が全開とな
る。なお、このときタービン入口蒸気流量は蒸
気加減弁3により制御されている。
(7) こうして蒸気量の制御は全周噴射起動装置2
4から調速機14に切換わる。他方、低値優先
機構29において、調速機14から速度リレー
18、加減弁油筒19を経油してきた信号が低
値となり、全周噴射起動装置24からインター
セプト弁バイパス弁位置設定器27、インター
セプト弁バイパス弁操作機構28を経由してき
た信号が高値(全開)となる結果、調速機14
からの信号が優先され、インターセプト弁6お
よびインターセプト弁バイパス弁11の制御は
この調速機14によつて行なわれることとな
る。
(8) この全周噴射/部分噴射切換えは第1図及び
第2図に示す従来の系統と同一となる。
(9) その後、タービン負荷を上昇させるには調速
機14の信号を増加させる。これによつて蒸気
加減弁3およびインターセプト弁バイパス弁1
1、インターセプト弁6の開度が増加し、やが
てインターセプト弁バイパス弁11が全開とな
り、その後インターセプト弁6も全閉する。こ
うして第3図におけるX4点以上の負荷域で
は、蒸気加減弁3のみによる制御が行われるよ
うになる。
(10) 以上の一連の動作中、発電機負荷しや断が発
生した場合は回転上昇により調速機14の信号
が減少してそれぞれの低値優先機構29,31
を介してインターセプト弁6及びインターセプ
ト弁バイパス弁11を閉じるので、オーバスペ
ードは従来の第1図系統と殆んど相違しない。
なお、速度リレー18からダツシユポツト2
0、セコンダリーリレーピストン21、低値優
先機構31を経てインターセプト弁油筒23お
よびインターセプト弁6を制御する系統は、タ
ービンが高負荷域で運転中に負荷しや断等が発
生してタービン回転数が急上昇したときにイン
ターセプト弁6をより迅速に閉鎖するためのも
のである。
この第5図のブロツクを機械式制御装置とした
場合について第7図により説明する。第7図は第
5図におけるブロツク28,29,26,30,
31及び11の部分に相当する。
まず主蒸気止メ弁バイパス弁17による全周噴
射運転を行なう場合について説明する。蒸気加減
弁3を全開させるためインターセプト弁制御トル
クシヤフトヘ及び速度リレー18からの信号ロツ
ドトの信号は弁全開位置相当の最上部になつてい
る。この状態でインターセプト弁油筒23を制御
するトルクシヤフト43はインターセプト弁全閉
相当位置となつている。なぜならば、先に述べた
ようにタービン起動時ボイラ再熱器15の圧力が
高い状態でインターセプト弁6を全開することは
運転不能となるため、低値優先機構31によりイ
ンターセプト弁6を全閉している。この動作は低
値優先機構29のレバー32の先端はストツパ4
9と接していないので、パイロツト弁45はバネ
47により下方向に動作させ制御油70の供給は
管路71を通つてピストン40の上側にかかり下
方向に押し下げられている。この動作はピストン
ロツド37によりレバー35の右端を下げること
になり、ロツド41の先端はインターセプト弁全
閉相当位置に設定されたストツパ36に当るまで
低下している。そのため、インターセプト弁制御
トルクシヤフト43はインターセプト弁全閉信号
を伝達している。一方、速度リレー18からの信
号ロツドトは左方向に引かれているので、トルク
シヤフト76を反時計方向に回しレバー77を最
上部に位置づけしている。この状態では低値優先
機構29のレバー78は無関係の位置になり、速
度リレー18の動作はインターセプト弁バイパス
弁11に何んの制限も与えない。つまりレバー7
8とレバー77の間に間隙がある状態である。
この状態(蒸気加減弁全開、インターセプト弁
全閉)で主蒸気止メ弁バイパス弁17を徐々に開
いてタービンに蒸気を流入させる。この動作はバ
イパス弁開度発信器79により電気的に伝達さ
れ、運転方法選択器80とでAND回路81より
インターセプト弁バイパス弁開度設定器82に信
号を与える。この信号は電動機83を回転させ、
減速歯車84,84を介してインターセプト弁バ
イパスブロツク28の軸86を回転させる。この
軸86は軸方向に移動する。ナツト87はタービ
ンリセツト時はラツチ88、リンク89,90及
びバネ91により固定されている。いま電動機8
3とインターセプト弁バイパス弁開方向に回転さ
せると、軸86は左方向に移動する。この動きは
レバー92を時計方向に回転させる。この回転は
バネ93、ストツパー94を介してレバー95に
伝達され、トルクシヤフト96を時計方向に回転
させる。これはレバー32の右端を下げ、ロツド
50を介してインターセプト弁バイパス弁11の
油筒パイロツト弁のレバー51の左端を下げる。
これによりパイロツト弁53も下がり、制御油6
6は管路68を通つてピストン60の下側に供給
され、ピストンロツド58、レバー62を介して
