JPS6234062Y2 - - Google Patents

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JPS6234062Y2
JPS6234062Y2 JP1982090307U JP9030782U JPS6234062Y2 JP S6234062 Y2 JPS6234062 Y2 JP S6234062Y2 JP 1982090307 U JP1982090307 U JP 1982090307U JP 9030782 U JP9030782 U JP 9030782U JP S6234062 Y2 JPS6234062 Y2 JP S6234062Y2
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JP
Japan
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pure water
valve
use point
sectional area
way valve
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JP1982090307U
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JPS58193161U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は純水をユースポイント側と返送配管側
の二方向に分岐するための三方弁に関するもので
ある。
従来の技術 一般に電子工業における精密電子部品の製造過
程で使用される純水、または医療用で使用される
純水は無菌状態で供給されなければならないが、
純水を使用していない時、配管、弁、槽などに純
水が停滞し、このため純水の純度低下、および菌
の繁殖などが発生するおそれがある。したがつて
これを防止するために純水を常時循環することが
必要である。
たとえば第1図は電子工業や医療用に使用され
る純水の一般的な循環過程を示すフローであり、
イオン交換装置やOR装置(図示せず)などで処
理した純水を純水槽1に一旦貯水し、ポンプ2で
純水の一部を前記純水槽から取り出して、強酸性
陽イオン交換樹脂と強塩基性陰イオン交換樹脂の
混合樹脂が充填されているポリシヤー3、紫外線
殺菌器4、超濾過装置5で処理し、供給配管6に
より各ユースポイント7,7′,7″……等に供給
する。各ユースポイントで使用しない時は返送配
管8により再び純水槽1に戻すというように、常
時循環して純水の無菌状態を保つている。このよ
うな循環過程において、たとえばユースポイント
7で純水を必要とする場合には、弁9を開いて純
水を採取するが、ユースポイント7で多量に純水
を使用すると供給配管6の圧力が低下し、他のユ
ースポイント7′,7″……等の水量が減少してく
る。そこで供給配管6中に設置した圧力調節計1
0に連動する返送配管8中に設置した自動コント
ロール弁11の開度を自動的に調節することによ
り、供給配管6の圧力を一定に保ち各ユースポイ
ントの水量を確保することが行われている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、このような方法は、各ユースポイント
への純水の安定した供給は計れるが、上記した圧
力調節計10、自動コントロール弁11およびそ
れに付随する計装設備などを必要とし、非常に高
価なものになつてしまう欠点を有している。本考
案は上記欠点を解決する三方弁に関するもので、
本考案の特殊な三方弁を使用することにより圧力
調節計10、自動コントロール弁11およびそれ
に付随する計装設備が不要で、かつ安定した純水
の供給を計ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案の三方弁は、純水をユースポイ
ント側と返送配管側の二方向に分岐するための三
方弁であつて、弁室にほぼ同じ断面積を有する三
つの開口部をT字方向に設け、この内二つを流出
口、一つを流入口とし、当該弁室内に、前記開口
部とほぼ同じ断面積を有し、屈曲して連通する二
つの流出道と、当該二つの流出道と連通するとと
もに前記開口部の2倍以上の断面積を入口側に有
する一つの流入道を具備する弁体を、前記開口部
と流出道および流入道が同一水平面上になるよう
に回転自在に内蔵したことを特徴とするものであ
る。
以下本考案の実施態様の一例を図面を用いて詳
細に説明する。
第2図は本考案の三方弁12を用いた場合の電
子工業や医療用に使用される純水の一般的な循環
過程を示すフローの説明図であり、装置の基本的
構成は第1図の場合と同様であるので省略する
が、三方弁12の各三方口を純水供給側A、ユー
スポイント側B、返送配管側Cにそれぞれ接続す
る。第3図は本考案の三方弁12の縦断面説明
図、第4図〜第6図は横断面説明図であり、三方
弁12の弁室13にほぼ同じ断面積を有する三つ
の開口部をT字方向に設け、この内2つを流出口
14,15、一つを流入口16とし、当該弁室1
3内に弁体17を回転自在に内蔵する。また弁室
13の流出口14,15、流入口16および弁体
17の流出道18,19、流入道20はすべて同
一水平面上になるように弁体17を弁室13に内
蔵する。当該弁体17は弁室13の流出口14,
15および流入口16とほぼ同じ断面積を有し、
屈曲して連通する二つの流出道18,19と、当
該二つの流出道18,19と連通するとともに前
記開口部の2倍以上の断面積を入口側に有する一
つの流入道20を有する。当該流出道18,19
は屈曲して連通しているため、第6図に示すごと
く流出道18側が半開状態にある時、流出道19
側も半開状態になる。流出口14,15および流
入口16を形成するボールキヤツプ21は、キヤ
ツプナツト22をボデイ23にねじ込むことによ
り、弁体17にシート24を介して圧接し、弁体
17はハンドル25を操作することにより、スピ
ンドル26を介して回転する。また接液部はOリ
ング27により全てシールする。
作 用 次に本考案の三方弁12の作用を説明する。
純水供給側Aより流入した純水は流入口16を
通り、流入道20に達する。ここで、弁体17を
第4図のごとくユースポイント側Bを全開に操作
すると、流入道20より流出道18,19へ達す
るが、流出口15側は密閉されているので流入し
た純水は全量流出道18を通り、流出口14を経
てユースポイント側Bへ供給される。逆に、弁体
