JPS6232520B2 - - Google Patents

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JPS6232520B2
JPS6232520B2 JP47081234A JP8123472A JPS6232520B2 JP S6232520 B2 JPS6232520 B2 JP S6232520B2 JP 47081234 A JP47081234 A JP 47081234A JP 8123472 A JP8123472 A JP 8123472A JP S6232520 B2 JPS6232520 B2 JP S6232520B2
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JP
Japan
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coin
counter
gate
value
flip
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Application number
JP47081234A
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English (en)
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JPS4829499A (ja
Inventor
Hasukeru Jonsuton Riido
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mars Inc
Original Assignee
Mars Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mars Inc filed Critical Mars Inc
Publication of JPS4829499A publication Critical patent/JPS4829499A/ja
Publication of JPS6232520B2 publication Critical patent/JPS6232520B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D5/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
    • G07D5/02Testing the dimensions, e.g. thickness, diameter; Testing the deformation
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D5/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
    • G07D5/08Testing the magnetic or electric properties

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Coins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、コイン識別装置、特にコインの額面
と真贋性を決定し疑似コインを拒絶する方法に関
する。 本明細書を通じて、用語“コイン”は真のコイ
ン、疑似コイン、スラグ、ワツシヤー等のコイン
操作装置に用いられる可能性のある全てを意味す
る。用語「許容コイン」とはその装置で受け入れ
ることのできる額面についての真のコインのこと
である。 本発明の目的は、コインの額面と真贋性につい
て精度よく信頼性をもつて決定することができ、
特に数多くの額面に対しても比較的簡単な構成に
おいてそのような決定をなしうるコイン識別方法
を提供することにある。 本発明に従う複数の額面に関し被検査コインの
額面と真贋性を識別する方法は、 被検査コインについての第1の測定を行い第1
の測定結果を表わす第1の値を発生し;発生され
た第1の値が、複数の額面のうちのどの額面に関
して、第1の測定についての所定の許容誤差内に
あるかを決定してその額面を認定し;額面ごとに
第1の測定と固有の数値関係にあるところの第2
の測定を被検査コインについて行い第2の測定結
果を表わす第2の値を発生し;そして発生された
第2の値が、発生された第1の値に対し固有の数
値関係についての所定の許容誤差内で認定された
額面についての固有の数値関係にあるかを決定す
ることからなる。 額面が第1の測定によつて設定されると、固有
の数値関係がその認定された額面について決定さ
れる。次の段階として、第1と第2の測定値が調
べられるがそれはその2つの測定値が比較的小さ
な許容誤差内で先に決定された固有の数値関係に
あるかどうかが調べられるのである。その際の許
容誤差は、第1と第2の測定値の個々別々の試験
の場合の許容誤差より小さい。換言すれば、固有
の数値関係が決定されると、第1の測定値をその
固有の数値関係で数学的に処理することにより第
2の測定値が予測される。それから、実測された
第2の測定値が予測された第2の測処理と小さな
許容誤差において比較され得るのである。 本発明の1つの実施例では、コインが磁界の影
響を受けた後にコインの属性としてのコイン直径
(又は弦長)とコインの受容比にそれぞれ異なる
関係において依存した2つの計測値を得て、コイ
ルの額面と真贋性を決定している。ここで“受容
比”とはコインの密度に対する導電率の比のこと
である。導電性コインが装置に投入されると、コ
インはそれと相対的な移動をする磁界の影響を受
ける。磁界中でのコインの相対的運動はコイン中
