JPS6235686Y2 - - Google Patents

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JPS6235686Y2
JPS6235686Y2 JP5722883U JP5722883U JPS6235686Y2 JP S6235686 Y2 JPS6235686 Y2 JP S6235686Y2 JP 5722883 U JP5722883 U JP 5722883U JP 5722883 U JP5722883 U JP 5722883U JP S6235686 Y2 JPS6235686 Y2 JP S6235686Y2
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JP
Japan
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gate
valve
valve seat
girder
hanging
Prior art date
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JP5722883U
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JPS59163622U (ja
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Priority to JP5722883U priority Critical patent/JPS59163622U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゲートのバイパス装置に関するもので
ある。
従来の此の種装置が第1図、第2図に示されて
いる。すなわち1はダムで、コンジツトパイプの
呑口2や着床用の受部3などを有し、前記呑口2
の前面には戸当り金物(図示せず)が設けられ
る。4はゲートで、前記戸当り金物に弾性接当可
能な側部水密ゴム5と、受部3側に弾性接当可能
な底部水密ゴム6とを有する。このゲート4の上
端からは左右一対のガイド金物7が上方に連設さ
れ、これらガイド金物7に上下方向の案内溝8を
形成している。9は両案内溝8に案内されて昇降
可能な吊桁で、その両端近くの上部には滑車10
が遊転可能に取付けられている。11は滑車10
に巻回されたワイヤロープで、ダム1の上端に設
けた巻上機のドラムに到る。前記吊桁9からは螺
軸機構12を介して上下位置変更可能なバルブ吊
棒13が連設され、その下端はゲート4内の一箇
所に形成した水室14内に突出している。この水
室14の前面はスクリーン15を介して開放さ
れ、また底部はエルボ状の放流管16を介して前
記呑口2側に開放されている。前記放流管16の
入口部には上向きの弁座17が設けられ、この弁
座17に対向するバルブ18が前記バルブ吊棒に
取付けてある。
上記構成において、ゲート4が大きな水圧を受
け、側部水密ゴム5を戸当り金物に強く圧接させ
ることによつて止水が行なわれている。このよう
な条件下でゲート4を上昇(吊上げ)させたので
はゲート4の巻上機として大動力のものが必要で
あり、また側部水密ゴム5の破損を招くことにな
る。そこでゲート4の昇降時には第1図、第2図
実線に示すように吊桁9を引き上げて案内溝8の
上端に位置させ、これによつてバルブ吊棒13を
上昇させて弁座17から離間させ、放流管16を
介して呑口2に注水し、ゲート4にかかる水圧が
小さくなつたところで、このゲート4を吊桁9を
引き上げることにより吊上げて呑口2を開放して
いる。
ところで上記従来構成であると、弁座17がゲ
ート4の下部にあり、このためバルブ吊棒13を
長尺のものとする必要がある。しかもバルブ吊棒
13の上端が螺軸機構12を介して吊桁9に固定
されていることから、吊桁9およびゲート4の歪
や水圧などによりバルブ吊棒13の軸心が弁座1
7のそれに対し位置ずれしたり、バルブ18を弁
座17に嵌合させようとしても、その両者間に間
隙が生じたりすることがあり、このような位置ず
れや間隙が生じたときには、完全に止水すること
ができないという問題が生じる。
そこで本考案はかかる問題点を解消したゲート
のバイパス装置を提供するものであつて、その特
徴とするところは、昇降自在なゲートの上面に弁
座を設け、該弁座とゲート側面適所に形成した放
水口とを連通させる放水管を設け、ゲートの上方
で昇降自在な吊桁の下面適所に継手を介して吊下
げられると共に吊桁がゲート上面に接近したとき
には上記弁座に嵌合する円錐形バルブを設け、上
記継手をバルブが一定範囲内において移動するこ
とを許容する構造としたことにあり、かかる構成
によれば、弁座が吊桁の近くにあることから、長
尺のバルブ吊棒が不用で、吊桁およびゲートの歪
や水圧などによりバルブと弁座との軸心が狂いに
くいものである。また、たとえその両者の軸心が
少々狂つても、さらに吊桁とゲートとの間の間隔
が少々広くなつたり、狭くなつても、継手の作用
によりバルブが一定小範囲内において自由に移動
できることから、弁座に対しバルブを完全に嵌合
させて止水することができるものである。特に多
段式ゲートに好適するものである。
以下、本考案の第1の実施例を第3図〜第5図
に基づいて説明する。20はゲート4の上面のほ
ぼ中央に設けられた弁座であつて、複数のリング
状鋼板を積み重ねて形成された弁座本体21と、
該弁座本体21の上面に配設された止水ゴム22
と、該止水ゴム22上に配設されると共に弁座本
体21にボルト23止めされた押えリング24と
から構成され、中央にテーパ穴25を有する。2
6は弁座20とゲート4の側面適所に形成した放
水口27とを連通させる放水管である。28,2
9はゲート4の上方に配設された上方吊桁と下方
吊桁であつて、それぞれ桁本体30,31と、該
桁本体30,31の両端にブラケツトを介して回
転自在に支持されると共に戸溝のレール32に当
接するガイドローラ33,34と、一対の脚3
5,36とを有する。37は上方の桁本体30の
上面に一対配設された滑車であつて、ダム上部の
ウインチ装置から垂下されたワイヤロープ38が
巻回されている。39,40は下方の桁本体31
の上面およびゲート4の上面にそれぞれ一対配設
された吊り金具、41は上方吊桁28から垂下さ
れた一対のフツクであつて、上記各吊り金具3
9,40に係合するものである。42は下方の桁
本体31の下面の弁座20に対向する位置に突設
された鍔43付き突起、44は弁座20のテーパ
