JPS623440Y2 - - Google Patents

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JPS623440Y2
JPS623440Y2 JP12147382U JP12147382U JPS623440Y2 JP S623440 Y2 JPS623440 Y2 JP S623440Y2 JP 12147382 U JP12147382 U JP 12147382U JP 12147382 U JP12147382 U JP 12147382U JP S623440 Y2 JPS623440 Y2 JP S623440Y2
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JP
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connecting rod
slice lip
lip
tip
slice
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JP12147382U
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JPS5928599U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 第1図は従来のスライスリツプ開度調整装置を
示す。抄紙機のヘツドボツクスでは、スライスリ
ツプ先端部の開度を変えることにより巾方向の流
量を変化させ、紙の坪量の微調整を行なつてい
る。
第1図に示すスライスリツプ1は、スライスリ
ツプ先端部1aとスライスリツプ取付部1bの間
に、剛性の低いネツク部1cが紙原料液の流れと
直角方向に延びるよう形成されている。
またスライスリツプ取付部1bは頂板3に固定
され、スライスリツプ先端部1aにねじ込まれた
ジヤツキ棒2をY方向に動かすことによつて、リ
ツプ先端部と底板4で形成される開口部の開度を
調整することができるようになつている。
更にスライスリツプ1は取付部1bが固定さ
れ、先端部1aがジヤツキ棒で調整されるため、
ジヤツキ棒の変位と開口部の開度の相関が良く、
巾方向の流量調整は安易であつた。またスライス
リツプ1と頂板3の接液側の接合部1dが面一に
取りつけられ、流れに乱れを与えることがないの
で、表面が滑らかな噴流Aが得られ、坪量変動の
少ない紙が得られる等の長所があつた。
しかしながらこの従来のスライスリツプ開度調
整機構では、ジヤツキ棒2が、単にY方向に動く
だけであつたので、次の様な不具合があつた。
即ち、ジヤツキ棒2をY方向に動かすと、スラ
イスリツプ先端部1aはY方向に撓むと同時に、
スライスリツプ先端部はネツク部1cを中心とし
て回転しようとする。ところがジヤツキ棒2がス
ライスリツプ先端部1aの回転を制限しているの
で、スライスリツプに捩りモーメントが加わる。
従つてスライスリツプ先端部1aを撓ませる
と、ネツク部1cには曲げによる応力の上に、捩
りの応力がプラスされるため、その分だけスライ
スリツプの開度調整量が制限される欠点があつ
た。
本考案は前記従来の欠点を解消しようとするも
ので、スライスリツプの取付部と先端部の間に剛
性の低いネツク部を有するスライスリツプをヘツ
ドボツクス本体に固定し、同スライスリツプ先端
部に第1の連結棒を取り付け、同第1の連結棒の
他端には第2の連結棒を連結し、この連結点を原
点としてヘツドボツクスの巾方向をZ方向、前記
第1の連結棒の長手方向をY方向、これらに直角
な方向をX方向とすると、前記X軸とY軸で区画
される4個の平面のうちスライスリツプがある方
の平面、又はその平面と原点に関して対称な平面
のYZ平面に近いところに前記第2の連結棒の他
端を回動自由に支持したことを特徴とする抄紙機
ヘツドボツクスのスライスリツプ開度調整装置を
提供せんとするもので、スライスリツプの開度調
整量を大きくすることができるようにしたもので
ある。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第2図は本考案の第1実施例を示すスライス
リツプ開度調整装置の側断面図である。図におい
てスライスリツプ7は、スライスリツプ先端部7
aとスライスリツプ取付部7bの間に、剛性の低
いネツク部7cを有し、図に示す断面が巾方向に
伸びている。
また取付部7bが頂板5に固定され、先端部7
aに100mmピツチ程度に配置した連結棒8の動き
によつて開度が調整される。即ち、スライスリツ
