JPS623475B2 - - Google Patents

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JPS623475B2
JPS623475B2 JP59088268A JP8826884A JPS623475B2 JP S623475 B2 JPS623475 B2 JP S623475B2 JP 59088268 A JP59088268 A JP 59088268A JP 8826884 A JP8826884 A JP 8826884A JP S623475 B2 JPS623475 B2 JP S623475B2
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JP
Japan
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pattern
signal
partial
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search area
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JP59088268A
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Seiji Kashioka
Masakazu Ejiri
Michihiro Mese
Takafumi Myatake
Toshimitsu Hamada
Isamu Yamazaki
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS59211167A publication Critical patent/JPS59211167A/ja
Publication of JPS623475B2 publication Critical patent/JPS623475B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/60Analysis of geometric attributes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、2次元映像の内からあらかじめ定め
られたパターンを自動的かつ高速に探索し、その
位置を精度よく検出する位置検出装置に関する。
〔発明の背景〕
テレビカメラなどの撮像装置で取り込んだ映像
の中から、ある特定のパターンを他のパターンや
背景のパターンから区別して抽出し、その2次元
映像中での位置を求める方式については、既に本
発明者によつて特願昭48−21636号(特開昭49−
111665号)として提案されている。この方式は、
対象の局部的なパターンを標準パターンとして記
憶し、この標準パターンと撮像装置によつて入力
される映像中の各位置での切出しパターンとを順
次比較し、最もよく合致した座標位置を検出する
ことにより、対象全体の位置を検出するものであ
る。この場合、映像中の切出しパターンの大きさ
が装置によつて、固定されているときは、次のよ
うな問題がある。
第1図イは撮像装置より得られた映像の1例を
示し、映像1から同図ロに示す標準パターンを用
いて、対象2上にある「5」の字形パターン3を
検出し、これによつて対象2全体の位置を検出す
るものである。このとき、ロのパターンが、例え
ば10×10のサンプル点からなるとすると、このパ
ターンを検出するためイの映像面をパターンロの
縦,横とも1/10に対応するサンプリング間隔で探
索することとなり、したがつて検出精度はこのサ
ンプリング間隔と同程度となる。
検出精度をそれ以上に高めるため、サンプリン
グ間隔をさらに、例えば1/3に小さくすると、パ
ターンロの1/3の、同じ10×10のサンプル点から
なるパターンハを標準パターンとし、全画面を探
索することになる。しかし、このように対象上の
小さな部分を標準パターンとすると、正しい位置
4−1の外に4−2,4−3などの位置でも標準
パターンと合致するため、確実に4−1の位置を
検出することは困難である。これは、パターンに
はパターンとしての特異性がないためである。
なおこの場合、検出精度を高めるために、標準
パターンとしてパターンロを用いて、単にサンプ
リング間隔のみを1/3に小さくすることは、検出
装置の規模たとえばメモリ容量をきわめて増大す
る必要があり、困難である。
一般に対象上に十分小さく、しかも映像中で特
異性を持つパターンがあることは必ずしも期待で
きず、また、そのようなパターンを付加すること
が許されない場合もある。この点を除けば、この
方法の問題点は、対象上の局部標準パターンの大
きさによつて検出精度が決まり、用途によつては
