JPS6234446B2 - - Google Patents
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- JPS6234446B2 JPS6234446B2 JP57136263A JP13626382A JPS6234446B2 JP S6234446 B2 JPS6234446 B2 JP S6234446B2 JP 57136263 A JP57136263 A JP 57136263A JP 13626382 A JP13626382 A JP 13626382A JP S6234446 B2 JPS6234446 B2 JP S6234446B2
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- Japan
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- upper mold
- mold
- press
- plate material
- safety
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 35
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
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- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D55/00—Safety devices protecting the machine or the operator, specially adapted for apparatus or machines dealt with in this subclass
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/28—Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプレス作業装置に係り、特に光電ビー
ム方式の安全装置を備えたプレス作業装置に関す
るものである。
ム方式の安全装置を備えたプレス作業装置に関す
るものである。
従来からプレス作業装置は、作業中に手元を損
傷せしめるなど労働災害が多い設備として広く知
られており、そのためプレス作業装置の安全対策
は必要不可欠なものである。
傷せしめるなど労働災害が多い設備として広く知
られており、そのためプレス作業装置の安全対策
は必要不可欠なものである。
第1図乃至第6図に従来のプレス作業装置の構
成と動作を説明する。1はプレス機本体で、一対
の上型2と下型3とを備えており、上型2は上下
方向にのみ移動可能に支持され、下型3は固定さ
れている。またプレス機本体1の全体を見通せる
位置に操作盤4を設置し、前記上型2は操作盤4
による作業者の指令により図示しない駆動装置を
作動させて上下動される。前記上型2と下型3と
の前面空間部分には異物検出用の光線Lが複数走
つており、前記上下型に接近する異物が前記光線
Lをさえぎるようになつている。前記光線Lは前
記プレス機本体1の両側に設けられた安全装置5
A,5Bの発光体6及び受光体7によつて受発光
されている。また、プレス機本体1の前記下型3
の前方側には一対の支持具8A,8Bが設けら
れ、かつ前記下型3の前後には夫々一対の位置決
めストツパ9A,9B及び10A,10Bが設け
られている。
成と動作を説明する。1はプレス機本体で、一対
の上型2と下型3とを備えており、上型2は上下
方向にのみ移動可能に支持され、下型3は固定さ
れている。またプレス機本体1の全体を見通せる
位置に操作盤4を設置し、前記上型2は操作盤4
による作業者の指令により図示しない駆動装置を
作動させて上下動される。前記上型2と下型3と
の前面空間部分には異物検出用の光線Lが複数走
つており、前記上下型に接近する異物が前記光線
Lをさえぎるようになつている。前記光線Lは前
記プレス機本体1の両側に設けられた安全装置5
A,5Bの発光体6及び受光体7によつて受発光
されている。また、プレス機本体1の前記下型3
の前方側には一対の支持具8A,8Bが設けら
