JPS6231906B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6231906B2
JPS6231906B2 JP26953985A JP26953985A JPS6231906B2 JP S6231906 B2 JPS6231906 B2 JP S6231906B2 JP 26953985 A JP26953985 A JP 26953985A JP 26953985 A JP26953985 A JP 26953985A JP S6231906 B2 JPS6231906 B2 JP S6231906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nrrl
medium
mycobacterium
steroids
falutium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP26953985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61205480A (ja
Inventor
Jenu Bopucha Maaru
Burenda Bigusu Kyandeisu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pharmacia and Upjohn Co
Original Assignee
Upjohn Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Upjohn Co filed Critical Upjohn Co
Publication of JPS61205480A publication Critical patent/JPS61205480A/ja
Publication of JPS6231906B2 publication Critical patent/JPS6231906B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J1/00Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen, not substituted in position 17 beta by a carbon atom, e.g. estrane, androstane
    • C07J1/0003Androstane derivatives
    • C07J1/0011Androstane derivatives substituted in position 17 by a keto group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P33/00Preparation of steroids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P33/00Preparation of steroids
    • C12P33/005Degradation of the lateral chains at position 17

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 微生物によるステロイド類の転化は広く研究さ
れ、記録されてきた。明らかに最初のこのような
研究は、1937年のベリヒテ(Ber)70巻740頁と
同70巻2079頁におけるマリモ(Mamoli)及びヴ
エルセローネ(Vercellone)によるものであつ
た。彼らは酵母醗酵による17−ケトステロイドの
17β−ヒドロキシステロイドへの還元を明らかに
した。これ以後にピーターソン(Peterson)及び
マレー(Murray)がカビのリゾプス・ニグリカ
ンス(Rhizopus nigricans)によるプロゲステロ
ンの11α−ヒドロキシル化を明らかにしている。
合衆国特許第2602769号(1952年)を参照。更に
最近ではクレーキー(Kraychy)等が合衆国特許
第3684657号(1972年)で、17−アルキル側鎖中
に少なくとも8個の炭素を含有するステロイドを
ミコバクテリウム・スペシーズNRRL B−3683
によつて発酵させてアンドロスト−4−エン−
3・17−ジオン、アンドロスト−1・4−ジエン
−3・17−ジオン、及び20α−ヒドロキシメチル
−プレグナ−1・4−ジエン−3−オンをつくる
ことによる、ステロイドの17−アルキルの選択的
微生物減成を明らかにしている。もつと最近で
は、合衆国特許第3759791号(1973年)でマーシ
エツク(Marsheck)等が、17−アキル側鎖中に
少なくとも8個の炭素を含有するコレクタ又はス
チグマスタン系のステロイドを、ミコバクテリウ
ム・バカエ(Mycobacterium vaccae)として特
徴づけられるミコバクテリウム・スペシーズ
NRRL B−3805で発酵させることによる、アン
ドロスト−4−エン−3・17−ジオンの選択的微
生物製造を明らかにしている。
本発明は2〜10個の炭素原子の17−アルキル側