精度が不足することである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記の問題点を解決するのに
好適な構成の簡単なパターン位置検出装置を提供
することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明においてはサ
ンプリング間隔をかえて粗検出と精検出とを行う
装置を設け、粗検出においては、対象パターン中
の所定の大きさの複数の部分パターンをそれぞれ
第1のサンプリング間隔でサンプリングした結果
得られる信号を逐次切り出して、所定の第1の条
件を満たす部分パターンの位置を検出し、この検
出された部分パターンの位置から探索範囲を狭
め、精検出においては、対象パターン中の所定の
大きさの複数の部分パターンをそれぞれ第2のサ
ンプリング間隔でサンプリングした結果得られる
信号を逐次切り出し、上記探索範囲内で、所定の
第2の条件を満たす部分パターンの位置を検出す
るようにした。
上記複数の部分パターンは、比較すべき標準パ
ターンと同じ大きさの部分パターンを対象パター
ンから切り出すことにより得られる。
〔発明の実施例〕
以下、発明の実施例の説明の前に発明の実施例
の理解に必要な事項について概略的に説明する。
ここで、説明のため撮像装置として、テレビカ
メラに代表されるようなラスタ状走査を行なう像
入力装置を考える。これは、空間内に並んだ映像
情報を時間的に並んだ信号すなわち順次直列に送
出される信号に変換するものである。この場合、
映像上でのサンプリングは、映像信号の時間的な
サンプリングに置き換えられる。
ここで、映像上でのサンプリング間隔を変える
方法は、撮像装置の走査周期および偏向振幅を固
定しておいて、映像信号の時間的サンプリング間
隔を変化させるものである。第3図イに示した碁
盤目のうち、横線はそのまま走査線を示し、縦線
は走査線間隔に等しい間隔で引いたものである。
この場合、縦線と横線の交点すなわち格子点は、
映像を標本化して処理するときのサンプリング点
の基本となる絵素である。同図イに、〇印で4×
4の絵素からなる標準パターンを例示した。これ
に対し、同図ロは、水平方向のサンプリング間隔
を3倍に、垂直方向のサンプリング間隔を2倍に
した場合のサンプリング点を太い縦線と横線の交
点で示し、さらに4×4の標準パターンの大きさ
を示したものである。
このようにしてサンプリング間隔を切換えれ
ば、標準パターンを構成するサンプリングされた
絵素数が一定であつても、標準パターンの大きさ
を適当なものに選択することができる。
以下の実施例では、粗検出においては、パター
ンの画面中での特異性が保証される大きさの標準
パターンを使用する。第1図イの2に示したよう
な対象の例では、ロに示す大きさの標準パターン
で特異性がある。
このときのサンプリング間隔が縦横とも6絵素
とすると、粗検出では全画面を縦横とも6絵素間
隔でサンプリングして取込み、標準パターンと、
同じ大きさの2次元切出しパターンとを順次比較
して、最もよく合致した座標位置を求める。この
ようにして求めた位置は最大1サンプリング間隔
すなわち6絵素までの誤差を含んでおり、さらに
精密な位置を求めるため、次に精検出を行なう。
精検出は、パターンの水平、垂直の両方向の稜
線部分に注目し、稜線と直角な方向での稜線の位
置を検出することによつて行なう。このときサン
プリング間隔は1絵素とし、第4図イ〜ニに示す
4つの標準パターンを用いる。この場合、標準パ
ターンには特異性がないが、粗検出で得た結果を
用いて探索範囲を限定するため、誤まつた位置を
求めることはない。
第5図は精検出における探索範囲を示す。すな
わち、太い実線5−1,5−2,5−3,5−4
は、それぞれ第4図の標準パターンイ,ロ,ハ,
ニと比較する切出しパターンの、各標準パターン
に示した右下の点の範囲を示し、また破線で示し
た長方形は、それに対応する切出しパターンの探
索範囲を示す。この場合、粗検出では全画面にわ
たつて面の広がりをもつて探索を行なうのに対
し、精検出では稜線に垂直な線状の範囲に限定し
て探索を行なうのみでよい。なお、その長さは粗
検出のサンプリング間隔の2倍以上とし、3倍程
度まで広げてもよい。なお、同図の左上部に破線
で記載した矩形は標準パターンの大きさを示す。
粗検出が正しく行なわれたならば、必がその範
囲内に標準パターンとほぼ一致する部分があり、
しかも一致の程度はその範囲内で鋭いピークを示
すため、少なくともサンプリング間隔、すなわち
ほぼ1絵素の精度で稜線の位置を検出することが
できる。この場合、第6図のように稜線に多少の
凹凸があつても、その平均的な境界を検出するこ
とが可能である。
もし、垂直、水平方向の稜線がない、第7図イ
のようなパターンを検出するには、精検出用の標