れ、かつ前記下型3の前後には夫々一対の位置決
めストツパ9A,9B及び10A,10Bが設け
られている。
以上のようにプレス作業装置は構成されている
が、この場合は一枚板をL字形に折曲げるプレス
作業装置である。
が、この場合は一枚板をL字形に折曲げるプレス
作業装置である。
いま、第2図に示すように巾広の板11をスト
ツパ9Bに合せて下型3と支持具8A,8B上に
乗せる。このとき、作業者の手Hが仮に光線Lを
さえぎると安全装置5A,5Bか作動し、操作盤
4による指令があつたとしても上型2の下降を電
気的にロツクする。勿論、手Hを板11から離し
て引込めることにより前記電気的ロツクは解除さ
れ、操作盤4の指令によつて上型2は下降を開始
する。この下降は手Hなどの異物が光線Lをさえ
ぎらないかぎり続いて、板11の加圧作業を行
う。しかし、第3図のように、加圧作業進行中に
板11は破線の位置から支持具8A,8Bを離れ
て跳上がり、この時板11自身が前記光線Lをさ
えぎることから、加圧途中で上型2の下降が停止
する不都合がある。そのため、上型2の下降指令
を出すと同時に安全装置5A,5Bの機能を停止
させる方法も考えられるが、この場合第4図に示
すように加工ずみの板11を取出す時に安全装置
5A,5Bが機能していないので、上型2の不意
の下降による危険には無防備となる。
ツパ9Bに合せて下型3と支持具8A,8B上に
乗せる。このとき、作業者の手Hが仮に光線Lを
さえぎると安全装置5A,5Bか作動し、操作盤
4による指令があつたとしても上型2の下降を電
気的にロツクする。勿論、手Hを板11から離し
て引込めることにより前記電気的ロツクは解除さ
れ、操作盤4の指令によつて上型2は下降を開始
する。この下降は手Hなどの異物が光線Lをさえ
ぎらないかぎり続いて、板11の加圧作業を行
う。しかし、第3図のように、加圧作業進行中に
板11は破線の位置から支持具8A,8Bを離れ
て跳上がり、この時板11自身が前記光線Lをさ
えぎることから、加圧途中で上型2の下降が停止
する不都合がある。そのため、上型2の下降指令
を出すと同時に安全装置5A,5Bの機能を停止
させる方法も考えられるが、この場合第4図に示
すように加工ずみの板11を取出す時に安全装置
5A,5Bが機能していないので、上型2の不意
の下降による危険には無防備となる。
一方、巾狭の板12の折曲げの場合には、板自
身の光線をさえぎることによる安全装置作動によ
つて前記上型2の下降を停止させることはなくな
るが、作業者の手Hにより光線をさえぎる機会が
多くなり、光線のしや断が頻繁に行われることに
なり円滑な加圧折曲げ作業の障害となつていた。
身の光線をさえぎることによる安全装置作動によ
つて前記上型2の下降を停止させることはなくな
るが、作業者の手Hにより光線をさえぎる機会が
多くなり、光線のしや断が頻繁に行われることに
なり円滑な加圧折曲げ作業の障害となつていた。
また、下型3の手前側のストツパ10A,10
Bを基率にして板12を加圧する場合も、手Hを
差入れて下型3の近傍での作業が増加し、上記欠
点があつた。
Bを基率にして板12を加圧する場合も、手Hを
差入れて下型3の近傍での作業が増加し、上記欠
点があつた。
このように従来のプレス作業装置については、
安全装置を付属させたものはあるが、その安全装
置を十分に使いきることができず、特に作業者の
安全を優先すると上型の頻繁な停止により作業性
が低下し、また作業性を優先すると作業者の危険
要素が増加する欠点があつた。
安全装置を付属させたものはあるが、その安全装
置を十分に使いきることができず、特に作業者の
安全を優先すると上型の頻繁な停止により作業性
が低下し、また作業性を優先すると作業者の危険
要素が増加する欠点があつた。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、安全性を低下させずに作業
性を維持できるプレス作業装置を提供することに
ある。
目的とするところは、安全性を低下させずに作業
性を維持できるプレス作業装置を提供することに
ある。
本発明は上記目的を達成するために、下型の上
に乗置された被加工物に上型が接した時、安全装
置の機能を停止させ、前記上型が上死点に戻つた
時、機能を回復させるようにしたのである。
に乗置された被加工物に上型が接した時、安全装