鎖をもつステロイド類を選択的に減成させ発酵液
中にアンドロスト−4−エン−3・17−ジオン
(以下ADと称する)を蓄積する能力によつて特徴
づけられる突然変異株に関する。この突然変異株
は、本明細書で明らかにされた突然変異手順又は
その他の突然変異手順を使用してミコバクテリウ
ム属の微生物から得られる。
本明細書中に特定的に例示されているものは、
2〜10個の炭素原子の17−アルキル鎖をもつステ
ロイド類をADへ選択的に減成させるのに用いら
れる新規な突然変異株の微生物ミコバクテリウ
ム・フオルトウイツム(Mycobacterium
fortuitum)、NRRL B−11045である。適当なス
テロイド基質の例はシトステロール、コレステロ
ール、スチグマステロール、カンペステロール
等、2〜10個の炭素原子の17−アルキル側鎖をも
つステロイド類である。これらのステロイド基質
は純粋な形又は粗製型でありうる。
微生物 2〜10個の炭素原子の17−アルキル側鎖をもつ
ステロイド類を選択的に減成し発酵液中にADを
蓄積する能力によつて特徴づけられる突然変異株
は、ミコバクテリウム属に属している微生物から
つくられる。ミコバクテリウム・フオルトウイツ
ムATCC6842を本明細書で明らかにされたとおり
に突然変異させると、新規実験室的突然変異株の
微生物を生ずる。
1974年度ATCCカタログはATCC6842の掲載の
ほか次のものを明らかにしている。「ジエー・シ
ー・クルス(J.C.Cruz)、2寒性膿瘍、Acta
Med.Rio de Janeiro 1巻1頁(1936年)。培地
90 37C」。エム・フオルトウイツムATCC 6842
はステロールを小分子量の化合物、例えばCO2
H2Oへ非選択的に分解する。このためこの微生物
は選択的ステロイド減成微生物として適していな
い。
ニトロソグアニジンを使用するエム・フオルト
ウイツムATCC6842の突然変異化は、2〜10個の
炭素原子の17−アルキル側鎖をもつステロイド類
を選択的に減成してADをつくるような新規突然
変異株の生成をもたらす。この突然変異株の微生
物は、これが永久収集物として寄託されている合
衆国イリノイ州ピオリアの合衆国農務省北部地域
研究所で、受入れ番号NRRL B−11045を与えら
れた。この微生物は二次培養基は、こゝに要求す
ればこの寄託機関から自由に入手できる。この培
養基を入手できることが、政府決定により題目付
証書を以つて授与された特許権を損じて本発明を
実施できるというライセンスを構成するものでは
ないことが理解されるべきである。この突然変異
種は日本においては受託番号第4112号で工業技術
院微生物工業研究所に保管寄託されている。本願
が特許出願公告された後では同所より自由に分譲
を受けることができる。
本発明の微生物は、上に論じられている合衆国
特許第3759791号で明らかにされたミコバクテリ
ウム・スペシーズNRRL B−3805から区別され
た。NRRL B−3805はミコバクテリウム・バカ
エの全般的特徴をもつており、これは本発明のエ
ム・フオルトウイツムとははつきりと異なつてい
る。これらの微生物の比較についてはバーギー
(Bergey)のマニアル オブ デタミネテブ ベ
クテリオロジイ(Manual of Determinative
Bacteriology)第8版、ウイリアムス・アンド・
ウイルキンス社(1974年)の695〜6頁を参照の
こと。
エム・フオルトウイツムNRRL B−11045の形
態及び薬剤感受性は、親株エム・フオルトウイツ
ムATCC 6842のそれらとは区別できない。エ
ム・フオルトウイツムはアクチノマイセタレス
(Actinomycetales)目のミコバクテリアセアエ
(Mycobacteriaceae)族に属する抗酸性、非自動
性、胞子非形成性の杆菌である。ラニヨンの分類
(Runyon、E.H.1959.Med.Clin、North America
43巻273頁)によると、エム・フオルトウイツム
は非色素生産性群のミコバクテリウムである。
すなわち比較的簡単な培地上で低温で急速に生育
し、色素を含まない集落をつくる。
エム・フオルトウイツムATCC6842とエム・フ
オルトウイツムNRRL B−11045は、ステロイド
分子への作用において明瞭に区別できる。上に明
らかにされるように、エム・フオルトウイツム
ATCC6842はステロイドの非選択的減成微生物で
あるが、一方エム・フオルムウイツムNRRL B
−11045は選択的減成微成物である。エム・フオ
ルトウイツムNRRL B−11045のこの性質は、本
明細書で明らかにされているとおりこれを非常に
有用なものとする。
エム・フオルトウイツムATCC6842を突然変異
化して突然変異株を与え、次にこれを再び突然変
異させてエム・フオルトウイツムNRRL B−
11045を得ることは、ニトロソグアニジン使用に
より達成された、手順の詳細は下に記載されてい
る。本明細書で明らかにされた突然変異及び転化
手順がミコバクテリウムについて詳細に述べてあ
るが、本明細書で明らかにされているように他の
属の微生物によつても類似の又は同等な手順が使
用できることは理解されるべきである。