プ7の剛性の低い方向と、適宜角度をもつた細長
い連結棒8を設け、この一端8aをスライスリツ
プ先端部7aに挾持し、他端8bは連結棒8とほ
ぼ平行に置かれた細長い連結棒9の中央部9cに
設けられた突起部に、ピンを介して連結する。
また前記細長い連結棒9は、スライスリツプ7
に近い方の一端9aを中心として回動自由に支持
され、連結棒9の他端9bは連結棒9の長手方向
と直角方向に位置が調整可能に支持されている。
次に連結棒、スライスリツプの動きを説明す
る。リツプ開度を狭めるときには、連結棒9の一
端9bの位置を連結棒9の長手方向と直角方向に
可動調整して、連結棒9の他端9aを中心に連結
棒9を反時計回りに回転する。このとき連結棒8
の一端8bは連結棒9の一端9aを中心とした円
弧11の上を動く。
円弧12はリツプ開度を調整する前に、連結棒
8の一端8aを中心として描いた円周の一部であ
る。従つて連結棒9の動きによつて、連結棒8は
長手方向でスライスリツプに向つて△lだけ下方
に動くと同時に、連結棒8の一端8aを中心とし
て反時計回りに△θ回転する。
このときスライスリツプ先端部の動きを見る
と、剛性の低い方向に撓み△δを生じて押し下げ
られると同時に、スライスリツプ先端部7aは、
ネツク部7cを中心として連結棒8と同じ反時計
回りに△ε回転する。
またリツプ開度を拡げるときは、連結棒8は△
l′だけ上方に動くと同時に、連結棒8の一端8a
を中心として時計回りに△θ′回転する。このと
きスライスリツプ先端部7aの動きを見ると、剛
性の低い方向に撓み、△δ′を生じて押し上げら
れると同時に、スライスリツプ先端部7aはネツ
ク部7cを中心として連結棒8と同じ時計回りに
△ε′回転する。
△lと△θの関係は、近似的に△l=c1△θで
表わされ、c1は連結棒9の支点9aの位置によつ
て任意に選ぶことができる正の定数である。ここ
で△lは円弧11,12の半径に比べて十分小さ
い値とする。
また△δと△εの関係は近似的に△δ=c2△ε
で表わされ、c2はスライスリツプの形状から決ま
る正の定数である。そこで上記の2式において、
連結棒9の支点9aの位置を適当に選ぶことによ
つてc1の値を任意に決めてスライスリツプを撓ま
せたとき、連結棒8の回転角△θと、スライスリ
ツプ先端部7aの回転角△εを近似的に一致させ
ることができる。
第3図は本考案の第2実施例を示すスライスリ
ツプ調整装置の説明図である。ここでは連結棒1
7の一端17aがどの位置にあれば、スライスリ
ツプ先端部の変位と回転角の変化方向が連結棒の
変位と回転角の変化の方向と一致するかを説明す
る。
第3図において円弧14は、スライスリツプ先
端部7aを中心とした円周の一部であり、円弧1
8は連結棒17の支点17aを中心とした円周の
一部である。円弧14と円弧18が図に示すよう
に交われば、スライスリツプ先端部の変位△δと
回転角△εの変化の方向を、連結棒8の変位△l
と回転角△θの変化の方向と一致させることがで
きる。
したがつて図に示すように、連結棒8と連結棒
17の連結点15を原点としてX軸、Y軸をと
り、このX軸とY軸で区画される4個の平面のう
ち、スライスリツプがある方の平面又はその平面
と原点に関して対称な平面上でYZ平面に近い所
に連結棒17の一端17a及び17bを配置して
回動調整すれば、目的とする連結棒8の動きが得
られる。
この点を更に詳細に説明する。第3図におい
て、連結棒17の他端17aをYZ平面から離れ
た位置17a′においた場合について説明すると、
連結棒8の支点15の描く円弧は18′となり、
連結棒8の変位は△l′となる。今連結棒17の支
点17aが連結棒8の回転角△θとスライスリツ
プ先端部7aの回転角△εが、近似的に一致する
位置に配置されていたとすると、連結棒8の変位
△lとリツプ先端部の偏倚△δも又、近似的に一
致する。よつて支点を変えると、△lは△l′に、
△δは△δ′になり、リツプの回転中心7cは変
らないため△εが大きくなる。一方△θはほとん
ど変化しないので、△θと△εが近似的に一致し
なくなり、スライスリツプに捩り力が作用して本
考案における効果が得られない。故にその効果を
出すための支点17aの位置は「YZ平面に近い
ところ」となる。
第4図は本考案によるスライスリツプ調整装置
のその他の具体例である。図において連結棒13
を回動するために、連結棒の一部13bに荷重を
かけてスライスリツプを撓ませている。第4図で
は連結棒13は、同連結棒13の一端13aを中
心として回動すればよく、スライスリツプ7を撓
ませるために、連結棒13のどこの部分に荷重を