置の機能を停止させ、前記上型が上死点に戻つた
時、機能を回復させるようにしたのである。
以下本発明の一実施例を第7図乃至第12図に
ついて説明する。プレス機本体1、上型2、下型
3、操作盤4、安全装置5A及び5B、発光体6
(6A〜6C)、受光体7(7A〜7C)、支持具
8A及び8B、ストツパ9A,9B及び10A,
10Bの構成、配置などは従来のプレス作業装置
と同じであるが、本発明実施例によるプレス作業
装置は、さらに次のように構成されている。即
ち、まず前記発光体6と前記受光体7間の光線L
と平行になる下型3の長手方向両端部内側に直角
に対向し、前後に移動可能の一対の押当具13
A,13Bを設け、これを夫々前記プレス機本体
1に支持した油圧シリンダ14A,14Bで駆動
している。また、前記押当具13A,13Bに隣
接して吸盤装置15A,15Bを配置している。
この吸盤装置15A,15Bは吸盤17が上を向
いており、その高さは下型3より僅かに高く位置
している。この吸盤装置15A,15Bはまた前
記押当具13A,13Bと同方向に移動可能であ
り、前記プレス機本体1に支持された油圧シリン
ダ16A,16Bにより駆動されている。さらに
また、この吸盤装置15A,15Bの吸盤17は
軟質ゴムで成形されており、かつ前記プレス機本
体1に内蔵されたバキユーム機構(図示せず)に
チユーブ18を介して接続されて吸着と解放を制
御されている。
ついて説明する。プレス機本体1、上型2、下型
3、操作盤4、安全装置5A及び5B、発光体6
(6A〜6C)、受光体7(7A〜7C)、支持具
8A及び8B、ストツパ9A,9B及び10A,
10Bの構成、配置などは従来のプレス作業装置
と同じであるが、本発明実施例によるプレス作業
装置は、さらに次のように構成されている。即
ち、まず前記発光体6と前記受光体7間の光線L
と平行になる下型3の長手方向両端部内側に直角
に対向し、前後に移動可能の一対の押当具13
A,13Bを設け、これを夫々前記プレス機本体
1に支持した油圧シリンダ14A,14Bで駆動
している。また、前記押当具13A,13Bに隣
接して吸盤装置15A,15Bを配置している。
この吸盤装置15A,15Bは吸盤17が上を向
いており、その高さは下型3より僅かに高く位置
している。この吸盤装置15A,15Bはまた前
記押当具13A,13Bと同方向に移動可能であ
り、前記プレス機本体1に支持された油圧シリン
ダ16A,16Bにより駆動されている。さらに
また、この吸盤装置15A,15Bの吸盤17は
軟質ゴムで成形されており、かつ前記プレス機本
体1に内蔵されたバキユーム機構(図示せず)に
チユーブ18を介して接続されて吸着と解放を制
御されている。
そして最も重要な点は、操作盤4の操作による
前記安全装置5A,5Bの機能の動作及び停止の
ほかに、上型2が降下してきて下型3上の被加工
物に接したときに前記安全装置5A,5Bの機能
を一時停止させるようにした点である。即ち、前
記上型2が前記被加工物に接触したことを検出す
る接触検出手段と、この接触手段による前記上型
2の検出により前記安全装置5A,5Bの動作を
停止させる機能停止手段とを設けたのである。前
記接触検出手段と前記機能停止手段とは例えば第
15図に示すように、前記操作盤4の主スイツチ
Smと直列に発光体6と発光体7による常閉接点
Sb及び継電器Rが接続され、さらに前記常閉接
点Sbと並列に常開接点Saを接続して構成され
る。上記構成により、操作盤4の主スイツチSm
を投入すると、継電器Rが働き、前記上型2の駆
動装置の動作を可能とする。この状態で前記操作
盤4により前記上型2を下降させる。そして、発
光体6と受光体7間の光線Lがさえぎられて常閉
接点Sbが開くと、継電器Rが釈放されて前記上
型の駆動装置の動作を停止させる。一方、上型2
が下位に降りて被加工物に接触すると、その接触
を検出して常開接点Saが閉じる。このため、発
光体6と受光体7間の光線Lがさえぎられて常閉
接点Sbが開かれても前記駆動装置の動作は停止
されることなく、安全装置5A,5Bの機能のみ
が停止されることになる。そして、前記上型2が
元の位置に戻り、再度降下の指令があると、前記
常開接点Saによる回路は開放され常閉接点Sbに
よる機能云い代えれば安全装置5A,5Bの機能
