JPS6233855A - アルギン不織シ−ト及び製造法 - Google Patents

アルギン不織シ−ト及び製造法

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JPS6233855A
JPS6233855A JP60167682A JP16768285A JPS6233855A JP S6233855 A JPS6233855 A JP S6233855A JP 60167682 A JP60167682 A JP 60167682A JP 16768285 A JP16768285 A JP 16768285A JP S6233855 A JPS6233855 A JP S6233855A
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JP
Japan
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algin
alginic acid
fibers
solution
salt
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Pending
Application number
JP60167682A
Other languages
English (en)
Inventor
黒岩 功充
文善 笠原
石河 正裕
寿 山口
浜野 玲衛
江刺 智昭
佐久間 昭雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIMITSU KAGAKU KENKYUSHO
KIMITSU KAGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
KIMITSU KAGAKU KENKYUSHO
KIMITSU KAGAKU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 アルギン繊維は生体内において生体組織及び体液中に吸
収され消化されることから、医療用の手術用縫合糸、埋
没用ガーゼに使用されてきた。アルギンフィルムは粘膜
の止血フィルムとして使用される。アルギン不織シート
は医療用アルギン繊維ガーゼ、アルギンフィルムの代替
として医療用に開発したものである。
アルギン酸塩はイオン交換能力を有している。
アルギン不織シートはイオン交換層を容易に形成出来る
ので、アルギン酸不溶性塩をイオン交換に用いる場合、
効率良く容易に使用が可能になる。
アルギン酸不溶性塩はその塩類により異った呈色を示す
。これを利用して色調の異なる、或いは色模様のついた
アルギン不織シートが出来るので、これを民芸品、美術
工芸品、等の材料として使用可能である。
アルギン酸水溶性塩溶液中に酵素あるいは酵母等の菌体
を添加してから、アルギン酸不溶性塩を作成し、これを
用い、アルギン不織シートを作製することにより得られ
る酵素、あるいは菌体シートはきわめて大きな表面積と
基質透過性を有し、酵素、菌体の固定に応用可能である
(2)従来の技術 アルギン酸水溶性溶液を、マグネシウム、水銀を除く2
価以上の金属塩溶液(凝固浴液)中に細孔より連続噴射
し、得られるアルギン酸不溶性塩繊維を伸展して直線的
に加工し、乾燥を経てから紡糸製織してガーゼとしてい
る。
又アルギン酸水溶性塩に、柔軟性と強度付与のため(二
サラダ油、グリセリン、澱粉などを添加して、そのまま
アルギン酸水溶性塩のフィルム、或いはマグネシウム、
水銀を除く2価以上の金属塩溶液で処理して、アルギン
酸不溶性塩のフィルムが作られている。
(3)発明が解決しようとする問題点 本発明はアルギン繊維のガーゼ又はアルギンフィルムの
代替にアルギン不織シートを得るものであり、アルギン
繊維のガーゼより容易に且つ安価にアルギン不織シート
を製造し、しかもアルギンフィルムより高純度の品質を
保持しようとするものである。
アルギン繊維のガーゼはアルギン酸水溶性塩溶液を凝固
浴液中に細孔より噴射後、伸展して直線状にして乾燥し
てから紡糸、製織を行うが、アルギン繊維は強度が弱い
ため機械的に幾多の困難がともなっている。本発明はこ
れらの困難を省略してアルギン繊維を不織でシート状に
するものである。
アルギン不織シートを作るためにはアルギン繊維が直線
状でなく屈曲状の方が望しい。本発明は断続的に噴射す
ること、或いは伸展を行わないで屈曲状のままアルギン
シートを得るものである。
アルギンフィルムの場合、柔軟性付与と強度増強のため
にサラダ油、グリセリン、澱粉などの添加剤を添加して