に渦電流を誘起させる。この渦電流は副次的に磁
界をつくり、この副次的磁界がコインに作用した
磁界と相互作用してコインに力を作用せしめる。
導電性の非磁性コインが静止磁界を通過する場
合、コインの受容比に依存した大きさでコインの
移動速度に減速力が与えられる。コイン推進器に
よるような移動磁界はコインに加速化を与える。
磁界通過後のコインの速度はコインの額面と真贋
性決定尺度となる。コイン速度を得る1つの方法
は、コインのある1つの縁がコイン移動通過路上
の離間した2つの点を通過するに要した時間を計
測することである。移動するコインの直径(又は
弧長)を得る1つの方法は、コイン移動通過路上
の1点にコインの前縁が到来してコインの後縁が
通過してしまう迄に要した時間を計測することで
ある。このようにコインに加速力又は減速力を与
えた後のコインの移動速度及び寸法をコイン移動
路上の点の通過時間を計測値として得ているが、
静止コインと交流磁界との作用度を例えば交流磁
界を発生させる発振器の周波数変化等を計測値と
することもできる。 本発明の実施例で得られる2つの計測値の一方
はコインの弦長とその移動速度とに依存した時間
期間についてのもの(第1の計測値)であり、他
方はコインの移動速度に依存した時間期間につい
てのもの(第2の計測値)である。第1の計測値
は、その時間期間においてある定つた周期のクロ
ツクパルスをカウンターがアツプカウントモード
で計数した計数値として得られる。幾つかの額面
の真のコイン、即ち許容コインについての第1の
計測値は夫々決まつた基準値をもつている。得ら
れた第1の計測値はこの基準値と比較され、ある
額面のその基準値と所与の許容誤差範囲内で一致
したら被検コインの額面について仮決定がされ
る。実施例の1つにおいては、この仮決定された
額面に基いた計数方法でカウンターは第2の計測
値の時間期間中にクロツクパルスをダウンカウン
トモードで計数する。第1の計測値と第2の計測
値とが幾つかの額面夫々について固有な相対値を
有するよう第1と第2の計測値は選ばれており、
仮決定された額面に基いた計数方法は仮決定され
た額面に固有な相対値に依存している。例えば仮
決定された額面についての固有な相対値が16:21
ならば、第2の計測時での計数方法は第1の計数
方法の16/21の割合でクロツクパルスをカウンタ
ーが受け入れるようにするものである。従つても
し、仮決定された範囲についての被検コインが真
のものならば、第1の計測時にアツプカウントさ
れたカウンターの内容は第2の計測時にダウンカ
ウントされてその内容はゼロになるはずである。
もしカウンターの内容が第2の計測後ゼロとなつ
たら第1と第2の計測値の相対値が仮決定された
額面の真のコインのものと一致するので、被検コ
インは額面と真贋性についての最終決定がなされ
る。 以下本発明の実施例についてより具体的説明を
する。 第1の実施例 コイン識別装置10には入口スロツトがありコ
インはそこから投入されてコイン通路15の底を
形成するトラツク16の一端に落下する。コイン
通路15の係止ピン18はコイン20がコイン通
路15に沿つて移動することを妨げている。 コイン存否センサー21が係止ピン18の近傍
に位置し、その係止ピン18によつて係留されて
いるコインの存否を検知している。適当なコイン
存否センサー21としてはコイン通路をはさんで
向い合う側壁に取付けられた光源と受光器の対か
らなる装置である。センサー21が遮蔽されたか
否かを示すセンサー21からの電気信号はスター
ト制御装置42に伝達される。センサー21から
の信号がコインの存在していることを示した時、
スタート制御装置42は係止ピン18をコイン2
0の移動路から退出させるよう作用するソレノイ
ド(不図示)を付勢する。同時に信号はスタート
制御装置42からリード174を介してカウンタ
160へ送られそれをスタート状態にリセツトす
る。 本実施例では、トラツク16は約5゜だけ係止
ピン18のある一端から下方へ向つて傾いてい
る。係止ピン18がわきへ引込められた時、コイ
ンは重力に従い導電性で非磁性のトラツク16上
を下方へと移動していく。磁石23が係止ピン1
8より下流のコイン通路15の位置にあり、コイ
ン通路15を横切るような磁界をつくつている。
コイン20が磁石23による磁界中を通過する
と、磁界は導電性コイン中に渦電流を生じさせ、
その渦電流は磁界を発生する。コイン20と磁石
23との間の磁気的相互作用はコインの移動速度
を減ずるように作用し、その作用の大きさはコイ
ンの受容比に依存する。係止ピン18の係留解除
によつて移動開始したあるコイン20の磁石23
の作用後の速度は主にコインの受容比に依存して
いる。 コインの真贋性と額面を決定するため、本実施
例は時間に関係した2つの計測をする。それは2
つの計測値に関しそのデータの相関をとることそ
して許容コインを示すデータとの比較をすること
の測定である。本実施例では時間の計測は既知の
固定周期のパルスを計数することによつてなされ
ている。 コインの受容比と直径(又は弦長)が、本実施
例で測定される物質量である時間に依存する2つ
のコインの特性である。磁石23を通過した許容
コインの速度は受容比に依存している。時間測定
は、コインが磁石23の磁界の作用を受けた後の
位置即ち磁石23より下流の位置に所定間隔で配
置された2つの第1と第2のコイン存否センサー
66と67とにより行なわれる。2つの第1と第
2のコイン存否センサー66と67の間隔は固定
され既知のものであり、第1のセンサー66をコ
インが遮蔽したときから第2のセンサー67を遮
蔽する迄の時間はコインの平均移動速度に依存
し、従つてコインの受容比の関数である。本実施
例では、第1と第2のセンサー66と67との間
の間隔は、許容コインのうち最少の寸法のものの
通過時にもセンサー66と67とが同時に遮蔽さ
