JPS6235635B2 - - Google Patents

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JPS6235635B2
JPS6235635B2 JP56052821A JP5282181A JPS6235635B2 JP S6235635 B2 JPS6235635 B2 JP S6235635B2 JP 56052821 A JP56052821 A JP 56052821A JP 5282181 A JP5282181 A JP 5282181A JP S6235635 B2 JPS6235635 B2 JP S6235635B2
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JP
Japan
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signal
flow rate
display
reactor
signals
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Application number
JP56052821A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57166595A (en
Inventor
Teruaki Tomizawa
Akira Fukumoto
Tatsuo Myazawa
Koji Mizuguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Nippon Genshiryoku Jigyo KK
Original Assignee
Toshiba Corp
Nippon Genshiryoku Jigyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Nippon Genshiryoku Jigyo KK filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP56052821A priority Critical patent/JPS57166595A/ja
Publication of JPS57166595A publication Critical patent/JPS57166595A/ja
Publication of JPS6235635B2 publication Critical patent/JPS6235635B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原子炉設備の状態を的確に監視し得る
ように表示する装置に関する。
従来、原子炉設備たとえば、沸騰水形原子力発
電設備では設備を構成する機器の作動状態や設備
のプロセス量はすべて中央制御室の制御盤に表示
されるように構成されている。そして、これらの
情報は計器に表示され、または運転員の操作によ
つてCRT上に表示されるように構成されてい
る。また、安全性に影響を与えるような情報は警
報器によつて表示するように構成されている。そ
して、運転員はこれらの情報をもとにして設備全
体の状態を把握監視し、安全性を維持し、また異
常が生じた場合にはこれを早期に発見するように
していた。ところで、従来上記機器の作動状態や
プロセス量等の情報はいずれもそれぞれ計器、
CRT、警報器等により表示するように構成され
ていた。このため、たとえば沸騰水形原子力発電
設備の運転にあたつては約300個の計器、約1000
個の警報器からの情報にもとづいて約600個のス
イツチ類を操作しなければならない。このため、
運転員の負担が大きく、また不適当な操作を招く
可能性もあつた。
〓〓〓〓〓
特に原子炉設備では信頼性を増すため、同一の
プロセス量を検出する検出器を複数設けるように
構成され、また、たとえば流量等を検出する場
合、流量計で直接測定する他に圧力やポンプ回転
数等の他のプロセス量を換算して流量を求めるこ
とがなされる。しかし、従来のものはこれら検出