は回復する。ここで、以上のよに構成されたプレ
ス作業装置による被加工物の加工を説明する。こ
こで、以上のように構成されたプレス作業装置に
よる被加工物の加工を説明する。ここでは被加工
物として長方形の板材19を巾方向にL字形に折
曲げる場合を示し、しかも板巾は安全装置5A,
5Bにまで達しない巾狭のものである。このよう
な巾狭の板材19を下型3と支持具8A,8Bと
に跨つて乗置させる。この時、板材19の搬入に
障害とならないように押当具13A,13Bは第
8図二点鎖線の位置にある。勿論、この板材19
の搬入前に操作盤4を操作することにより前記安
全装置5A,5Bを機能させておく。したがつ
て、このような搬入作業時に誤つて上型降下のボ
タンを押したとしても、作業者の手や板材19が
安全装置5A,5B間の光線Lをさえぎつている
ので、上型降下による事故は回避される。
前記安全装置5A,5Bの機能の動作及び停止の
ほかに、上型2が降下してきて下型3上の被加工
物に接したときに前記安全装置5A,5Bの機能
を一時停止させるようにした点である。即ち、前
記上型2が前記被加工物に接触したことを検出す
る接触検出手段と、この接触手段による前記上型
2の検出により前記安全装置5A,5Bの動作を
停止させる機能停止手段とを設けたのである。前
記接触検出手段と前記機能停止手段とは例えば第
15図に示すように、前記操作盤4の主スイツチ
Smと直列に発光体6と発光体7による常閉接点
Sb及び継電器Rが接続され、さらに前記常閉接
点Sbと並列に常開接点Saを接続して構成され
る。上記構成により、操作盤4の主スイツチSm
を投入すると、継電器Rが働き、前記上型2の駆
動装置の動作を可能とする。この状態で前記操作
盤4により前記上型2を下降させる。そして、発
光体6と受光体7間の光線Lがさえぎられて常閉
接点Sbが開くと、継電器Rが釈放されて前記上
型の駆動装置の動作を停止させる。一方、上型2
が下位に降りて被加工物に接触すると、その接触
を検出して常開接点Saが閉じる。このため、発
光体6と受光体7間の光線Lがさえぎられて常閉
接点Sbが開かれても前記駆動装置の動作は停止
されることなく、安全装置5A,5Bの機能のみ
が停止されることになる。そして、前記上型2が
元の位置に戻り、再度降下の指令があると、前記
常開接点Saによる回路は開放され常閉接点Sbに
よる機能云い代えれば安全装置5A,5Bの機能
は回復する。ここで、以上のよに構成されたプレ
ス作業装置による被加工物の加工を説明する。こ
こで、以上のように構成されたプレス作業装置に
よる被加工物の加工を説明する。ここでは被加工
物として長方形の板材19を巾方向にL字形に折
曲げる場合を示し、しかも板巾は安全装置5A,
5Bにまで達しない巾狭のものである。このよう
な巾狭の板材19を下型3と支持具8A,8Bと
に跨つて乗置させる。この時、板材19の搬入に
障害とならないように押当具13A,13Bは第
8図二点鎖線の位置にある。勿論、この板材19
の搬入前に操作盤4を操作することにより前記安
全装置5A,5Bを機能させておく。したがつ
て、このような搬入作業時に誤つて上型降下のボ
タンを押したとしても、作業者の手や板材19が
安全装置5A,5B間の光線Lをさえぎつている
ので、上型降下による事故は回避される。
前記板材19の搬入及び乗置作業を終えたなら
作業者は操作盤4上に手を置き、プレス作業装置
に動作指令を発する。この指令により第8図二点
鎖線の位置にある押当具13A,13Bを矢印A
方向に移動させ、予め位置決めしておいたストツ
パ9A,9Bに板材19を押当てる。
作業者は操作盤4上に手を置き、プレス作業装置
に動作指令を発する。この指令により第8図二点
鎖線の位置にある押当具13A,13Bを矢印A
方向に移動させ、予め位置決めしておいたストツ
パ9A,9Bに板材19を押当てる。
次に、上型2に降下指令を発して該上型2を矢
印a方向に降下させる。勿論、この降下中に安全
装置5A,5B間の光線をさえぎるような障害物
の侵入があると上型2の降下は停止される。支障
なく降下してきた上型2は第9図に示すように、
下型3上の板材19に接し、板材19は二点鎖線
の水平な状態から僅かに撓む。この時、同時に押
当具13A,13Bが油圧シリンダ14A,14
Bによつて矢印B方向に移動されて待期位置に戻
