JPS586191B2 - 自動販売機の硬貨受入装置 - Google Patents

自動販売機の硬貨受入装置

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JPS586191B2
JPS586191B2 JP4626276A JP4626276A JPS586191B2 JP S586191 B2 JPS586191 B2 JP S586191B2 JP 4626276 A JP4626276 A JP 4626276A JP 4626276 A JP4626276 A JP 4626276A JP S586191 B2 JPS586191 B2 JP S586191B2
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flip
coins
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Nippon Koinko KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動販売機の硬貨受入装置に関する。
自動販売機の硬貨受入装置は、投入された硬貨の正偽を
検査し、正貨のみを正確に受入れるようになっていなけ
ればならない。
硬貨の検査を行うために、差動トランス型の電子式硬貨
検出器を用いる方法がすでに提案されている。
この電子式硬貨検出器は通過する硬貨に応答して検出波
形を生ずるもので、硬貨検査回路においてこの検出波形
のピークレベルなどを検査し、投入された硬貨が正貨で
あるか或いは偽貨であるかを判断する。
検査精度を上げるためには、複数の硬貨性状(たとえば
材質、表面模様形状、あるいは硬貨径など)に関して夫
々検査を行いそれらの検査結果がすべて正しい場合に投
入された硬貨が正貨であると判断するようにすることが
望ましい。
この場合各々の硬貨性状に対応してそれぞれ電子式硬貨
検出器を設け、これらの電子式硬貨検出器を硬貨検査通
路に沿って順番に配設する。
従来は、各硬貨検出器から得た各種硬貨性状に関する検
出波形を検査判別した結果を各種硬貨性状別に夫々別々
に記憶し、これらの記憶出力の論理積に基づいて正貨で
あるか或いは偽貨であるかを最終的に決定するようにし
ていた。
従って、従来の方式では検査すべき硬貨性状の種類がふ
えるに伴ってその数だけ記憶回路を多数必要としていた
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、硬貨検査回
路における硬貨検査結果を記憶する記憶回路の数を減ら
すことができるようにしたものである。
本発明によれば、ひとつの硬貨に関して検査すべき硬貨
性状の数がいかに多種類となった場合でも、たった一つ
の記憶回路を用いるだけで足りる。
その単一の記憶回路には、今、検査した硬貨性状が偽貨
のものである場合にのみ信号を記憶させる。
従って硬貨検査通路に沿って順番に配設された各硬貨検
出器から硬貨の通過に伴って順番に出力される硬貨検出
波形に基づいて検査した各硬貨性状の検査結果が一つで
も偽貨のものである場合、前記単一の記憶回路に偽貨の
記憶がなされる。
またすべての硬貨性状に関する検査結果がすべて正貨の
ものである場合は前記単一の記憶回路に偽貨の記憶はな
されない。
こうして各種硬貨性状に関する一連の検査が終了したと
き、前記単一の記憶回路に信号が記憶されている場合は
投入硬貨が偽貨であることを表わし、信号が記憶されて
いない場合は投入硬貨が正貨であることを意味する。
本発明によれば各硬貨検出器に対する硬貨の通過に応答
してステップが進められる一種の計数回路よりなる順序
制御回路によって前記単一の記憶回路に対する各硬貨性
状記憶結果の記憶タイミングが制御される。
以下、本発明を添附図面の一実施例に関して詳細に説明
しよう。
自動販売機の硬貨投入口(図示せず)から投入された硬
貨は硬貨検査通路(図示せず)に導かれこの硬貨検査通
路に沿って順番に配置された硬貨検出器10,11.1
2を夫々作動し、その後硬貨振り分け機構(図示せず)
に導かれる。
硬貨振り分け機構は受入ソレノイド13が付勢されたと