準パターンとして同図ロ,ハを用意し、それに対
応する精検出の切出しパターンの右下点の探索範
囲として、7−1,7−2の2次元小区画を使用
すればよい。この例に示したような標準パターン
を用いれば、一致度は水平、垂直の両方向ともに
鋭いピークを示すので、必要な位置決めを行なう
ことができる。
以下、実施例によつて本発明を詳しく説明す
る。
第8図は本発明の検出方法による検出装置全体
の構成例を示すブロツク図である。11は基本の
クロツクと走査点座標信号11′及び必要ならば
水平、垂直の同期信号を発生する回路、12は指
定されたサンプリング間隔および探索範囲に従つ
て、各部分に必要なタイミング信号を送出する回
路である。像入力装置13より得られた信号は、
2値化回路14により白黒の2値信号30とさ
れ、以後デイジタル信号として扱われる。
また15は2次元的な画像を記憶する映像メモ
リであり、走査線n−1本分の画像を順次シフト
しながら記憶している。16は長さn′のn本のシ
フトレジスタからなる画像の2次元局部切出し部
である。17もn×n′点の標準パターンを一時記
憶するレジスタであり、レジスタ16,17の記
憶内容をマツチング回路18によつて各対応点毎
に比較し、パターンの不一致の程度を求める。
最小値検出回路19はこの不一致度を観察し、
保持している値より小さい値が現われたとき、保
持値を現われた値でおきかえ、さらにそのときの
走査点座標をレジスタ20に取込む。このように
すると、指定した範囲の走査が終つたときに保持
している値がそのまま最小値であり、また、レジ
スタ20がそのときの走査点座標となつている。
21は座標の計算を行ない、パターンの探索範囲
とサンプリング間隔をタイミング信号発生回路1
2に与え、また対象の位置の検出結果を示す信号
21′を出力する計算回路である。
22は、レジスタ17にセツトすべき標準パタ
ーンを必要分だけ記憶しておくメモリである。運
動制御部23は、装置の各部分に順を追つて動作
指令を発し、探索終了信号24を受けて、次の段
階に進めるためのシーケンス制御を行なう。な
お、25で示す部分すなわち21〜23よりなる
演算処理装置は、例えば電子計算機などの汎用演
算処理装置で置き換えることは容易であり、その
方が装置全体の柔軟性が増加する。以下、各部の
説明を行なう。
第9図は、映像メモリ15と局部切出し部16
の構成を示す。ここで映像メモリ15は、n−1
本のシフトレジスタ31−1,31−2,……,
31−n−1を縦続接続したものである。先頭の
シフトレジスタ31−1の入力は第8図の2値化
回路14の出力30であり、この信号はそのまま
局部切出し部16への入力32−1とする。なお
各シフトレジスタの出力32−2,32−3,…
…,32−nも局部切出し部16への入力とす
る。
各シフトレジスタ31−1,31−2,……,
31−n−1は走査線1本分の情報が入るだけの
長さを持ち、従つて各信号32−1,32−2,
……,32−nは画像中縦に並んだ絵素の情報を
持つている。局部切出し部16は、各々n′ビツト
の長さを持つたn本のシフトレジスタ33−1,
33−2,……33−nから構成される。これら
のシフトレジスタはそれぞれ信号32−1,32
−2,……32−nを直列入力として加えられ、
各並列出力34をマツチング回路18へ送る。
このように結合されたシフトレジスタに対し
て、クロツク信号35,36によつてサンプリン
グ間隔の制御が行なわれる。すなわち、縦方向の
サンプリング間隔を制御してmとするには、シフ
トレジスタ31,33ともに走査線のうちm本目
毎にのみシフト用のクロツク35,36を出せば
よい。この場合、シフトレジスタ31にはサンプ
リングを行なわない一絵素毎のクロツク35を与
える。また、局部切出し部の横方向のサンプリン
グ間隔を制御し、m′とするには、シフト用のク
ロツク36をm′絵素毎にのみ与えるようにす
る。
このようにして、シフト動作の瞬間に入力され
ていた値が取り込まれ、それ以外の時点の値は取
り込まない。このため、シフトレジスタ33の入
口でサンプリングが行なわれ、局部切出し部16
には縦方向m、横方向m′のサンプリング間隔で
取り込まれた画像が逐次現われる。
第10図はマツチング回路18の構成を示し、
局部切出し部16のn本のシフトレジスタ33−
1,33−2,……33−nからの各n′の並列出
力34と、標準パターンの一時記憶レジスタ17
のn×n′本の出力37とは各対応する信号の組ご
とに排他的論理和演算器38により不一致信号3
9を送出する。この場合、パターン全体の不一致
度は、n×n′本の信号39のうち、“1”である
本数によつて表現される。次いで、信号39によ
り各電流回路40の出力をオン、オフし、加算回
路41により電流を加算することにより、オンし
ている電流源回路の個数に対応した、不一致度を
示す電圧42を得ることができる。