ると共に、前記安全装置5A,5Bの機能は一時
停止される。この安全装置の機能が停止しても上
型2と下型3との間には板材19があり、作業者
の手やその他の異物が挾まれるようなことはない
ので問題はない。
印a方向に降下させる。勿論、この降下中に安全
装置5A,5B間の光線をさえぎるような障害物
の侵入があると上型2の降下は停止される。支障
なく降下してきた上型2は第9図に示すように、
下型3上の板材19に接し、板材19は二点鎖線
の水平な状態から僅かに撓む。この時、同時に押
当具13A,13Bが油圧シリンダ14A,14
Bによつて矢印B方向に移動されて待期位置に戻
ると共に、前記安全装置5A,5Bの機能は一時
停止される。この安全装置の機能が停止しても上
型2と下型3との間には板材19があり、作業者
の手やその他の異物が挾まれるようなことはない
ので問題はない。
前記上型2の降下がさらに進むと板材19は直
角に折曲げられ(第10図)、次に前記上型2は
自動的あるいは操作指令により矢印b方向に上昇
を開始する。(第11図)。この時、作業者が手H
によつて加工された板材20を支えて、外部へ搬
出したり次の加工の順備を行う。このような作業
中、手Hや板材20は当然対向する安全装置5
A,5B間にあるが、機能を停止させているの
で、上昇中の上型2の動きを停止させることはな
く、また上型2が不意に降下することもない。
尚、前記上型2が上昇して最高位置に停止した後
も前記作業が続くような場合でも、前記上型2が
最高位置にくると安全装置5A,5Bの機能が回
復するので、万一前記上型2の降下指令を誤つて
出しても前記上型2はロツクされているので、降
下の心配はない。
角に折曲げられ(第10図)、次に前記上型2は
自動的あるいは操作指令により矢印b方向に上昇
を開始する。(第11図)。この時、作業者が手H
によつて加工された板材20を支えて、外部へ搬
出したり次の加工の順備を行う。このような作業
中、手Hや板材20は当然対向する安全装置5
A,5B間にあるが、機能を停止させているの
で、上昇中の上型2の動きを停止させることはな
く、また上型2が不意に降下することもない。
尚、前記上型2が上昇して最高位置に停止した後
も前記作業が続くような場合でも、前記上型2が
最高位置にくると安全装置5A,5Bの機能が回
復するので、万一前記上型2の降下指令を誤つて
出しても前記上型2はロツクされているので、降
下の心配はない。
ところで、前記加工のほかに、その反対側にさ
らに別の加工を加える場合には、第10図の位置
にあつた吸盤装置15A,15Bを油圧シリンダ
16A,16Bによつて支持具8A,8B付近に
まで前進させ、板材20を下型3と吸盤装置15
A,15Bの各吸盤17とに跨つて乗置させる。
この時、板材20の先端をストツパ9A,9Bに
押当てて該板材20の長手方向が下型3と平行に
なるように乗置させたほうが取扱いが容易であ
り、またストツパ10A,10Bは第7図に示す
ように90度回転させて直立させておく。前記板材
20を乗置させることにより、下型3より僅かに
高い吸盤17は押圧されて密着する。この状態に
おいて前記バキユーム機構を作動させて前記板材
20を吸着し、その後前記油圧シリンダ16A,
16Bにより吸盤装置15A,15Bを矢印方向
に前記板材20の前端がストツパ10A,10B
に当るまで移動させ吸着を解く。このような動作
中に手Hや異物が安全装置5A,5B間を越えて
接近すると、当然安全装置5A,5Bが機能して
いるので、上型2に降下指令を出しても降下はし
ない。次に、第12図に示すように、上型2に降
下指令を与えて矢印a方向に上型2を移動させ、
この上型2が下型3上の板材20に接した時点で
安全装置5A,5Bの機能を一時停止させる。そ
の後の動作は前述の通りである。
らに別の加工を加える場合には、第10図の位置
にあつた吸盤装置15A,15Bを油圧シリンダ
16A,16Bによつて支持具8A,8B付近に
まで前進させ、板材20を下型3と吸盤装置15
A,15Bの各吸盤17とに跨つて乗置させる。
この時、板材20の先端をストツパ9A,9Bに
押当てて該板材20の長手方向が下型3と平行に
なるように乗置させたほうが取扱いが容易であ
り、またストツパ10A,10Bは第7図に示す
ように90度回転させて直立させておく。前記板材