インターセプト弁バイパス弁本体65を開ける。
この動作は主蒸気止メ弁バイパス弁17が全開に
なるまで続けられ、インターセプト弁バイパス弁
開度設定器82の設定値はインターセプト弁バイ
パス弁11の流量と主蒸気止メ弁バイパス弁17
の流量とが等しくなるように設定している。この
ため、ボイラー1のタービンバイパス装置があつ
てもタービン内を通る蒸気量は高圧側と中、低圧
側とが等しくなり、タービンバイパス装置がない
タービンとなんら変つた運転状態とはならない。
プラントの特性で高圧側と中、低圧側タービンの
流量比を変える必要がある場合はこの設定器によ
り行なえばよく、運転にはなんの問題もない。
次に主蒸気止メ弁バイパス弁17が全開近くに
なり、全周噴射運転から加減弁運転(部分噴射運
転)に切替える場合について説明する。インター
セプト弁バイパス弁操作機構28も全開近くとな
り、レバー97の左端は上昇している。ストツパ
ー49の設定は全周噴射運転から部分噴射運転へ
の切替り時ちようどレバー97の左端と接するよ
うになり、ロツド48、レバー44を介してパイ
ロツト弁45を引き上げる。それにより制御油7
0は管路72を介してピストン40の下部に供給
される。そうすると、ピストン40は上昇してピ
ストンロツド37を介してレバー35の左端を支
点として反時計方向に上昇する。この動作はロツ
ド41をストツパ36位置からインターセプト弁
全開方向へ移動する。しかしながら、インターセ
プト弁制御トルクシヤフト軸ヘの設定信号はイン
ターセプト弁全閉の信号を送り続けているので、
インターセプト弁6は開かない。つまりピストン
40が上昇することによりインターセプト弁6を
開けようとするインターセプト弁制御トルクシヤ
フト軸ヘの信号がきたときインターセプト弁6が
開き得る状態となる。
通常、主蒸気止メ弁バイパス弁17による全周
噴射運転はタービン起動から負荷が15〜20%程度
までである。つまりこの負荷はタービンバイパス
のためのインターセプト弁バイパス弁11が全開
する調速機開度相当より下側になつている。この
ため主蒸気止メ弁バイパス弁17による全周噴射
から蒸気加減弁3による部分噴射運転に操作を切
替えるためには、一度全開している蒸気加減弁3
を徐々に閉じ込んでタービン入口蒸気の流量制限
を蒸気加減弁3側に移す必要がある。この操作に
より調速機14はかなり閉方向に寄つた開度とな
つている。そのためストツパ49が当つてピスト
ン40によりインターセプト弁6を開けるような
動作となつてもレバー35の左端が下がつている
ので、インターセプト弁6はなんら動かない。セ
コンダリーリレーピストン21によりインターセ
プト弁6が制御できる状態になつているだけであ
る。
次に通常運転中の動作及びタービン負荷しや断
時の動作について説明する。主蒸気止メ弁バイパ
ス弁17による全周噴射が完了して蒸気加減弁3
による部分噴射運転中は、インターセプト弁バイ
パス弁操作機構28は全開状態、低値優先機構3
0も全開状態(セコンダリーリレーピストン21
によりインターセプト弁6が制御できる状態)、
インターセプト弁バイパス弁111も全開となつ
ている。このような状態ではタービンの負荷制御
(回転数制御)は全て蒸気加減弁3により行なわ
れている。この状態で負荷しや断が発生すると、
タービン回転数が上昇するので調速機14により
蒸気加減弁3は閉じ、インターセプト弁6もセコ
ンダリーリレーピストン21により閉じる。一
方、インターセプト弁バイパス弁操作機構28は
回転数制御は行なつていないので現状維持とな
り、インターセプト弁バイパス弁11は閉じない
ままである。このままでは、インターセプト弁バ
イパス弁11から流入する蒸気によりタービンは
オーバースピードするおそれがある。
そこで本発明では、蒸気加減弁3の制御信号か
ら分岐した制御信号をロツドロによりレバー9
8,76,99を介してレバー77の左端に伝達
する。ここで、タービン負荷しや断が発生した場
合には蒸気加減弁3が閉じると同時に、レバー7
7の左端が押え込まれる状態となる。するとレバ
ー78に当り、低値優先機構29のトルクシヤフ
ト96は反時計方向に回る。そしてレバー32は
インターセプト弁バイパス弁11を閉ずる。イン
ターセプト弁バイパス弁操作機構28が全開のま
までトルクシヤフト96が回転できるのは、レバ
ー92とトルクシヤフト96は直接接続されてい
なくてレバー95、ストツパー94、バネ93を
介して動作が伝達されるようになつている。つま
りバネ93の取り付け荷重はレバー32及び97
にかかる力の約2倍程度で、レバー77によりレ
バー78が強制的に押し込まれるとバネ93が伸
びてストツパー49の間隙が広がる構造となつて
いる。
この機構により、蒸気加減弁3の信号が優先す
る低値優先機構29となつている。主蒸気止メ弁
バイパス弁17による全周噴射運転をしない場合