いるが、アルギン不織シートはこれらを添加しないで純
度の高いアルギン不織シートを得るものである。
(4)  問題点を解決するための手段アルギン酸水溶
性塩溶液をギヤポンプ、ピストンなどにより圧送し、内
径2m以下の細孔より、マグネシウム、水銀を除く2価
以上の金属塩溶液の凝固浴液中に連続又は断続して噴射
させてアルギン酸不溶性塩のアルギン繊維を得る。
この工程で噴射を連続的に行う場合と断続的に行う場合
では、次工程の細断の程度が異なる。
断続で噴射して、アルギン繊維の長さが5〜20露に調
製したときは細断を行う必要がなく、適度に屈曲状のア
ルギン不繊維が得られて、アルギン不織シートの柔軟性
と強度が向上する。連続で噴射して長繊維にするときも
、伸展を行わないで、凝固浴液中に放置することにより
屈曲状のアルギン繊維が得られる。この場合凝固浴液に
攪拌その他により液の流れに変化を与えると屈曲状にな
り易い。
細孔の径が小さいとき、又はアルギン酸水溶性塩溶液の
濃度が低いときは、アルギン繊維も細くなり、得られる
アルギン不織シートは薄く、キメの細かい柔軟性に富ん
だものとなる。
凝固浴液中でアルギン酸水溶性塩が、マグネシウム、水
銀を除く2価以上の金属塩と反応してアルギン酸不溶性
塩に変化するが、この反応を完全に行わず1〜10%の
部分がアルギン酸水溶性塩のまま残存するようマグネシ
ウム、水銀を除く2価以上の金属塩の濃度と凝固浴液中
の浸漬時間を調整するときは、仕上ったアルギン不織シ
ートをアイロンなどで熱圧することによりアルギンフィ
ルムに近い状態のアルギン不織シートが得られる。この
場合、塩化カルシウムによる凝固浴液のときは、塩化カ
ルシウム溶液濃度10%で5〜10分間、0.1%で2
.5〜3時間の浸漬時間が適当である。
次いで不織シートにするための予備工程として水洗と細
断を行う。水洗は20倍量の水に1時間浸漬して4回繰
返して行う。細断はアルギン繊維の大部分が5〜20謔
の長さになるよう行う。
続いて不織シートにする工程は本発明においては、既存
の海苔の製造装置と技法を用いてアルギン不織シートの
製造に成功した。更に、和紙の製造装置と技法を用いて
アルギン不織シートの製造にも成功した。従りてアルギ
ン不織シート製造の連続化も可能である。
(5)作用 アルギン不織シートはアルギン繊維ガーゼやアルギンフ
ィルムと同様の医療的作用を有している。
アルギン酸不溶性塩はマグネシウム、水銀を除く2価以
上の金属塩がアルギン酸水溶性塩と反応して出来るが、
金属塩により呈色を示すものがある。銅−青緑色、ニッ
ケルー緑色、コバルト−赤色、鉄−赤褐色、マンガン−
緑褐色、クローム−黄緑色、白金−黄色、ウラン−黄色
である。又、アルギン酸塩はイオン交換性を持っている
アルギン酸不溶性塩はアルギン酸水溶性塩溶液中に包含
された物質をそのまま包含する作用を有している。
(6)実施例 実施例1 アルギン酸す) IJウム(1%液粘度750C,p)
0.1%液をギヤポンプで圧送し、0.05111の細
孔より塩化カルシウム15%溶液中に噴射して凝固させ
、糸状のアルギン酸カルシウムの湿体の生成物を得た。
この生成物を4回水洗な繰返(7た後、細断し、手搾り
した湿体ff1i6(H’を海苔の手漉き器を用いて、
海苔製造の技法で20cyX20.3cmのシート状の
アルギン不織シートの湿体を作り、これを風乾してアル
ギン不織シートを得た。
実施例2 アルギン酸アンモニウム(1%液粘度100c、p)2
%液をギヤポンプで圧送し5.2Mの細孔より塩化カル
シウム0.1%溶液中に噴射して凝固させ糸状のアルギ
ン酸カルシウムの湿体の生成物を得た。この生成物を4
回水洗を繰返した後、細断し手搾りした湿体重量60g
を海苔の手漉き器を用いて海苔製造の技法で20αX2
0.3mのシート状のアルギン不織シートの湿体を作り
、これを風乾してアルギン不織シートを得た。
実施例3 アルギン酸カリウム(1%液粘度500C,p) 0.
2%液を、2〇−注射筒を使用して注射針18G、11
4吋を通じて硫酸鋼2%溶液中に5−7秒以上の速度で
噴射して凝固させ、糸状のアルギン酸鋼の湿体の生成物
を得た。こnを何回も繰り返した後、実施例1と同じ方
法で青緑色のアルギン不織シートを得た。
実施例4 アルギン酸ナトリウム(1%液粘度300C,p)0.
5%液を、2〇−注射筒を使用して注射針18G・11
4吋を通じて塩化第2鉄lO%溶液中に5−7秒以上の
速度で噴射して凝固させ、糸状のアルギン酸鉄の湿体の
生成物を得た。これを何回も繰返した後、実施例1と同
じ方法で赤褐色のアルギン不織シートを得た。
実施例5 アルギン酸ナトリウム(1%液粘度500C,p)0.