き、前記硬貨検査通路を通過して来た投入硬貨を正貨受
入通路に導き、受入ソレノイド13が消勢されている場
合は投入硬貨を返却通路に導くようになっている。
硬貨検査通路に順番に配設された3つの硬貨検出器10
,11.12のうち最初の段の硬貨検出器10は硬貨の
外径を検出するためのものである。
この硬貨径検出器10は一次コイルと二次コイルとから
なり、その磁界が通過硬貨の径面にほぼ直交するように
両コイルが配設されている。
従って硬貨径の大きさに対応したピークレベルを持つ検
出波形が硬貨検出器10の二次コイルから出力される。
後段の硬貨検出器11及び12はたとえば、特願昭47
−68111号明細書中に開示されたような差動トラン
ス型の硬貨検出器を用い、夫々異なる硬貨性状を検査す
るためのものである。
たとえば、一方の硬貨検出器11は硬貨の材質を検出し
、他方の検出器12は硬貨の表面模様形状を検出する。
このため一方の硬貨検出器11の一次コイルの励振周波
数f2を硬貨材質を検出しやすい周波数とし、他の検出
器12の一次コイルの励振周波数f3を硬貨表面模様形
状を検出しやすい周波数としている。
第1図において、発振器14は各硬貨検出器10〜12
の一次コイルに所定の励振周波数f,〜f3を供給する
ためのものであり、硬貨径検出器12は周波数f1が常
に供給されるようになっているが、硬貨検出器IL12
はライン15.16からの信号に応じて周波数f2,f
3の給電が切換えられるようになっている。
投入さえた硬貨が最ノ初の硬貨検出器10をほぼ通過し
終えると後述するインヒビットゲートを持つアンド回路
17からの信号がライン15に与えられ、これによって
発振器14からの周波数f2が硬貨検出器11の一次コ
イルに供給される。
次いで後述するインヒビットゲートを持つアンド回路1
8からの信号がライン15に与えられると引き続き周波
数f2が硬貨検出器11に与えられる。
硬貨が硬貨検出器11を通過し終えると後述するインヒ
ビットゲートを持つアンド回路19そして20からの信
号がライン16に与えられ、これによって発振器14か
ら周波数f3が硬貨検出器12の一次コイルに与えられ
る。
周波数f3が検出器12に供給されているとき周波数f
2は検出器12には供給されない。
基準電圧発生回路21は後述する比較器に対して基準電
圧を供給するためのもので、検出器10〜12に対する
周波数f1〜f3の供給に対応して発生基準電圧が切換
えられるようになっている。
硬貨径検出器10からの検出出力は検波増幅および位相
反転増幅器30に加わり、交流成分が除去されるととも
に硬貨の通過に応答して生じた負方向のピーク波形が正
方向のピーク波形に反転される。
この実施例では硬貨径検出器10がひとつの二次コイル
を持つトランス型の検出器であるので硬貨検出波形が谷
型の減衰波形として得られるから、これを増幅器30に
おいて山型の波形に反転するのである。
硬貨径検出器10の検出信号は増幅器30の出力ライン
31を径て比較器22,23に加わるとともに、オア回
路32を介してライン33に表われる。
従って、ライン31には第2図aに示すような硬貨径に
応答した検出波形10aが生じる。
差動トランス型の硬貨検出器11及び12、逆相直列接
続された2つの二次コイルが硬貨通路に沿って前後して
夫々配設されているので、硬貨検出器11.12からは
2つの二次コイルに対応して夫々2つの検出波形が順番
に得られる。
これらの検出信号は夫々検波増幅器34.35に加えら
れ、交流成分が除去されてオア回路32に入力される。
従って、オア回路32の出力ライン33には硬貨検査通
路を通過する一つの硬貨に応答して第2図dに示すよう
に硬貨径検出器10からの硬貨径検出波形10a,検出
器11からの硬貨材質検出波形11a,1lbおよび検
出器12からの硬貨表面模様形状検出波形12a,12
bが順番に表われる。
ライン33の検出波形12a〜12bは比較器24〜2
9に夫夫加えられ、各比較器24〜29に設定した基準
電圧レベルと比較される。
比較器22〜29は入力した硬貨検出波形のレベルがそ
の設定基準電圧レベルよりも高くなったとき信万111
を出力するものである。
比較器2223は硬貨径検出器10に硬貨が入ったこと