れ得るように選らばれている。受容比に依存した
計測は、センサーのいずれか一方が遮蔽されてい
るが他方は遮蔽されていない時間(B又はA
)を測定することにより行なわれる。コインの
受容比と弦長寸法の両方に依存した計測は、(1)セ
ンサーのいずれか一方が遮蔽されている総時間
(又は)又は(2)センサーの両方が遮蔽されて
いる総時間()を測定することにより行なわ
れる。未知数は2つ(弦長と速度)であるから、
これら3つの計測値のいずれか2つがコインの特
性を決定するためのデータを与え得る。本実施例
では、両センサーが遮蔽されている総時間と
第2のセンサー67が遮蔽され第1のセンサー6
6が遮蔽されていない時間Aについての計測が
行なわれている。 第1と第2のセンサー66と67はトラツク1
6から同じ高さhにあるとする。そしてセンサー
66と67との間の距離間隔をS、被検コインの
高さhでの水平方向の弦長をCそして被検コイン
の平均速度をVとすると、時間と時間Aは
次式となる。 =C−S/V、A=S/V 第2図において、トラツク16上をセンサー6
6と67を通過して図面において右方向に移動す
るコインが点線で示されている。第1のコイン外
形1は時間期間の初まる時点でのコインを示
し、第2の外形2は時間期間の終わる時点
(それは同時に時間期間Aの初まる時点でもあ
る)でのコインを示しそして第3の外形3は時間
期間Aの終わる時点でのコインを示している。 第1のテスト、即ちの計測が完了した時、
この第1の計測値に基いてコインの額面と真贋性
についての仮決定がなされる。その後、2のテス
ト即ちAの計測値による被検コインの真贋性と
額面についての検証はこの仮決定された額面につ
いてに限定される。 所与の額面コインの真贋性はある数値例えば第
1のテスト結果及び第2のテスト結果の比で示さ
れる。本実施例では、2の数次のベき乗のいずれ
かにおいてカウントダウンすることのできるアツ
プ・ダウンカウンターが用いられている。第1の
計測時間期間の間、カウンターは2の所定の
固定されたべき乗で入力したクロツクパルスによ
りアツプカウントする。それから第2の計測時間
期間Aの間にカウンターはアツプカウントされ
た計数値から入力したクロツクパルスによりカウ
ントダウンしていく。このカウントダウンの際、
クロツクパルスは2のべき乗の特定の循環で入力
されている。2のべき乗の特定の循環は、第1の
計測結果によつて仮決定された額面に従つて選ば
れる。 センサー66と67の間隔Sを16U(Uは所定
のスケール単位)、3つの額面のコインの弦長C
を夫々32U、37U及び45Uとすると、第1の計測
時間値と第2の計測時間値Aとの比 AB/AB=(C−S)/V/S/V=C−
S/S は夫々Bの額面Bついて16/16=1、21/16及び
29/16となる。即ち、第1の計測値と第2の計測
値とは額面の各々について固有な相対値(比)を
有する。もし、第1の計測時間値の間所定の
単位時間毎にカウンターが24=16だけカウントア
ツプしたとすると、その所定の単位時間の間のカ
ウントダウンの2のべき乗の循環は以下のように
なる。
【表】 被検コインが第1のテスト結果として額面Xの
ものであると仮決定された時、第2のテストでは
クロツクパルスは全て22の重みづけで計数され
る。即ち所定の単位時間毎に16をカウントダウン
する。一方、額面Yが仮決定されると、クロツク
パルスは23、22、23、20の重みづけで計数され所
定の単位時間で21をカウントダウンする。例えば
額面Yの真のコインについて第1と第2の計測時
間値の比は/A=21/16であるが、1クロ
ツクパルスについてのカウント比率は16/21であ
るから、カウント時間即ち入力されるクロツクパ
ルス数は異つてもカウントアツプ計数値とカウン
トダウン計数値とは等しくなりカウンターの内容
はゼロになる。額面X、Zについてももし被検コ
インが真ならば常にカウンタの内容は第2のテス
ト後にゼロになる。即ち第1のテスト結果によつ
て仮決定された額面についてのカウント重み付け
に従つて第2のテストによるカウント・ダウンす
れば、真のコインの時はカウンターの内容は常に
ゼロとなる。このカウンター内容がゼロになるこ
とにより仮決定額面についてその被検コインが第
1と第2の計測値の比として正しい値をもつかど
うかが調べられる。 第1図と第3a図を参照するに、センサー66
と67の両方が遮蔽されていない時又はセンサー
66のみが遮蔽されていない時、ANDゲート3
3と34は出力を発生しない。しかし、センサー
66と67の両方が遮蔽されるとインバータ31
と32とから信号がANDゲート33の両入方に
印加されANDゲート33は出力信号(以後これ
をと称す)を出力する。この出力がANDゲー
ト35の一方の入力に印加され、クロツク発生器
40からのクロツクパルスがANDゲート35の
他方の入力に印加される。リード45上のAND
ゲート35の出力はクロツクパルス列であり、
と称する。このパルス列はセンサー66と
67とが共に遮蔽されている全期間継続してい
る。パルス列abは論理回路120内のORゲート
132(第3a図)を経由して2進アツプ・ダウ
ンカウンター160の22ステージ163に印加さ
れる。信号は同時にカウンター160のアツ
プカウント入力リード175に印加され、センサ
ー66と67の両方が遮蔽されている期間各クロ
ツクパルスは22の重みづけでカウントアツプする
(1クロツクパルスが入るとカウンター160は
22=4つだけカウントアツプ)。 カウンター160の上位ステージ166〜17
1の各々はデコーダ180と190とに接続され
ている。第1のデコーダ180は両センサー66
と67との遮蔽期間の計測との関連において用い
られる。カウンター160の上位ステージ166
〜171内の計数値が額面X,Y又はZのコイン
の基準値と所与の許容範囲で等しくなると、フリ