5%液を、2〇−注射筒を使用して注射針18()・1
v2吋を通じて硫酸アルミニウム5%溶液中に5−7秒
以上の速度で噴射して凝固させ、糸状のアルギン酸アル
ミニウムの湿体の生成物を得る。
これを何回も繰返した後、実施例1と同じ方法で白色の
アルギン不織シートラ得た。
実施例6 アルギン酸ナトリウム(1%液粘度500c、p )0
.5%液を、2〇−注射筒を使用して注射針18G・1
輪吋を通じて硫酸銅1%、塩化カルシウム1%の混合液
中に5d/秒以上の速度で微量づつ断続噴射して凝固さ
せ、短繊維のアルギン酸鋼・カルシウムの湿体の生成物
を得る。これを何回も繰返した後、短繊維の長さが20
wm以上のときは細断を行ってから、短繊維を手搾りし
た湿体重量100?を水に分散させ、和紙の手漉き器を
用いて和紙製造の技法で26cntX36(Mlのシー
ト状のアルギン不織シートの湿体を作り、これを乾燥し
て青緑色のアルギン不織シートを得た。
実施例7 アルギン酸ナトリウム(1%液粘度500c、p )0
5%液を、20WLt注射筒を使用して注射針18(]
・1v2吋を通じて、塩化第2鉄2.5%、塩化カルシ
ウム1%の混合液中に54/秒以上の速度で微量づつ断
続噴射して凝固させ、短繊維のアルギン酸鉄・カルシウ
ムの湿体の生成物を得る。以後実施例6と同じ方法で赤
褐色のアルギン不織シートを得た。
実施例8 アルギン酸ナトリウム(1%液粘度500c、p )0
.5%液を、2〇−注射筒を使用して注射針18G・1
輪吋を通じて硫酸アルミニウム5%、塩化カルシウム2
%の混合液中に5ml/秒以上の速度で微量づつ断続噴
射して凝固させ、短繊維のアルギン酸アルミニウム・カ
ルシウムの湿体の生成物を得る。以後実施例6と同じ方
法で白色のアルギン不織シートを得た。
実施例9 実施例6によシ得た青緑色のアルギン酸銀・カルシウム
の短繊維の湿体1(1,実施例7により得た赤褐色のア
ルギン酸鉄・カルシウムの短繊維の湿体107を、実施
例8により得た白色のアルギン酸アルミニウム・カルシ
ウムの短繊維の湿体502中に添加し、水中でまばらに
分散させ、そのまま海苔の手漉き器を用いて海苔製造の
技法で20 (yHX 20.3 (ynのシート状の
アルギン不織シートの湿体を作り、こnを乾燥した。収
縮があったのでアイロンを用いて熱圧し、平滑な2色の
色模様のアルギン不織シートを得た。
(7)発明の効果 本発明によるアルギン不織シートは次の効果がある。
(1)製造の容易性・低コスト 医療用アルギン繊維ガーゼの製法に較べて、強度の弱い
アルギン繊維の伸展工程の必要がなく、長繊維の必要も
ない。又紡糸、製織も行わないので製法が簡略化され容
易となる。これにより価格も低くなり安価となる。
61)添加剤、充填物不要(純度向上)アルギンフィル
ムを製造するとき、柔軟、平滑、作業容易のためサラダ
油、グリセリンなどの湿潤剤、澱粉などの強度強化のだ
めの添加剤が添加される。アルギン不織シートUこれら
の添加を必要としないので純度が向上して医療用の適性
が拡大した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルギン酸水溶性塩のうち1種類単独或いはこれらのう
    ち、2つ以上の混合の水溶液を内径2mm以下の細孔よ
    り、マグネシウム、水銀を除く2価以上の金属塩或いは
    これら2つ以上の混合の溶液中に、連続又は断続的に噴
    射させて、繊維状のアルギン酸不溶性塩を得、このアル
    ギン酸不溶性塩繊維をそのまま、あるいは細断し、海苔
    製造又はこれに類似の、或いは紙製造又はこれに類似の
    方法を用いて得られるアルギン不織シート及びアルギン
    不織シートの製造方法。
JP60167682A 1985-07-31 1985-07-31 アルギン不織シ−ト及び製造法 Pending JPS6233855A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5650116A (en) * 1993-09-29 1997-07-22 Hercules Incorporated Method of making a medical device from ironically crosslinked polymer

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