(つまり、硬貨検査通路に硬貨が入ったこと)を検出す
るもので、硬貨径検出波形10aの下位(底部付近)の
レベルが基準レベルe1?e2として設定されている。
第2図aに示すように比較器22の基準レベルe1は比
較器23の基準レベルe2よりもいくぶん高い。
従って第2図bおよびCに示すように硬貨径検出波形1
0aに応答して比較器22および23から出力が生じる
比較器22,23と同様の働きをするものが比較器24
.25であり、夫々の基準レベルe3,e4は山型の硬
貨検出波形11a〜12bの底部付近のレベルであって
基準レベルe3の方がe4よりもいくぶん高い。
比較器22.23の基準レベルe1+e2は励振周波数
f,が硬貨径検出器10に供給されているときに基準電
圧発生回路21から与えられる。
比較器24.25の基準電圧レベルe3+e4は励振周
波数f2が検出器11に与えられているときおよび励振
周波数f3が検出器12に与えられているときに基準電
圧発生回路21から夫々与えられる。
従って硬貨径検出波形10aが発生しているときは基準
レベルe1,e2のみが与えられており、基準レベルe
3+64は与えられていない。
比較器26.27は10円硬貨に関する検出波形ピーク
レベルを検査するためのものである。
また比較器28.29は50円硬貨に関する検出波形ピ
ークレベルを検査するためのものである。
このほか、検査対象となる硬貨金種がふえればその数に
対応してピークレベル検出用の比較器が設けられるが、
ここでは特に図示していない。
比較器26および27の基準電圧レベルH1およびL1
および比較器28.29の基準電圧レベルH2,L2は
基準電圧発生回路21から夫々与えられるようになって
いる。
比較器26に設定する上限基準レベルH1は10円硬貨
検出波形のピークレベルの上限値を設定するものであり
、比較器27に設定した下限基準レベルL1は10円硬
貨検出波形のピークレベルの下限値を設定するものであ
る。
また比較器28の上限基準レベルH2は50円硬貨検出
波形のピークレベルの上限値を設定するものであり、比
較器29の基準レベルL2はそのピークレベルの下限値
を設定するものである。
各基準レベルH1,L1,H2,L2は硬貨が硬貨検出
器10,11.12の中を順番に通過するに伴ってその
検出器で検査すべき硬貨性状に応じた値に順番に切換え
られる。
10円硬貨に関する比較器26.27を例にとると、第
2図dにも示したように各種性状の検出波形に対応して
上限基準レベルH1と下限基準レベルL1が下記第1表
のように順次切換わる。
同様に50円硬貨に関する比較器28の上限基準レベル
H2と下限基準レベルL2も各硬貨性状の検出波形に対
応して3通りの値(en+el2,・・・・・・e16
)に順次切換わる。
比較器26〜29の基準レベルH1〜L2は基準電圧発
生回路21から発生される。
周波数f1のみが検出器10に与えられているときは基
準レベルH1〜L2としてレベルe5’e5jelll
el2が与えられる。
このとき前述の基準レベルe1,e2も与えられる。
励振周波数f2が硬貨検出器11に与えられるようにな
ると、基準レベルH1〜L2としてレベルe7+eg+
el31el4が夫々比較器26〜29に与えられる。
このとき前述の基準レベルe3,e4も与えられる。
励振周波数f3が硬貨検出器12に与えられるようにな
ると基準レベルH1〜L2としてレベルe9etoIe
l51el6が比較器26〜29に夫々与えられる。
基準レベルH1,L1またはH2,L2の値が順番に切
換わるので、複数種類(この例では3種類)の硬貨性状
に関する検出波形ピークレベルを検査する場合でもひと
つの金種につきひとつの窓回路、すなわち比較器26お
よび2Tあるいは比較器28および29があればよい。
第1図においてフリツプフロツプ36が10円硬貨に関
する硬貨性状を検査結果を記憶する単一の記憶回路であ
り、フリツプフロツプ37が50円硬貨に関する硬貨性
状を検査結果を記憶する単一の記憶回路である。
またフリツプフロツプ38,39.40およびインヒビ
ットゲートを持つアンド回路41,42.17,18,
19,20.43およびアンド回路44が硬貨の通過に
応答して検査ステップを進めるための計数回路である。