20を乗置させることにより、下型3より僅かに
高い吸盤17は押圧されて密着する。この状態に
おいて前記バキユーム機構を作動させて前記板材
20を吸着し、その後前記油圧シリンダ16A,
16Bにより吸盤装置15A,15Bを矢印方向
に前記板材20の前端がストツパ10A,10B
に当るまで移動させ吸着を解く。このような動作
中に手Hや異物が安全装置5A,5B間を越えて
接近すると、当然安全装置5A,5Bが機能して
いるので、上型2に降下指令を出しても降下はし
ない。次に、第12図に示すように、上型2に降
下指令を与えて矢印a方向に上型2を移動させ、
この上型2が下型3上の板材20に接した時点で
安全装置5A,5Bの機能を一時停止させる。そ
の後の動作は前述の通りである。
以上のように、始終安全装置を機能させている
プレス作業装置に比べ、上型2が最上位置にある
時と、この上型2が移動して板材19,20に接
するまでの間だけ安全装置を機能させるようにし
たので、加工作業上どうしても必要な動作によつ
て不必要にプレス作業装置を停止させるようなこ
とはなくなり、その分作業性を向上することがで
きる。また、プレス作業も板材19の搬出入だけ
行えばよく、位置決めなどは行う必要がないの
で、作業者の上型2と下型3との間での作業は少
なくなり、その分安全性を高めることができる。
プレス作業装置に比べ、上型2が最上位置にある
時と、この上型2が移動して板材19,20に接
するまでの間だけ安全装置を機能させるようにし
たので、加工作業上どうしても必要な動作によつ
て不必要にプレス作業装置を停止させるようなこ
とはなくなり、その分作業性を向上することがで
きる。また、プレス作業も板材19の搬出入だけ
行えばよく、位置決めなどは行う必要がないの
で、作業者の上型2と下型3との間での作業は少
なくなり、その分安全性を高めることができる。
ところで、以上の実施例は比較的巾狭の板材の
加工についてであるが、第13図、第14図に示
すような巾広の板材21についても前記実施例と
同じ動作を行えばよい。尚、巾広の板材21の場
合は、第13図及び14図のように板材21の折
曲げ中にその前端が矢印S方向に回動して安全装
置5A,5B間の光線を二回さえぎるので、該安
全装置5A,5Bが機能していれば上型2の降下
を二回も止めることになる。しかし、第13図二
点鎖線で示すように上型2が板材21に接した時
から安全装置5A,5Bの機能を停止させている
ので、上型2の降下は円滑となる。一方、加工を
終えると上型2は第14図の矢印b方向へ移動す
るが、この時加圧力を解かれた板材21は破線矢
印T方向に回動し、安全装置の光線を二回さえぎ
る。この時、安全装置が機能していれば少なくと
も一回は上型2の上昇は停止されるが、実際には
安全装置の機能が停止しているので、最上位置ま
で上型2は上昇し途中での上昇停止はなくなる。
加工についてであるが、第13図、第14図に示
すような巾広の板材21についても前記実施例と
同じ動作を行えばよい。尚、巾広の板材21の場
合は、第13図及び14図のように板材21の折
曲げ中にその前端が矢印S方向に回動して安全装
置5A,5B間の光線を二回さえぎるので、該安
全装置5A,5Bが機能していれば上型2の降下
を二回も止めることになる。しかし、第13図二
点鎖線で示すように上型2が板材21に接した時
から安全装置5A,5Bの機能を停止させている
ので、上型2の降下は円滑となる。一方、加工を
終えると上型2は第14図の矢印b方向へ移動す
るが、この時加圧力を解かれた板材21は破線矢
印T方向に回動し、安全装置の光線を二回さえぎ
る。この時、安全装置が機能していれば少なくと
も一回は上型2の上昇は停止されるが、実際には
安全装置の機能が停止しているので、最上位置ま
で上型2は上昇し途中での上昇停止はなくなる。
以上の各実施例において、作業性及び安全性の
向上のほか、次の利点がある。即ち、板材が長尺
の場合、従来ではこの板材の長手方向両端を均一
かつ確実にストツパ9A,9Bあるいは10A,
10Bに押付けるために、二人の作業者を必要と
していたが、それを押当具13A,13Bや吸盤
装置15A,15Bによつて行えるので作業者は
一人でよく、また二人作業特有の合図ミスによる
危険も排除できる。また、吸盤装置15A,15