ツプフロツプ182,184又は186がセツト
される。しかし、これらのフリツプフロツプに対
応して接続されているフリツプフロツプ183,
185又は187はANDゲート33からの信号
がそれらのリセツト入力から除去されないと
フリツプフロツプ182,184又は186から
の出力信号があつてもセツトされない。フリツプ
フロツプ183,185又は187の1つのセツ
ト入力に信号が与えられている間に信号がそ
のリセツト入力から除去された時、そのフリツプ
フロツプはセツトされ被検コインがそのフリツプ
フロツプに対応する額面に関し第1のテストを満
足したことを記録する。 センサー66が遮蔽されなくなると、ANDゲ
ート33はもはや付勢されず、信号ABとabは発
生しなくなる。同時に、ANDゲート34はセン
サー66からの信号とセンサー67からの信号の
反転されたものを入力して付勢される。ANDゲ
ート34からの出力信号ABとクロツク発生器4
0からのクロツクパルスがANDゲート36の入
力に印加され、センサー66が遮蔽されずそして
センサー67が遮蔽されている全期間クロツクパ
ルス列abをリード46に生ずる。 ANDゲート36からのクロツクパルス列abは
2ビツトカウンター100の入力に印加される。
2ビツトカウンター100はクロツクパルス列
abの個々のパルスを4つの出力リード111,
112,113及び114の各々に連続的にふり
わける。これらのリード111〜114は論理回
路120に接続されている。フリツプフロツプ1
83,185及び187の出力は又リード18
1,188及び189で論理回路120に接続さ
れている。論理回路120はANDとORゲートの
組合せから構成され、2ビツトカウンターからの
クロツクパルスの個々をカウンタ160の下位ス
テージ161〜165のいずれかにふりわけてい
る。このクロツクパルスのふりわけ法は、第1の
テストにより仮決定された額面X,Y,Zを示す
フリツプフロツプ183,185又は187から
論理回路120に与えられる信号に依存するよう
になつている。論理回路120の詳細は後述され
る。 信号ABが論理回路120からのパルスと同時
にカウンター160のダウン・カウント入力リー
ド176に印加される。その結果、論理回路12
0からのクロツクパルスはカウンター160内の
計数値を減少させる。論理回路120は次の動作
を行うよう構成されている。被検コインが第1の
テスト結果によつてセツトされたフリツプフロツ
プ183,185及び187のいずれか1つの出
力により指示された額面の許容コインである場
合、第2のテストによりカウントダウンされたカ
ウンター160の残余がゼロになるようになつて
いる。デコーダ190はカウンター160の上位
ステージ166〜171の出力の全てが0又は1
の時に出力信号を発生する。この実施例ではカウ
ンター160の下位ステージ161〜165の出
力はデコーダ190により調べられていない。即
ちクロツクパルス25−1=31個分は切り捨てら
れ、テストにおける容認誤差とされる。これは同
一額面の真のコインでも多少特性(寸法、受容
比)にバラツキがあるので、適当な許容誤差範囲
を考えておくことが必要であるからである。カウ
ンター160と第2のデコーダ190の出力の間
に適当なゲートを設けることにより、中間的な許
容誤差をとることが可能である。同様な手段が、
異なる額面のコインに関し異なる許容誤差範囲に
するためフリツプフロツプ183,185及び1
87からの出力信号との関係で設けられ得る。 デコーダ190がANDゲート192,194
及び196の入力に信号を与えるフリツプフロツ
プ191をセツトする出力信号を発生した時、こ
れらのゲートのいずれか1つがそれに接続された
フリツプフロツプ183,185又は187から
信号を受信する。そのANDゲートはその時出力
信号を発生するだろう。ANDゲート192,1
94及び196の出力は夫々フリツプフロツプ1
93,195及び197のセツト入力に接続され
ている。これらのフリツプフロツプのリセツト入
力は、センサー66は遮蔽されていないがセンサ
ー67は遮蔽されている時間の間信号ABを出力
しているANDゲート34の出力に接続されてい
る。これらのフリツプフロツプ193,195及
び197の1つがそれに接続されたANDゲート
192,194又は196からのセツト入力信号
を受けとつた時にもし信号ABがフリツプフロツ
プ193,195及び197のリセツト入力に印
加されていると、フリツプフロツプ193,19
5、及び197はセツトされないだろう。しか
し、セツト入力信号が与えられている時に信号
ABがそのリセツト入力に印加されていないなら
ば、フリツプフロツプ193,195及び197
はセツトされ、被検コインがそのフリツプフロツ
プに関連した額面のコインとして両方のテストに
合格したことを意味する。 フリツプフロツプ193,195及び197の
出力は累算器200を作動させ、累算器200は
被検コインの額を計算しそして投入コインの合計
額が所定値になつた時コイン動作装置210を作
動させる。 第3a図は2ビツトカウンター100と論理回
路120の詳細を示している。2ビツトカウンタ
ーは第2のテスト時はフリツプフロツプ101の
入力においてANDゲート36からリード46上
のクロツクパルス列aを受けとる。フリツプフ
ロツプ101がリセツトされてしまつた後に第1
番目のクロツクパルスが入力されると、パルスが
フリツプフロツプ102及びANDゲート105
と106の入力とに接続されている出力端子に発
生する。同様に、フリツプフロツプ102は
ANDゲート106に接続されている出力端子に
パルスを発生する。ANDゲート106の2つの
入力へのパルスが同時に存在することによりその
ゲートは付勢され、リード114上にパルスが出
力される。フリツプフロツプ101により受信さ