器毎にその測定値を表示していたため、運転員が
監視すべき表示が多くなり運転員の負担が増大す
る不具合があつつた。
本発明は以上の事情にもとづいてなされたもの
で、その目的とするところは設備側から送られて
来る信号を整理し、これらを要約した状態にして
表示することにより設備全体の状態の把握を容易
にし、運転員の負担を軽減し、また不適当な操作
をする可能性を少なくすることができる原子炉設
備の監視装置を得ることにある。以下本発明を図
面に示す一実施例にしたがつて説明する。まず、
第1図を参照してこの一実施例を概略的に説明す
る。すなわち、1は沸騰水形原子力発電設備(以
下設備と称す)である。この設備1には炉心を収
容した原子炉圧力容器2が備えられており、この
原子炉圧力容器2内で発生した蒸気はタービン3
に送られてこれを駆動し、このタービン3によつ
て発電機5を駆動して発電をなし、またタービン
2を出た蒸気は復水器4に送られて凝縮し、復水
となるように構成されている。また、この他にも
各種の系統の機器が設けられている。そして、こ
の設備1にはプロセス量あるいは各機器の作動状
態を検出する検出器が設けられており、これら検
出器からの信号は入力回路6に送られるように構
成されている。そして、この入力回路6は各信号
を必要に応じて増幅し、またデジタル量に変換し
て信号処理回路7に送るように構成されている。
そして、この信号処理回路7は各信号を整理し、
これら信号を要約した形にして表示機構8に送る
ように構成されている。そして、この表示機構8
には2個のCRT9,10が備えられており、第
1のCRT9上には設備1の安全運転上必要最小
限の情報を要約して常時表示し、また第2の
CRT10はキーボード11を切換操作すること
により各種の詳細な情報を表示するように構成さ
れている。そして、第1のCRT9にはたとえば
第2図に示す如き情報が表示されるように構成さ
れている。すなわち、12は項目表示欄であつ
て、上段から順に原子炉出力12a、原子炉水位
12b、原子炉内圧力12c、炉内水量12d、
格絡容器内圧力12eおよび放射線量12fの各
項目の表示がなされる。また、13は測定値表示
欄であつて、上記各項目に対応してその測定値が
表示される。この表示は目盛14…に対応してバ
ーグラフ15…で表示され、また目盛14…上に
は必要に応じて各種の制限値表示16…がなされ
る。また、この測定値表示欄13には上記バーグ
ラフ15…による表示とともにデジタル表示17
…によつても測定値が表示されるように構成され
ている。また、18は変化率表示欄であつて、各
項目に対応して測定値の変化率を表示するように
構成されている。この表示は変化率がプラスの場
合には上向の矢印19…を表示し、また変化率が
マイナスの場合には下向の矢印20…を表示し、
また変化率が零の場合には横線21…を表示す
る。また、この変化率表示欄には変化率をデジタ
ル表示22…でも表示するように構成されてい
る。そして、これら各項目の測定値や変化率は前
記信号処理回路7によつて処理が加えられたもの
で、たとえば原子炉水位12bの項目の測定値や
変化率は第3図および第4図の如く処理されたも
のが表示される。すなわち、2は原子炉圧力容器
であつて、この原子炉圧力容器2には狭域水位計
23a,23b,23cが設けられている。これ
ら狭域水位計23a,23b,23cはいずれも
原子炉圧力容器2内の水位を比較的狭い範囲で測
定するもので、同じ構造のものが3個設けられて
いる。そして、これら狭域水位計23a,23
b,23cからの信号はそれぞれ上下限チエツク
部24a,24b,24cに送られる。そして、
これら上下限チエツク部24a,24b,24c
では信号が狭域水位計23a,23b,23cの
測定範囲を超えていないか、すなわちアツプスケ
ールやダウンスケール、あるいは電源の異常等が
生じていないかを検出し、これら異常が生じた場
合にはこれは水位計23a,23b,23cが故
障した旨のメツセージ25a,25b,25cを
表示する。そして、これら異常が生じていない場
合は上記水位計23a,23b,23cからの信
号はそれぞれ比較器26a,26b,26cに送