転化方法 本発明の選択的転化は、培養期中に培養基へ選
ばれたステロイド基質を加えるか、又は接種に先
立つて栄養培地中へこれを取入れることによつ
て、エム・フオルトウイツムNRRL B−11045の
生育培養基中で実施できる。ステロイドは単独で
又は他のステロイドと組合わせて加えることがで
きる。培養基中のステロイドの好ましいが限定的
でない濃度範囲は、リツトル当り約0.1ないし約
100gである。培養基を炭素源、例えば同化でき
る炭水化物及び窒素源、例えば同化できる窒素化
合物又は蛋白質材料を含有する栄養培地中で生育
させる。好ましい炭素源はブドウ糖、黒砂糖、庶
糖、グリセロール、殿粉、トウモロコシ殿粉、乳
糖、デキストリン、糖蜜等を包含する。好ましい
窒素源はコーンスチープリカー、酵母、固型乳を
加えた自己分解醸造酵母、大豆粉、棉実粉、コー
ンミール、固型乳、カゼインの〓液消化物、魚
粉、デイスチラーズソリツド、動物ペプトン液、
肉と骨の砕片、アンモニウム塩類等を包含する。
これらの炭素及び窒素源の組合わせを使用するの
が有利である。痕跡量の金属例えば亜鉛、マグネ
シウム、マンガン、コバルト、鉄等は発酵培地に
加える必要がない。というのは、培地の滅菌前に
培地成分として水道水及び未精製の成分を用いる
からである。
転化方法は約72時間ないし15日又はそれ以上の
範囲になりうる。培養温度は約25℃ないし約37℃
の範囲でありうるが、NRRL B−11045に対して
は30℃が好ましい。微生物の生育を促進し、こう
して転化方法の有効性を高めるため、内容物に滅
菌された空気を通じ、曝気させる。
シリカゲル板(イー・メルク、ダルムシユタツ
ト)及び2:3容量比の酢酸エチル−シクロヘキ
サンからなる溶媒系を使用する薄層クロマトグラ
フイで立証されるとおりに転化方法の終了時に、
望んでいる転化ステロイドはこの技術に周知の手
段によつて回収される。例えば発酵液と菌体を含
めた発酵(転化)反応混合物を、ステロイド用の
水と混ざらない有機溶媒で抽出される。適当な溶
媒はジクロロメタン(好ましい)、塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、
トリクロロエチレン、エーテル、酢酸アミル、ベ
ンゼン等である。
その代わりに、発酵液と菌体をまず慣用方法、
例えばろ過又は遠心分離によつて分離し、次いで
別々に適当な溶媒で抽出する。菌体を水と混ざる
溶媒又は水と混ざらない溶媒で抽出できる。菌体
を含まない発酵液を水と混ざらない溶液で抽出で
きる。
抽出液を珪藻土に通してろ過し、ろ液を乾固す
るまで真空蒸留する。望んでいる転化ステロイド
を含有する生じた残留物を最少量の酢酸エチル−
シクロヘキサン(20:80)に溶解できる。この溶
液をシリカゲル上のクロマトグラフイにかけるこ
とができる。ADは酢酸エチル−クロロホルム
(15:85)の溶媒系での溶離によつてシリカゲル
から分離できる。次に溶媒蒸発とヘキサンからの
再結晶によつて化合物を別個の物として単離でき
る。
本発明の転化方法の望んでいる生成物は、既知
のステロイド中間体ADである。この化合物は有
用なステロイドホルモンの合成における中間体と
して有用である。例えばADは、合衆国特許第
2143453号、第2253798、第2264888号及び第
2356154号で明らかにされた方法に従つてテスト
ステロンをつくるのに使用できる。
以下の実施例は本発明方法と生成物の例示であ
るが、限定的に考えられてはならない。他に注意
がなければ、百分率はすべて重量により、また溶
媒混合物の割合はすべて容量による。
実施例 1 エム・フオルトウイツムATCC6842からの突然
変異株エム・フオルトウイツムNRRL B−
11045の調製 (a) ニトロソグアニジンによる突然変異の発生 エム・フオルトウイツムATCC6842の菌体を
28℃で次の無菌的種菌培地中で生育させる。
栄養培養液(デイフコ) 8g/ 酵母液 1g/ グリセロール 5g/ 蒸留水 1とするに十分な量 1N NaOHでPHを7.0に調整してから121℃で
20分滅菌する。
菌体をml当り約5×108の密度まで生育さ
せ、遠心分離によつてペレツト化し、次に同じ
容量の無菌的な0.1Mくえん酸ナトリウム(PH
5.6)で洗う。洗つた菌体を同容量のくえん酸
緩衝液中に再懸濁し、試料を滴定(菌体計数)
のために除き、ニトロソグアニジンを50μg/
mlの最終濃度まで添加する。菌体懸濁液を37℃
の水浴中で30分培養し、このあと試料を滴定用
に再び除き、残りを遠心分離にかけ、同容量の
無菌的0.1M燐酸カリウム(PH7.0)で洗う。最
後に菌体を次のものからなるが炭素源を含まな
い無菌的最少塩培地中に再懸濁する。
NH4NO3 1.0g/ K2HPO4 0.25g/ MgSO4・7H2O 0.25g/ NaCl 0.005g/ FeSO4・7H2O 0.001g/ 蒸留水 1とする量 1N NClでPHを7.0に調整してから121℃で20
分滅菌する。次に菌体をプレート上に播いて突
然変異株を選定する。
(b) 選定と単離 上記のように突然変異を起した菌体を希釈
し、以下からなる培地(フレーザー
(Fraser)及びジエレル(Jerrel)、1963年、J.
