JPS6233168A - 光学活性なβ−アルキル−γ−ブチロラクトンの製造方法 - Google Patents

光学活性なβ−アルキル−γ−ブチロラクトンの製造方法

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JPS6233168A
JPS6233168A JP17453585A JP17453585A JPS6233168A JP S6233168 A JPS6233168 A JP S6233168A JP 17453585 A JP17453585 A JP 17453585A JP 17453585 A JP17453585 A JP 17453585A JP S6233168 A JPS6233168 A JP S6233168A
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JP17453585A
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English (en)
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Kenji Koga
古賀 憲司
Kiyoshi Tomioka
富岡 清
Kousuke Yasuda
公助 安田
Tetsuo Takigawa
滝川 哲夫
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般式 (式中 R2は低級アルキル基を表わし、*Cは不斉炭
素原子を表わす。) で示される光学活性なβ−アルキル−γ−ブナロラクト
ン〔以下、β−アルキル−γ−ブチロラクトン(1)と
記す。〕の製製造性に関する。
本発明の方法によって製造されるβ−アルキル−γ−ブ
チロラクトン(1)のうち、光学活性なβ−メテルーγ
−ブチロラクトンは天然に存在する光学活性なビタミン
E、ビタミンK、ドリコールなどのテルペン化合物類の
合成原料として有用であシ、また光学活性なβ−メチル
−γ−ブナロラクトン以外のβ−アルキル−γ−ブチロ
ラクトン(1)は前記テルペン化合物類の類縁体の合成
原料として有用である。
従来の技術 C,B、 Chapleoらは、  J、 Chem、
Soc、、 Perkin  I。
1977年、1211〜1218頁に、(+)−3−メ
チルグルタル酸水素メチルから出発し、光化学反応によ
るヨウ化物(1odo −ester )の合成、酢酸
分解。
加水分解および環化からなる4反応工程を経て50頭以
下の収率で(S) −(=) −3−メチル−4−ブタ
ノリドを得たことを報告している。また、向山らによっ
て(E)−(2R,3S )−6−エチリデン−3,4
−ジメチル−2−フェニルパーヒドロ−1゜4−オキサ
ゼピン−5,7−ジオンを出発原料とする下記の方法が
開示されている。なお、下記においてPh、Acおよび
Meはそれぞれフェニル基、アセチル基およびメチル基
を表わし、DMFはジメチルホルムアミドを意味し、T
HFはテトラヒドロフランを意味する。
(Chemistry Letters、 1 g 7
 g年、1207〜1210頁つ(収率61% 九学純8>、。%) (Chemistry Letters 、 1980
年、635〜638頁)これらの合成法のほかに、エチ
ル トランス−4,4−ジメトキシ−3−メチル−クロ
トナートを麦酒酵母(Saccharomyces c
erevisiae )によシ微生物学的に(S) −
(−) −3−メチル−4−ブタノリドに変換するりヒ
ハルト・バーナーらの方法:〔特開昭52−13610
2号公報; He1v、 Chim。
Acta、  62.455(1979))、イソ酪酸
ノ微生物(Candida rugosa IFO07
50) K ヨル酸化物ヲメチルエステルKi換した(
R) −(−) −3−ヒドロキシ−2−メチルプロピ
オネートを原料とする森の方法: (上記式中、 THPはテトラヒドロピラニル基を表わ
し、 TsはI)−)ルエンスルホニル基ヲ表ワす。) [Tetrahedron Lett、、 39.31
07(1983) )などが知られている。
発明が解決しようとする問題点 前記Chapleoらの方法は、出発原料の観点から(
S) −(−)−型化合物の合成にのみ使用しうる上に
、光化学反応を使用すること、(S)−(−)−3−メ
チル−4−ブタノリドlkfを合成するためにヨウ素5
.3梅および酢酸銀4.2 ’Kfを使用する必要があ
ることなどに問題がアシ、工業的生産プロセスとしては