穴25に嵌合する円錐形バルブであつて、上面に
は鍔45付き突部46を突設してある。47は突
部46の上面中央に固着された半球部である。4
8はバルブ44を突起42に連結する継手であつ
て、中央貫通穴49が突起42に嵌合すると共に
鍔部43に当接する上板50と、中央貫通穴51
が突部46に嵌合すると共に鍔部45に当接する
下板52と、該下板52上に固着されると共に上
板50にボルト止めされた筒体53とから構成さ
れている。なお上記貫通穴49,51の径は突起
42および突部46の径よりも十分大きくしてあ
り、これによつて、バルブ44が上下方向および
水平方向に一定小範囲内において移動することを
許容する構造となつている。また下方吊桁29の
脚36がゲート4の上面に当接したときに、突起
42の下面が半球部47に当接するように構成し
てある。
上記構成において、第3図に示す状態は、ゲー
ト4により呑口2を完全に閉塞している状態であ
つて、この状態から、呑口2を開設する場合に
は、ウインチ装置を作動させてワイヤロープ38
を巻上げる。これによつて上方吊桁28が吊り上
げられ、またフツク41が吊り金具39に係合し
ていることから、下方吊桁29も吊り上げられ、
継手48を介してバルブ44も吊り上げられて弁
座20のテーパ穴25が開放される。すると、水
がテーパ穴25から放水管26内を通つて呑口2
内に注入される。上下両吊桁28,29をダム1
の上方まで引き上げた後、下方吊桁29をダム1
の適所にあずけ、上方吊桁28だけを降下させ、
フツク41を吊り金具40に係合させ、再び上方
吊桁28を吊り上げれば、ゲート4も引き上げら
れて、呑口2が開放されるものである。
上記とは逆に呑口2を閉塞するときには、上記
とは逆の手順によりおこなえばよい。この場合、
バルブ44が上下左右にルーズに動くから、この
バルブ44の軸心と弁座20のそれとが少々ずれ
ていても、また下方吊桁29とゲート4との間の
間隔が少々広くなつても、狭くなつても、バルブ
44をテーパ穴25内に確実に嵌入させることが
でき、しかも脚36がゲート4の上面に当接した
状態において、突起42の下面が半球部47に当
接するので、バルブ44はテーパ穴25の内周面
に確実に当接させられる。
上記実施例では、突起42を下方の桁本体31
の下面に固定したが、第6図に示すごとく、その
突起42を上下動自在とし、ばね55により下方
へ付勢するようにしてもよい。この構成によれ
ば、ばね55によりバルブ44が弁座20に適度
に押し付けられ、押し付け過ぎになるおそれはな
い(第2の実施例)。
また上記第1、第2の実施例では、上下2つの
吊桁28,29を用いたが、下方吊桁29を省略
し、突起42および継手48を介してバルブ44
を上方吊桁28に設けるようにしてもよい(第3
の実施例)。
以上述べたごとく本考案によれば、弁座が吊桁
の近くにあることから、長尺のバルブ吊棒が不用
で、吊桁およびゲートの歪や水圧などによりバル
ブと弁座との軸心が狂いにくいものである。ま
た、たとえその両者の軸心が少々狂つても、さら
に吊桁とゲートとの間の間隔が少々広くなつた
り、狭くなつても、継手の作用によりバルブが一
定小範囲内において自由に移動できることから、
弁座に対しバルブを完全に嵌合させて止水するこ
とができるものである。特に多段式ゲートに好適
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来例を示し、第1図は
縦断正面図、第2図は縦断側面図である。第3図
〜第5図は本考案の第1の実施例を示し、第3図
は一部切欠き正面図、第4図は一部切欠き側面
図、第5図は要部の縦断面図である。第6図は本
考案の第2の実施例を示す要部の縦断面図であ
る。 4……ゲート、20……弁座、26……放水
管、27……放水口、28……上方吊桁、29…
…下方吊桁、41……フツク、44……バルブ、
48……継手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 昇降自在なゲートの上面に弁座を設け、該弁座
    とゲート側面適所に形成した放水口とを連通させ
    る放水管を設け、ゲートの上方で昇降自在な吊桁
    の下面適所に継手を介して吊下げられると共に吊
    桁がゲート上面に接近したときには上面弁座に嵌
    合する円錐形バルブを設け、上記継手をバルブが
    一定小範囲内において移動することを許容する構
    造としたことを特徴とするゲートのバイパス装
    置。
JP5722883U 1983-04-15 1983-04-15 ゲ−トのバイパス装置 Granted JPS59163622U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5722883U JPS59163622U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 ゲ−トのバイパス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5722883U JPS59163622U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 ゲ−トのバイパス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59163622U JPS59163622U (ja) 1984-11-01
JPS6235686Y2 true JPS6235686Y2 (ja) 1987-09-10

Family

ID=30187538

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JP5722883U Granted JPS59163622U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 ゲ−トのバイパス装置

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JP7148351B2 (ja) * 2018-10-09 2022-10-05 中国電力株式会社 角落し

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JPS59163622U (ja) 1984-11-01

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