Biol.Chem.205巻291〜295頁から変性)を含有
するプレート上に広げる。
グリセロール 10.0g/ K2HPO4 0.5g/ NH4Cl 1.0g/ MgSO4・7H2O 0.5g/ FeCl3・6H2O 0.05g/ 蒸留水 1とする量 寒天(15g/)を加え、培地を121℃で30
分オートクレーブにかけ、次いで無菌的なペト
リ皿に注ぐ。
この培地上の生育は、突然変異発生手順によ
つてつくられる大抵の栄養的自家栄養体を排除
する。例えば化学的に定義された培地上で生育
するためにビタミン類、生長因子等を必要とす
るような培養基は排除される。28℃で約7日培
養後、生ずる集落を突然変異株の選定に適した
試験プレートへ複製し、次いでグリセロールを
基盤とする培地を含む対照プレートへ逆複製す
る。試験プレートはピーターソン・ジー・イー
(Peterson、G.E.)、エツチ・エル・ルイス
(H.L.Lewis)及びジエー・アール・デービス
(J.R.Davis)、1962年、「コレステロール及びそ
の他の水に不溶の炭素源の寒天培地中における
均一分散液の調製」、J.Lipid Research3巻275
〜276頁に記載のとおりにつくられる。これら
のプレート中の最少塩培地は実施例1の(a)部で
述べたとおりである。寒天(15g/)及びシ
トステロール又はアンドロステンジオン
(AD)のような適当な炭素源(1.0g/)を
加え、生ずる懸濁液を121℃で30分オートクレ
ーブにかける。無菌の熱した混合物を無菌のブ
レンダー容器に注ぎ、数分間配合し、次に無菌
のペトロ皿に注ぐ。この手順で発泡が問題にな
りがちであるが、これは混合物が熱い時に配合
することと溶融寒天プレート表面に焔をあてる
ことによつて減少できる。このやり方で水に不
溶な炭素源の均一分散液が得られ、非常に均質
であるが不透明の寒天プレートの調製が容易と
なる。
対照プレート上に生育するがADを唯一の炭
素源として含有する試験プレート上では生育す
るとしてもわずかしか生育を示さないような集
落を、栄養寒天培地上の画線接種によつて精製
する。28℃で生育後、個々のクロンを無菌的に
つまようじで栄溶寒天プレートから取り上げ、
ADを炭素源として含有するグリデツドプレー
トに接種することにより再試験する。親培養基
とは異なる表現型をまだ現わしている精製され
た単離物を振とうフラスコ中で評価する。
(c) 振とうフラスコによる評価 振とうフラスコ(500ml)は次の成分からな
る生物転化培地100mlを含有する。
グリセロール 10.0g/ K2HPO4 0.5g/ NH4Cl 1.0g/ MgSO4・7H2O 0.5g/ FeCl3・6H2O 0.05g/ 蒸留水 1とする量 大豆粉(1g/)を培地に配合し、次にシ
トステロール(10g/)も培地に配合する。
フラスコを121℃で30分オートクレーブにかけ
てから、28℃に冷却し、次に以下のとおりにつ
くられる種菌生育物10mlを接種する。
(b)部からの精製された単離物を28℃で寒天斜
面培地上に生育させる。斜面培地から取つた菌
体ひとすくいを使用して、次の成分からなる無
菌的種菌培地100mlを含有する500mlフラスコに
接種する。
栄養培養液(デイフコ) 8g/ 酵母エキス 1g/ グリセロール 5g/ 蒸留水 1とする量 1N NaOHでPHを7.0に調整してから、フラス
コを121℃で20分オートクレーブにかける。種
菌フラスコを28℃で72時間培養する。
上に明らかにされたように、種菌生育物10ml
を使用して、無菌の転化培地100mlを含有する
各々の500mlフラスコを接種する。フラスコを
回転振とう機上で28゜〜30℃で培養し、種々の
間隔で試料採取を行なう。10mlの試料を取り出
し、3倍容量の塩化メチレンと一緒に振とうし
て抽出する。抽出液の少量ずつを、シリカゲル
及び上記溶媒系すなわち2:3容量化の酢酸エ
チル−シクロヘキサン使用の薄層クロマトグラ
フイ、及び気液クロマトグラフイによつて分析
する。ADD及び少量のADが存在する証拠によ
り、親のエム・フオルトウイツムATCC6842か
らつくられる突然変異株によるシトステロール
の選択的減成が確認される。
(d) 突然変異株エム・フオルトウイツムNRRL
B−11045を得るための再突然変異化 ADを含有する寒天プレート上で非常に緩慢
に生育する上の突然変異株を、上に明らかなよ
うにされた突然変異手順にかけると、突然変異
化された菌体を生ずる。これらの菌体を上記の
(b)及び(c)部の手順にかけると、AD及び少量の
ADDを製造できる新規突然変異株ミコバクテ
リウム・フオルトウイツムNRRL B−11045を
生ずる。
参考例 1 シトステロールのADへの転化 使用培地は実施例1(c)と同じである。この培地
は、121℃で30分オートクレーブにかけることに
よつて減菌され、次にこれを30℃に冷却してか
ら、実施例1(c)で述べたとおりにつくられる突然
変異株ミコバクテリウムのエム・フオルトウイツ