で、インターセプト弁6が開き始める前までは、
全てこのレバー77,78によりレバー32を制
御しインターセプト弁バイパス弁11を制御する
こととなる。タービン負荷しや断後、再び負荷運
転をする場合で全周噴射運転を行なう場合は、ラ
ンバツク装置100により設定器82を動作させ
インターセプト弁バイパス弁操作機構28を閉
じ、制御設定を主蒸気止メ弁バイパス弁開度側3
に切替える。
以上説明したように、本発明では2段タービン
バイパス装置を持つ再熱蒸気タービンプラントに
おいて、主蒸気止メ弁バイパス弁による全周噴射
運転を行なう場合(従来の系統では不可能であつ
た)、操作としては主蒸気止メ弁バイパス弁の操
作のみ行なえばインターセプト弁バイパス弁も同
時に制御することができ、またタービン負荷しや
断には自動的に安全に動き全周噴射運転から部分
噴射運転への切替も簡単に行なえる効果がある。
上述では機械的制御機構について説明したが、勿
論、電気回路式制御系において上記主旨を実現す
ることは容易に可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における2段タービンバイパス装
置付のタービンプラント系統図、第2図は第1図
プラントのタービン制御系統のブロツク図、第3
図は第1図タービンプラントの調速機の信号に対
する各制御弁の動作特性図、第4図は本発明の一
実施例の系統図、第5図は第4図のタービン制御
系統のブロツク図、第6図は同実施例の主蒸気止
メ弁バイパス弁に対するインターセプト弁バイパ
ス弁の関係特性図、第7図は本発明要部を機械的
に構成した場合の制御系統図である。 1……ボイラ、2……主蒸気止メ弁、3……蒸
気加減弁、4……高圧タービン、6……インター
セプト弁、7……中圧タービン、8……低圧ター
ビン、9……発電機、11……インターセプト弁
バイパス弁、13……高圧タービンバイパス弁、
14……調速機、15……再熱器、16……制御
装置、17……主蒸気止メ弁バイパス弁、24…
…全周噴射起動装置、29,31……低値優先機
構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2段タービンバイパス装置を持つ再熱蒸気タ
    ービンで主蒸気止メ弁バイパス弁、このバイパス
    弁後段の蒸気加減弁、再熱器から次段タービンへ
    の蒸気路に設けられるインターセプト弁及びイン
    ターセプト弁バイパス弁を制御するものにおい
    て、前記蒸気加減弁開度を制御する調速機、前記
    主蒸気止メ弁バイパス弁開度を制御する全周噴射
    起動装置、この全周噴射起動装置の主蒸気止メ弁
    バイパス弁開度信号と前記調速機による加減弁開
    度信号のいずれか低い方の値の信号を優先する第
    1の低値優先装置及びこの第1の低値優先装置出
    力と前記調速機出力のいずれか低い方の値を優先
    する第2の低値優先装置を設け、前記第1の低値
    優先装置出力で前記インターセプト弁バイパス弁
    開度を制御し、前記第2の低値優先装置出力で前
    記インターセプト弁開度を制御するようにした蒸
    気タービンの制御装置。
JP5232779A 1979-04-27 1979-04-27 Controlling system for steam turbine Granted JPS55146203A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5232779A JPS55146203A (en) 1979-04-27 1979-04-27 Controlling system for steam turbine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5232779A JPS55146203A (en) 1979-04-27 1979-04-27 Controlling system for steam turbine

Publications (2)

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JPS55146203A JPS55146203A (en) 1980-11-14
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JPS5155803A (en) * 1974-11-11 1976-05-17 Hitachi Ltd Taabinbaipasukeito ojusuru jokitaabinno kidohoho oyobi sono sochi

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