かけてもよい。
第5図は本考案の実施例を示すスライスリツプ
調整装置のその他の具体例である。図において本
実施例は、連結棒16の回動中心16aが、連結
棒8と連結棒16の連結点15を原点としたX軸
とY軸で区画される4個の平面のうち、スライス
リツプがある平面と原点に関して対称な平面上で
YZ平面に近い所に連結棒16の一端16aを配
置して回動調整した具体例を示すものである。こ
のように連結棒16を配置しても目的とする連結
棒8の動きが得られる。
以上説明した如く本考案では、スライスリツプ
の先端部は連結棒によつて押し下げられたり、引
き上げられたりして開度が調整できると同時に、
この開度変化によつて生じるスライスリツプ先端
部の回転に応じて連結棒も同じ方向に回転するの
で、スライスリツプにかかる捩り応力を減少で
き、スライスリツプの開度調整量を大きくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスライスリツプ開度調整装置の
側断面図、第2図は本考案の実施例を示すスライ
スリツプ開度調整装置の側断面図、第3図は本考
案におけるスライスリツプ開度調整装置の他の実
施例を示す説明図、第4図及び第5図は夫々更に
他の実施例を示す側断面図である。 図の主要部分の説明、5……頂板(ヘツドボツ
クス本体)、7……スライスリツプ、7a……ス
ライスリツプ先端部、7b……スライスリツプの
取付部、7c……ネツク部、8……第1の連結
棒、8a……一端、8b……他端、9……第2の
連結棒、9a……一端、9b……他端、9c……
中央部(連結点)、13,16,17……第2の
連結棒、15……連結点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スライスリツプの取付部と先端部の間に剛性の
    低いネツク部を有するスライスリツプをヘツドボ
    ツクス本体に固定し、同スライスリツプ先端部に
    第1の連結棒を取り付け、同第1の連結棒の他端
    には第2の連結棒を連結し、この連結点を原点と
    してヘツドボツクスの巾方向をZ方向、前記第1
    の連結棒の長手方向をY方向、これらに直角な方
    向をX方向とすると、前記X軸とY軸で区画され
    る4個の平面のうちスライスリツプがある方の平
    面、又はその平面と原点に関して対称な平面の
    YZ平面に近いところに前記第2の連結棒の他端
    を回動自由に支持したことを特徴とする抄紙機ヘ
    ツドボツクスのスライスリツプ開度調整装置。
JP12147382U 1982-08-10 1982-08-10 抄紙機ヘツドボツクスのスライスリツプ開度調整装置 Granted JPS5928599U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12147382U JPS5928599U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 抄紙機ヘツドボツクスのスライスリツプ開度調整装置

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JP12147382U JPS5928599U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 抄紙機ヘツドボツクスのスライスリツプ開度調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5928599U JPS5928599U (ja) 1984-02-22
JPS623440Y2 true JPS623440Y2 (ja) 1987-01-26

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ID=30278009

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JP12147382U Granted JPS5928599U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 抄紙機ヘツドボツクスのスライスリツプ開度調整装置

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JPS5928599U (ja) 1984-02-22

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