JPS6232785B2 - - Google Patents

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JPS6232785B2
JPS6232785B2 JP4912179A JP4912179A JPS6232785B2 JP S6232785 B2 JPS6232785 B2 JP S6232785B2 JP 4912179 A JP4912179 A JP 4912179A JP 4912179 A JP4912179 A JP 4912179A JP S6232785 B2 JPS6232785 B2 JP S6232785B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
layer
electrostatic
electrode
capacitance
Prior art date
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Expired
Application number
JP4912179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55140574A (en
Inventor
Takashi Ezaki
Tamio Oohori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4912179A priority Critical patent/JPS55140574A/ja
Publication of JPS55140574A publication Critical patent/JPS55140574A/ja
Publication of JPS6232785B2 publication Critical patent/JPS6232785B2/ja
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  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、静電記録方式において高品質の記
録画像を得るための改良に関するものである。
従来、ピン電極等を用いて記録媒体に静電記録
を行なう場合、記録ドツト径の異常に大きなもの
が発生するなどして、解像度の低い記録画像しか
得られないという問題があり、この問題解決のた
めに既に幾つかの提案がなされている。
第1図イは、かかる従来の提案になる静電潜像
形成方式(特開昭53−147532号公報)を示す概略
図であり、第1図ロはその電気的な等価回路を示
す回路図である。同図を参照する。潜像形成体
は、導電基材3上に、第1の誘電体層である下地
層4として、その静電容量C2が低くかつ中間的
な抵抗R2をもつ層をコーテイングし、更に電荷
潜像の形成される記録層として、第2の誘電体層
から成る高静電容量C1の記録層5を形成した二
層構成のものを用い、ピン電極1にドライバー2
からパルス電圧を印加することにより記録層5に
潜像を形成する。下地層4の静電容量C2は、記
録層5の静電容量C1より低く、少なくも数分の
1程度に選定しておく。すると、ピン電極1から
パルス電圧を印加した場合、その印加中に、時定
数C2R2で決まる周期で複数回放電電流が断続
し、良好な潜像ドツトが得られるというものであ
る。しかしこの従来例においては、記録層5の静
電容量C1より低い静電容量C2をもつ下地層4を
実現することは、実際上困難であるという欠点が
ある。一般に樹脂にカーボン等を混ぜて導電性を
もたせると静電容量が非常に大きくなるものであ
り、従つて上述の下地層4の実現は事実上難しい
と云える。
第2図は、同じく従来の提案に係る静電記録装
置の回路構成図(特公昭52−19414号公報)であ
る。同図においては、背面電極6、前面電極7、
高電圧電源8、静電記録用媒体9、前面電極の突
起部分10が図示の如く配置され、背面電極6と
高電圧電源8のアース側端子との間に抵抗rを介
在させている。この回路構成で抵抗rの抵抗値を
100kΩ以上30MΩ以下に設定し、電極7と6の間
に電圧パルスを印加したところ、抵抗rの存在し
ない場合に比し、良好な静電記録を得たというも
のである。しかしこの従来例のように、抵抗rを
外部回路につなぐと、漂遊容量との関係で記録速
度が遅くなり、高速記録には適しないという欠点
がある。ちなみに、漂遊容量を100PFとし、抵抗
10μΩとすると、時定数は100×10-12×10×106
=10-3秒となる。