ムNRRL B−11045の種菌培養基10部を接種す
る。水面下の生育を促進するためかきまぜなが
ら、接種混合物を30℃で336時間培養する。培養
後、混合物をジクロロメタンで抽出する。抽出液
を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を真空蒸
留によつて除去する。生ずる残留物を最少量の酢
酸エチル−シクロヘキサン(20:80)中に溶解す
る。この溶液をシリカゲル上のクロマトグラフイ
にかける。アンドロスト−4−エン−3・17−ジ
オン及び少量のアンドロスタ−1・4−ジエン−
3・17−ジオン(約8:1の比)の存在は、薄層
クロマトグラフイによつて示される。これらの化
合物は、酢酸エチル−クロロホルム(15:85)の
溶媒系での溶離によつてシリカゲルから分離され
る。次に化合物は溶媒蒸発とヘキサンからの再結
晶によつて単離される。
参考例 2 参考例1でシトステロールの代わりにコレステ
ロールを使用して、主要量のAD及び少量のADD
が得られる。
参考例 3 参考例1でシトステロールの代わりにスチグマ
ステロールを使用して、主要量のAD及び少量の
ADDが得られる。
参考例 4 参考例1でシトステロールの代わりにカンペス
テロールを使用して、主要量のAD及び少量の
ADDが得られる。
参考例 5 参考例1〜4でシトステロールのほかに、又は
シトステロールの代わりにステロイド類の任意の
ものの組合せを加えることによつて、主要量の
AD及び少量のADDが得られる。
参考例 6 実施例1でミコバクテリウム・フオルトウイツ
ムATCC6842の代わりにアースロバクター、バチ
ルス、ブレヴイバクテリウム、コリネバクテリウ
ム、ミクロバクテリウム、ノカルデイア、プロト
アミノバクター、セラテイア及びストレプトミセ
スの属からの微生物を使用して、2〜10個の炭素
原子の17−アルキル側鎖をもつステロイドを選択
的に減成し、発酵液中に圧倒的にADを蓄積する
能力によつて特徴づけれる。突然変異株の微生物
が得られる。
参考例 7 参考例1〜5でエム・フオルトウイツムNRRL
B−11045の代わりに参考例6で得られる突然変
異株を使用して、主要量のADと少量のADDが得
られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 17−アルキル側鎖中に2〜10個の炭素原子を
    含有するステロイドを選択的にアンドロスト−4
    −エン−3・17−ジオンに減成させる能力により
    ミコバクテリウムフオルトウイツムATCC6842と
    区別されることを特徴とする新規突然変異株ミコ
    バクテリウムフオルトウイツムNRRL B−
    11045。
JP26953985A 1976-10-22 1985-12-02 新規微生物 Granted JPS61205480A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US73507576A 1976-10-22 1976-10-22
US735075 2003-12-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61205480A JPS61205480A (ja) 1986-09-11
JPS6231906B2 true JPS6231906B2 (ja) 1987-07-10

Family

ID=24954263

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12302577A Granted JPS5356389A (en) 1976-10-22 1977-10-15 Compostion of substance and method
JP26953985A Granted JPS61205480A (ja) 1976-10-22 1985-12-02 新規微生物

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12302577A Granted JPS5356389A (en) 1976-10-22 1977-10-15 Compostion of substance and method

Country Status (3)

Country Link
JP (2) JPS5356389A (ja)
DE (1) DE2746383A1 (ja)
NL (1) NL189865C (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4293646A (en) * 1978-08-07 1981-10-06 The Upjohn Company Composition of matter and process

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL6513718A (ja) * 1965-10-22 1967-04-24