Bを押当具13A,13Bの動作を組合せ、これ
と上型2の動作とを連動させることにより、作業
者による動作指令回数を少なくして作業時間を短
縮することができる。
向上のほか、次の利点がある。即ち、板材が長尺
の場合、従来ではこの板材の長手方向両端を均一
かつ確実にストツパ9A,9Bあるいは10A,
10Bに押付けるために、二人の作業者を必要と
していたが、それを押当具13A,13Bや吸盤
装置15A,15Bによつて行えるので作業者は
一人でよく、また二人作業特有の合図ミスによる
危険も排除できる。また、吸盤装置15A,15
Bを押当具13A,13Bの動作を組合せ、これ
と上型2の動作とを連動させることにより、作業
者による動作指令回数を少なくして作業時間を短
縮することができる。
尚、上記実施例では板材を二種の装置をもつて
前後に移動するように構成したが、二つの装置の
合体あるいは併用も可能である。また、板材の移
動装置を構成する油圧シリンダも、これに限定さ
れるものではなく、例えば空気圧を利用したり、
機械的機構を用いても何等問題はない。さらに、
前記板材の移動装置の吸盤装置15A,15B
も、前記板材が磁性体の場合には電磁石を利用す
ることもできる。さらにまた、各ストツパや支持
体8A,8Bはプレス機本体1側から出入りする
ように調整する機構とすることにより、下型3の
高さに容易に合せることができる。このほか、第
7図において、油圧シリンダを含めた押当具13
A,13Bと吸盤装置15A,15Bのプレス機
本体1への支持を、板材の長手方向に沿う方向に
摺動可能な支持とすることにより、これらの間隔
を板材の長さに合せて調整することのができるの
で便利である。
前後に移動するように構成したが、二つの装置の
合体あるいは併用も可能である。また、板材の移
動装置を構成する油圧シリンダも、これに限定さ
れるものではなく、例えば空気圧を利用したり、
機械的機構を用いても何等問題はない。さらに、
前記板材の移動装置の吸盤装置15A,15B
も、前記板材が磁性体の場合には電磁石を利用す
ることもできる。さらにまた、各ストツパや支持
体8A,8Bはプレス機本体1側から出入りする
ように調整する機構とすることにより、下型3の
高さに容易に合せることができる。このほか、第
7図において、油圧シリンダを含めた押当具13
A,13Bと吸盤装置15A,15Bのプレス機
本体1への支持を、板材の長手方向に沿う方向に
摺動可能な支持とすることにより、これらの間隔
を板材の長さに合せて調整することのができるの
で便利である。
以上説明したように本発明によれば、作業者は
上型及び下型より前方位置への被加工物の搬出入
と操作指令を発するだけで、上型と下型間を越え
て行う作業は機械化したので安全となり、また安
全装置も無駄な作動がなくなつたので作業性を向
上した人身保護を行い得るなど作業性と安全性の
両面を向上させることができる。
上型及び下型より前方位置への被加工物の搬出入
と操作指令を発するだけで、上型と下型間を越え
て行う作業は機械化したので安全となり、また安
全装置も無駄な作動がなくなつたので作業性を向
上した人身保護を行い得るなど作業性と安全性の
両面を向上させることができる。
第1図は従来におけるプレス作業装置を示す斜
視図、第2図乃至第4図は巾広板材の加工順序を
示す第1図―線の断面図、第5図及び第6図
は夫々巾狭板材の加工を示す第1図―線の断
面図、第7図は本発明によるプレス作業装置の一
実施例を示す斜視図、第8図乃至第12図は夫々
巾狭板材を第7図のプレス作業装置で加工してい
る第7図―線の断面図、第13図及び第14
図は第7図に示すプレス作業装置での巾広板材の
加工を示す第7図―線の断面図、第15図は
本発明による安全装置の機能を停止させる制御回
路図である。 1…プレス機本体、2…上型、3…下型、4…
操作盤、5A,5B…安全装置、13A,13B
…押当具、15A,15B…吸盤装置。
視図、第2図乃至第4図は巾広板材の加工順序を
示す第1図―線の断面図、第5図及び第6図
は夫々巾狭板材の加工を示す第1図―線の断
面図、第7図は本発明によるプレス作業装置の一
実施例を示す斜視図、第8図乃至第12図は夫々
巾狭板材を第7図のプレス作業装置で加工してい
る第7図―線の断面図、第13図及び第14
図は第7図に示すプレス作業装置での巾広板材の