またオア回路45〜50は計数回路のステップを進める
あるいはステップを変化するための入力ゲ−トである。
なお第1図の実施例において使用されているフリツプフ
ロツプはすべてリセッg優先型の回路であり、セット入
力とリセット入力が優先する。
待機状態においてはフリップフロップ38〜40がすべ
てリセットされているので、全入力がインヒビットゲ一
トであるアンド回路41の出力は111であり、アンド
回路51が動作可能となっている。
またフリップフロップ36.37およびオア回路57を
介してフリップフロツプ58,59.60が夫々リセッ
トされている。
この待機状態において投入された硬貨が最初の硬貨検出
器10に入ると比較器22の出力によってアンド回路5
1の出力が11“となり、オア回路45を介してフリツ
プフロツプ38をセットする。
同時にオア回路61および62を介してフリップフロツ
プ63および64を夫々リセットする。
フリップフロツプ38がセットされるとアンド回路41
の出カは′o“となり、アンド回路42の出力が’1“
となる。
第2図eに示すようにアンド回路51の出力が立下ると
ともに第2図fに示すようにアンド回路42の出力が立
上る。
アンド回路42の出力が″1“のときオア回路65を介
してアンド回路66および67は動作可能となる。
このとき生じている硬貨径検出波形10aのピークレベ
ルが比較器26または28の上限基準レベルH1,H2
をこえた場合アンド回路66あるいは67の出力カ11
1となりオア回路68あるいは69を介してフリツプフ
ロツプ36あるいは37をセットする。
すなわち、このとき最初の検出波形10aのピークレベ
ルの上限に関する検査が行なわれる。
検出波形10aが基準レベルe2よりも下がると比較器
23の出力は“0”となり、インヒットゲートをもつア
ンド回路52の出力が91“となる。
アンド回路52の出力はオア回路70および71を介;
してインヒビットゲートを持つアンド回路72および7
3を動作可能にする。
検出波形10aのピークレベルが下限基準レベルL1あ
るいはL2をこえていない場合、比較器27あるいは2
9の出力はゝゝ0“でありフリツプフロツプ59あるい
は61はセットされていない。
基準レベルL1またはL2をこえれば比較器27または
29の出力が1となるのでフリツプフロツプ59または
60がセットされている。
従って、偽貨の場合アンド回路72,73のインヒビッ
トゲートに加わるフリツプフロツプ59.60の出力は
ゝ0“でありアンド回路72.73の出力が1となって
フリツプフロツプ36または37にセット人力ゝ1“を
加える。
すなわち、第2図gに示すようにアンド回路52の出力
が111となったとき硬貨径検出波形10aに関するピ
ークレベルの検査が終了し、そのピークレベルが上限基
準レベルH1,H2と下限基準レベルL1,L2との間
にあるとき、つまりその硬貨径が正貨のものである場合
、フリツプフロツプ36または37はセットされていな
い。
たとえば、投入硬貨が10円正貨である場合はフリツプ
フロツプ36はセットされていない。
しかし50円に関するフリツプフロツプ37はセットさ
れている。
こうして50円硬貨の検査結果記憶フリツプフロツプ3
7には偽貨の記憶がなされてしまうので、以下の説明で
は10円硬貨に関するフリツプフロツプ36のみに関連
して説明する。
アンド回路52の出力′1“はオア回路46を介してフ
リツプフロツプ38をリセットし、オア回路47を介し
てフリツプフロツプ39をセットする。
同時にオア回路47を介してフリツプフロツプ63をセ
ットし、フリツプフロツプ64をセットする。
フリツプフロツプ63および64がセットされるとタイ
マ75および76の動作が開始する0タイマ75および
76は動作時間中は出力101でありその動作時間が終
了すると入力がゝ1“のとき出力が1■“となる。
このタイマに関しては後述する。
フリツプフロツプ39がセットされるとインヒビットゲ
一トをもつアンド回路17の出力が11“となりアンド
回路53が動作可能となる。
アンド回路53の他の入力にはインヒビットゲートをも
つアンド回路77の出力が加わる。
アンド回路77のひとつのインヒビットゲートには前記