到底採用し難い。また、前記向山らの方法は、出発原料
が極めて複雑な化学構造を有するためにその大量合成が
至難のことであり、少なくとも現在のところ大規模な工
業的生産プロセスとしては到底使用しえない。さらに、
リヒハルト・バーナーらの方法は用いる原料が高価であ
ることに加えて、目的化合物への転化率が長時間でも高
々50%前後までにしか達し得ないこと、また醗酵反応
の特異性に基づき(S)−型化合物の製造にのみ有効で
あることなどの問題点を有し1また森の方法も微生物の
作用により得られた酸化物を原料として用いるため(S
)−型化合物の製造にしか利用できず、しかも原料およ
び反応試薬が高価であるという問題点を有する。
しかして2本発明の目的は容易に得られる原料から出発
して好収率で光学活性なβ−アルキル−γ−ブチロラク
トンを製造することが可能であり、かつ出発原料を選ぶ
ことにより該β−アルキルーγ−ブチロラクトンの(S
)一体および(R)一体の両方の光学活性体を製造する
ことを可能ならしめる工業的規模の操業に適する方法を
提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、上記の目的は一般式 %式% (式中 R1、R2およびR3は同一ま次は異なり、そ
れぞれ低級アルキル基を表わし、Cは前記定義のとおり
である。) で示される光学活性なβ−アルキル−δ−ケトカルボン
酸エステル〔以下、これをβ−アルキル−δ−ケトカル
ボン酸エステル(II)と記す〕をトリフルオロ過酢酸
1処理し、生成する一般式%式% ([1) (式中 R1・R2,R3および*Cは前記定義のとお
りである。) で示される光学活性なβ−アルキル−γ−アシルオキシ
カルボン酸エステル〔以下、これをβ−アルキル−γ−
アシルオキシカルボン酸エステル@)と記す〕を加水分
解し、必要に応じその生成物を酸で処理することを特徴
とするβ−アルキル−γ−ブナロラクトン(1)の農造
方法を提供することによって達成される。
前記の各一般式におけるR1、R2およびR3がそれぞ
れ表わす低級アルキル基としてはメチル基。
エチル基、プロピル基、イソ、プロピル基、ブチル基な
どが挙げられる。
本発明の方法に従うβ−アルキル−δ−ケトカルボン酸
エステル(■)をトリフルオロ過酢酸で処理してβ−ア
ルキル−γ−アシルオキシカルボン酸エステル(Ill
)を合成する反応は、塩化メチレン。
クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素系溶媒中で行う
のが好ましい。溶媒の使用量は臨界的ではないが、β−
アルキル−δ−ケトカルボン酸エステル(n)に対し約
1〜100倍重量、好ましくは約5〜20倍重量である
。反応温度は約−30℃から使用する溶媒の沸点までの
範囲、好ましくは0°C〜室温(約20℃)の範囲であ
る。反応時間は用いる反応温度にもよるが、通常約10
〜30時間程度である。この反応に用いるトリフルオロ
過酢酸は、塩化メチレン中で約30〜90%の過酸化水
素水とトリフルオロ酢酸無水物とを約り℃〜室温の温度
で反応させることによって容易に得ることができる。ト
リフルオロ過酢酸の使用量はβ−アルギル−δ−ケトカ
ルボン酸エステル(■)に対して1モル当量以上、好ま
しくは1,5〜2.0モル当量である。反応完結後1反
応混合物からの生成物の単離、精製は通常有機化合物の
単離、精製に用いられる方法で実施することができる。
たとえば5反応混合物に飽和重曹水を加えて充分攪拌し
たのち、有機層を分離し、水層は溶媒で充分抽出する。
有機層を合し、5俤チオ硫酸ナトリウム水溶液および飽
和食塩水で順次洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧下に溶媒を留去することによりβ−アルキ
ル−γ−アシルオキシカルボン酸エステル(l[l)の
粗生成物を得る。
この粗生成物はそのまま次の加水分解反応に供すること
もできるが、クロマトグラフィー、蒸留などの操作によ
り精製したのち、加水分解反応に供することもできる。
β−アルキル−γ−アシルオキシカルボン酸エヌテル(
III)の加水分解反応はメタノール、エタノールなど
のアルコール系溶媒中、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
などのアルカリ金属炭酸塩、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウムなどのアルカリ金属水酸化物などの塩基性化合
物の存在下に行うのが好ましい。塩基性化合物としては
特にアルカリ金属炭酸塩を使用することが好ましい。溶
