JPS623556Y2 - - Google Patents

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JPS623556Y2
JPS623556Y2 JP13012681U JP13012681U JPS623556Y2 JP S623556 Y2 JPS623556 Y2 JP S623556Y2 JP 13012681 U JP13012681 U JP 13012681U JP 13012681 U JP13012681 U JP 13012681U JP S623556 Y2 JPS623556 Y2 JP S623556Y2
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JP
Japan
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valve
pressure
main
opening
pilot
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JP13012681U
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JPS5835031U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車などに用いられる油圧緩衝器
に関する。
この種の油圧緩衝器では、旋回、蛇行走行、急
発進、急停車など運転状態に対応してその要求減
衰特性が時々刻々と変化する。
そこで、第1図で示すように磁性材製のピスト
ン1内部に電磁ソレノイド2を設け、油室3と4
を連通するバルブ孔5の絞開口12を開閉するバ
ルブ6(この場合では伸側減衰バルブとなる)を
磁性板で形成し、電磁ソレノイド2の励磁力の強
さに応じてバルブ6を吸着し、その設定荷重(開
弁圧)を連続的に変化させるようにした油圧緩衝
器が、本出願人により既に提案されている(特願
昭56−60002号)。
図中、7はシリンダ、8はピストンロツド、9
は懸架スプリング、10,11は車軸と車体とに
それぞれ連結されるブラケツトであり、ブラケツ
ト10には油室4を別置のタンクTに連通する通
孔が形成される。
ところで、このような油圧緩衝器においては、
バルブ6が全開状態となる高ピストン速度域での
減衰力を低く設定し、良好な緩衝性を得るために
は、バルブ孔5の絞開口12を拡大し、圧油の流
入抵抗を減らせばよい。しかしこのようにする
と、バルブ6の受圧面積の拡大に伴つて開弁圧が
低下してしまうため、これを防ぐためには電磁ソ
レノイド2の吸着力を増大する、つまり、そのコ
イル巻数を増やしたり、励磁電流を増大しなけれ
ばならず、コイルの大型化や消費電力が増加する
という問題が生じる。
そこで、本考案はこのような問題点に着目し、
電磁ソレノイドで制御されるパイロツトバルブ
と、このパイロツトバルブにより開閉するメイン
バルブとを設け、電磁ソレノイドの吸着力を増大
しないで従来の開弁圧を保つ一方、高ピストン速
度域での減衰力を低く設定し得るようにした油圧
緩衝器の提供を目的とする。
以下、本考案の第3図A、第3図Bに開示され
た実施例にしたがつて説明する。なお、第1図と
同一部位には同一符号を用いる。
5がピストン1の両面を連通するバルブ孔、1
2がその絞開口、6′が絞開口12を開閉する伸
側減衰パイロツトバルブ、このパイロツトバルブ
6′は電磁ソレノイド2の吸着力に応じてその開
弁圧が変化するようになつている。
ピストン1には、絞開口12のほかにバルブ孔
5の途中を油室4と結ぶメインポート13が形成
される。14はこのメインポート13を開閉する
メインバルブを示し、このメインバルブ14はバ
ルブ孔5と連通する中空室18に移動自由に介装
され、絞開口12との間に背圧室15を画成して
いる。
メインバルブ14には絞開口12よりも小径の
オリフイス16が形成され、このオリフイス16
によりパイロツトバルブ6′の開弁時にバルブ孔
5と背圧室15との間に差圧が生じるようにして
ある。一方、第3図Aは、前記ピストン1を1
a,1bとに分離させ、一方のピストン1aをメ
インバルブ14aの端部にシートさせてなるもの
である。
なお、17はメインバルブ14のリターンスプ
リングである。また、19は圧側行程での流路、
20は圧側バルブをそれぞれ示す。
次に作用を説明する。
いま、伸側行程において、収縮する油室3の圧
油はバルブ孔5を経て拡大する油室4へと流れ込
もうとする。
メインポート13は閉じているため、メインバ
ルブ14のオリフイス16から背圧室15に圧油
が流入し、電磁ソレノイド2の励磁力とスプリン
グ21との合成力で閉じているパイロツトバルブ
6′を押圧する。
この圧力がパイロツトバルブ6′の開弁圧以上
になると、パイロツトバルブ6′が開き、一部の
圧油が絞開口12を通して流れる。このとき、オ
リフイス16の下流となる背圧室15の圧力は上
流のバルブ孔5の圧力よりも下がり差圧を生じ
る。
この差圧で、第3図Aではピストン1aの端面
に対して、また、第3図Bではピストン1の内周