加工を示す第7図―線の断面図、第15図は
本発明による安全装置の機能を停止させる制御回
路図である。 1…プレス機本体、2…上型、3…下型、4…
操作盤、5A,5B…安全装置、13A,13B
…押当具、15A,15B…吸盤装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プレス機本体に固定された下型と、この下型
と対応し前記プレス機本体に上下方向に移動可能
に支持された上型と、前記プレス機本体に固定さ
れ前記上型を上下に移動する駆動装置と、この駆
動装置に前記上型の上下の移動を指令する操作盤
と、前記上型の移動中に該上型及び前記下型に接
近する異物を検出して前記上型の移動を停止させ
る安全装置とを備えたプレス作業装置において、
前記上型が前記下型上に乗置された被加工物に接
したことを検出する接触検出手段と、この接触検
出手段による前記上型の検出により前記安全装置
の動作を停止させる機能停止手段を設けたことを
特徴とするプレス作業装置。 2 プレス機本体に固定された下型と、この下型
と対応し前記プレス機本体に上下方向に移動可能
に支持された上型と、前記プレス機本体に固定さ
れ前記上型を上下に移動する駆動装置と、この駆
動装置に前記上型の上下の移動を指令する操作盤
と、前記上型の移動中に該上型及び前記下型に接
近する異物を検出して前記上型の移動を停止させ
る安全装置とを備えたプレス作業装置において、
前記上型が前記下型上に乗置された被加工物に接
したことを検出する接触検出手段と、この接触検
出手段による前記上型の検出により前記安全装置
の動作を停止させる機能停止手段と、前記下型上
に前記被加工物を押し引きする移動装置とを設け
たことを特徴とするプレス作業装置。 3 特許請求の範囲第2項記載において、前記移
動装置は被加工物の長手方向両端に対応する位置
に設置したことを特徴とするプレス作業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57136263A JPS5927798A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | プレス作業装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57136263A JPS5927798A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | プレス作業装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5927798A JPS5927798A (ja) | 1984-02-14 |
JPS6234446B2 true JPS6234446B2 (ja) | 1987-07-27 |
Family
ID=15171094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57136263A Granted JPS5927798A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | プレス作業装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927798A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4660703A (en) * | 1983-11-07 | 1987-04-28 | Nevio Filcich | Method and apparatus for machine safety |
JP4969049B2 (ja) * | 2004-04-06 | 2012-07-04 | 株式会社アマダ | 曲げ加工装置 |
-
1982
- 1982-08-06 JP JP57136263A patent/JPS5927798A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5927798A (ja) | 1984-02-14 |
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