媒の使用量は臨界的ではないが、β−アルキル−γ−ア
シルオキシカルボン酸エステル(■)に対し約1〜10
0倍重量、好ましくは約5〜20倍重量である。塩基性
化合物の使用量はβ−アルキル−γ−アシルオキシカル
ボン酸エステル(■)に対し約0.01〜1モル当量、
好ましくは0.1〜0.5モル幽量である。反応温度は
室温から溶媒の沸点付近までの範囲が好ましく、反応時
間は反応温度にも依存するが1通常3〜24時間程度で
らる。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(TLC)
により追跡し、原料の消失を確認することが反応時間の
決定に好適である。反応完結後5反応混合物から減圧下
に溶媒を留去し、得られる残渣をTLCで調べ、加水分
解生成物でろるγ−ヒドロキシーカルボン酸のスポット
が認められる場合には次の酸による処理に供する。この
酸処理は溶媒中で行うのが好ましい。溶媒としてはクロ
ロホルム、塩化メチレンなどのハロゲン化炭化水素系溶
媒、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶媒。
テトラヒドロフラン、1.2−ジメトキシエタンなどの
エーテル系溶媒などを使用するのが好適である。溶媒の
使用量は臨界的ではないが1 β−アルキル−γ−アシ
ルオキ7カルボン酸工2チル(■7)に対し、約5〜1
00倍M量、好ましくは約10〜50倍重量である。酸
としてはパラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸
などの有機溶媒に可溶な酸、強酸性イオン交換樹脂など
が使用可能である。酸の使用量は前記加水分解反応に使
用した塩基性化合物の量に対して過剰量、好ましくは約
1.2〜1.8倍モル当毒である。反応温には室温から
溶媒の沸点付近までの範囲が好ましく、反応時間は反応
温度にも依存するが1通常3〜24時間程度である。反
応完結後、反応混合物を冷却し、生成してくる不溶物を
F別後、Fiを減圧下に濃縮し、β−アルキル−γ−ブ
チロラクトンの粗生成物を得る。この粗生成物はクロマ
トグラフィー1蒸留などの操作により精製することがで
きる。
本発明の方法において原料として用いるβ−アルキル−
δ−ケトカルボン酸エステル(II)i”ff、*とえ
ばり、 Endersらの報告にある(S)また#′:
t(R)の1−アミノ−2−メトキシメチルピロリジン
(以下、これらをSAMPまたはRAMPと略称する)
を不斉源とする方法によジアルキルメチルケトンを原料
として容易に合成される[ TetrahedronL
ett、、 24.4967(1983)参照〕o  
RAMPを用いた方法を下記に示す。
(上記式中、LDAはリチウムジインプロピルアミドを
意味し R1およびR2は前記定義のとおりである。) 実施例 以下1本発明を実施例により詳しく説明する。
機器分析のうち、”H−NMRはCDα3を溶媒とし。
テトラメチルシランを内部標準として測定し、IRは液
膜で測定した。
実施例1 35%過酸化水素水1.6 rnlを塩化メチレン5 
mlK加え、得られた混合液に水冷攪拌下にトリフルオ
ロ酢酸無水物18.7Fを滴下したのち、室温で1.5
時間攪拌してトリフルオロ過酢酸の塩化メチレン溶液を
調製し、この溶液に一般式(It)においてR1,R2
およびR3がそれぞれメチル基であり、かつ[α]甘せ
3.35°(neat)の旋光度を有スル(S)−’(
+)−β−アルキル−δ−ケトカルボン酸エステル1.
71rの塩化メチレン溶”Q(l Ornりを水冷下に
滴下したのち、室温で20時間攪拌した。
飽和重曹水200 rntを加えてよく攪拌したのち1
有機層を分液した。水層は塩化メチレン100dで3回
抽出した。有機層を合し、5%チオ硫酸ナトリウム水溶
液150m/、飽和食塩丞100 rnlで順次洗浄し
たのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶
媒を留去することにより黄色液体1.8Ofを得た。こ
の液体を7υ力ゲル力ラムク口マトグラフイー〔ヘキサ
ン/酢酸エチル=10/1(容量比)を展開液として使
用〕によシ精製し、無水数体1.53r(81%収率)
を得た。
このものは下記の分析結果により一般式(It)におい
てR1,R2およびR3がそれぞれメチル基である四−
(+)−β−アルキル−γ−アシルオキシカルボン酸エ
ステルであることが確認された。
CH)、  3.69(3R,S、0CH3)、  3
.87(LH,dd。
J=]IHz、J=6.4Hz、0CH2)、  4.