上記第10図においては、加算回路41はアナ
ログ演算回路により構成したが、1ビツトn×
n′入力の加算器により構成することもできる。こ
の場合、回路は多段階の回路とし、1段目は1ビ
ツト3入力の加算器で構成して2ビツトの出力を
得るようにし、2段目では2ビツト入力の加算器
で1段目の結果をまとめ、以下同様に段を進め
て、最終的に全ての初段入力の加算値すなわち
“1”の本数を2進数として得ることができる。
第11図は最小値検出回路19の構成を示す。
初期値設定器43は保持回路44に初期値として
大きな値をセツトするためのものである。マツチ
ングのための標準パターンと探索範囲との指定が
行なわれたときに、タイミング信号46により切
換器45を初期値側に切換えるとともに、論理和
演算器47を通して保持回路44の入力ゲートを
開き、初期値設定器43からの初期値をセツトす
る。
次いで切換器45を信号42側にもどし、探索
範囲内において刻々求まる不一致の程度を示す信
号42と保持回路44の保持値とを比較器48で
比較する。不一致度電圧信号42の新しい値の方
が小さいことを検出すると、その値をサンプリン
グクロツク49で論理積算器50によつてゲート
し、論理和演算器47を通して保持回路44の入
力ゲートを開き、不一致度電圧信号42の新しい
値を取り入れる。
論理積演算器50の出力19′は第8図に示し
たようにレジスタ20の入力ゲートをも開き、そ
の時点の走査点X座標およびY座標を取込む。こ
のようにすると、探索範囲の走査が終了したとき
には最小値が保持回路44に、最小値が発生した
時点のXY座標がレジスタ20にそれぞれ残つて
いることになる。
第12図は、走査点座標及び同期信号発生回路
11とタイミング信号発生器12の詳細な構成を
示す。まず発振器51の出力クロツク52により
X座標カウンタ53を進ませる。カウンタ53の
周期は定数設定器54にセツトされており、一致
検出回路55によりカウンタ53が周期に達した
ことを検出するとカウンタ53はリセツトする。
こうして、カウンタ53は定めた周期で繰返しカ
ウントを行なう。
一致検出回路55の出力56はY座標カウンタ
57にクロツクとして加えられ、周期を与える定
数設定器58と一致検出回路59との組合わせで
カウンタ57は定めた周期で繰返しカウントを行
なう。水平同期信号発生器60および垂直同期信
号発生器61はX,Yの各座標カウンタ53,5
7の内容がそれぞれ所定値となつたことを検出し
て、一定のタイミングおよび幅を持つ信号を送出
する。
次にタイミング信号発生回路12において、探
索範囲を限定するための回路について述べる。6
2,63はそれぞれ探索範囲の左端、右端のX座
標を保持するレジスタで、その値は第8図におけ
る演算処理装置25より与えられる。まず一致検
出器64,65によりX座標カウンタ53と6
2,63との内容の一致を検出し、それぞれをフ
リツプフロツプ66をセツトおよびリセツトす
る。従つて、フリツプフロツプ66はX座標が指
定された範囲内にあるときのみオンとなる。Y座
標についても同様に、上端、下端を与えるレジス
タ67,69、一致検出器69,70によつてフ
リツプフロツプ71をセツト、リセツトし、指定
範囲内のみでオンとなる信号を作り出す。
次に、サンプリング間隔の制御回路について述
べる。72は回路11におけるX座標カウンタ5
3と同じクロツク52で動作するカウンタで、そ
の内容がレジスタ73が保持する周期と内容が一
致することを一致検出器74で検出し、その時点
でレジスタ73をリセツトし内容を零に戻す。こ
うして、カウンタ72はレジスタ73が保持する
周期で繰返しカウントを行なうことになる。75
はカウンタ72の内容が零であることを検出して
おり、1周期に1クロツクタイムのみ出力がオン
となる。Y方向についても同様に、カウンタ7
6、周期レジスタ77、一致検出器78、ゼロ検
出器79により、1周期に1水平走査線のみオン
となる信号を作り出す。
80〜82は論理積演算器で、必要なタイミン
グ信号を作り出す。すなわち、80はY方向の指
定されたサンプリング間隔ごとの1水平走査線分
にゲートされたクロツク52を出力し、これを映
像メモリ15のシフトクロツク35として使用す
る。81は、さらにX方向にもサンプリングされ
たクロツクを出力し、これを局部切出し部のシフ
トクロツク36として使用する。82は、シフト
クロツク36をさらにX方向とY方向の探索範囲
の中だけ限定したクロツクを作り、最小値検出回
路19のクロツク49として使用する。また、探
索範囲の下端の一致検出器70の出力は、探索範
囲の走査が完了したことを演算処理装置に知らせ
る信号24として使用する。
第13図は、前記第8図における計算回路すな
わち座標演算処理部21の構成の一例を示すブロ
ツク図である。また、第14図は画面の走査の経