れた次の第2番目のクロツクパルスはANDゲー
ト103と104とに接続された他の出力端子に
パルスを生じさせる。フリツプフロツプ102は
セツトされたままであり、パルスが2つの入力に
同時に印加されるのはANDゲート104であ
り、従つてリード112にパルスが出力される。
第3番目のクロツクパルスはフリツプフロツプ1
01の第1番目のクロツクパルスと同じ出力端子
に再びパルスを生じさせる。フリツプフロツプ1
02はそれによりANDゲート105と103と
に接続された出力端子に出力を生じさせる。
ANDゲート105の2つの入力に同時的にパル
スが存在するので、そのゲートは付勢され、リー
ド113にパルスが出力される。第4番目のクロ
ツクパルスの場合は、ANDゲート103が付勢
されリード111上にパルスが出力される。第5
番目のクロツクパルスの場合は第1番目のクロツ
クパルスの場合と同様にしてリード114にパル
スを生じさせる。即ち4つのクロツクパルス毎に
1サイクルが形成される。こうして2ビツトカウ
ンター100に入力したクロツクパルス列の個々
のパルスは順次リード114,112,113そ
して111へとふりわけられ、これがくり返えさ
れる。 論理回路120は、第1のテストの際はリード
45上のパルスをORゲート132を介してリー
ド137へ出力し、カウンター160の22ステー
ジ163にクロツクパルスを与え4つのクロツク
パルスで16=22+22+22+22だけアツプカウント
する。そして第2のテストの際2ビツトカウンタ
ー100からのパルスをアツプ・ダウンカウンタ
ー160の異なるステージにふりわけることによ
り第2のテストでの計測時間の際のパルスに重み
づけを行う。リード181,188そして189
にはフリツプフロツプ183,185及び187
から仮決定された額面を指示する信号が印加され
ている。例えば、リード189に信号が現われる
とすると、ANDゲート126,127,128
及び129が2ビツトカウンター100のAND
ゲート106,104,105及び103から到
来するパルスを通過させる。ANDゲート12
6,127,128及び129はORゲート13
4,130,133及び132に夫々接続されて
おり、2ビツトカウンター100への4つのクロ
ツクパルスの期間にカウンター160の内容を29
だけ減少させる。それは次の理由による。リード
114上のパルスの入力させるANDゲート12
6の出力はORゲート134の入力に接続され、
ORゲート134からのパルスはカウンタ160
の24ステージ165に接続されている。同様にし
てリード112上のパルスはカウンター160の
20ステージ161に、リード113上のパルスは
カウンター160の23ステージ164、そしてリ
ード111上のパルスはカウンター160の22
テージ163に入力される。即ち4つのクロツク
パルスに対しカウンター160は24、20、23、22
をカウントダウンモードで計数し29=24+20+23
+22だけ減少する。これは前述の表で示された額
面Zの場合のサイクルステツプである。 同様に、リード188上に信号がある時、即ち
額面Yと仮決定された場合はクロツクパルスはカ
ウンター166の23ステージ164、22ステージ
163、23ステージ164及び20ステージ161
に順次入力され、4つのクロツクパルスにより21
=23+22+23+20だけカウンター160はその内
容が減少される。第1のテストで額面Xと仮決定
されリード181上に信号がある時は、ANDゲ
ート21が付勢されリード46からのクロツクパ
ルスを通過し、ORゲートの出力リード137上
に出力パルスを生じさせる。リード137はカウ
ンター160の22ステージ163に接続されてい
る。従つて、この場合全てのクロツクパルスは22
ステージ163に入力され、カウンター160は
4つのクロツクパルスで16=22+22+22+22をカ
ウントダウンされる。 カウンター160の下位ステージ161,16
2,163及び164の一部の詳細が第3b図に
示されている。初め、ここに示されるフリツプフ
ロツプ411,421,431及び441の全て
がゼロ状態にリセツトされていると仮定する。即
ち、リード417,427,437、及び447
各々はハイルベルにある。カウンターの内容は
0000である。リード175がハイレベルに維持さ
れ同時にパルスが論理回路からのリード135に
生じている時、フリツプフロツプ411の状態は
1に変り、それからその出力信号がリード416
に現われる。ANDゲート422,432及び4
42のいずれも又はANDゲート423,433
及び443のいずれも付勢されていないから、他
のフリツプフロツプ421,431及び441は
付勢されずトリガーされない。ANDゲート42
2への入力であるリード175と416からの信
号が同時に存在するとANDゲート432への信
号は伝達される。又、その信号はORゲート42
4を経て次段のカウンターステージ162のフリ
ツプフロツプ421の付勢ゲートへと伝達され
る。もし、それから別なパルスがリード135に
生ずると、それはフリツプフロツプ411を直接
トリガーしそしてORゲート420を経由してフ
リツプフロツプ421をトリガーすることができ
る。ANDゲート422はもはや付勢されず、従
つてフリツプフロツプ421はリード135上の
その後到来するパルスによつてトリガーされるこ
とはない。アツプカウントの際は上位のステージ
各々はゲート422,432及び442のグルー
プのANDゲートで付勢され全ての下位ステージ
は1状態にある時次のパルスでトリガーされ、ダ
ウンカウントの際はリード176のダウンカウン
ト信号、ANDゲート423,433及び433
そしてフリツプフロツプ出力リード417,42
7及び437を用いて類似の方法で動作すること
が理解されよう。 第2の実施例(第4図と第5図) 第4図に示す本発明の第2の実施例であるコイ