05(LH,dd。
J =11Hz、 J:5.6RZ、 0CH2)IR
:1735crn−1 MS   +   175(M−)−1][a ]23
+ 3.4°(C= 3.0 、 CHcla)次いで
、上記の(R) −(+)−β−アルキル−γ−アンル
オキシカルボン酸エステル1.5Orをメタノール15
Jに溶かし、この溶液に無水炭酸カリウム240■を加
えて20時間加熱還流した。
減圧下に溶媒を留去したのち、その残渣にクロロホルム
50Mとパラトルエンスルホンeo、5fを加えて10
時間加熱還流した。冷却後、不溶物を戸別し、ν液を減
圧下に濃縮することにより黄色液体1.02Fを得た。
この液体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔ヘキ
サン/酢酸エチル=20/1(容量比)を展開液として
使用〕によシn製後、クーゲルロール蒸留器(外温18
5℃1158 mHy )を用いて蒸留することにより
無色液体68rJH9C79%収率)を得た。このもの
は下記の分析結果により一般式(I)においてR2カメ
チル基である(R) −(+)〜β−アルキルーγ−ブ
チロラクトンであることが確認された。
1H−NMR:699m1.16(3H,d、J=6.
4Hz、C)I3)。
1.8〜2.9(3H,m、CH2,CH)、 3.8
8(IH,dd、J=8.8Hz、J:6.4Hz、0
CR2)、 4.42(IH,dd、 J=8.8Hz
、 J=7.2Hz、0CH2)IR:1765crI
I−1 MS: loo[M”) 〔α]、+25.0°(C二4.0 、 CH30H)
なお、光学純度97%の(S) −(−)一体の旋光度
は文献値では〔α]ニー24.7°(C=4.Q、 C
HaOH)CHe1v、 Chim、 Acta、、 
62.455(1979) )またはCα〕”−24,
96°(C= 1,771 、 CHaOH) (Te
trahedronLett、、 39.3107(1
983,))と報告さiてい、6゜実施例2 実施例1において使用した一般式(n)においてR1,
R2およびR3がそれぞれメチル基である[α]悶+ 
3.35°(neat)ノ旋光度を有する(S) −(
+)−β−アルキル−δ−ケトカルボン酸エステル1.
71rに代え1一般式(II)においてRt、R2およ
びR3がそれぞれメチル基である[α]悶−3,35゜
(neat )の旋光度を有する(R) −(−)−β
−アルキル−δ−ケトカルボン酸エステル1.71fを
用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、最終生成物
として無色液体670 Qを得た。このものは下記の旋
光度以外はIR,NMRおよびM Sの分析結果が実施
例1で得たβ−アルキル−γ−プチロラクトメ与析結来
とよく一致したことから、一般式(1)にあ・いてR2
がメチル基である(S) −C−)−β−アルキル−γ
−ブチロラクトンであることが確認された。
〔α〕9°−25,1°(C= 4.0 、 CHaO
H)実施例3〜8 実施例1において使用した一般式(n)においてR1、
R2およびR3がそれぞれメチル基でめる[α]欝+3
.35°(neat )の旋光度を有する(S) −(
+)−β−7/l/ キ/l/−δ−ケトカルボン酸エ
ステルに代えて一般式(It)においてk<1 、 R
2およびR3が第1表に示す低級アルキル基でめるβ−
アルキル−δ−ケトカルボン酸エステルを用い、中間体
であるβ−アルキル−γ−アシルオキシカルボン酸エス
テルを精製せずに加水分解反応を行う以外は実施例1と
同様の操作を行い、第1表に示す結果を得た。生成物で
あるβ−アルキル−γ−ブナロラクトンのIR,N−M
RおよびMSの分析結果は実施例1で得たβ−アルキル
−γ−ブチロラクトンの分析結果とよく一致した。
実施例9 35%過酸化水素水0.7 dを塩化メチレン3dに加
え、得られた混合液に水冷攪拌下にトリフルオロ酢酸無
水物5.6 rrLlを滴下したのち、室温で145時
間攪拌してトリフルオロ過酢酸の塩化メチレン溶液を調
製し、この溶液に一般式(n)においてR1およびR3
がメチル基であり R2がイソプロピル基であシ、かつ
〔α3里+5.45°(CH2,0,ベンゼン)の旋光
度を有する(S) −(+)−β−アルキル−δ−ケト
カルボン酸エステル900 Qの塩化メチレン溶Q (
5ml )を水冷下に滴下したのち。
室温で15時間攪拌した。飽和重曹水100dを加えて