US3684657A (en) * 1970-05-11 1972-08-15 Searle & Co Selective microbiological degradation of steroidal 17-alkyls
US3759791A (en) * 1970-12-10 1973-09-18 Searle & Co Selective microbiological preparation of androst-4-ene-3,17-dione
DE2703645C3 (de) * 1976-03-01 1981-11-12 The Upjohn Co., 49001 Kalamazoo, Mich. Verfahren zur Herstellung eines Gemischs aus Androsta-1,4-dien-3,17-dion und Androst-4-en-3,17-dion

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61205480A (ja) 1986-09-11
JPS6117478B2 (ja) 1986-05-07
JPS5356389A (en) 1978-05-22
DE2746383A1 (de) 1978-04-27
NL189865C (nl) 1993-08-16
NL189865B (nl) 1993-03-16
NL7711087A (nl) 1978-04-25
DE2746383C2 (ja) 1987-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4035236A (en) Process for preparing 9α-hydroxyandrostenedione
US4029549A (en) Process of producing 9α-hydroxy-3-ketobisnorchol-4-en-22-oic with mycobacterium fortuitum
US4293645A (en) Process for preparing androsta-1,4-diene-3,17-dione and androst-4-ene-3,17-dione
JPH022395A (ja) 9α―ヒドロキシ―17―ケトステロイドの微生物学的製法
US4293644A (en) Process for preparing androst-4-ene-3,17-dione
US4062729A (en) Microbial transformation of steroids
US4039381A (en) Composition of matter and process
JPS6141547B2 (ja)
US4042459A (en) Composition of matter and process
US4358538A (en) Mycobacterium fortuitum mutant
US4345030A (en) Microorganism mutant conversion of sterols to androsta-4-ene-3,17-dione
US4304860A (en) Process for the microbial transformation of steroids
EP0008214B1 (en) Microorganisms and their use in producing androst-4-ene-3,17-dione
JPS6231906B2 (ja)
US4345033A (en) Mycobacterium fortuitum mutant
US4097335A (en) Microbial transformation of steroids
US4329432A (en) Mycobacterium fortuitum strain
US4211841A (en) Process for microbial transformation of steroids
US4177106A (en) Process for preparing 3aα-H-4α-[3'-propanol]-7aβ-methylhexahydro-1,5-indanedione hemiketal
US4062880A (en) 9α-Hydroxy-bis-nor-cholanic acid
US4176123A (en) Steroid intermediates
JPS608120B2 (ja) 微生物による化合物の製法
JPH0157960B2 (ja)
US4345034A (en) Mycobacterium fortuitum mutant
US4443541A (en) Process for preparing an indenedione and a mycobacterium culture therefor