ン識別装置300は、第1の実施例であるコイン
識別装置10と似た構成であり、同一の構成部分
には同一の符号が付されている。 センサー66と67の両方が遮蔽されていない
場合又はセンサー66だけが遮蔽されていない場
合、ANDゲート33と34とはいかなる信号も
出力しない。センサー66と67の両方が遮蔽さ
れるとANDゲート33の両入力に信号が印加さ
れリード37上に信号ABを出力する。センサー
66が遮蔽されなくなると直ちに信号ABは終端
する。それと同時に、ANDゲート34は信号AB
をリード38上に出力する。信号ABはセンサー
66に続いてセンサー67も遮蔽されなくなつた
時終端する。 コインテスト期間中クロツクパルスは所定の周
期でクロツクパルス発生器340からリード34
1を経由して分周器310へと与えられる。第5
図に見られるように、分周器310はフリツプフ
ロツプ321,322,323,324及び32
5を連鎖状に構成したものである。リード341
からのクロツクパルスは第1のフリツプフロツプ
321の入力に印加され、その2つの出力に交互
にパルスを出力する。フリツプフロツプ321の
一方の出力は分周器出力リード311に接続さ
れ、他はフリツプフロツプ322の入力に接続さ
れている。同様に、フリツプフロツプ322Bの
一方の出力は出力リード312にそして他はフリ
ツプフロツプ323の入力へと接続されている。
フリツプフロツプ323の一方の出力は出力リー
ド313へそして他はフリツプフロツプ324の
入力へと接続されている。フリツプフロツプ32
4の一方の出力は出力リード314へそして他は
フリツプフロツプ325の入力に接続されてい
る。フリツプフロツプ325の一方の出力は出力
リード315へ接続されそして他の使用されてい
ない。結果として、フリツプフロツプ311の入
力に印加された25パルス毎に分周器リード31
1,312,313,314及び315に24
23、22、21そして20の時間的にずれたパルスが生
ずる。 リード37上の出力信号は論理回路320
のORゲート350の入力に印加される。論理回
路320のANDゲート331〜338は信号が
ORゲート350の出力、リード188又はリー
ド189で受信された時に分周器310からのパ
ルスをゲートするためのマトリツクスからなる。
ANDゲート331〜338の出力は全てORゲー
ト355の入力に接続されている。 ORゲート350の出力での信号はANDゲート
331の一方の入力に印加され、分周器出力リー
ド311からのパルスはANDゲートの他方の入
力に印加されている。ANDゲート331の出力
は、信号ABの期間において25個のクロツクパル
ス毎に24個のパルスの列である(25を2で分周し
たもの)。後述するようにリード188と189
には信号はないから、ORゲート355からの論
理回路出力リード356上のパルスはANDゲー
ト331からのパルスと同じ割合で現われる。こ
れらのパルスは2進アツプ・ダウンカウンター3
60のパルス入力に直接印加される。信号ABが
同時にカウンター360のアツプカウント入力リ
ード175に印加される。その結果、両センサー
66と67とが遮蔽されている期間に25クロツク
パルス毎にカウンターは24だけアツプカウントさ
れる。 カウンターの上位ステージ366〜371の
各々はデコーダ180と190の両方に接続され
ている。第1のデコーダ180は両センサー66
と67の遮蔽される期間の測定との関連で用いら
れる。カウンター360の上位ステージ366〜
371に蓄積された計数値が所定の許容誤差範囲
で所与の額面X,Y又はZの許容コインについて
のものと等しくなると、フリツプフロツプ18
2,184又は186がセツトされる。しかし、
対応しているフリツプフロツプ183,185又
は187は、その関連のフリツプフロツプ18
2,184又は186が出力信号を出している間
にANDゲート33からの信号ABがフリツプフロ
ツプ183,185、そして187のリセツト入
力から除去されていないならばセツトされない。
信号がフリツプフロツプ183,185及び
187のいずれか1つのセツト入力に信号が与え
られている間にそれらのフリツプフロツプのリセ
ツト入力から除去された時、そのフリツプフロツ
プはセツトされ被検コインが指示された額面につ
いてのコインとして第1のテストに合格したこと
を記録する。 ANDゲート34がセンサー66からの信号及
びセンサー67からインバータ32で反転された
信号をその両入力に受けた時、リード38上の出
力信号Aがリード176を介してアツプ・ダウ
ンカウンター360のダウンカウント端子に印加
され、カウンター360は論理回路320からリ
ード356上のその後のクロツクパルス列をカウ
ントダウンする。 コイン額面X,Y又はZのいずれか1つについ
て第1の計測値で許容できる場合、リード18
1,188又は189の1により関連する額面に
ついてその被検コインが許容され得る可能性があ
ることを示す信号を論理回路320に印加する。 リード181,188及び189の各々の信号
はANDゲート331〜338のいずれかに接続
される。ただしリード188と189の場合は直
接にそしてリード181の場合はORゲート35
0を介して関接的にである。マトリツクスにおけ
るANDゲートの位置は、第1の計測時間の際の
単位時間当りのパルス数対第2の計測時間の際の
単位時間当りのパルス数の所望の比を得るよう選
ばれている。コイン額面Xを示す信号がリード1
81に生ずると、ANDゲート331は付勢され
25クロツクパルスを意味する単位時間毎に24パル
ス(16パルス)がその出力に現らわれ、そして
ORゲート355及びリード356を経由してア
ツプ・ダウンカウンター360のパルス入力に向
けられる。コイン額面Yを示す信号がリード18