17を第5図のごとく返送配管側Cを全開に操作
すると、流出口14側は密閉されているので流入
した純水は全量流出道19を通り、流出口15を
経て返送配管側Cへ供給される。また弁体17を
第6図のごとく中間位置に操作すると、流入道2
0より流入した純水は、ユースポイント側Bへは
流出道18を通り流出口14を経て、また返送配
管側Cへは流出道19を通り流出口15を経て、
それぞれに半量ずつ供給される。
このようにユースポイント側Bで多量の純水を
必要とする場合は、第4図のごとくユースポイン
ト側Bを全開にし、ユースポイント側Bで少量の
純水を必要とする場合は、第6図のごとくユース
ポイント側Bを半開にし、ユースポイント側Bで
純水を必要としない場合は、第5図のごとくユー
スポイント側Bを全閉にすることができる。
本考案の三方弁のかかる作用は流入道20の入
口側の開口部を弁室13の流入口16の断面積の
2倍以上にしたこと、および流出道18,19を
屈曲させて連通したことによるもので、従来のよ
うな単なるT字形を有する三方弁ではかかる作用
は達し得ない。さらに本考案の三方弁を用いるこ
とにより、ユースポイント側Bは全開から全閉ま
で、連続的に変化させることができ、純水使用量
の調節が可能である。なおハンドル25に代え
て、スピンドル26に、モータ、エアーアクチユ
エータ等の駆動部を接続することにより、自動弁
とすることも可能である。
また本実施例では、第4図のごとく16を流入
口としたが、ボールキヤツプ21および弁体17
の形状を変えることによつて14あるいは15を
流入口として使用しても、本考案の三方弁の機能
は何ら変わらない。
効 果 本考案の三方弁は以上説明したように、ユース
ポイント側の全開から全閉まで、どの操作位置に
おいても、ユースポイント側および返送配管側の
少なくともいずれか一方が開の状態であり、さら
に片方が少量の開の状態の時、もう一方は多量の
開の状態であるというふうに両流出口の水量を合
計するとおおむね一定の水量が流れている。した
がつてユースポイント側の純水の使用量にかかわ
らず、三方弁の一次側すなわち供給配管中には常
におおむね一定量の純水が流れているので純水の
純度低下あるいは菌の繁殖などが発生するおそれ
がなく、また供給配管中の圧力もほぼ一定である
ので各ユースポイントへの純水の安定した供給が
計れる。
したがつて本考案の三方弁を使用することによ
り、従来必要としていた高価な圧力調節計、自動
コントロール弁等を省略することができ、また安
価に製作できるため設備費のコストダウンを計る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の純水の循環過程の一例を示すフ
ローの説明図であり、第2図〜第6図はいずれも
本考案の実施態様を示すもので、第2図は本考案
の三方弁を用いた純水の循環過程の一例を示すフ
ローの説明図であり、第3図は本考案の三方弁の
縦断面説明図、第4図〜第6図は横断面説明図で
ある。 1……純水槽、2……ポンプ、3……ポリシヤ
ー、4……紫外線殺菌器、5……超濾過装置、6
……供給配管、7……ユースポイント、8……返
送配管、9……弁、10……圧力調節計、11…
…自動コントロール弁、12……三方弁、13…
…弁室、14,15……流出口、16……流入
口、17……弁体、18,19……流出道、20
……流入道、21……ボールキヤツプ、22……
キヤツプナツト、23……ボデイ、24……シー
ト、25……ハンドル、26……スピンドル、2
7……Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 純水をユースポイント側と返送配管側の二方向
    に分岐するための三方弁であつて、弁室にほぼ同
    じ断面積を有する三つの開口部をT字方向に設
    け、この内二つを流出口、一つを流入口とし、当
    該弁室内に、前記開口部とほぼ同じ断面積を有
    し、屈曲して連通する二つの流出道と、当該二つ
    の流出道と連通するとともに前記開口部の2倍以
    上の断面積を入口側に有する一つの流入道を具備
    する弁体を、前記開口部と流出道および流入道が
    同一水平面上になるように回転自在に内蔵したこ
    とを特徴とする三方弁。
JP9030782U 1982-06-18 1982-06-18 三方弁 Granted JPS58193161U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9030782U JPS58193161U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 三方弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9030782U JPS58193161U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 三方弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58193161U JPS58193161U (ja) 1983-12-22
JPS6234062Y2 true JPS6234062Y2 (ja) 1987-08-31

Family

ID=30098831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9030782U Granted JPS58193161U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 三方弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100497257B1 (ko) * 2002-11-22 2005-06-28 양정원 다방향 볼 밸브의 볼 구조 및 밸브 조립체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912521U (ja) * 1972-05-01 1974-02-02

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JPS58193161U (ja) 1983-12-22

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