JP5661019B2 - 減衰力可変ダンパ - Google Patents
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Description
<サスペンション>
図1に示すように、本実施形態のリヤサスペンション1は、いわゆるH型トーションビーム式サスペンションであり、左右のトレーリングアーム2,3や、両トレーリングアーム2,3の中間部を連結するトーションビーム4、懸架ばねである左右一対のコイルスプリング5、左右一対のダンパ6等から構成されており、左右のリヤホイール7,8を懸架している。ダンパ6は、電磁制御方式の減衰力可変型ダンパであり、トランクルーム内等に設置されたECU(図示せず)によってその減衰力が可変制御される。
図2に示すように、本実施形態のダンパ6は、モノチューブ式(ド・カルボン式)であり、作動油が充填された円筒状のシリンダ12と、このシリンダ12に対して軸方向に摺動するピストンロッド13と、ピストンロッド13の先端に装着されてシリンダ12内をロッド側油室14とピストン側油室15とに区画するピストン16と、シリンダ12の下部に高圧ガス室17を画成するフリーピストン18と、ピストンロッド13等への塵埃の付着を防ぐカバー19と、フルバウンド時における緩衝を行うバンプストップ20とを主要構成要素としている。
図3,図4に示すように、ピストン16は、ピストン本体30、伸び側バルブプレート41、縮み側バルブプレート42、電磁コイル43、上下一対の連結部材44,45,伸び側蓄圧ハウジング46,縮み側蓄圧ハウジング47、ピストンリング48、段付きの6角穴付きボルト(以下、単にボルトと記す)ボルト49、平板状のストッパプレート81、バルブスプリング82(円錐ばね)から構成されている。
自動車が走行を開始すると、ECUは、前後Gセンサや横Gセンサ、上下Gセンサから得られた車体の加速度や、車速センサから入力した車体速度、車輪速センサから得られた各車輪の回転速度等に基づき、ダンパ6の目標減衰力を設定して電磁コイル43に駆動電流(励磁電流)を供給する。すると、電磁コイル43が形成した磁束がアウタヨーク31およびインナヨーク32の両端に達し、伸び側バルブプレート41と縮み側バルブプレート42とが磁力吸引される。
ダンパ6が伸び側にテレスコピック作動すると、図5に示すように、ロッド側油室14内の作動油は、第2径方向油路62と伸び側第1連通油路36とを通過し、伸び側バルブプレート41のばね力とバルブスプリング82の付勢力とに抗して伸び側バルブプレート41の弁体53を開弁させることで、伸び側蓄圧室71に流入する。伸び側蓄圧室71に流入した作動油は、伸び側バルブプレート41とピストン本体30との間隙を通過した後、縮み側第1連通油路37の下端部分と第1径方向油路61とを経由してピストン側油室15に流入する。すなわち、本実施形態においては、ダンパ6が伸び側にテレスコピック作動すると、縮み側第1連通油路37の下端部分と第1径方向油路61とが伸び側第2連通油路として機能する。
ダンパ6が縮み側にテレスコピック作動すると、図7に示すように、ピストン側油室15内の作動油は、第1径方向油路61と縮み側第1連通油路37とを通過し、縮み側バルブプレート42のばね力に抗して弁体57を開弁させて縮み側蓄圧室76に流入する。縮み側蓄圧室76に流入した作動油は、縮み側バルブプレート42とピストン本体30との間隙を通過した後、伸び側第1連通油路36の上端部分と第2径方向油路62とを経由してロッド側油室14に流入する。すなわち、本実施形態においては、ダンパ6が縮み側にテレスコピック作動すると、伸び側第1連通油路36の上端部分と第2径方向油路62とが縮み側第2連通油路として機能する。
12 シリンダ
13 ピストンロッド
14 ロッド側油室
15 ピストン側油室
16 ピストン
30 ピストン本体
36 伸び側第1連通油路
37 縮み側第1連通油路
41 伸び側バルブプレート
42 縮み側バルブプレート
43 電磁コイル
46 伸び側蓄圧ハウジング
47 縮み側蓄圧ハウジング
49 ボルト
52 流量調整孔
53 弁体
56 流量調整孔
57 弁体
61 第1径方向油路(伸び側第2連通油路)
62 第2径方向油路(縮み側第2連通油路)
71 伸び側蓄圧室
72 ストッパプレート係止部(開弁規制手段)
76 縮み側蓄圧室
81 ストッパプレート(付勢手段)
82 バルブスプリング(付勢手段)
85 ガイド孔(傾斜規制手段)
86 連通孔(連通路)
Claims (2)
- その内部に作動油が封入されたシリンダと、前記シリンダに往復動自在に保持され、当該シリンダを2つの油室に区画するピストンと、前記ピストンをその先端に保持したピストンロッドと、前記ピストンに形成され、前記両油室の一方に連通する第1連通油路と、前記第1連通油路における一側の開口に形成された弁座に所定の圧接力をもって圧接するバルブプレートと、前記ピストンに収容され、通電されることで前記バルブプレートを吸引する磁力を発生する電磁コイルとを有する減衰力可変ダンパであって、
前記ピストンは、
前記バルブプレートにおける前記一側に形成された蓄圧室と、
前記両油室の他方と前記蓄圧室とを連通させる第2連通油路と、
前記バルブプレートとは別個に設けられ、当該バルブプレートを前記弁座に向けて付勢する付勢手段と
を備え、
前記ピストンは、前記第1連通油路および前記第2連通油路が設けられるとともに前記弁座面が軸方向端部に形成されたピストン本体と、当該ピストン本体の軸方向端部に締結される蓄圧ハウジングとを備え、
前記バルブプレートは、前記ピストン本体と前記蓄圧ハウジングとの間に介装され、
前記蓄圧室は、前記ピストン本体と前記蓄圧ハウジングとの間に画成され、
前記付勢手段は、前記バルブプレートに当接するストッパプレートと、当該ストッパプレートを当該バルブプレート側に付勢するスプリングとを含み、
前記蓄圧ハウジングは、前記バルブプレートの開弁作動時における前記ストッパプレートの変位を規制する変位規制手段を有することを特徴とする減衰力可変ダンパ。 - 前記変位規制手段は、前記ピストン本体の軸心と直交する方向に対する前記ストッパプレートの傾斜を規制する傾斜規制手段と、前記ストッパプレートを前記ピストン本体の軸心方向で係止することで前記バルブプレートの開弁量を規制する開弁規制手段とを含み、
前記ストッパプレートには、一側の面と他側の面とを連通させる連通路が穿設されたことを特徴とする、請求項1に記載された減衰力可変ダンパ。
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