られ、互の偏差の絶対値が許容偏差値eより小で
あるか否かを判定する。そして、これらの偏差が
〓〓〓〓〓
許容偏差値e以下であればこれらの信号は演算器
27a,27b,27cに送られ、比較された2
つの信号の平均値G1、G2、G3が求められる。ま
た、偏差が許容偏差値を超える場合には上記演算
器27a,27b,27cでG1、G2、G3をそれ
ぞれ零とする。そして、これら演算器27a,2
7b,27cからの信号はさらに演算器28に送
られ、これらの信号G1、G2、G3の平均値が求
められる。そして、この平均値を前述した
CRT9等に表示する。また、上記演算器27
a,27b,27cからの信号G1、G2、G3がい
ずれも零の場合には狭域水位計23a,23b,
23cがすべて故障したとみなし、他の水位測定
系たとえば炉水位の大幅な変動時にこれを測定す
るためあるいは狭域水位計の後備水位計として設
けられた広域水位計の利用モードに移行する。ま
た、このようにして得られた水位測定信号は第4
図に示す如く処理されて変化率その他が求めら
れ、前述したCRT9上に表示される。すなわ
ち、29は信号変換部であつて、この信号変換部
29によつてアナログ信号がデジタル信号に変換
される。次にこの信号は工学単位変換部30で工
学単位に変換される。そして、この工学単位変換
部30で変換された測定信号は可動作画情報メモ
リ31の現在値デジタルメモリ部31aに送ら
れ、CRT9の画面上にデジタル表示される。ま
た、この工学単位変換部30からの信号はバーグ
ラフ先頭表示計算部32に送られ、バーグラフ表
示の先頭座標が算出される。そして、このバーグ
ラフ先頭表示部32からの出力はバーグラフ先頭
メモリ部31bに送られ、CRT9上にバーグラ
フとして表示される。また、この信号は現在値比
較部33に送られ、現在値が各種の制限値を超え
ているか否かが判別され、制限値を超えている場
合には現在値表示色変化点滅部34を駆動し、そ
の信号を現在値表示色変化・点滅メモリ部31c
に送ち、CRT9上の表示の色変化あるいは点滅
をおこなう。次にこの信号は変化率計算部35に
送られ、時間的な変化率が求められる。そしてこ
の変化率信号は変化率メモリ部31に送られて
CRT9上に表示される。また、この変化率計算
部35からの信号は変化グラフイツク表示選択部
36に送られ、変化率がプラスの場合には上向の
矢印、変化率がマイナスの場合には下向の矢印、
変化率が零の場合には横線を表示する信号を出力
し、これを変化率グラフイツク表示メモリ部31
eに送つてCRT9上に表示するように構成され
ている。また、この信号は変化率比較部37に送
られ、変化率が各種の制限値を超えているか否か
を表示するように構成されている。そして制限値
を超えている場合には変化率表示色変化・点滅部
38から変化率表示色変化・点滅メモリ31fに
送り、CRT9上に表示する。そして、このよう
な一連の処理が終了したらふたたび信号変換部2
9の信号変換に戻りこのようにして計測信号を連
続的に処理し、CRT9上に表示する。なお、上
記計測信号にもとづいた表示以外の枠、文字等の
表示はあらかじめ固定作画情報メモリ39の枠メ
モリ部39aおよび文字メモリ39bに記憶され
ており、これにより枠、文字等をCRT9上に表
示する。また、上記各データの表示は表示機構8
のキーボード11の操作に対応した表示要求信号
40により制御される。
また、前記表示機構8の他方のCRT10上に
は前述した原子炉の運転の安全性には直接関連の
ない他の詳細な情報が表示されるように構成さ
れ、たとえば原子炉隔離時冷却系の流量が表示さ
れる。そしてこの流量表示も前述と同様に複数の
測定値を処理し、これらを要約した形で示され
る。そして、上記原子炉隔離時冷却系の流量表示
をなす場合の信号処理は第5図および第6図に示
す如くなされる。すなわち、41はこの原子炉隔
離時冷却系であつて、復水貯蔵タンクまたは圧力
抑制室等の水源から供給された冷却材は入口弁4
2を介してポンプ43に吸入され、このポンプ4
3から吐出した冷却材は出口弁44を介して原子
炉圧力容器2内に供給されるように構成されてい
る。なお、上記ポンプ43は原子炉から供給され