比較器23の出力が加わる。
硬貨検出11からの硬貨検出波形11aによって比較器
24の出力はゝ1“となり、フリツプフロツプ58がセ
ットされ、その出力ゝ1“がアンド回路77に加わる。
波形11aのレベルが下の基準レベルe4よりも下がる
と比較器25の出力が90“となり、アンド回路7γの
インヒビットゲートに加わるので同回路77の出力が1
となり、アンド回路53の出力が′1“となる,アンド
回路53の出力1はオア回路57を介してフリツプフロ
ツプ58〜60をリセットし、オア回路3を介してフリ
ツプフロツプ38をセットする。
これにより、アンド回路18の出力が11“となる。
こうして第2図jに示すようにアンド回路18の出力が
″1“となると次の検査ステップに進みオア回路65を
介して66.67が動作可能きなる。
前述と同様に、硬貨材質検出波形11bのピークレベル
が上限基準レベルをこえると比較器26または28の出
力力い1“となるのでフリツプフロップ36または37
にセット人力“1“が加わる。
ヒ限基準レベルをこえなければフリツプフロツプ36ま
たは3Tはセットされない。
検出波形1lbのレベルが基準レベルe4よりも下がる
と前述と同様に第2図iに示すようにアンド回路7γの
出力力い1“となりアンド回路54の出力が91“とな
る。
これによりオア回路70,71を介してアンド回路72
.73が動作可能となり、前述と同様にピークレベルの
下限を検査した結果が,フリツプフロツプ59.60に
記憶されているので、この結果をフリツプフロツプ36
および37のセット入力側に加える。
こうして硬貨検出波形1lbのピークレベルが上限基準
レベルe7と下限基準レベルe8の間にあるときはフリ
ツプフロツプ36はセットされない。
また前述のように、いったんセットされた50円硬貨に
関するフリツプフロツプ37はセットされたままである
アンド回路54の出力によりオア回路46を介してフリ
ツプフロツプ38がリセットされ、オア回路48を介し
てフリツプフ田ンプ39もリセットされ、オア回路49
を介してフリツプフ田ンプ40がセットされる。
従って、今度はアンド回路19が11“となる。
アンド回路19が出力11“となっている期間は硬貨検
出器12の検出波形12aが生じている期間にほぼ相当
する。
検出波形12aのレベルが基準レベルe4よりも下がる
と、アンド回路77の出力によりアンド回路55の出力
がい1“となり、オア回路45を介してフリツプフロツ
プ38がセットされる。
これにより今度はアンド回路20の出力が″1“となり
次の検査ステップに進められろ。
アンド回路20の出力がXX1のとき、オア回路65を
介してオア回路66,67が動作可能となり、このとき
硬貨表面模様形状検出波形12bのピークレベルが上限
基準レベルを越えたか否かを検査する。
またこのとき、同検出波形12bのピークレベルが下限
基準レベルよりも上であるかあるいは下であるかに関す
る検査結果はフリツプフロツプ59および60に記憶さ
れている。
従って、検出波形12bの終わりでアンド回路77の出
力い1“となり、アンド回路56の出力がゝ1“となる
とオア回路70,71およびアンド回路72,73を介
してフリツプフロツプ59,60の記憶内容がフリツプ
フロツプ36.37に与えられる。
この時点で3つの硬貨性状に関する検査はすべて終了す
る。
すなわち、硬貨性状がひとっでも偽貨のものである場合
フリツプフロツプ36および37に信ザ1“が記憶され
ている。
たとえば投入硬貨が10円正貨である場合、フリツプフ
ロツプ36の出力は第2図mに示すパルスが加つったあ
との時点でゝO“であり、50円硬貨に関するフリツプ
フロツプ37の出力は111である。
従って、フリツプフロツプ36の出力をインヒビットゲ
一トに加えたアンド回路78の出力が11“であり、フ
リツプフロツプ37の出力をインヒビットゲートに加え
たアンド回路79の出力は101である。
第2図mに示すアンド回路56の出力はオア回路46を
介してフリツプフロツプ48をリセットし、オア回路4
7を介してフリツプフロツプ39をセットする。
従って、インヒビットゲートをもつアンド回路43の出
力が91“となり、アンド回路80および81が動作可
