JPS6231676Y2 - - Google Patents

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JPS6231676Y2
JPS6231676Y2 JP1981121011U JP12101181U JPS6231676Y2 JP S6231676 Y2 JPS6231676 Y2 JP S6231676Y2 JP 1981121011 U JP1981121011 U JP 1981121011U JP 12101181 U JP12101181 U JP 12101181U JP S6231676 Y2 JPS6231676 Y2 JP S6231676Y2
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JP
Japan
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vibration
motors
internal gear
pumps
outer periphery
Prior art date
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JP1981121011U
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JPS5825844U (ja
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧ピストンポンプ・モータ、ベーン
ポンプ・モータおよび内接ギヤポンプ・モータと
いつた高圧ポンプ・モータのシリンダバレル、カ
ムリングおよびインターナルギヤといつた円筒状
の振動部品の改良に関する。
従来これらシリンダバレル、カムリングおよび
インターナルギヤは一般に強靭性、耐摩耗性等を
要求されるため、硬度の高い焼入鋼を使用する場
合が多い。かかる硬度の高い焼入鋼は一般に固有
振動数が高く、またこれら円筒状部品は薄肉リン
グ形状をしているため、繰返し力(交番力)を受
けた場合に固体振動をし易い形状をしており、伝
達アドミタンス(交番力が振動に変換される割
合)が高い。そこでかかる固体振動がさまざまな
経路を経てポンプ表面部品に伝わり空気振動即ち
騒音に変換される。かかる油圧ポンプの振動・騒
音低減法は従来この交番力を小さくすることが試
みられたが、十分に油圧ポンプの振動・騒音を減
少させることができなかつた。
本考案は交番力が直接作用する(まずはじめに
作用する)部品の固有振動数を下げかつその部品
に防振効果を持たせることにより、油圧ポンプの
振動・騒音の低減を図るものであり、このため
に、円筒状の振動部品の外周または端面の一部に
吸音効果の高い、または弾性が高い防振材を一体
的に固着したものである。かかる防振材が一体的
に固着されたシリンダバレル、カムリングおよび
インターナルギヤは、同一の交番力に対し、振動
しにくくなり(伝達アドミタンスが下がり)固有
振動数が下がるものとなつた。これによりこれら
振動部品を内装した油圧ポンプの振動・騒音は大
幅に低下するものとなつた。
次に本考案の実施例につき、図面を参照して説
明すると、第1図に示す内接ギヤポンプ・モータ
のインターナルギヤ1の側面3にみぞ4が切ら
れ、これに吸振性(吸音効果)の高い鋳物リング
または弾性体2が圧入またはロー付けによつて固
着されている。鋳物リングまたは弾性体3はイン
ターナルギヤ1に三方を包み込まれているので、
加工精度を要するが、最も防振効果が高く、かつ
安定した形状であるため固着した部材が外れるこ
とがなく長寿命である。しかしながら、第2図に
示すようにインターナルギヤ11の外周6縁部に
溝5を設け、第1図と同じ鋳物リングまたは弾性
体3を圧入またはロー付けにより固着してもよ
い。さらには第3図に示すようにインターナルギ
ヤ12の外周16にみぞ7を設け、ピストンリン
グ状にされた吸振性の高い鋳物リングまたは弾性
体8がロー付けまたは圧入により固着されてもよ
い。いずれの場合にも、内接ギヤポンプ・モータ
においては交番力が直接はじめに作用する部品は
ピニオンシヤフト(図示せず)とインターナルギ
ヤである。実施例ではピニオンシヤフトの外側で
より振動しやすいインターナルギヤ1,11,1
2の端面3,3または外周6,16の一部に防振
材である吸振性(吸音効果)の高い鋳物リングま
たは弾性体2,2,8,8を一体的に固着したの
で、インターナルギヤの固有振動数を下げるもの
となつた。即ち同一の交番力(繰返し力)に対し
てインターナルギヤは振動しにくくなり(伝達ア
ドミタンスが下がり)固有振動数が下がり、防振
効果をもつものとなつた。このためポンプの振動
が押えられ、かつ固有振動がさまざまな経路を経
てポンプ表面部品に伝わり、空気振動即ち騒音を
発することも抑制される。実験では第1図の実施
例により32cc/revの内接ギヤーポンプで10〜
300kgf/cm2の作動領域で2dB(A)から5dB
(A)の騒音低下がみられた。
実施例と類似のリング形状をした油圧ベーンポ
ンプ・モータのカムリングにも実施例と同様に、
その端面または外周の一部に吸振性(防音効果)
の高い鋳物リングまたは弾性体を一体的に固着し
て実施例と同様な効果をあげうることは明らかで
ある。さらに油圧ピストンポンプ・モータの円筒
状のシリンダバレルにおいても同様にその端面ま
たは外周に本考案が実施できることは明らかであ
る。
以上のように本考案は円筒状の振動部品の外周
または端面の一部に吸音効果の高い、または弾性
が高い防振材を一体的に固着したので前記振動部
品は同一の交番力に対して振動しにくくなり(伝
達アドミタンスが下がり)固有振動数が下がるも
のとなり、これら振動部品を内装した油圧ポンプ
の振動・騒音は大幅に低下するものとなつた。し
かも、本案では従来品と形状を変える必要がない
ので、安価に簡単に実施できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である油圧内接ギヤポ
ンプ・モータのインターナルギヤのイ側面図とロ
断面図、第2図と第3図とは第1図とは異る実施
例であるインターナルギヤの第1図と同様なイ側
面図とロ断面図とをそれぞれ示す。 1・11・12……インターナルギヤ(円筒状
振動部品)、2・8……鋳物リングまたは弾性体
(防振材)、3……側面、6・16……外周。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧ピストンポンプ・モータ、ベーンポンプ・
    モータおよび内接ギヤポンプ・モータといつた高
    圧ポンプ・モータのシリンダバレル、カムリング
    およびインターナルギヤといつた円筒状の振動部
    品において、外周または端面の一部に吸音効果の
    高いまたは弾性が高い防振材を一体的に固着し
    た、高圧ポンプ・モータの振動部品。
JP12101181U 1981-08-17 1981-08-17 高圧ポンプ・モ−タの振動部品 Granted JPS5825844U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12101181U JPS5825844U (ja) 1981-08-17 1981-08-17 高圧ポンプ・モ−タの振動部品

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JP12101181U JPS5825844U (ja) 1981-08-17 1981-08-17 高圧ポンプ・モ−タの振動部品

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Publication Number Publication Date
JPS5825844U JPS5825844U (ja) 1983-02-18
JPS6231676Y2 true JPS6231676Y2 (ja) 1987-08-13

Family

ID=29914958

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12101181U Granted JPS5825844U (ja) 1981-08-17 1981-08-17 高圧ポンプ・モ−タの振動部品

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512324U (ja) * 1974-06-20 1976-01-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512324U (ja) * 1974-06-20 1976-01-09

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Publication number Publication date
JPS5825844U (ja) 1983-02-18

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