る蒸気により駆動されるタービン45によつて駆
動されるように構成されている。そして、このよ
うに構成された原子炉隔時冷却系41には上記ポ
ンプ43の吐出側の冷却材流量を検出する流量計
46、およびこのポンプ43の吐出側の圧力を検
出する圧力計47、さらに上記ポンプ43の回転
数を検出する回転計48とが設けられている。そ
して、上記ポンプ43およびこの系全体の特性は
あらかじめ求められているので、上記ポンプ43
の吐出側の圧力およびポンプ43の回転数と流量
〓〓〓〓〓
との関係はあらかじめ知られており、上記圧力計
47の信号は演算器49によつて流量に対応した
流量信号bとして出力され、また回転計48から
の信号も演算器50によつて流量に対応した流量
信号cとして出力されるように構成されている。
なお、上記流量計46の信号はそのまま流量信号
aとして出力される。そして、これら流量信号
a,b,cはまず流量信号aと流量信号bとが、
比較器51に送られ、流量信号aと流量信号bと
の差の絶対値が許容偏差値e1を超えているか否か
を判別し、超えていない場合には信号選択部52
に信号を送り、この場合の原子炉隔離時冷却系4
1の流量FをF=aとする。また、上記流量信号
aと流量信号bとの偏差が許容偏差値e1を超えそ
いる場合には比較器53によつて流量信号aと流
量信号cとの偏差が許容偏差値e2を超えているか
否かが判別され、超えていない場合には信号選択
部52に信号を送りF=aとする。また、この流
量信号aと流量信号cとの偏差が許容偏差値を超
えている場合にはさらに比較器54で流量信号b
と流量信号cとの偏差が許容偏差値e3を超えてい
るか否かが判別され、超えていない場合には信号
選択部55で系の流量FをF=fとする。また、
上記流量信号bと流量信号cとの偏差が許容偏差
値e3を超えている場合には信号選択部56から検
出器が故障した旨の信号を出力するように構成さ
れている。
さらに、上記表示機構8の他方のCRT10に
は第7図に示す如くたとえば原子炉の非常用炉心
冷却設備の一つである高圧炉心スプレイ系の概略
的な構成を示す画像が表示され、第7図中2は原
子炉圧力容器、57は圧力抑制室、58は復水貯
蔵タンク、59は流量計、60は圧力計、61は
高圧炉心スプレイポンプ、62…は各種の弁類を
示し、これら流量計59、圧力計60、高圧炉心
スプレイポンプ61および弁類62…にはそれを
特定する番号が付されている。そして、上記原子
炉圧力容器2内にはその内圧や炉水位が表示され
る。また、上記圧力抑制室57内にはその内部の
温度が表示され、またこの圧力抑制室57の付勢
には圧力抑制室水位表示部63が形成され、この
圧力抑制室水位表示部63には圧力抑制室57内
の水位がバーグラフおよびデジタルで表示され
る。また、上記復水貯蔵タンク58の近傍には復
水貯蔵タンク水位表示部64が形成され、この復
水貯蔵タンク水位表示部64には復水貯蔵タンク
58内の水位がバーグラフおよびデジタルで表示
される。また、上記流量計59の近傍には流量表
示部65が形成され、この流量表示部65には流
量がバーグラフおよびデジタルで表示される。さ
らに上記圧力形の近傍には圧力がデジタル表示さ
れる。そして、このCRT10の画面の下部には
異常表示部66が形成され、この異常表示部66
にはこの高圧炉心スプレイ系に生じた異常が表示
される。また、この画面の下部の右隅部には他系
異常表示部67が形成されており、この他系異常
表示部67にはこの画面に現に表示されている系
以外の系に異常が生じた場合にこの異常を表示す
るように構成されている。そして、この表示は第
8図に示す如くなされる。すなわち、68は高圧
炉心スプレイ系を示し、2は前述した原子炉圧力
容器である。58は復水貯蔵タンクでこの高圧炉
心スプレイ系68の水源となり、また57は圧力
抑制室で、同様にこの高圧炉心スプレイ系68の
水源となるものである。そして、これら復水貯蔵
タンク58および圧力抑制室57にはそれぞれ水
位計69,70が設けられている。また、61は
高圧炉心スプレイポンプであつて、この高圧炉心
スプレイポンプ61の吸込側は吸入弁71,72
を介してそれぞれ復水貯蔵タンク58および圧力