8に生ずると、ANDゲート332,333及び
334が付勢され、単位時間当り24、22そして20
の割合で時間的にずれたパルスを通過させて単位
時間毎に21個のパルスをカウンター360に与え
る。コイン額面Zを示す信号がリード189に生
ずると、ANDゲート335,336,337及
び338が付勢され、単位時間毎に24、23、22
び20の割合で時間的にずれたパルスを通過させて
単位時間毎に29個のパルスをカウンター360に
与える。信号ABの期間中にリード181,18
8及び189のいずれにも信号がない場合、即ち
被検コインが第1のテストによつて額面X,Y又
はZのいずれのものでもないということが決定さ
れたことを意味する場合、この期間中論理回路3
20によりカウンター360にはパルスは与えら
れない。 論理回路320は、第1のテスト後のカウンタ
ー360の計数値内容が第2のテスト後には所定
の許容誤差範囲においてある固定値この例ではゼ
ロになるよう構成されている。デコーダ190の
働きは第1の実施例の場合と同じである。 第3の実施例 本発明のコイン識別装置では、コインセンサー
はコイン加速器又は減速器中又はコイン移動方向
についてその下流に置かれる。第3の実施例では
リニアモータ又は推進器480を用いている。推
進器480は本装置で用いられる非磁性で電気的
導電性のコインを加速するために使用される。推
進器480は通常の環状構造のモータのステータ
を直線構状にしたものである。第6図に例示され
ているように、推進器480は2つの直列接続コ
イル対からなり、第1の直列接続コイル対はコイ
ル482と484そして第2の直列接続コイル対
はコイル486と488とからなる。コイルはコ
ア490の極片492〜495の周りに巻かれて
いる。低リラクタンス磁気部材498がコイント
ラツク499に関し推進器480と反対側に置か
れ、コイン通路を横切る均一な磁界を発生させて
いる。 移動磁界を発生させるためには、隣接磁界が位
相シフトしていることが必要である。第6図は、
隣接コア間の位相が90゜シフトさせているよう回
路を例示する。コイル482と484の第1の直
列接続において、コイル482と484は逆極性
の磁界を発生する巻回方向に巻かれている。第2
の直列接続も同様である。 第1と第2の直列接続コイル対はANDゲート
502と504を介して周期的に変化する電流例
えばチヨツプされたD.C.又は単一位相交流電流
源500に接続されている。ANDゲート502
と504とは開始制御回路506からの信号で制
御されている。キヤパシター508は2つの直列
接続コイル対の間に90゜の位相シフトを与えるた
めのものである。これにより移動磁界が発生され
ることが理解されよう。 一定のコイン・テストを行うため、推進器48
0は推進器電流波形の同じ固定点で付勢すること
が望ましい。このようにすれば加速作用はコイン
が推進器の磁界に最初さらされた時点がいいかに
かかわらない。ゼロ交差検出器509は推進器電
流が所定の方向にゼロを横切る点を検出する。検
出器509はコイル付勢時点を決めるのに用いら
れる。 第7図には、リニアーモータタイプの推進器4
80を用いた特に導電性で非磁性体コインに適し
たコイン識別装置を示す。入口スロツト512か
らこの装置に入つたコインは垂直に入口曲路部5
14に落下してその速度のほとんどを失う。コイ
ルが到来センサー516を通過すると、コインの
到来が検出され増幅器518を介して開始制御装
置520が付勢される。装置520は少しの時間
遅延後に推進器480を励磁する。到来センサー
516を通過後、コインはコイン支持トラツク上
に落下する。支持トラツクは約0.5゜〜5.0゜の傾
きを有する短い頭部分524とそれに続く同様の
傾きをもつた長い主部分があるよう設計されてい
る。コインは頭部分524上に落下し傾きによつ
て後方(図面では左方向)へ転動し壁528によ
つて停止されそこで静止する。推進器は投入コイ
ンが静止してしまうに十分な時間だけその付勢が
遅延されるようにされている。推進器が付勢され
ると、もしコインが導電性で且つ非強磁性体であ
るならばトラツク522に沿つて移動し傾いた頭
部分524を転動して登りそれから主部分526
に転り落ちる。コインへの移動力はコインに誘起
された渦電流によつて生ずる。その渦電流は関連
する磁界を発生する。コインへの加速力そしてそ
の速度はコインの受容比によつて決定される。 コインが推進器を通り抜ける位置にセンサーを
配置することも可能であるが、本実施例ではセン
サーは推進器480の加速領域内に置かれてい
る。2つの離間した光感知装置532と533が
センサーとして用いられている。センサー532
と533は回路550に接続されている。この回
路は先の実施例においてセンサー66,67に接
続されている回路であることができる。 この実施例では先の2つの実施例と同じ検出そ
して計数技術と装置を用いているが、加速又は減
速場内にセンサー532と533とが位置してい
る時は先の実施例に関して述べられた簡単な数式
は適用できない。故に、最適なセンサー位置と第
1と第2のテストでの計数値との間の比は経験的
に決められる。 推進器のようなコインを加速する手段を用いた
装置の変形としたただ一つのセンサーを用いて構
成することもできる。推進器は既知の位置例えば
第7図の壁528とトラツク522と同様のトラ
ツク上の壁による静止位置での既知の速度(例え
ばゼロ)からコインの特性に依存する方法でコイ
ンを加速する。コインはトラツクに沿つて移動し
例えばセンサー532又はセンサー533の位置
にするセンサーを通過する。出発点とセンサーと
の間のコインの平均速度に依存した時間期間と弦
長と速度の関数に依存した時間期間が計測され
る。静止コインの加速開始からセンサーの遮蔽迄
の時間期間そしてセンサーを遮蔽している時間期