を摺動しつつメインバルブをリターンスプリング
17のバネ力とバランスする位置まで背圧室15
を狭ばめるように移動させ、結局メインポート1
3をパイロツトバルブ6′の開度に比例して開
く。このため、油室3からの圧油の主流は流路面
積の大きいメインポート13を介して油室4へと
流れるのである。
ところで、メインバルブ14の開度は圧油の流
量、つまりピストン1のストロークスピードに比
例するため、高ピストン速度域ではメインポート
13は略全開状態となり、十分な通路面積が確保
されるので、作動油の流路抵抗が減少し、このた
め減衰力を低く抑えることができる。
また、この場合のパイロツト流量はごく少量で
よく、パイロツトバルブ6′の受圧面積を従来に
較べて小さくできることから、所定の開弁圧を確
保するうえで、電磁ソレノイド2の吸着力が低下
できる、つまり電磁ソレノイド2のコイルの小型
化と制御電流の低減が可能となる。
さらに、従来の場合では減衰特性は第2図のよ
うに電磁ソレノイド2の吸着力の関係でバルブ最
大開度を大きくとれなかつたため、高ピストン速
度域ではすぐにバルブ全開となり、それだけバル
ブ6′の制御範囲が狭く限定されていたが、本考
案では第4図のように高ピストン速度域での減衰
力を大流量のメインバルブ14により低く設定で
きるため、減衰特性の調整範囲が拡大し得るとい
う利点もある。
以上要するに本考案によれば、電磁ソレノイド
の吸着力に応じて開弁圧が制御される小流量のパ
イロツトバルブと、このパイロツトバルブの開閉
により生じる圧力差に応動する大流量のメインバ
ルブを設けたので、パイロツトバルブの開弁圧を
制御する電磁ソレノイドは小型でかつ消費電力の
少ないもので済み、しかもメインバルブの容量が
大きいために高ピストン速度域での減衰力が低く
設定でき、減衰特性の調整範囲も拡大できるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の縦断面図、第2図はその減
衰特性図、第3図A、第3図Bは本考案の実施例
を示す要部拡大断面図、第4図はその減衰特性図
である。 1……ピストン、2……電磁ソレノイド、3,
4……油室、5……バルブ孔、6′……パイロツ
トバルブ、12……絞開口、13……メインポー
ト、14……メインバルブ、15……背圧室、1
6……オリフイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンの作動に伴い作動油が流れるバルブ孔
    からオリフイスを介して連通する通路にパイロツ
    トバルブを設け、このパイロツトバルブの開弁圧
    を電磁ソレノイドの吸着力に応じて可変とする一
    方、バルブ孔の途中を一方の油室に連通するメイ
    ンポートを形成し、このメインポートをバルブ孔
    と背圧室との差圧に応動して開閉するメインバル
    ブを設け、メインバルブの背圧室の圧力を前記パ
    イロツトバルブの開閉により制御するようにした
    ことを特徴とする油圧緩衝器。
JP13012681U 1981-09-01 1981-09-01 油圧緩衝器 Granted JPS5835031U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13012681U JPS5835031U (ja) 1981-09-01 1981-09-01 油圧緩衝器

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JP13012681U JPS5835031U (ja) 1981-09-01 1981-09-01 油圧緩衝器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5835031U JPS5835031U (ja) 1983-03-07
JPS623556Y2 true JPS623556Y2 (ja) 1987-01-27

Family

ID=29923771

Family Applications (1)

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JP13012681U Granted JPS5835031U (ja) 1981-09-01 1981-09-01 油圧緩衝器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103765036B (zh) * 2011-08-29 2015-08-12 本田技研工业株式会社 变阻尼力阻尼器
JP5661019B2 (ja) * 2011-10-14 2015-01-28 本田技研工業株式会社 減衰力可変ダンパ

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Publication number Publication date
JPS5835031U (ja) 1983-03-07

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