抑制室57に接続されている。そして、この高圧
炉心スプレイポンプ61の吐出側は注入弁73お
よび逆止弁74を介して原子炉圧力容器2内の高
圧スプレイノズル(図示せず)に接続され、万一
冷却材の喪失事故が生じた場合には炉心に冷却材
を注入するように構成されている。そして、上記
高圧炉心スプレイポンプ61の吐出側には圧力計
60および流量計59が設けられている。さら
に、この高圧炉心スプレイポンプ61の吐出側に
はキヤビテーシヨン防止のためのミニマムフロー
ライン75が分岐接続され、このミニマムフロー
ライン75の途中にはミニマムフローバルブ76
が設けられている。さらに、高圧炉心スプレイポ
ンプ61の吐出側から分岐してテストおよびメン
テナンス用のテスト配管77,78が設けられ、
これらテスト配管77,78の途中にはそれぞれ
テスト弁79,80が設けられている。そして、
これらテスト弁79,80は通常運転時には閉弁
〓〓〓〓〓
されているものである。そして、上記復水貯蔵タ
ンク58および圧力抑制室57の水位計69,7
0の信号および吸入弁71,72の開閉状態に対
応した信号はそれぞれ水源チエツク部81に入力
する。そして、この水源チエツク部81では復水
貯蔵タンク58および圧力抑制室57の水位が所
定の水位以上であるか否か、および吸込弁71,
72が開弁されているか否かを判定する。そし
て、水位が所定水位以下の場合あるいは吸込弁7
1,72が開弁されていない場合には水源に異常
が生じた旨のメツセージ82を前記CRT10の
画面上の異常表示部66に表示する。また、上記
異常が生じていない場合には正常である旨の信号
を比較演算部83に送る。また、上記高圧炉心ス
プレイポンプ61の運転状態に対応した信号はポ
ンプ運転状態チエツク部84に送られる。そして
このポンプ運転状態チエツク部84では高圧炉心
スプレイポンプ61が正常に運転されているか否
かを判別し、正常に運転されていない場合には高
圧炉心スプレイポンプ61が異常である旨のメツ
セージ85をCRT10の画面上の異常表示部6
6上に表示し、また正常に運転されている場合に
はその旨の信号を上記比較演算部83に送る。ま
た、上記高圧炉心スプレイポンプ61の吐出側の
注入弁73、逆止弁74、テスト弁79,80等
の弁類の開閉状態に対応した信号はバルブライン
アツプチエツク部86に送られ、これらの弁類が
所定の開閉状態に揃えられているか、すなわち所
定のラインアツプにあるか否かを判別する。そし
て、これら弁類が所定の開閉状態に揃えられてい
ない場合には弁類のラインアツプに異常がある旨
のメツセージ87をCRT10の異常表示部66
上に表示し、また弁類のラインアツプにある場合
にはその旨の信号を前記比較演算部83に送る。
そして、この比較演算部83ではこれら信号がす
べて正常であるか否かを判別し、すべてが正常で
ない場合には演算部88によりこの高圧炉心スプ
レイ系68の流量が零である旨をCRT10の流
量表示部65上に表示し、すべてが正常である場
合にはその旨の信号をミニマムフロー弁チエツク
部89に送る。そして、このミニマムフロー弁チ
エツク部89にはミニマムフロー弁76の開閉状
態に対応した信号が送られ、ミニマムフロー弁7
6が正常であるか否かすなわち閉弁されているか
否かを判別する。そして、このミニマムフロー弁
76が正常に閉弁されている場合には演算部90
によつて上記流量計59で測定された流量信号S1
を第1の流量信号G1とし、また圧力計60で測
定された圧力を流量に換算した換算流量信号FQH
を第2の流量信号G2とする。またミニマムフロ
ー弁76が開弁している場合には演算部91によ
つて流量信号S1からミニマムフロー管75を流れ
る流量Kを減じたものを第1の流量信号G1、換
算流量信号FQHから流量Kを感じたものを第2の
流量信号G2とする。そして、比較部92によつ
てこの第1の流量信号G1と第2の流量信号G2
の偏差が許容偏差値eを超えているか否かを判別
し、超えていない場合には演算部93によつてこ
の高圧炉心スプレイ系68の流量がG1である旨
をCRT10の流量表示部65に表示し、また超
えている場合には演算部94によつて流量がG1