能となる。
このとき最終的な検査結果がアンド回路78および79
からアンド回路80および81に与えられており、■貨
検査信@X1がアンド回路82または83およびオア回
路84に与えられる。
枚数制御部851与えられた正貨枚数を計数し、一回の
投入行為における受入枚数総額を制御する。
普通は正貨が杉査された場合、枚数制御部の出力ライン
86が信万111となりアンド回路82および83を動
作用能にする。
正貨が検出されなかった場合はライン86の信号はOで
ある。
このようにして10円正貨検出パルスは10円投入金額
計数部87に力えられ、また50円正貨検出パルスは5
0円硬貨投入金額計数部89に与えられ、そこで投入枚
数つまり受入枚数が計数される。
またアンド回路82または83の正貨受入信号はオア回
路88を介してフリツプフロツプ90をセットし、この
フリツプフロツプ90のセット出力によって受入ソレノ
イド13を付勢する。
この受入ソレノイド13の付勢によって今検査された投
入硬貨は硬貨受入通路の方に機械的に振り分けられる。
なお、検査結果が偽貨であった場合は受入ソレノイド1
3は付勢されないので投入硬貨は硬貨返却通路の方に機
械的に振り分けられる。
つまり偽貨の場合は、第2図nに示すアンド回路43の
出力のタイミングでインヒビットゲートをもつアンド回
路91の出力が1となり(ライン86の出力がゝ0“で
あるから)、このアンド回路91の出力によってフリツ
プフロツプ90をリセットし、受入ソレノイド13が付
勢されないようにする。
こうして検査が終了するとオア回路88,またはアンド
回路91の出力がオア回路92に加わり、このオア回路
92の出力がオア回路46,48.50を介してフリツ
プフロツプ38〜40をリセットし、待機状態に戻す。
なお、先に投入された硬貨が未だ硬貨検査通路を通過中
であり、いずれかの硬貨検出器によって検査されている
ときに引き続いて投入された別の硬貨が硬貨検査通路に
入ってしまい、いずれかの硬貨検出器を作動した場合、
つまり二重投入が生じた場合、二枚の硬貨に関する検査
結果がフリツプフロツプ36または37に与えられるこ
とになるので正確な正偽判断ができなくなる。
そこでこの実施例では上述のように硬貨が二重投入され
た場合に、装置をリセットして二重に投入された硬貨を
すべて返却するように構成している。
この点について説明すると、先に投入された硬貨が硬貨
検出器11または12のどちらかに入っているときアン
ド回路17〜20のいずれかに信号′1“が生じている
のでオア回路93の出力が91“となっている。
このとき二重投入の形で次の硬貨が投入された場合、比
較器23の出力力い1“となりこの信号がアンド回路9
4に加わる。
アンド回路94の他の入力にはオア回路93の出力が加
わっているので、アンド回路94の出力が91“となり
、オア回M45,47.49を介してフリツプフロツプ
38〜40をすべてセットする。
従って、アンド回路44の出力力鶴1“となり、アンド
回路96の条件が成立し、オア回路61を介してフリツ
プフロツプ63をリセットする。
従って、二重投入のときはアンド回路51〜56には出
力が生じず、アンド回路95の出力のみが信ザゝ1“と
なる。
二重投入による最後の硬貨が最初の硬貨検出器10を通
り過ぎるとアンド回路95の出力は10′となるので、
アンド回路44の出力ゝ1“およびタイマ75の出力ゝ
0“により、インヒビットゲートを持つアンド回路96
の出力ゝ1“がオア回路74を介してフリツプフロツプ
63をセットする。
これにより、タイマ75の動作が開始される。
タイマ75の動作時間T1が終了するとタイマ75の出
力が′1“となり、アンド回路97の出力がゝ1“とな
る。
これによりオア回路61を介してフリツプフロツプ63
がリセットされ、同時にオア回路46,48.50を介
してフリツプフロツプ38〜40がすべてリセットされ
、待機状態となる。
タイマ75の動作時間T1は投入された硬貨がすべての
硬貨検出器10〜12を通過し終える時間と少くとも同
じ程度の時間となるように設定される。
従って、二重投入された最後の硬貨が完全に最終段の硬
貨検出器12を通過し終えた後にタイマ75の動作時間