過方向を下にとり、走査の進行とともに標準パタ
ーンと探索範囲をどのように切り換えるかを示し
た説明図で、垂直帰線期間をはさんで2つの画面
を連続して示す。上記両図において、まず最初に
粗認識を行なう。そのため、運用制御部23は選
択回路91を切換えて、粗検出のための探索範囲
を示す信号を送り出す。この探索範囲は全画面と
とることが多く、標準パターンに第14図Aの標
準パターンを用いるときには、aの斜線で示した
範囲とする。走査が進んでp点に至つたとき探索
は終了し、i点が不一致の程度が最小で、その座
標が信号20′として送られてくる。この値をレ
ジスタ93に記憶しておく。
次に選択回路91を切換えて精検出に移り、順
次第14図の標準パターンB,C,DおよびEを
用い、それぞれ第14図のb,c,dおよびeで
示す直線状の探索範囲でマツチングを行なう。こ
の探索範囲は、粗検出の結果得られたi点に対し
一定の相対位置関係にあるため、標準パターン毎
にレジスタ94に記憶されている値を選択回路9
1′を切換えて取出し、加算器95により、レジ
スタ93に保持されている粗検出の結果の位置と
加算し、選択回路91を通して送り出す。b,
c,d,eの探索範囲はq,r,s,t点に至つ
たとき終了となり、第8図に示したようにタイミ
ング発生回路12から探索終了信号24が運用制
御部23に加えられる。
ここで、接索パターンBに対し、j部において
不一致の程度が最小であつたとする。j部と最終
的に求めたい位置nとの間には一定の相対位置関
係があるため、各標準パターン毎にレジスタ96
に記憶されている値を選択回路97を切換えて取
出し、加算器98でマツチング結果の位置座標を
加算し、レジスタ99の対応する部分に記憶して
おく、4つの標準パターンB〜Eについてのマツ
チングが終了したとき、標準パターンB,Eに対
応するレジスタ99のY座標の加算器100−1
で加算し、最下位ビツトを除いたものをとること
により両者の加算平均を得る。同様に標準パター
ンC,Dに対する結果より加算器100−2によ
りX座標の加算平均を得る。この100−1,1
00−2の出力が、最終的に求めようとするn点
の座標である。
このように本実施例で用いたパターンマツチン
グ方法によれば、対象パターン中の特定パターン
の位置を高速に検出することができる。
第13図の構成は、粗検出と精検出を行なうた
めの一例を示したものである。接索範囲用のレジ
スタ93を複数個用意し、サンプリング間隔およ
び標準パターンを共に必要なものに切換えてタイ
ミング信号発生回路12および標準パターンレジ
スタ17に送り、マツチング動作を規定するよう
にすれば、多種類の対象物の検出に用いることが
できる。
これらの制御は専用の回路によつて実現しても
よく、また汎用のプログラム内蔵型演算処理装置
を用い、プログラムによつて実現してもよい。後
者によれば、さらに複数の標準パターンを設けて
個々の標準パターンでのマツチングが成功しなか
つたときの対策とし、あるいは複数個の標準パタ
ーンのマツチング結果位置の相対位置関係をチエ
ツクすることによりマツチングが正しかつたこと
を確認することも容易である。
以上の実施例においては、映像信号を2値化し
て処理するものとして説明したが、映像信号を複
数ビツトの多値デイジタル量に変換し、あるいは
アナログ信号のままとして処理してもよい。その
ときは、内像メモリおよびマツチング演算部を上
述の実施例と同様な機能をもつもので置き換えれ
ばよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、粗検出後
に探索範囲をしぼつて精検出を行うため、はじめ
から精検出のみを行なう場合よりも簡単な装置に
て必要な精度で対象パターンの位置を検出するこ
とができる。とくに、部分パターンの切り出し回
路、切り出された部分パターンと標準パターンと
比較回路を粗検出と精検出のときに切りかえて使
用するように構成すると、装置構成がより簡単と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は雑準パターンの一例を示す説明図、第
2図は走査軸を変化させる方法を示す説明図、第
3図はサンプリング間隔を変化させる方法を示す
説明図、第4図は精検出のための標準パターンを
示す説明図、第5図は精検出方法を示す説明図、
第6図は凹凸のある稜線の検出を示す説明図、第
7図は精検出用の標準パターンの選択を示す説明
図、第8図は本発明による装置全体の構成例を示
すブロツク図、第9図は画像メモリと局部切出し
部の構成例のブロツク図、第10図はマツチング
回路の構成例のブロツク図、第11図は最小値検
出回路の構成例のブロツク図、第12図はXY座
標およびタイミング信号発生部の構成例のブロツ
ク図、第13図は座標計算部の構成例のブロツク