間がこの目的のために特に適当である。 第4実施例 本発明の第4の実施例としてのコイン識別装置
600が第8図に示されている。先の実施例と同
じ回路構成部には同じ符号が付されている。 コイン・テストを通してクロツクは所定の固定
された周期、例えば3MHzでクロツク発生器64
0からリード641を経て6ビツトカウンター6
10へと送られる。このカウンターは10進法で64
の計数に等価な6ビツトの容量を有する。カウン
ター610の容量が満たされるとそこからの出力
がアツプ・ダウンカウンター660の2゜入力ス
テージ661に印加される。 アツプ・ダウンカウンター660がカウントア
ツプしている時間の間、6ビツトカウンター61
0は論理回路620により所定の数値例えば30に
プリセツトされる。従つて34個のクロツクパルス
がくると6ビツトカウンター610はその容量が
満杯となり出力パルスを発生する。出力パルス即
ちオーバフロー信号はアツプ・ダウンカウンター
660に入力される。オーバフローで6ビツトカ
ウンター610は自動的にクリアーされ論理回路
620からのリード611〜616上の信号によ
り30にプリセツトされ更に計数し続ける。従つ
て、カウントアツプ期間の終りでのアツプ・ダウ
ンカウンター660の内容は6ビツトカウンター
610に供給される3MHzパルスの総数の1/34に
なるであろう。 カウントアツプ期間の終了時点でのアツプ・ダ
ウンカウンター660の計数値内容により被検コ
インについて仮決定を行い、それにより第1の時
間期間T1(カウントアツプ)に対する第2の時
間期間T2(カウントダウン)の予測比を設定す
る。被検コインについてのこの予測比は6ビツト
カウンター610がプリセツトされる数値を決定
する。例えば、もし所与のコイン額面に関する
T1の値が0.68秒でT2が0.90秒でありそしてアツプ
カウント時のプリセツト値は30であるとすると、
その額面での予測比はT1/T2=34/45である。
アツプカウントとダウンカウント期間にカウンタ
ー620に与えられるパルス数は同じくなるよう
にするには、6ビツトカウンターのプリセツト値
は2つの期間においてクロツク装置640により
与えられるパルス数の差を補償するように決めら
れなければならない。アツプカウント期間におけ
るプリセツト値は64−34=30であるからダウンカ
ウント期間のプリセツト値は64−45=19であるべ
きである。被検コインの真贋性と額面は、もしア
ツプ・ダウンカウンター660の内容がゼロにな
つたら決定される。 アツプ・ダウンカウンター660をクリアする
信号そしてアツプカウント期間とダウンカウント
期間を規定する信号はリード37,178及び3
8,176によりアツプ・ダウンカウンター66
0に与えられる。リード37aは信号を論理回路
620に与え、第1の時間期間の際6ビツトカウ
ンター610のプリセツトが所望のプリセツト値
例えば32になるようにしている。第2の時間期間
の際、リード181,188又は189のいずれ
か1つの信号はその期間について6ビツトカウン
ターを所望のプリセツト値となるようにする。リ
ード181,188又は189のどれに信号が生
ずるかは第1の時間期間の終了時における仮決定
に依存する。 各カウント期間の終了時にアツプ・ダウンカウ
ンター660の内容はデコーダ180と190と
に伝達され、記憶された標準値と比較される。デ
コーダ180と190及び後続の回路の構成・動
作は第1図と第4図に関連して先に説明したもの
と同様の回路である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例であるコイン識
別装置の回路構成を示すブロツク図、第2図は、
第1の実施例の装置におけるトラツクとセンサー
配置を幾つかのコインの外形と共に示す図、第3
a図は、第1の実施例の装置における2ビツトカ
ウンターと論理回路の詳細を示す回路図、第3b
図は、第1の実施例の装置におけるアツプ・ダウ
ンカウンターの下位ステージの詳細を示す回路
図、第4図は、本発明の第2の実施例であるコイ
ン識別装置の回路構成を示すブロツク図、第5図
は、第2の実施例の装置の分周器と論理回路の詳
細を示す回路図、第6図は、本発明の第3の実施
例のコイン識別装置で用いられるリニアーモータ
コイン推進器の構成を例示する図、第7図は、第
3の実施例としてのコイン識別装置のセンサー配
置、電気回路及びコイン推進器を示す構成図、及
び第8図は、本発明の第4の実施例であるコイン
識別装置の構成を示すブロツク図である。 〔主要部分の符号の説明〕、第1の計測値を得
る手段……66,67,33,160、仮決定す
る手段……180,183,185,187、第
2の計測値を得る手段……66,67,34,1
20,160、最終決定を行う手段……190。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の額面に関し被検査コインの額面と真贋
    性を識別する方法であつて、 被検査コインについての第1の測定を行い該第
    1の測定結果を表わす第1の値を発生し、 該発生された第1の値が、該複数の額面のうち
    のどの額面に関して、該第1の測定についての所
    定の許容誤差内にあるかを決定してその額面を認
    定し、 額面ごとに該第1の測定と固有の数値関係にあ
    るところの第2の測定を該被検査コインについて
    行い該第2の測定結果を表わす第2の値を発生
    し、 該発生された第2の値が、該発生された第1の
    値に対し該固有の数値関係についての所定の許容
    誤差内で該認定された額面についての該固有の数
    値関係にあるかを決定することからなるコイン識
    別方法。
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