あるいはG2のいずれか小さな方である旨をCRT
10の流量表示部65に表示する。
さらに、上述した各系毎のプロセス量の測定信
号や各系毎の作動状態の検出信号は原子炉設備全
体で総合的に処理され、間接的に設備全体のプロ
セス量その他の測定に用いられる。たとえば、第
9図には各系のプロセス量の測定結果から原子炉
水位を間接的に測定する場合を示す。すなわち、
2は前述した原子炉圧力容器で、この内部に炉心
95が収容されている。そして、この原子炉圧力
容器2内の冷却材はジエツトポンプ96…および
再循環ポンプ97…により炉心95を通つて循環
される。また、この原子炉圧力容器2内で発生し
た蒸気は主蒸気管98を通り、タービン絞り弁9
9を介してタービン3に送られるように構成され
ている。また、この原子炉圧力容器2内には給水
管100を介して給水がなされるように構成され
ている。また、101…は制御棒(図示せず)を
駆動するための制御棒駆動機構であつて、水圧に
より駆動される。また、この原子炉圧力容器2内
の水位は炉水位計102により検出されるように
構成されている。そして、上記原子炉圧力容器2
内に流入する冷却材に関係するすべての冷却材流
量を総合し、またこの原子炉圧力容器2から流出
する冷却材に関係するすべての系の冷却材流量を
総合し、この原子炉圧力容器2に流入する冷却材
の量と流出する冷却材の量、および初期状態にお
〓〓〓〓〓
いてこの原子炉圧力容器2内に保留されている冷
却材の量とからこの原子炉圧力容器2内の水位を
算出し、炉水位計102の後備水位測定系として
用いる。すなわち、タービン絞り弁99の開度お
よびタービン3の運転状態等タービン系の状態か
ら主蒸気管98から流出する冷却材の流量Q1
測定し、これを信号処理回路7に送る。また、給
水管100から流入する冷却材の流量Q2を流量
計103によつて測定する。また、原子炉隔離時
冷却系41において、タービン45を駆動するた
めに主蒸気管98から抽出する冷却材の流量Q3
とポンプ43によつて注入される冷却材の流量
Q4とを求める。また、炉水浄化系104におい
て流出する冷却材の流量Q5と流入する冷却材の
流量Q6を求める。また、制御棒駆動機構101
…から流入する冷却材の流量Q7を求める。ま
た、ほう酸水注入系105から注入される冷却材
の流量Q8を求める。また、残留熱除去系106
において流出する流量Q9と流入する流量Q10とを
求める。さらに、高圧炉心スプレイ系68、低圧
炉心スプレイ系107および低圧注入系108か
らそれぞれ流入する冷却材の流量Q11、Q12、Q13
を求める。そして、これら流量Q1、Q2、Q3、…
Q13に対応した信号はそれぞれ信号処理回路7に
入力され、これらを総合して原子炉圧力容器2内
の水位を算出する。この場合、流出する冷却材は
蒸気相で流出するものもあるが、これらはすべて
液相の冷却材の流量に換算する。なお、上記各系
の流量を測定する場合、重複した複数の検出器が
ある場合は前述した如く各検出器からの信号を比
較して許容偏差値を超えたものを除外して残りの
信号の平均値を求め、また流量に換算し得る複数
の信号が得られる場合には前述の如くそれら信号
を換算して比較し、許容偏差値を超えたものを除
外して残りの信号の平均値を求め、流量測定の精
度を高める。さらに、流入する冷却材および流出
する冷却材の圧力および温度からそれらのエンタ
ルピを求め、このエンタルピに流量を乗じて原子
炉圧力容器2に出入するエネルギを算出し、炉の
出力を求めることもできる。
以上の如く構成された本発明の一実施例は、原
子力発電設備のプロセス量を計測する場合、同一
のプロセス量を検出する複数の検出器がある場合
にはこれら検出器からの信号は互に比較され、そ
の偏差が許容偏差以上の場合は正常でないと判定
してその信号を除外して残りの信号からプロセス
量が求められ表示される。
また、互に換算できる複数のプロセス量を検出
する複数の検出器がある場合にはこれら検出器か
らの信号を求めるべきプロセス量に換算して相互
に比較し、その偏差が許容偏差を超える場合には
正常でないと判定してその信号を除外して残りの
信号にもとづいてプロセス量が求められ、表示さ