図、第14図は粗検出、精検出の順序を示す説明
図である。 1……映像、2……対象、3……「5」の字型
パターン、11……同期信号発生回路、12……
タイミング信号発生回路、13……像入力装置、
14……2値化回路、15……映像メモリ、16
……2次元局部切出し部、17……標準パターン
レジスタ、18……マツチング回路、19……最
小検出回路、20……レジスタ、21……計算回
路、22……メモリ、23……運用制御部、24
……探索終了信号、25……演算処理装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 対象パターン上を一定の速度で走査する撮像
    装置と、該撮像装置から得られる映像信号から、
    該対象パターン中の所定の大きさの複数の部分パ
    ターンをそれぞれ第1のサンプリング間隔でサン
    プリングした結果得られる信号(第1の部分パタ
    ーン信号)を逐次切り出し、該映像信号から、該
    対象パターン中の複数の所定の大きさの部分パタ
    ーンをそれぞれ該第1のサンプリング間隔より小
    さい第2のサンプリング間隔でサンプリングした
    結果得られる信号(第2の部分パターン信号)を
    逐次切り出す手段と、該逐次切り出された複数の
    第1の部分パターン信号から、第1の探索領域に
    属し、所定の第1の条件を満たす部分パターンの
    位置を検出する手段と、該部分パターンの位置か
    ら該第1の探索領域より小さな第2の探索領域を
    決定する手段と、該逐次切り出された複数の第2
    の部分パターン信号から、該第2の探索領域に属
    し、所定の第2の条件を満たす部分パターンの位
    置を検出する手段とを有するパターンの位置検出
    装置。 2 該第1の条件を満たす部分パターン位置検出
    手段は、該第1の探索領域内のあらかじめ定めら
    れた位置にある部分パターン(第1の標準パター
    ン)を該第1のサンプリング間隔でサンプリング
    して得られる信号を第1の標準パターン信号とし
    て記憶する第1の手段と、該第1の探索領域内の
    複数の部分パターンに対する第1の部分パターン
    信号および該記憶された第1の標準パターン信号
    を比較して、該第1の標準パターンに一致する部
    分パターンの位置を該第1の条件を満たす部分パ
    ターンの位置として検出する第2の手段からなる
    第1項のパターンの位置検出装置。 3 該第2の手段は、該第1の探索領域に属する
    複数の第1の部分パターン信号のそれぞれと該記
    憶された第1の標準パターン信号との一致度を検
    出する第3の手段と、該検出された一致度に基づ
    き、一致度の最も大きい部分パターン信号に対す
    る部分パターンの位置を該第1の条件を満たす部
    分パターンの位置として検出する第4の手段とか
    らなる第2項のパターンの位置検出装置。 4 該第2の条件を満たす部分パターン位置検出
    手段は、該第2の探索領域内のあらかじめ定めた
    位置にある部分パターン(第2の標準パターン)
    を該第2のサンプリング間隔でサンプリングして
    得られる信号を第2の標準パターン信号として記
    憶する第5の手段と、該第2の探索領域内の複数
    の部分パターンに対する第2の部分パターン信号
    および該記憶された第2の標準パターン信号を比
    較して、該第2の標準パターンに一致する部分パ
    ターンの位置を該第2の条件を満たす部分パター
    ンの位置として検出する第6の手段からなる第1
    項又は第2項のパターンの位置検出装置。 5 該第6の手段は、該第2の探索領域に属する
    複数の第2の部分パターン信号のそれぞれと該記
    憶された第2の標準パターン信号との一致度を検
    出する第7の手段と、該検出された一致度に基
    き、一致度の最も大きい部分パターン信号に対す
    る部分パターンの位置を該第2の条件を満たす部
    分パターンの位置として検出する第8の手段とか
    らなる第4項のパターンの位置検出装置。 6 該第1の標準パターンは、該第1の探索領域
    に一つしか存在しないパターンであり、該第2の
    標準パターンは該第1の探索領域に複数個存在す
    るが、該第2の探索領域には一つしか存在しない
    パターンである第1項から第5項のいずれかのパ
    ターンの位置検出装置。 7 該第1,第2の標準パターンの絵素数はとも
    に該所定数に等しい第2項から第6項のいずれか
    のパターンの位置検出装置。
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