第3図は、従来の提案にかかる静電記録体の略
断面図(特開昭50−152733号公報)である。同図
に示されたものは、導電性基板11と誘電体から
成る静電記録層12との間に、106〜1012Ω・cm
の体積固有抵抗を有しかつ数μ〜数十μの厚さを
有する半導電性の中間層13を介在させた記録体
であつて、具体的には、導電性基板11をアルミ
ニウムにより構成し、該アルミの基板上にアルマ
イト処理を施して半導電性の中間層13を形成
し、その上に誘電体層12を設けて成る記録体で
あり、かかる記録体を用いて静電記録を行なえば
画品質の向上を図り得るというものである。しか
し、この場合にも、第1図について説明した従来
例の場合と同様、実際問題として上述のような中
間層13を伴つた誘電体層12の実現は困難であ
るという欠点がある。またアルマイト処理により
中間層を形成するのでは抵抗値が高すぎて静電記
録の効率が悪いという欠点がある。
第4図は、同じく従来の提案にかかる静電記録
方式(1978年11月16日電子写真学会第42回研究討
論回におけるプリント)を示す概要図である。同
図では、ポリエステルフイルムなどから成るベー
ス18と、ポリエステル樹脂に顔料を加えて成る
誘電層16との中間に、金属蒸着膜から成る導電
層17を配置した記録体を用い、記録電極14に
電圧V1を、また制御電極15に電圧V2を印加す
ることにより静電記録を行なう方式であるが、こ
の方式はいわゆる片面記録方式と呼ばれるもので
記録速度が遅いという欠点がある。すなわちこの
方式は、記録速度が数ms/ライン以上という遅
い記録の場合に適し、高速記録には適しないとい
う欠点がある。
この発明は、上述した如き従来の諸提案例の欠
点を解決するためになされたものであり、従つて
この発明の目的は、高速記録が可能であると共
に、記録ドツト径が拡大したりせず正常な大きさ
であるため解像度が高く、その上、実際問題とし
て実現が容易であるところの静電記録方式を提供
することにある。
この発明の構成の要点は、誘電体から成る記録
層と絶縁体からなる絶縁層との中間に導電性の抵
抗体から成る中間層を配置して成る記録体におい
て、前記中間層の一端を一定電位源(例えばアー
ス)に接続した後、記録層に対向した記録電極と
前記電位源との間で、前記記録層と前記中間層の
表面に沿つた導電路とを介して放電電流を流すこ
とにより前記記録層に静電記録を行ない、放電電
流の値が前記中間層の表面抵抗値で規定されるよ
うに構成した点にある。
次に図を参照してこの発明の実施例を説明す
る。第5図はこの発明の一実施例を示す概要図で
あり、第6図は同じく他の実施例を示す概要図で
あり、第7図はその電気的等価回路を示す回路図
である。
第5図を参照する。記録体は、誘電体等よりな
る記録層19と絶縁体等よりなる絶縁層21とそ
れらの中間に配置された導電性の抵抗層20とか
ら成るものを用いており、ピン電極等からなる記
録電極22は、記録層19に対し接触または100
μm以下の微小間隙を設けた(以下、単に非接触
という)状態で対向するものであるが、第5図で
は接触した場合を示す。また記録体は絶縁ローラ
24により支持されている。誘電性の抵抗層20
の一端を接地する。一端を接地されたパルス電圧
源23からパルス電圧を記録電極22に印加する
と、点線で示した如き放電電流の流れる閉回路が
出来る。すなわち、パルス電圧源23から記録電
極22、記録層19、抵抗層20を通つてパルス
電圧源23に戻る閉回路が出来る。放電電流の大
きさは導電性の抵抗層20の表面抵抗値により規
定される。
第6図を参照する。記録電極22と記録層19
は非接触であり、記録体は金属ドラム25により
支持されている点で第5図の実施例と相違する。
放電時の放電電流が抵抗層20の表面抵抗値によ
り規定される点は同じである。
第7図を参照する。同図に示す等価回路におい
て、静電容量Caは記録電極22と記録層29と
の間に微小空隙による容量であり、Cbは誘電体
から成る記録層19のもつ静電容量であり、抵抗
Rは抵抗層20の表面抵抗である。また静電容量
nは、記録体の支持に金属ドラム25を用いた
場合に生じる容量である。
以上に示した如き、この発明の実施例の構成に
おいて、導電性抵抗層20の表面抵抗値Rを変え
ることにより、或いは該抵抗層20の接地位置を
調整することにより、記録層19における静電潜
像ドツトの拡大、ぼけ、にじみ等、記録画像の解
像度を劣化させる要因を容易に取り除くことがで
きる。また静電容量CbをCaより大きくするのが
よく、またそれは容易である。抵抗層20の表面
抵抗は105〜1012Ω/□が適当である。