よく攪拌したのち、有機層を分液した。水層は塩化メチ
レン50m1で3回抽出した。有機層を合し、5%チオ
硫酸ナトリウム水溶液1OOrrLl。
飽和食塩水100 rnlで順次洗浄したのち、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去するこ
とにより黄色液体870 R9を得た。この液体をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー〔ヘキサン/酢酸エチ
ル=lO/1(容量比)を展開液として使用〕により精
製し、無水液体78019(80%収率)を得た。この
ものは下記の分析結果により一般式(III)において
R1およびR3がメチル基でめり R2がイソプロピル
基である(R) −(−)−β−アルキル−γ−アシル
オキシカルボン酸エステルであることが確認さi″した
29m ”H−NMR:δ  0.92(6H,d、J=7Hz
、CH3x2)。
1.5〜1.95(IHlmlCH)12.03(3I
−L81CH3C)12.0〜2.5(aH,m、CH
2,OH)、 3.68(3H+5tOCH3)、  
3.97(LH,dd、J=11.2.J=6.5Hz
0CH2)、  4.14(LH,dd、J=t1.2
.J=5.1Hz。
OCCH2 IR: 1735副 MS: 203[M+1) 〔α] 21−4.10 (CH4,8T CHα3)
次イで、上記の(R) −(−)−β−アルキル−γ−
アンルオキシカルボン酸エステル600119をメタノ
ール5Mに溶かし、この溶液に無水炭酸カリウム140
■を加えて50°Cにて3.5時間攪拌した。冷却後、
反応混合物にジエチルエーテル100rttlを加え、
生成する不溶物を戸別したのち、P液を減圧下に濃縮し
、黄色液状物390 M&を得た。
この液体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔ヘキ
サン/酢酸エナルニ20/l(容量比)を展開液として
使用〕によシ精製し、無色液体370Q (96%収率
)を得た。このものは下記の分析結果により一般式(1
)においてR2がイソプロピル基である(R)−(−)
−β−アルキル−γ−ブーF−。
ラクトンであることが確認された。
”H−NMR:699m0.92(3H,d、J:=6
.6Hz、CH3)。
0.95(3H,d、J=6.9Hz、CH3)、 1
.4〜1.85(LH。
m、CH)+  1.9〜2.8(3H,m、CH2,
CH)。
3、BN2.1(IH,m、CH20)、  4.3〜
4.6(l)f+m+C旦20) IR: 17750−1 MS : 128[M) 〔3片−12,0°(CH1,6,Cα4)なお、  
(R) −(−)一体の旋光度は文献値では[:α]習
−12,3°(CQ!4) [Au5t、 J、 Ch
em、、 27.2293(197C))と報告されて
いる。
発明の効果 不発ψヨの方法によれは、前記の実施例から明らかなと
おシ、容易に得られる原料を用いて好収率で光学活性な
β−アルキル−γ−ブチロラクトンを人造することがで
きる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2およびR^3は同一または異な
    り、それぞれ低級アルキル基を表わし、^*Cは不斉炭
    素原子を表わす。) で示される光学活性なβ−アルキル−δ−ケトカルボン
    酸エステルをトリフルオロ過酢酸で処理し、生成する一
    般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2、R^3および^*Cは前記定
    義のとおりである。) で示される光学活性なβ−アルキル−γ−アシルオキシ
    カルボン酸エステルを加水分解し、必要に応じその生成
    物を酸で処理することを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^2および^*Cは前記定義のとおりである
    。) で示される光学活性なβ−アルキル−γ−ブチロラクト
    ンの製造方法。
JP17453585A 1985-08-07 1985-08-07 光学活性なβ−アルキル−γ−ブチロラクトンの製造方法 Pending JPS6233168A (ja)

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