れる。したがつて監視すべきひとつのプロセス量
に対してひとつの表示がなされ、監視が容易で運
転員の負担が軽減する。また、この表示は信号処
理回路によつて複数の信号のうち異常な信号を除
外した残りの信号にもとづいてなされるので、そ
の信頼性は大である。
なお、本発明は上記の一実施例には限定されな
い。
たとえば表示機構の具体的な構成は上記一実施
例のものに限定されない。
また、信号処理回路には必らずしも機器の作動
状態から系全体の作動状態を検出する機能が与え
られていなくてもよい。
上述の如く本発明は原子炉設備のプロセス量を
直接あるいは間接に検出する複数の検出器からの
信号を互に比較して異常な信号を除外し、残りの
信号にもとづいて、プロセス量を求める信号処理
回路を設けたものである。したがつてひとつのプ
ロセス量に対する表示はひとつですみ、監視すべ
き表示の数が少なくてすむので運転員の負担を軽
減して誤操作の発生を防止し、しかもこの表示は
異常な信号を除外して残りの信号にもとづいてな
されるのでその信頼性も充分に確保できるまた仮
に対象とするプロセス量を検出する検出器が故障
しているような場合にも、該プロセス量と相互に
関連する他のプロセス量を検出する検出器の検出
信号を基に対象としているプロセス量を求めるこ
とができる。また本発明の場合にはプロセス量の
みならずその時間的変化率をも求めかつ表示して
おり、プラントの安全性の向上を図る上で極めて
効果的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は全体
の概略図、第2図は表示機構の表示の一例を示す
図、第3図は炉水位測定の場合の信号処理の流れ
〓〓〓〓〓
図、第4図は同表示のための信号処理の流れ図、
第5図は原子炉隔離時冷却系の構成図、第6図は
原子炉隔離時冷却系の流量信号を処理する場合の
流れ図、第7図は表示機構の別の表示例を示す
図、第8図は高圧炉心スプレイ系の状態を検出す
る場合の信号処理の流れ図、第9図は炉水位を間
接的に測定する場合を説明する原子炉の系統図で
ある。 1……原子炉設備、2……原子炉圧力容器、3
……タービン、6……信号入力回路、7……信号
処理回路、8……表示機構、9,10……
CRT、23a,23b,23c……狭域水位
計、41……原子炉隔離時冷却系、46……流量
計、47……圧力計、48……回転計、57……
圧力抑制室、58……復水貯蔵タンク、59……
流量計、60……圧力計、69,70……水位
計、71,72……吸込弁、73……注入弁、7
6……ミニマムフロー弁。 〓〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原子炉設備のプロセス量を検出する重複した
    複数の検出器と、 これら検出器からの信号を相互に比較し異常な
    信号を除外して残りの信号の平均値を求め、かつ
    検出器からの信号の時間的変化から前記プロセス
    量の時間に対する変化率を求め、かつ対象とする
    プロセス量を測定する検出器が異常の場合に該プ
    ロセス量と相互に関連する他のプロセス量を検出
    する検出器からの信号を処理して上記対象として
    いるプロセス量を求める信号処理回路と、 上記検出器の計測値および上記信号処理回路の
    判別結果を表示する表示機構と、 を具備したことを特徴とする原子炉設備の監視装
    置。
JP56052821A 1981-04-08 1981-04-08 Monitoring device of nuclear reactor facility Granted JPS57166595A (en)

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JPS5014987A (ja) * 1973-06-13 1975-02-17
JPS5617404A (en) * 1979-07-23 1981-02-19 Hitachi Ltd Plant-state supervising method

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