次に具体例を述べると、記録層19としては、
ポリエステル10〜30μm厚程度のものが適当であ
るが、中に高誘電率の粒子を分散させる等の方法
で静容量を大きくすれば膜厚をさらに厚くしても
記録効率は低下しない。また表面に耐磨耗層を付
加すれば耐久性を向上できる。導電性の抵抗層2
0としては、パラジウム、酸化インジウム等の金
属或いは金属酸化物等の蒸着膜を用いるとよく、
表面抵抗は105〜1012Ω/□が適当である。また
蒸着以外のスパツタリングまたはイオン導電性樹
脂を使用することも可能である。絶縁層21とし
ては、ポリエステル200μm厚が適当であるが、
絶縁体であれば他のどんなものでもよく、膜厚も
適宜のものを選択してよい。ただ第6図の実施例
の場合のように、下に金属体が位置する場合は、
膜厚を適当に選ぶことにより記録の効率の向上を
図ることが可能である。つまり等価回路における
静電容量Cnによる効果がみられるわけである。
そのほか記録電圧としては800ボルト前後がよ
い。また、この実施例では、記録層が誘電体の場
合に関して説明を行なつたが、本記録方式は記録
体をクリーニングして繰り返し使用するものであ
るので、クリーニング時の除電を容易にするため
に、感光体を記録層として用いても良い。また記
録電極印加電圧を低減するために、記録層表面に
予め記録電極印加電圧と逆極性の電荷を与えてお
くことも併用可能である。
以上のような構成により、鮮明なドツト画像が
得られた。
以上説明した通りであるから、この説明によれ
ば、静電記録方式において解像度の高い鮮明な記
録ドツトを得るのに、そのために必要な記録体の
実現が容易であること、しかも高速記録を維持で
きること等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図イは、従来の静電潜像形成方式の一例を
示す概略図であり、ロはその電気的等価回路を示
す回路図、第2図は従来の静電記録装置の回路構
成図、第3図は同じく従来の静電記録体の略断面
図、第4図は従来の静電記録方式を示す概要図、
第5図はこの発明の一実施例を示す概要図、第6
図はこの発明の他の実施例を示す概要図、第7図
は上記実施例の電気的等価回路を示す回路図であ
る。 図において、1はピン電極、2はピン電極ドラ
イバー、3は導電基材、4は第1の誘電体層であ
る下地層、5は第2の誘電体層である記録層、6
は背面電極、7は前面電極、8は高電圧電源、9
は静電記録用媒体、10は前面電極の突起部分、
11は導電性基板、12は静電記録層、13は半
導電性層、14は記録電極、15は制御電極、1
6は誘電層、17は導電層、18はベース、19
は記録層、20は導電性の抵抗層、21は絶縁
層、22は記録電極、23はパルス電圧源、24
は絶縁ローラ、25は金属ドラム、を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 誘電体からなる記録層と絶縁体からなる絶縁
    層との中間に導電性の抵抗体からなる抵抗層を配
    置して成る記録体において、前記抵抗層の一端を
    一定電位源に接続し、前記記録層に接触し或いは
    微小間隙を設けて該記録層と対向する記録電極と
    前記電位源との間で前記記録層と前記抵抗層の表
    面に沿つた導電路とを介して放電電流を流すこと
    により前記記録層に静電記録を行なうことを特徴
    とする静電記録方式。 2 特許請求の範囲第1項に記載の静電記録方式
    であつて、記録電極と記録層との間の空隙による
    静電容量が記録層のもつ静電容量より小さく、か
    つ抵抗層の表面抵抗が105〜1012Ω/□であるこ
    とを特徴とする静電記録方式。
JP4912179A 1979-04-23 1979-04-23 Electrostatic recording method Granted JPS55140574A (en)

Priority Applications (1)

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JP4912179A JPS55140574A (en) 1979-04-23 1979-04-23 Electrostatic recording method

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JPS55140574A JPS55140574A (en) 1980-11-04
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