が終了しフリツプフロツプ38〜40がリセットされる
またこの実施例では、正貨が正常な形で(二重投入では
なく)続けて投入された場合、受入ソレノイド13を付
勢し続けて行くように構成し、ソレノイドの頻繁な付勢
、消勢の繰り返しを防止するようにした機能を設けてあ
る。
タイマT6の動作時間T2は最初の検出波形10aの終
わりでフリツプフロツプ64がセットされたときから硬
貨が最後の検出器12を通過し終えるまでの時間よりも
長く、かつ硬貨が振り分け機構(ソレノイド13の位置
)に達するまでの時間よりも短い時間に設定されている
従って、正貨が続いて投入された場合、クイマ76の動
作時間が終わる前に、回路88からの硬貨受入パルスに
よってオア回路62を介してフリツプフロツプ64がリ
セットされるのでアンド回路98の条件は成立しない。
これによりソレノイド付勢用のフリツプフロツプ90は
セットされたままになるので受入ソレノイド13は付勢
され続ける。
従って投入された正貨が正貨受入通路に次々と受入れら
れる。
偽貨が正貨の次に投入された場合は、アンド回路98の
条件が成立するのでこのときアンド回路99の条件も成
立するとオア回路100を介してフリツプフロツプ90
がリセットされる。
また偽貨の場合はアンド回路91の出力によってオア回
路100を介してフリツプフロツプ90がリセットされ
る。
このように正貨の次に偽貨が投入された場合はその偽貨
が硬貨振り分け機構に到達する前に、受入ソレノイド1
3が消勢されるようになっており、これに対して正貨の
次に引き続いて正貨が投入された場合はフリツプフロツ
プ90の出力によって受入ソレノイド13が付勢され続
ける。
従って受入ソレノイド13の頻繁な付勢、消勢の繰り返
しが防止シされるので、振り分け機構の機構部分の消耗
あるいは疲労などを防止することができ、耐久性を増す
ことができる。
なお受入ソレノイド13に断線が発生した場合は断線検
出信号Sがアンド回路101および102に与えられア
ンド回路99およびアンド回路52の出力がアンド回路
101および102,さらにオア回路103を介して検
出動作停止制御回路104を作動させる。
これによって硬貨受入装置の受入機能が停止され故障の
表示がなされる。
以上説明したように本発明によれば、検査対象となる硬
貨性状の種類が増えても単一の検査結果記憶回路を用い
るだけでよいので回路構成を簡単化することができる利
点がある。
同時に簡単な回.路構成でありながら多くの硬貨性状を
併せて検査することができるので検査精度を高めること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図の装置の1動作例を示すタイミングチャートであ
る。 10,11.12・・・・・・電子式硬貨検出器、22
〜29・・・・・・比較器、36,37・・・・・・検
査結果記憶用(偽貨記憶)フリツプフロツプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硬貨検査通路に沿って順番に配設され、該通路を通
    過する硬貨に応答して硬貨検出波形信号を順番に発生す
    る複数の硬貨検出器と、前記各硬貨検出波形のピークレ
    ベルと所定の上限基準レベル及び下限基準レベルとを比
    較する比較部と、この比較部の比較結果にもとづいて前
    記ピークレベルが前記上限基準レベルと下限基準レベル
    の間に入らない場合にのみ記憶がセットされる記憶回路
    と、前記硬貨がすべての硬貨検出器を通過し終えたとき
    に、前記記憶回路がセットされている場合は該硬貨の受
    入を禁止するが該記憶回路がセットされていない場合は
    該硬貨を正貨として受入れる受入制御部とを具え、前記
    硬貨検出器の何れかの出力にもとづいて前記記憶回路が
    一旦セットされた場合は偽貨とみなすようにした自動販
    売機の硬貨受入装置。
JP4626276A 1976-04-08 1976-04-23 自動販売機の硬貨受入装置 Expired JPS586191B2 (ja)

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